2021年7月30日金曜日

祭典にイラつき続けるマイノリティ衆や、センスの欠片もない支配層の、退場を願う!

 


お久しぶりです〜。

前回の記事の閲覧数がけっこう多いので、勢いに乗ってガンガンと書こうかねェ!・・という熱意はあったのですが、、なんだかんだで今月も2本のみです。別に忙しくはないのですけどね。前半はサッカー(EURO2020)ばかり、後半は映画ばかり見ています。

いろいろ書きたいことはあるのですが、1本の記事、丸ごとを一つの話題でまとめたい、という感じでもなく。たまにはいくつかの話題を短く並立に、という展開でもいいかなぁ~と思いましたので、今回はそのようにします。話題→別の話題、の文章接続についてをその都度考えるのはおっくうなので(笑)、あえて箇条書きっぽくします。




終わってから三週間近く経ちましたが、EURO2020、メチャクチャ面白かったです。先月の僕の記事〈EURO2020を、妄想して楽しむ!!〉の答え合わせをしますと、決勝のカード〈イタリアvsイングランド〉も、優勝チーム〈イタリア〉も、共に予想的中! デンマークの躍進〈ベスト4〉も的中。・・・とはいえ、ベスト16での8試合での勝利チーム予想はほとんど外しましたので、ここでドヤ顔をするつもりはありませ〜ん! ていうか、件の記事は閲覧数が過去イチかも?と笑えるほどに少ないですし(号泣)、何人かの友人から直接「お前のブログで面白いのは毒吐き系であって、サッカーの予想とか知らんわボケ」的なことを言われちゃったりもしたので(笑)、EUROの話題は以上です!!



オリンピック、やってますねぇ。今日で八日目、ちょうど半分くらいですか。宿(YAWP)にはTVがないため、開会式後の四日間くらいは、僕は一度も見ることはなく。宿は休業中ですが、自宅にはネット環境がないため(TVはある)、僕は一日のほとんどをここで過ごしているのですよ。見たいTV番組があれば家に帰りますが、オリンピックに対してはそこまでのウォッチ欲は無いということです。ほぼ全試合をコンプリートしたEUROとは、えらい違いだ・・・

とはいえ、ネットのNHKのサイトでも見られることを知ってからのここ数日間は、一日に1時間位は見ておりますよ。「今回のオリンピックは見ない!」とか、そんな意固地な主義を設定しているわけでもないですし。少し前にこの場で「開催するorしないは、どっちでもいいっす」と書いたように、僕は別に反対派でもないですし。しかしながら、そういえば、僕は以前に「どうせ中止になるでしょ」とも何度か書きましたし、開催へ向けて歯止めが利かない流れになった段階でも「ボイコットを表明する国や選手が大量発生するのでは?」と書きましたっけ。はい、どちらも外しました(ボイコット表明はそれなりにありましたが、“大量”ではなかったですね)。これに関しては僕は、先見の明のなさを自覚し、反省しております・・・



ていうか、せっかくの平和の祭典の最中だというのに、世間はなんだかギスギスしすぎじゃないですかね? 開会式の出来にガッカリして叩いている者が多いようですが、あれはたしかに地味で退屈だったものの、いちおう破綻のないレベルには無難にまとまっていましたよ。現場のクリエイターさん達はこんなハチャメチャな状況の中、よくやってくれた方なのでは? ハチャメチャになった元凶の、利権大好き・ジジババ連中のことは不愉快極まりないですが、その念は別に開会式を見たことをきっかけに沸き上がったものではない(これについては、後述します)。

笑顔で楽しそうに入場して来る外国の選手団を見て「マスクしろ」「密になるな」。大坂なおみ選手が聖火リレーの最終走者だったことに「純な日本人じゃないだろ」「鬱病のくせにそんな大役は引き受けるのかよ?」。瀬戸大也選手が予選敗退をしたことに「普段の行いが悪いせいだ」「不倫するヒマがあるなら練習しろ」。・・・こういうことばかりを発している連中って、なんなんですかね? ヒマなのかな?

東京で開催されるのは、今を生きている我々にとっては、おそらく最後の経験になると僕は思いますが、いつの日かの僕らが2020東京オリンピックを振り返る際に、なにかといちいちイラついていた不快な記憶として蘇るのは、悲しいことじゃないですか? そもそも、オリンピックに出場できるほどのスーパーアスリートの方々に対しては、僕は常にリスペクト強めの目線でおりますが。批判の矛先探しに勤しむばかりの、ヒマな凡人連中(主にネット界の住民)と選手たちとでは、まさに、見えている世界が全く違いますよ〜



・・っってなことを書くと、「たかが運動会に踊らされるお前の方がバカ」とか言って来る人がいるかもですが(笑)。前述のように、僕はオリンピックの競技自体には、特に大きな興味はありませ〜ん。大好きなサッカーも、強豪国のほとんどが有力選手を招集できなかったことで、「こりゃ〜スルーでいいや」と判断しております。野球の決勝トーナメントくらいは予定を合わせて見ようかな、と思っておりますが。他の競技は、空いた時間にいくつかの競技をザッピングしながら見る、って感じです。

そんな距離感の人、けっこう多いと思うんですけどねぇ。開催の可否は「別にどっちでもいい」、競技は「空いた時間にテキトウに見るだけ」・・という。「俺は反対派だ!」「反対していたからには頑なに見ない!」「開催された途端にコロッと狂喜している奴らは愚か!」「中止を煽りまくっていたメディアが選手の活躍にはしゃぎまくっている二枚舌は許せん!」・・的な人たち、あなたたちは決してマジョリティではないですよ。反対表明も、民意の移りの軽さに対する怒りの発信も、勝手にやっていればいいさ~と思いますが。世の大多数は「別にどっちでもいい」「空いた時間にテキトウに見るだけ」「普段通りの日常の中、誰かが金を取れば“あら良かったわね”と思う」程度なのだろう、という冷静な視点は、必要だと思います。



週刊文春の最新号の、「開会式の裏側にあったドロドロを全て暴く!」的な長文記事を読みましたが・・。いやぁ〜、日本って本当に狂っていますね。何から何まで、利権、利権利権の利権まみれ! 凄まじい数の者々がツイッター等で発していることを僕も同様に思いましたが、、「MIKIKO氏が手がけるはずだった真の開会式を、見てみたかった!!」。クリエイティブにおいて、世界基準の進歩、時代の最先端を知り、要は「今の時代における世界的な“クール”とは何か」をきちんと捉えている新世代の旗手による芸術作品が、旧世代のジジババからの横やりにより、利権とお寒いダジャレだらけのダッサダサな「日本のお年寄り層にしかウケないもの」の泥沼に堕とされたという構図。あ、これは先日の開会式を作り上げた方々に対して言っているのではなく、僕の脳内にある攻撃対象は、主には電通です。


重複しますが僕は、実際の開会式を手がけた“最後に残った・選ばれた”クリエイターの方々に対しては、尊敬というか同情というかの念があります。さすがに最初は「やったぜオイラ、オリンピックの開会式に関われるぜ!」と思い快諾したのでしょうが、そこに蔓延る強烈な闇を知り、「こんなに不自由でクソつまらん案件、損しか無い。断りゃよかった・・・」というモヤモヤ状態で本番を迎えたことでしょう。野村萬斎氏も椎名林檎氏も、あの人もこの人も見事に離散したのは、「利権に振り回されてダッセェもんしか作れないくらいなら、辞めてやるよ! ペッ!!」だったのでしょう。

利権まみれ・・とはいえそれを「消防団を出せ(by小池)」「エビゾーを出せ(by森)」「imagineを唄え(byバッハ)」等々だけの口利きレベルで留め、表現や演出においてはクリエイター衆に全面委任するのであればまだ、MIKIKO氏らの実力ならば巧い具合に昇華させて、超クールでモダンな消防エビゾーのimagine団に仕上げてくれたと思いますけどねぇ(笑)。センスの方面まで、ダッサダサの魑魅魍魎たちが掻き乱していやがったとは・・・

日本には、ファッション界にもアート界にも音楽界にも、素晴らしいクリエイターがたくさんいますよ。僕らが外国人に対して、自信を持って「日本人の芸術センスって、粋でしょ?」と言わせてくれる者々、全世界の人々を「日本ってスゲェ!カッコいい!!」と魅了させられるほどの能力の持ち主が、確かに存在します。しかしその才能に投資する側の人間、この国のほとんどの資産を独占する支配層の連中に、センスの欠片も無いのであれば、そりゃ〜どうにもならんわ・・・。NHKの紅白歌合戦レベル、白戸家の犬レベルのしょっぱいクリエイトに、僕らの未来はずっと付き合わなきゃならんの? いやはや、マジで勘弁して。己のダサさ、時代の流れについて行けてないっぷりを自覚し恥を知り、さっさと引っ込んでくれよ!!!



例のウィルスに関しては、僕のスタンスは全く変わらずに“興味無し(個々が納得できるレベルで感染予防をすればよし。自粛しようが活動しようが、ワクチンを打とうが打たなかろうが、各々の判断で好きにしましょうや)”です。しかしながら、政治家連中のあざとい感じ、「オリンピックの盛況の勢いのまま総選挙になだれ込めば、勝機あり!」なニヤニヤ顔が透けて見えまくりなのには、呆れ果てますね。仮にこのオリンピックが大成功に終わったとしても、「菅さまのおかげだ! 自民党さまのおかげだ!」とのシュプレヒコールが沸き起こるわけがないだろうが! 国民を舐めるなッ!!「金メダルに感動☆」とかいうツイートをアホみたいな頻度で打っているヒマがあるのなら、今すぐ国会を開いて真っ当な仕事しろ!!!



前述しましたが、僕の最近はまた「映画を観たいぜ!」のスイッチが猛烈に入り気味で、DVDを借りまくり&アマゾンプライム観まくりです。EUROが終わって以降の三週間弱で、25本くらいは観たかな・・? 映画館で観たのは「ゴジラvsコング」だけですが。大迫力の怪獣プロレスに徹し、人間ドラマをいい意味で切り捨てた潔さが、とてもよかったです。



そういえばfacebookでは事後報告しましたが、実はオイラついに、YAWPビル1階テナントの夜営業をスタートしました。SNSでの事前告知、というか宣伝というかをほとんどしなかったのは、「このタイミングのナチュラルな状況で、どれだけの集客ができるか」を実験してみたかったからです。友人が来たりといった、開店ボーナス的な集客では、イレギュラーですからね。来てくれたお客さん達には、ガンボの味には満足していただけた(実際に「美味しかった」とたくさん言っていただきましたし、皆さん、米粒一つ残していなかった)ようなので、その点はすごく嬉しく思います。

自分でも食べてみたら、もちろん美味かった

しかし、準備万端なのにオープンしてから40分くらい誰も来ずの日があったりで、、なんというか、“飲食業での切なさ”を知りましたよ。宿泊業だと、予約を受けてから来客を待つ、二段階の方式ですからね。「今日、ヘタしたらお客さんゼロかもな・・・」の感覚を、その日に受け止めることはないどころか、チェックインゼロが確定していれば、それはそれで気楽&有意義に過ごせたりもします(笑)。今回の飲食はワンオペ営業で、僕はスマホを持っているわけでもないし、小説とか読むのも変かな?だしで、手持ち無沙汰でボケ〜ッとしておりました・・・

とりあえず今後は、緊急なんちゃらが終わるまでのしばらくの間、夜営業については似たような感じで、“不定期・短時間・酒類の提供無しで開きまっせ〜”・・な展開にします!!



今回のブログはこんなもんかねぇ〜と思い、ここまでをババッと確認読みしましたが、「序盤に“いくつかの話題を短く並立に”とか書いたくせに、話題のほとんどはオリンピック関連で、短文でもないじゃねぇか!! 」と自分でツッコんじゃいました。う〜ん、最初から“オリンピックについてを語る!”的な設計図で始めればよかったかな? まぁ、いいか・・・

どこかの動画で誰かが「戦後の日本にとって、1964年五輪は成人式。2021年五輪は、葬式」と言っておりましたが、これには僕も「うまい!」と柏手を打ちました。そうだわ、日本社会にこびり付く古くて腐りきったアレやコレやはこの機会に、スッキリと綺麗になるまで一掃して、イチからやり直そうや。



そんでは!!

暑い毎日が続きますが、皆さん、楽しく充実した日々をお過ごしくださいです!!

僕は館山に突撃し、お日焼けビキニギャルをナンパしようかと検討しておりましたが、現地の某ゲストハウスのオーナーがウェ〜イ✊野郎には憤怒で襲いかかって来るという噂を聞いたので、この夏はやめておきます(笑)!!!






2021年7月6日火曜日

“出来事”への嘲笑と、“存在”への嘲笑。

 



今回の話題は、差別の問題についてです。



〈おかえりびと〉内では書いたことがありましたが、このブログでは初めてですかね。もちろん極めてデリケートなテーマで、いろいろと多方面に気を使いながらにはなりますが、僕なりに臆せずに語ります。



サッカーチーム:バルセロナFCに所属する若手、ウスマン・デンベレ選手によって、過去にスマホで撮られた動画が、「日本人の容姿や言語を侮辱している!」「こいつはレイシスト(差別主義者)だ!」とのことで、ネット上で只今絶賛・大炎上中。

動画をリークした大元のニュースサイトによると、この件での出来事の詳細は

① FCバルセロナが、2019年のプレシーズンに日本に遠征に来た際のもの。デンベレとグリエーズマン(同じくフランス人のスター選手です)が、ホテルで同部屋だった。

② グリエーズマンがTVゲームをしようとしたが、言語設定が日本語だったので、ホテルのスタッフを呼んで設定の変更を依頼した。

③ スタッフ(日本人の中年男性)が3人、部屋に来た。しかし、なかなか設定を直せないままで時間が過ぎる。

④ デンベレが動画を撮影し出す。日本人スタッフ達の顔にズームし、「醜い顔だな。恥ずかしくないのか?」と発言。前に座っていたグリエーズマンは振り返り、苦笑い。

⑤ さらにデンベレは「どんな後進国の言葉なんだ?」「お前の国は技術的に進んでいるのか、いないのか」などと発言。

・・・とのこと。






僕もこのニュースを一昨日、初めて見た際には「えぇぇぇ? マジかよデンベレ・・・けっこう好きな選手だったのに、そりゃないぜ」とガッカリしましたが、実際の動画を検索し見てみると、印象が大きく異なり。デンベレのノリ?的にも、グリエーズマンの反応的にも、いわゆる差別的な雰囲気、差別主義者が持つあの独特な空気感というかは、発しておらず。僕は欧米で、強烈な差別を直に受けた経験がありますから、なんというか“その空気”への感度が強めのアンテナがあるのですよ。

ということで、興味を持ったので改めてこの件を掘り下げて行くと。フランス在住の日本人の、けっこう多くの方々が「語弊がある」「誤訳がある」「この報道には悪意がある」等の指摘をしているのを知りまして。彼らの発信をフワッとまとめると、件の話は上記の①〜③までは同じで、

❹ デンベレが動画を撮影し出す。“設定を直せなくて困惑する表情の”スタッフ達の顔にズームし、「なんちゅう顔だ(辛気くさい、的な意で)。たかがゲームのためにこんなに人を困らせて、恥ずかしくないのか?(グリエーズマンに向けて)」と発言。前に座っていたグリエーズマンは振り返り、苦笑い。

❺ スタッフ達が話す日本語を理解できないデンベレは、「なに言ってんのか、わっかんねぇよ」。そして彼らが設定をいつまでも直せないことを揶揄し、「おいおい、ここは後進国か?」と発言。


・・・ん、同じフランス語なのに、訳す者が変わるだけで、悪意的な要素をサッパリと取り除くだけで、全く印象が異なりますね。特に④の「醜い顔」との訳には、明らかに悪意があるとのことで、これは現地フランスでは造形を悪く言う表現というよりも、「暗い顔」や「不機嫌な顔」といった類いの、その時の表情における“悪い顔”という意味だそうで。そして、その次の「恥ずかしくないのか?」は、文法的にその前の顔の話には繋がっていないとのこと。グリエーズマンの反応からして、彼に向けて発したものである、とのこと。

日本人とはいえ、フランスに住んでおり日常をフランス語メインで暮らす彼らが、これらの間違いを指摘している。これにより僕は「うはぁ~、大元のニュースサイト、どんだけ悪意があんだよ。ヒド過ぎるだろ・・・」と呆れましたよ。記事の記者(イギリスの新聞社、デイリーメール)が、わかっていてワザとそう訳したのであれば、それこそが許し難き暴挙だと僕は思いますけどね。ていうかそもそも、このデイリーメールという新聞社は、普段からかなりの“イワクツキ”なんですよ!! 嘘、でっち上げ等々、何でもアリの報道姿勢で、本国イギリスでの評価と格は最底辺のレベルです(欧州サッカー好きには、それで有名です)。

しかしながら、、これに関わるネット記事を連鎖でいくつか開いて見たところ、どこもかしこもコメント欄では「デンベレ、許すまじ!!」の大炎上状態。苦笑いしていただけのグリエーズマンも豪快に巻き込まれ、クソミソに書かれ(気の毒すぎますって!)。前述のフランス在住の日本人の方々に対してさえ、「差別主義者を擁護するのか?」「フランスに媚を売ってんな」といった感じで袋叩き。いやいゃ・・彼らは日本で暮らす僕らよりも遥かに、フランスのリアルを知っており、特に会話表現の知識においては雲泥の差なわけで、彼らの意見は貴重としか言いようがなく、素直に受け止めるべきだと思うのですが・・・


あえて極端なことを言えば、デンベレがいわゆるゴリゴリのレイシストなのであれば、彼は自分の部屋に日本人スタッフが入ることを拒否しますし、入れたとしても無視しますし、無視しなかったとしても「臭ぇよ」「近寄んなゴミ」的な蔑みをします。世界に蔓延るレイシズムというのは、そのレベルでの強烈な、根深き問題なんですよ。世界にはそんなロクでもない人間が、実際にけっこうな数、存在するんですよ。しかし、件の動画を見る限りでは、デンベレは日本人スタッフの“不甲斐なさ”に対して、「仕事のできないコイツらを動画に撮ってやれ」的なノリで嘲け笑っている印象です。もちろん、それ自体が極めて無礼で、幼稚で愚かな言動、簡単に言うと“バカ”で、バカ界ドラフト1位のバカすぎるバカなのは間違いありません。しかしこれは、差別の問題とは違う。この点を、むやみに混ぜ合わせるべきではないと、僕は考えます。


外国人の中には、スラングまみれの乱暴な会話表現が当たり前の者が、たくさんいます。ウチは安宿、ゲストハウスですから、とりわけしょっちゅう出くわします。ファッ◯ンを=クソと訳すとして、「憧れだったクソ日本についに来たぜ!クソゲストハウスのクソ宿主に連れられて、お好み焼き?とかいうクソ料理を食べてみたらクソ美味くてビックリ。しかしクソ箸の使い方がマジでわかんなくてクソだった」みたいな感じで、会話の節々に「ファッ◯ン〜」を挟み込んできやがります(笑)。これはもちろん大げさに書いておりますが、「ファッ◯ン・デリシャス(クソ美味い)」や「ファッ◯ン・チョップスティック(クソ箸)」なんかは、いろんな輩の口から何度も聞いた覚えが・・・

彼らの発する「ファッ◯ン~」を主とするスラングは、もはや口癖のようなもので、意図も悪意もなく、単に会話をリズミカルにするための要素みたいなもんなのです。僕は彼らのそんな文化?に理解を示しつつ、いちおう日本人として、旅の入り口側で接する立場として、「日本人はスラングはめったに使わないし不快に思う人が多いから、それ、やめた方がいいよ~」と伝えますけどね。


普段からスラング多用で口の悪いデンベレは、その時に起こった“出来事”に対して他者を嘲笑しただけで、その人の“存在”を嘲笑したわけではないと、僕は捉えたということです。僕だって例えば、とある国で、出会った現地人たちに散々嘘をつかれ、何度も騙されそうになった経験を元に「あそこでは人間不信になりかけた。旅する人は気をつけて!」といったことを語ったりします。しかしそこに、差別の意識は全く無い。「あの国の人間は、みんな嘘つきだ。日本に来るな」とか、言ったことも思ったことも無い。「こんなムチャクチャな嘘をつかれたぜ〜!」という実際の出来事を、笑い話としてネタにしているだけです。

しかしこれにだって、受け取る側の性質によっては作為的な悪意を伴いながら、「お前はレイシストだ」と攻撃して来る可能性があるわけです。そんな攻撃をさせる隙を完全に無くすべきならば、僕は旅の経験談をほとんど話せなくなります(笑)。ただでさえ“つまんない男”なのに、“つまんない上にトークのネタがない男”へとクラスアップします。



“出来事”への嘲笑と、“存在”への嘲笑。この二つは、全く異なるものです。

例えば僕が宿で、納豆を食べていて、外国人から「お前ら日本人って、そんな臭いもんをよく食えるな」と笑われても、僕はそれを差別だとは受け取りません。

しかしとある日に、どこかの外国人から、いきなり「日本人は納豆臭いから、近寄るなよ」と言われたとしたら、僕は怒り狂います。

(この例え話、facebookに書いたら日本人からの反応がゼロだった(笑)ので、ここにも最後に載せちゃいました。やっぱり皆さん、こういった話題はデリケートで触れづらいんだろうなぁ・・・)


というわけで今回は、皆さんにもこれらの違いを理解してほしい、差別の問題を考えてほしい、という話題だったのでした!!差別はもちろん、世界中で撲滅させるべきなのですが、その一方では、なんでもかんでも・むやみやたらに「これは差別だ!」と火を付けたがる、連続放火魔のようなおかしな集団がいることも、事実なのです。

皆さんは、そんな連中が起こす扇動に巻き込まれないよう、振り回されすぎないよう、冷静な視点でニュースを見てくださいです!!!



【追記】

先ほど、フランス人の友人と、DMでこの問題について語り合いました。

彼曰く「フランス人同士ではこんな感じの会話は、けっこう普通。デンベレはたしかに口が悪いが、俺らの日常の範囲内。もちろん、いいことではないけど。これで日本人を不快にさせてしまったことには、申しわけないと思う。それにしても、最初の報道の誤訳がヒドすぎる」とのことです。

デンベレが発表した謝罪文と、似たような感じですね・・・