2020年7月10日金曜日

未来予測と判断はそれぞれだが、俺は全てを尊重する!!





先ほど気付いたのですが(よってこの文頭は後付け)、このブログの総記事数が、前回で200に到達していました。僕は年間の記事UPノルマ(自己満足ですが)を、36と設定していますので、開始から6年でたしかにそれくらいのペースですね。

これまでの総閲覧数も見てみたところ、30万ほどでして、単純計算で1記事あたりに平均で1500人の閲覧があることになります。 一度の発信で、閲覧や視聴が軽く万を越えるブロガーやYouTuberって、マジですごいですねぇ。このブログの閲覧者のほとんどは、業界関係者or開業志望者だというのはとっくに認識しており、僕はそもそも数を気にする意識は全くありませんが。皆さま、どうもありがとうございます!



さてさて。

僕は先週、大阪に行って来ました〜。二泊三日で、あっという間でしたけどね。泊まったのは、
空堀商店街ゲストハウス とろとろ
さんと、
さんです。(それぞれのHPにリンクを繋げています)

実は僕は、東京以外の国内のゲストハウスに泊まるのは、5年ぶりくらいでして。海外にはしょっちゅう行っておりますが、国内旅行はそんなにしておらず、それも滞在先は親戚の家だったりしたもので。

いやぁ〜・・・とろとろさん&緑家さん、素晴らしかったですよ!! 居心地・寝心地はサイコー、宿主さんも本当に親切で温かい人柄で。二日連続で彼らと夜遅くまで飲みましたが、なんというか正直、僕は同業者として、猛尊敬&猛反省をしました!!

コロナ禍の前の「あの頃はこうだったね」
騒動が起きての「今の生活はこんな感じ。こんなことを考えている」
そして「これからの未来は、こうなるだろう。こうしようと思う」

・・皆さん、本気で熱く、考えていますね・・・。僕はこのコロナ問題は、基本的には「どうってことねぇよ」「いずれ元に戻るっしょ」「それまで生き延びればいいだけっしょ」という開き直りのスタンスで、たいして考えていませんし、他の宿主も多くが似たようなもんだろう〜と捉えていたのですが(笑)。こうやって、彼らと直に、本気の想いを交わすことが出来たのは、すごくいい刺激になりました。

特に緑家さんは、開業の時期がウチと十日しか変わらず(緑家さんの方が先輩です)、「2015年は何もしなくても連日フルだった」「2017年は厳しかった」等々、お互いの過去の歩みがそっくりでして(当然ですが)。その上で彼が今、考え取り組んでいることと、僕の今のノーテンキさ?とのギャップに、素直に反省いたしましたよ。



とはいえ、僕も現実はそれなりに見つめておりまして。僕なりのポジティブ分析としては、今後の訪日外客数は、2019年の5月(280万人)を基準とすると、

2020年:−100%(  0万)
2021年:− 75%( 70万)
2022年:− 50%(140万)
2023年:− 25%(210万)
2024年:±  0%(280万)

・・と、今年が底で来年以降は年あたり25%の回復、と考えております。すなわち、去年と同じレベルに戻るまでには、少なくとも今から4年はかかると読んでいます。もちろんこれは、年間の数字でも同様です。オリンピックがあれば多少は変わりますが、おそらく中止でしょう。

星◯リゾートの尊師とは違って、僕は国内観光のニーズ爆発はない(あっても、すぐに萎む)との考えですし、ウチは今後も頑なに“外国人バックパッカーの宿です!”を貫きますから、とどのつまりは上記の予測の上で、将来の生き残りの可否をプランニングしております。今は閉めていますが、仮に再開が来年5月だとして、その時点で月あたり68泊(昨年5月の270泊÷4)に届かないとしたら、今度こそ諦めるかもしれません。月で68泊とは、宿泊者が日に2.2人、月商で15万、稼働率18%ということです。僕は「楽しければ儲けなんかどうでもいい」の念が強めの人間とはいえ、労働として&いちおうプロのゲストハウス・おじさんとして、月に15万くらいはちゃんと稼ぎたい。

逆に言うと、「来年には元通りのはず〜☆」という楽観測の上で存続を決めたところや、「この業界は復活の見込み無し。もうオシマイだ!」との考えで廃業に至った宿とは、僕はポジティブ方向にもネガティブ方向にも考えは違いますね。・・・とはいえ、なんというか、僕はこのコロナ騒動に関しては完全に「各々の予測&判断で、好きにしましょうや」の域に達しましたので、他宿の決定や対策っぷりに関しては、何も思わないようになりました。

クラファンで存続への寄付を募っておきながら、その影で身売り先も探している不義理な宿や、この時世にも変わらず「業績回復へのサポートをします」的な発信に励む詐欺師のような自称コンサルの連中には、マジで滅んでほしいですけど。撤退の際に、大義名分と綺麗事を並べ、継続を選んだ側を間接的に否定するような宿も、かんべんしてほしいですけど。そうじゃない、ノン・チートな方々においては、あらゆる決定や策を応援します。


カリスマホストのローランド氏が、自身の経営するホストクラブの廃業を決めたことで、そのニュース記事のコメント欄には「素晴らしい決断!」「他のクラブも、彼を見倣って閉めるべき!」みたいなのが殺到しておりましたが・・・。それは彼の経済状況や未来予測、損得勘定の元での、個人的な判断でしょう? そんなものに、是も非もない。大義もない。部外者が評価するようなことではないです。好きにしてちょうだい、ローランドッ!!

宿業も同じです。存続させようが、廃業しようが、それは宿主、各々の判断です。5月に持続化給付金が入り、さらに来週の14日からは、六ヶ月間の家賃補助も始まります。それらをMAXに受け取り、この夏〜秋はどうにか延命が叶いそう、という宿主も多いことでしょう。その間に、各々が将来について、ますます真剣に考えることでしょう。

もちろん僕も、よっぽど仲良くしていただいている宿や、リスペクトしている宿がなくなったら、すごく悲しいですけどね。しかし、相手とどんな関係であれ、僕はその決断を尊重します!!



ゲストハウス宿主さん達と直接会い、彼らの考えや想いを知るのは、なんというか、僕の今後の人生にとっても、強く意義のあることのような気がして来ました。何よりも、「ゲストハウスってやっぱりいいなぁ〜」を、再確認させてくれます。


よって僕は、おかえりびとへのリンク掲載をしてくださった宿々さんに、訪ねてみようかと考えております。僕らから誘致したわけではないですが、おそらく皆さん、旅を愛しゲストハウス文化を心から愛す、“想いが近い”宿主でしょうし。掲載だけして、メリットがゼロだったら申しわけないですし。せめて、僕の宿泊代くらいはお返しを・・・と(笑)。全ての掲載宿を訪ねることはできませんけどね。

観客数が制限されている今こそ、プロ野球を生で見たいぜ!な欲もあるので、とりあえずスカスカが確定の今月の内に、横浜スタジアムにでも行こうかな。そして、あの宿に泊まろうかな・・・





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