2019年2月18日月曜日

全国のゲストハウス・オーナーに、問いたい。




(今回は、あえての超・短文です)


いきなりですが・・・


とある二人のゲストハウス・オーナー、ⒶとⒷが、「ゲストハウスとは?」との質問に答えたとします。



Ⓐ(オーナーではあるものの、自身の宿に顔を出すことはめったにない)

「ゲストハウスとは、、、

出会いと交流が盛んで、人と人とが繋がり、イベント等をきっかけにコミュニティが生まれ、学びやワクワクを共有できる、自己実現の場です。コワーキングスペースとしての役割も担い、共通の思考やビジョンを持つ者々が集い、活動をシェアし、シナジー効果を生み出します。誰にでも立ち寄ることができ、そこが居場所となり、息苦しい社会から開放される空間でもあります。ゲストが、地域の暮らしや食や文化等の、価値のある体験をすることで、その地域の活性化にも貢献します。ゲストと地域住民、さらには自治体と企業が合わさることで、イノベーションを起こし、地方創生の起爆剤となります。また、アドレスホッピング(住所不定)のライフスタイルとマッチし、多拠点生活のベースとなり、地方にも家を持つという選択肢が生まれることにより、空き家問題の解決にも役立ちます。そんな、未来への可能性に溢れる、新時代のビジネス・モデルです。



Ⓑ(宿で毎日、朝から晩まで働き、ゲストと直に接している)


「ゲストハウスとは、、、


世界中の旅人たちが、旅の疲れを癒し、自由に居心地よく過ごせる、家のような場所です。





Ⓐか、Ⓑか。


Ⓐの彼は、この長文に、今後も「役割」だ「貢献」だと、さらなる追加をし続けることでしょう。

Ⓑの彼は、この一文だけを、今後も頑なに守り続けることでしょう。


僕は、世間一般の人々に、どちらに対してより魅力を感じるか、聞いてみたい。

日本中のゲストハウス・オーナーに、どちらのスタンスに共鳴するのか、聞いてみたい。




2019年2月16日土曜日

ビジネスは、何よりも、誠実であれ!!





前回の記事の最後に追記で書きましたが、一連の“助成金、不正受給疑惑”については東京都が公式に発表したことで、事実と確定いたしました。


それに重ねて、不正を行ったゲストハウス企業:株式会社CARAVAN JAPANは、彼らのホームページにて、コメントを発表しました。



この文章を読むと、「事実調査を行った結果」や「現在の組織管理体制では国外での再発防止の徹底は困難と判断し〜」といった記述が、「明るみに出てから初めて知った、みたいな言い草だな」「やんわりと“現地スタッフが勝手にやった”・・っぽくボカしているな」と、誰しもが感じることでしょう。

最近で言えば、レオパレス21の手抜き工事の問題において、経営陣の弁解が「施工業者との、行き違いによる」というような内容だったことと、どこか似ています。彼らは、僕ら一般大衆がそれを聞いて納得すると、本気で思っているのでしょうか? こんなコメントは、はっきり言ってしまえば、恥の上塗りですよ・・・。

これはどう考えても、組織ぐるみの不正行為でしょう。「カンボジアの宿のスタッフが、なぜに自己判断で、伊豆大島にある宿の金儲けを仕組むんだ?」という、簡単な話です。この、トカゲの尻尾切りのようなコメントに対しては正直、カンボジアのスタッフのことを気の毒に思います。


彼らは、カンボジアからの事業の撤退を決定しました。期間はたったの三週間でしたが、開業〜運営には当然それなりの資金を費やしたことでしょう。今回の不正で得る予定だった300万円を丸ごと失い、それだけでも損失は210万(しまぽ購入費)。さらに、今後は都から何かしらのペナルティも科されることでしょう。そして何より、彼らは信頼を完全に失いました。彼らのビジネスは、地に堕ちました。

よってこれ以上、僕は彼らを責めるつもりはないです。また、代表取締役の近藤氏がゲストハウスサミットに登壇する予定だった件では、名前がシレっと削除され、しかしそれを公式に発表しないサミット運営陣に対して、不満を覚える者もそれなりにいるようですが。

僕はゲストハウスサミットに対してはアンチの立場ですが、この件に関しては、彼らもある意味では被害者だという認識ですので、そこは詰めなくてもいいのでは? と思います。

それよりも僕は、登壇を中止にしないで欲しかったですね。まぁ、これはサミット運営陣の判断ではなく、近藤氏からの申し出なのでしょうが。僕だったらば潔く頭を丸め(元々坊主ですが)、堂々と出て来て「全ては僕の責任です」と言い切り、たっぷりと恥をかきますけどね。サミットでの登壇は、業界内での信頼関係をギリギリ繋ぎ止める、チャンスだったと思うんですけどねぇ〜。パニック状態&事後処理に忙殺で、そんなヒマはないか・・・。



今回の件で一番の大きな問題は、悪質な不正を働いた彼らのビジネスマインドなのは、もちろん間違いありません。しかしちょっと怖いのは、被害者からの告発の多くが「何をされたか」の詳細を、かなりしっかりと把握していることです。もしかしたら宿スタッフは、「宿泊は無料ですが、これこれこういうカラクリでウチに利益が出る仕組みです」と、ある程度はゲストに告げていた可能性があるのです。すると、それを知った上で“しまぽ”に登録した宿泊者たちは、不正を幇助したような形になってしまいます。


これは完全に想像の話ですが、

宿  :「こうするとウチはお金がもらえるんですよ〜w」
ゲスト:「へぇ、だから宿泊費無料なんですか」
宿  :「双方にとって、お得な話でしょ?」
ゲスト:「そうですね〜、では登録します!」

みたいなやりとりが、あったのかもしれないわけです。間接的な共犯関係、と言いますか。そこには「このお金の財源は、一般市民が必死に働いて収めた税金である」という、根本の理解が全くない。なので彼らはおそらく、そもそもの罪悪感が薄い。

この想像が事実だったとしたら。宿とゲストの双方の“軽さ”が、この構図を生んでいたとしたら。僕からすれば、こんなのは「不誠実極まりない」「人としてやってはいけない」行為なわけですが、もしかしたら彼らには、そこに「不誠実」のスイッチがない。これは正直、かなり深い闇です。


あえて、当たり前すぎることを大声で言います(笑)が、ビジネスとは、顧客が支払う代金の対価として、それに見合う価値のある商品やサービスを、提供することです。それだけをシンプルに追求することが、すなわち、誠実であるということです。顧客からであれ、自治体からであれ、「スキあらばより多くの利益を得てやろう」という考えは、絶対に捨てるべきものです。

「この街で商売を始めると、自治体がお金をくれる制度があるみたいだぞ」「ならば、そのお金で、経営を安定させよう。その制度の有効活用のために、お客に協力してもらおう」・・・そんな計画は、発想をしている時点で、なんならば制度を探している時点で、誠実ではありません。


僕が、“地域おこし”系の宿々に対してはっきりとアンチを表明しているのは、彼らの多くが自治体からの助成金を当てにしているからでもあります。むしろ僕は「助成金なんかを出すからこそ、地方は活性化しないのだ!」という考えです。以前ネットで読んだこちらの記事
【The Gizmosquito ギズモスキート:地方創生 地方はどうやっても変わることはない】
の意見に、僕は100%賛同です。



今回の問題は、カンボジアの宿の行為があまりにも杜撰だったため、比較的あっさりと表に出て来ましたが、もしかしたらやりようによっては、彼らは3月末(しまぽ終了)までバレずに逃げ切った可能性もあるのです。こんな不正が簡単にできてしまう、政府が設計したシステムそのものも、大きな問題だったことは間違いありません。


前回の最後に僕は、「これ以上、彼らを追いつめるつもりはない」と追記しました。しかしその後に彼らの公式コメントを読み、すごく残念に思ったので、そこからまたこのような記事になりました。

とはいえ、僕よりも一回り以上も若い彼らの将来が、この事件で潰れてしまうようなことを、僕は全く望んでおりません。むしろ彼らが今後、イチからの再スタートを切るのであれば、応援したいと思います。

なので僕は、前回の記事も全削除を検討しましたが、「ゲストハウス業界全体が、誠実であってほしい」という願いを込め、さらにはもちろん、僕自身に対する指標「真面目には働かないが、誠実には働く!」を、改めて心に刻むためにも、残すことにいたしました。




2019年2月13日水曜日

助成金の不正受給か? 業界内で、重大な疑惑が浮上!





本当は、次記事の投稿は10日後あたりのつもりでいた(もう、大筋は書き終わっています)のですが、急遽の予定変更です。



いきなりですが、仮に僕が「YAWP! backpackersは、宿泊費を無料にします!」とブチ上げたとします。それを聞いたゲストが、喜んでウチに来ると「たしかに無料だけれど、それは〜会に会員登録してくれた方、のみが対象です」と僕から言われます。

ゲストがしかたなく、その“よくわからない・胡散臭い”会に登録すると、実は僕にはその会から24000円が入金される仕組みになっています。「無料」をエサに客を釣り、その十倍以上の利益を、裏でコッソリとせしめます。


・・・こんなことを僕がやっていたとしたら、そしてそれが公にバレたとしたら、僕はもう宿を潰すしかないです。業界全体に泥を塗ったと自覚し、ゲストはもちろん、業界内の友人たちにも、合わせる顔がない。クドいですが、上記はあくまでも(仮)の話です。僕は100%、こんなチートな行為をしません。ゲストに対して、不誠実極まりない。「宿泊は無料ですが、あなたの会員登録で、ウチには多大な利益があるんですよ〜(´◡`) 」と、ちゃんと説明した上でならばいいのかもしれませんけどね。・・んなわけないッ(笑)!


しかし、こんなことを「実際にしているのでは?」という疑惑が今、とあるゲストハウス企業に持ち上がっています。この企業は、2017年に伊豆大島で開業したのを皮切りに、その後の一年半の間に立て続けにオープンを重ね、現在は日本に4軒、カンボジアに1軒の宿を経営しております。その内の、カンボジアの宿こそがまさに、「宿泊費・無料」を謳っておりまして。

で、実際にその宿の宿泊者から、被害報告が出ているのです。「電子マネーへの会員登録が、条件だった」と。そして、「宿が自分の名義情報を勝手に使い、商品券のようなものを56000円分購入していた」と。

※(僕はtwitterをやっていないので、スクショ画像です)


その旅行商品券(電子マネー通貨)は、伊豆大島(伊豆諸島・小笠原諸島)でのみ使える「しまぽ」という物だそうで。7000円で、10000円分の券が買えるとのことでして。もちろんその差額3000円は、僕らの税金を財源に、政府(東京都)が補填します。

いいですか? 要するに、この宿が、無料で泊まったゲストの名義で購入した56000円分(7000円×8)の券は、伊豆大島では80000円(10000円×8)の価値に変わるのです。そして彼らは伊豆大島に宿を持っていますから、客(無料泊のゲストの名義)が宿泊代としてこの券を使った、と装うことができるのです。56000円を払って80000円分の券を買い、それを客が使ったと偽って、政府にはちゃっかり80000円を請求。差し引き、24000円をせしめる!! 

商品券を、人の名前を勝手に使って安く買い、自分の店で高く使い、差額をゲット! 

この疑惑、これを不正と言わずして、なんと呼べばいいのでしょうか? クドいですが、この24000円の元は、僕らが払った税金ですよ? 宿業界の者々はもちろんながら、これは納税者全員が怒ってもいいレベルの案件です。


表向きは「無料」とアピールしているので、カンボジアの競合宿との集客争いという面においても、チート極まりない。なんという、卑怯なビジネスっぷりだ!!! 今回はたまたまその不正に気付いた宿泊者がいて、彼が告発してくれたことで表に出たわけですが、これまでにもその「会員登録が条件」には、疑問を感じ不快に思った者が多いことでしょう。

ゲストハウス業界のイメージを、失墜させるなよ!!!


告発した競合宿:シティゲストハウスさんに、敬意を表します!

(※追記)こちらのゲストハウスさんは、さらに細かい真相の究明を、証拠付きでされています。ぜひ直接、彼のtwitter→(https://twitter.com/city_guesthouse)をご覧になってください!


いったい彼らは、過去にこの不正スキームによって、どれくらいの不当な利益を得たのでしょうか? 異国の地でズルをすれば、バレないとでも思ったのでしょうか? 僕は「こんな不誠実な宿は、業界の恥。野放しにはできない! 早々に追放させたい!!」と、心の底から思います。なので今回、緊急の告発記事を書いたわけです。このブログは、多くの業界人に読まれていると、自認しておりますので。


ちなみに、この企業の代表取締役は、今週末から都内で開催される「ゲストハウスサミット」で、トークセッションへの登壇が決定している者です。僕は以前に宣言した通りに、サミットには参加しません(すみません!)が、当ブログを読んだ参加者のどなたかに、彼にこの疑惑についての質問をブツけていただけると、その場はますます盛り上がると思います!「従業員が自己判断でやった」と弁明したら、「お前は政治家か!」とツッコんであげてください(笑)!!(※追記:名前が削除されているので、彼の登壇は取りやめになったようです。エンタメ精神に欠けるなぁ〜、柚木くん!笑)


この問題については、僕は今後も注目し、いずれまた成り行きを記事にしたいと思います!!!


堰を切ったように、続々と被害報告が!


(※さらに追記)
無料どころか、【一人につき500円、紹介一団体につき3000円を支援】との記載まで。これは本当に悪質! 行政の厳しい対応を望む!!






【続報】
上記の疑惑はやはり事実であり、東京都が不正受給を公式に発表いたしました! 被害(に、あいかけた)総額90万(300セット×3000円)! 彼らの損失210万(都が300万の支払いを停止したため)!!

https://tcvb.or.jp/jp/news/chiiki_h30shimapo_press.pdf

彼らの刑事責任については、今後は行政の判断となりますので、僕としてはこれ以上、彼らを追いつめるつもりはありません!!




2019年2月9日土曜日

自賛の欲を、ここで思いっきり発散する!




今日の東京は、大雪です〜。最近は暖かい日と極寒の日の、落差が激しいですねぇ。〈一足お先にさらばローシーズン・休み〉までは、あとニ週間! がんばらねば!!


さてさて、いきなりですが今回は、経営にまつわる話です。「経営者はもうやめる。ただのゲストハウス・おじさんになる!」と、昨年末に宣言したばかりですけどね(笑)。あれは「経営者ぶって、気取って何かを論じたり、他者を評価するのをやめる」という主意でしたので。なので、伊勢の方で昨年末にオープンした宿についてとか、いろいろとツッコみたいことはあるけど書きません(笑)。ウチの経営が黒字だとか赤字だとか、順調だとかカツカツだとか、そういうネタは今後もたまには書きます。


2月は例年、一年間で最も厳しいシーズンでして。過去の稼働率を見ても、2016年:78%、2017年:58%、2018年:45%で、平均は60%であり、この値は全ての月の中で最低の数字です。そして今年はというと、どうやら総泊数(実質)は180ほどになりそうでして、稼働は65%といったところです。名目稼働は、75%くらいでしょうか。

先月まで六ヵ月連続して200泊を越えていましたので、もちろん今月もそれを越えたらスーパーハッピーなわけですが、営業日数が23日間しかありませんし、180泊でも充分すぎるほどです。皆さま、本当にありがとうございます!!


そして、休みを挟んだ後の、3月の予約状況はというと・・。もうすでに、ほとんどが売り切れました!! 24(営業日数)×12(ベッドキャパ)=288で、月のマックス泊数は288なわけですが、すでに267泊が売れており、稼働(名目)は93%です。いつもの“二泊したら三泊目は無料”キャンペーンは前半に少しやりますが、数日だけなので、実質稼働でもすでに85%は越えています。このペースなら、名目で95%を越え、実質でも90%は確実でしょう。

昨年10月頃からのローシーズンが、ここ数年では過去最高レベルでの好調でしたので、「ではハイシーズンに戻ったらどうなるんだろ?」というのはじんわりと思っていたのですが。フタを開けてみれば、予想を超える、絶好調!! さすがにオープン1年目(2015年7月〜2016年6月)の年平均稼働80%には届かないでしょうが、今後もこのペースで行ければ、それに近い実績は残せそうです。


・・・と、こう書くと「業界の斜陽は、回復に向かったのね」とか「ヤバいよ!の時代は過ぎ去ったのか」と捉える人がいるかもしれません。たしかに、昨年6月の民泊新法の施行により、闇民泊が一斉に追放されたことによる恩恵で、一昨年よりは経営に余裕が出た宿は多いことでしょう。しかし、業界全体で見ると、それは「チョロっとプラス」のレベルです。

現に、潰れてしまう宿は、相変わらず多く発生しています。また、価格競争に勤しむ宿も、いまだにたくさん存在しています。2000円未満の宿、都内でも検索すればいくらでも出て来ますよ。



ここからは自画自賛のオンパレードになります(笑)ので、読んでいてムカついた方は途中で退場していただいてかまいませんし、いずれ友人からもツッコまれるかな〜と思います。自分自身、書いていて笑っちゃいましたし。


最近の、ウチに来ていただくゲストの予約元(サイト)の内訳はというと、

Airbnb    :60%
expedia   :30%
ホームページ :10%

です。hostelworldは予約が全然入らないし、たまに入ってもノーショウ多発、ちゃんと来たゲストもトラブルメーカーだらけで、いいことが皆無なので、もう、実質的には止めています。完全に止めると本部から「やる気あんのか?」メールが大量に届き、それがうっとおしいので少しだけ残していますが(笑)。

ウチはオープン以来の2年強は、登録OTAはhostelworldだけでしたし、なんだか寂しさみたいなものもありますけどね。集客的価値がないのであれば、無意味に継続してもしょうがない。

そういえば先日、地方のとある宿のオーナーが「Booking.comへの登録を解除しました」とブログに書いたことが、業界内の一部のキラキラ連中の間で注目されていましたが。いや、そんなのいたって普通じゃん(笑)。ゲストハウスのオーナーであれば、「あのOTAを使っていたけど、合わないのでやめた」なんて経験は、当たり前のようにありますよ。そんなのわざわざ、発信してドヤ顔するほどのもんじゃないだけです。


・・おっと、話が逸れました。上記の通り、今やYAWP! backpackersは、ゲストの半分以上がAirbnbからの予約なわけです。たとえば先月、1月のデータで言えば、総泊数(名目)251の内、149泊がAirbnbでして、割合としては59%。149を25(営業日数)で割ると≒6となり、1月は平均して毎日6人のゲストに、Airbnb経由で予約&滞在していただいたことになります。

そしてこの“平均で毎日6人”は、今月もほとんど変わらず、さらにはなんと来月もほとんど変わらず、というか12月も似たような感じだった、なのです。ウチはここ数カ月の間、Airbnbからの“毎日平均6人の受け入れ”を、ガッチリな安定感で継続できております。月によってウチの稼働率がアップダウンするのは、expediaからの予約数に波があるためであり、Airbnbは全く問題ナシなのです。


Airbnbから平均して毎日6人・・・を「たいしたことないじゃん」と思う同業者の方がいるかもしれませんね。しかし実は僕は現在、Airbnbのサイト上では“合計でMAX9人”までしか予約を受け入れておらず、さらには基本、最低宿泊日数を“3泊”と設定しております。もちろんけっこうな頻度で、予約状況に1〜2日間の“予約ナシ”の穴が空くことがあります。ミニマム3泊設定をわざわざ解除し、そこにゲストが予約できるようにすることもたまにはありますが、基本的には空いてしまった穴は、そのままです。

つまり、僕がこの集客スタンスでいる以上は、所々で穴があくのは必然であり、全ての日で9人全部を売り切ることは不可能なわけです(例えば2月1〜3日まで予約が入り、次に6〜8日に入ったとすると、間の4日と5日には誰も予約できなくなり、稼働で表すと75%になってしまう)。

なので、“9人まで受け入れていて、安定して6人が入り続けている”という今の状況は、僕のやり方では“売れる分は、だいたい全て売り切れている”とも捉えられまして。我ながら「たいしたもんだ」と思ってしまうのです。「僕のAirbnb戦略は、確実に成功している!」と、自分で自分を褒めたくなっちゃう、有森裕子inアトランタ状態なわけです(笑)!!




これは、Airbnbのホスト側ページの一部の、スクリーンショット画像です。稼働率は58%となっていますが、これは2月頭の時点での、〜4月末までの数字です。2月が70%、3月も70%、で4月は今のところ35%位の予約の入りっぷりなので、平均すると58%になります。

もちろん、4月まではまだ一ヵ月半〜ニヵ月あるわけですし、今後に伸びて、同じく70%には達するでしょう。9人×70%=6人ですから、安定して70%の稼働率というのは、安定して6人のゲストが入っている、のと同じことですよ。


これは、“たまたまうまく行った”わけではないです。僕は昨年の11月頃に、けっこう本気でAirbnbでの集客戦略を練りまくりましたので。中学時代までは学年トップだった(笑)僕の眠れる脳細胞を、久しぶりに起こしてフル回転させた結果であり、まさに「してやったり!」なのです。もちろん僕の戦略の詳細を、ここに書くような愚かなマネはしませんが。企業秘密、焼き鳥屋の秘伝のタレです!! 普段から仲良くしている小ゲストハウスのオーナーさん達と、その辺りの有益な情報交換をするのは、僕はウェルカムですけどね。

あ、ちなみに僕が昨年6月にAirbnbに登録した際に、最初に集客ノウハウを伝授してくれたのは、サトウサンズレストのオーナー、ナナさんです。感謝していますよ、ナナさん!! 夏に、にぎやかな感じでお会いできるのを、楽しみにしておりますよ!!!


以上! 今回は、自画自賛しまくりの、我ながらキモチの悪いドヤ記事でした(笑)!!

最近の僕は、久しぶりにクリエイティブな作業をすることが多く、すると「俺って天才!」のスイッチが入ってしまうんですよ〜。これは僕の悪いクセですが、アート方面の者々って、そういうもんでしょう(違うか・・)?

僕は自信家なのは間違いありませんが、年がら年中こんなことを考えているナルシスト・キャラでは決してないので、ご心配なくですよ(笑)!!



合法民泊(届出受理)件数の推移





2019年2月3日日曜日

近くにあるけれど、交わることのない川。





今日は節分! 僕はこれからゲストたちと、柴又帝釈天で豆まきに参加します!!



まずは、月初めのいつものやつです!


【YAWP!来泊ゲスト国籍 トップ10(2015年4月〜:計2674)】

 ①アメリカ     423
名(+2)
 ②日本       400 (+5) 
 ③イギリス     254 (+1)
 ④オーストラリア  225 (+4)
 カナダ      215 (+4)
 ドイツ      132
 ⑦フランス      93 (+2)
 ⑧タイ        81 (+5)
 ⑨台湾        68
 ⑩韓国        67 (+1


【新規ゲスト数(泊数:日数平均:稼働率(キャパ))月別まとめ】

2015】
4月:22( 81:3.68:22%(12))
5月:28(132:4.71:35%(12)
6月:11( 60:5.45:17%(12)
7月:65(205:3.15:59%(12)
8月:98(312:3.18:93%(12)
9月:79(278:3.52:93%(10)
10月:91(253:2.78:94%(10)
11月:74(227:3.07:84%(10)
12月:84(229:2.73:82%(10)
【2016】
1月:59(198:3.36:73%(10)
2月:55(194:3.53:78%(10)
3月:72(242:3.36:83%(10)
4月:83(275:3.31:85%(12)
5月:100(278:2.78:80%(12)
6月:26( 72:2.77:60%(10)
7月:45(139:3.09:61%(12)
8月:81(247:3.05:66%(12)
9月:64(215:3.36:90%(10))
10月:56(152:2.71:61%(10)) 
11月:42(112:2.67:45%(10)
12月:68(191:2.81:68%(10)
【2017
1月:50(190:3.80:79%(10)
2月:22( 81:3.68:58%(10)
3月:55(151:2.75:97%(12))
4月:75(238:3.17:79%(12)
5月:61(185:3.03:57%(12)
6月:19(126:6.63:84%(10)
7月:54(186:3.44:55%(12)

※以降、キャパは12で完全固定とし、()内は名目稼働率に変更。

8月:66(234:3.55:75%(75%)
9月:39(149:3.82:54%(54%)
10月:67(230:3.43:74%(93%)
11月:50(151:3.02:52%(65%)
12月:52(167:3.21:57%(63%)
【2018
1月:41(132:3.22:46%(57%)
2月:42(129:3.07:45%(62%)
3月:58(143:2.47:60%(60%))
4月:73(240:3.29:80%(85%)
5月:74(270:3.65:73%(91%)
6月:39(122:3.13:73%(90%)
7月:51(189:3.71:79%(85%)
8月:78(295:3.78:95%(95%)
9月:68(206:3.03:78%(97%)
10月:63(222:3.52:69%(85%)
11月:75(200:2.67:67%(78%)
12月:56(202:3.61:77%(85%)
【2019
1月:43(204:4.74:68%(84%)
          
計:2674(8734:3.27:72%(83%)※)

※稼働率のみ、直前一年間の平均

名目実績(泊数:日数平均:稼働率)251:5.84:84%


・・・つっ・・ついに、1月の成績としては初めて、200泊を越えましたよーーー! これは嬉しい!! しかも、六ヵ月連続! 9月からの五ヵ月間は、ずっと200泊のチョイ上で、なんだか「ウチの経営は、安定期を迎えたなぁ」感が強いです。月ごとに休んだ日数が違うのに、この毎月似たような数字なので、「休みの時期の設定、成功しまくってるぜ〜」という自画自賛の思いもあります(笑)。

また、嬉しいことに先月は特に、長期泊のゲストだらけでして、総泊数のわりに仕事は楽チンでした。なんと滞在泊数の平均は、5.84! 二週間を越えるゲストが3人、一週間越えも12人いました。皆さま、どうもありがとうございます!!



さてさて。まずはどうでもいい話なのですが、昨年末の“原理主義宣言”から前々回の“開業ブーム終焉”の記事にかけて、このブログは普段よりもかなり多くの閲覧数でして、「あら、メッチャ読まれてるや〜ん」の状態でした。まぁ、毒が内服された、刺激強めな記事が続いていましたからね。

そして僕は、その流れで前回の映画の記事を書きまして、というか年始から三週間もじっくり書き続けて、やっとUPできたわけですが・・・こちらは閲覧が全く伸びていない!!

昨年の、ワールドカップやファッションの記事でもそうでしたが、僕の趣味絡みの内容で書くと、とたんに読まれなくなります(涙)! 実にわかりやすい!! これらの記事は、書くのに普段の倍以上の労力がかかっているのですが!! 報われな〜い(笑)!!!

しかしこれって、謎なんですよね。僕もレギュラーで開かせていただいている他の方のブログはいくつかありますが、どんな内容でもいちおう、全部読みます。というか、開いたら開いた時点でカウントされるわけですから、タイトルを見て「今回はつまらなそうだから読むのや〜めよ」となったとしても、閲覧数自体は増えているはずなんですよ。

というわけで、“レギュラーで開く”レベルでこのブログを読んでくれている方は、前回の映画の記事の閲覧数くらいしかいないのだ、と理解しまして。たまにその数字が数倍に跳ね上がるのは、レギュラー閲覧者のどなたかが、SNSで話題にあげてくれたりして、そこから“レギュラーではない”人たちに拡がっていくということなのでしょう。まぁ、そんなの当たり前か・・・(笑)。

あまりにも極端ですし、「俺、こないだの映画の記事、めっちゃ頑張ったのに・・」と夜な夜な枕を濡らしたしで、こんなことを書きたくなってしまいました。どうでもいい話をダラダラと、すみませんです。



さて、全然話は変わりまして。こんな無味無臭の内容では、閲覧数の過去最低を更新するかもしれませんしね(笑)。



先日、とある場でとある人から、「ホステルパスには入らないの?」「ゲストハウス・サミットには参加しないの?」とダブルで聞かれまして。まずは、僕のそれらへの回答を、ここにはっきりと書きます。

「絶対に、参加しません!!」


賛同しない、興味がない・・どころか、僕はこれらに対してはむしろ、否定的なスタンスです。感情論で言えば「嫌い」なので、「応援してます」とかいった外面のいい発信をする気もありません。まぁ、このブログ上でわざわざ“どの点を、なぜ否定するか”を書くつもりもないですが。

ちなみに、参加宿or者に対してのマイナスの感情は、全くありませんよ。知り合いの宿オーナーの名前を、この二つ絡みでちらほら目にしますしね(笑)。ただし一言だけここで言っておきたいのは、ゲストハウスサミットが、ホステルパスをはじめとする企画や商材を、参加者たちに売り込む場にはなってほしくないということです。余計なお世話ですけどね。参加者のみなさん、気をつけてっ(笑)!!


というかこの「俺は否定する!」は、僕は主宰の柚木氏に直接、言っています。よって彼も、僕のスタンスをとっくに知っています(なので当然、誘っても来ません笑)。

過去記事の内容から、もしかしたら誤解があるのかもしれませんが、僕と柚木くんは、はっきり言ってしまえば友人ではないです。同志という感覚もなく、僕としては極端に言うと“同じ業界にいるが、違うビジネスの者”という認識です。変な表現ですけどね(笑)。彼の人間性を嫌悪している、とかいうのは全くないので、たまに飲むくらいはいいかもね、という気持ちはありますが。

僕らは、「考えも、方向性も、戦略も全く異なるけど、お互いに業界の発展を目指しているわけだから、それぞれで頑張りましょう」という関係性なわけです。なので、僕らの活動が今後、どこかで噛み合う、なんてことはありえません。それは微妙に離れた川のようなもので、似たような場所にはありますが、源流を辿っても、合流することはありません。

しかしこの例えを続けるとすれば、彼は利根川で、僕は最上川です。他県に渡って流域を拡げながら、業界のメインストリームを狙う(ように見える)彼と、一つの県内だけでいいですわぁ〜な僕です。このズレは、実は大きな違いです。

彼はホステルパスでもって、世間一般へ、新しい生活スタイルの提案、価値感の変換を訴えているわけですが、僕にはそんな「世の中を変えたい」欲は皆無です。日本中に空き家が増えまくっていてヤバい!・・にも、僕は「興味ねぇっす」「増えても別にいいじゃない」ですし。シンプルに言うと、僕は自分自身と、ウチに泊まりに来てくれるゲスト、あとは身近な家族や友人たちさえ幸せにできれば、それで満足なんですよ。日本の未来がどうのこうのは、僕の目線上には存在しないのです。


というわけで僕と柚木くんは、関係性にきっちりと線を引き“済み”なわけですが、少し前、昨年11月の彼のブログ〈やっていることまとめ①:株式会社Little Japan(ゲストハウス)〉には、彼の“業界の軸で居たがり”っぷりと、“結局、何がやりたいの?”っぷりが如実に現れ、僕はなんだか残念に思いました。彼への賛否が業界内で大きく割れているのは、こういうところに起因していると思います。僕の方がよっぽど「否!」だらけでしょうから、人のことは言えませんけどね(笑)。


とはいえ、彼がホステルパスを「あくまで多拠点生活に賛同する方々のためのもので、旅行客はお断り」としたのは、僕は好意的に捉えているんですよ。僕らの線引きが、ボヤケていないですからね。彼は多拠点生活という提案に、世間を巻き込もうと、本気で取り組んでいるのでしょう。ゲストハウス(ホステル)業界を、そのステージに上げようと、本気で挑んでいるのでしょう。熱があるのは、素晴らしいことだと思います。

僕は、ビジネスというのは所詮は“金儲け”であり、あーだこーだ理屈を並べた所で、消費者には見透かされている、という考えですが。そしてもちろん、僕には以前から言っているように、「そんなのはゲストハウスじゃない!」という思いも強くありますが。しかしまぁ、その辺のイデオロギー面はガチンコでぶつかりつつ、僕らのプロレスがスウィングし、結果、業界全体が盛り上がればいいんじゃないでしょうか(笑)?