2020年7月30日木曜日

愛しさと愚かさと、生々しさと。





感染者数が、全国で増えまくっていますねぇ。うぅ〜む・・・。


正直、最近の僕の周囲はかなり「気にしてらんねぇよな〜」な雰囲気で、僕もここ二週間ほどは、三日に一度くらいのペースで誰かと会って呑んだり遊んだりしてエンジョイでした。こんなユルユルな空気感は、東京だけなのかな(笑)? 一日の感染者数が千人とかを越えれば、さすがに再び緊張感が増して来ますかねぇ?

僕は相変わらず手洗い&うがいの徹底のみで、全くマスクをしない生活ですが、体調に異変を感じたらマスクはもちろんしますし、外出も人と会うことも完璧に控えますよ。それが「どうってことねぇよ!」派を貫く僕としての、最低限の対コロナ・スタンスです。いちおう念のために、カップ麺等の“引きこもれる”食材は、多めにストックしております。以前から何度も言っておりますが、僕は「各々の好きにしましょうや」の極みですので、騒動に対しての他者のあれこれには口を出しませんし、僕のことも放っておいて下さいね。


そういえば、一人の友人から「物申す系?(笑)の業界人として、GoToトラベル・キャンペーンについて何か見解を書いてよ」と言われましたが。いやぁ、本当に申しわけないのですが、僕はこれに関してはマジで1ミクロンも興味がないのです。「感染が拡がってもかまわないのか!」や、「観光業は大ピンチなんです! ご理解を! 救済を!」等の、賛否の両論に対して何とも思わない。完全に無の感情で、ワレ関せずです。僕は宿をガッツリ、閉めちゃっていますしねぇ。

Twitter等を見ていると、お粗末な政府による穴だらけな制度設計のせいで振り回されまくっている宿主の方々がけっこういて、「あぁ・・お疲れさまです・・・」とは思いますが。そんな宿主のほとんどは地方の旅館や民宿の方で、ゲストハウス業界人の多くは僕と同様に「興味無し」の印象です。振り回されることの方が、儲からないことよりもストレスじゃないですか? 僕はなんというか、とにかく面倒くさそうなので巻き込まれたくない感じです・・・(笑)




さてさて。

少し間が空きましたが、前回に書いた「婚活パーティーのおもしろ経験については、次回に」を、その通りにやります。


僕がそういう類いのものに、人生で最初に参加したのは、成田市の商店街が主宰した街コンでした。こういう“知らない人と出会う”系の企画には僕は、一人でしか参加しません。旅もそうですが、友人と一緒だと、なんだか面白みや可能性が狭まる感覚があるんですよ。「俺のことを誰も知らない」状況の、自由さを堪能したいのです。

しかしこちらは、すごくつまらなかったです。このイベントには20軒ほどのレストランや飲み屋が場を提供し、最初の一時間だけはイベント側が割り振ったお店に強制的に行く流れで。僕が指定された店には男女5×5の10人がおりましたから、全体では200人位は参加していたのかな?

僕は男性の列の、一番右の席に座りましたが。で、前回も書いたように自己紹介では素直に「無職です!」と。しかし、僕の逆サイドの一番左側の者が、男性陣の中で最も若く最も爽やかイケメンで、しかもお役所勤めの公務員っ!でしてね。まぁなんとも見事に一時間、ずぅ〜っと、女性陣全員がその彼の方を向き、僕はひたすらに彼女達の横顔を見続けるハメになりましたよ(笑)。

僕はブライトなキャラですから、女性陣がその公務員の彼に質問攻めしている最中に、何度か割り込んで話しかけてみましたが、思いっきりスルーされまして・・・。なんという、生々しさだ・・・。僕は「無職」とか言っちゃっているのでまだわかりますが、その他3人の男性は、みんなちゃんと働いていて真面目で優しそうな、善い人達だったのにな・・・

その場がクソつまらんのは彼ら3人もだったようで、途中からは彼らと僕で勝手に盛り上がる感じになり、そのテーブルはさながらモーゼの十戒のように、〈女性5人vsイケメン君1人〉〈相手にされない負け犬野郎ども4人〉の、真っ二つに割れ。女性心理はよくわかりませんが、ターゲットがはっきりしていたとしても、男性陣の皆と平等に話し皆からの好印象を得ることを目指す方が、ターゲットに好かれる確率も上がりませんかねぇ? イケメン君はおそらく引いていたし、途中からはなんだか可哀想に思えて来ましたよ。


最初の店でのマスト・ステイは一時間というルールで、その間のみ飲食も無料(イベント参加費はたしか4000円。女性は1000円とか)。僕ら男性陣は当然のように、一時間が経った瞬間に店を出ましたが(お店の方、すみませんでした〜)、それ以降は、渡された地図に載っている参加店のどこに移動してもいい、という流れでしてね。

そこで気付いたのですが、商店街中がなんだかハチャメチャで、簡単に言うと“イベント参加者と、街で普通に飲んでいた者々がゴチャ混ぜ”状態。もはや、イベントは関係なしでそこら中で合コンみたいになっており、ナンパしまくり野郎も大量に発生。イベント自体は初回ではなかったはずなので、考えてみたら知っている者からすれば「参加費を払ってもたったの一時間、指定の店で指定された相手と飲み食いするだけ」「その後から乱入すれば払う必要もなく、勝手にナンパやコンパを出来る」なわけですね。

なんと、当イベントのスタッフまでもが一時間でお役御免の様子で、ナンパや雑多合コン連中の内に紛れている。どうりで「スタッフが不自然にたくさんいるなぁ」と思いましたよ。そういうのを見ていたら、なんだか急にバカバカしく思えまして、僕はあっさりと帰路につきました。街には全部で二時間もおらず、一つの店で、知らない野郎3人と話しただけ・・・(涙)


それで僕は「街コンのノリは合わないニャ」と自覚し、次にはもっとちゃんとした“婚活パーティー”に参加しました。5000円くらい払ったかなぁ。しかし、記憶力S級ライセンス取得済み(なんつってw)の僕でも、この最初のパーティ参加のことはいまいち覚えておらず。有楽町のビルで、25〜35歳限定で立食の“好きに話して”形式、当時の僕はギリの35歳でしたから「若い男女ばかりだなぁ」となり、ちょっぴりの疎外感を味わったっけ・・な記憶しかない。要するに、良くも悪くも印象的な出来事が何もなかったわけですね。

それから少し経ち、ゲストハウスの開業準備をしている日々の中、その前述のパーティ主宰の会社から、僕にメールが来ましてね。「明日の男性数が足りていないです。2000円でいいので、どうかご参加を」と。僕はそれなりに忙しかったのもあり、もはやかなり冷めていたのですが、たまたまその日に、新宿の都庁に用事がありましてね。どうせフォーマル気味の恰好になるし、パーティ会場は都庁のすぐそばのビルだしで、「ついでに行くかな」となりまして。


で、そちらのパーティ。西新宿のビルの高層階の広いイベントスペースで、内周に沿って100脚ほどのイスが並んでいる。まずはそこに、男女が交互に座る形でスタンバイし。

スタッフによる最初の説明で、僕は少し驚いたんですよ。「男性陣は自由に動き、気になる女性の隣りに座り、話して下さい。女性陣は、席を移動できません。5分ごとに合図を出しますので、そこで会話を止め、男性陣は他の女性の隣りに移って下さい」とのことで。攻:男、守:女が確定している、なんという一方的なルールだっ!!!

しかしまぁ、男の僕としてはむしろラッキー?なわけで。全体の進行は、第一次トーキングタイム(一人あたり5分)が1時間、その後に一度目のお気に入り集計をして、第二次トーキングタイム(時間制限無し)が30分。最後にカップル成立の集計をします、とのこと。

説明の後に、すぐにその第一次タイムとやらに突入しましたが・・・。そこで起きた出来事に、僕は驚愕(内心では爆笑)しまして。なんと、50人の男性陣の内の30人以上が、ババッっと立ち上がり、我先にとぶつかり合いながら“気になるアノ娘”の隣りに駆け込んダァーーーーッ!! まるで、イス取りゲームのように!!!

・・・で、なんと、、列が出来たのですよ・・・。50人もいる女性陣の内の、たった3人ほどの隣りのイスを目掛けて、それぞれに10人前後の男が並んでいる。最も人気の女性の列には、15人くらい。トーキングタイムは1時間で、一人あたり5分ですから、12人がMAXなんですけど・・・。後ろの方のアンタたち、並ぶだけで終わっちゃうじゃんか。なんという清々しい、アホっぷりだ・・・

列に並んだ男性が30人を越えていたということは、逆に言うと、30人近くの女性は“隣りに誰もいない”憂き目にあっているわけで。僕は別に、人気女性のゲットを争いたいわけでもないですし、何よりも“並んでいる野郎どもの愚かで情けない感じ”に「うわぁ〜」となったので、最初に座っていた席から一つずつ移動する、ベルトコンベアースタイルを採用しまして。

1時間のリミット通りに、きっちり12名の女性と話しましたが、途中からは「あなたが初めて話す人です」「アタシ、なんのために今日ここに来たのでしょう」的なことを言われるケースが増え、女性陣の多くが、明らかにヘコんでいる。もはや婚活でもなんでもなく、自己紹介すらせずに「おかしなルールですよねぇ」みたいな会話ばかりになりまして。


第一次トークタイムを終えると、気になる相手の番号を用紙に記入し、スタッフがそれを集計するのですが・・。なぜか、男性陣の番号だけがアナウンスされ、「別室に来るように」と。僕の番号も呼ばれたので行ってみると、大きな紙が合格発表のように貼られ、そこには“あなたの番号を書いた女性の番号”が、全て載っている!! 随分とまぁ、男性ばかりが優遇されとるがな〜!!!

そしてその紙の、僕の枠には、、、8つもの番号がありましたよ! 僕より多い男は、一人くらいしかいなかった!!「うぉぉぉ〜、なんだか俺って、モテモテやんかっ!!」・・・と一瞬だけ浮かれましたが、考えてみたらこの8名の女性たちはほとんどが、ずっと一人で座っていた方でした。僕としか話していないのだから、そりゃあ僕の番号を書きますわいね


第二次トーキングタイムでは、僕はその8名の内で一番いいなと思った方の隣りに座り、30分丸ごとサシで話しました。その女性とは無事に?カップルとしても成立し、連絡先の交換もしましたが。。。何度かメールのやりとりはしましたが、結局、二度と会うことはありませんでしたねぇ。まぁ、そんなもんでしょう。


その後の僕はYAWP! backpackersの開宿を果たし、ここ5年ほどは彼女どころか異性との関わりがほとんど皆無な、ときめき・メモリアルがゼロの干からびた毎日を過ごしております(号泣)。ゲストはあくまでゲストですし、出会いなんか、全くなぁ〜い!! 閉めちゃったら、ますますない!!! ぐぁっ!!!!

・・・というわけで、そろそろ再び婚活パーティに〜・・とは前回に書きましたが、最近の僕は友人たちと遊びまくっているせいもあってか、そちらの方面の熱はなんだか冷めて来ました。このまま、似たような価値観を共有でき、呑んだり喋ったり麻雀したりできる愛しい友人どもが周りにそれなりにいれば、僕の人生はそれなりに楽しいかな。





2020年7月15日水曜日

物語の共有のない、人生を歩む・・・





雨日続きで、わかりやすく梅雨ですねぇ・・。涼しいからいいけど。傘無しで出かけたいなぁ。

コロナ感染者数が増えまくっていますから、また我慢モードに突入すべきなのかもですが。世間をお騒がせ中の、Go To キャンペーン?は、ゲストハウス業界とは関係ない印象なので全く興味がないです・・なんか、すんまへん・・・



最近の僕は毎日、ヨーロッパ・サッカーを3試合(プレミアのビッグ6と、ラ・リーガのバルセロナ&レアルマドリーの試合は全て網羅)、日本のプロ野球を1試合、これだけで8時間くらいを費やしています。しばらく開催がなく抑制されていたせいか、先月半ばの再開以降は、観戦欲が暴発気味です(笑)。サッカーは、プレミアはすでにリバプールが、リーガもレアルでほぼ確定なので、優勝争いという意味では興はそがれていますけどね。

あとは映画も、二日に1本くらいのペースで観ています。この一ヶ月間でDVDを12本、劇場でも4本観ました。全ての映画館の存続を願っているので、ちょっとでも気になる作品があれば、積極的に出向くようにしています。というわけで、いつもの採点を!


★★★★★〈傑作! 必見!!〉
わたしたち
盲目のメロディ 〜インド式殺人狂騒曲〜
第三夫人と髪飾り

★★★★〈良作! おすすめ!!〉
ルース・エドガー(劇場)
コリーニ事件(劇場)
最高の花婿 アンコール(劇場)
だれもが愛しいチャンピオン
フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて
ナンシー
グッドライアー 偽りのゲーム
存在のない子供たち

★★★〈まぁまぁ〉
ペイン・アンド・グローリー(劇場)
ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey
テッド・バンディ

★★〈つまら〜ん!〉
プライベート・ウォー
9人の翻訳家 囚われたベストセラー


特に一番上の韓国映画「わたしたち」が、大傑作でした! 実はこの映画は2017年の日本公開で、当時、僕の友人の一人(映画好き)が絶賛しており劇場で観るつもりだったのですが、短期で終了してしまい、気付いた時にはもう遅く。よってDVD化を待っていたのですが、ずっとされなかったので諦めていたのです。僕はこの3年間で韓国に何度か行きましたが、その目的の一つが、この映画のDVDを探し出して買う! だったのです。いろいろ周って、やっとこさで見つけましたけどね。英語字幕が無し(日本語字幕は元々期待していない)で、ガックリでして。

そんな、3年も待たされた映画が、日本でなぜ急にDVDリリースされたのかは謎ですが。権利絡みでゴチャゴチャしたのかな? とにかく、待ちに待った甲斐あって?の、素晴らしい作品でしたよ!!



さてさて、話は変わり。

前々回の「ワシは旅人じゃい!」記事で、イキがって書いた(笑)セブンルールには、僕的には当然過ぎてあえて入れなかったことがあります。それは「絶対に独りで旅をする」です。僕はここ20年ほどは、あらゆる国内or海外旅行を、誰かと一緒にしたことはありません。親戚の法事で地方に行くような場合でも、スケジュールだけ聞いて飛行機等はすべて自分で手配し、一人で勝手に行きます。家族も僕のその性格を充分に理解してくれておりますので、何も言わなくとも自然にそうなります。

「今度、◯に行く」と発信すると、友人などから「よければ、私も一緒に」との誘いを受けることもたまにありますが、それも「あ、すみません。僕は一人旅主義なので」と、素直に返しちゃいます。旅先で誰かと落ち合うのは、歓迎ですけどね。旅そのものは、独りでしかしないのだッ!! 最長旅経験の世界一周:一年四ヶ月間も、もちろん独りでの出発ですよ。旅先で出会った者と意気投合して、しばらく行動を共にする旅あるあるは、もちろん発生しましたが!


すると、旅人系ではない友人たちからは「一人旅って寂しくないの?」と、よく聞かれます。僕のそれへの回答は、「旅先で寂しいと思ったことなんて、一度もないぜ〜」です。

僕は「孤独感とは、相対的なもの」という考えなのです。一人旅では「誰も僕のことを知らない」状況こそが、むしろ心地よい。ホテルや個室宿ではなく、必ずゲストハウス(orホステル)のドミに泊まりますので、誰かと話したくなれば、宿にいる旅人や宿スタッフに話しかければいい。なんだか気が合わなければ、次回は違う人に話しかければいい。

僕は一人旅の最中よりも、日本にいる時の方が、遥かに孤独を感じます。学校や会社等の、自分が所属するコミュニティで、皆が何かの話題で盛り上がっている際に、僕一人だけがその話題に入れない、意味が分からない・・そんな状況こそが、“孤独”です。孤独とは、“独りでいること”ではなく、“独りだけ和の外側に置かれていること”です! 僕は別に、そういうタイプの人間ではないので、めったに起きませんけどね。


コロナ騒動が起き、4月から宿の休業が続いて三ヶ月半、約100日ですか。この間、僕は〈家から一歩も出ず誰とも会わない日〉が、半分以上。〈誰とも話さない日〉は、それ以上。話すとしてもその相手は、行きつけのメシ屋のスタッフのオバちゃんとか、近所のコンビニのオッちゃんとかで、長くてもせいぜい30秒。

犬としか、密に接していない・・・(笑)。愛犬に話しかける量だけが増えまくりで、ハタから見るとちょっとヤバい人です。このご時世、独身・彼女ナシで一人暮らし、仕事なしだと本当に、人との直な関わりがゼロになりますねぇ。

いつも癒しを、ありがとう・・・

とはいえ、そんな現状にさえも、僕はあまり孤独を感じないのです。一人暮らし歴22年で、この生活には、すっかり慣れ切ってしまったのでしょう。唯一、僕が孤独感に打ちひしがれるのは、それは自分の未来を想像した時のみです。


僕はほぼ間違いなく、このまま家族ができず、ひとりぼっちのままで一生を終えることでしょう。その現実はとっくに、受け入れています。しかし将来、僕が80歳とかになって、急に「ずっとひとりだったなぁ・・」と振り返る日もあるのだろうか、とか想像すると、なんだかすごく虚しくなります(笑)。僕の人生の物語は、誰にも共有してもらえず、逆に僕は、誰の物語も共有できないのだなぁ、と・・・

僕もいずれ歳をとり、思終期を迎えた頃に、隣りに「あの頃は楽しかったね」「あの時期は大変だったね」と語り合える存在がいないというのは、すごく切ないことだなぁ〜と思うわけです。それは実は、YAWP! backpackers開業準備中の2014年の頃にも、僕に芽生えた想いでした。今と同じく、当時も無職でしたから、単純にヒマが原因なのかもしれませんが(笑)。

それに連なって2014年だけ、実は僕には結婚願望が湧き起こり、いわゆる“婚活”をしていたのですよ。といっても、婚活パーティーに二度&街コンに一度、参加しただけですけどね。その経験談はけっこう面白いので、次回のブログ記事にしようかと思います。


というわけで、ド直球で言うと今の僕は、長らく続いていた結婚願望:ほぼゼロ%状態が、7%くらい?に上昇中なわけです(笑)。よって「久しぶりに婚活パーティーにでも行こうかねぇ」と、ちょっと検討中。毎日ヒマだし。コロナ禍で、似たような感覚になった“結婚・諦めてたんだけどね”女性も、それなりにいそうな気もしますし。


2014年は、開業準備中・・というかすでに物件を購入済みで改装工事の手続き中だったりな状況下で、婚活パーティーでの自己紹介欄には、僕は気持ちよく「無職」と書いておりました。今後、また参加するとしても、あくまで休業中なのに、僕は再び「無職」と書きます!

それは単に、婚活に出向いたくせに、わざわざ「ワシは無職じゃい!」と言い切っちゃう、アホな自分が好きなだけかもしれません。ウソはつきたくないので、実際に“仮・無職”の状況になった今こそ、そのアホ行為を実行できるチャンスだっ!・・と、なっているだけなのかもしれません・・・





2020年7月10日金曜日

未来予測と判断はそれぞれだが、俺は全てを尊重する!!





先ほど気付いたのですが(よってこの文頭は後付け)、このブログの総記事数が、前回で200に到達していました。僕は年間の記事UPノルマ(自己満足ですが)を、36と設定していますので、開始から6年でたしかにそれくらいのペースですね。

これまでの総閲覧数も見てみたところ、30万ほどでして、単純計算で1記事あたりに平均で1500人の閲覧があることになります。 一度の発信で、閲覧や視聴が軽く万を越えるブロガーやYouTuberって、マジですごいですねぇ。このブログの閲覧者のほとんどは、業界関係者or開業志望者だというのはとっくに認識しており、僕はそもそも数を気にする意識は全くありませんが。皆さま、どうもありがとうございます!



さてさて。

僕は先週、大阪に行って来ました〜。二泊三日で、あっという間でしたけどね。泊まったのは、
空堀商店街ゲストハウス とろとろ
さんと、
さんです。(それぞれのHPにリンクを繋げています)

実は僕は、東京以外の国内のゲストハウスに泊まるのは、5年ぶりくらいでして。海外にはしょっちゅう行っておりますが、国内旅行はそんなにしておらず、それも滞在先は親戚の家だったりしたもので。

いやぁ〜・・・とろとろさん&緑家さん、素晴らしかったですよ!! 居心地・寝心地はサイコー、宿主さんも本当に親切で温かい人柄で。二日連続で彼らと夜遅くまで飲みましたが、なんというか正直、僕は同業者として、猛尊敬&猛反省をしました!!

コロナ禍の前の「あの頃はこうだったね」
騒動が起きての「今の生活はこんな感じ。こんなことを考えている」
そして「これからの未来は、こうなるだろう。こうしようと思う」

・・皆さん、本気で熱く、考えていますね・・・。僕はこのコロナ問題は、基本的には「どうってことねぇよ」「いずれ元に戻るっしょ」「それまで生き延びればいいだけっしょ」という開き直りのスタンスで、たいして考えていませんし、他の宿主も多くが似たようなもんだろう〜と捉えていたのですが(笑)。こうやって、彼らと直に、本気の想いを交わすことが出来たのは、すごくいい刺激になりました。

特に緑家さんは、開業の時期がウチと十日しか変わらず(緑家さんの方が先輩です)、「2015年は何もしなくても連日フルだった」「2017年は厳しかった」等々、お互いの過去の歩みがそっくりでして(当然ですが)。その上で彼が今、考え取り組んでいることと、僕の今のノーテンキさ?とのギャップに、素直に反省いたしましたよ。



とはいえ、僕も現実はそれなりに見つめておりまして。僕なりのポジティブ分析としては、今後の訪日外客数は、2019年の5月(280万人)を基準とすると、

2020年:−100%(  0万)
2021年:− 75%( 70万)
2022年:− 50%(140万)
2023年:− 25%(210万)
2024年:±  0%(280万)

・・と、今年が底で来年以降は年あたり25%の回復、と考えております。すなわち、去年と同じレベルに戻るまでには、少なくとも今から4年はかかると読んでいます。もちろんこれは、年間の数字でも同様です。オリンピックがあれば多少は変わりますが、おそらく中止でしょう。

星◯リゾートの尊師とは違って、僕は国内観光のニーズ爆発はない(あっても、すぐに萎む)との考えですし、ウチは今後も頑なに“外国人バックパッカーの宿です!”を貫きますから、とどのつまりは上記の予測の上で、将来の生き残りの可否をプランニングしております。今は閉めていますが、仮に再開が来年5月だとして、その時点で月あたり68泊(昨年5月の270泊÷4)に届かないとしたら、今度こそ諦めるかもしれません。月で68泊とは、宿泊者が日に2.2人、月商で15万、稼働率18%ということです。僕は「楽しければ儲けなんかどうでもいい」の念が強めの人間とはいえ、労働として&いちおうプロのゲストハウス・おじさんとして、月に15万くらいはちゃんと稼ぎたい。

逆に言うと、「来年には元通りのはず〜☆」という楽観測の上で存続を決めたところや、「この業界は復活の見込み無し。もうオシマイだ!」との考えで廃業に至った宿とは、僕はポジティブ方向にもネガティブ方向にも考えは違いますね。・・・とはいえ、なんというか、僕はこのコロナ騒動に関しては完全に「各々の予測&判断で、好きにしましょうや」の域に達しましたので、他宿の決定や対策っぷりに関しては、何も思わないようになりました。

クラファンで存続への寄付を募っておきながら、その影で身売り先も探している不義理な宿や、この時世にも変わらず「業績回復へのサポートをします」的な発信に励む詐欺師のような自称コンサルの連中には、マジで滅んでほしいですけど。撤退の際に、大義名分と綺麗事を並べ、継続を選んだ側を間接的に否定するような宿も、かんべんしてほしいですけど。そうじゃない、ノン・チートな方々においては、あらゆる決定や策を応援します。


カリスマホストのローランド氏が、自身の経営するホストクラブの廃業を決めたことで、そのニュース記事のコメント欄には「素晴らしい決断!」「他のクラブも、彼を見倣って閉めるべき!」みたいなのが殺到しておりましたが・・・。それは彼の経済状況や未来予測、損得勘定の元での、個人的な判断でしょう? そんなものに、是も非もない。大義もない。部外者が評価するようなことではないです。好きにしてちょうだい、ローランドッ!!

宿業も同じです。存続させようが、廃業しようが、それは宿主、各々の判断です。5月に持続化給付金が入り、さらに来週の14日からは、六ヶ月間の家賃補助も始まります。それらをMAXに受け取り、この夏〜秋はどうにか延命が叶いそう、という宿主も多いことでしょう。その間に、各々が将来について、ますます真剣に考えることでしょう。

もちろん僕も、よっぽど仲良くしていただいている宿や、リスペクトしている宿がなくなったら、すごく悲しいですけどね。しかし、相手とどんな関係であれ、僕はその決断を尊重します!!



ゲストハウス宿主さん達と直接会い、彼らの考えや想いを知るのは、なんというか、僕の今後の人生にとっても、強く意義のあることのような気がして来ました。何よりも、「ゲストハウスってやっぱりいいなぁ〜」を、再確認させてくれます。


よって僕は、おかえりびとへのリンク掲載をしてくださった宿々さんに、訪ねてみようかと考えております。僕らから誘致したわけではないですが、おそらく皆さん、旅を愛しゲストハウス文化を心から愛す、“想いが近い”宿主でしょうし。掲載だけして、メリットがゼロだったら申しわけないですし。せめて、僕の宿泊代くらいはお返しを・・・と(笑)。全ての掲載宿を訪ねることはできませんけどね。

観客数が制限されている今こそ、プロ野球を生で見たいぜ!な欲もあるので、とりあえずスカスカが確定の今月の内に、横浜スタジアムにでも行こうかな。そして、あの宿に泊まろうかな・・・