2020年8月20日木曜日

ホステル(ゲストハウス)経営って、儲かるの? '2020!!





このブログの、過去最高の閲覧数の記事は2017年5月の【訪日観光客数の、フェイクを暴く!】ですが、これは一発屋といいますか、短期で豪快にバズッただけでして。なので、実質的&安定的に最も読まれている記事は、2015年8月の【ホステル(ゲストハウス)経営って、儲かるの?】です。

大げさ&ドヤ気味に言えば、この記事を書いたおかげで、僕やYAWPの存在は日本全国のホステル&ゲストハウス・オーナーに知られる事になり、日本中から開業志望者がウチに相談に来るようになりました(最近はサッパリですが)。

要は、今の僕の業界内ポジショニングにとって、この記事の存在は良くも悪くも影響が大でして。寄稿から、ちょうど5年。なんだか個人的にメモリアルな気分になったので、今回はその続編のようなつもりで書きます。


しかし業界人の皆さんは、タイトル(ホステル経営って儲かるの?)を見た時点でツッコミたくなるかもですね。「このコロナ禍だぞ! 儲かるわけないやろがい!」との直球なご意見には、反論の余地なしなのですが、今回は一旦、昨年に戻った気分になっていただき、コロナのことは忘れてください。

また、「今のこのご時世に、宿業を興したい者なんぞどこにもおらんやろがい!」と思う方もいるかもですが・・それはおそらく間違いです。実際に当の5年前の記事は、ここ数ヶ月、また閲覧数が伸びています。同人物の二度目以降の閲覧はカウントされないシステムなので、これはおそらく新規でゲストハウスの起業に興味を持ち、ネット検索し1ページ目でヒットしたこの記事を開いている方々です。東日本大震災の時もそうでしたが、今のような未曾有の事態に落ち入ると、それなりに多くの人々は人生を見つめ直すというか、「やりたいことをやって生きよう」・・となる傾向があります。




さてさて、いきなりですが例え話をします。


あなたがレストランに行き食事をしていると、隣りのテーブルには二人の男性が。どうやら、ダイヤモンドの指輪の、セールスをしている様子。二人の、こんな会話が聞こえて来ました。

男A「当社はこの指輪を、普段は1000万円で販売しているのですが、あなたにだけ特別に、半額の500万円で提供いたします」

男B「えぇ!? 半額ですか・・・そりゃありがたい話ですけど、さすがに500万は厳しいなぁ」

男A「実はここだけの話、こちらを加工する前の原石の、当社の仕入れ値は600万円です。売買契約書のコピーをお見せしましょう。・・どうですか? 今回はそれが500万で手に入るわけです。すごくお得な話だと思いませんか?」

男B「おぉ・・・たしかにすごいな。・・かっ・・・買いますぅ!」


・・・あなたがこのやりとりを隣りで聞いていたとしたら、ズッコケませんか?「なんちゅう荒い、雑で簡易な詐欺だ・・」と呆れてしまいませんか?

第三者の評価目線がなく、男Aからの一方通行の言説を、なぜ男Bは全く疑うことがないのでしょうか? もちろんAは、ウソは一言も言っていない可能性が高いです。しかしBは、一つの原石→一つの指輪、と、なぜ妄信するのですか? 原石から三つの指輪を作成し、それぞれを500万で売れば、合計で1500万。差し引き900万の利益ですよ。

そもそも、Bが特別な利を得るのであれば、相対的に、その分の損をしているのは誰なのでしょうか? Aの会社ですか? 損をする側がなぜ「買ってほしい」と言い寄って来るのですか? ドMですか?


世界的に著名な投資家、ウォーレン・バフェット氏の格言

「ポーカーをやり始めて20分経っても、まだ誰がカモか判らなければ席を立て。お前がカモだ」

この教えは、商売に限らず、このカオスな世を生きる上で重要なセンスであると、僕は思います。



例え話が長くなりましたが、今度は、こちら(↓)のリンク記事をご覧下さい。

「利回り30%も可能」のはずが損失3500万…ホステル投資の実態〈楽待 不動産投資新聞〉


はい。まさに先ほどの例え話と同様の、ズッコケ案件です。まさに「お前がカモだっ!」でドォーーーーーン!!(© 笑ゥせぇるすまん)です。


上記の記事や、記事内に貼ってある動画(11分程度なので、ぜひ見て下さい)では、被害者のホステルの名称は完全に伏せられておりますが。実は僕は、動画を見て「オゥ、さてはあそこだな」と勘づき、検索したら一発で正解でした。僕の業界アンテナは、最近は全く磨いておりませんでしたが、まだまだ錆び付いていなかった〜(変な自画自賛w)!!

とはいえ僕は、伏せられていた名前をここでわざわざ暴露して、ドヤ顔をする気はありません。普通に賢い方であれば、以降の文章を読んでいただき方法を考えれば、すぐに辿り着けますよ。



僕は過去に、当ブログの記事にて、何度も訴えていました。「ホステルやゲストハウスを“建てさせる”ことで儲けようと企む輩が、発生しております」と。

例えば、2019年8月の記事【不都合な真実! 衝撃的な急ブレーキ!!】では、



2018年4月の【アベマTVの番組についてを、ここに清算する!!】では、




よって上記のリンク記事は、まさに僕が懸念していた通りの事案でして、“被害者が請負企業を訴えるに至った”には、僕の感想としては「そりゃそうなるわ〜」です。かぼちゃの馬車への集団訴訟と、同じ構図。原告側の弁護士まで同じ。被告側の「リスクはきっちり説明した」「相手は納得の上で、自己判断で契約書に判を押している」的な反論も同じ。“ガイアの夜明け”あたりが糾弾すれば、さらにそっくりになりますので、テレ東さんには期待をしてしまう・・・(笑)

これは、僕が個人的に懸念していた・・というよりも「あそこはかなりエゲつない商売をしている」「いずれ事件化するだろうな」と、業界内の話題で普通に出ていたことです。僕が知った最初のきっかけは、たしか某有名ホステルの経営者と飲んだ際に、彼から聞いたかと。

ちなみにその、かぼちゃの馬車への集団訴訟では、原告側(シェアハウス・オーナー達)が軒並み、勝利しました。つまり、司法は「ウマい話ばかりをして信じ込ませて、売ったもん勝ちは許されない」という、姿勢を示したということです。よって今回の訴訟でも、おそらくは企業側に厳しい判決が下ると思われます。


しかしながら、このホステル投機案件。もちろんこの企業の強欲(判決前なので、詐欺とは書きません)っぷりには激しい怒りを覚えますが、それと同時に、被害者の彼の“守備する気がゼロのザルっぷり”にも呆れてしまいます。先日のCL準々決勝、バルセロナvsバイエルンの後半か!!?

僕もいちおう起業家ですし、大金が動く契約の経験は、人生で何度かあります。もちろん案件一つにつき、相見積もりは必ず数件とります(宿では、8件もとりました)。しかしリンク先の記事に載っていた見積書は、「こんなテキトウなのは見たことがない」レベルです。◯→100万、□→200万、△→10万と、、ざっくり計算にもほどがある。僕がこんなのを出されたら、ブチ切れて破棄して追い返しますよ。

さらに、なんなんですか? “事前協議:20万”って! ザル守備相手に容赦せず、終盤にダメ押し点を入れまくった、コウチーニョ的なオマケ請求ですか!? 前述のレストランの例え話でいえば、二人分の食事の会計をなぜか顧客の側の男Bが支払った、みたいなことですよ!!

“企画コンセプト:20万”にも「なんじゃそりゃ」です。20万も吸い取って、絞り出したのが“都会に現れた「青の洞窟」”ですか? 客を舐めるのも、いい加減にしろ!! そして、クライアントはそれくらい、自分で考えろ!!!



・・・と、ツッコミどころをあげるとキリがないので、ここからは「僕であればこちらの起業はこうやって、この額で収めてやりますよ、へへへ」という妄想をします。


まずこの記事を書くにあたり、僕はメールにて、工務店を経営している知り合い(年上の方なので、友人とは言いにくい)の方にスクショ写真やサイトリンクを送り、「こちらのテナント工事は、いくらくらいで請け負いますか?」と聞いております(件の訴訟絡みの話はせずに)。工事前の写真は無くの、もちろんアバウトな話なのですが、これに関しては僕のテキトウな見解ではなく、プロの意見だということです。

彼の回答は「800万。クライアントがシビアな人ならば、絞って700万。ユルい人なら1000万」でした。これは、テナント工事の発注経験がある僕の推測値と、大きなズレはありません(これってけっこう重要で、こういった大金が動く契約では、客のスタンス、舐められっぷりによって数百万の差がつくということです)。

しかし、実際の見積もりでは・・・工事費用は1700万強。工務店に直の発注ではなく、間に入った請負企業の中抜きがあるとしても、せいぜいで+200万でしょう。しかしこの会社は、工務のプロが上限1000万と読んでいる案件で、+700万もの請求をしているのですよ。ボッタクリにも、ほどがある!!

あ、またしても毒ツッコミになってしまった。ほんとキリがないので、僕なりの見積もりを画像にして、ここに添付します。



ちなみに僕は、ドヤるつもりはありませんが、ゲストハウス開業に向けての物件購入の際に、およそ300万円の値引き交渉に成功しております。そんな、まさしく“シビアなクライアント”ですから、工事関係費の計はきっちり700万で。


ここからは僕は、大嫌いな“自称コンサルタント”の、真似事をします(笑)。

工事を始めとする、ハコを作る経費の総額は、画像のように835万。さらに、テナント契約のもろもろで300万を費やしたそうですから、合わせて1135万。初期の運転資金を残しておくのも基本ですから、ここはキリよく1200万としましょうか。これが、この起業案件において僕がコンサる、開業に必要な資金となります。

被害者の彼は、自己資金700万円を突っ込んだそうですから、僕のこの妄想でも同額を。すると足りない資金は500万ですが、公庫は“自己資金が半分”を貸付け決定の判断目安にしていますから(最近は三分の一程度でも貸すようですが)、よっぽど履歴に傷がない限りは確実に借りられます。

というか、個人での起業の場合、借金は500万くらいに留めておくのがいいですよ。1500万を借りた僕が言うのは、変な話ですが(完済済みです)。500万程度であれば、いきなり失敗してもどうにかなります。やり直しが利きます。

この500万の借金返済は、月々10万円でおよそ4年半、といったところでしょうか。5万ならば10年ですが、「ここは少々、強気で行こう」とコンサっちゃいますかね。負債を10年も抱え続けるのは、キツいもんなぁ。


さて。

こちらのホステルは、都内の城東エリアにあり、ドミトリーのみのキャパ20ベッドだそうです。もちろん僕は立地も把握しておりますが、はっきり言いまして、厳しい。そこそこ大きな街ですが、中心地ではないですし。一般的な外国人には全く知られていない駅名で、日本人がわざわざ選ぶような要素もない(むしろ、治安が悪いイメージ)。空港等へのアクセスも、あまりよろしくない。

宿の内装や設備等も・・・何か特別な訴求力があるようには、全く思えません(失礼ながら)。よって、2019年当時の僕の、業界情勢把握を元にすれば、僕は価格設定を

平日:1800円(繁忙期:2000円、閑散期:1600円)
金土:2400円( 〃 :2800円、 〃 :2000円)

と提案します。客単価は、平均で約2000円ということになります。実際には平日:3000円、土日祝:4000円と提示されたそうですが(一般的に宿が混むのは金・土で、平日・土日と分けているこの会社は、ほんと何もわかってない・・)。そんな価格は、都内ではごくごく一部の特別な人気宿でしか成立しておらず、「現実的ではない設定を元に収支シミュレーションした」と、裁判では不利な要素になるでしょうね。


そこから僕が弾き出す収入予測は、こんな感じ。先ほど「見積もりがテキトウすぎ!」とヒートしたくせに〜の上での、思いっきりザックリな計算ですが(笑)。



そして、支出はというと。リンク記事内で、テナント家賃は286000円と出ておりますから、まずはそれは必須(こちらも中抜き有りで、水増しされている可能性は高いですが)。さらに前述の、公庫への借金返済が月10万。以下は、稼動が50%との想定を元にしたものを、同様に画像で(↓)。もちろん、請負企業がヒルのように吸い取るつもりでいた、運営委託費:432000円やシステム利用料:108000円の契約は、破棄しますよ。マジで強欲、やりたい放題だな。バイエルンの左SB、デイビスか(クドいッ)!!



はい。上記の通り、稼動50%(ゲスト数平均10人)では、収入が60万・支出が69万となり、9万円の赤字です。同様に、60%では支出が72万で、収支は±0。70%では75万となり、ようやく9万円の黒字です。それで利回り19%で、開業資金をペイするまでには、5年強(収益全額を自分と公庫への返済に充てたとして、初期投資の元を取るまでにそれだけ費やすということ)。もちろん当時であれば、「オリンピックの期間にはアホほどに値上げして、一気に稼ごう」という狙いは理解できるところですが。


・・・長々と妄想し、似非でコンサって、結局のところ僕が何を言いたいのかといいますと。

開業資金を、絞りに絞って計1200万に抑え、出来る限りを自力でこなし、あらゆる無駄を削減したとしても、この案件では勝ち目はありませ〜ん!!

ということです。損益分岐点の稼動が60%、70%でもペイに5年。仮に「起業するからには毎月20万くらいは得たいな」という欲がある(あって当然です)ならば、80%でも足りません。

そんなムリスジなビジネスに、貯金700万を突っ込むだなんて、簡易宿所業を少しでもカジッたことのある者からすれば、確実に「無謀だなぁ〜」となりますよ。にもかかわらず被害者の彼は、強欲企業に言われるがままに、−2700万という衝撃的な数字からスタート。さらに毎月50万を吸い取られ続けるという、地獄のような契約をしてしまったわけです。彼のディフェンスがザルだったとはいえ、ここまでのカモ扱いは、いくらなんでもヒドい。非道いぃ〜(号泣)!!



過去に僕の元に相談に来ていた、ゲストハウスの経営を夢見る方々は、起業の経験が無い方が大多数でした。そんな方々に向けて、真面目に注意喚起をしたいとの想いから、僕は今回の記事を書きました。あなたが何も考えず、勉強せず、人を疑うことなく突撃すると、件の彼のように3500万円の負債を抱え、自己破産の道を選ぶハメになる可能性があります。僕は、彼のような被害者をこれ以上は、一人も増やしたくありません!!


はい。宣言通りにコロナを完全に無視した、ゲストハウス起業志望者への熱量高めのメッセージでした。現実に戻ると、僕は「観光業界の復興は4年後」と推測しておりますので、今後4年間はこの記事の収支予測よりも「さらに、圧倒的に厳しいのだろう」「稼動70%なんてはるか先。年で10→30→50%って感じ?」といったノリで、起業のプランニングを楽しんでくださいです!!





2020年8月18日火曜日

何も働いていなくて・・・夏。





猛暑にも程があるやろ。地球は人類を滅ぼす気かっ!どないなってんねん!!


・・・関西出身ではなく、住んだ事もないくせに、僕がときたま繰り出すエセ関西弁は不評だろうなぁ〜という自覚がありながらも、それで記事を始めたくなるくらい、気が狂いそうです。暑いって。暑過ぎるって。

「この夏はゲストがおらずワシだけの環境じゃ。扇風機のみで乗り切ったるけんのぅ!!」とイキり立ち、横浜でいい感じの扇風機に出会い買ってしまい、重い荷物を二日間も持ち続け「家電はネットで買え!」と自分にツッコんでしまった、あの悲しい記憶はあっさりと葬り去り。もう、普通にエアコンを使っています。つけっぱなしです。僕は、意志は強い方だと自認しておりますが、この暑さはムリ。ギブ・アップ!!

もはや、外に出る気力がありません。7月後半に五度ほど、友人・知人と遊んだり飲んだりの機会がありましたが、8月に入り梅雨が明けるとそれは完全になくなり、再びの“人とマトモに接していない生活”になって二週間が経ちました。しかし「遊びに行きてぇな〜」という活力が起きない。全く誘われないので、おそらく僕の友人たちの多くも、似たような感じなのでしょう・・・


そういえばその、先日の数度の飲みの席で、僕が毎回のように聞かれたことがありました。僕が宿を無期限休業にしていることは皆、知っておりますので、簡単に言うと「お前って毎日、何やってんの?」です。よって今回は、まずはそれをここに書きます。41歳・無職のオジさんの日々の生活なんて、極めてどうでもいいことでしょうけど(笑)。


【今の俺って、こんな生活だぜ〜】

〈昼12時〉
起床。水風呂に入って寝汗を流す(30分)。風呂を出て、軽くシリアルを食べながらノンビリ。洗濯。

〈14時〉
昼メシを食べに、駅周辺へ。よく行く店、8軒くらい(ラーメン×2、和×2、中華×2、韓国、インド)をルーティーンで。タイ料理も食べたいけど、近所にない・・。帰りがけに、スーパー&コンビニで買い物。(これが一日の内で、唯一の外出)

〈〜〉
愛犬と戯れる。前日に録画しておいたTV番組を、1.3倍速で観る。毎週欠かさず観ているのは、水曜日のダウンタウン、有吉の壁、アメトーーク、ゴッドタン、ガイアの夜明け、カンブリア宮殿、あと細かくいくつか。別に局で選んでいるつもりはないが、フジTVの番組は全く見ないなぁ。相撲がある時期には、17時以降はそれも観る。

〈18時〉
再び水風呂に入り(30分)、犬の毛と臭いを洗い流す(笑)。そのまま素っ裸でベッドに飛び込み、昼寝(この時間帯が一番気持ちえぇ〜)。

〈21時〉
夜メシ(昼に買っておいた、弁当や惣菜が多い。自炊は全くしない)を食べながらDAZNで野球観戦。試合は、先発投手を判断軸にテキトウに選ぶ。ライブではなく見逃し放送で観るので、イニング間は飛ばす(邪道ですみません)。試合を流しながら、同時進行でブログやおかえりびと等の、ネット作業。野球はサッカーと違い、片手間&小画面でも見られる点が好き(邪道ですみません)。

〈〜〉
YouTube等、ネットサーフィン(いちおう、ネットは一日計4時間以上はしないつもりでいる)。

〈0時〉
風呂掃除して、水風呂に入る。この回が最も長く、1時間を越えることも。ボケ〜っとして、半分寝ている。水は日に一度しか替えないわけだが、僕専用なので気にならない。

〈2時〉
ポテチ等を食べジュースを飲みながら、大画面(プロジェクター投影)で映画を観る。静かで涼しくてゆったりな、至福の時間。深夜2時頃が、とにかく好きなんです〜

〈4時〉
DAZNで欧州サッカー観戦。試合は4時〜が多いが、4時15分くらいから追いかけで見始めて、ハーフタイムを飛ばして追いつく(邪道ですみません)。今シーズンが終わったら、来シーズン開幕まで三週間空く(たったの三週間!)ので、この期間に漫画を描こうかな。

〈6時〉
就寝。上は裸ですが、パンツは履きます。


う〜ん、見事なまでに生産性なし。見事に夜型の、独身・無職(笑)! 水風呂に入りまくり、ネットしたり映画と野球とサッカーを観るだけの日々です!! “昔好きだった漫画を読む”熱は一時期ありましたがもう冷め、ゲームをすることもほとんどないです。ヒマつぶしになろうぞぉと以前、ガンプラを購入したりもしましたが結局、箱を開けていない・・・

相変わらずアラーム設定を全くせずに、身体の求めるままに寝て起きる生活なのですが、上記のように最近は、夜寝(朝だけど)は6時間&昼寝(夜だけど)は2時間で、だいたい確定しております。少し前までは、生活リズムがハチャメチャだったんですけどねぇ。やっと、マトモ?になったかな。

そんなわけで、思いっきり二ート生活のド真ん中にいる感じなのですが、しかし僕は働くこと自体は好きなんですよ。YAWPには3月まではゲストがいて、4月から実質休業(緊急事態宣言期間外の予約は受け付けていたが誰も来ず)、6月から完全に休業(予約停止)しておりますが。4月後半頃に一度、休むのに飽きたといいますか、「ヒマだぁ〜働きてぇよ〜」の苦しみが、こんな僕にもいちおうあったんですよ(笑)。

しかしそれも、いつの間にか「早く旅してぇよ〜」に代わり、労働についてはもはや、なんというか「あれ? 俺ってどんな感じでゲストハウス経営してたっけ?」・・と、忘れかけている状態です。働きたい欲って、働かない時期が続くと薄れるんですねぇ〜。いやはや、正直な話。悪い方にニートの地位が板に付き、「こりゃあかん。人としてダメだ」という、自覚はありますが。



ちなみに毎日の生活で、僕がウィルス感染予防としてやっていることは、

・手洗い(二十回以上)
・うがい(五回以上)
・体温を測る(だいたい二度)
・換気(リビングにいる限り、玄関ドアはずっと開ける。窓は網戸。エアコンつけっぱなしは、ベッドルームだけ)

です。外に全く出ない日でも、マストですよ。コロナのために増やしたのは「体温を測る」のみで、これらは元々、普段からやっていた事ですが。考えてみたら、僕しかいない環境で換気なんかしても意味はないんですけどね。風が入ると気持ちえぇから、まぁいいか。


その一方で、いまだに全くやっていないのは、マスク着用ですね。もちろん、体調に異変を感じた際にはつけますが、その場合には外出自体をしないつもりですので、どちらにしてもつける機会がない。持っていた物はほぼ全て、世間が不足で困っていた頃に、友人にあげちゃいましたし。映画館ではマスク着用を求められることが多いので、街に出かける際にはいちおう、持参しますけどね。求められない限りは、自発的にはしません。

僕が素直に発している、この「マスクはしません」ポリシーには、不快だ、マナーがなっていない、、・・といったご意見もあるようですが。「では、あなたは僕ほどに、手洗い・うがいをしているのですか?」と聞いてみたいですね。「マスクをしないなら俺の前には来るな」と言われれば、「アンタこそ、手洗い・うがいを俺と同等にしないなら俺の前に来るな」と返したいところですが、バカバカしいのでもちろん言いません。仮にあなたが、マスクなしで外出する僕を見かけ、僕がゴホゴホと咳を撒き散らしている状況に出くわした場合には、どうぞ好きなだけ罵倒して下さいませ(笑)。

みんな一緒に右へ倣えの、マスクとか、コンビニのレジの透明シートとか、TV番組でのアクリル板とか、世間にはびこる「対策してますよ!」な“見た目”のアピール合戦を、僕は極めて冷めた目線で見ているのですよ。冷めているというか、なんだか、笑ってしまう。シュール度強めな、コメディ映画を観ているようで。特に、サイゼリヤの食事用マスク採用のニュースを見た時には、大爆笑でしたよ。コンビニ店員もTV局員もレストランスタッフも、実は「こんなの意味あんのか?」と思っている者が大多数だと思いますけどねぇ。

すげぇ世の中になったもんだ・・・

ずっと言い続けておりますが、そもそも僕の対コロナ・ポリシーは「各々が自分で考え、好きなように判断し、行動しましょうや」ですから、自粛したい人はすればいいですし、マスク生活したければ勝手にどうぞ、です。「お好きなように」は少なくとも、攻撃ではないでしょ。「マスクをつけている奴はアホ!」とか、僕が言ったことはないですよね? 逆に「この店の予防対策はカンペキ! 見倣おう!」とかも言っていないです。各々の衛生観念の元で、各々の判断で、やりたいようにやればいいんですよ〜。



さてさて。もう充分に長い文になっており、ここで終わりにしてもいいのですが。それだと、マジで内容がゼロになってしまう。なので、二つめの話題を。

・・・と、この先を筆圧強めに書き連ねていたのですが、ここ以前が二日前に1時間くらいでサラッと進んだ(日々の怠惰な生活についてをダラダラと書いただけですしね)のに対し、以後がとんでもないボリュームになってしまい、いまだに書き終わらず。やっぱり切ろう。


というわけで、マジで内容ゼロになってしまってすみません。モロにハズレ回だと自分でも思いますが、このブログって、ハズレはそれなりの頻度であるでしょう(笑)?

逆に言うと、次回にご期待あれです。近日中にUPします〜!!





2020年8月11日火曜日

【1999年以前の映画、ベスト・セレクション!】




わかりやすく、真夏ですねぇ。Love & Roll が、通り過ぎ行きます〜


僕は最近は、汗をかく度に(日に二〜三度ほど)水風呂に浸かって、こらえきれないため息ばかりをつきながら、サザンを聴いています(なんのこっちゃ)。やることないし、意地でもエアコンつけないし。

相変わらず映画も観まくっておりまして、劇場では週1本、DVDは週5本のペースです。「ん〜、そういえば今年ってどれくらい見ているんだろう?」と思って調べたところ(僕は鑑賞済み映画リストを作っています)、すでに105本。およそ七ヶ月間でこれですから、一ヶ月あたり15本ですね。すると二日に1本なわけですが、途中、しばらく旅に出ていたりな期間があるので、それを抜くともっとハイペースです(笑)。


そういえば先日、高砂まで来てくれて一緒に飲んだ、とある友人(元ゲストさんです)から「4月の“オススメ映画まとめ”の記事が、すごく参考になった」「2000年より前の映画でも、やってほしい」とのリクエストを受けまして。よって今回は、彼へはもちろんのこと、主に「このお盆に帰省するのはビミョウだなぁ〜。ヒマだなぁ〜」という方々に向けて、1999年までのオススメ映画をここにまとめます!!

まずは念のため。改めてリストを見たところ、やはり僕の過去の鑑賞数2400本超の内訳は、8割近くが2000年以後の作品でして、1999年までのものは500本ほどしかありませんでした。さらに、その内の約300本が90年代で(僕が映画を観始めたのがその頃ですから、まぁ当然なのですが)、80年代以前の作品は200本ほどしか観ておりません! 要するに僕の旧作・経験値では、ド映画マニアの方々の足元にも及びません!! その点、ご容赦を!!!

また、先に言ってしまいますが、巷ではずいぶんと評価の高い「ライフ・イズ・ビューティフル」(1998) は、僕はむしろ大嫌いな映画ランクに入れたいくらいなので、ここには出て来ません。僕は戦争モノの作品には、懲悪なしのフラットな目線&リアルの追求を期待しますので、この映画の“軽さ”と“あざとさ”が、本当にダメでした。子供の100%ピュアっぷりにも「道徳の教科書か? こんな子いねぇよ!」とツッコミを入れたい。要は「アタシ、この映画のことだ〜い好き♡」という方々は、僕との感性の相性が確実に悪いので、この記事は全く参考にならないでっせ〜、という事前通達です(笑)!!


今回も、僕がたいして観ていない邦画と、アニメ映画は除外します。さらにこれまでと同様に、Yahoo!movieで評価点が4.00を超えていたもののみとします(「マイベスト20!」では、このルールは除外)。そして、シリーズ作品の内、誰でも知っているベタofベタなものは入れません(「スター・ウォーズ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ターミネーター」「ダイ・ハード」「ゴッドファーザー」)。その理由は、ほとんどの方がすでに観ているでしょうし、これらを入れるとそればかりでだいぶ埋まっちゃうからです(笑)。


というわけで、行きますよ〜! せぇ〜の、「シネマティーック!!」(がんばれ、有村昆さん!)




【☆これぞマイ・旧作・ベスト☆20本!】
(太字は、特に好きな映画です)

ペーパー・ムーン               (1973) 4.30 ★
告発                     (1995) 4.30 ★
ロック,ストック&トゥースモーキング・バレルズ(1998) 4.29 ★
ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア        (1997) 4.23 ★
道                      (1954) 4.22
恋はデジャ・ブ                (1993) 4.20
セブン                    (1995) 4.15
いまを生きる                 (1989) 4.12 ★
現金に体を張れ                (1956) 4.07
サイコ                    (1960) 4.06
レザボア・ドッグス              (1991) 4.06
トゥルー・ロマンス              (1993) 4.06 ★
ユージュアル・サスペクツ           (1995) 4.05
フルメタル・ジャケット            (1987) 4.01
ファイト・クラブ               (1999) 4.00
狼たちの午後                 (1975) 3.98
2001年宇宙の旅                (1968) 3.97
タクシードライバー              (1976) 3.95
キング・オブ・コメディ            (1983) 3.95
時計じかけのオレンジ             (1971) 3.81


【映画サイトのあるある系。ベタ過ぎて、薦めるのがなんだか恥ずかしい♡10本】

ショーシャンクの空に            (1994) 4.52 ★
十二人の怒れる男              (1957) 4.51
レオン/完全版               (1994) 4.51 ★
遠い空の向こうに              (1999) 4.51
スティング                 (1973) 4.49
ニュー・シネマ・パラダイス         (1989) 4.36 ★
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち    (1997) 4.29
太陽がいっぱい               (1960) 4.28 ★
カッコーの巣の上で             (1975) 4.19
パルプ・フィクション            (1994) 4.15


【それ以外。ヒマな人にはいいんでない?・・な20本】

セント・オブ・ウーマン/夢の香り      (1992) 4.42
素晴らしき哉、人生!            (1946) 4.41
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ (1984) 4.40
シンドラーのリスト             (1993) 4.36
フォロー・ミー                (1972) 4.33
アメリカン・ヒストリーX           (1998) 4.33
お熱いのがお好き              (1959) 4.32
アパートの鍵貸します            (1960) 4.32
ミッドナイト・ラン             (1988) 4.32
レナードの朝                (1990) 4.30
羊たちの沈黙                (1991) 4.28
ミシシッピー・バーニング          (1988) 4.21
遊星からの物体X              (1982) 4.18
L.A.コンフィデンシャル           (1997) 4.15
パーフェクト ワールド            (1993) 4.13
レインマン                 (1988) 4.12
アンダーグラウンド             (1995) 4.11
パリ、テキサス               (1984) 4.08
永遠と一日                 (1998) 4.07
真実の行方                 (1996) 4.00



以上! 計50本!!(★は「昔の映画は、全然知らん」という方に向けての10本!)

・・・え?「チャップリン作品が1本も入っていない」って? ・・僕も、もちろん有名どころは全て観ましたし、尊敬はしておりますが・・・。どうもすみませんですっ!!

なお、Yahoo! movie は2000年頃にサービスが開始されたと記憶しているので、これらの作品たちは、タイムリーでの評価を受けておりません。もちろん旧作DVDを借りて観たり、TVで放映されていたのを観たりもあるのでしょうが、評価をする者の多くは、「好きな映画をわざわざ検索して点数をつけた」傾向があるように感じます。要は、昔の映画の方が総合評価点が高めになっているのは間違いないです。思い出補正、と言いますか。例えば「十二人の怒れる男」は充分に面白いですが、☆4.51が付くほど万人ウケはしないと思います・・・

あと、僕の大好物な韓国映画は、金大中大統領が「文化大統領宣言」を出したのが1998年、それを受けて「シュリ」(1999)の頃から映画産業が一気に発展するので、ここには1本も入りませんでした。逆に言うと、たったの20年でアカデミー作品賞(パラサイト)まで辿り着いたわけで、韓国の国策は大成功ですねぇ。助成金は年に150億円だそうですから、日本でもできそうなもんですけどね・・・


ちなみに、除外しちゃった王道シリーズ作品群は、

スター・ウォーズ              (1977) 4.32
スター・ウォーズ/帝国の逆襲        (1980) 4.32
スター・ウォーズ/ジェダイの復讐      (1983) 4.28
バック・トゥ・ザ・フューチャー       (1985) 4.59
バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2    (1989) 4.40
バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3    (1990) 4.34
ターミネーター               (1984) 4.42
ターミネーター2              (1991) 4.55
ダイ・ハード                (1988) 4.46
ゴッドファーザー              (1972) 4.46
ゴッドファーザーPART II          (1974) 4.40
ゴッドファーザーPART III          (1990) 4.01

・・・と、圧巻のスコアリングっぷりでした。さすがに全作品、すげぇ愛されとるわぁ〜

これら(↑)は欧米人に「観たことない」と言うと「信じられん。ありえん」って感じで返されます(笑)が、“ダイ・ハード”のみ、海外ではそこまでのレジェンド扱いではないかな。



ではでは皆さん、暑い日々でもポジティブに、お盆ライフをお楽しみくださいね〜!!





2020年8月6日木曜日

選挙やGDP、戦争危機やレジ袋や自殺についてを、雑多に語る・・・





梅雨が明けたとたんに、暑いっすね。暑い。暑いぃ・・・


僕はこの夏はエアコンを全く使わずに、扇風機のみで乗り越えようという算段なのですが、いつまで我慢できますかねぇ。明日にはダメかもな(笑)。

まだ涼しかった先月末までは、友人・知人からの誘いが多く僕は遊びまくっておりましたが、今月に入ってからはサッパリです。横浜にあるゲストハウス〈FUTARENO〉さんに、泊まりに行っただけです。ほっこり親切なご夫婦が経営する、居心地サイコ〜なラブリィ宿でしたよ!



さてさて。

5月に書いた〈最近のあれやこれやについての僕なりの感想まとめ〉記事が、予想に反してけっこう好評でしたので、今回はそれをまたやります。あくまで「僕は個人的にこうである」という話なので、考えが異なる方々に対して「あなた、おかしいよ」と訴えるような意図はありません。熱量&労力低めで、ダラッと書けて楽チンなので、今後も三ヶ月に一度くらいのペースでやろうかな。GoToキャンペーンについては、僕は既報の通りに「全く興味なし」なので、ここでも語りません。



①【倒産が相次いでいることについて】

6〜7月にかけて、廃業に至った宿が、都内だけでなく全国にたくさんあります。企業系でも例えばヒロマス・ホステルというところは、展開していた8軒をすべて閉店。もちろん言わずもがな、倒産は宿業に限らず、飲食店やアパレル店なども、日本中でとんでもない数になっています。

というか、多くの店が“しぶとく経営しているようで、実は廃業を決定済み”です。店鋪テナントでは、報告義務は六ヶ月前までという契約が通常ですから、先の3〜5月頃に撤退を決めたところが多いとして、契約終了は9〜11月。ピークは実は、これからやってくるのですよ。

ただただ、悲しいです。しかし以前の記事でも書いたように、僕は全ての方々の決断を尊重します。



②【緊急事態宣言を再びやるべきか】

最近の世論調査をやんわり見てみた限りでは、サイトによって開きがあり、賛成率は50〜80%といったところですね。僕はもちろん、100%の「否」です。感染拡大を防ぐ←→経済を活性化させる、は二者択一ではない。各人が各々の立場に沿って、プライオリティを判断すればいいと思います。前述の、廃業を決定済みだが「どうせ家賃を払うし」で、赤字垂れ流し状態ながらも運営しているところは、再びの緊急事態宣言が発令されたら、廃業の予定時期を早めるでしょうね。もしくは、無視するか。

「毒があるかも」と言われながらフグを出されたとして、飢餓状態で生死の境目にいる者は食べるでしょうし、そうではない者は食べないでしょう。後者もいずれ飢餓に巻き込まれ、「あの時食べておけばよかった」と後悔するかもしれませんが。

ちなみに、僕が完全に“経済を活性化”側に振り切って行動するのは、「僕のような立場で、そっちに行かずにどうする!」の意識が強くあるためです。僕の立場とは、同居者無し家族無し、無職だが定期収入あり、、で、要するに自身がコロナに罹ったとしても、さらに言えばそれで死んだとしても、たいしてダメージがない(社会的に)、ということです。



③【ワクチンの開発について】

これについては「なんだか誤解している人が多いなぁ」という印象です。有識者ぶっている人が「ワクチンさえ出来れば万事が解決」論を語っているのを見ると、「うわぁ・・」と思ってしまう。

例えばインフルエンザ・ワクチンは、5ヶ月しか持ちません。新型コロナ・ワクチンは世界中で開発が進められていますが、同じように「抗体が1〜3ヶ月で消える」との実証データが多くの国で出て来ているので、打ってもそれくらいしか効果がない可能性が大です。

問題は、コロナが年中で発症すること。インフルエンザは流行が短期で、毎年ほぼ同じなので、年に一度の接種で済むわけです。しかしコロナはそうではないわけで、すると僕らは年に何度も病院に通い、ひたすらにワクチンを打つ、注射まみれの生活になります。その覚悟がありますか? 僕は1本すら打ちたいとは思いませんので、仮に無料だとしてもお断りします。

イソジンの買い占めなんかも、バカバカし過ぎて笑ってしまいます(※追記 あまり気にしていませんでしたが、インサイダーの線が濃厚のようですね。逮捕案件ですよ。吉村知事には期待していたのに、残念だ・・・)。薬学を信用&期待しすぎですよ。コロナが年中で発症する→ワクチンでは対処が困難→開き直って受け入れるしかないじゃん・・・です。要は「ただの風邪として慣れましょうよ」なのですが、もちろん普通の風邪よりも発症したらキツいので、「予防の意識は今後も強めにね!」というだけです。1月だけで1300人が亡くなった、モチの方がよっぽど怖いって! 早く、モチ・ワクチンをっ(笑)!!



④【各地でのクラスター発生について】

感染者を「自粛せずに遊んでいるからだ!」と叩き、感染者を出した場を「予防が徹底されていないせいだ! 責任を取れ!!」と叩く、ああいった連中には本当にウンザリです。感染者も店も、運が悪かっただけです。無関係の他者から責められるほどの愚行は、誰もしていない。

クドいですが、僕は完全に“経済活性化”派なので、5月末の緊急事態宣言解除後は普通に飲食店や映画館、アパレル店等に行きまくっておりますが、予防対策を徹底しているところなんて稀ですよ。体温計でピッとされるのは百貨店くらいで、それ以外はせいぜいでアルコール消毒液が置いてあるだけ。マスク着用の強要も以前はそれなりにありましたが、今はだいぶ減った印象です。

「ウチは予防を徹底しています!というアピールが最重要」とかドヤっているアホも業界内外でけっこういますが、当人が最近になって「電子体温計ってどこで売っていますか?」とか聞いていて、「順番が逆だッ!」と呆れましたよ(爆笑)。黙っていればいいんですよ。粛々と、各々が必要と考える“自己満足”のレベルまでの、予防をすればいいと思います。対策を全くしていない店でも、僕のような者は行きますしね。



⑤【東京都知事選挙】

全く盛り上がらず、見事なまでに風が吹かない状態のまま、さら〜っと小池百合子氏が再選を決めましたね。

僕は選挙好きですから、候補者が出演する討論番組等はいちおうそれなりに見ましたが・・・なんとも空虚な時間ばかりが過ぎ。他候補者:「オリンピックが中止になった場合の都政をどう考えているのか?」→小池:「開催のために全力を尽くす」といった、中身がなく不毛なやりとりが延々と続き、とにかくイライラ。

マトモな議論が成立していない要因は、明らかに小池氏側の“ちゃんと答える気がない”姿勢にあったので、僕は彼女に心の底から失望。そもそも具体的に政策を掲げることすらなく、未来のビジョンを語ることもなく、僕は「こんな空っぽの人間に投票する者の気がしれん!」とまで思いましたが。こんなんでも勝っちゃうんだろうなぁ・・と予想はしておりましたが、まさか60%近くの得票を受けての当選とは・・・

僕と世間との感覚のズレはここまで来たものかと、途方に暮れました。



⑥【年率GDPの、アメリカ33%減、ヨーロッパ40%減について】

これ、衝撃的な数字ですよ。完全に世界恐慌の再来です。なんで日本ではさほど話題に上がっていないのか、不思議です。GDP≒人々の豊かさ、ですから、ざっくりめに言うと、平均年収がアメリカでは三分の二に、ヨーロッパに至っては半分近くに落ちてしまった、ということですよ!

日本のGDPは、−23%という分析がちらほら聞こえて来ていますね。ちなみに、一人当たりで計算すると日本は、去年の時点で世界の26位です。日本よりも平均年収の高い国は、25ヵ国もあります。

その一方で、このコロナ禍にありながらGDPを(発表では)上昇させているのが・・中国さんです・・・。僕は別に陰謀論に溺れる気はありませんが、さすがにモヤモヤしますね・・・



⑦【米中関係の緊張について】

僕の個人的には、コロナ騒動よりも遥かに気になる問題です。先日、アメリカ人の友人から届いたメールにも、「たぶんトランプは中国と戦争する」と書いてありました(涙)。トランプはここのところ、完全に中国を敵国扱いしており、「いつでもかかって来いゃゴラァ!」の挑発しまくり状態(総領事館の封鎖、TikTok禁止等)。大統領選挙が11月にありますので、右派のトランプは今後も対決姿勢を崩さず“強いリーダー”なアピールをし続けることでしょう。しかしこのままだと民主党のバイデンが勝ちますから、トランプは最後の手段として、強烈な何かをしでかすかもしれない・・・

僕としても、開戦の可能性が高いとは思っていませんが。挑発を受け続けても中国の反撃は一線を越えないでしょうし、同じく中国への敵対色を強めているイギリスやオーストラリア、インド等も、さすがに開戦には賛同しないでしょう。ちなみに、ロシアはインドとべったりの関係なので、中国側に立って参戦することはなく、もちろんアメリカに追従もせずの、傍観でしょう。

シンゾー・アベが存在感ゼロの雲隠れ状態なのは、体調不良といった説もありますが、僕の勝手な解釈では“世界情勢がナーバスな状況過ぎて、困っちゃっているから”です。



⑧【レジ袋の有料化について】

まさに、愚策です。経済産業省は目的について、「レジ袋を有料化することで、それが本当に必要かを考えていただき、私たちのライフスタイルを見直すきっかけとする」と発表しています。つまりはこれは、プラスチックごみを削減するためではないのです。

百歩譲って、「環境について考えよう」との啓蒙自体はいいとしましょう。しかし、そのために採用したルールにより、スーパーやコンビニの店員は客にいちいち確認を取り、面倒が増え。さらに客は「手持ちorマイバッグに入る範囲内で買おうっと」が増え支出を削減、店は売上げが減少。万引きの件数も、かなり増えているとのこと。

エコマインドを育てる?程度の利のために、どれだけのマイナス事象が発生しているんだ?という話ですよ。デメリット過多にもほどがある。これ考えた奴、アタマ悪過ぎです。



⑨【ALS患者への、嘱託殺人容疑について】

非常に、デリケートな問題です。尊厳死や安楽死については、僕は「尊厳死のみ、法で認めるべきだ」との意見ですので、この件(分類するならば、安楽死)では、当事者たちの選択に対しては“否”のスタンスになります。

しかし今回のような、自死を希望する方が身体に障がいを抱えている、といった場合には、、、それを幇助した方々の意志は、決して責められないというか、僕は絶対に責めたくない。安易な叱責は、自死された方に対しても、とても失礼だと思います。

「本当に患者のことを考えたのか?」「生きる希望を持てるように支えるのが医者の務めだろうが」「金欲しさでやっただけだろう」といった攻撃が多いように感じますが・・。なんだか表面的で、僕はそういった一方的な正義感?の方にむしろ、違和感を覚えます。



⑩【芸能界で自殺者が多い件】

ただ一言、「死ぬなよ!」と言いたい。僕が比較的メンタル・タフめな性格で、“誰にどう思われようが、どうでもいい”のスタンスのせいもあるのでしょうが。いじめや誹謗中傷は、未来永劫、無くならないって。放っておこうぜ。もしくは、さっさと逃げようぜ。

哲学者ニーチェは『権力への意志』という本で、「生きる喜び」として、性欲(愛し合うこと)、陶酔(良質の食事や音楽等を得ること)、そして残酷(他者の上に立つこと)の三つを提唱しました。

他者を蹴落としたり蔑んだり遜らせたりすることは、あらゆる人間にとっての普遍的な快楽なんだニャ!と捉えれば、なんだか、私も・あなたも・お前も・あのクソヤローも、みんな等しく愚かな生き物だぜぇ〜・・となりません? この感覚、僕だけかな・・・?

バカな自分に、違うバカが何を言って来ようが、どうだっていいじゃない。他者の言動を気にしすぎですよ。とにかく、死んじゃダメです。




・・・以上! 前回同様に、テーマは10コとしました。芸能人の不倫や引退についても書こうか、検討しましたけどね。まぁ、んなもんはどうでもいいやな〜と思い直し、筆を止めました。


ちなみに、⑩に連なる話として。僕はTV番組への出演経験が過去に何度かありますが、テレビ東京の「出没!アド街ック天国」を除き、全てが演出有りの、やらせまみれでしたよ。特に、絵描きだった頃に出演したとある番組では、そこにいたのは素の僕ではなく、完全に“番組が僕に求めるキャラを演じた”だけです。バッチリ台本がありましたし、その台本には僕の意向なんて一切、反映されていません。神田うのさんが隣りにいたのでいろいろ話しましたが、素の彼女は、メチャいい人でした。

裏側を実際に見ている僕はもちろんながら、世間でも大多数は「テレビなんてそんなもの」という認識だと思うんですけどね。奥行きを見ない感じない、良くも悪くもピュアすぎる人が、まだまだいるんですねぇ・・・