2019年12月28日土曜日

ありがとねぇ〜・・2019年!!




前回の記事が今年の〆っぽくなっておりましたが、どっこい、もう1本書きます!!

僕はブログを年に36本書く、と決めているのですよ! 自分に課したルールを、鉄の意志でガッチリ守るのであります!! なので、書く(笑)!!!


ちなみにその、前回の記事について。あえて過激めに書きましたので、たくさんの共感をいただいた(ありがとうございます)一方で、逆にヒートアップなアンチ発信をされている方もいるようですが。僕の前記事を一言で言うと、「自分なりにサイコーだと思う宿を、周りに振り回されずにシンプルに追求するべきだ」という意見です。ゲストに対しての「従う気はない」「嫌なら来なければいい」が主意ではないことは、リテラシーのある方々(ゲストを含めて)には、ちゃんと理解をしていただいております。

それは「顧客満足度を上げるためには〜」的な発信をしたがる連中への、「あんたら、うるさいよ」の意思表示でもあります。さらには僕は率直に言いまして、宿(所属先)の名前を公表せずに、偉そうに高説たれる者々のことをバカにしております。僕がそれなりに多くの方からそれなりの共感を得られているのは、宿名も顔も完全に公開しているからこそ、だと思いますけどねぇ。要は僕はリングに上がっているわけで、外から石を投げる連中のことは相手にしておりません。



さてさて、話は戻り。今度こそ今年ラストの記事なので、僕は年の総括をしたい気分です。というわけで、僕の2019年を一言でまとめると、「人間関係がすごく充実していた一年だった」と言えると思います。

まずは、なんといっても〈おかえりびと〉の発足。全てのメンバーとは、今年より前に知り合っておりますが。一年の間に何度かなぁ〜? けっこうな頻度で集まりましたね。全員と5回ほど会っていますが、 皆で集まったのは4回(全員集合できたのは2回)なので、それぞれに個別でもお会いしています。

東京ひかりご夫妻は、到着前・・。今年の僕は特に、発育が良かった!


こうして、ちょくちょく集まって気軽に飲める業界内友人がいるというのは、すごくありがたいことです。Sato san's Restのナナさん&ユウタさんご夫妻とも、いつでも飲みたいと思っているんですけどねぇ。赤ちゃんに僕の毒素が伝染りかねないと、避けられているんだろうな(なんつって)。今度、ジョイフル三ノ輪に遊びに行きますね〜。

ちなみに、先日の〈おかえりびと・忘年会〉には、「箱根ねんねこや」の主:レナさんも一緒でしたし、メンバーではない方のご参加も、僕としてはいつでもウェルカムしておりますよ。このブログの印象から、排他的なキャラだと思われているかも知れませんが、僕は仮に考えが合わない方と会っても、遠慮なく直接、言いたいことを言って議論を楽しむだけですので、ご心配なく(笑)!!


そして、〈おかえりびと〉以外ではというと。僕は1月初めの休み期間中に館山に行きまして、ソウルメイト(だと勝手に思っている)のウィールズゲストハウス:マンボー☆ヤシロさんにお会いしました。想像通りにユルくて皮肉屋の、ナイスガイでしたよ(笑)。彼とはその後もメッセージのやりとりは続き、いい感じに仲良くさせていただいております。最近、両者のブログでネタと更新日の被りが多いのは、完全にたまたまですが。ちなみに、彼が先日ブログでUPした今年の総括記事(↓)は、的確だし良文だし爆笑だしなので、必見です!! やはり、バカを装っている頭のいい人の発信は、面白いわ〜。〈おかえりびと〉の話題も載せていただき、大感謝です!!

【意識低いゲストハウス(移転準備中)オーナーの業務日報】ゲストハウス業界の2019年をネガティブに振り返るw

このヤシロさんは、5月にYAWP!に泊まりに来てくれましたので、今年中に直接お会いできたのは2回です。その際には、これまた普段から仲良くさせていただいている谷川岳ラズベリーユースホステルのマサさんもいらっしゃいまして。マサさんも、というよりもマサさんが来るからヤシロさんを呼んだのですけどね(笑)。




このマサさんは、僕が最近書いている「レビューなんてどうでもいい!」「好きなようにやるだけだ!」の権化のような方で(笑)、僕がこの一年で完全にそちら側に昇華できたのは、彼の影響も大きくあります。とはいえ彼は僕と違い、自身の宿をどんどんアップデートさせるタイプで、人気は日本のトップクラスですけどね。僕は思いっきりリスペクトしております。

ちなみに、彼らにYAWP!に泊まっていただいたちょうどその日は、火災報知器の誤作動があり、深夜に大音量で鳴り響いてしまいましてね(どうもすみませんでした・・)。それを解決していただいただいたのはマサさんで、酔っぱらったヤシロさんは全く気付かずに朝までグースカ寝ていました(笑)! マサさん&ヤ酒ロさん、お会いできて嬉しかったです! ありがとうございました!!


他にも、日本中のたくさんの宿主の方にYAWP!に来ていただき、いろいろな話を聞かせていただき、とても楽しかったです。考えてみたら今年は、開業志望者は5人くらいしか来ませんでした(いい傾向です笑)から、宿主さん達のご来泊の方が多かったことになります。このブログは、いまや日に100人ほどの閲覧者数(だいぶ減った笑)ですが、そのほとんどは全国の宿主さん達だろうと捉えておりまして、そちらに向けて書いている意識が明らかに強くなりました。

・・・その一方で僕は、昨年はあんなに愛し合ったはずのステディ♡柚木氏とは、今年は一度も会わず、連絡すらとらずの関係でした。年始に“同じ業界にいるが、違うビジネスの人”とか言い切ったし、ゲストハウスサミットをディスったし、きっと嫌われちゃったんだろうなぁ。いや単に彼は、僕のことなんて眼中になく、教授業が忙しいだけか・・(涙)。ヘィ、プロフェッサー・ユノ! チャル チネソヨ? ドンデ・エスタ・エル・ラバーボ?



来年の僕は、2〜3月に一ヶ月ほど宿を閉め、東南アジアに一人旅(とある宿主仲間と、国をまたいだ鬼ごっこをします笑)。カンボジアのシェムリアップではもちろん、“不正に手を貸して無料泊しようよ!”で有名な、CARAVAN BLANKさんに泊まるつも・・・えっ!? あそこ、もうないの!!?? なんで!? ショックだわぁ〜・・という悪ノリはほどほどに、僕的に宿泊先はシティ・プレミアムさん一択です。早く予約しなくちゃ。

今のところは他に決定済みの予定はありませんが、6月あたりに、久しぶりに関西方面に行こうかな、と考えております。Airbnbのスーパーホスト1年記念ボーナスの使用期限が、6月末なんですよ。それを使って(笑)、関西のゲストハウス巡りをしようかなと。シンプルに〈おかえりびと〉の宿リストへの掲載を希望していただいた、京都&大阪の四宿に伺おうかと計画中です。木音さん、ひつじ庵さん、とろとろさん、緑家さんですね。こちらのお宿さん方には元々、泊まってみたかったですし。今のところは、「行く気がある」程度の話ですが・・・。

そして、僕は9月頃からはおそらく、休みを増やします。オリンピックとパラリンピックが終われば、業界的にはド閑散期に突入でしょうしね。また、韓国にでもふらりと行こうかな。僕の理想である “六ヶ月働いて六ヶ月休む生活” には、急がずに少しずつ辿り着きたいと思います。


そんな感じで、今年の僕はたくさんのブリリアントな方たちとお会いできましたので、そういう方面では間違いなく素晴らしい一年でした。皆さま、どうもありがとうございます!! 来年は、さらにもっともっと、エクセレントな方たちとお会いしたいと思っておりますよ〜!! 初見の皆さん、僕はクセが強いけれど、ユノッキーのように僕を嫌わないでくださいね(笑)!!!


最後にあえてピンポイントで、もう一人。いつもたくさんの有意義な情報発信と、楽しい会話をしていただき、とても感謝しております! 来年こそはどこかでお会いしましょう、よしさん!!


それでは皆さん、よいお年を〜!!!




2019年12月23日月曜日

改善なんぞ、全くする気なし。やりたいようにやるだけだ!




いやぁ今月は、ビックリな閑散っぷりですねぇ。久しぶりの赤字、総泊数150割れもありえそうです・・・(号泣)。

休み明けの8日から、20日までの十三日間はなんと、実質稼働が29%ですよ! 衝撃的な低さ!! 丸ごと閉めて休んじゃえばよかったかもなぁ・・と、後悔するレベルです!! もちろんウチだけでなく、他の多くの宿からも「今月、ヤバくね?」の声がたくさん聞こえて来ております。

まぁ、耐えるしかない。僕は来年も2月半ば〜3月半ばに、一ヶ月間の“一足お先に・さらばローシーズン”休みをいただきますので、それまでの営業は残り二ヶ月弱。三月後半以降は、おそろくオリンピックまではなんとかなるでしょう。「苦しい時期は、この先二ヶ月が最後のはずや!」と、ポジティブに捉えることにします〜。



さてさて、話は変わり。今回は宣言通りの、「どうでもいいんだよ!」シリーズの第三弾です。

僕がツイッターを始めてから(おかえりびとのアカウントで、ですが)、およそ四ヶ月が経ちました。毎日、川柳を詠んでいるせいもあって、それなりの頻度で開いているのですが、僕が開始当初にはっきり言っていた「ドヤ顔が透けて見える奴、嫌いや!」の念は、僕の中でさらに増しています(笑)。マジで多い。多過ぎる。もちろんそういう人のアカウントはフォローしていないのですが、この宿業界は、なかなか狭いネットワークですからねぇ。誰かが「いいね!」したものが勝手に流れて来る。これはまぁ、しかたないか。うまく付き合うしか無いですね。


他にも「多いなぁ」と思う、他者のツイート傾向として、「いかにゲストの満足度を上げるか」みたいなものがあります。例えば「ゲストのチェックアウトの際に、どこか不満な点がなかったかを、聞きましょう」とか。いやいやいや、聞かないって・・。別れ際には、気持ちよく「ありがとう、また来てね!」と言うだけですよ! レストランでも物販でも、僕らが店を出る際に「ご不満はありましたか?」とか聞いて来るところなんて、どこにもないだろ! なんなんだその、キモチ悪いやりとりは!?

そういうツイートをしたがる連中は、“改善厨”と言うべきか、“成長厨”と言うべきか。上から目線のドヤ顔な感じではないので、不快というわけでもないのですが。僕はずっと言い続けておりますが、自身の宿業については、改善も改悪も、する気は全くありません(笑)。オープンからもうすぐ5年ですが、判り易く“良くなったこと”といえば“リビングにエアコンが付いた”くらいで、他はな〜んにも変わっておりません。僕のやる気、ゲストをウェルカムするマインド的にも、波は全くないです。ゲストがどの年のどの時期に来ても、宿の設備やルール、僕のホストっぷりは、基本的にいつでも同じです。

一部のゲストからはたまに直接、「これは、こうするべき」とかいうレクチャー?を受けることがありますが。そしてもちろん、アウト後にレビューで「ここが不満だった」とか書く方もいますが。これらについても、はっきり言い切りますが、僕は基本的に全てを受け流しております。レビューはもはや、読んですらいませんし(笑)。何度も言うとクドいですが、僕は改善も改悪も、する気がゼロなんですって。唯一の改善点であるエアコンだって、納得できるものが売っていなかったからしばらく未設置だっただけで、ゲストの不満や要望を発端に変わったわけではないです。


10年やっているラーメン屋に、一人の客が「細麺にするべき」とか言ったとして、それを店主はいちいち気に留めますか?って話なんですよ。ウチは良くも悪くも、完璧からはほど遠い宿(笑)ですが、ゲストから指摘されてもスルーしていることは、僕は「変えなきゃと思ってるけど・・」ではなく、そもそも「変える気がない!」のです。例えば、“物が多くてゴチャゴチャしている”が、そうです。「不満な方もいるのはわかっていますが、僕はこれでいいと思っているので、このままです!」なのです。

この、“ゴチャゴチャしている”・・を、なぜわざとそうしているのかといいますと。それはシンプルに、その方が居心地がいいからです。実際に、多くのゲストからそのようなご意見をいただいております。ホテルのように必要最低限な物でスッキリ、な場を愛する人もいれば、ウチのようにゴチャッとした、家のような場を愛する人もいます。僕が旅の滞在先にホテルではなくゲストハウスを選ぶ理由の一つも、それです。好みなんて、人それぞれでしょ。正解なんて、ない!

ありがたいことに、ウチには多くのリピーターゲストさんがおりますが、彼らが再来した際に僕が「何にも変わってないですよ〜」と伝えると、喜ばれますよ。“いつも同じでいること”は、一つの価値なのです。変わり続けることが素晴らしいという考えの人もいれば、変わらないことが素晴らしいという人もいる。僕は完全に後者で、常連のお店ではいつも同じの商品&サービスを受け続けたいタイプですからね。急に味を変えられたりしたら、ガッカリして常連をやめます。僕自身がそうなのですから、YAWP!はそういう方々に愛される宿でありたいと思います。


ゲストの中にたま〜にいる「こうするべきだ!」の人たちは、この辺りを分かっていただけていないと思うんですよ。前述の“成長厨”の連中を除き、多くのサービス業従事者は、「客から何を言われようが、変える気はない」ですよ、と。それどころか“成長厨”の連中ですら、「顧客満足度ガーー!」な発信は承認アピールに利用しているだけで、口ばかりで実際は何もしていない、ということが多いと思いますよ。

もちろん僕は、サービス業全体を代表するわけでも、把握しているわけでもないですが。開業して間もなくならば、お客から言われて、目から鱗の「なるほど、気付かなかった! ありがたい!」が、あるでしょうが。数年も運営している店ならば、大多数が不満に思うような“直すべき”問題点は、とっくに修正済みですって。修正していない事案は、する気がないからしないんですって。なので、「こうするべきだ」圧が強めの客への反応は、こちらの内心は「はいはい、ご不満なら、二度と来なければいいじゃない」です。



コンセプトやストーリーがどうのこうの言って共感を求めたり、レビューの善し悪しに一喜一憂したり、ゲストから不満を受ける度に「直さなきゃ・・」となったり。ズバリ言って、僕にとってはそれら全てがどうでもいい。来てくれたゲストを、“この人はミスマッチ”等と、こちらから分別するようなことはなく、すべての方への最高の居心地&寝心地の提供を目指す。しかしその結果、ウチを嫌いになる人がいても、それはそれで全然かまわない。これ、矛盾していませんよ。僕が思うサイコーの宿を目指しても、僕なりに頑張っていても、嫌われることがあるのは当然で、それをいちいち気にしてもしょうがないじゃんか、ということです。万人に好かれたい願望なんて、どうせ叶わんから捨ててしまえ!!


実は僕は、今月のこれまでの三記事、それぞれにあえて作為的に、宿業(サービス業)のタブー的な発言をブッ込んでいます。それを一部の“ウチを嫌いな”ゲスト(顧客)に対して発している感じでまとめると、

①「ここはホテルじゃないです。あなた、いくらで泊まっているのか、わかっていますか?」
②「あなたが書いたバッドレビューなんぞに、影響もダメージも受けません!」
③「ご不満なら、来なければいいじゃないですか。あなたに何を言われようが、僕は何も変える気はないですよ!」

と、なります。“いかに顧客満足度を上げるか”論の連中とは、完全に真逆のスタンスです(笑)。

僕は、連中の“満足度ガー”な発信、考え方こそが個性を潰し、日本のサービス業全般をつまらなくしていると捉えています。そして、業界人の多くはそんな、幻のようなものを気にし過ぎて、振り回されまくるから、ストレスを溜め込むんですよ!! 僕はこの三連続の記事で、業界人の皆さんのストレスの風船に、穴を空けたいのです。顧客満足度がどうこうなんて、考えなくていいって!! 頑張るあなたの、その宿主っぷりにはすでに、大多数のゲストが満足しているので、たまに不満な人がいても、気にしなさんな!!!

こんな発信をすると「すべての客のニーズに応えることこそが、商売だろ! 謙虚じゃないな、お前!」とか言って腹を立てる人がいるかもしれません(笑)が、そういう旧態依然な考え方は、日本の悪しき文化、こびり付いたカビみたいなもんなので、放っておきましょう。せっかく起業したのですから、自分の商いは周りからのあーだこーだを全く気にせずに、やりたいと思うそのままの形で、自分勝手に突き進むべきですよ!!



僕の2019年はこのように、「やりたいようにやった結果なら、嫌われようが儲からなかろうが、全然かまわないな〜」というステージに、完全に到達した一年でした。これは何よりも、〈おかえりびと〉を開始した影響が一番大きいです。選ばれることを立ち止まって待つのではなく、自ら走って選ばれに行くフェーズに入りましたからね。借金返済のゴールが近いことも、理由の一つですが(笑)。

僕は徹底的に、日本中で頑張っている小ゲストハウス宿主さんたちの、味方ですよ! 来年は〈おかえりびと〉の活動でさらに突っ走り、メンバーだけでなく日本中の宿主が、ゲストからの評価や意見に振り回されることなく、ストレスを溜めずに好きなように楽しく運営できるように、ゲストハウス文化をもっともっと普及させるべく努めて行きたいと思います!!

(※追記)
サイト【東洋経済 ONLINE】にて、似たような?内容のコラム
星野佳路「悪い口コミを怖がってはいけない」 五輪後に来るホテル余りには個性が問われる
が掲載されていましたので、リンク↑を繋げます。僕は星野氏のことは正直、好きではありませんが、この意見には100%の完全同意です。




2019年12月12日木曜日

レビューごときに、振り回されるな!




今日は暖かいですねぇ〜。これくらいの気温が、毎日続けばいいのにな。僕は月始めに一週間の休みをいただき、今は再開済みです。


先週は誕生日がありまして、僕は毎年この時期には、お休みをいただいておりまして。とはいえ今年も、例年通りに特に大きな用事はなく、ひたすらに家でダラダラしていました。布団の中が気持ち良過ぎて、寝てばかりでしたよ。

ちなみに僕は、おかえりびと名義でツイッターを始めてから三ヶ月ほどが経ちましたが、今のところフォローさせていただいている50人強の方々の中に、僕と同じ誕生日の方が4人もいることが判明! 53人中1人いるだけで、確率およそ7分の1(14%)の事象が、4人も起きるとなんと0.03%。なかなかビックリな偶然です!! というか僕の人生で、同じ誕生日の者に出会うことなんてほとんどなかったんですけど。なぜか、同じ業界には大量に・・・。不思議やわ〜。



まぁそんな、理系丸出しなテンション上がりはどうでもいいとして、話題は変わり。


僕的に今月は、待ちに待ったイベントがありまして。イベントと言ってもそれは映画で、その映画とはもちろん「スターウォーズ」の新作で、SWオタクの僕は当然、20日の公開初日に確実に観に行くのです。今からウズウズが止まらない・・・。

4年前のシリーズ7作目は、僕的には不満の残る出来で、それはなぜかというと内容がほとんど“4作目(/新たなる希望)のコピー”だったからでして。「せっかくの新三部作なんだから、もっとチャレンジしろよ! なんだいこの無難な出来は!!」となったわけです。

その一方で2年前のシリーズ8作目、僕はこれには大満足。よっていい気分で家に帰り、鑑賞済みリストに加えようとネットのYahooムービーを開いたところ・・・あれ? 評価の採点がメッチャ低い。今でこそ、4点を越える悪くない平均点に落ち着いているものの、公開直後の当時は3.2点とか、そんなもんだったのです。詳細を見ると、5点(満点)を付けている人が多数派の一方で、1点を付けている人もたくさんいる。ラブorヘイトの、両極端状態!

それで「えぇ〜、充分に面白かったじゃん! 1点なんてありえないでしょ」となり、なんだか残念に思った僕は、1点を付けている人たちのレビューをいくつか読んでみたのですよ。するとそこには、

「メインキャストの一人に中国人を起用している。中国市場で儲けるために媚を売りやがったな」
「欧米系のキャストは美顔揃いなのに、中国人キャストは天童よしみ似のぽっちゃり。これはアジア人蔑視だ」

みたいな文章ばかり! 映画の内容、全然関係ネェじゃねえか!!

僕は呆れまくりながらも、この女優さんに興味を持ったので、wikiで調べてみたのですよ。彼女の名前はケリー・マリー・トランさん、撮影当時26歳、ベトナム系アメリカ人・・・ん? 中国人じゃねぇぇぇぇぇぇ!!! 中国がどうのこうの言って酷評レビュー書いている連中、マヌケ過ぎるだろ! レイシストな上に大バカか!! ・・・と僕は大爆笑しました。


・・・ここで僕が、何の話をしたいのかといいますと、要するにズバリ「世にはびこる酷評レビューの多くは、バカが書いています!」ということです。そんなもんは参考にするどころか、読む価値すら無い。先日も、関西の方の宿(すごく評判のいい所ですよ)で、ゲストから「ここはオーナーが風呂場に入って来ようとする」というクレイジーなレビューを書かれたとかで、ツイッター上でワイワイしておりましたが。 僕も先日、とある場に「この宿は、エアコン内にカメラを設置している。盗撮されるぞ、気をつけろ!」的なレビューを書かれましたが・・・それは、三菱エアコン霧ヶ峰の、ムーブアイ。サーモグラフィーも知らんのか!? アタマ悪過ぎるだろ!! エアコンにわざわざ盗撮カメラを搭載する宿主なんているかよ!! 普通に考えればわかるだろ!! どいつもこいつも、バカばっかりだな!!!

・・・と、こう書くと僕は、そういったおかしなレビューに対して憤怒100%になっている、と思われるかも知れません。いえいえ僕は、実はもう悟りの境地といいますか、「こういう連中は、相手にするだけムダ。突発事故みたいなもんで、ヘコんだり気にしたりする時間がもったいない。放っておこ〜ぅ」のステージにとっくに入っておりますよ。一年に一度、クソゲストたちに書かれたクソレビューへのクソ反論をしておりますけどね。あれはあくまでブログのネタで、主に同業者の皆さんに笑ってもらうことが目的です。僕は別に、連中に対して、怒りやストレスを抱え込んではいません。

ちなみに前述の「盗撮されるぞ!」と書いた者は、三泊の予定が何の連絡も無く初日は顔を見せず、ノーショウかと思いきや二日目に来たので、きっちり三泊分を請求したらキレまくって出て行った輩です。現金払いでしたので、僕は代金をいただいておりません。僕と彼との関係は30分にも満たず、この「盗撮されるぞ!」はムリヤリにクレーム先を探し出した、嫌がらせでしかないのです。どう考えたって純度100%、正真正銘のクソ野郎でしょ(笑)? 僕は、ゲストへの文句はバッドレビューの反論以外は書かないポリシーですが、代金をいただいていない以上、このバカ(日本人ではないです)はそもそもゲストではありません。


もちろん、高評価レビューをいただいた際には、僕はすごく嬉しく思いますし、すごく感謝しています。なので「レビューなんて、どうでもいい!」ではないです。「バッドレビューなんて、どうでもいい!」です。はっきり言いまして僕の感覚では、変なレビューを書く者々の内の95%くらいは、迷惑客です。ほとんどは、宿主orスタッフが彼らからのワガママ要求を飲まなかったり、迷惑行為に注意をしたことに対する、リベンジです。これは宿業に限らず、レストランでもマッサージ店でも、サービス業全般で言えることです。

客目線での僕の経験上、宿や飲食店で腹の立つ事態が発生する確率は、この日本では限りなくゼロに近いです。どこでも一定以上のレベルは担保されています。サービスやスタッフの質にムカついて怒り狂わされた経験なんて、僕の人生でも片手で数えられるほどです。そしてそれが起きたとしても、僕自身が「二度と行かない」という選択をするだけで、ネット上にウソまみれの文句を書きなぐって経営の足を引っ張るような愚行は、絶対にしません。


僕は、客の立場の状況でも、レビュー評価を気にすることは全くありません。そもそも「他人の意見なんて、どうでもいい」のキャラクターなのです。レストランを探す際にも、旅先で宿探しをする際にも、誰かが書いたレビューの文章を読んだことは、過去に一度もありません。全く興味がないのですから当然、書いたこともないです。Airbnbのゲスト評価は、感謝の意を伝える目的で、それなりに書きますが。これも、僕から率先して書くことは稀です。

というか、どこかに行く度にいちいちレビュー投稿する人って・・・変じゃないですか? 知っている限りは、僕の友人や家族には、そういう者は一人もいませんね。もちろん、ポジティブに高評価を散り咲かせる人ならば愛せますが。酷評ばかりをそこらじゅうに吐き捨てる人は・・・陰湿すぎて、もはやキモチ悪い。店にとってはただの不運、社会にとっては害悪でしかない。そんな奴とは、僕は絶対に友達にはなれない。

先日、誰かが「酷評レビューを書く人は、相手にも家族がいることを想像した方がいい」と発信していて、僕は「おっ、これはすごく的を射た指摘だなぁ」と思いました。そうなんですよ。酷評ばかりする奴=そういう想像力に欠ける奴、なのです!! そして、そんな連中が書いたレビューを読んで、「うげぇ、盗撮されるんだ」とか思いっきり真に受けちゃうような方々も、ウチを選んでくれなくていいです!! 僕自身が、レビューなんてどうでもいいわ〜なキャラなのですから、“レビューをいちいち読んで影響を受けちゃう”タイプのあなたたちと僕は、どうせ気が合いません(笑)。


よって当然に僕は、ゲストに「レビュー書いてね」とお願いしたことも、過去に一度もありません。「書かなくていいです」とわざわざ言うことも、ありませんけどね。この業界では自称コンサルタント?な一部の者々が、「集客のためには、レビューが最重要。ゲストに積極的にお願いして、書いてもらいましょう!」とか熱心に言っておりますが。そういう人たちは、自身も普段からレビューを参考にしまくりで、大衆のマジョリティも同様なのだ、と信じているのでしょうね。

前述のように僕は「レビューなんて意味ないし興味ない」な上に、「ていうかそもそも、多くの人が読んでいないだろ」のスタンスですから、これはまぁ、世間に対する捉え方が180度、違うということです。「自分がこうだから他の皆も同じはずだ!」・・は、僕も含めて、誰しもが落ち入りやすい思考の壁だと思いますけどねぇ。



ここだけの話(このブログは業界内閲覧率が、けっこう高いですが笑)、都内にある、とあるトップクラスの高評価宿は、ゲストがアウトする際に、全員に手紙を手渡しています。そこには感謝の言葉と共に、「高評価レビューをいただけますと、幸いです」と書いてあります。その宿のスタッフが以前ウチに来て、教えてくれました。

それはもちろん、友人にサクラレビューを依頼するような不正行為ではないわけで。彼らのその努力は素晴らしいことだと思いますし、批判の対象ではまったくないのですが。なんというかこれ、モヤモヤしません(笑)?


僕は宿業界はもちろん、飲食業界にも経営者の友人がそれなりにおりますが、「酷評レビューのほとんどは、迷惑客が書いたものですよ!」は、特にここ日本では口に出すと“謙虚じゃない”みたいに受け取られるので、皆は隠しているだけです。その点、僕はド直球のド素直なんでね。ズバリ言い切ってやりましたよ。一部の者からは嫌われる可能性がありますが、似たような価値観の人たちと、業界人にウケればいいや(笑)。


同業者さんたち! 朝に見るテレビ番組の星座占いのように、良く書いてもらったレビューだけを心に留めて幸せ&感謝な気分になり、バッドレビューはスルーしてさっさと忘れましょうよ。リベンジレビューは僕らを傷つける目的もあるわけですから、それにヘコんで悲しみツイートなんかしたら、それこそ相手の思うつぼですよ。世間の大多数は、ちゃんとリテラシーがあります。ヘコみゼロで、事実を根拠にきちっと反論して、新規ゲストがそれを読んだ際に「この宿は迷惑客には屈しないのだな」と捉えてもらうための、有効材料にすればいいと思います。


過度に高評価を求めたり、低評価に怯えたり、する必要ないって! そんなもんに振り回されると、メンタルが疲弊しますよ!! どこの宿でもそれなりの頻度で、迷惑者が来る&連中からクソレビューを書かれる、ダブル被害を受けております!! 僕ら宿主たちも、ゲストさんたちも、いつか全員が「世の中には変な人がたくさんいるし、私は私だし。他人の意見なんて、どうでもいいや〜」のステージに上がってほしいと、僕は心からそう思います!!!





2019年12月3日火曜日

コンセプト? 共感? マッチング?・・そんなもんは、どうでもいいんだよ!!




カオォォォォォーーーーッス!! カオス! カオス!! カオスッ!!

やはり11月は鬼門だ!! 毎年々々、なんで11月って、強烈にブッ飛んだゲストが多いのでしょうか・・・。僕は過去の4年半で、五度くらいしかキックアウトの経験はないんですけどねぇ。先月は、二度も。しかも、なんとなんと、それは二日連続で発生!!

トラブルの詳細の報告は、相変わらず来年の2〜3月頃に、一年分をまとめてやりますが。直近の一件はおそらく過去最強のカオス・ゲストでしたが、相手はかなりのご年配の方で、彼女はネットに疎そうでリベンジレビューを書かれることはなさそうなので、報告には載らないかもなぁ〜(笑)。




さてさて、まずは月初めのいつものやつです!


【YAWP!来泊ゲスト国籍 トップ10(2015年4月〜:計3159)】

 

 ①日本       519名(+19) 
 アメリカ     488 (+1)
 イギリス     270 (+3)
 ④オーストラリア  240 (+1)
 カナダ      234 (+1)
 ドイツ      150 (+1)
 ⑦フランス     127 (+3)
 ⑧タイ        90
 ⑨韓国        88 (+1)
 ⑩台湾        81 (+1)



【新規ゲスト数(泊数:日数平均:稼働率(キャパ))月別まとめ】

2015】
4月:22( 81:3.68:22%(12))
5月:28(132:4.71:35%(12)
6月:11( 60:5.45:17%(12)
7月:65(205:3.15:59%(12)
8月:98(312:3.18:93%(12)
9月:79(278:3.52:93%(10)
10月:91(253:2.78:94%(10)
11月:74(227:3.07:84%(10)
12月:84(229:2.73:82%(10)
【2016】
1月:59(198:3.36:73%(10)
2月:55(194:3.53:78%(10)
3月:72(242:3.36:83%(10)
4月:83(275:3.31:85%(12)
5月:100(278:2.78:80%(12)
6月:26( 72:2.77:60%(10)
7月:45(139:3.09:61%(12)
8月:81(247:3.05:66%(12)
9月:64(215:3.36:90%(10))
10月:56(152:2.71:61%(10)) 
11月:42(112:2.67:45%(10)
12月:68(191:2.81:68%(10)
【2017
1月:50(190:3.80:79%(10)
2月:22( 81:3.68:58%(10)
3月:55(151:2.75:97%(12))
4月:75(238:3.17:79%(12)
5月:61(185:3.03:57%(12)
6月:19(126:6.63:84%(10)
7月:54(186:3.44:55%(12)

※以降、キャパは12で完全固定とし、()内は名目稼働率に変更。

8月:66(234:3.55:75%(75%)
9月:39(149:3.82:54%(54%)
10月:67(230:3.43:74%(93%)
11月:50(151:3.02:52%(65%)
12月:52(167:3.21:57%(63%)
【2018
1月:41(132:3.22:46%(57%)
2月:42(129:3.07:45%(62%)
3月:58(143:2.47:60%(60%))
4月:73(240:3.29:80%(85%)
5月:74(270:3.65:73%(91%)
6月:39(122:3.13:73%(90%)
7月:51(189:3.71:79%(85%)
8月:78(295:3.78:95%(95%)
9月:68(206:3.03:78%(97%)
10月:63(222:3.52:69%(85%)
11月:75(200:2.67:67%(78%)
12月:56(202:3.61:77%(85%)
【2019
1月:43(204:4.74:68%(84%)
2月:48(195:4.06:71%(79%)
3月:49(241:4.92:84%(88%))
4月:76(253:3.33:92%(97%)
5月:54(270:5.00:73%(83%)
6月:19(109:5.74:61%(77%)
7月:60(213:3.55:66%(82%)
8月:43(173:4.02:58%(62%)
9月:39(158:4.05:60%(73%)
10月:51(184:3.61:57%(70%)
11月:46(179:3.89:60%(72%)
          
計:3159(10709:3.39:69%(79%)※)

※稼働率のみ、直前一年間の平均

名目実績(泊数:日数平均:稼働率)215:4.67:72%


稼動はギリで60%を越えましたが、これは前述の通りに、二件(三人)をキックアウトした上での数字でして、彼らは一週間を越える長期泊の予定でしたので、仮にキックしていなければ合計は200泊に近い数字でした。そういう意味では、8〜10月に比べれば予約状況はけっこうよかった・・と言えなくもないです。

なんにしても、厳しいのは変わりない。そして12月はさらに厳しくなりそう(年末を除き)。まぁ、のんびりと、しぶとくやります〜。




さてさて、ちなみにこのブログ、先月は結局二回の更新しかせずだったので、今月は4記事をマストで書きますよ! うおぉぉぉぉぉ〜(笑)!! ・・・というわけで今回はいきなりですが、とある架空のラーメン屋の話をします。


そのラーメン屋は、素材にとことんこだわり、店主自らが世界中を飛び回り、厳選された食材のみを使用している、究極のラーメンだという触れ込みで、宣伝&集客しています。店は内装にお金をかけまくり、著名な宮大工に看板制作の依頼までしました。世界中で集めた食材ということで、「うちのコンセプトは“旅するラーメン。世界紀行ラーメン”だ!」とのこと。

店主は自信たっぷりで店をオープンしましたが、初めは一杯2000円で出しても全く客は来ず、1000円でも変わらず、800円にしてようやくそれなりの集客を達成することが出来ました。

もちろん経営状況はカツカツで、「800円ならば」で来る客達に対してイライラ。そして好き放題に書かれる食べログ的なサイトのレビューに対しても、プライドの高い店主は、納得のいかない思いがありました。そしてこんなことを言い出します。

「ウチは今はこの値段で出しているが、素材の質は他のどの店にも負けていない。私がどれだけ本気でラーメンづくりに精力を注いでいるのか、どれだけこだわってこの店を開いたのか、それを理解していただける人に食べに来てほしい。そんな人にだけ、レビューを書いてほしい」と。


・・・はい。例え話は以上です。

この店主に対し、皆さんは「はぁ? そんなの知るかよ」と思いませんか? 僕は思います。ラーメンを食べに行くならば、美味しいかどうかだけが興味の対象であって、素材がどうとか、内装がどうとか、そんなのはマジでどうでもいいです。「コンセプト? ストーリー? くだらんなッ! ペッ!!」です。 僕は、近所のスーパーで揃えた食材でテキトウに作った2000円のラーメンでも、美味しければ食べに行きます。逆に、店主がどれだけこだわっていようが、どれだけ心が込められていようが、不味ければ100円でも行きません。


僕のいる、このゲストハウス(&ホステル)業界では、このラーメン屋店主のような宿主が、なぜだか多いような気がします。「この宿にかける、私の思い」とか、「意味のある宿とは?」とか、キラキラキラキラしている者が散見されます。

しまいには、「我が宿の思いと魅力を、それを希求するゲストに、いかに届けるか」「コンセプトに共感するゲストと宿を、いかにマッチさせるか」とか、そんなことばかりをドヤ顔で発信していたりします。はっきり言って、面倒くせぇよ!!


YAWP! backpackersも、例えば家具なんかはビンテージのオリジナル物を揃え、確実に“日本中のゲストハウスの中で最もこだわったラインナップ”である自信がありますが、別にそんなのは「わかる人にはわかる」だけの話であり、「それを知った上で予約してほしい」なんて全く思いません。その結果、超レアな家具を思いっきり雑に扱われたりもします(笑)が、まぁしかたないです。

宿主の思いや考え、こだわりなんて、どうでもいいんですよ。それをゲストに理解してもらおうなんて発想は、余計な押しつけとしか言いようがない。ゲストは、ただ値段が安いからそこを選んだ。場所がいいから、選んだ。そんなシンプルな動機の、何が問題なの? 宿主や宿スタッフが何よりも追求すべきことは、ゲストがいかに居心地よく滞在できるか、いかに気持ちよく眠れるか、その一点でしょうが!! 自分のアレコレを押し付ける前に、ゲストが何を求めているのかをまずは考えろよ!!!

はっきり言いまして、そんなマッチング論者たち(笑)の宿々で、僕が魅力的だと思うところなんて一つもないです。その多くは、値下げ競争や迷惑ゲストに疲弊し、もしくは集客がサッパリで頭を抱えながら、「私が目指していたのはこんなんじゃないのヨォォォ!」と叫びたいだけです。前述のラーメン屋の店主だって、当初の想定通りに2000円での集客に成功していたら、「私の思いを理解して!」なんて発信はわざわざしないでしょう? 経営がうまく行かず、情けない思いを内外に誤摩化す目的で、「私にはこだわりがある!」を逃げ口上に使っているだけです。


僕には「私の宿を理解して! 共感して!」は全くないですが、「ゲストハウス文化を理解して!」とは思いますけどね。高級ホテルと勘違いして、受けるサービスの期待値が高過ぎるゲストには、正直「あなた、一泊いくらで泊まっているのか、わかっていますか?」と言いたくもなります(絶対に言いませんが)。それだけはできれば無くしたいのですが、これって例えるならば“100円ではフォアグラを食べられるわけがないことが理解できない人”なわけで、どうしても社会には一定数は存在する、はっきり言うと“変な人”ですからね。避けようがない!

僕は今では主に、〈おかえりびと〉での活動を通して、「ゲストハウスって何ぞや?」を世間の皆さまに広く伝えるべく努めております。しかし、「ウチの宿って何ぞや?」を広める気は、全くありません。それを理解していただけないゲストが来ても、ミスマッチだとは全く思いません。

そもそも、“ミスマッチ”という言葉が、不愉快です。ゲスト目線で、「何様だよ?」って思います。 “宿とゲストとの相性”は確実にありますが、それは僕らのような小宿では、≒“宿主とゲストとの相性”でしょ。どうしても合わない人が来ても、それはそれで、最低限満足してもらえるレベルの対応くらいしろって。合うor合わないを超越する、変な迷惑者が来た場合には注意して、どうしようもなければ出て行ってもらえばいいじゃないか。「合うゲストにだけ来てほしい」ではなく、できる限りは、こちらからゲストに合わせに行くんだよ!!

もちろん世の一定数は、“コンセプトに共感したから”で、滞在先を選ぶ者もいることでしょう。しかし、それは確実に少数派です(10%もいないんじゃないかな?)。実際に僕もたまに、「共感しました!」なメッセージをいただくことがありますが、それには僕は「あら、ウチにコンセプトなんてないですよ笑。そんなのは抜きにして、滞在を楽しんで下さいね」と返しちゃいます。「これからのビジネスは“共感”がキーワードだ!」とか言ってウットリ&ドヤ顔している連中にも、「そう言って“時代を先取り”ぶってカッコつけたいのねぇ」としか思いません。


ゲストさんたちも、一部の宿々がせっせと発信する“コンセプト”や“ストーリー”や“この宿に泊まる意味”なんていうアピールには、「はいはい、お疲れさ〜ん」って感じでフルシカトでいいと思います。あんなのはオナニーみたいなもんで、マトモに相手する価値はない。というか、そういう宿への滞在は、できるだけ避けた方がいいです。承認欲求ばかり先走って耐性がなく、ゲストのことを第一に考えていない!!



お前のこだわりのラーメンなんて求めておらん! 客が美味いと思えるラーメンを提供しろ!!

そんな感じで、僕らが立てる旗は、もっとシンプルに行きましょうぜ!!!



(※追記)ソウルメイト(と僕が勝手に思っている)ヤシロさんのブログと、偶然に同日更新でネタが被りまして、しかもリンクを繋げていただいたので、こちらからもリンクさせます! ただのディスりだった僕の↑よりも、分析があっておもしろいと思います(笑)。

【意識低いゲストハウス(移転準備中)オーナーの業務日報】
増える排他的な宿、そうなる原因はやっぱりアレだった(笑)


(※)次回は12月12日頃に、“どうでもいいんだよ!”シリーズの第二弾をお送りします!!