2019年1月12日土曜日

開業ブームの、峠は越えた。





宿は正月休みを終え、昨日から運営を再開しております!


休みの間は・・・僕にしては珍しく、けっこう忙しかったです。実家に帰り、館山に小旅行、都心で久しぶりに買い物をして、ゲストハウス・オーナー飲み会もありました(今回の参加は6人)。休みの初日はゲスト全員のチェックアウトがあるので半分は仕事ですし、六日間の休みの内、何もしないダラダラDayは一日だけでした。全然休んだ気がしな〜い(笑)!!

館山の旅は、もちろん楽しかったです。長らく会いたかった人と会い、業界ゴシップネタをたくさん交換して来ましたよ(笑)! それはなんだか二人だけの共有にしたい気分なので、詳細をここに書き連ねるつもりはありませんが。一番ウケたのは“とある有名宿オーナーがtwitterでやらかした、ゴミ箱のパンツ事件”ですね。僕はtwitterをやっていませんので、これは全然知らなかったとですばい!




さてさて。記事タイトルからご察しの通り、今回は開業絡みの話です。このブログを読んでいただいてる方々の内の、多くはゲストハウス開業志望者です。今回は、主には彼らに伝えようという意図で書きます。


2015年〜2018年にかけて、ゲストハウス&ホステルは、まさしく“雨後の筍”のようにボコボコと、日本全国で増えまくりました。東京都内だけで、今は250軒くらいかと思われます。2017年末で、おおよそ190軒でしたので、2018年の一年間に、60軒ほど増えたことになります。

ただし僕の、この【+60】&【合計250】という数字は、昨年までの統計とは違い、かなりアバウトなものです。フワっといくつかのブッキングサイトを彷徨い、一年前にはなかったと記憶している宿をなんとなく抽出し、数えただけです。面倒なので、綿密な分析をする気にはならず(笑)。「テキトウなの? じゃあ、書くなよ!」とツッコまないでくださいな!!


昨年1月の記事、“もはや、飽和ですらない。パンデミックだ!!”に書いたまとめを、ここで最新版として更新すると、

〜2013年末まで       35軒
 2014年    +15軒  50軒
 2015年    +20軒  70軒
 2016年    +40軒 110軒
 2017年    +80軒 190軒
 2018年    +60軒
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 2018年末       計250軒

ということになります。+20、+40、+80とここ数年は倍々ゲームのように増えていましたが、昨年はついに+60と、増加率がマイナスに転じました。

しかもこの、増えた+60の内のある程度の割合は、“民泊くずれ”の小さな物件でして、ベッドの数で言えば微々たるものです。6月から民泊新法が施行されたのに合わせ、駆け込みのような形で、簡易宿所の認可を取り付けたのでしょう。中には、「こんなんで許可が降りるかぁ?」と疑わざるを得ない、怪しい所もいくつかありますが。Airbnbはかなりちゃんとしていますが(更新を何度もさせられ、その度に認可番号の入力を求められる)、Booking.comとか、大丈夫なんですかね? ちゃんと、違法宿を駆逐できていますかね?

なので、+60軒とはいえ、純粋にゼロから作り上げたゲストハウスorホステルは、40程度しかないと思われるのです。一昨年の+80軒から、実に、半減したわけです!! もちろん、一昨年の+80の中にも、民泊くずれはチョロっといましたけどね。何にしても、“新しい宿”のオ−プンは、2018年に、ガクンと減りました!!


というわけで、これが“開業ブームの、峠は越えた”の根拠①。

【① 実際に、新規オープンの数が半減した。】

2017年〜去年の前半くらいまでは、同業者と話したりメールしたりすると、ネガティブな「全然儲からない!ヤバ〜い!!」という発信が多かったのですが、最近はめっきり減りました。みなさん、闇民泊の追放による恩恵で、少しは余裕が出たのでしょうね。

どこも儲かっていない時期に、競合がさらに増えまくり、逆に経営に余裕が出て来た頃になってから、それが落ち着く・・・というのは、なんだか皮肉な話ですねぇ(笑)。卵が先か、鶏が先か、みたいな話ですが。ほんと、タイミングを見極めるって大事です。



さて、次は根拠の②です。

このブログは、2017年までは一日の平均閲覧者数がだいたい150人だったのですが、2018年は、120人程度に落ちました。しかし、新しくUPした記事の閲覧者数の平均は、これまでとほとんど変わっていません。

実はこのブログ、閲覧者の多くが、2015年8月8日の記事“ホステル(ゲストハウス)経営って、儲かるの?”からのインなのです。この記事は、UPから今日までのおよそ三年半の間に、計5万人の方に読んでいただいております。同じ方が複数回読んでも、二回目以降はカウントされないシステムなので、実際に5万人です。アクセスの環境を変えるとカウントされるのかも(PCで見て一回、スマホで見るともう一回、的な)しれませんけどね。

2017年までは、日平均150人の内、60人位はこの記事からのインでした。しかし2018年は、この60人が、30人ほどに減ったと推測されます。この記事の累計閲覧数は、2018年の年頭の時点で、4万人を越えていたのです。しかし2018年は、一年間で1万人しか増えなかった。1万÷365で、だいたい一日30人です。細かい数字まではいちいち記録しておらず、アバウトな分析ですけどね。

ネットで「ゲストハウス 経営」や「ゲストハウス 収入」と検索すると、このブログ記事はいまだに1ページ目でヒットします。三年半も前の記事なので、さすがに上位では表示されなくなって来ましたが。一時期までは、ファーストヒットでした。

なので、ゲストハウスの経営に興味を持ち、それについてをネットで検索したことのある方々のほとんどは、このブログ記事を読んでいると思われるのです。三年半で5万人・・・は、日本全国とはいえさすがに多すぎる気がしますが。まぁ、この5万の中には僕の友人や、すでに開業済みの業界関係者も含まれますし、「開業には興味がないけれど、経営の内情を知りたい」という人もかなりの数、いることでしょう。

何にしても、ざっくり言ってしまうと、ゲストハウスの開業に興味を持ち、それについてをネットで検索した人が、2018年は一気に減ったわけです。


【② 開業ノウハウ記事の閲覧数が、半減した。】



そして根拠③。これは、ド直球です。

先日ウチに来た、開業志望者から聞いた話ですが。彼は浅草界隈で物件を探しており、台東区役所の保健所へ相談に行き、担当者に直接「最近は、ゲストハウス起業の相談は増えていますか?」と尋ねたとのことで。それへの職員さんの回答は、「去年(2017年)の夏頃までは凄まじかったけれど、今年(2018年)は、一気に減った。今は当時の半分くらい」だったそうで。

・・・というわけで分析は必要なく、受け売り情報をシンプルに抽出しまして。


【③ 保健所での起業相談者の数が、半減した。】



①・②・③、半減!半減!半減!の三連発!! この三つで、根拠は充分だと思います。


ゲストハウス&ホステルの開業ブームは、、、
完全に峠を越えた!!



それに対する僕の感情は、もちろんハッピー100%です。ストイックな連中は、「ライバルが増え、宿同士が切磋琢磨し競争することで、業界全体がますます発展するのにぃ〜。残念!」とかいうキモい発信をしそうですが(笑)。僕も、そもそもは「魅力的な宿がたくさん増えて、業界が盛り上がったら嬉しい」というスタンスでしたけどね。この三年で、明らかに増え過ぎた。何でもアリの、歪な世界になってしまった。このまま狂った形で突き進むくらいなら、ここで一旦立ち止まって、改めての再スタートを切った方がいいという考えです。


昨年、新たにゼロからオープンした都内のゲストハウス&ホステルは約40軒・・・ですが、もちろんその逆、潰れてしまった宿もそれなりにあります。また最近は、人気宿が“オーナーチェンジ”するケースも多く見られます。みなさん、事情は様々なのでしょうが。とある宿では、引退の理由の一つに「一部の国のゲスト相手に接客するのが疲れた」とあげていて、その素直さに僕は笑ってしまいましたが。〈全然、儲からない〉or〈仮に儲かってもメンタルがやられちゃう〉というのが、このビジネスの実体ですよ(笑)!!



2019年は、都内に何軒のゲストハウス&ホステルがオープンし、何軒がクローズしますかねぇ? 民泊くずれは昨年だけの現象でしょうから、今年の増加数は30軒とか、そんなもんじゃないでしょうか? その後も似たようなペースで進み、オリンピックが開催される頃には、全部で300軒程度ではないかと。

そしてオリンピックが終われば、今度は減少傾向に転じるでしょう。もちろん僕は、業界全体がこのまま萎んで行くことを、望んでいるわけではありません。開業ブームが落ち着き、ただ“ブームに乗っただけ”な者々は、これから確実に淘汰されます。その代わりに、“真にゲストハウス文化を理解し、それを愛する方々”が、この世界にどんどん飛び込んで来る未来が実現することを、僕は心待ちにしておりますよ!!





2019年1月3日木曜日

今年は例年よりもちょっとだけ、やる気がある!!




2019年!

明けましておめでとうございます!!
今年もよろしくお願いいたします!!!



まずは、月初めのいつものやつです!


【YAWP!来泊ゲスト国籍 トップ10(2015年4月〜:計2631)】

 ①アメリカ     421
名(+9)
 ②日本       395 (+19) 
 ③イギリス     253 (+2)
 ④オーストラリア  221
 カナダ      211 (+1)
 ドイツ      132 (+2)
 ⑦フランス      91 (+2)
 ⑧タイ        76 (+3)
 ⑨台湾        68 (+1)
 ⑩韓国        66 (+6)


【新規ゲスト数(泊数:日数平均:稼働率(キャパ))月別まとめ】

2015】
4月:22( 81:3.68:22%(12))
5月:28(132:4.71:35%(12)
6月:11( 60:5.45:17%(12)
7月:65(205:3.15:59%(12)
8月:98(312:3.18:93%(12)
9月:79(278:3.52:93%(10)
10月:91(253:2.78:94%(10)
11月:74(227:3.07:84%(10)
12月:84(229:2.73:82%(10)
【2016】
1月:59(198:3.36:73%(10)
2月:55(194:3.53:78%(10)
3月:72(242:3.36:83%(10)
4月:83(275:3.31:85%(12)
5月:100(278:2.78:80%(12)
6月:26( 72:2.77:60%(10)
7月:45(139:3.09:61%(12)
8月:81(247:3.05:66%(12)
9月:64(215:3.36:90%(10))
10月:56(152:2.71:61%(10)) 
11月:42(112:2.67:45%(10)
12月:68(191:2.81:68%(10)
【2017
1月:50(190:3.80:79%(10)
2月:22( 81:3.68:58%(10)
3月:55(151:2.75:97%(12))
4月:75(238:3.17:79%(12)
5月:61(185:3.03:57%(12)
6月:19(126:6.63:84%(10)
7月:54(186:3.44:55%(12)

※以降、キャパは12で完全固定とし、()内は名目稼働率に変更。

8月:66(234:3.55:75%(75%)
9月:39(149:3.82:54%(54%)
10月:67(230:3.43:74%(93%)
11月:50(151:3.02:52%(65%)
12月:52(167:3.21:57%(63%)
【2018
1月:41(132:3.22:46%(57%)
2月:42(129:3.07:45%(62%)
3月:58(143:2.47:60%(60%))
4月:73(240:3.29:80%(85%)
5月:74(270:3.65:73%(91%)
6月:39(122:3.13:73%(90%)
7月:51(189:3.71:79%(85%)
8月:78(295:3.78:95%(95%)
9月:68(206:3.03:78%(97%)
10月:63(222:3.52:69%(85%)
11月:75(200:2.67:67%(78%)
12月:56(202:3.61:77%(85%)
          
計:2631(8530:3.24:70%(81%)※)

※稼働率のみ、直前一年間の平均

名目実績(泊数:日数平均:稼働率)224:4.00:85%



先月は九日間も休んだので、計200泊には届きゃしないだろうとタカをくくっていましたが、どっこい、しぶとく越えました。五ヵ月連続!! ヤターーーッ!!!

しかし、さすがに今月は、200泊はムリでしょう(笑)。予約の受けっぷり的には、180泊には届くかもですが。まぁ、1〜2月は、赤字にさえならなければ満足&ハッピーです。


ちなみに上記の通り、今回から稼働率は、実質と名目の二つともを載せることにしました。一昨年の7月から、ベッドキャパは12に固定して弄らなくなりましたし、今後も継続しますので。いちいち“(12)”と書くのは無駄でしかないので、それを排除し、2017年8月以降は()内を名目稼働率にしました。

実は、値段をコロコロ変えまくり、ローシーズンには1400円で出しているような宿から、「ウチの方が稼働は高い!」とディスられ(?)ているという話を小耳に挟みまして(怒)。値段設定(3泊目無料サービス)を無視した、ストレートな“混みっぷり”では、ウチは年で80%を越えており、この半年だけで言えば平均88%です。舐めんなよ〜(笑)。

とはいえ、「名目の数字なんて意味ない」という僕のマインドは変わりませんので、あくまでも実質の稼働率をベースに参照&評価してくださいです。稼働が上がったところで、利益が下がっているのであれば、それは失敗ですからね。



さてさて。年始なので、今回は主には2018年の年間データ報告です。これまでもなんとなく、やったりやらなかったりでしたが、今後も年始には、経営的なデータのまとめをしようと思います。これまでに公表していたものに、足して行くだけなので簡単ですし。






はい。表の通り、2018年は好調でした。手前味噌ですけどね(笑)。1〜3月は赤字続きで、僕の月収は20万に満たず(2月下旬〜3月上旬は長い休みをとりましたが)、かなり「ヤバいよ!」な状況でした。しかし、4月以降は大幅に回復し、結果、年間の総泊数も僕の年収も過去最高になりました。う〜ん、大満足!!

とはいえ、僕は以前から言っているように、宿の運営はオープン以来、改善も改悪も一切しておりません。ずっとのんびり、ユルユル経営で、向上心は全くありません。昨年の後半が好調だったのは、僕が何かを頑張ったからではなく、ただ単純に、Airbnbのおかげです(笑)。これはあくまで、民泊新法が施行され闇民泊が一斉に追放されたことによる恩恵であり、特別ボーナスのようなもんだと理解しておりますので、いずれまた“ボチボチ経営”に戻る日が来るでしょう。今の内に、貯金しておこうっと(笑)!!


・・・と、データがらみの話題ばかりにすると、前回宣言した「経営者はやめて、ただのゲストハウスおじさんになる!」に反しますね。というわけで、経営以外の面から、昨年の総括を。面倒なので箇条書きにします。


2018年の僕は、、、

① 僕にしては、たくさんの本を読んだ。計50冊位。例年の倍。
② 相変わらず映画を観まくった。計150本位。
③ W杯もあり、例年よりサッカーの試合を観まくった。計140試合位。
④ いろいろとツイてなかった(涙)。
⑤ 相変わらず、ゲストや業界関係者以外との出会いは全くなかった。
⑥ よって当然、イロコイ沙汰もゼロ。もう何年、トキメいていないことか・・・。
⑦ 物欲は消えた・・のだが、その分ガツンと高い買い物をしちゃった。


ですね。①〜③のとおり、昨年はひたすら本を読み、映画とサッカーを観まくっていた印象です。超、インドア(笑)。本が一冊5時間、映画とサッカーが1本2時間とすると、僕はこの三つに計830時間も費やしたことになりますねぇ。「他にやることないんかい!」と自分でツッコミたくもなりますが、考えようによっては「それだけ自分の自由な時間がある」ということでもあり、とても贅沢な話ですね。

なんだか最近は、休みの日には家を一切出ること無く、何も出来事が無いことが当たり前になってしまったんですよ。メッチャ穏やかで、まるでお爺さんの隠居生活のようです(笑)。これまでも、人と関わる何かのイベント等には熱が向かないタイプでしたが、さらに冷めました。まだまだ老け込む歳ではないはずですが、生活っぷりは完全にそうなってしまいましたねぇ。

まぁ僕は、今後もこんな人生でいいと思います。本を読み、映画とサッカーを観ながら、寂しく孤独に枯れて行きます(笑)。たまに友人と会って飲めれば、それで外活動は充分です。以前にここに書いた、「六ヵ月働いて六ヵ月休む生活」に突入したら、いったい僕は、どれだけ引きこもりになりますかねぇ。もちろん、海外放浪旅には、いつだって出たいですけどね。なんだか矛盾していますが、僕は“外”に出たい欲が全く無いが、“大外”に出たい欲が凄まじいという、極端な性格なんですよ〜。



さて、最後は年始にいつも書いている、今年前半の予定を。またまた面倒なので、箇条書きで。

1月5日〜10日の六日間は、正月休みをいただきます。
2月24日〜3月7日の十二日間は、冬休み(何度目だよ!)をいただきます。今のところ予定はありませんが、チョロっと旅に出るかもしれません。
6月16日〜7月4日の十九日間は、早めの夏休みをいただきます。コパ・アメリカ(サッカー)を観まくります。
④ それ以外にも、ゴールデンウィークの前にでも、五日ほど休むつもりです。

以上!!「休みの予定ばっかりかよ!」とツッコまないでくださ〜い(笑)。


しかし実は、今年はけっこうやる気があるんですよ。僕は年間の休日数を、75と想定しております。上記のプランだと、六月末までの年前期で、ちょうど半分の38日間です。7〜12月に、残りの37日間を休みます。休日数が、2016年:65、17年:95、18年:85だったので、「ならば次は、75だわぃ!」という、どうでもいい動機からです。

まぁ、それは半分冗談で、その真面目な理由としては、

① そろそろ借金返済のゴールが見えた。ラストスパートな感じで走り切り、さっさと返し終えたい。
② 民泊新法施行からのボーナス期間は、いずれ終わるっしょ。今の内に稼いでおこうか。
③ 来年2月〜3月に、また一ヵ月くらい休んで、どこかに旅に出たい。
④ 来年3月末に、YAWPは5周年。またサーメルやバッパーたちを全国から招いて、パーティしたい。

ですね。今年はちょっと頑張り、その分、来年の前半は長旅&5周年を楽しんで、後半はオリンピックが終わる頃まで働き、以降は思いっきり楽をしてやろう、という魂胆です!



ではでは!!

明後日からの正月休み。僕はついに、“ソウルメイト”(笑)に会うために、館山に行って来ますよ!!!





2018年12月15日土曜日

40代に突入・・。 “経営者”は、もうやめる!!





どうもです。寒ぅ〜い! おNEWのエアコンが、絶賛活躍中です!!


YAWPは九日間の冬休みを終え、12日より運営を再開しております。もちろん年内は、もう休みません! 今年の休日数は、全部で85日でした。予定の100日よりも、15日間も多く働いてしまったッッ(笑)!!


僕は休みをそれなりに満喫しましたが、出来事としてこのブログ的に一番キャッチーなのは、“都内の小ゲストハウス・オーナーたちで集まって、飲み会をした”でしょうかね。


普段から仲良くさせていただいている、328HOSTEL&LOUNGEさんに初めて泊まりに行こうと思い、連絡したところ、ちょうどその日は328さんもお休みでして。「なら、飲みましょうよ!」と、やや強引に展開させたところ、僕以外のオーナーもたくさん集めていただき(僕は言い出しっぺのくせに、何もせず笑)。328HOSTEL&LOUNGEのオーナーであり、僕らのお姉さん的な存在でもある、ユカさんを慕う面々が集まった感じの飲み会になりました。初めて会う方も何人かいましたが、みなさん個性的(笑)で、とても楽しかったです。

そのメンバーの内の多くは、「来来 Samll Guesthouse」いう活動もされており、彼らは今頃、台湾でイベントの真っ最中です。日本のゲストハウス文化の普及のために、こうしてがんばってくれている彼らのことは、僕は全力で応援しておりますよ! 参加はしていませんし、する予定も今のところはありませんが、一番のサポーターのつもりではいます(笑)!!




さてさて。

別にわざわざ書くような話ではないのですが、まぁ去年もそれに関連させた記事を書いたしで、今回もわざわざ書きますが。

実はワタクシ、この休みの期間中に誕生日がありまして、ついに40の大台に乗ってしまいました!!

30代に突入した際には、僕は「オトナになったなぁ〜」としみじみと思いましたが、40歳は・・・「ヤベェ、俺ってもう、完全にオジさんじゃん!!」というピリッとした気持ちです。「やっちまった!」の感覚に近い・・・。

そういえば、僕の30歳の誕生日は、ヨルダンのマンスールホテル(ゲストハウスですよ)で出会った日本人バックパッカーたちと死海に行き、みんなでプカプカ浮かびながら&強酸性の湖に身体中をヒリヒリさせながら、バースディケーキを食べたのでした。ケーキは途中で波を浴び、超しょっぱくてビッチャビチャの激マズな、得体の知れない物体になってしまい、パーティは失敗に終わりましたが・・・。あれから10年。う〜ん、いい思い出です!!



休みの間、オーナー飲み会の日を除けば誕生日も含め、僕は外出することはほとんどなく、宣言通りにひたすらにダラダラしていました。計八日間を、思いっきり無意味に過ごす! 基本は寝転がって本を読み、一日1〜2本くらいのペースで映画ばかり観ていました。というわけで、観た映画(DVDを含む)13本の採点を。


★★★★★
孤狼の血

★★★★
アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル
ワンダー 君は太陽
RAW

★★★
(館)ボヘミアン・ラプソディ
インクレディブル・ファミリー
ラッキー
ローズの秘密の頁
グッバイ・ゴダール!

★★
カメラを止めるな!
ジュラシック・ワールド/炎の王国
ファントム・スレッド


(館)ヘレディタリー/継承


巷で大ヒットしている“ボヘミアン・ラプソディ”は、クィーン(本物)の楽曲やライブパフォーマンス自体が素晴らしいのであり、映画としてはいたって凡庸だと感じました。ストーリーがありきたり過ぎる上に、事実と異なる点ばかりだそうですし。完全にフィクションにしてエンタメに徹するか、脚色ゼロで史実を丁寧になぞるか、どちらかにしてほしかったので、この評価です。

同じく今年巷で話題になった“カメラを止めるな!”も、DVDがリリースされたので観ましたが、僕としては全然ダメでした。映画館で観ていたら、「金と時間の無駄だった・・」と後悔するレベルですね。

まぁ、ヒット作を腐してばかりではますます嫌われそうですし(笑)、映画に関しては年始にまた一年間の総括をする予定ですので、このくらいで。



話は変わり、いきなりですが、僕には最近ハマっていたことがありまして。休みの間はネットをほとんど開かなかったので、休みの前、基本は仕事中のヒマな時間にやっていたことなのですが。それは「You tubeに落ちている“マネーの虎”を観る」ことです。

覚えている方も多いと思いますが、この番組は20年近く前に、日本テレビで深夜に放送されていたものです。新しいビジネスを始めたいという志願者が、融資の希望額を提示し、事業成功者の虎(有名企業の社長)たちに新規ビジネスのプレゼンをする、という内容です。

当時は僕は大学生でしたが、この番組は大のお気に入りで、毎週欠かさずに見ていました。そしてしばらく時が経ち、この秋にたまたまYou tubeで転がっているものを発見し、改めてスイッチが入ってしまいまして。TV放送の当時は、僕はあくまで傍観者的な視点といいますか、ただ“見ていて面白い”だったのですが。今では、僕もいっぱしの経営者でして。番組はすべて、過去に一度は見たことがあるのですが、なんだか新鮮なのです。経営者目線で見ると、感覚が全然違うのです。超・面白い!!


ただし、この“面白い”の内情は、正直に言いますと、出演者(志願者)をバカにするような思いが伴っています。「この人、頭悪すぎ!」「こんなくだらないアイデアに、融資してもらえるわけないだろ」「1億を希望? 詳細の説明、根拠なしで? なんちゅうテキトウさだ・・・」といったものです。僕が調子に乗りすぎ・・・な面はあるのかもしれませんが、この番組を実際に見ていただければ、皆さんにもおそらくわかっていただけます。パン屋を開きたい・・の融資希望額3000万の内訳に、毎月のアパート(住居用)の家賃五年分600万が含まれているようなレベルですよ。「私らはあなたのビジネスアイデアへ投資しようか判断するのであって、なんであなたの生活の面倒まで見なきゃならんの?」と、社長たちがなるのは当然で、実際にそれで叱りつけてくれるから気持ちがいい(笑)。


似たような話として。僕はヤフオクを中心に、オークションサイトもそれなりに利用しますが、例えばコンバースの新品スニーカーが2000円前後で大量に出品&落札されている中に、いきなり5000円のものがあったりします。別にレアでも特別でもなく、普通の量販店もので。さらにはそれが、中古だったりする。

すると「同商品の、新品:2000円が相場の市場で、中古を5000円で出品する人って、なんなの? バカ過ぎるだろ!!」・・と、僕は笑ってしまうわけです。おそらく、購入価格が6000円程度で、何度か使ったから5000円、とかいう根拠なのでしょうが(笑)。「相場、という概念ないの・・?」と呆れます。しかし、そんなケースは珍しくない。むしろ、しょっちゅう出くわします。

オークションの落札価格の相場なんて、調べればすぐにわかりますよ。そういうサイト、たくさんあります。それを開かなくたって、ヤフオクで出品しようとしている商品をまずは検索してみて、そこにズラッと並んだリストを見て、「あ、このスニーカーは新品でも2000円程度のオークション市場価値なのね」と気付けるでしょうに。そんなの、たったの10秒でできる作業ですよ。


しかし世の中には、実際に、大量にいるわけです。「何も考えず、何も調べもせずに、商売を始めたがる人たち」が。ゲームが始まり、真っすぐにダッシュして、そのまま最初のクリボーにぶつかって死ぬ者たちが! 僕は過去に、ゲストハウス業界へ新規参入した者や、これから開業したいと夢見る者々の中に、「アタマ、空っぽの奴が多すぎる!」となんとなくディスって来ましたが(笑)。これって、この業界に限ったことではないですよね。

アタマ、空っぽの奴!



・・・と、ここまで読んで「わかる・わかる」と共感してくれた方もいれば、「おいおい、ずいぶん上から目線だな」と不快感を覚えた方もいるでしょう。たしかにそうです、僕は別に、成功者じゃない。YAWPの開業からもうすぐ4年、生活には全く困らず、順調に続いているという意味では“うまくいっている”といえますが、別に大きく儲かっているわけでも、誰しもが認めざるを得ないような実績を残したわけでもない。

この不快感は、実は“僕自身に向けて”も存在するのです。僕はマネーの虎を見て、「こいつバカだなぁ〜」と毎回のように思うのですが、番組が終わると、「おっと、いけねぇ・・」となります。それは、「調子に乗っちゃアカン」という意味の自戒の念ではなく、「俺のこれは、経営者目線すぎてる」と思うのです。


最近はそこら中の起業家が、ブログやSNS等で過去の経歴や肩書きをビッシリと並べ(笑)、「PDCAを徹底」だの「シナジー効果が〜」だの「イノベーション」だの「ビジョン」だの「マンパワー」だの「リスケ」だの「マネタイズ」だの「コミット」だのと、カタカナ語だらけの発信を熱心にしています。それを見ると僕は「はいはい、要するにお前は、“経営者”としてカッコつけたいのな!」と突っ込みたくなってしまいます。

ラーメン屋を起業した人が、SNSでそんなことばかりを発していたら、「いゃあんた、ゴタクはいいから、とにかく美味いラーメンを作れよ!」と笑いたくなりませんか? 「お前、ラーメン屋だろう? ラーメン作りが好きで、その仕事をしているんだろう?」と。ラーメン屋なのに「あの人は、起業家だから(笑)」という皮肉たっぷりな目で周りから見られるのは、情けないことですよね。今の日本のゲストハウス&ホステル業界には、そういう者が多すぎます。


というわけで、40代に突入した今、僕は今後はもう、経営者“ぶる”のをやめようと思います。もっとシンプルな「ザ・ゲストハウス・オーナー」になります。オーナーというよりも、

「ただのゲストハウス・おじさん」になります。

僕はひたすらに、ゲストハウスが好きで、好きだからこそ、この仕事を始めましたので。“経営者”や、“起業家”になってはアカン。気取ってはアカン。ダサ過ぎる。イタ過ぎる。その目線で他者を評価することも、評価されることもアカン。大反省。今夜は強烈に熱いシャワーを浴びよう・・・。



実は、前々回【ゲストハウス原理主義を、ここに宣言する!!】と前回【三種ハイブリッドの者々に、辟易している!】、そして今回の記事は、僕の中では三部作という位置づけです。実は僕なりに、計画的に記事をUPしているのですよ(笑)。今回やAirbnb関連の記事など、意図して似たような内容を連発することもありますが、普段はできるだけ偏りすぎないように、話題の抑揚を心がけています。

そして、この三部作が、このブログにおける今年の〆です。これも、予定通りです(笑)。今年はまだ、半月も残っていますけどねぇ。年末は宿はもちろんフル続きで、超多忙になるのは確実ですので、本業に集中します。僕は個人的な目標軸として、ブログ記事は月に3本ペースと設定しておりまして、一昨年も去年も、そして今年も、きっちりと年間更新数が36本です! 真面目でしょ(笑)!!



それでは皆さま、2018年もYAWP! backpackers、ならびにこのブログへのご愛顧を、どうもありがとうございました!!

来たる2019年、僕は40代の“ゲストハウス・おじさん”として邁進しますので、どうぞよろしくお願いいたします!!!





2018年12月3日月曜日

三種ハイブリッドの者々に、辟易している!





宿は本日から、九日間のお休みをいただいております〜・・・が、大きな予定は特にありません。友人と飲んで、麻雀して、映画を観て、あとは毎日ダラダラします。ヒマに飽きまくったら、今年も“独り遊園地”を敢行するかもしれません(笑)。



まずは、月初めのいつものやつです!


【YAWP!来泊ゲスト国籍 トップ10(2015年4月〜:計2575)】

 ①アメリカ     412
名(+14)
 ②日本       376 (+10) 
 ③イギリス     251 (+1)
 ④オーストラリア  221 (+5)
 カナダ      210 (+3)
 ドイツ      130 (+9)
 ⑦フランス      89 (+4)
 ⑧タイ        73
 ⑨台湾        67 (+1)
 ⑩韓国        60 (+2)


【新規ゲスト数(泊数:日数平均:稼働率(キャパ))月別まとめ】

2015】
4月:22( 81:3.68:22%(12))
5月:28(132:4.71:35%(12)
6月:11( 60:5.45:17%(12)
7月:65(205:3.15:59%(12)
8月:98(312:3.18:93%(12)
9月:79(278:3.52:93%(10)
10月:91(253:2.78:94%(10)
11月:74(227:3.07:84%(10)
12月:84(229:2.73:82%(10)
【2016】
1月:59(198:3.36:73%(10)
2月:55(194:3.53:78%(10)
3月:72(242:3.36:83%(10)
4月:83(275:3.31:85%(12)
5月:100(278:2.78:80%(12)
6月:26( 72:2.77:60%(10)
7月:45(139:3.09:61%(12)
8月:81(247:3.05:66%(12)
9月:64(215:3.36:90%(10))
10月:56(152:2.71:61%(10)) 
11月:42(112:2.67:45%(10)
12月:68(191:2.81:68%(10)
【2017
1月:50(190:3.80:79%(10)
2月:22( 81:3.68:58%(10)
3月:55(151:2.75:97%(12))
4月:75(238:3.17:79%(12)
5月:61(185:3.03:57%(12)
6月:19(126:6.63:84%(10)
7月:54(186:3.44:55%(12)
8月:66(234:3.55:75%(12)
9月:39(149:3.82:54%(12)
10月:67(230:3.43:74%(12)
11月:50(151:3.02:52%(12)
12月:52(167:3.21:57%(12)
【2018
1月:41(132:3.22:46%(12)
2月:42(129:3.07:45%(12)   
3月:58(143:2.47:60%(12))
4月:73(240:3.29:80%(12)
5月:74(270:3.65:73%(12)
6月:39(122:3.13:73%(12)
7月:51(189:3.71:79%(12)
8月:78(295:3.78:95%(12)
9月:68(206:3.03:78%(12)
10月:63(222:3.52:69%(12)
11月:75(200:2.67:67%(12)
          
計:2575(8323:3.23:69%※)

※稼働率のみ、直前一年間の平均

名目実績(泊数:日数平均:稼働率)234:3.12:78%



先月は、1泊の滞在のゲストがメチャ多かったです。新規75名の内、25名が1泊で。よって、滞在日数の平均も久しぶりに3を割りました。なので、いつも以上に忙しかった印象です。まぁ、いいんですけれど。

ただ、超トラブルメーカーなゲストが、過去に例を見ないレベルで多発していました。キックアウトを検討したゲストは、思い出すだけで5人もいます。実際にはキックしませんでしたが、僕はストレスが溜まりまくりで。僕は三年半の歴で、その検討をしたのはおそらく20人位で、割合的には130人に1人程度なわけですが。今月はなんと、15人に1人! まぁ、いぃ・・・いや、これは全然よくないッッ(笑)!!

ノーショウと直前キャンセルが大量発生、来てくれたゲストも自分勝手な迷惑者だらけ。長くやっていれば、こんなとことんツイていない月もあるよなぁと、開き直るしかないです。11月は、例年では集客にかなり苦戦しておりましたが、今年はギリ&ジャストで200泊を越えましたので、その点はよかったです。日本人のゲストさんは素晴らしい方ばかりだったので、彼らと接することで癒されましたよ(笑)! ありがとうございました!!



さてさて。

前回の記事が、けっこう刺激的な内容だったからか、いつも以上にいろいろな友人や業界関係者から、メッセージをいただきました。反作用もあるかなと思っていたのですが、みなさん好意的で。「よくぞ言ってくれた!」「誰かが言うのを待ってた!」といった、強めの応援もかなり来ました。

ただし、ワイドショー的な興味といいますか、「あそこの宿のことでしょ?」といった探りも、けっこう受けました(笑)。僕のあの書き方だと、まぁ、そうなりますよね。なので今回はまずは、その点を素直にクリアにします。といいつつ、業界人には分かるレベルまでに止めて、オブラートにはまだ包みますが。


倉敷の宿、浅草橋の宿、金沢の宿・・・は、みなさんの推測の通り、僕の“理想のゲストハウス像”からは大きく離れておりますので、記事を書きながら僕の頭の中に浮かんでいたのは事実です。彼らを順にザックリと言ってしまえば、“交流を押し付けたがり”、“地域貢献したがり”、“向上心アピールしたがり”です。しかし不思議と、それぞれで際立っているだけで、彼らは1本軸のイメージです。倉敷の彼は、地域貢献も大好きですけどね(笑)。

彼らは、それぞれ賛否は別れる(僕もそうでしょうね)ものの、業界歴が長く、有名な方々です。みなさん成功していますし、僕にはリスペクトの気持ちもあります。特に金沢の彼の向上心アピールは、会社の経営者としてのものが主ですし、実際に有能なのは間違いないので、意識が“高い系”ではなく“本当に高い”印象です。なので、僕が前回書いた「ここ1〜2年の間に」の対象は、彼らだったわけではなく、彼らの存在が記事を書くきっかけになったわけでもありません。


実は最近、この三点:“交流を押し付けたがり”・“地域貢献したがり”・“向上心アピールしたがり”を見事に混ぜ合わせた、スーパーハイブリッドな者々が、この業界に、まるでサイバイマンのようにボコボコと湧き出ているのです。特に際立つのが、福岡の宿の青年と、宮崎の宿の女性ですね。彼らはゲストハウスのオーナーではなく、箱を任せられた雇われさんのようですが。

彼らが毎日欠かさずに書いているブログやtwitterで、息を吐くように延々と繰り返されるキラキラ・アピールを読んでいると、「この業界が、こういう者たちに浸食されたらヤバいな・・・」と思ってしまいます。彼らは、典型例として辞書に載せたいくらいに、まさに“ザ・意識高い系!”な印象です。


会ったことがないくせに、僕がソウルメイト(笑)だと勝手に思っている館山ウィールズゲストハウスのヤシロさんが先日、twitterで

ゲストハウス界隈、
地域おこし・田舎暮らし・開業準備中・ブランディング・場づくり・交流・繋がる・起業・クラウドファンディング・暮らすように旅する・多拠点生活・・・
そろそろ「オンラインサロン」とか言い出すヤツいるんじゃねーの?ってハナクソほじりながらネットを見ている。


と書いていて、僕は今年一番かもしれないくらいに、大爆笑しました。前述の、ハイブリッドな彼らの発信は、これらのワードはもちろんながら、ひたすらに「学び」「出会い」「感謝」「成長」「縁」「絆」「信頼関係」「コミュニティ」「チャレンジ」・・・といったキラキラの羅列でして。それはさながら、黒魔術の呪文のようで、読んでいると気が狂いそうになりますよ!!

僕は「こういう“意識高い系”の若者が、この業界に引き寄せられる傾向が強いのは、前述の三つの宿のオーナーをはじめとする、カリスマたち(笑)が撒いた、歪んだ種から育った芽のようなものだ」という印象です。はっきり言います。「キモチが悪いから、マジで勘弁してよ!!!」



僕は、2008年から09年にかけて、世界を一周しています。あれからもう、10年です・・。旅先では、いろいろな者に出会いました。今でも繋がっている日本人の旅仲間は、30人ほどでしょうか。定期的に会っているのは、10人に満たないでしょうが。

そんな僕の旅仲間たちには、分かりやすい傾向がありました。それは「ただ、旅を楽しんでいる」です。一方で僕には、旅先で出会ったけれど関わるのが苦痛すぎて距離を置いた者々もいます。彼らを一言でいうと、「旅に意味を求める」です。


そんな彼らと僕との間で、けっこう頻発した“噛み合ない会話”の典型例をここに書くと、

僕「あそこの屋台で食った飯、旨かったぜ〜」
A「・・タクロウさんって、何のために旅をしているんですか?」
僕「へ?」
A「毎日ダラダラしているだけじゃないですか。旅に出た目的って、何だったんですか?」
僕「んぁ? 目的なんてないよ」
A「えぇ? それじゃあ、意味がないじゃないですか」
僕「は?」
A「意味のある旅をして、人として成長しなきゃですよ!」
僕「・・・・」
A「窮屈な日本では得られない〜」
僕「あのさぁ、旅って、意味がないからこそ楽しいんだわ。自分探しを押し付けんなよ」


そして彼らの多くが「毎日、満員電車に揺られる人生なんて、まっぴらゴメンだ!」とか「行動を起こさない奴が多すぎる!」とか、日本で地に足をつけて必死に働く方々を、ナチュラルにバカにします(本人にその自覚はないのでしょうが)。そんな彼らは、自身が旅をしていることを“スゴいこと”だと捉えており、その経験を得ることで他者よりも上位に立てる、と考えています。

前回の記事と似たような指摘になりますが、このような“自分探しの傾向”は、日本人の一部の旅人にしかない特徴です。僕は日本人宿よりも外国人だらけの宿に泊まることの方が多いので、旅先で仲良くなって行動を共にした外国人バックパッカーはたくさんいますが、彼らから「Youの旅に、意味はあるかい?」なんて聞かれたことは、一度としてありません。あったら、僕はギャグとして捉え、間違いなく大笑いしていますよ。


10年前、世界を放浪していた際に、僕は自身のことを“堕落者”だと思っていました。何も生み出さず、ただうまい飯を食べ、面白い場所に行き、気持ちよくのんびりして、愉快な人たちと話していただけですからね。旅での成長なんて、する気は全くなかったですし、実際に全くしていません。むしろ、よりダメダメ人間になったと思いますよ(笑)。

世界を一周したことに対して、「スゴい!」という反応をされることにも、強い違和感を覚えます。いやいや、僕はただ遊んでいただけで、あなたの方がよっぽどスゴいですよ、と。旅なんて、ロックみたいなもんで、人から褒められたりしたら、むしろ情けないと思いますけどねぇ。「お前、一年以上も世界をブラブラしてたの? 愚かだな〜!!」と笑われるくらいの方が、僕は心地がいいですね。


僕が旅に出た目的を、キモチ悪いけどあえて探して一つだけ挙げるとしたら、それは「笑い話になるネタが欲しかったから」です。なので、旅先では同じように「あの国でこんなヒドい目にあった」とか、「あの街で乗ったバスで、ウンコ漏らしちゃった」とか、「自転車旅(チャリダー)をやめてロバ旅(ロバー)に切り替えたのに、ロバが草ばっか食って全然走ってくれない」とか、そんなバカ話の共有が出来る者々とばかり仲良くなりましたし、今でも仲がいいです。


前述のハイブリッドな若者たちも、どうやらバックパッカーだと自負しており、海外旅の経験は豊富なようです。しかし、これはあくまでも推測ですが、彼らのようなタイプは間違いなく、「旅に意味を求める系」でしょう。

彼らは、
自己評価と社会からの評価の乖離にコンプレックスを抱え、
「オレは他の連中とは違う!」とモラトリアムを拗らせ、
弾き出されるような形で海外に救いを求め、
「旅ってスゴい!旅をしているオレってスゴい!!」となり、
しかし日本ではやはり誰からも認められず、苦しんだ末に見つけた、
その自意識を満足させてくれる環境、逃げ場のようなオアシスが、
ゲストハウスだったのでしょう。
そして、今日もせっせとキラキラを発信し続けるのでしょう。


「オレの経験値は、誰よりも勝る。旅は遊びじゃない、成長、学びだ。世間からの、旅人に対する偏見をなくしたい」

・・・ハァ・・面倒くせぇな・・・・・



僕はそんな彼らに向けて、クドいけれども改めて言います。


ゲストハウスって、そういうもんじゃないから!!




2018年11月26日月曜日

【ゲストハウス原理主義】を、ここに宣言する!!





急にガツンと寒くなりましたね〜。しばらくヌルい気候が続き、心地よかったのですが。揚子江気団さんには、今年はけっこう長く粘っていただき、ありがたく思います。


さてさて。

前回の記事を読んだ友人からメールで、「配色のノウハウ詳細を教えてオクレ〜」と言われたので、今回はそれについてをダラダラと書いていたのですが。しかし前回の記事は、閲覧数が全然伸びていない(笑)ので、キャッチーな内容でないことは明白でして。別に僕はインテリアのプロでもないし、なんだか、急に気が変わってしまいました。僕には明確なメソッドがありますので、興味がある方は、直接聞いてくださいです〜。



というわけで早速、話は変わり。


今年はあと一ヵ月強で終わりですが、先日、ちょっと前倒し気味でなんとなく振り返ってしまいまして。

そしてそれを一言でまとめると、今年の僕は、ゲストハウスの“純度”についてを、これまで以上に意識した一年であったと言えます。


僕は3月の時点で、このブログに
「ゲストハウスとは何ぞや?」を、この際はっきりさせる!!
という記事を書いています。そこでは僕は、ゲストハウスを、

・宿主が個人、もしくは夫婦で経営している。
・宿主が直接の接客をする。スタッフはゼロor少数で、掃除のヘルパーさん等。
・キャパは小さい。大半が10〜30ベッド。
・たいていで、ドミトリーと個室は両方共にある(ウチはドミのみ)。
・宿に及ぶ宿主の影響がかなり濃い。内装や雰囲気等、どこも個性的。
・交流が盛んで、ゲスト同士、ゲストと宿主との、距離が近い(もちろん、ゲストが全然おらず、交流がほとんど生まれない日もある)。
・交流は、しなくてもいい。宿主の基本スタンスは放置、but求めがあれば最大限サポートなので、ゲストは自由に過ごせる。
・ゲストからは宿ごとに好き嫌いが分かれると思われる。ハマった場合には、第二の我が家のような感覚で、リピーターになる。
・ただ普通の一軒家の大部屋に二段ベッドを並べただけ、という残念なところも多い。

と定義しました(思いっきりコピペで、すみません)。


もちろん僕のこの、ゲストハウスの定義は、今年になって確立したわけでも、したくなったわけでもありません。YAWP! の設立の時点で、というか起業を決意した時点で、僕の考えるゲストハウス像は、このようにはっきりしていたのです。ではなぜ今年になって、僕がそんな発信をわざわざするようになったのかといいますと。


それは、この1〜2年の間に、

僕にとってゲストハウスとは認められない宿、そしてそのオーナーたちが、業界についての発信を積極的にしているから

ですね。単純に言うと「いやいや、ゲストハウスって、そういうもんじゃないから!」という、僕の心の中にあるモヤモヤが、そろそろ限界を越えて抑えきれなくなったということです。


例えば、地域貢献。なんだか当たり前のように「開業します」→「まちとゲストを結びつけ、地域の発展を目指します」がセットになっている者が、この業界にはなぜか多すぎます。いやいや、ゲストハウスって、そういうもんじゃないから。なんなんですか、そのキラキラした使命感は? ちなみに僕は、YAWP! のオープン直後の時点ですでに、
金儲け、する気なし。地域貢献、する気なし。
という記事を書いています。

例えば、交流。もちろん、交流はゲストハウスの大きな魅力の一つですよ。しかしそれは、マストではない。「さぁ皆さん、交流しましょう!」という圧のある宿はけっこう多く存在しますが、いやいや、ゲストハウスって、そういうもんじゃないから。交流を期待するゲストがいるのは間違いありませんので、宿がオープンな雰囲気を演出するのは自然のことですが、そこに圧があるのはおかしい。なんならむしろ、「ウチは交流が全くない静かな宿ですが、ゲストハウスです」という所があったっていい。

例えば、ターゲット。あえて作為的に言い切ってやりますが、ゲストハウスの本来のターゲットとは、貧乏旅のバックパッカーや、ライダーやチャリダーなはずです。しかし、ビジネス客を対象に、「ゲストハウスに泊まり、出勤するってクールでしょ?」といった集客アピールをするところが、特に最近、増えています。いやいや、ゲストハウスって、そういうもんじゃないから。もちろん僕は、ビジネス客もwelcomeしていますよ。しかし、彼らにはあくまで「ここは旅人のための宿だが、あえて泊まる」というスタンス&理解でいて欲しい。仮にYAWPの毎日が、日本人のサラリーマンやノマドワーカーだらけになったとしたら、僕は「ゲストハウスとしては、ウチはもう終わったな・・・」と思うことでしょう。



僕のゲストハウスの定義は、もちろんあくまで、僕の主観です。前述のリンクの〈〜何ぞや?〉の記事にも書きましたが、これに他者を巻き込もうとか、議論をしようとか、そんなつもりは全くありません。ただ、僕のマインドをここではっきりさせているだけです。僕は僕の、理想とするゲストハウスの追求を、今後も頑なに貫きますよ、と。

これは、当然ながら、僕の実体験に基づいています。世界を放浪旅し、世界中でゲストハウス(&ホステル)に泊まり、そこで得たものです。もちろん、世界でもゲストハウスのキャラクターは千差万別ですから、「こういうものだ!」という鮮明な定義は、存在しておりません。

ただ、少なくとも、僕が泊まった世界の100軒以上の宿で、地域を僕にアピールして来たところなんて一つもないのです。「これは、この街で作られたワインです。試飲をどうぞ。気に入ったら買ってね」なんてシチュエーションの経験は、一度もない。ましてや、例えばワインの製造とか、手作りマトリョーシカ(笑)とか、そんな文化体験イベントへの参加を宿から提案されたことも、確実にない。

交流を押し付けて来た宿も、一つとしてありません。それはどこの宿でも、自然発生でした。宿の指示で名札を付けて自己紹介とか・・・あったら、超絶キモいので間違いなく覚えているはずです。

宿で、スーツ姿の人を見たこと・・・はあったかもしれませんが、覚えていない位に、ほぼ皆無です。ゲストはみ〜んな、旅人です。1泊の者も、ほとんどいません。それなりに長期の滞在で、ダラダラしています。仕事の話なんて、全くしません。会話のメインは、うまい飯と、面白い場所と文化、あとは風俗関係です(笑)。



畳み掛けるようにあえて言い切りますが、要は、“地域貢献”や“交流”がどうのこうのと、わざわざ訴えて来るのは、日本のゲストハウスだけの特徴なのです。なんなの、この変な独自性? なんなの、この面倒臭さ?

その原因が何なのかを別に追求する気はないのですが、簡単に言うとまぁ、いわゆる意識高い系の連中の、承認欲求でしょうね。“貢献”とか“繋がり”とかは、彼らが大好きな典型的なキラキラ・ワードです。彼らはとにかく、人の役に立ち、それで褒められたいのでしょう(笑)。僕にはその要素は全くありませんが、まぁ、そういう人が多くいるというのは、理解ができます。



僕の理想のゲストハウス像は、実際に僕が泊まり、居心地がメチャよくて大好きになった世界中の宿々の経験がベースにあります。その傾向を、例を含めつつ挙げると、

・宿主がいい意味で、がんばっていない。リビングで昼寝していたりする(笑)。
・とにかく自由。ルールやモラルの範囲内で、何をやってもいい。
・ビジネス臭が全くしない。宿主が会計を忘れちゃったりするくらい(笑)。
・とにかくフラット。人種、国籍、年齢、宗教、等々がいっさい関係ない。
・何も強制されない。各々で話したければ話し、食べたければ食べ、寝たければ寝る。
・リビングで寝間着姿でも、全然OK。なんならパンツ一丁でもいい。
・出会いや別れは、あっさりスッキリ。超仲良くなったアイツが、翌朝には消えている。


・・・という、そんなところです。そしてもう一つ、【毎日顔を合わせる、魅力的な宿主がいる】ことが重要です。すると宿の名前は忘れるのに、宿主の名前の方を覚えていたりしまして(笑)。旅人同士で「へぇ、Youもヨルダン行ったことあるんだ。アリさんの宿?」なんていう会話が発生するのが、すなわち良宿の証。確実に僕の理想とする、ゲストハウスです。ヌシがおもしろい宿には、おもしろいゲストが集いますしね。


一方で、意識高い系の宿オーナーたちは「ゲストの目線に立って〜」的なキラキラ発信をすることも多いので、重ねて言い切りますが。仮に僕が彼らの宿のゲスト(もちろん、スタイルは放浪旅バックパッカー)になったと想定しての、僕の思いはというと、、、

地域やら交流やらの圧を受ける→「マジでウザい!」

積極的なおもてなしをされる→「余計なお世話だって。放っておいてくれよ!」

顧客満足度? ゲストとの信頼関係?→ 「そんなことばかりをクドクドと考えている面倒くさいところになんか、泊まりたいとは全く思わねぇ〜」

なわけです! 僕のようなタイプが“訪日観光客”のマジョリティだとは決して思いませんが、僕は僕で、“バックパッカー客”としての目線に立って、僕の宿スタイルを確立させているんですよ!!



僕は旅をする際には、宿泊先のゲストハウスには、ただただ、

世界中の旅人が集い、
自由で居心地がよく、
宿主が魅力的

・・・の、三要素のみを、期待します。そして、すなわちこれが、僕が追求する純度100%なゲストハウス像の、根幹でもあるわけです。これ以外の要素は、全て余計。無駄に濁らせるだけなので、いっさいやる気は無し。魅力的・・・はファジーすぎるので、僕が心がけているのは「常に愉快でいること」ですけどね。



これを読む、噛み合わない価値観が確定している(笑)一部の同業者からは理解を得なくても全然かまいませんが、放浪旅バックパッカーの方々にだけは、共感していただけるととてもありがたいですね。以前、違う宿でスタッフとして働く方(元バックパッカー)がウチに泊まりに来て、「日本にはなんだかズレているところが多いけれど、YAWPさんは、まさにゲストハウスですね!」と言われたことがありまして。あれは、嬉しかったなぁ。


というわけで、この、もはや何でもアリになっている日本のゲストハウス業界で、僕は自分の経験をベースにした、“海外の”“ユルい”安宿の文化を踏襲し、放浪・長期旅のバックパッカーをメインターゲットにしたビジネスしかするつもりはない、ということです。そして、ズレのあるゲストハウス(?)主の、ズレのある“意識高い”アピールに対しては、「いや、そういうのじゃないから」の反逆活動を、今後もやって行こうというわけです。


ここにそれを、僕のゲストハウス原理主義宣言、とさせていただきます。




2018年11月15日木曜日

“配色”は超重要。絶対に妥協しない!





ここ数日は冬の到来を感じさせる寒さでしたが、今日は小春日和で、気持ちがいいですね!!


・・・しかしその快適さとはうらはらに、宿では休みからの再開後はずっと、直前キャンセルorノーショウが大量発生中! 3月以来の、大ハズレ月です。調べたら、7人が直前(前日or当日)のキャンセルで、6人がノーショウ。たったの六日間の間に、13人ものゲストに穴を空けられてしまい、さらに彼らの内の8人は、5泊以上の長期予約。その結果、フルの予定だったのになんと、4人しかいない日まで発生!! 経営的に、マジで大ダメージですよ、コンチキショォォォーーーー!!!

また今月は、休む前の三日間にも、再開してから今日までも、なんだかトラブルが多いです。その内の一件は、メチャクチャやってくれた上に、注意したらウソと誇張だらけの報復レビューまでよこして来たので、今回のこの記事でバッサリと糾弾してやろうかと思いましたが。まぁ、他のトラブルも含めたまとめレポートを、いずれまた書くことにします(笑)。

夏の頃は比較的、平和だったんですけどねぇ。というか、去年も夏は平和で、10月末くらいからトラブル多発でしたっけ。僕の感覚だと、毎年のように3〜4月と10〜11月がそういうカオス時期なんですが、これって何でなのでしょうね・・・? 観光学部のゼミ大学生なんかは、ゲストハウス起業の動機といった、ありふれたくだらない研究ではなく、こういうディープなのを掘り下げて欲しいなぁ。「訪日外国人観光客の質や傾向と、気候環境との関連性」とかいって(笑)。




さてさて。話は変わり。

前回、前々回と、攻撃的な記事が続きましたので、今回はヌルく行きます。僕の性格の悪さをさらけ出し、わざわざ敵を作りまくるのは、我ながらアホな行為だなぁ〜と思いますし。スッキリはしますけどね(笑)。


僕は、YAWP! を開業してからの三年半は、良くも悪くも、一切の改善も改悪もしておりません。もちろん、例えば僕の働きっぷり(二年目からワンオペを確立した)や、細かなルール(15〜18時をシエスタ休みとし、その代わりチェックインは24時まで)の変更などは、それなりにあります。料金も、【2泊したら3泊目が無料】キャンペーンを二年目のローシーズンから開始し、それを今では、特別ではなくレギュラーのサービスのように乱用してしまっておりますが(笑)。「それって実質的には値下げだろ」と言われれば否定はしませんが、1or2泊の場合にはずっと同じ料金ですし、とにかく僕は【通常料金:2400円】を、変更したことは一度もありません。


というわけで、僕はYAWPの経営ポリシーを、我ながら「ブレずにやっている!」と自負しておりまして。ウチの大きな戦略的アドバンテージであろう、飲食物が無料であるとか、チェックアウトリミットが事実上存在しないとか、僕とゲストが毎日のように飲んだり遊んだりするスタイルとか、そのあたりはオープン当初からの、初志貫徹です。これらは言うならば、ウチのアイデンティティだと捉えておりますし、変えようか検討したことすら一度もないので、今後も確実にブレることはないでしょう。


そしてもう一つ、YAWPではブレずに続けていたことがあります。それは、“2階のリビングに、エアコンがない”ことです(3階のベッドルームには、あります)。

もちろん僕は、オープン前の時点で意図的にこれを決定しておりまして、「予算が足りなかった」とか、そういう情けない理由によるものではありません。そしてその意図とは、「エアコンから出る、あの独特のモァっとした空気が嫌い」「ちょっと暑いくらいのナチュラルな空間で、団扇をパタパタさせながらノンビリする感じが、旅っぽくて好き」というものです。

しかしウチのリビングにはエアコンはないものの、配管用の穴は壁に空いており、アース付きのコンセントも設置済みです。YAWPに来て、気付いた方もそれなりにいると思いますが。エアコンがないのに、穴だけある・・これを、不思議に思った方がいるかもしれませんね。

部屋と穴とコンセントと


先ほど述べた意図は、あくまでも“僕の好み”の問題で、実はこだわりというわけでもないのです。「これがウチのポリシーだ!」と確定しているのであれば、リフォーム工事の時点で僕は、穴やコンセントの設置を依頼していません。では、なぜ三年半も頑なにエアコンを設置しないのか。それは、、、

いわゆる典型的な、白いエアコンだけは絶対に嫌だ

からです!!!!


「ゲストの滞在の快適さ・・よりも、“色”が大事なのかい!」 と誰かにツッコまれちゃうかもしれませんが(笑)。はい、僕にとってはこれは、超重要なんですよ!! 宿の全てにおいて、配色のバランスには、僕は絶対に妥協しません!!!

リフォームの際にも、僕が建築士さんに一番“物申した”のは、実は色についてです。それも、「ここは赤、ここはオレンジ」といったざっくりとした注文ではなく、同じ赤でも微妙に違うサンプルを大量に作っていただき、全て確認し、そこから選んでいます(超・面倒くさかったと思います、すみませんでした)。レイアウトの案なんかは常に建築士さんと相談し、どちらかというと彼の意見に従うケースが多かったのですが、色に関してはほぼ全てを、僕の独断で決定しております。

僕はいちおう、元・絵描きですからね(笑)。絵で、お金を貰っていましたからね。ファッションも、色合わせ重視のスタイルですし。手前味噌ですが、僕は色彩センスに関しては、確固たる自信があるのです。強烈な、こだわりがあるのです。

他の宿に対しても、泊まったり予約サイトで見たりする際には、実は僕は配色のセンスが気になります(笑)。ホテルやホステルはクール&モダンな方向性ばかりで、全体的につまらないのですが、ゲストハウスは個性的なところが多いですから、その面でも「いいね!」と思うことがよくあります。特に東京ひかりゲストハウスさんが、さすがは元・美術教師のオーナーらしく、素晴らしいなぁ〜と思います。


というわけで、“色”に妥協する気が全くない僕だからこその理由:〈白はウチのリビングには絶対に合わない!〉によって、僕はこれまでずっとエアコンを設置しなかったわけです。エアコンがないとはいえ、その代わりにサーキュレーターや電気ヒーターは大量に用意しましたので、この三年半の間に「暑い!」「寒い!」の苦情は、それほど発生しておりませんよ。ベッドルームに行けば涼しく、暖かいですしね。



・・・そして、実を言いますと。

つっ・・ついに、現れたんですよ! “色”の面で僕が納得のいく、エアコンの新商品が。それは、ダイキンが発売した「risora」シリーズです。色だけでなく、サイズが極小でハイスペックなのも、素晴らしい。





こちらは発売が3月の末でしたが、存在を知った時点で僕はビビビッ!と来まして、家電量販店に行き実物を見て納得し、購入を決意していたのです。問題は価格の面だけで(さすがにエアコン1台に50万近くは出せません)。ネット検索等で「エアコン購入のベストな時期」の研究をし、10月末頃、という結論に達しまして。


というわけで実は、この4月〜10月は、僕はずっとこのエアコンの“値下がり待ち”状態だったのです! 購入資金も、とっくにキープしておりました。特に、酷暑だったこの夏にウチに滞在していただいたゲストの皆さんには、僕は内心では「もうすぐ買うけど、今はまだ高いから我慢してくだされ・・」だったわけで。どうもすみませんでした!!


・・で、予定通りに先月末に購入し、先週の休みの期間中に工事が入り、ついに「オラが宿のリビングにも、やっとエアコンが付いただぁ!」になったわけです。う〜ん、感慨深い。テカテカしていないマットな墨色で、色彩もサイズも、大満足・・・。






ありがとう、ダイキンさん!!



というわけでYAWP! backpackersでは、今後はリビングも快適な温度空間になります! 僕の好みには反します(笑)が、これでゲストが喜んでくれれば、僕も嬉しいです!!


エアコンについての僕のこだわりは、あくまでも“色”だったということです。今後も、何かを新しく設置する際には、“色”に納得しない限りは、僕は絶対に購入しません。


それは

僕の宿は、僕の作品でもあるからです!!!





2018年11月4日日曜日

「批判=嫉妬心」で、論破した気になるバカ。





僕は今日から8日まで、五日間のお休みをいただいております。一ヵ月前にも休んだばかりですけどね(笑)。まぁ、のんびりと。むしろもっと、たくさん休まなきゃです!



ではでは、まずは、月初めのいつものやつです!


【YAWP!来泊ゲスト国籍 トップ10(2015年4月〜:計2500)】

 ①アメリカ     398
名(+10)
 ②日本       366 (+14) 
 ③イギリス     250 (+1)
 ④オーストラリア  216 (+2)
 カナダ      207 (+8)
 ドイツ      121 (+8)
 ⑦フランス      85 (+3)
 ⑧タイ        73
 ⑨台湾        66
 ⑩韓国        58


【新規ゲスト数(泊数:日数平均:稼働率(キャパ))月別まとめ】

2015】
4月:22( 81:3.68:22%(12))
5月:28(132:4.71:35%(12)
6月:11( 60:5.45:17%(12)
7月:65(205:3.15:59%(12)
8月:98(312:3.18:93%(12)
9月:79(278:3.52:93%(10)
10月:91(253:2.78:94%(10)
11月:74(227:3.07:84%(10)
12月:84(229:2.73:82%(10)
【2016】
1月:59(198:3.36:73%(10)
2月:55(194:3.53:78%(10)
3月:72(242:3.36:83%(10)
4月:83(275:3.31:85%(12)
5月:100(278:2.78:80%(12)
6月:26( 72:2.77:60%(10)
7月:45(139:3.09:61%(12)
8月:81(247:3.05:66%(12)
9月:64(215:3.36:90%(10))
10月:56(152:2.71:61%(10)) 
11月:42(112:2.67:45%(10)
12月:68(191:2.81:68%(10)
【2017
1月:50(190:3.80:79%(10)
2月:22( 81:3.68:58%(10)
3月:55(151:2.75:97%(12))
4月:75(238:3.17:79%(12)
5月:61(185:3.03:57%(12)
6月:19(126:6.63:84%(10)
7月:54(186:3.44:55%(12)
8月:66(234:3.55:75%(12)
9月:39(149:3.82:54%(12)
10月:67(230:3.43:74%(12)
11月:50(151:3.02:52%(12)
12月:52(167:3.21:57%(12)
【2018
1月:41(132:3.22:46%(12)
2月:42(129:3.07:45%(12)   
3月:58(143:2.47:60%(12))
4月:73(240:3.29:80%(12)
5月:74(270:3.65:73%(12)
6月:39(122:3.13:73%(12)
7月:51(189:3.71:79%(12)
8月:78(295:3.78:95%(12)
9月:68(206:3.03:78%(12)
10月:63(222:3.52:69%(12)
          
計:2500(8123:3.25:67%※)

※稼働率のみ、直前一年間の平均



おっとキリよく、来泊者総数が2500人ですねぇ。閉宿までに、1万人に達したらいいなぁと思いますが、ペース的には無理そうです・・・(笑)。


前回に書いた、大口予約のノーショウの影響が大で、先月は結局、実質稼働は70%を下回りました(涙)。名目の実績は、泊数275:平均泊4.37:稼働85%、でした。

久しぶりに前年比でマイナスの稼働率だったのは残念ですが、これはまぁ、去年の10月がたまたま良すぎただけ、ともいえます。今月の予約は、すでにたくさんいただいておりまして、昨年の52%よりは大幅に改善できそうなので、好調は維持したままです。




さてさて、話は変わりまして。


先日、フラリと本屋さんに行き、テキトウに立ち読みをしていたところ、一冊の本が目に止まりました。堀江貴文氏、西野亮廣氏、共著の「バカとつき合うな」です。

僕は、堀江氏のことはけっこう好きですし、西野氏はどちらでもない感じですが、少なくとも二人のことを「頭がよく、すこぶる行動力のある人」という認識でいます。僕は、本は基本的には小説しか読みませんが、この本はチョロっと読んでみてなんだか惹かれたので、買ってしまいました。たまにはこういう下世話(いい意味で)なタレント本も、いいもんですね。1時間で読み終わっちゃいましたけど・・・。


僕は、彼らの訴える「こういう奴は、バカ」には、ほとんどが「分かる・分かる!」で、ずっとニヤニヤしながら読んでしまいました。特に、“善意の暴走バカ”は、僕としても最も嫌いなタイプなので、溜飲が下がる思いになりました。あの連中は、本当に救いようがない上に、厄介です・・・。

彼らが並べた“バカな奴”に共通する傾向は、“考えていない人”。さらに具体的に言うと、“多角的思考ができない人”だと思います。本でも、善意の暴走バカの一例として、“風の強い日に倒れた、大量の自転車を立て直すオバさん”をあげていましたが、これなんか本当に典型的な“多角的思考でない”人。西野氏の言う通り、「風が収まってからやらないと、また倒れて自転車にさらに傷がつくじゃん」と、気付いてほしいんですけどね。しかし、それを指摘すると「私は皆のためにやっているのに!」と怒り出す。こういう人って、ほんと迷惑ですよね。


ちなみに僕には、この本に記載がなかったバカ=“多角的思考ができない”人で、さらに嫌いなタイプがいます。それは、自分の価値観と他人の価値観を、同化させてしまう人です。その中でも、僕が最も「こりゃ話にならん」となってしまうのは、“それは嫉妬だ!”の反論ロジックでやっつけた気になってしまう人です。


僕は、ジャニーズのタレントが全体的に嫌いです。彼らがメインで出演するテレビ番組は、つまらないので全く見ません。あんなに長期に渡り放送していたスマスマですら、チャンネルを合わせたことは一度もありませんでした。僕が直接、見たり話したりしたことのある有名どころのジャニーズメンバーは五人ほどおりますが、その全員に対して「性格、わるっ!!」と思いましたし(特にKの同じ名字のDの片方は、衝撃的なクズ野郎でした・・)。“大きな力で守られてる感”も、気持ちが悪いですし(笑)。

しかし以前、とある知り合いと飲んだ際にその話題になったことがあるのですが、彼は「君ねぇ、それは嫉妬心から来るものだよ、フフフ」というロジック展開に。僕は「ハァ? 何だコイツ」となり、トーク熱がすっかり冷めました。

他にも以前、とある人がブログにて、クラウドファンディングについてを熱く賞賛している記事を読みまして。曰く「これを批判する者は、成功者の人望に嫉妬しているだけ!」とのこと。

世の万人は、誰しもが“イケメン”や“モテる”人間に対して、羨望の思いを抱くのですか? 誰しもが“人望”を希求しているのですか? 人望が厚い=人として位が高い、なのですか?


赤色を好む者が「青は嫌い」と言ったとして、「それはお前の、青の美しさへの嫉妬心だ」とか反論している人がいたら、笑っちゃいませんか? “イケメン”でも“高収入”でも“友達が多い”でも“有名”でもなんでもいいですが、「誰しもがそうなりたがっている」と決めつける連中って、何なのでしょう? 批判意見=嫉妬心、と結びつけたがる者は、多角的な思考力がゼロ。討論のセンス、全く無しです。少なくとも、僕はそう評します。


ちなみに僕が嫉妬する対象は、あくまでも“頭のいい人”です。 さらに絞ると“才能がある、頭のいい人”です。どんなにイケメンでも、金持ちでも、頭が悪い者に対しては全く魅力を感じません。僕にとっては、〈頭がいい≒カッコいい〉です。言わなくてもわかると思いますが、僕の“頭がいい”の定義は、=勉強が出来る、では全くないですよ。

僕が憧れる“頭のいい”人間をあえて一人挙げるとすれば、それは桑田佳祐です。サザンの曲が好きですし、彼のセンスやポジショニング、無理して生きていない感を、僕は尊敬しております。インタビュー記事等を読んでも、いつも感服します。まぁ、僕はミュージシャンになりたいわけではないので、リアルに憧れる対象は、“その頭の良さで、さっさと成功を収め、あっさりと競争の舞台から降り、自由&気ままに脱力で生きている人”ですけどね。2ちゃんねるの、ひろゆき氏なんかが、イメージに近いでしょうか。

しかし木村拓哉に憧れたことは人生で一度もなく、むしろ全てにおいてダサいと思っているくらいなので、仮に神様が「キムタクにならせてあげようか?」と提案して来たとしても、僕は100%全力で断ります。羨望の対象が、人それぞれだなんて、当然のことでしょう? それを理解できない人がいるというのが、不思議です・・・。


僕は批判も賞賛も、自分の思うがままに好き放題にしておりますが、嫉妬心から批判をしてしまうという傾向は、全くありません。僕が批判をする対象は、シンプルにド直球で嫌っている相手のみです。このブログでは特に、開業セミナーやコンサルの連中をディスっておりますが(笑)。かといって、「嫌いなものは嫌い!」で完全シャットアウトなわけではなく、生産的でロジカルな反対意見ならば、大歓迎ですけどね。



前述の本は、とても楽しく読ませていただきましたが、最終的には「そんな俺たちもバカ」的な着地点に収束するのが、なんだか残念でしたね。さんざん「こういう奴は、バカ」と言いたい放題なのに、最後に保険を打つなよぉ〜、と。全員FWにして総攻撃、なんならGKすら攻め上がって欲しいくらいなのに、ちゃっかりDFを残していやがった! 炎上上等で、上から目線の一方的な攻めこそが、二人の大きな魅力なのに(笑)! なんで、優しい感じにまとめるかなぁ。


というわけで、僕は保険は一切無しで、この本に並んだバカのリストに、

「批判をするのは、嫉妬心があるから」で、論破した気になっているバカ

を、追加したいと思います。


・・・それは、お前のことだ!!

(前回と同じような締めw)