2016年8月5日金曜日

日本人は、親切ではない!


暑いっ! 暑っつ〜い!!
なんなんですか、今年のこの暑さは!!
もう、嫌になっちゃいます! 夏休みは、梅雨の時期ではなくこの時期にするべきだったかも!!



暑くて何もやる気になりませんが、まぁとりあえず、まずは月初めのいつものやつです!



【YAWP!来泊ゲスト国籍 トップ10(2015年4月〜:計992名)】

 ①アメリカ     164名(+5)
 オーストラリア  115 (+2)
 ③イギリス     109 (+8)
 ④日本        99 (+5)
 ⑤カナダ       91 (+1)
 ⑥ドイツ       47 (+6)
 ⑦台湾        38 
 ⑧ニュージーランド  30 (+2)
インドネシア    25 (+3)
⑩フランス      24 (+1)
 

【新規ゲスト数(泊数:日数平均:稼働率(キャパ))月別まとめ】

【2015】
4月:22(81 :3.68:22%(12))
5月:28(132:4.71:35%(12)
6月:11(60 :5.45:17%(12)
7月:65(205:3.15:59%(12)
8月:98(312:3.18:93%(12)
9月:79(278:3.52:93%(10)
10月:91(253:2.78:94%(10)
11月:74(227:3.07:84%(10)
12月:84(229:2.73:82%(10)
【2016】
1月:59(198:3.36:73%(10)
2月:55(194:3.53:78%(10)
3月:72(242:3.36:83%(10)
4月:83(275:3.31:85%(12)
5月:100(278:2.78:80%(12)
6月:26(72 :2.77:60%(10)
7月:45(139:3.09:61%(12)

計:992(3175:3.20:81%)
※稼働率のみ、直前一年間の平均



ぐはっ! この7月、ハイシーズンだというのに稼働は61%でしたよ!! 特に夏休みから再開した後の、13〜26日の二週間は、なんと45%! ラスト五日間がフル続きだったのでなんとか60%を超えましたが、いやはや、参りました〜。

前回にも書きましたが、12日に予約の受付を再開したところで、その直後から一気に埋まるわけがないですよね・・。いただく予約のほとんどが、7月最終週〜8月のお盆前でしたので、7月最終週以前の観光客は、すでに滞在先を決定済みだったのでしょう。予約再開の際に、システム的にいろいろな面倒が起きましたし、夏休みだからといって、予約の受付まで止める必要はなかったです。今後は、長期の休みの間も予約の受付だけは継続しようと思います。反省・反省。

ちなみに8月の予約状況は、今のところはそれなりに順調ですが、去年より少なくなるのは間違いなさそうです・・・。う〜ん、まぁいいか。暑いし。マイペースにがんばろう。




さてさて、話は変わりまして。


前述の通り、夏休みを終えてからのYAWPは、7月中に45人のゲストをwelcomeしました。そして僕はもちろん相変わらず、多くのゲストと毎晩のように飲んでいます。日本人の話題になると、多くのゲストからは「フレンドリーだし、すごく親切!」と言われるのですが、真逆のことを言われることもたまにあります。特に最近、この45人の内3人ものゲストから、なぜかたたみかけるように言われたことがあります。この意見に後乗りで同調した者の分を含めず、言い出しっぺの者だけを数えての3人なので、同調を入れるとけっこうな数になります。


彼らは、概ねこのようなことを言いました。

「いやいや、日本人って、全然親切じゃないよ。電車の中で、お年寄りの方々や、妊婦さんが立っていても、誰一人として席を譲ろうとしない。みんな気付いているはずなのに、スマホを見ているか、寝ているか。これには本当にガッカリした。」


・・・はい。まさに彼らの言う通りです! 実は僕も、多くのゲストから「日本人って親切だね!」と言われることの方に、むしろ違和感を覚えるのです。「親切だね!」に対しては基本的には否定をしませんが、あまりに絶賛された時には、「いや、もっと観察してみてよ」と言いたくなるのです(実際に、たまに言ってしまいます)。よって、前述の彼らの否定的な意見には、僕はおおいに賛同します。


「日本人は、パッシブ・カインドネスなんだよ」と、僕はよく説明します。アクティブ(能動的)ではなく、パッシブ(受動的)な、カインドネス(親切心)。日本では、誰かがわかりやすく助けを求めている時には、周りはちゃんと助けてくれます。しかしそのスイッチは、助けて欲しい側が押す必要があります。道で転んで、地面にバタッとなった際には、“倒れた”というスイッチがわかりやすく入っているので、多くの人が助けに行きます。しかし例えば、道端にずっと座っていて、見るからに具合が悪そうな人なんかに対しては、誰も声をかけません。


その理由として、“日本人はシャイ”だからとか言う人がよくいますが、はっきり言って、シャイと親切心は関係ないです。なぜなら、人を助けること=恥ずかしいこと、ではないからです。僕なんかは、電車でお年寄りに席を譲った際には、むしろ誇らしげな気分になりますけどねぇ。立って窓の方を向きながら、たぶん無意識に、ドヤ顔をしています(笑)。シャイなのが問題なのではなく、恥ずかしいと思わせてしまうような環境、社会性が問題なのです。


あとは、特に電車の席のケースで言われる、“譲らない人たち”の典型的な根拠ロジック。例の、「あら、私を年寄り扱いするなんて失礼ね!」な反応もあるよね的なやつ。僕はこれ、ホント、アホかと言いたい。“やらない”を選ぶ根拠として、レベルが低すぎる。僕は、これまでの人生でおそらく100回以上、お年寄りや妊婦さん、松葉杖の人等に席を譲ってきましたが、そのようなリアクションをされたことなど、一度としてありませんよ。「次で降りますので、結構ですよ〜」的な断りを除いて、皆、気持ちよく譲られてくれますよ!


日本人は他者に対して、マインド的な距離を置きすぎです。他者に対しての、興味が無さすぎです。誰か困っている人が周りにいるかも、というアンテナが、全く立っていません。というかむしろ、“面倒ごとは極力お断り!”な人が多く、そんな人間は故意にアンテナを立てようとすらしません。


「自己満足」や「偽善」等の、そういうヒネくれた批判がよく上がるのも、日本人ならではの特徴です。席を譲って気持ちいい←→譲られて気持ちいい。双方にとってハッピーで、マイナスの要素は一つもないというのに、当人以外の日本のシャイな人達(笑)は、それをやらないどころか、時には足を引っ張ろうとします。いい加減に、そういうくだらないのはもう、やめましょうよ。



2020年に向けて、今後もたくさんの外国人が日本にやって来ます。彼らへの、おもてなしの心を持つのは当然のことですが、それが外国人に対してだけの態度なのであれば、その薄っぺらさはすぐにバレます。ガッカリされます。


パッシブ・カインドネスから、アクティブ・カインドネスへ。対象を外国人に限らず、困っている人がいれば、誰しもが助けに入れる社会。困っている人が、それを発信しなくても、周りが敏感に察知できる社会。


訪日外国人が増えている今は、その社会を目指す、いい機会です。日本人の皆さん、外国人観光客は、僕らをちゃんと見ています。今の僕らが、本当の意味ではそんなに親切じゃないことは、実はけっこうバレているんですよ!!




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