2016年12月31日土曜日

今年もいい一年でした!


大晦日ですね!!

僕は今日も仕事です!年末は全く休みませんでしたが、年始は今年は長めに、4〜10日まで一週間のお休みをいただきます。普通に、実家に帰ったりします。


今年はYAWP!backpackersオープン以来、初めての“一年を走りきった年”となりました。いろいろありましたが、なんだかんだで非常に充実した、とても楽しい一年でした。皆様のおかげです。どうもありがとうございます。


稼働率は、昨年(hostelworldへの登録以降)の平均85%から、今年は平均70%ほどに落ちてしまいましたので、経営の面では、決して素晴らしい一年だったとは言えません。しかし僕は、ちゃんとご飯を食べれています。業界が完全に飽和状態となり、赤字経営の宿だらけの中、ウチは今のところ、それなりに安定した利益を出せています。たぶん、この業界で僕より収入が多い方は、そんなにはいません。なので贅沢なことは言わず、今で充分にハッピーだと捉えます。

今後も業界の供給過多が進み、似たような調子で稼働率が落ちると、来年は平均55%とかになるかもしれませんね。3月にブッキングサイトの登録先を増やす予定なので、さすがに大丈夫だとは思いますが。稼働率は、上がらないまでも、今年の70%程度を維持出来れば充分だと思います。



ただ、プライベートの話なのですが、改めて考えてみたところ、今年の僕には“出会い”が全くなかったです。年間で800人近くのゲストをwelcomeしているというのに、おかしな話だと言われちゃいそうですが。細かく言うと、宿のゲスト、もしくは業界関係者、以外で今年に僕が知り合いになった方は一人もいません。

ゲストは、あくまでもゲストですからね。例えばfacebookの友達リクエストを僕からすることは一切ないですし(来たら基本的には承認しています)、携帯の番号等を交換することもないです。友人のように仲良くなることが、ほとんどですけどね。ババッっと咲いてパッと散る、ゲストとはそんな後腐れない関係の方が、僕は気持ちがいいのです。



それに夏の一ヵ月、秋の二週間の長期休みを除けば、僕はほぼ休み無しでブッ続けで働いていましたからねぇ。ローシーズンは月に三日ほどはテキトウに休みをとりましたが、それは常に平日でしたし、メンタル疲れで街に出る気も起きず家でノンビリばかり。そんな生活では、土日休みの世間一般の方々と鉢合うわけはなく。

そんな感じで新しい人間関係が生まれることがないのはもちろん、さらに考えてみると、これまで年に1〜2回程度は定期的に会っていた友人とも、今年は会っていない、というケースが多いのに気付きました。今年、僕がプライベートで会った(一緒に飲んだ、メシ食べた)友人って、5人くらいしかいないんじゃないでしょうか? 麻雀仲間の3人を除くと。


まぁ、もともと僕は友人関係にベタつかない性格ですし、メールや電話はおっくうなので誰に対しても全然しませんしね。博愛主義でもないので、面倒だと感じることには関わろうとしませんし、良好な関係を維持しようと努めることもないです。


しかしそれにしても、ここまで友人関係が稀薄になった年は、これまでになかったかもなぁ。う〜ん、まぁ仕方ない。プライベートの時間は、もはや無いようなもんですし。そんな仕事を選んだのは、自分ですし。残念なような、清々しいような、複雑な心境です。


こんな感じで、僕の人生、どんどん孤独になって行くんでしょうかねぇ。たくさんのゲストをwelcomeし、彼らと接し仲良くなることで、その孤独感は小刻みにかき消されますが。こうやってたまぁ〜に「孤独やわ〜」の波が押し寄せて来ますが、それは誰にでもあることですよね。


冒頭に「とても楽しい一年でした」と書いたくせに、なんだか湿っぽい文章になっちゃいました(笑)! とにかく皆さま、今年一年どうもありがとうございました、ということです!!


2017年もYAWP!backpackersを、どうぞよろしくお願いいたします!!

よいお年を!!!


YAWP!backpackers オーナー
タクロウ


毎晩、盛り上がっています!





2016年12月16日金曜日

キャンペーンを終えたので、総括する!


【2泊すると3泊目が無料!】キャンペーンは、昨日をもって終了いたしました。結論から先に申しますと、前回にもなんとなく書いた通り、“充分に成功した!”と言えると思います。今回は、YAWP!オープン以来初めての戦略的な仕掛けらしい仕掛けなので、ちゃんとデータを残しておこうと思います。



【宿泊者数】

12月 人数  無料泊数 実質人数
1日   5         5
2    5         5
3    7    4    3 
4   (休)
5   (休)
6   (休)
7    3         3
8    4         4
9    10   2    8
10   10   2    8
11   9    6    3
12   11   2    9
13   10   2    8
14   9    4    5
15   8    2    6
    
計    91  −24 = 67
     ↓         ↓
   稼働76%   実質稼働56%


期間の序盤はイマイチな集客でしたが、9日頃からの一週間は、フルかほぼフルの日が続き、賑やかでした。というか、3泊目を無料にしている以上、はじめ(&休み明け)の二日間にゲストが少ないのは当たり前ですよね。4〜6日に休みをとらなければ、もっと好調が続いていたのかもしれません。ちなみに、キャンペーンが終わって初日の今日の、宿泊者数は昨日と同じ、8人です。



【滞在日数と人数(期間内のみカウント)】
        
1泊:8人 
2泊:2人
3泊:14人
4泊:1人 
5泊;3人
6泊:3人

計 :31人  平均泊数 2.94


やはり、ちょうど3泊滞在したゲストが多いですね。3泊目が無料だと設定しているのですから、滞在を2泊にしたゲストは、そりゃ〜ほとんどいません。1泊分、もったいないですからね。

平均泊数は、思ったより長くないですね。1泊のゲストの内、4人はコロンビアから来たグループ(クラブワールドカップを観るため)で、彼らの存在が平均泊数を下げているというのはあります。



【総括】

キャンペーンの告知(11月26日)の時点で、12月前半の予約の入り状況は、11月と同じくらいか、それを下回るものでした。11月の全体稼働率が45%でしたので、それらを踏まえ、このままだと40%か、それ以下になると予想できました。

そこで今回、このような仕掛けをやってみたわけですが、結果は実質稼働率が56%ということで、40%を充分に上回ることができました。個人的には、50%を越えたら成功ということにしようと考えておりましたので、これには大満足です。

そして、こう言っては失礼かもしれませんが、ゲストの質というか、雰囲気というか、に影響があるかもと少々心配していたのですが、それは杞憂に終わりました。これまでの僕の旅人としての経験からこびり付いた感覚として、安すぎる宿にはヤンチャな旅人ばかり、というものがありましたが、そんなことはなかったです。いつもと特に変わらない、穏やかフレンドリーで、ナイスなゲストばかりでした。「安かったからここを選んだ」と言うゲストは、少なからずいましたけどね。一件、極めて自分勝手なゲストとのトラブルがありました(支払い前に好き放題したあげく、それを咎めると怒って出て行った)が、それは忘れます・・・。


12月の後半は、すでにフルの日がチラホラあり、悪くない予約状況なので、稼働は80%を越えそうです。前半が56%で、後半に80%越えすれば、月の全体稼働は70%に届くかもしれません。去年の12月は82%なので、それでもかなり落ちているんですけどね。11月の84%→45%に比べると、はるかにマシです。




・・・ところで、最近このブログで「稼働率が50%を越えないと、赤字です〜」的な記述が多いのを見て、友人の一人から「ていうか、何を基準に“赤字”としているの?」とのツッコミが入りました。そうですね、これは基準がはっきりしていないとわかりにくい話ですよね。まぁ僕は、これまでにも何度か、やんわりと書いているのですが・・・。

僕にとっての赤字か黒字かは、僕の月収が20万円を越えるかどうか、で線を引いています。20万円を越えなければ、赤字ということです。僕は個人事業主ですので、固定給というものは存在せずでして。僕の普段の生活っぷりでは、月収が20万円を下回ると、その月は貯金ができません。僕の住むアパートの家賃や、国民年金や健康保険等は、もちろんそこから出しています。

僕の月収の詳細を言うつもりはありませんが、稼働率等のデータを公表している以上、実は計算するとけっこう簡単に見抜かれてしまうんですよ(笑)。わざわざそんな面倒なことをする人は、いないと思いますが。


まぁ、ザックリとぶっちゃけると、ウチは客単価がだいたい一泊あたり2300円でして。それに月の泊数をかけると、それであっさり宿の月の売上げがわかります。そこにさらに副収入分が加算され、経費等を引けば、上記の通りに“(キャパ10計算で)稼働が50%=僕の月収が20万”になるわけです。キャパ10で50%ですから、ゲストの人数で表すと、一日あたりの平均が5人で、この数字になるということです。ここから稼働が10%上がると、月の泊数は30泊増えるということなので、30×2300で69000。つまり、+10%で僕の収入は、およそ+7万円だということです。

月によって経費に変化はありますし、もちろん休めば休んだ分だけ減りますしで、これはおおよその話なのですが。なので、仮に今月の稼働が70%になるならば、僕の月収は20+7×2で34万円、そこから休んだ三日間の分を引いて、だいたい30万ほどになるわけです。逆に、先月は稼働45%で、同じように計算すると、15万ほどになってしまいます(実際に、そんなもんでした)。

僕の過去の最高月収は、昨年8月。計312泊・稼働100%(キャパ10で計算すると)で、月収はおおよそ55万円だったわけです。一年以上前のことで、あまり憶えておりませんが。



このブログ、最近は「業界がヤバい!」「完全に供給過多!飽和状態!!」等といった、夢のない話ばかりですからね。たまには、こういうブッチャケもいいかと思いまして。しかしあくまでも、この最高月収は、昨年8月の話ですので。今年の僕の収入はガクっと大幅な前年比マイナスでして、なかなかヒドいもんです・・(涙)。月平均で、10万くらいは落ちているんじゃないかなぁ。それに、この数字はあくまで、ウチが持ちビルだからというのもあります。賃貸物件で、家賃に月20万とか吸い取られていたとしたら、この収入では僕は、確実に食えていません。


しかし“少なくとも、一度はいい時代があった”という意味では、僕はギリギリ、悪くない時期に開業したと言えるのかもしれません。




2016年12月13日火曜日

HOSTELWORLDのレビューについて③!


三連休、のんびりしました! 一日は映画&買い物のために街に出ましたが、残り二日は家でまったり。特に誕生日当日は一歩も外に出ず、ひたすらのんびりしました。そんな何もないながらも、穏やかで心地よい誕生日でしたが、観た映画が素晴らしかったので、そんな映画を観に誘える相手が独りもいないという現状を少し、寂しく思いました。平日はみんな働いていますしねぇ。恋人がいないのは僕にとってはデフォルトなので、それはかまわないのですが。


宿の方は、【2泊したら3泊目が無料!】キャンペーンの効果が確実に出ておりまして、この二週間の稼働率はおよそ75%(無料分を除くと55%)です。仮にキャンペーン無しだった場合に、どのくらいの稼働だったのかはわかりませんが。とにかく個人的には、この仕掛けは成功したと捉えております。長期泊のゲストばかりなので、“ゲスト同士の仲が良く、宿の雰囲気がいつも以上にいい”“僕の仕事的にも楽”という面においても、大きなプラスです。



さてさて先日、HOSTELWORLDのレビュー件数が、150件に到達いたしました。これまで、50件までに五ヵ月(昨年7月〜12月)、100件までにまた五ヵ月(12月〜今年5月)と安定したペースで来ましたが、101〜150件には七ヵ月を費やしました。しかしこの間は、6〜7月に一ヵ月の夏休みがあったり、9〜10月に二週間の秋休みがあったりしましたので、それらを踏まえると、ペース的にはさほど変わらずです。

前回、100件到達の際に僕は、分析記事の最後に
「けっこう疲れるので、150件ではやらないことにします。」
と書きました。ずっとそのつもりだったのですが、前述の通り今は仕事が楽(けっこうヒマ)なため気が変わり、時間もあるしまたやろうかな、と思いまして。前回特に面倒で、ウンザリ&後悔した項目は、やめてしまえばいいわけで。



というわけで、いろいろ分析します!!


【現状のレビュー採点平均】

      〈1〜50〉〈51〜100〉〈101〜150〉〈1〜150〉
①価格  :93.6     96.8  94.8  95.1
②セキュリ:91.2     93.6  92.4  92.4
③立地  :77.2     80.0  79.2  78.8
④スタッフ:95.6     96.8  93.2  95.2
⑤雰囲気 :93.2     95.6  96.4  95.1
⑥清潔さ :93.2     92.0  91.6  92.3
⑦施設  :92.4     93.6  91.2  92.4

7項目平均:90.9   92.6   91.3  91.6


51〜100件の間と比べて、⑤の雰囲気を除き、軒並み下がってしまいました(涙)。特に④のスタッフ評価が3点以上下がりまして・・・。僕の仕事っぷり、ゲストへの対応スタンス等は、オープン以来何も変わっていないんですけどねぇ(良くも悪くも)。カオスな時期も、この七ヵ月では9月上旬にあったくらいで、全体的には落ち着いていたのですが。

しかし、⑤の雰囲気への評価が上昇し続けていることは、すごく嬉しく思います。これも理由は、謎ですが(笑)。特に最近四ヵ月間は、雰囲気へのマイナス評価は一件もいただいていないです。低評価レビューの方も、雰囲気だけは10点を付けていることが多い。これはホント、超ハッピーですよ〜。

そして、⑥の清潔さが少しずつ落ち続けているのは、大きな反省材料です。ウチはいまや完全にワンオペで、掃除もすべて独りでやっておりますので、以前に比べれば仕事が甘くなっているのは事実だと思います。それに、以前よりもいろいろと物が増えて、ゴチャゴチャ度が増したというのもあります。“毎日最低1時間は掃除する!”のマイルールは、破っていないのですが。


①価格・②セキュリティー・③立地・⑦施設、については、僕は基本的に気にしないというスタンスですので、特に語ることもないです。




【月別の評価平均】

7月  95.5( 6 件)
8月  87.8(14件)
9月  92.3(14件)
10月   89.7(12件)
11月   91.4( 5 件)
12月   93.9(11件)
1月  93.8( 8 件)
2月  94.0( 3 件) 
3月  95.8(12件)
4月  89.2(20件)
5月  90.6( 7 件)
6月 100.0( 1 件)
7月  84.4( 5 件)
8月  90.7(13件)
9月  92.2(10件)
10月   91.3( 3 件)
11月   94.4( 5 件)


う〜ん、特に語ることはないかなぁ。今年の7月が極端に低いのは、1件、過去最低点数(57点)をいただいた影響です。それを除けば、7月の平均は92点くらいになります。




【レビュー点数あたりの件数】

    〈1〜50〉〈51〜100〉〈101〜150〉〈1〜150〉
57点:  0    0           1
60点:  0    0           0
63点:  0    0           0
66点:  1    0           1
69点:  3    1           4 
71点:  1    0           2 
74点:  3    0           4 
77点:  1    2           4 
80点:  0    1           4 
83点:  1    3           6 
86点:  3    3           9 
89点:  1    2           8 
91点:  4    8             21 
94点:  11     9           26 
97点:  10   12            26 
100点:   11     9      14       34 

平均 : 90.9   92.6    91.3   91.6
   
17ヵ月(150件)
平均値:91.6
中央値:94
最頻値:100


前述の過去最低点57点って、断トツで低いです(笑)。しかし、この七ヵ月は、100点満点をくれたゲストが14人もいたんですね(ありがとうございます)! ていうか、この57点の1件を除いた49件で計算すると、レビュー平均は92点でして、要はたった1件のレビューが、全体平均値を0.7点も押し下げたわけです。100点満点を一回頂戴すると、平均評価は0.2点弱上がりますので、0.7点って、100点満点4回分に値するんですよ・・・。4人からいただいた満点が、たった1人のレビューで帳消しになってしまう。すごく悲しいことです。



最後に、

【国籍別 分析】

        〈平均点〉〈レビュー件数〉
アメリカ   : 94.0   (29)
日本     : 91.3   (3)
イギリス   : 89.3   (21)
オーストラリア: 95.3   (12)
カナダ    : 90.8   (19)
ドイツ    : 85.9   (10)
台湾     : 85.7   (6)
フランス   : 91.4   (5)
ニュージーラン: 93.0   (5)
インドネシア : 84.7   (3)

他EU      : 92.6   (19)
他アジア   ; 92.8   (10)
中南米    : 93.1   (8)

欧米系全体  : 91.8  (120)
アジア系全体 : 89.6  (22)


この分析でおもしろいと思うのは、国籍ごとの平均点が、オープン以来ずっとほとんど変わっていないということです。僕は、国籍と人間性を関連づけることは基本的にはしない人間ですが、相性というのは確実にあるな、と考えております。実際に高評価をいただくことの多い、アメリカやオーストラリアからのゲストたちと僕は、とりわけ仲良くなることが多い印象です。特にオーストラリア人ゲストからは、スタッフの評価にマイナスが付いたことは、これまで一度もありません。



僕はクセのある性格ですので、好かれるor嫌われる、がハッキリ分かれます。なので、僕と性格的に噛み合ないゲストがときたま発生するのは想定内ですし、そういったゲストから低めのスタッフ評価をいただくのはまぁ、仕方ないことだと思っています。

そしてウチには、一泊の滞在のゲストで、夜遅くに着いて翌朝早くに出発する、という方がそれなりにいるのですが(滞在6〜8時間程度で、要は“寝に来ただけ”)、そういった方から低い評価をいただくことも、たまにあります。正直、腹は立つのですが、これは事故みたいなものと思うしかない。交流というか会話すらほとんどなく、顔も憶えていないくらいのゲストですからね。気にしてもしょうがないです。


一番ガッカリするのは、仲良くなって、毎晩のように一緒に飲んだり遊んだりして、最後には「絶対また泊まりに来るよ!」とまで言っていたようなゲストから、いきなり低い評価をもらうことです。「え〜っ、あの楽しい日々はなんだったのさ!?」と、本当に失望します。滞在の延長を希望するほどのゲストでも、それがあったりします。57点を付けたゲストが、まさにそんな方でした・・・。

実は、とある国籍のゲストに、その傾向が特に強いです。その国籍の全員ではなく、女性だけです(その国籍のゲストのレビュー平均値は、男性:95.1、女性:84.9)。ウチのスタッフ評価は、オープン以来これまでに36ポイントのマイナスを頂戴しておりますが、その内のなんと9ポイントが、その国籍の女性ゲストからいただいたものなのです。全ての女性ゲストから受けたマイナス評価の内、半分以上が、同じ国籍なのです。これって、比率的にはものすごく高い割合です。



う〜ん、なんでですかねぇ・・・。ホント、残念だなぁ。まぁ、データが明確に物語っておりますので、

この国籍の女性たちからは、僕はとりわけ嫌われやすい!

という自覚は、持たざるを得ないということです(笑)。それがどこの国籍かは、申しわけありませんが、皆さんのご想像におまかせします!!




今回の分析で、以前のデータと違う数字がいくつかあるのは、レビュー評価をしばらく時が過ぎてから書くゲストがたまにおり、〈1〜50〉〈51〜100〉といったカテゴリを、滞在日の古い順にしているためです。


150ものレビューを、ありがとうございます!




2016年12月4日日曜日

値段に、振り回されないでほしい!


いきなりですが、今夜(4日)から7日の昼までの三日間、僕は宿を閉めて休みます〜。今回の休みは、ずっと前から決めていたことです。実は、誕生日なのです(こういうことはたいして大事にしないタイプなのですが)。特に用事は入っていませんし、疲れているわけでもないのですが、ゆっくりしたいなと思いまして。



ではでは、まずは月初めのいつものやつです。


【YAWP!来泊ゲスト国籍 トップ10(2015年4月〜:計1235)】

 ①アメリカ     212名(+5)

 ②日本       139 (+3)
 ③イギリス     135 (+4)
 ④オーストラリア  134 (+5)
 ⑤カナダ      112 (+6)
 ⑥ドイツ       63 (+4)
 ⑦台湾        43 
 ⑧フランス      32 
 ニュージーランド  32 (+2)
 ⑩インドネシア    28 (+1)  
 


【新規ゲスト数(泊数:日数平均:稼働率(キャパ))月別まとめ】

【2015】
4月:22(81 :3.68:22%(12))
5月:28(132:4.71:35%(12)
6月:11(60 :5.45:17%(12)
7月:65(205:3.15:59%(12)
8月:98(312:3.18:93%(12)
9月:79(278:3.52:93%(10)
10月:91(253:2.78:94%(10)
11月:74(227:3.07:84%(10)
12月:84(229:2.73:82%(10)
【2016】
1月:59(198:3.36:73%(10)
2月:55(194:3.53:78%(10)
3月:72(242:3.36:83%(10)
4月:83(275:3.31:85%(12)
5月:100(278:2.78:80%(12)
6月:26(72 :2.77:60%(10)
7月:45(139:3.09:61%(12)
8月:81(247:3.05:66%(12)
9月:64(215:3.36:90%(10)
10月:56(152:2.71:61%(10)
11月:42(112:2.67:45%(10)

計:1235(3896:3.15:72%)
※稼働率のみ、直前一年間の平均



ハイ、何度も宣言した通りに、11月は初の50%割れ。すなわち、赤字です。まいったなぁ。昨年11月の総泊数が227泊でしたので、なんと今年はその半分にも満たず。ぐぁ〜。



この原因はもちろんいろいろあるでしょうが、最大の原因は、はっきりしています。


①そもそも需要(ホステルに泊まる観光客)自体が減っている。 hostelworldでは、東京都全体での客数の前年比・前月比を常に載せてくれているが、ここのところどちらもずっとマイナスである。

②にもかかわらず、供給は増え続けている。違法宿でも何でも載っける、booking.comほど爆発的ではないにしろ、hostelworldでも登録数は着実に伸び続けている(現在、“東京”カテゴリで91軒)。

③その結果、値下げ合戦がすさまじいことに。平均価格はついに、2500円を下回った。つまり、ウチの価格はいまや、平均を越えている。他宿は“平日は2000円前後、金・土曜が3000円前後”な所が多い。その影響で、ウチは平日はスカスカ、週末のみ混むという事態に。



都内の宿々は、ウチも含め、レビュー評価が90%を越えているところだらけですので、ゲストが宿を選択する上で、評価はあまり大きな要素にはなりません。10・11月は、ウチは1〜2泊滞在のゲストがとにかく多かったのですが、そのほとんどが金・土曜の2泊か土曜のみの1泊でして。もちろん彼ら全員が、日曜に日本を出発するとか、日曜に京都に向かうとか、そういうわけではないです。日曜以降の平日は、彼らは都内の違う宿を予約しているのです。

最近は特に、「明日からはエン◯レム・ホステルを予約済み」と言う方が多い印象です。エン◯レムさんは、まさに上に挙げたようなポリシーで、平日は1800円、週末は3000円あたりに設定している大きな宿です。


要は結局のところ、宿泊先を選ぶ際には、なによりも“値段(安さ)を重要視する”ゲストが多いということです。ウチは、hostelworldでは2500円で、平日も週末もハイシーズンもローシーズンも関係なくガッチリ固定ですので、特にローシーズンにはウチの値段設定の上下をウロウロする宿が、かなりの数、存在しているということです。その結果、ゲストも宿をコロコロ変える、というような事態が発生しています。


土曜にウチに1泊したゲストが、ウチをとても気に入っていただき、「明日からの他宿の予約を済ませていたことを後悔している」といったことを言ってくれることが、よくあります。これ、僕はすごく嬉しいのですが、かといって「そっちをキャンセルしてこのまま滞在する!」とまでになってくれるゲストは、残念ながら稀です(そりゃそうですよね、キャンセル料をとられますし)。



ウチは今現在、【2泊すると3泊目が無料!】という特別キャンペーンをやっておりますが、その結果、長期泊予約のゲストが増えたと共に、値段に関する問い合わせも最近、すさまじく増えました。僕はこのキャンペーンを【12月15日まで】と明記しているのですが、「年末年始に予約したいんだけど、私にも適用してくれる?」とか(そもそも年末の何日かは、すでに売り切れているのですが・・)、「1泊のみなんだけど1667円でOK?」とか。「値段が一番安いところに泊まるつもりなので!」と、はっきり宣言されるケースも少なからずあります。そんな感じで僕は、今回初めて値段にかかわる仕掛けをやってみたことで、改めて、値段(安さ)にばかりこだわるゲストがこうも多いものか、と気付かされた恰好です。



わかっちゃ〜いたけど、やっぱりちょっとガッカリ。なんだ結局みんな、値段で選ぶのかぁ〜。


日本人のゲストは、なんなら1泊3000円でも「充分に安い」という感覚なのか、あまり値段にこだわっている様子はなく、立地や居心地といった内容面で選ぶ方ばかりの印象なのですが。外国人の多くは、なかなかそうはいきません。そして、ゲストから「安かったからここに決めたぜ」と言われても、僕はぜ〜んぜん嬉しくありません(と、今回のキャンペーンでよくわかりました)。



安さばかりを求めるゲストたちと、売れなければ値段を下げまくる宿。卵が先か鶏が先かのような話で、どちらが先にあったのかはわかりませんが、最近顕著になったこの構図ってもう、手遅れなんですかねぇ・・?

値段を下げないと、なかなか選ばれない。しかし、安さを理由にウチが選ばれるのは、気持ちがよくないという矜持が、僕には根強くある。いやはや、ホント難しいです。来年3月にブッキングサイトの登録先を増やし、値段に振り回されずに、このジレンマが解決出来ればいいのですが。


この業界の、この値下げ合戦、いったいどこまで突き進むのでしょうか・・・。