2017年3月27日月曜日

三年目に突入した今、思うこと。



ハイシーズンに突入しています!

YAWP!は17日に春期の運営を開始して以降、おかげ様で、ずっと混んでいます。今月は、今後に大きなノーショウ等がない限りは、おそらく稼働率が90%を越えます。キャパ12の設定で90%を越えるのは、2015年の8月以来です。予約の受付は12人で止めているのですが、滞在延長や再泊の希望者が多発しておりまして、12人を越える日が多いです。皆さま、本当にありがとうございます。


一ヵ月もの冬休みをいただき、存分にリフレッシュして再開しておりますので、毎日が楽しいです。先日、23日はYAWP! backpackersのオープン二周年記念日でした。昨年同様、それなりにお酒や食べ物を用意し、ゲストの皆で一緒に飲み、それからカラオケに参じました。要はパーティーをしたわけですが、まぁいつも通りの飲み会&遊びの範疇で、特別な夜を演出したというわけでもなかったです。


今後もウチは、記念日でも大きなイベント等をするつもりはないのですが、「二年前のオープニングパーティー“サーメルを囲む会”、あれはまたやってよ!」というリクエストはいくつかいただいておりまして。サーメルさんと僕は今も繋がっておりますし、別に3月に開催しなければいけないわけでもないので、その気になったらテキトウな時期にまたやるかもしれません。




さてさて、話は変わりまして。


僕はクドいほどここに書いておりますが、僕の唯一の趣味は映画鑑賞でして、三週間タイに行っていて一番溜まった欲は「映画を観たい!」だったのでした。特に、“ラ・ラ・ランド”!! 僕はタイに2月23日に出発しましたが、この映画は翌24日からの公開で、いっそ飛行機をキャンセルしてやろうか、というくらいにそのタイミングの悪さに心が荒れたのでした。


先日、僕は2016年の映画の私的ベスト10を発表しました(映画“帰ってきたヒトラー”を、6位に割り込み更新させたいと思います)が、その一年前、2015年の公開作では、断トツで映画“セッション”がナンバー1でして。“セッション”は、僕の歴代でもベスト10に入ります。


“ラ・ラ・ランド”は、その“セッション”のデイミアン・チャゼル監督(32歳!若い!!)の新作で、僕は世間に注目されるより前、もちろん米アカデミー賞にノミネートされるはるか前、なんなら制作が発表された時点から、「絶対に観る!」と楽しみにしまくっていた作品でした。


というわけで、帰国してすぐに僕は、砂漠で枯渇した旅人が水を見つけた瞬間のように、飛び込むように“ラ・ラ・ランド”を観に行きました。そしてその感想は、いやはや、

超・超・超・素晴らしかった!!!

です。“セッション”同様、この映画も確実に人生のベスト10入りです(コロコロ変えているわけではないですよ)!ラストに痺れて席を立てなくなったのは、“セッション”以来。映画館で泣いてしまった(笑)のは、いつ以来かわからない。チャゼル監督は、間違いなく天才です。僕が好きな映画監督はたくさんいますが、ここまで最上級のリスペクトをしたのは、キューブリック以来かもしれません。


この映画、まだ観ていない方もいると思うので詳細には触れませんが、僕が何に最も感動したのかというと、実は映画のストーリーに対してではなく。この映画のスゴいのは、感情移入のさらに上を行き、「自ら(観客)の人生を振り返らせる」に至っているところです。物語に感動するのではなく、自分の人生に向けて感動する。もう少し具体的に言うと、「自分が選ばなかった、もしくは選べなかった別の人生」に思いを馳せて、泣けてしまうのです!!


僕も昔は夢追い人(笑)でしたし、大恋愛をしたこともありますし、結婚を決意したこともあります。しかし、夢は叶わず、大恋愛は成就せず、結局誰とも一度も結婚することなく今に至っているわけでして。エンドロールの最中どころか、映画館を出てからもしばらくの間、「あのコは幸せになったかなぁ〜」とか「あの一言がなければ違っていたかなぁ〜」とか、なんだかしみじみといろいろ考えてしまいまして。

そういう風に書くと、なんだかネガティブな「過去を引きずっています・・」的な話にも捉えられるかもしれませんが、この映画は全くそういうわけではなく。人生の分岐点で、どちらを選んだとしてもそれは間違いではない、という優しさに溢れ、実にポジティブに“今の人生を肯定”してくれています。


例えるならば、観客の各々が持つ“人生の襞(ひだ)”を、鷲掴みにしながらも優しく包み込んでくれるような、“ラ・ラ・ランド”はそんな素晴らしい映画だったのでした!!




ところで最近の僕は、簡単に言うと、自分でも驚くくらいに“欲”がなくなりました。元々、お金儲けの欲はほとんどない人間でしたが、最近は物欲もなくなりました。これまで僕はけっこう、洋服類を中心に、ヤフオク等でテキトウに気に入った物があればサクッと買っていたのですが、最近はヤフオクを開いてすらいません。街に個人的な物を買いに行く気にもなりません。家にあるテレビも、ほとんど観なくなりました。たまにYou tubeは開きますが。


タイにしばらくいて、決して裕福ではないながらもノンビリと気楽でサバ〜イ(気持ちい〜ぃ)に生きている人々とたくさん接し、なんというか、そういうのを洗い流された感じなんですよね。「足るを知る」と言いますか。

もちろん、そのうちまた変わる、というか戻るかもしれませんが。とりあえず今、僕にある個人的な“欲”は、「もっと旅をしたい」と「もっと映画を観たい」だけですね。あとは「たまに麻雀したい」もか(笑)。他の欲望は、ゼロとは言いませんが今は限りなく薄いです。


なので僕は、今後しばらくは個人的な出金があまりないと思われますので(笑)、逆に言うとこれまで以上に、「マイペースに、ほどほどの経営でいいや」の気分です。もっともっと、欲張らナイ・がんばらナイ・疲れナイ、の3ナイを軸に生きようかなと。ますますユルくノ〜ンビリと働いて、お金がじんわりとそれなりに貯まったら、またどこかへ旅に出る!それだけですね、今、僕が求めるのは。



僕のこんな、自由で無責任で気楽な生き方を、うらやましがる友人は実はけっこういます。しかし、先ほどの“ラ・ラ・ランド”のように、僕はただ、この人生を選んだだけなのです。僕には友人たちのような、人間性も才能も覚悟もなく、この道を歩かざるを得なかっただけです。そして僕の選べなかった人生、主に「誰かと結婚し、子供もいて、家族の幸せのためにバリバリ働く!」には、僕なりに思いを馳せることもあるのです。



・・・なんだか個人的で、湿っぽい文章になっちゃいましたね!

僕はタイ旅と“ラ・ラ・ランド”のダブルパンチで、改めて自分の人生の、これまでとこれからについてをしみじみと考えてしまう、そんな感傷的な気分の今日この頃だということです!!



二周年だぜ〜
歌うぜ〜




2017年3月23日木曜日

タイは超・居心地が良かった!!



お久しぶりです!!

まだまだ寒いですね〜。東京都では桜の開花宣言がすでにあったようですが、春がすぐそこに来ているという実感は、まだないなぁ。




とりあえず、まずは月初めのいつものやつです! 月初め・・ではなく、もう3月の後半ですけどね・・・。



【YAWP!来泊ゲスト国籍 トップ10(2015年4月〜:計1375名)】

 ①アメリカ     240名(+7)

 ②日本       157 (+6)
 ③オーストラリア  153 (+3) 
 ④イギリス     150 (+1)
 ⑤カナダ      119 (+1)
 ⑥ドイツ       71 (+2)
 ⑦台湾        45 
 ⑧フランス      41
 ⑨ニュージーランド  34 
 ⑩インドネシア    28 
 


【新規ゲスト数(泊数:日数平均:稼働率(キャパ))月別まとめ】

【2015】
4月:22( 81:3.68:22%(12))
5月:28(132:4.71:35%(12))
6月:11( 60:5.45:17%(12))
7月:65(205:3.15:59%(12))
8月:98(312:3.18:93%(12))
9月:79(278:3.52:93%(10))
10月:91(253:2.78:94%(10))
11月:74(227:3.07:84%(10))
12月:84(229:2.73:82%(10))
【2016】
1月:59(198:3.36:73%(10))
2月:55(194:3.53:78%(10))
3月:72(242:3.36:83%(10))
4月:83(275:3.31:85%(12))
5月:100(278:2.78:80%(12))
6月:26( 72:2.77:60%(10))
7月:45(139:3.09:61%(12))
8月:81(247:3.05:66%(12))
9月:64(215:3.36:90%(10))
10月:56(152:2.71:61%(10))
11月:42(112:2.67:45%(10))
12月:68(191:2.81:68%(10))
【2017】
1月:50(190:3.80:79%(10))
2月:22( 81:3.68:58%(10))

計:1375(4358:3.17:70%)
※稼働率のみ、直前一年間の平均


2月は稼働58%と、昨年11月に続く悪い成績でしたが、12月や1月のように何か仕掛けてみたわけではないですからねぇ。ウチの現状の実力は、何も策を打たなければ、ローシーズンにはこんなもんだということなのでしょう。

まぁ、今後は以前から宣言していた通り、ブッキングサイトの登録先を一つ増やしますので、おそらくはそれで改善します。4月中旬までは現状ですでに予約がほとんど埋まっておりますので、その作業は、もう少し後にしようかと思います。




さてさて、それはそれとして、今回はもちろんタイ旅行についての話を書こうと思います。僕はタイは、実は初めてでして。東南アジアというエリアでも、初です。僕は世界の45ヵ国くらいに訪問の経験がありますが、東南アジアの経験はゼロだったのです。


そんな僕が久しぶりの海外の訪問先として、タイを選んだ最も大きな理由は、実は「会ってみたい人がいたから」なんですよ。そう言うと、まるで“意識高い系”の連中みたいでキモチ悪いのですが(笑)。

はるか前に、ウチに泊まっていた長期泊ゲスト(たしかベルギー人のカップルでした)と、もうすぐチェックアウトだというタイミングで話していたところ、「ずっと思っていたんだけど、タク(僕)とキャラがそっくりなゲストハウスオーナーが、タイにいるよ」と言われたんですよね。僕は興味を持ったので、そのゲストハウスとそのオーナーの名前をメモらせてもらいまして。そしてその後しばらく経ち、なんともう一人の違うゲストからも、同じことを言われ。「もしかしてこのメモの名前?」と聞くと「そうそう!」とのことで。


というわけで、僕が今回タイに行ったのは、このゲストハウスに行き、このオーナーに会うためだったのです。まぁもちろん、それがすべてではないのですが。僕は普段は完全にノープラン旅をするのですが、今回は一つ、それだけは決めていたのです。



しかしゲストハウスの名前ははっきりしているわけで、簡単すぎる人探しの旅だったのですが(笑)。場所も調べればあっさり発見、普通にメインの駅近くの宿で、辿り着くのもあっさりでして。



そこは、タイ北部の都市チェンマイにある、【 Zz house 】さん。






そして彼が、その“僕にキャラが似ているゲストハウスオーナー”の、ボイドさん(と、僕)。





そして、実際に彼のキャラがどうだったのかというと、たしかに

・いつもオチャラケていて、軽いノリでフザけたことばかり言っている
・毎晩のようにゲストを誘い、一緒に酒を飲む
・時にはゲストを連れて、外に遊びに行く(僕は一緒にムエタイ観戦しました)
・おススメの観光地等の説明がすごく一生懸命なのだが、その辺にあったテキトウな紙に荒めの手書きでなので、その紙を見てもよくわからない(笑)
・見る限り、いつもノンビリしていて、いつの間に掃除等の仕事をしているのかが謎(しかし、確実にやっている)


なんてところは、本当に僕とそっくりでした。彼も完全に“ゲストは客ではなく、友達として接している”というスタンスでしたね。「ルールを守らないゲストには厳しく、時にはケンカすることもある」と彼自身が言っていたので、その点も似ていますね。


基本は上半身ハダカだったり(タイは年中暑いですからねぇ)、お金の面が超テキトウでゲストが何泊したとかビールを何本飲んだとかは自己申告制だったり(笑)、トリップアドバイザーのカスタマー採点を異様に気にしていたり(笑)、多くのゲストが「ありがとう、ボイド!」的なメッセージを書き残したノートを宝物のように扱っていたり(ウチにはそのようなノートは用意すらしていません...)、そんなところは相違点でしたが。



何にしても彼は、“ゲストの皆からすごく愛される男”だったので、彼のような魅力的な方と「似ている」と言われていたことが、僕はすごく嬉しかったです。僕がタイまで会いに行った男ボイドは、とにかく明るくてフレンドリーで気持ちのいい、ナイスガイでしたよ!!




今回の僕の旅は、バンコクinで、数日バンコクに滞在した後はとりあえずサクッとチェンマイに向かいまして。この街はタイ北部にあるので、そこからラオスの方に抜けてラオスをグルっと南下する感じでバンコクに戻ろうか、と旅の序盤は考えていたのですが。しかし日を重ねるごとに、“沈没旅”になっていってしまい・・・。簡単に言うと、「居心地いいし移動が面倒くさいし、まだこのままこの街にいよ〜っと」を繰り返すようになりまして。そうやってダラけ続けた結果、僕はタイからは出なかったばかりか、後半はほとんど街も移っていません(笑)。



結局、三週間のタイ旅で、僕が訪問した街は

バンコク
アユタヤ
パタヤー
チェンマイ
メーホーンソン
パーイ
スコータイ

の七つでして。三週間に七つの街って、結構忙しく見えるかもしれませんが、アユタヤとパタヤーとパーイには宿泊してはいない(日帰り旅)ので、滞在した街は四つだけです。そしてその四つの街で、泊まった宿は合わせて六つ。チェンマイとメーホーンソンとスコータイは一つの宿でしたが、バンコクには全部で9泊しているので、三つの宿を渡り歩きました。滞在した宿に不満があったから移動したのではなく、バンコクには泊まってみたい宿がいくつかあったのです。


どの宿が特によかった・・・とかは書こうと思えば書けるのですが、同業の身なので「全て、素晴らしかった!」と言っておこうと思います。いや実際に、全部よかったんですよ。タイのゲストハウス&ホテル、どこもすごくレベルが高いです。シャワーでお湯が出ないとか、ベッドが堅いとか、その程度のマイナス面は、素晴らしいスタッフや居心地の良さで、全て帳消しになってしまうような宿ばかりでしたね。



しかし、タイはヤバいですねぇ・・・。「このまま日本に帰りたくないわ〜」病が発生します。僕は、滞在一週間ほどでその病にかかったので、本当にヤバかったです。3月中旬からの宿の予約を受けていなかったら、経営を止めっぱなしにしていたとしたら、もしかしたら僕は、帰って来ていなかったかもしれません。いや、けっこうマジで(笑)。



僕は若い頃、東南アジアはいかにも「大学生が仲間たちと初めての海外!」なイメージで、簡単に攻略できそうでそんなに魅力を感じず、“行ってみたい熱”がなかなか盛り上がらなかったのですが。

しかし、僕も丸くなったといいますか、今回は素直にタイに行ってみたくなり、実際に行った結果ムチャクチャ満喫できたので、次はカンボジアにでも行こうかなぁ〜と思っています。





2017年2月22日水曜日

テレビを観て、YAWP! backpackers を知った皆さまへ



このあいだ春一番が吹いたというのに、まだまだ寒いですねぇ〜。


僕は、宣言通りに15日から、三十日間のお休みに突入しております。再開は、3月17日です。この一週間は、ノンビリ・・と言いたいところですが、確定申告がらみで大忙しでした。旅に出る前に、終わらせなければいけませんでしたので(無事に、完了しました!)。



ところで実は今回は、「中国人の訪日観光客数が、一気に減った!業界に激震が走っている!!」という内容で書いていたのですが、まぁ、そういうネット記事をいくつか発見したというだけのことでして。たしかに、業界全体がますます厳しくなっているのは間違いないのですが、途中で書くのをやめて消しました(笑)。


それより、僕は明日から三週間、日本にいないのです。そしてその海外放浪旅の最中は、ブログを更新する気がないです(そもそも、僕はPCを持って行きませんし、スマホは持ってさえいません)。よって考えてみたら、旅の前のブログは今回がラストなわけで、今、書くべきことは他にあるなぁと。



それが何かといいますと、実は先日、YAWP! backpackersはテレビの取材を受けたのです。テレビ東京の「出没!アド街ック天国」です。東京都葛飾区高砂が、特集の対象になったのです。


「アド街」は歴史が長く、人気もあり、もちろん皆さんご覧になったことがあると思いますので、番組についての説明は必要ないかと思います。ウチがランキングの何位なのかは僕は知りませんが、撮影〜今日まで番組スタッフさんから何度も連絡をいただいておりますので、全てカットされるようなことは、確実にありません。けっこうな時間をかけ、なかなか面白い感じに撮っていただいた(ゲストと僕が裸になっています笑)ので、むしろけっこうフューチャーされるのでは、と思っています。TV番組情報誌のラテ欄にも、“ゲストハウス”という記載がありますしね。


放送は、2月25日(土曜日)の21:00〜21:54です(地方によってはその通りではありません)。・・・ここで、お気付きになった方がいるかどうかはわかりませんが、なんと我がYAWP! backpackers、せっかく全国に向けて放送されるというまさにその日は、ガッツリ長期休業中なのです(笑)! そして僕は日本にいないので観られませ〜ん(大笑)!! どこかの国の宿で、You tubeで見つけられたら、観ますっ!!!


というわけで、来たる2月25日に我が宿“YAWP! backpackers”は、日本中の多くの方々に存在を知っていただけることになる、と思われるわけです。なので今回は、そういった方々に向けて、改めての「ウチはこんな宿です!」をお伝えしたいと思います。とっくにウチのいろいろを知っている方からすれば、つまらない記事になるかもしれません。どうもすみませんです。




【屋号名】
YAWP! backpackers(ヨープ!バックパッカーズ)

「YAWP」は、日本人の方には読みにくいようで、いきなり正しく読んでいただけることはほとんどありません(涙)。よく「ヤップ」とか「ヤンプ」とか読まれます。「ヤンプ」と読む方は、WをMだと勘違いしているのでしょうね。正しい読みは、「ヨープ」です。「ヨゥップ」が一番近いのですが。

その意味や、僕がなぜこう名付けたかについては、はるか前に書いた記事
 “オーキャプテン!マイキャプテン!!”
がありますので、ご興味がお有りの方はそちらをご覧になって下さい(リンクを繋げておきました)。


【部屋数】
1(ドミトリールームのみ)

ドミトリーというのは、簡単に言うと「ザコ寝」ということです。みんなで一緒に、一つの部屋で寝ます。ベッドはカプセルタイプで、前も閉じられますので、プライバシーの面で問題が生じることは、基本的にはありません。


【ベッド数】
15

市販のパイプベッド等ではなく、オリジナルで作成した、木製バンクベッドです。かなりの値をかけ、こだわりまくりましたので、快適さには自信があります。


【ゲスト最大受け入れ人数】
10(ローシーズン)・12(ハイシーズン)

ゲストの滞在延長希望をいつでも歓迎したいため、空きベッドを常に確保しておくシステムです。また、後述のチェックインタイム&チェックアウトリミットを設定するには、常に空きベッドがないことには成立いたしません。15人もゲストがいると、忙しすぎて疲れちゃう、というのもあります。個人的には、毎日安定して8人ぐらいが滞在している状態がベストかなぁ、と思います。


【一泊の料金】
タイプA:    2400円(ホームページから)
タイプB・C: 2600円(   〃   )

基本的には、値段は一年365日、ガッチリ固定です。ローシーズンには特別キャンペーンを開催し、割引することがありますが。僕には、

ゲストたち(主にバックパッカー)には、できるだけ宿泊費を安く抑えてもらい、浮いた分のお金で、美味しい物を食べたり、おもしろい経験をしたり、できるだけ長くその国に滞在したり、してもらいたい!


という確固たるポリシーがありますので、ハイシーズンでも週末でも、これ以上の値上げはいたしません。そもそも僕は、「マイペースに食べて行ければ、それでいいや」という考えですので、お金儲けの熱はほぼ、ありません。


【チェックイン可能時間】
11〜15時、18〜24時


【チェックアウトリミット】
22時

通常、同業施設ではインタイムは15時や16時から、アウトリミットは朝の10時に設定しているところが大半です。しかしYAWP! backpackersでは、イン可能は11時から、アウトリミットは22時です。これに関しては「業界に革命を起こす!」という意気込みのようなものが、それなりにあります(笑)。


【無料サービス】

飲食物(パン・お菓子・コーヒー・紅茶・ジュース等)
雑誌・漫画
WiFi
パソコン
TVゲーム・映画鑑賞(プロジェクターによる、巨大画面で)
ボードゲーム
シャワー
シャンプー・ボディソープ
貴重品ロッカー
調理器具
似顔絵(オーナー(僕)は、実は絵描きなのです)


【有料サービス】

洗濯機&乾燥機の使用(共に100円)
バスタオルのレンタル(100円)
歯ブラシ      (100円) 


【開業年月日】
2015年3月23日

およそ二年前、桜の開花日にどうしても合わせたくてこの日にオープンとしましたが、準備がまだ万全でなかったため、29日までの一週間は友人・知人以外の宿泊は、お受けできませんでした(笑)。初めっからテキトウですみません。


【初めてのゲスト】
2015年3月31日(フランス人の、マニュさん)


【初めてのフル】
2015年5月3日


【これまでに滞在していただいたゲストの総数】
1375人

オープン以来の23ヵ月で1375人なので、平均すると一月に60人ですね。リピーターの皆さまに関しては、チェックインした回数ではなく“1”としてカウントしております。


【滞在ゲストの平均泊数】
3.17

日本人ゲストはたいていが1泊ですので、外国人ゲストだけでの平均は、3.5泊を越えると思われます。


【稼働率平均】
71%(2016年)


【過去最高稼働率】
94%(2015年10月)

すべてをキャパ10に統一したとして計算すると、2015年8月の100%が最高です。


【ゲストの国籍傾向】
北米       30%
欧州       30%
オセアニア    15%
アジア(日本以外)10%
日本       10%
その他       5%

「なんで日本人やアジア人がこんなに少ないの?」とよく聞かれるのですが、その一番の理由は「欧米人を主なマーケット対象にしているブッキングサイトにしか載せていないから」ですね。hostelworldのことです。アジア人で、hostelworldを使う方はめったにいません。僕はもちろん、日本やアジアからのゲストも大歓迎なのですが、マーケットとは関係のない面での利があり、今のところはウチはhostelworld一択でやっている、ということです。


【過去最長泊】
39泊(アメリカ人の、RJさん)

このあいだ結婚し、奥さんを連れて再来日し、またしばらく泊まってくれました。お祝いのパーティーをしました。楽しかったです。


【1グループ過去最大人数】
8人組


【スタッフ】
現在は1名(オーナーのタクロウのみ)

「いい人が見つかれば・・」レベルの熱量という意味では、常にスタッフ募集中ではあります。


【スタッフが働いている(宿にいる)時間】
10〜15時、18〜25時

これはマストにはしておりませんので、日によってフレキシブルに、一時間前後のズレが発生することがあります。みたとこ12時間勤務ですが、その中でゲストと飲んだり遊んだりなので、そんなに真面目には働いていません(笑)。


【スタッフのシエスタお昼休み】
15〜18時

基本的には実際に、昼寝をします(笑)。


【休日】
無し

経営状況や僕の疲労の度合いを元に、テキトウに閉めて休んでいます。年に何度かは、長期休みもとります。今回の休みは、しばらく東南アジアを旅しています。


【スタッフ(僕)の労働スタイル】
いわゆる日本人的な、旧態依然な働き方はしません。ゲストとは、ゲストとスタッフという関係を築く気はなく、旅で出会った友達のような感覚で接しています。ほぼ毎日、ゲストと飲んだりゲームしたりカラオケしたりしています。ゲストに対して「今、仕事をしてますよ!」的な姿アピールをすることは、全くありません(掃除等は、ゲストが「あら、いつの間にやったの?」となるのがベスト、という考えです)。よくも悪くも、テキトウにスイッチをon-offさせながら、遊んでばかりいるようでそれなりにキチンとしているというスタイルで、ユル〜く働いております。





・・・まぁ、こんなもんですかね〜。


正直、日本には「旅行先で、他人と一緒に一つの部屋に寝るなんて・・・」という価値観が根強く残っており、なかなかこの、ゲストハウス文化は浸透して行きません。なので、一人でも多くの人が「ゲストハウスって面白そうだな」となってくれることを、僕は心より願っております。

今回の番組が、そういった方々がゲストハウスに泊まるきっかけに少しでもなってくれれば、僕はすごく嬉しいです!! もちろんYAWP! でなくても、他の宿でも全然かまいません。素晴らしいゲストハウスは、日本中にありますよ!! みなさんこの楽しい世界に、どんどん飛び込んで来て下さいね〜!!!


撮影風景!




2017年2月5日日曜日

ホステル平均価格、暴落中!



ここのところず〜っと晴れていましたが、ようやく今日、雨が降るようですね。




まずは、月初めのいつものやつです!



【YAWP!来泊ゲスト国籍 トップ10(2015年4月〜:計1353名)】

 ①アメリカ     233名(+9)

 ②日本       151 (+7)
 ③オーストラリア  150 (+7) 
 ④イギリス     149 (+9)
 ⑤カナダ      118 (+3)
 ⑥ドイツ       69 (+3)
 ⑦台湾        45 
 ⑧フランス      41 (+1)
 ⑨ニュージーランド  34 
 ⑩インドネシア    28 
 


【新規ゲスト数(泊数:日数平均:稼働率(キャパ))月別まとめ】

【2015】
4月:22(81 :3.68:22%(12))
5月:28(132:4.71:35%(12))
6月:11(60 :5.45:17%(12))
7月:65(205:3.15:59%(12))
8月:98(312:3.18:93%(12))
9月:79(278:3.52:93%(10))
10月:91(253:2.78:94%(10))
11月:74(227:3.07:84%(10))
12月:84(229:2.73:82%(10))
【2016】
1月:59(198:3.36:73%(10))
2月:55(194:3.53:78%(10))
3月:72(242:3.36:83%(10))
4月:83(275:3.31:85%(12))
5月:100(278:2.78:80%(12))
6月:26(72 :2.77:60%(10))
7月:45(139:3.09:61%(12))
8月:81(247:3.05:66%(12))
9月:64(215:3.36:90%(10))
10月:56(152:2.71:61%(10))
11月:42(112:2.67:45%(10))
12月:68(191:2.81:68%(10))
【2017】
1月:50(190:3.80:79%(10))

計:1353(4277:3.16:72%)
※稼働率のみ、直前一年間の平均




ゲスト国籍ダービー、②日本、③オーストラリア、④イギリスが、すべて1差のデッドヒート状態になっていますねぇ。完全に自己満足なのですが、ちょっとおもしろいです。


先月は全体での稼働が79%ということで、昨年1月の73%を上回りました!これはもちろん、無料泊の分を抜いた上での数字です。無料泊を入れると、

1月:50(241:4.82:100%(10))

になります。


要は見た目はなんと、稼働率100%だったわけでして、平均で毎日10人のゲストが滞在していたということです。なので、僕はもちろん忙しかったわけですが、チェックイン人数は一日平均、たったの2人でしたからねぇ。インが少ない&長期泊だらけだというのは、ゲスト数の割にはかなりの楽チンな状況だったのでした。



しかし2月は、やはり集客はイマイチです。なかなかフルになりませんねぇ。中国の春節の影響で、去年の2月上旬は毎日フルだったのですが。中国人の訪日の大波は、ビザを事実上解禁してから二年が経ち、どうやら完全にピークを過ぎたようですね・・。まぁ、このブログにも「いずれそうなりますよ〜」と以前に何度も書いていたわけで、これは予想通りなのですが。

よって僕は、冬休みを2月19日からとしていましたが、少し前倒しして、15日から休んじゃいます! 1月の利益が予想を大きく上回ったので、それでもまぁいいかな〜と。


他宿の価格破壊っぷりが、とんでもないことになっておりますしね。ウチの通常料金2500円(hostelworldからだと)がもはや、平均よりも高いというのは以前にお伝えしましたが、最近はそれに、さらに拍車がかかっております。2000円以下の宿が大量発生中でして、その数なんと、計20軒!  業界全体が、マジで疲弊しているぅ〜。



【hostelworldに登録中の ホステル or ゲストハウス
(ホテル、カプセルホテルは除く)
2月5日現在 最低価格まとめ】
(100円未満の端数は四捨五入)

価格(円)   軒数
 200   1 (←戦略的に、こうしているのでしょう)
1500   4
1800   4
1900   1
2000  10
2100   4 
2200   5 
2300   4 
2400   4 
2500   4 (←YAWP!)
2600   3 
2700   4  
2800   3  
2900   1  
3000   6 
3200   2
3300   4
3400   1
3500   2
3700   1
3900   1
4000   2
4500   1

価格平均値:2521円
価格中央値:2400円
最頻値  :2000円



同じ統計をした昨年10月の時点では、値段をウチ(2500円)より安く設定していた宿は22軒でしたが、それからたったの四ヵ月間で、なんと37軒にまで増えています。


僕と他宿の利回りは関係ないようで、実はなんとなく知っているところがあったりする(笑)のですが、例えるならば実は今は、3600円×稼働60%を損益分岐点(それを越えないと赤字ということ)に置いているところが、2000円で出しているような状況なのです。すると稼働は108%が分岐点になるわけですが、108%にすることはもちろん不可能ですので、そういう所はつまり、【どんなにゲストが入ろうと赤字確定】な、泥沼状態に陥っているわけです。もはや「他宿も道連れにしてやる!」とか「ウチが最初に潰れるのは嫌だ!」とか、そんなプライドだけで続けているようなもんでして。


もちろん「ここのところ、ずっと赤字だし今後もそうだろうけど、オリンピック期間で一気に元を取ろう」という考えの宿が、一番多そうですが。しかし東京オリンピックって、たったの17日間ですよ・・・。なのでその時期は一人1泊、5万円とかで売り出されたりして(笑)。キャパ100で、毎日フルで一日あたり500万、×17日で8500万。「よしっ、三年後のオリンピックまでの赤字の総額が8500万以内ならば、なんとかなるぞ!」「月のマイナスは、200万までは許容範囲内だな!」とか話し合われてたりして。すみません、妄想で遊んじゃいました。



そういう宿は、もちろん大企業がバックについているわけで、どんなに赤字が膨らもうとオリンピックまでは確実に続けるのでしょうね。それまでの三年半、企業トップの者々はとにかく「利益を出せ!」とガミガミと命令するだけで気楽?なもんでしょうが、現実を痛いほどにわかっている現場の方々、宿のマネージャーや従業員の皆さんは、精神的にも肉体的にもとてもキツい状況だと思います。


僕は、そんな現場スタッフの皆さんとは敵対する気はないですし、むしろ応援しています(応援、という表現も少し違う気がしますが)。実際に、ウチに泊まりに来てくれたりして仲良くなった方もそれなりにいまして、彼らの現状に対するストレスを、僕なりに理解しています。


去年は、予想を遥かに越える数のnewホステルオープンがありビックリ&ガックリしましたが、今年は何軒オープンするんでしょうかねぇ。そして、この値下げ合戦はどこまで突き進みますかねぇ。


大相撲観戦中に、寝るゲスト(笑)




2017年1月29日日曜日

2016年 映画総括!!


いやはや、メッチャ混んでいました〜。15日から始めた【2泊したら3泊目が無料!】キャンペーンは昨日終了いたしましたが、最終日(28日)が9人だったのを除き、他の13日間はすべて、フルオーバー(10人以上)の滞在でした。


今回のキャンペーン結果を簡単に報告しますと、

期間中のゲスト総泊数は158。その内の、無料泊の分は51で、実質的(料金が発生した)な泊数は、107です。14日間で158泊(107泊)ですので、見た目の稼働率は113%(100を越えているのは滞在延長が大量発生したため)、実質稼働率は76%でした。また、この期間中にinしたゲスト数は32人で、滞在期間の平均は4.94泊です。もちろんこれは1〜2泊の滞在の、キャンペーンが適用されなかった方の分も含む数字ですので、それを除けば、平均泊数は5.67になります。まぁとにかく要するに、ここのところはずっと、5泊以上のゲストだらけだったということです。ありがとうございます!!


昨年1月の全体稼働率が73%でしたので、今回の実質稼働率が76%だったというのは、文句なしでの大成功です。供給過多で業界が完全に飽和している今の状況で、ウチは去年以上の利益を出しましたよ(自画自賛w)!ゲストはいい人ばかりで楽しかったですし、仕事も忙しいながらも楽チンでしたし、僕は全てにおいてスーパーハッピーです!!




さてさて、全然話は変わります。今回はタイトルの通り、映画の話をします。


僕は一昨年(2015年)は、おそらく10本くらいしか劇場で映画を観ず、DVDでの鑑賞を含めても、せいぜい40本くらいでした。まぁ、開業したりフルの日が続いたりで、ほぼ一年中、忙しかったですからね。しかし昨年(2016年)は僕は、ヒマな日が増えたり長期の休みをとったりがあり、かなり多くの映画を観ました。僕の趣味は、これしかないと言ってもいいくらいですしね。

なんとなく数えてみたところ、昨年の僕の映画鑑賞本数は、劇場で24本。DVDでの鑑賞が、88本。テレビで見たのが、13本。合計で125本でした。

もちろんこれは旧作も含めた数字なのですが、「僕は一年で100本以上観たわけだし、この際ランキングを作っちゃおうか」というわけでして。2014年には300本以上を観ていますので、年に125本というのは、僕にとってはそんなに多いわけではないのですが。僕は基本的に、DVDは新作のみを借りる(というか旧作で興味のある作品は、すでに観終わっている)ので、この125本の内の半分以上は、2016年に公開された作品です。なので、“劇場公開日が2016年内の映画”という括りで、私的ベスト10をここに発表しようと思います。



まずは、おしくも選外になった5本の映画を、先に記そうと思います。公開日が早かった順です。

★ヘイトフル・エイト(2.27/米)
★シング・ストリート 未来へのうた(7.9/アイルランド&英)
★シン・ゴジラ(7.29/日本)
★ドント・ブリーズ(12.16/米)
★幸せなひとりぼっち(12.17/スウェーデン)

「シン・ゴジラ」は、夏に劇場で観たときにはいまいちハマらなかったんですけどねぇ。しかし不思議なもので、なんだかジワジワと「アレ、けっこう面白かったかも〜」と思うようになって来たんですよ。実は僕はゴジラ映画が好きで、平成シリーズまではコンプリートしているのですが、「シン・ゴジラ」はゴジラ映画ではなく、完全にエヴァンゲリオンでしたね。なので、選外です(笑)。



それでは、ベスト10の発表!! タイトルの後の(〜/〜)は、日本での劇場公開日と製作国です。





【10位】

マネーモンスター(6.10/アメリカ)

監督があの女優ジョディ・フォスターということで、なんだか損をしているといいますか、低く見られている気がします。実は脚本がすごくしっかりしており、エンタメも「世相を切る!」的な要素も高いレベルで兼ね備えた、上質な作品です。しかし、株取引の知識がない人にはチンプンカンプンでついて行けない物語だと思うので、この順位です。






【9位】

怒り(9.17/日本)

実は僕は、邦画はあんまり観ないんですけどね。日本人俳優の演技と、日本映画特有のあのキモチ悪い間みたいなものが、どうも苦手でして。しかしこの作品は、監督の過去作「悪人」がとてもよかった&似たような匂いがしたので、鑑賞。俳優陣の演技にはやはりムズ痒くなりましたが、しかし熱量がすごく、全員の本気度がビシビシ伝わりました。全体の構成も見事で、重厚な作品でした。







【8位】

ルーム(4.8/アメリカ)

面白かったですし、感動もしました。監禁事件の被害者女性に対して、周りの人々が皆一様に“優しい”わけではなく、“冷たさ”や“エゲツなさ”を見せる面々をきちんと描いたことも、とてもよかったです。しかし、なんで子供(同じく被害者)が、道徳の教科書かよ!ってくらいに、あんなに純真無垢で完璧に善い子すぎるのでしょうか?そこのリアリティのなさが、大きな減点材料でした。







【7位】

好きにならずにいられない(6.18/アイスランド&デンマーク)

正直、インパクトは薄いです。凄まじく静かで、終始、淡々とした作品でしたので。しかし、主人公の“不器用で無愛想で社交性ゼロだが、惚れた女性にはとことん尽くしまくる”っぷりと、“その思いが女性には全く伝わらない”っぷりに、しみじみと涙。「わかる、わかるぞぉ〜その気持ち!」と、共感しまくりでひたすら応援してしまいました。







【6位】

ブルックリン(7.1/アイルランド・英・カナダ)

人間の成長を描く映画は、もちろん僕は好きなのですが、それ系の映画では最高峰。一人の若い女性が、実家を出て独立し、大きな壁にぶつかり、恋に落ち、やりがいのある仕事を見つけ・・・そういった誰にでもありそうな出来事を通しながらも、彼女の成長の過程や細かい心の揺れを見事に映し出した、素晴らしい作品でした。ラブストーリーとしても、秀逸な出来です。







【5位】

PK(10.29/インド)

「いつものインド映画のノリの、恋愛喜劇でしょ」という先入観の上で僕も観ましたが、どっこい、かなりの毒を持っていました(上映拒否が多発したそうです)。なんと、「宗教は欺瞞に溢れている」というメッセージが込められているのです。日本ではとても制作できないであろうアナーキーさで、タブーに触れまくりでケンカ売りまくりの、強烈な作品でした。もちろんそこはインド映画、わかりやすい感動や楽しいダンスシーンもたっぷり。2時間半が、すさまじい見応えと勢いのまま、一気に駆け抜けます。







【4位】

葛城事件(6.18/日本)

今年の邦画では、断トツでこれが最高。ここ数年の中でも、ベストです(素晴らしい傑作なのに、なんで全然知られていないのでしょうか・・・)。とある家族の、次男が無差別殺人事件を起こし、死刑囚に。彼が事件を起こすに至るまでの過去と、死刑判決が出た後の現在の、両方を交互に描きます。しかしこの家族、全員どこか狂ってはいるものの、決して“特殊な人たち”ではなく、“あ〜、こういう人いるよね”なのです。何と言うか、低〜い温度でじ〜っくりと煮続けたお湯が、沸騰する瞬間を見るような。そんな、“誰でも殺人鬼になるかもしれない”感が強烈に恐ろしく、ヒリヒリしまくりました。







【3位】

ローグ・ワン(12.16/アメリカ)

僕はスターウォーズはマニアレベルでのファンなのですが、シリーズ過去7作と比べても、一番よかったかもしれないです。監督が「これは戦争映画です」と、どこかで言っていましたが、まさにその通りの印象でして。ヒーロー的な存在は全くおらず、普通の戦士たちが生きるか死ぬかの、ギリギリの戦いを見せてくれます(実際に、仲間が死にまくります)。そしてやはり、ダースベイダーの凶悪さと、出番を溜めに溜めまくってからの〜大暴れ!いやはや、単純におもしろかった!!「このプラグをあそこ(たいていが変な場所にある)に繋がなきゃ!」的な展開が多すぎるよ〜、というツッコミは、いちおう入れておきますが(笑)。







【2位】

ザ・ギフト(10.28/アメリカ)

僕は、“どんでん返し”系の映画は大好物なのですが、すでにパターンが出尽くした感があり、最近はガッカリ続きでして。しかし、こちらはそれ系の映画としては、久々の大満足な作品でした。「セブン」や「ユージュアル・サスペクツ」を初めて観た時のようだ、とまでは言えませんが、とにかく先の展開が全く読めず。「うおぉ〜まさか、そう来たか!」で、存分に痺れさせてくれた、気持ちのよい衝撃のラストっぷりでした。暴力的な描写は全くないというのに、ここまで観客をハラハラ・ドキドキさせるというのは、スゴいことだと思います。







【1位】

シビル・ウォー キャプテン・アメリカ
(4.29/アメリカ)

2016年の私的no.1は、まさかのアメコミ映画(笑)!

僕は変なこだわりとかはなく、映画は何でも観ますので、いわゆるハリウッド大作も網羅しています。特にアメコミ系はほぼコンプリートしていますが、それらは平均点は高いものの、なかなかスペシャル・ワンには出会えず。しかしこちらは、2008年の「ダークナイト」以来となる、久しぶりのアメコミ系映画のレジェンド入りです。

いやはや、とにかく、超・おもしろかった!!最近のアメコミ系映画って、宇宙やら過去やら未来やらから、とてつもなく最強の敵が現れて、ヒーローが仲間たちとよってたかって倒してばかり。最後には、巨大なやつが街全体を吸い込んだり破壊したりする。そんな似たような戦いばかりで、いい加減に飽きたよ!・・・のタイミングでの、この映画だったわけです!!

物語はただ、ヒーロー同士の内輪モメ&2グループに分かれての大ゲンカなわけですが、双方の主張にちゃんと軸のある根拠があり。「どうせ途中で仲直りして、皆で一緒に最強の敵を倒しに行くんでしょ」・・・の展開には、なんと、ならないのです!!この予想外は、本当に素晴らしかったですし、そのベタなセオリーを破壊してくれただけでも、この映画には1位の価値があります。キャラクター全てにバッチリと見せ場が用意されているのも、お見事でした。







ちなみに、巷で大ヒット&ロングラン中の例のアニメ映画は、僕は観ていません。というか、僕が映画館でアニメを観ることは、実はほぼ100%ないんですよ。テレビでやっていたら、もしかしたら観るかも、といったレベルの興味です。これは単なる、食わず嫌いですけどね。なんだか日本のアニメ映画って、ナルシスト臭の強いのが多くないですか?



今年は、何本の映画を観れますかねぇ〜。「ラ・ラ・ランド」「光をくれた人」「はじまりへの旅」「トレインスポッティング2」「ムーンライト」「ローガン」「ジャスティス・リーグ」あたりは、確実に劇場で観ると思いますが。そしてもちろん、「スターウォーズ エピソード8」!!

さぁさぁ、今年も観まくりますよ〜!!




2017年1月19日木曜日

「年上だからエラい」「客だからエラい」の者を、ウチは歓迎しない!!



いやはや、メチャ混んでいます〜。YAWP!は年始の休みを終えて11日に再開し、13日にフルになり、それから今日まで一週間ずっとフルです。そしてこの“毎日フル”は、25日までは続く見込みです。


最近はとてもありがたいことに、滞在の延長希望が多発しております。ご存知(?)のように、ウチは常に空きベッドを確保しておりますので、延長希望はいつでもウェルカムなわけですが、ある日には6人ものゲストからそれを望まれたりしまして。ベッドのコントロールにやや、苦闘しています(もちろん、とても喜ばしい作業です!)。


「ベッド数 MAX15で、フル(10人)の日に6人も滞在延長では、キャパオーバーじゃん」と気付かれた方もいるかもしれませんが、このフルというのは結果論でもありまして。この一週間は実は、ノーショウや直前キャンセルも、それなりに発生しております。よってそのおかげで、ゲストの延長のリクエストに今のところは全て応えられている、というわけです(延長希望者に対して「フルだけど、とりあえず待って下さい。キャンセルとかあるかもしれないから」と伝えておき、キャンセルが入り延長を受け入れられた、というケースが実際に数件あります)。


なので、最近のゲストの滞在泊数の平均は、けっこうスゴいことになっています。もしかしたら、6泊を越えているかもしれません。特別キャンペーンをしているから、というのがもちろん一番の要因ですが、それにしても長期泊のゲストばかりで、僕は大変うれしく思っています!




さてさて、話は変わりまして。前回の記事で、僕のダークサイドな面である【俺は“哲学・自分探し・自己啓発”系の人間が嫌いだ】を書いたことには、チョロっとだけ反応がありました(似たようなスタンスの友人からのみですが)。なので今回は、それに続く感じで書こうと思います。ダークサイドをさらけ出してばかりで、意味もなく敵を増やしまくっているような気もしますが(笑)。今回は、もっとビジネスに直結するような話を書きます。


というか、“哲学・自分探し・自己啓発”系の方々とは、関わらなければいいわけで。そういうタイプの方が近づいて来たら、こちらから距離をとれば済む話でして。なので僕は別に、彼らに対しては迷惑だとかは思いません。僕は彼らとは友達にはなれない、というだけのことで、そういうのが好きな方は似たような者同士で、コミュニティを作ってハッピーになってくれればいい、と思います。


それよりももっと、普段の生活やビジネスの面でつきまとう(距離をとれない)人間関係の上で、僕が本当に嫌いな人間がいます。それは、以下の二つのタイプです。


① 年齢が上→俺の方がエラい、の価値観の人

② お客さまは神様だ、の価値観の人


この2タイプ、僕は本当に、ほんっっっとうに、大嫌いです。これらは似ていまして、結局のところは“年上”や“客”といった【立場】、人間性や実績や能力には全く関係のない、この【立場】というものに力があると思い込み、頼り、気が大きくなってしまう方々です。会社等の組織での“役職”は、実績や能力に大きく左右されますので、上下関係ができるのは当然だと僕は考えますが。


“年上”って、エラいですか? 歳を取ってるだけの本当にロクでもない人間を、僕はこれまでにたくさん見て来ましたよ。逆に若くても才能に溢れていたり、魅力的な人間性だったりで、社会に貢献しまくっている素晴らしい方々も、たくさんいますよ。

“客”って、エラいですか? 自分勝手に好き放題するロクでもないお客さん、たくさんいますよ。店のスタッフは、そんな人にまで常にペコペコして、我慢しなければいけないのですか?


はっきり言います。僕は、年上でも尊敬に値しないと判断した人間に対しては、謙ることは絶対にありません。逆に、どんなに年下でも、素晴らしい才能を持っていたり、人一倍の努力をしているような方には、尊敬の念を抱きます。極端に言うと、相手が小学生でも、僕が尊敬に値すると思えば素直に尊敬します。僕には年齢など、全くもってどうでもいいことなのです。

尊敬できない人間には謙らない、といっても、さすがにタメ口をきいたりはしませんよ。それは、マナーの問題です。しかし、「俺は年上だから俺の方がエラい!」という価値観の者は、その時点で僕は尊敬に値しないと判断しますので、まぁ何といいますか、とにかくぶつかりますし、嫌われます。これまで生きてきて、年上の方から何度「お前は生意気だ!」と言われたことか・・・。【そんな価値観だからこそ尊敬しない(僕)←→(相手)年上の俺を尊敬しないのは生意気だ】の堂々巡りで、解決の糸口すらない、どうしようもない関係に落ち入るわけです。


同じく、“客”という立場を利用してエラぶる人、あれもなんなのでしょうか? たいていは、そういう人こそトラブルメーカーの、迷惑な客です。例えばどこかのレストランで、明らかに混み過ぎていてスタッフが必死に働いているというのに、「遅ぇぞコノヤロォ〜!」とか言って切れる客。待つのが嫌なら、他の空いている店を選べばいいじゃないですか。スタッフが怠けているわけではないのは、見ればわかるじゃないですか。そしてそんな迷惑客へのクレーム対応のせいで、さらにスタッフは多忙を極め、その結果、他の客たちにも悪影響が及ぶわけです。

店のスタッフと、お客とは、あくまでも対等な立場であるべきです。お客は、気に入らなければ“二度と行かない”という選択ができるのですから、店の側も“迷惑者はお断り”という、対等なバランスでいいのです。「俺は金を払っている」という、極めてしょうもない根拠でもって、自分のおかしな価値観や都合までをも店に従わせたがる自己中心的な者をたまに見かけますが、僕は本当に辟易します。あなたは間違いなく、神様ではありません。調子に乗らないでいただきたいですね。




ここで自分の宿の話を書くと、まるでこれを言いたくて今回はこの題材なのだと捉えられてしまうかもしれませんが(そういうわけでもないのですが笑)、まぁ、書きます。


YAWP! backpackers では正直に言いまして、オープンからこれまでに、僕と日本人の年配の方とのトラブルがいくつか発生しております。なのでウチは年配の方をすべてお断り、というわけでは、もちろんありません。上記の2つのタイプではない方とは、僕はたいていで良好な関係を築けておりますし、気持ちよく滞在していただいております。とにかく上記の2タイプの方々に、いい加減にしてほしいのです。ストレスが溜まります。


ウチは、従業員が過剰に「お客さま」に対して謙り、とにかくペコペコ&ニコニコしているような、いわゆる日本人的な宿ではありません。他のゲストに対して迷惑となる行為をするゲストには厳しく接しますし、ゲストと僕がケンカをすることもありますし、どうしようもなければ容赦なくキックアウト(追い出し)もします。

海外で、僕は100軒以上の安宿に泊まった経験がありますが、僕にとっての居心地のいい宿とは、ユル〜い雰囲気で、スタッフもゲストも一緒になって食べ飲み語り、年齢も国籍も宗教等も一切関係無しで皆フラットに仲良くなれる、そんな場所なのです。YAWP! backpackersは、そんな宿を理想としているのです。それを理解していただけない方には、はっきり言いまして、来ていただきたくないのです。




ここからはピンポイントの、ケンカ腰で書きます(笑)。先日、とあるネット上の場で、ウチの宿を★1とし、こう酷評した日本人の年配の方がいます。反論の場が他にないので、ここでやっつけてやろうと思います。


【彼の文章のコピペ】

安かろう悪かろうの宿

先日、泊まったが、まず整理整頓されていない。自分の持ち物か宿の備品かがわからなくなる。これだと、必然的に紛失のトラブルが多くなる。旅先で自分のものが紛失したり、またほかの宿泊者のものや宿の所有物がなくなってあらぬ疑いをかけられたりしたら、いやな気分になるだろう。
 オーナーは、18時までにどこでなにをしてるのか?チェックイン後の20時以降に掃除をしだすのは、あまりにもルーズではないか。
 外国のバックパッカー宿ならばそれも許されるであろうが、日本でその低レベルのホスピタリティはどうかと思う。なぜなら外国の安宿は、日本円に換算すれば数百円なのだから。
 こう書くと、「高級料亭旅館ではない」と反論されそうだが、こちらも上げ膳据え膳を希望してるわけではない。
 ただ、3000円程度で、数ランク上のホスピタリティを実践しているゲストハウスは関東圏内でも数多くあることを知ってほしい。



この文でまぁ、納得できなくもないことといえば、「整理整頓されていない」くらいですかね。この方は、年末年始の毎日限界までのフルだった時期の滞在でしたので、たしかにいつも以上にゴチャゴチャしていた頃でした。ただ、紛失のトラブルなどは、ウチは過去にはほとんどありません。そもそも全くご理解いただけていないのは、ウチは共有物だらけの、いろいろシェアしまくりの宿ですので、ゲストが「誰か使っていいよ〜」「誰か食べていいよ〜」の意であえて置いて行った物々が、そこら中にあるのです。なのでゲストの皆さんは、歯磨き粉やらパスタの麺やら、置いてある物はなんでも好きなように使ってくれればいいわけです。“自分だけ用の物”をどこかに放置する場合には、袋に入れておくルールだと、僕は全てのゲストに抜かりなくきちんと説明しております。


>オーナーは、18時までどこでなにをしてるのか?

まさに、余計なお世話です。ウチはホームページにも hostelworld にも、15〜18時は休憩時間だと、スタッフは昼休みをとるのでチェックインはお受けできないと、しっかりと明記しております。休憩時間に僕がどこで何をしようが、それを詮索、批判される謂れはありません。そもそもこの三時間を、僕は常に丸々休めているわけではないですし、食事をしたり、歯医者に行ったり、宿のための買い物をしたりもしています。


>チェックイン後の20時以降に掃除をしだすのは、あまりにもルーズ

全くもって、話になりませんね。僕は実際にその日、20時以降に掃除をしていたのかもしれませんが、それは日によって臨機応変に変わります。

僕は、掃除の時間を“◯時〜△時まで”、という風には決めていません。全ては滞在ゲストの状況次第でして、例えば朝〜夕方の間にずっと誰かが寝ていた場合には、夕方以降に開始することもありますし、細かく何度かに分けてすることもあります。20時以降に掃除をしだす、とのことですが、それが毎日のことだと、朝・昼には全く何もしていないと、勝手に思い込まないでいただきたいですね。というか20時以降に掃除を始めたことは、僕はほとんど経験がありませんので、おそらくこれは小分けにした日に、風呂場の掃除の開始がたまたま20時以降になってしまった、とかそういう状況なわけです(彼はそれを見て、「こんな時間に掃除すんのかよ」となったのでしょう)。何にしても、僕は状況に合わせながら毎日サボらずに掃除しているわけで、これの何が問題なのでしょうか? 掃除を夜にしてはいけないという、条例でもあるのですか? 全くもって理解ができません。


>外国のバックパッカー宿ならばそれも許されるのであろうが

なんなんですかこの、「外国ではOKでも、ここは日本だぞ」論。ここは「お客さまは神様だ」の国だ、というご指摘ですか? 日本で商売をするならば、日本のスタイルに合わせなければいけないのですか? ウチの主たる顧客ターゲットは、外国人だというのにですか?

 一方的で視野の狭い“こうあるべき”を、押し付けないでいただきたいですね。前述の通りにウチは、ユル〜い雰囲気で、スタッフもゲストも一緒になって食べ飲み語り、年齢も国籍も宗教も関係無しで皆フラットに仲良くなれる、そんな環境を理想としているわけです。そして、そのスタンスはウチに滞在するほとんどのゲストに喜んでいただけておりますし、それが皆さまにも伝わるように、このブログやホームページやfacebook等で、発信をし続けています。逆に言えば、ウチが(いわゆる日本的な)ホスピタリティの向上に努めている宿だとは、僕はどこにも一切、発信しておりません。

そもそも間接的に、海外の宿は日本の宿よりも質が劣っているように書かれているのが、すごく腹立たしいですね。海外は日本よりも安い、よってホスピタリティの質も低い? この方、海外の安宿に実際に泊まられた経験が、お有りなのでしょうか? 何から何まで、自分の先入観を軸とした決めつけばかりを語っていて、もはや呆れる思いです。



総じて言えるのは、この方は、例えば

18時にオープンの“そば専門店”に、17時に着いて待たされ、“うどん”を注文し断られ、
「僕は17時に来たというのに、18時まで入れないなんて、おかしい」
「僕はうどんを食べたかったのに、メニューにないなんて、おかしい」
「そば屋には、うどんもあるのが普通だ。なのでこの店は、サービスの質が低い」

と、ズレまくった酷評をしているようなものでして。



この年配の方は他の施設に対しても、いちゃもんめいた★1のレビューを書いているので、「こんな人の評価なんて、放っておけばいいじゃん」と、これを読む友人の誰かには突っ込まれそうですが。普段であれば僕も、こういったものには「残念・・」とは思えど、腹を立てることは基本的にはないのですが。

しかしはっきり言いまして、この年配の方は、他のゲストからの苦情が発生していたほどの、迷惑行為のオンパレードなゲストだったのです。滞在が一泊だったので僕はなんとか我慢(&他のゲストにも「ゴメンね我慢して」)できましたが、仮に二泊以上だった場合には、確実にキックアウトに至ったであろう、極めてストレスフルな状況だったのです(その詳細は、長くなるので書かないでおきます...いゃ、もうすでに超長いか...)。なので、ただでさえヒドい目にあった上に、酷評まで書かれたもので僕は、このダブルパンチはさすがに我慢ならないぜ〜、で今回、ヒートアップなわけです(笑)。


自分勝手で迷惑な客に、散々ヒドい目にあわされて、さらにその後の足まで引っ張られる。客商売をやる上ではそれは、ある程度は避けられないことだと思います。飲食店なんかでも、食べログに酷評を書き殴っているような方は、おそらく店に対して迷惑な行為をし、注意をされた等、何かしらあったというケースが多いのではないでしょうか? マトモな人なら、どこかのレストランで味に不満を持ったとしても「もう行かない」となるだけで、わざわざ★1つの酷評レビューなんて書かないですよねぇ。



しかし実は、僕なりに反省もしています。“彼の求めるような宿にできなかった”ことに対する反省、ではないです。それは、僕のポリシーからハミ出ることですのでね。ではどんな反省かというと、彼のようなズレのある人、僕の考えや経営スタイルを全く理解していただけていない人に対して、僕はかなりわかりやすく、拒否反応を表に出してしまっていると思うんですよね。率直に、素直に、イライラしてしまう。

どんな宿でも(どんな職業でも)スタッフは、自己中心的な顧客にイライラさせられることがまま、あるわけですが、しかし素晴らしい施設の素晴らしいスタッフたちは、それをうまいことボカせちゃうんですよね。イライラをうまくボカし、顧客にそれが伝わらない形で、いい感じに解決できている。これを自然に出来る方は、僕は本当に尊敬します。


要はこれは、客商売における僕の一番の欠点なわけです。ゲストの自分勝手な(他のゲストの迷惑になるレベルの)行為には僕は注意をするわけですが、その際に、相手からするとかなりムカつく感じで言ってしまっていると思うのです。なので、逆ギレをされることがけっこうある。

わかっちゃいるけど、これは僕のこれまでの人生、38年間も治せなかったことですからねぇ。どうしようもないとまでは言いませんが、解決にはかなりの労力を要する、難題です。なのでこの際、客商売としてはよくないことなのかもしれませんが、とりあえずは前述の二つのタイプである、

① 年齢が上→俺の方がエラい、の価値観
② お客さまは神様だ、の価値観

の方々に対して、僕はここではっきりと宣告します。


僕は、綿密な戦略の元、軸のしっかりした理想とビジョンを持って、宿を経営しております。このブログを定期的に読んでいただいている方には、すでにご理解いただけていると思いますが、僕の宿のすべては、きちんとした考えの元で決めています。例えば僕がわざわざ宿で昼寝をしたりするのは、そんな、とことんまでにユルい雰囲気を演出するという、明確な狙いがあるためです。


僕はゲストを神様扱いしないどころか、お客扱いすらせず、友達感覚で接する人間です。あなたにとっての僕は、間違いなく不真面目で不愉快な存在です。あなたのご期待には、僕は確実に応えませんし、応える気もありません。要は双方にとって良いことは何一つありませんので、あなたは滞在先に、ウチを選ばないで下さい。YAWP! backpackersでは、あなたを歓迎いたしません。


この、【俺は年上だからエラい、客だからエラい、という価値観の者を、ウチは歓迎しない!】というスタンスは今後、ホームページにもはっきりと明記しようかと思います。


み〜んな、滞在延長ゲスト!




2017年1月13日金曜日

哲学を語りたがる人間は、カッコ悪い!!


あ、どうもで〜すぅ(チャラい感じで)。YAWP! backpackersは、4日からの年始のお休みを10日に終え、一昨日より運営を再開しております。



今月は【2泊したら3泊目が無料!】キャンペーンの効果がかなりあり、フルでなかったのは昨日までの二日間だけで、本日から二週間はほぼ、埋まっています。特に24日までは、完全に埋まっていない日も含め、hostelworldでの予約の受付は全て閉め切ってしまいました(ホームページからのご予約は、まだ承っております)。新年早々、テンヤワンヤになりたくないですしね。そこそこの忙しさが、僕にはベストなのです。


先月の同キャンペーンでは、途中でお休みをいただいたりしたせいもあり、ジャスト3泊のご利用(2泊分の料金)が多かったのですが、今月のこれからの予約はより長期のゲストばかりでして、4〜8泊の方が多いです。平均でも、5泊くらいになるんじゃないでしょうか? これは僕にとっては、願ってもないハッピーな状況です。短期滞在のゲストも、もちろん大歓迎ですけどね。




さてさて、一週間のお休みの話なのですが、今回は別に疲れが溜まっているわけでもなかったので、けっこうアクティブにいろいろなことをしました。普通に、実家に帰ったり親友と飲んだりしただけですが。僕にしては珍しく、初対面の方と飲んだりもしました。七日間の内、五日は、そういった何かしらの目的があって街に出ました。久しぶりに充実したプライベートで、とても楽しかったです。


逆に言うと、家でひたすらノンビリした日が二日あったわけですが、年末年始に録画したTV番組がかなり溜まっていたので、その二日間はそればかりを観ていました。僕は別に、TVをそんなに観る方ではないんですけどね。ハードディスクの空き容量がついに底をつきそうなので、観まくって消しまくる必要があった、という理由もあります。


その中で特に印象的だったのが、12月25日放送の“ビートたけしのTVタックル”。そこで紹介されていた、中島芭旺(ばお)くんに、僕はとても興味を惹かれました。彼は「小さな哲学者」と呼ばれる、11歳の小学生です。10歳の頃に、「見てる、知ってる、考えてる」という書籍を出版し、今すごく注目されている児童とのことでして。

印象的だった・・というか、正確に言うと僕の感想は、「すさまじくモヤモヤした」ですね。番組の他の出演者(大人)たちにも、どこか奥歯に物が挟まったような、そんなモヤモヤな雰囲気があったように感じられました。



先に言っておきますと、僕にはとにかく大嫌いなものがありまして、それは

・哲学
・自分探し
・自己啓発

といった、キラキラした類いのものです。そういうのにハマる人とは、価値観が180度違うので、僕は確実に友達にはなれません。20代くらいまでなら、まだ理解できますけどね。30を過ぎて、それらに引き寄せられてしまうような人は、はっきり言って僕は苦手です。

さらに僕は、経営者の立場として、絶対に雇わない人間のタイプがあります。何かの仕事を任されて、それに失敗したとして、「俺の本来の居場所はここじゃない」「俺の能力が活かされるのは、こういう仕事じゃない」といった方向に、自身を納得させてしまうタイプ。こういう思考回路の者は、そのループを繰り返すだけで、確実に仕事ができません。

他にも例えば、自身が全くモテないことを「今は恋人をつくるべき時期じゃない」とか言って納得しちゃう奴とか。それらすべてをひっくるめて簡単に言ってしまうと、要は僕は、“モラトリアム人間”が大嫌いなのです。若者がモラトリアムに落ち入るのは当然のことなので、それ自体は否定するべき対象ではありませんが。それをこじらせてこじらせてこじらせまくっている、いい歳した大人が、本当にタチが悪いと感じるのです。そういう人、そんなにはいませんが、たまにいます。



というわけで、芭旺くんの話に戻りまして。僕はもちろん、11歳の子供に対して批判の矛先を向けるつもりはないです。僕は、彼を「天才だ!」とかいってチヤホヤする周りの大人たちに対して、すさまじい違和感を覚えるのです。



芭旺くんは、小学2年次から、学校には通っていないそうです。基本は一日中ゲームをしており、ゲームをしながら思いついた何気ない言葉をメモに取り、“哲学”として世に発信しています。学習は基本、家で自主的にやっているそうですが、とにかく今は、不登校児でゲーム中心の生活なわけです。不登校の理由にはいじめの問題があったそうなので、彼が「学校にはもう行かない!」と決意したこと自体は大いに尊重すべきだと思いますし、認めるべきだと僕は思います。彼の親は、国民の三大義務に反していますけどね。

しかし彼は、学校に行かない理由も、彼なりの哲学?で語るのです。「僕は、事実を知りたい」のだそうです。「学校の先生は、教科書を読むだけで、自身の体験を語らない。なのでそこには、事実はない」から、学校には行かないのだそうです。



これを言ってはかわいそうかもしれませんし、つまらない視点かもしれませんが、僕は彼の本音は「いじめられるのが嫌だ!」とか「友達ができなくて辛い!」とか、そういうシンプルなもののように思うんですよね。それを、もっともらしくカッコよさげな理由づけをして、必死に自己を肯定、弁護している。


要は彼は、自己肯定の塊なのです。「僕は正しい!」的な肯定ではなく、「つまづいたっていいじゃないか、人間だもの」的な価値観。自己を含める全てを、なんでも許しましょう、な考え方の塊です。僕はなかなか興味を持ったので、彼の本(すみません、買ってはいません)をはじめ、ネットの記事等いろいろ読みましたが、彼の母親こそが、まさに自己肯定の塊なんですね。その母親の元で、これまで11年間、「あなたはあなたなのだから」「ありのままで」「自分の思うように自由に生きなさい」的な価値観をとことん刷り込まれた結果、彼は学校に行くことを辞め、今後も行く気は全くなく、ゲームばかりの毎日を「だって僕は僕だから」の哲学?でごまかそうとしています。



ここで正直に言いますと、実は僕も小学生の頃には、哲学者(笑)っぽい一面があったのです。「なんで僕は生きているんだろう・・」「なんで僕は僕なんだろう・・」等々を考えて、変なゾーンに迷い込んでしまい、一晩中眠れなかった、なんてことが何度もありました。しかしある時、気付いたのです。「こんなん考えるのって、無意味でアホくさいな」と。「こんなことばかり考えてる奴って、つまんない奴だな」と。

哲学というのは、はるか昔は数学や物理学等を極めた者だけが辿り着く、境地のような存在だったのです。それが長い時を経て、今では誰でも弄べる手軽なものになり、街には相田みつをのパクリみたいな路上詩人クンが、大量発生したわけです(最近はあまり見かけませんが)。


はっきり言います。哲学なんてもんは今や、「ヒマな人間」や「強いコンプレックスを持つ人間」が語りたがるだけの、実にしょうもないものです。ただのオナニーみたいなもんで、決してありがたがるようなものではない。他人がオナニーを見せつけてきたら、迷惑でしょう? そんなのを見て、感動なんてしないでしょう? 僕にとっては、他人が語る哲学なんてものは、その程度の下らなくてうっとおしい存在なわけです。



芭旺くんは、すごく頭がいいと思います。11歳にして、彼なりの表現でもって、人々の心に響きそうな?それっぽい言葉を発信し続けられるのは、素晴らしい才能だと思います。しかし僕は、彼にはそれを、カッコ悪いことだと知って欲しい。何かに失敗したり、うまく行かなかったりして、「ここは、僕の本来の居場所じゃない」「これは、僕の求めることではない」的な価値観に落としどころを見つけるのは、けっこうズルいことです。学校に行かない理由が、「事実を学べないから」? 好きなことは、「自分であること」? 芭旺くん、カッコ悪いよそれ!

周りの大人、誰か一人でもいいので、「哲学を語ってるんだって?カッコ悪いね」と、彼にビシッ!と言ってほしい。「似たようなことを考える人は山のようにいるけど、そのカッコ悪さ、恥ずかしさを知っているから、表には出さないんだよ」と、教えてあげてほしい。前述の“TVタックル”では、杉村太蔵(僕はけっこう好きです)氏が芭旺くんに、「君の言葉には矛盾があるよ!」とストレートに指摘していました。周りの出演者たちは「そんなん言うなや大人げない〜」といった反応でしたが、僕は杉村氏のこの対応スタンスこそが、真っ当だと思います。



芭旺くんの最も嫌いな言葉は、「未来」なのだそうです。

彼には、うまく行かないことにも正面からぶつかって、「コンチクショー!」と大号泣して、「もういっちょやったる!」「次こそは成功させたる!」とイきり立って欲しい。その不器用さ、ダサさから逃げないことこそ、僕は大切だと思います。