2021年11月30日火曜日

10万円給付や小室眞子ちゃん、無差別殺人や新庄監督についてを、雑多に語る。





う〜ん・・・


ちょっとプライベートでいろいろありまして、最近は穏やかモードではなく激おこプンプン状態、ブログを書くテンションではないといえばないのですが(笑)。三ヶ月に一度ペースで定期的にやっているアレを、途中まで書き終わっていましてね。まぁ、僕は別に普段から穏やかキャラなわけでもないですし。ムカついているのは個人にではなく、政府に対してですが。個人による理不尽にムカついた際には、僕はさっさと縁を切りますしね。

というわけで今回はその“アレ”、〈最近のアレやコレやに関する僕なりの感想のまとめ〉です。あくまで「僕は個人的にこうである」という話なので、考えが異なる方々に対して「あなた、おかしいよ」と訴えるような意図はありません。あ、この前置きは相変わらずののコピペです(笑)。ではでは、行きますよ〜!!



衆議院総選挙、自民が勝利。立憲・共産は惨敗、維新が躍進

とっくに&何度も宣言している通りに、僕は自民には投票しませんでしたが(それを公言しているせいで、最近の僕への虐めがヒドいのかも・・笑)。さすがに立憲と共産が議席を減らすことはないと読んでおりましたので、この結果には驚きました。僕はこの二党にも投票していませんけどね。

報道された時間といい熱量といい、世間で語られていた度合いといい、9月にあった自民党総裁選挙の方が遥かに盛り上がっていましたね・・・。総選挙って、良くも悪くも、以前はもっと賑わっていたと思うのですが。今日までやっていた立憲民主党の代表選挙も、ちょっと恐ろしい程に“誰からも興味を持たれず”。・・・これって日本の政治家に魅力がないせいですかね? 国民の意識の問題ですかね?

TBSの選挙特番で、爆笑問題の太田光氏が立候補者達を好き放題に弄り倒したことで炎上しておりましたが、僕としてはあれは、大歓迎でした。つまらない政治、盛り上がらない選挙、議論しない国民に対して、太田氏なりに強めにアジテーションしたかったのだと思いますよ。今の淀んだ空気には、そんな猛毒も必要ですって。



政府は18歳以下の国民に10万円給付を決定。内、5万はクーポンで

選挙が終わったとたんに、公明党が何やらしゃしゃり出て来ておりますが。自民の単独過半数獲得に加え、維新に議席数で負けたことで、存在感が希薄になることを恐れているのかな? もしくは「お前ら(自民)の勝利は700万の学会票のドーピングのおかげだということを忘れるな!」という、恩着せアピールかな? で、そんな公明のゴリ押しにより、次のバラ撒き予定はこんな感じでまとまった、と。

給付金やら協力金やら支援金やら助成金やら、この二年間は、政府&自治体からの極めて不公平な現金バラ撒きがひたすらに乱発されておりますので、僕はこの10万円給付に、怒りのような感情は無いです。いちおう個人事業主である僕は、世の被雇用者の方々よりは明らかに、“恩恵を受けている側”の立場ですしね。「苦しんでいる人を、優先的かつ積極的に救うべきだろうが!」という想いは、もちろんありますが。

しかしそれにしても、クーポン配布の経費が967億ですって? 去年のアベノマスクの際にも膨大な経費の判明で炎上したのに、うまいこと火消しに成功したせいか、岸田は同じことを繰り返すわけですねぇ。俺ら庶民は、権力者層から舐められすぎ。スガは、裏でやりたい放題の、利権でウハウハという面はあまりなかったので、僕はけっこう評価していたのですが。岸田は安倍と同類か? やれやれ。



③ 外国人の日本への入国、完全停止を決定

え・・・今や世界では、ほとんどの国がコロナ脱却モードで、入国ルールの緩和や撤廃がトントン拍子で進んでいるのですが。「ウチはウチ、ヨソはヨソ! 日本には入れてやらないぞ〜」ってか? 近々に来日する準備を完了していた、外国人ビジネスマンや留学生たちに、本当に申し訳ない・・・

TVを見る限りでは「日本で壊滅的になったのは、ワクチン普及のおかげ」という専門家が多い、と認識しておりますが。それが正しい(笑)?のだとすると、感染の蔓延には外国人の入国絡みは関係ないじゃんかよ。まぁここ数ヶ月の、“入国者は増え続けている←→感染者がほぼゼロになった”という事実を、因果で関連づけると矛盾が生じますからねぇ。

「既存のワクチンは新種の株には対応していない」とか反論して来るアホがいるかもですが、その新種がどれだけ危険なのかは、発覚からたった数日の今の時点で、もう判明しているんですかい? デルタでは、感染者数は爆増しましたが死者数は激減しましたよね。このような弱体化の傾向はウィルス学では一般的なものですから、僕からすれば「変異だのなんだのに、いつまでも振り回され続ける政府のバカさに辟易するわ!」です。ずっと過剰に怯え続けていた人たちの多くが、近頃はようやく脱却への道を歩み始めたと、僕は喜んでいたんですけどねぇ。こんな茶番な、いたちごっこを、永遠に続けるおつもりですか? 今後も世界のどこかで新種が発見される度に、日本政府はロクな議論も検証も無く、大慌てで強引に鎖国するの? ハァ・・・ほんと、いつまでやってんだか。



④ 木下富美子都議、雲隠れをやっと解消→袋叩きにあい結局、辞職

僕のこの方への評価は“あの号泣・野々村レベルの、トンデモ議員”であり、「俺が払う都税がこんな人の給料になるなんて!」という憤りがもちろんあります。とはいえ、“都議会議員は当選からの一年間はリコールできない”という決まりがある以上、リコールされるまでは厚顔のままで、意地でもしがみつけばよかったのでは? ルールを超越して強引に辞めさせようと働いた他の都議の連中には、「さすがにやりすぎだ!」と思いました。ここは法治国家でしょ? 本人(の弁護士)が「あれは、いじめだ」と言っておりましたが、これには僕も同意です。

立候補で大金を費やし、当選したけれど、給料はゼロでいい・・と自戒しながらの失職。無免許運転で事故を起こしたといっても、被害者とは和解しているそうなので、もういいじゃないの。これ以上叩くと、彼女が犯した罪と、大衆からの罰のバランスで、罰の方が多大に超過すると思いますね。この人はアレだけど、根っからの悪人ではないと僕は捉えましたし。というわけで僕は「もう禊ぎは済んだ。今後の彼女の人生に幸アレ!」です。



⑤ 池袋暴走事故、飯塚幸三氏は禁固5年の刑が確定

以前にこのブログにて、「俺だったら潔く罪を認める。人としての生き様、美学の価値観が違う」的なことをカッコつけて(笑)書いた記憶がありますが。彼は無罪の主張を頑なに続け、最高裁まで控訴上告しそうな勢いでしたけどねぇ。最後はなんだか、あっさりとした陥落でした。

「お爺ちゃん、もしかしたらこの苦境から早く開放されたかったのかな。彼なりに、必死に虚勢を張って世間と戦っていたのかな・・・」と、ちょっぴり切なくなりましたよ。これまた④と同様に、大衆はこれ以上叩くべきではなく。彼には塀の中で罪を償いながら、天寿を全うしていただければ、と思います。



⑥ 眞子さんと小室圭氏が結婚、今後の生活の拠点はニューヨークに

お〜めでとうございます〜。愛し合うお二人が雑音に打ち勝ち、無事に結婚に至ってくれて、とても嬉しいです。めでたい! 皮肉な意味ではなく、素直に本気で喜んでおりますよ。僕はこの件に関して、否定的な意見や感情を持ったことは、一度もありません。

皇族・・の以前に、一人の人間です。眞子さんに限らず、愛子様も悠仁様も、自由に人を好きになり、自由に結婚すればいいのです。ご本人が「それでもいい!」と言うならば、相手は別に無職のニートでも、親子みたいに歳が離れた人でも、なんならば凶悪な犯罪者でもいいと思います(笑)。

僕的には小室圭氏に対しての好印象は全くありませんが、はっきり言ってしまえば彼の人間性なんぞ、本当にどうでもいいのです。身近にいる親友や兄弟がとんでもなくヤバめな女と結婚すると聞いても、僕は「ふ〜ん、好きにすればぁ」ですから、眞子さんの男の趣味なんて、知ったこっちゃない。「この彼はやめた方がいい」「なぜにこんな男を選ぶの?」と外部が口を挟むのは、ただの余計なお世話です。

・・っていうかもう金輪際、この話題はニュースやワイドショーで取り上げなくていいでしょ。小室氏が司法試験に受かろうが落ちようが、どんな髪型にしようが、全てがどうでもいいって! 自由な異国の地で、末永くお幸せに!!



⑦ ジョーカーに扮した男が、電車内で無差別殺人を画策

「もう嫌だ。死んでしまおう。しかしその前に、社会に復讐してやれ」という思想が芽生える、いわゆる“無敵の人”が起こす事件が、それなりの頻度で起きますね・・・。銃乱射での殺傷事件が月イチくらい?は起きているアメリカよりは、遥かに数は少ないですが。「辻斬りとか、昔もあっただろ」という意見もたまに見ますが、明らかにその頻度は増していますよね。

こういった無差別殺人事件なんかが起きたりすると、TV等では「狂人を生み出さないためには」「襲われる危険があると常に意識すべき」という論を振りかざすコメンテーターが多いですが。僕は少し変わっておりまして、彼らに対しては“狂人”という切り捨ての感覚は全くなく、むしろ「きっと普通の人だったのだろうな」の側に捉えますし、さらには「一歩間違えば、俺もそんな人生だったのかもな」とすら、いつも考えます。ダウンタウンは好きな芸人ですが、以前に松っちゃんが「犯罪者は人として不良品」と発言した際には、心底ガッカリで軽蔑しましたよ。

そういえば最近、“親ガチャ”という言葉も議論のマトになっておりましたが。僕の親ガチャは明らかに大当りで、神様には感謝の言葉もありませんが、かといって今の僕が独身ニートのダメダメ野郎でいることには、親の責任は全くないわけでね。人が何をきっかけに“無敵”になってしまうのかなんて、わかるわけがないです。



⑧ 愛知で中学3年生が、同級生を刺殺

この件ではTV番組等でも、同年代の息子がいるという主婦へのインタビューかなんかで「ウチの子も、ふとしたきっかけで人を刺したりするのかも、、と想像したら恐ろしくて・・」という視点があったのがやや、意外でした。報道された直後に「刺したのは虐められっ子で、被害者は虐めっ子だった」な認識が一気に広まったせいですかね? しかし加害者の彼の「こんなことをされて嫌だった」の供述内容が明らかになり、“えっ・・そんな程度で・・・?”だったことで、最近の世論の流れは「この加害少年、おかしいよ」に寄ってきている印象ですが。

殺意の動機が、本当に彼の言う通りの「会話に割り込まれた」レベルのものならば、僕でもさすがに絶句してしまう。上記⑦の“無敵の人”のタイプの多くとは、明らかに違う。これにすら僕は「いや、彼は狂人ではない!」と訴えたいという気概はありますが、その哲学が揺らぐ程の「その気持ち、わからない・・・」です。



⑨ 新庄剛志氏が日本ハム監督に就任。楽しみだっ!!!

今回は全体的に暗い話題ばかりだったので、最後くらいは明るく楽しく。日本ハム球団の上層部は、素晴らしい決断をしたと思います!! このニュースを最初に見た日は、なんだか気分が高揚したというか、デートの前日のようなワクワクで心が満たされましたよ! その後の記者会見も最高だった!! 僕はとにかく、カブキ者が大好きなんですよ!!!

日本人は、クソ真面目過ぎるって。シャキッとするのは、まさに新庄氏のように、要所だけでいいって。特に日本中の40台以上のオジさんは、高田純次や桑田佳祐あたりを見倣い、普段はテキトーにオチャラけて、他者に呆れられながら豪快に生きようぜ!!!

それにしても今年のプロ野球は、本当に面白かったなぁ。日本シリーズの全戦をライブで見たのは、僕の人生で初です。僕は基本はサッカー好きなんだけれども、今週は野球ロスで、しみじみな感じです・・・



以上です!!

NYダウ株価の大暴落についても途中まで書いておりましたが、11月の記事の予定なのに12月に入っちゃいそうなので、切り捨ててUPします〜!!


今年も残り、一ヶ月かぁ・・・






2021年11月19日金曜日

「俺のこだわりを聞いてくれ!」番外編





だいぶ寒くなってきましたねぇ〜


いきなりですが先日、たまにはfacebookになんか書くかなと思い、特に意味も無く「プーマのスニーカーのフォームストライプをひっぺがしたら、いい感じになったぜ〜」的な発信をしまして。その後、友人との呑みの席でも、それ系の話題で盛り上がりました。


というわけで今回は、僕の脳内にある“服へのこだわり”について、いつものように「こんなアイテムを買ったよ! 持ってるよ!」という発信ではなく、むしろ真逆の「俺はこういう服は買わねぇんじゃい! 」を語ろうと思います。性格のひねくれを丸出しで。

というか、そもそも論として。一年ほど前にこのブログにて発した“俺的・旅のセブンルール”も似たようなもんですが、実は僕は、自分の行動に縛りを作るのが好きなんですよ。それは、僕が自由を享受しているからこそできることですし、その上でセルフ制限を設けることで、よりいっそうの自由が生まれるのです(いきなり哲学的なことを言ってみた)。僕が旅先でネットに全く触らないのは、「自由でいたいから」なのです。なんのこっちゃ。


僕がお金を使う最大の矛先は、洋服類なのは間違いありませんが、購買のルールが何でもアリだと、逆につまらないのです。価格帯も素材も種類もジャンルも多過ぎるので、全部を相手にすると疲れますしね。というわけで僕は、「ハナっから買う気ゼロ、見る気ゼロ」というアイテム群が、すごくハッキリしておりまして。種類ではパーカー、カーディガン、ロングコートなど。素材ではコーデュロイやベロアあたり。これらがアパレル店に置いてあっても、僕は完全スルーで見向きもしません。店員さんから薦められても「あ、それ系は着ないんで」と、あっさりドライな反応をします。

さらに僕には、種類や素材への好き嫌いだけではなく、イデオロギー的なNGを出している対象もいろいろとありまして。よってここからは、それ系NGの主な三項目についてを、箇条書きで語ります。あくまで僕の個人的なポリシーで、他者が何を着るかの判断にイチャモンをつけるような意図は全くありませんので、悪しからずです!!


↓↓↓【イデオロギー的に、俺が買わない服!】↓↓↓


① どこのブランドの商品か、見るだけで判っちゃう物

前述のfacebookの発信がまさにこれ絡みですが、僕はナイキのスウッシュもアディダスの三本線も、ヴィトンもシャネルもグッチも、いわゆるシンボルマーク的なアレらがある商品は全てNGです。けっこう好きなブランドのパタゴニアでさえ、ロゴが胸元にある物は買いません。同様に、ノースフェイスのダウンやポロ・ラルフのニット等の、胸の小さなワンポイントも、全て嫌い。その理由を一言で言うと、「商品の質やデザインではなく、ブランドネームで買わせようという魂胆ね〜」と捉えてしまうから、ですかね。シルエットやデザインが超カッコいい商品でも、見えるところにロゴが乗っかっていると、一気に「ダサいッ!」へと評価を下げてしまうんですよ。ストーンアイランドとか、マジでもったいないと思います。

すると、僕が嫌いなのは“ロゴマーク”なのだと思われるかもしれませんが。僕は根本的に、街ですれ違う誰かが僕を見て「あ、この人が着ている服は◯◯だな」と、絶対に気付かれたくないんじゃ〜!という、とてもおかしなヒネクレ性質がありましてね。そのせいで、リーバイスのジーンズやバーバリーのコート、バブアーのブルゾンといった“見たら判る系”の定番なアレコレも、僕は一切買いません。レッドウィングのブーツや、クラークスのワラビー、ビルケンシュトックのサンダル、、それらも全てがNG! 絶対に買わんッ!!

買わん! 着ん!


② 雑誌やTV等に、宣伝・広告を打っているブランドの物

ファッション誌を開くと主に巻頭に、バーバリーやプラダ、ディオール、セリーヌ、そういった海外有名ブランドの見開き広告が、しばらく続きます。商品を紹介するわけでもなく、イケメン・モデルがドヤッとカッコつけてるだけのアート写真みたいなあれらに、どんな費用対効果があるんですかねぇ・・? 雑誌自体の売上げよりも、広告収入の方が多いファッション誌がけっこうある(広告がつかないと廃刊)ことは、理解しておりますが。それにしても、僕がああいった広告を見て「このブランド、カッケェ〜。買いてぇな〜」とウットリしたことなどは過去に一度もなく、むしろ逆に「こういう無駄な経費を削減して、商品の値段を下げるなり、質をさらに上げるなり、従業員の給料をUPするなりしろよ」といつも思います。ヒネクレ過ぎていて、引かれそうですが。

こんなのに効果あるんか?

というわけでこの点を理由に、伊勢丹や阪急にテナントが入っていそうな、外国のいわゆるハイ・ブランドのほとんどが、僕はNGです。仮に10万円でバーバリーのコートを買ったら、雑誌で広告を見る度に「あの10万の内の1万円くらいは、こんなもんに使われてるのか」となり、勝手にゲンナリしてしまう(笑)。マルジェラなんかは広告を打たない戦略のようなので、NG対象ではないですが。

見開き広告でなくても、とあるブランドが雑誌の特集になっていたり、TVで頻繁に紹介されていたりしたら、僕は「うはぁ〜」と冷めてしまう。とにかく僕は、洋服類に関しては“宣伝臭”が大嫌いなのです。これも要因の一つとなり、ナイキやコンバース、リーバイス等の大量生産系を全く買いません。“スタイリストの私物”みたいな企画でサラッと単品で紹介されるのは、楽しめるんですけどね。どこかの粋なセレクトショップに、有名ではない(一切の広告を打たない)ブランドとプラダのコートが2着並んでいたとして、それが同じ値段だとしたら、商品のクオリティ(生地や裁縫の質)は確実に前者の方が高いですよ。それは、服オタク歴25年の者として、僕は自信を持って言えます。


③ “すわっ! 搾取してやがるな!?”と感じる物

先日、〈グリード ファストファッション帝国の真実〉という新作映画を観ましてね。別にそれに影響を受けたわけではなく、僕のこのポリシーは元からなのですが。この映画の主人公は、H&MやZARA等のいわゆるファストファッションブランドの先駆者とも言える、TOPSHOPのオーナー:フィリップ・グリーン氏をモデルにしておりまして。まぁ〜、見事なまでの成金。金儲け至上主義(笑)。

この映画では氏の、スーパーセレブで狂乱な誕生日パーティーの様子と、厳しい労働環境にあるスリランカの裁縫工場の実態を、交互に観客に見せます。スリランカの女性達、一日10時間もひたすらにミシンと戦って、日給が500円だそうです。時給ではなく、日給ですよ! これが億万長者の超リッチで大富豪なセレブ社長が支払うと決めた、彼女達の過酷な労働への対価ですよ!!

というわけで、僕は洋服を買う際には、例えばTシャツでしたら「これの全てを一人で切って縫ってするなら、一時間くらいかな? すると東京ならば労働対価は最低1000円だ」といった視点がまずあり。そこから「材料費や輸送費、販売店の利益などを加算すれば、5000円くらいか?」とテキトウに計算しましてね。そうして僕は、新品の販売価格が5000円を下回るTシャツを見ると、「どこぞやの国の貧困者から搾取しまくって作った商品なわけね」・・と、悲しい気分になってしまう。

そんな感じで、僕は服の種類ごとに、買ってもいい値段の“下限”ラインがありまして。これより安い商品=搾取の結果、と判定するのです。安すぎる服を見ると“作った人は泣いている”と捉え、「こんな現実に迎合してたまるかよ!」となります。その下限値をおおまかに書くと、

Tシャツ、スウェット:5千円
Yシャツ、ニット  :1万円
パンツ、ジャケット :1万5千円
コート       :2万円

です。別にこの「作った人の涙」な感覚を、誰かと共有したいという念はなく、こんな特異な価値観を他者に押し付ける気も全くなく。あくまでも僕の個人的な平等意識、自己満足なポリシーとして、“安さに振り回されない”ためにこのラインを守るのだ、ということです。



上記の①②③で明確にお分かりかと思いますが、

・どことなく漂うチープさで周囲にすぐにバレてしまい、
・そこら中のメディア媒体にアホみたいに広告を打ちまくり、
・僕が“搾取”を意識してしまう値段の下限ラインをほぼ全商品が大幅に下回る

そんなファーストリテイリング社(ユニクロ、GU)は、僕にとってはスーパーメガトン級なドNGのメーカーです(笑)。それより何よりも、僕がこの会社を決定的に嫌いになったのは、一年ほど前にTV東京の〈ガイアの夜明け〉にて、柳井社長が環境問題だのサステナブルだのとキラつき、「我が社は社会貢献してます」なドヤ顔をしまくっているのを見た時です。「まさに薄利多売の象徴的存在! 大量生産・大量廃棄のビジネスで大成功しておきながら、よく言うわ!!」と、僕は強い吐き気を覚えました。

しかもこれは、新疆ウイグル自治区での人権無視、搾取っぷりを方々から指摘され、柳井が「ノーコメント」で逃げた、そのすぐ後での放送です。この「我が社は意識高いぜドヤッ!」は、これ以上のイメージダウンを食い止めようと、必死に考えた末のあざとい戦略的な発信でしかない(TV東京にいくら払ったんですかね?)。一方で前述のTOPSHOPのオーナーは、金儲け主義も搾取の事実も隠さず、「俺は資本主義の勝者」なニタニタ顔をちゃんと公に見せていましたので、ええカッコしいでチートな柳井よりかは、まだマシです。


僕はユニクロを嫌いになりすぎて、だいぶ前(ここまで性格が歪む前)に買ってしまっていてタンスに眠っていた(笑)いくつかのユニクロ服は、全て捨てちまおうかと迷いましたが、それはそれでよくないなと思い、4軍くらいの扱いにして、汚れ仕事の際などに着ています。新規で買う気はゼロ(店に入る気すらない)なので、今持っている物がボロボロになれば、連中のビジネスとは完全にオサラバです。

ユニクロと、禁断(笑)のコラボをしてしまったジル・サンダーや、JWアンダーソンも、僕的には「二度と買わない!」のリスト入り。アンダーカバーがGUとコラボ、というニュースを見た時にも、さらにガッカリ(アンカバ、もう買わんよ・・・)。あんたら、プライドないのかよ? というかそもそもユニクロに限らず、環境やらサステナブルやらといったキラキラ圧を全面に押し出している洋服のブランドは、僕は基本的に信用しません。

古着を買う。それをボロボロになるまで着続ける。洋服においては、これこそが環境に対する一番の貢献でしょう? ファストファッションが台頭してからの、ここ20年のアパレル業界における最大最悪の問題は、過剰生産と大量廃棄。国内だけで年に30億着も供給され、その内の半分、15億着以上が売れ残りゴミになっている。古き善きアパレル文化、好循環のサイクルを、誰が根元から破壊したんだよ? 毎月毎年、どれだけの量を廃棄処分しているのか、正しい数字を公表してみろよ!! ファーストリテイリング社に、環境問題を語る資格無し!!!


というわけで僕は今後も、新たな洋服の購入チョイスは基本的に、<ブランドの主張はロゴではなく質で><広告を一切打たず><ちゃんと高額で(笑)職人さんへの対価が高い>、一点モノのアルチザン・ブランドのお品のみ。もしくは、古着しか買いませ〜ん!!

どの口で言ってやがるんだ!!?




2021年11月9日火曜日

「俺のこだわりを聞いてくれ!」Vol.5

 




はぁ・・・旅に出たい。旅に・・・旅に・・・・


人生でも最大のレベルに“旅してぇ欲”が暴走しっぱなしで、精神がもはや崩壊しそうです。ワクチンを打つ気が無いので手続きがややこしいけど、ルールにさえ応じれば観光ビザでも可の国はすでにそれなりにあるので、ちゃんと隔離されまっせ~でどこかへ行こうかな。ていうか日本は、いつになったら外国人観光客を受け入れるんだよぉぉぉ〜〜!!? ・・・やれやれ。


さてさて先週末、およそ一年ぶりに呑んだ友人は、僕のこのブログを最近は読んでいないそうですが「まぁ、会うし」で最新の1本だけ開いたそうで(素直ですね笑)。よってソースはイチ記事だけだっつぅのに、いろいろと聞かれましてね。その内の三つへの僕の回答を、ここにも書いておきます。

「今は引きこもりニートのような生活っていうけど、生活資金はどうしてるんだ?」

→1階店鋪からの収入である程度は賄い、あとはテキトウに日々を凌いでます。服を売ったりとか。僕がこの一年半の間に売った服の総額は、70万円くらい。1品の最高売価は18万。僕が基本的にアルチザン系の一点モノ高級服しか買わないのは、“いざとなったら高く売れる(なんならば買った額よりも)”からでもあり、いわばこれは資産運用。貯金ならぬ、貯服なのですよ〜。いやけっこうマジで。

「宿業への熱が冷め気味なん? 閉める感じか?」

→ぅん〜なこたぁな〜い!! 僕はもう、YAWPとの心中を決断しておりますよ!!! 僕が50歳になる2028年までの七年間は、確実に継続します。そんでもって2029年に足を洗い、無期限で再びの世界一周・独り旅に出るのだ! 持ちビルだから、家賃はかからないですしね。インバウンドの壊滅的な状況が今から二年後にも続いているようなら(逆に言うと、二年間はこのままでも耐え忍ぶ)、本業を別に持つ等のシフトチェンジはするかもしれませんが。それでも、宿は週末だけ開くとかにして、意地でも廃業はいたしません。

「1階店鋪の夜営業、やってないの?」

→コロナ禍が落ち着いたことですし、今後は開店頻度を増やそうと思いますが、僕の勢い?的にはまだしばらく(宿の再開の頃まで)は不定期のままですかね。まぁ、マイペースに。


・・・というわけで急に話が変わるようでちゃんと繋がっているのですが、今回のメインはタイトルの通り、約一年ぶりの“俺のこだわりを聞いてくれ!”です。フレグランス、靴、ズボン、上着、に続く第五弾。僕が1階店鋪のために購入した、主にビンテージの、家具類の紹介です!!「前回の記事ではテンション低めだったのに、今回は打って変わってドヤ系かよ」とツッコまれちゃうかもですが、実はこちらは、8月上旬に書き終わっていたストックでして(笑)。三ヶ月も寝かせていたわけですが、以前には半年以上寝てたり結局お蔵入りになったりの記事もそれなりにあるので、特別なことではなかったりもします。

ではでは、以降(↓)はズバッとコピペ&ちょい修正するだけの作業で! 楽に行きますよ〜!!!




5月25日に開店したYAWPビル1階店鋪 【ラザニアと世界の料理 ロカンタ】は、テイクアウト専門店ですが、こちらは平日の昼のみの営業(※8月からは木・金・土曜のお昼になりました)でして、夜にはバーというかカフェというかの飲食店になります。もちろん、店内で食べ飲みできます。とはいえ5月の時点では東京都は“まん防”、今(8月)は緊急事態宣言下にあり、夜営業がレギュラーになるのはもう少し先になりそうです。いちおう7月に、オープンはしましたけどね。

そんなわけで僕は、1階店鋪の起業に向けて、店内で使う椅子やテーブル等をたくさん購入しておりまして。6年前のYAWP!backpackersの際は、家具類への予算は100万で、ちょっとオーバーして110万くらい費やし。しかしあちらはイームズやジョージ・ネルソン等のデザイナーズ系のオリジナル、ビンテージな激レアものをオラオラ状態で集めまくりましたから、そりゃあ100万は越えるわいね、でして(詳しくは、6年前の記事「アピールポイントをはっきりさせる!」をご覧下さい)。

1階店鋪は別にYAWPと似た様な雰囲気にしたいわけでもなかったので、今回は“デザイナーズ系はあえて避ける”をマイルールとし。さらにもちろん、僕が新品家具を買うわけが無く、無印やニトリやイケヤに頼るわけも無く、、的なコダワリ縛りも継続。素材は木・革・鉄をベースとし、プラスチック類はNG。予算はざっくりとYAWP!の時の半分とし、50万〜55万と設定。その上で僕は、昨年11月頃から店舗オープンまでの半年間、ヒマさえあればヤフオク・メルカリ・日本中の好きな古家具店のHP等を開きまくり、ひたすらに良い家具の発掘を追求する毎日だったのです!! 一日3時間くらいは普通にディグっていたので、この作業、計500時間は優に越えていたことでしょう(笑)。


・・ってなわけでここに、家具9品を紹介します!!
()内は、僕が費やした品代+送料のだいたいの合計金額です!!



TRUCK FURNITURE のブーメランチェア(7万円)


知る人ぞ知る日本の家具メーカー、TRUCK FURNITURE。その商品たちを直接見たくて、僕は1月に大阪まで出向いております。そちらのショールームで一番気に入ったこの椅子は、中古市場に出ることは滅多に無いのですが、粘り強く探し続け、やっと購入。届いて座って大満足。こちらは新品であれば、TRUCK FURNITUREさんで直接、11万+送料1万あたりで今でも買えますよ。


DREXEL HERITAGE のキャビネット(5万円)


ドレクセル・ヘリテイジは、アメリカの有名な老舗家具メーカーです。レコードプレイヤー(もちろんビンテージです)を置く台が欲しいと思い、プレイヤーのサイズを基準に探しまくり、ジャストフィットでいい感じな物を見つけました。下部の扉を開けるとプリメインアンプが置いてありまして、配線類を外に出せるようにするため、裏に丸穴を開けちゃいました。


LETTERMAN のウォールアート(たしか2枚で10万円くらい)


予算の50万には入っておりません。前述のリンク(「アピールポイントをはっきりさせる!」)をわざわざ開いてくださった方にのみ伝わりますが、こちら、件の記事内の⑨の説明内にあった“もう一枚”です。7年前の購入から長らく眠り続けておりましたが、やっと日の目を見ることに。まるでこのために出撃の準備をしていたかのようで、見事に場になじんでおります!!


journal standard Furniture のレザーソファ(5万円)


すでに廃番のこちら、中古市場でたまに見ますが、定価20万超で中古相場的には10〜12万円くらいですね。ところが僕は、送料込みでこの価格。状態も良好の上で、です。実はちょっとした裏技を使いましてね、フフフ・・・。ここで書くとマズい気もするので(違法とか、そういうのではないですが)、直接会う方にのみ、興味があるようでしたらお伝えします。


メーカー不明の中古テーブル(3万円)と、ジャンカルロ・ピレティのカステリチェア×2(1脚5万円ほど)


おっと、先ほど「デザイナーズ系は置かない」と書いたくせに~ですが。この椅子のみ、1階の雰囲気にどハマりしそうだったので採用。元々、僕が個人的に所有していたものです。椅子を基準に、高さ等の詳細を絞りテーブルを探しまして、安価だけど古木で上質なものが見つかり、よかったです。


なんだかよくわからないディスプレイ棚(4万円)と、その上に置いた古ラジオ(1万円)


日本のどこかの駄菓子屋で、昭和30年頃から長らく使われていたとのこと。超、気に入っています。中にはドライフラワーを入れる予定です。これを先に手に入れ&置く場所を決めた上で店鋪の設計をしましたので、当然ながら棚の後ろのセメント網の壁と、横幅はピッタリ一致です。僕はYAWP!の時もそうでしたが、店の工事が終わった後に家具を揃えるのではなく、家具を揃えた上でそれに合わせて店をデザインするスタイルなのです。その順にする方が、変な隙間とかがなくなるので、カッコよくなりますよ~。


フランス産のクラブソファ(10万円)


「①④⑤の椅子&ソファだけでは、全体的に線が細めでインパクトに欠けるなぁ」と思い、店のアイコンになれそうなレザーでゴツい古ソファを探しまくり、こちらを購入。クラブソファには貴族的な圧というか、嫌らしさというかがある物が多いのですが、こちらはいい感じにくたびれていて野暮ったく、とても気に入っています。


同じくフランス産の、昇降機能付きのカフェテーブル(3万円)


上記⑦のソファに合いそうな、一人用テーブルを探しまくって購入。大きくないのに、超重いのが難点・・。こちらへの僕の愛は、まぁ普通かな。たまに意味も無く昇降させて、楽しんでいます。


はるか昔のテレビやら地球儀やら、のディスプレイ(合わせて4万円くらい)


はい、レトロで〜す。もちろん機械としてはブッ壊れ済みですので、完全にただのディスプレイ! 人によっては「ゴミじゃん」とか言いそうですが(笑)、僕はどんなボロ・アイテムでも、気に入ったら価格度外視で買うのだ!



・・・以上です!!

上記の①〜⑨(から③と、⑤の椅子を抜いて)の額を合わせると、42万円くらいですね。ここにさらに、床に敷くラグが二枚(写真では敷いておりません)で4万、小さいテーブル三つ(全て同じ物ですが説明がややこしいので今回はスルー)にも4万、それで計50万。レコードプレイヤーやスピーカーを含めれば(家電という扱いにしたため、今回はスルー)だいたい55万くらい。まぁ、いい感じにバランスのよい、予算の活用っぷりだったんじゃないでしょうか?


というわけで、YAWPビルの1階店舗では、これらの家具類が皆さまのお越しをお待ちしております〜!! 僕にはもう一点、現在進行形で購入を検討中の古椅子がありまして、それを家具屋さんで直接見るために、来月あたり再び関西方面へ行くかもしれません。

古き良き家具たちの発掘作業はすこぶる楽しく、いまだに頻繁にやってしまうのですが、底なし沼な世界で果てしないので、僕が変態なだけだと思います。皆さんには、この沼に足を踏み入れるのはあまりお勧めしませんです~


定員、たったの6名の、小さなお店