2017年8月20日日曜日

改めて、映画「LA LA LAND」を語る!



8月、おかげさまで前半は混んでいました。稼働は90%越えです。しかし後半は、昨年同様に、ガクッと減る感じでして。稼働は50%を下回ると思われますので、8月全体では、足して2で割って70%くらいでしょうか。う〜ん、まぁ、ボチボチ。


ちなみに、本日20日から24日までの五日間は、お休みをいただきます。休み無しがずっと続き、単純に「疲れちゃった」からです。よって今回も基本的には、誰とも会わず、何もしません。相変わらず映画を観たり本を読んだりで、ひたすらダラダラします。



しかし最近、映画、観たいのがないんですよね・・・。ベタに、スパイダーマンでも観るかなぁ。というか考えてみたら今年って、僕にとっては「公開前からワクワクが止まらない」映画が、すごく少ないです。観たくてしかたがない、というよりも、映画館で映画を観るという活動自体が好きだから、それなりの頻度で映画館に行き、その時のラインナップでベストと思うものを選んでいる、といった感じです。


しかし、今年はもう、それでもいいです。3月に観た「LA LA LAND」が、圧倒的に素晴らしかったので。この作品に出会えただけで、大満足な年だったと言えます。2017年の私的no.1は、おそらくこの映画で確定でしょう。


「LA LA LAND」は、実は8月2日にDVDが発売されておりまして、僕はその日に購入し早速、再鑑賞しました。3月に一度観て、公開期間中にもう一度映画館で観ようと思っていたのですが、結局叶わずで、少し間が空きました。ちなみに僕は気に入った映画は、基本的には全てDVDを購入しています(180枚ほど所有)。



いやぁ〜それにしても・・・二度目だというのに、またしても泣きましたよ。改めて、ボロッボロのグズグズに泣きました。周りを気にしなくてよかった分、映画館で観た初回よりも、泣いたかもしれません。

僕の涙腺刺激コンテンツ(観たり聴いたりすると必ず泣けちゃう)は、これまでは映画では「いまを生きる」、歌では「人生という名の列車(no plan の方)」くらいしかなかったんですけどねぇ。どうやら、「LA LA LAND」もそこに仲間入りしたっぽいです。



しかしながらこの映画、世間一般ではけっこう賛否が分かれています。それはまぁ、僕としてもわからんこともないのですが、しかし大絶賛派の僕としては、「この映画を“嫌い”とか“つまらない”ってぇ連中とは、絶対に友達にはなれない!」と言えてしまうくらいの、熱い思いがあります。


けれどもまぁ、否定派の人の意見も聞いてみようじゃないかと思い、テキトウにネットに転がっている批評(素人さんの)を読んでみたのですが、なんというか僕は、それらに対して根本的なズレを感じたんですよね。例えばとある肯定派の人は、「10代20代に否定派が多く、30代以上はほとんどが肯定派」「すなわち、恋愛経験の多さに比例する」と分析しており。それもまぁわからなくはないのですが、「恋愛経験の多さによる」というと、「これをわからないって? さてはオヌシ、恋愛経験が浅いな?」と、上から目線な感じがします。僕はこの映画をどう受け取るかは、恋愛経験というよりも、恋愛の傾向みたいなものによると思うのです。



【ここから先↓↓↓は、映画の内容がネタバレしまくりなので、鑑賞前の方は読まない方がいいです!!】


僕は、これまでの38年の人生で、それなりの数の女性と付き合い、その全てに別れがあり、今はその元カノたち、誰一人とも繋がっておりません。電話番号やメールアドレスは全て消してしまいましたし、facebook等のSNSでも完全に関係を断ち切っております。


元カノたち全てが、その面で僕と同じ価値観だったわけではないでしょうから、これは、基本的には“僕が”貫いているポリシーです。そしてこれは、今後も確実に変わらない、確固たるものです。

僕のそのポリシーは、恋人がいる時にも丸出しにしているので、別れの際に「友達に戻ろう」と言われたことも、これまでで一度もありません。僕にとっての恋の終わりは、すなわち関係の終わりです。元カノから、しばらくたって連絡をもらい、ヨリを戻したことは何度かありますけどね。



観た方ならばわかりますが、「LA LA LAND」は、きらめく恋のトキメキを主眼に描いているのではなく、むしろ恋の終わりを描いています。そしてそこには、「さようなら」や「別れましょう」といったセリフは、存在していません。しかし、あんなに愛し合っていた主人公の二人、セブとミアは、物語の最後に別れることになる、というか、別れてしまっています。


以前、とある批判的な人が、とあるサイトに「昼の展望台のシーンから先の、二人の物語は描かれず、いきなり5年後にスキップする」「その間に、どういった経緯でミアがセブを捨てたのかを、観客には見せない。そこがダメ」的なことを書いていたのです。僕はそれを読んで、「この人、な〜んにもわかってねぇ〜」と思いました。ミアがセブを捨てた?というのは、フランスに渡ってスターの道を歩み始めたミアが、金持ちイケメンと出会って恋に落ちて〜・・・的な物語を、勝手に想像したのでしょうね。ラストの、寂しそうなセブを見て、振られた男の末路だと捉えたのかもしれません。


あれはどう観ても、あの展望台のシーンで、セブがミアに別れを告げたのです。「別れよう」「さようなら」といった、わかりやすいセリフは発していませんが。一緒にフランスに行くことをイメージした(そう言ってほしかった)ミアに対し、セブの言った「俺はこの街に残る」。これこそが、彼にとっての別れの言葉です。ミアではなく、セブの方から、別れを選んだのです。あのシーンはその前提で観ると、ミアの表情の移り変わりが、本当に切ない! エマ・ストーン、素晴らしい演技をしています!!





そして、展望台での別れからは、彼らは一切の連絡を取っていません。完全に、関係を断ち切ったのです。これは僕の想像ではありますが、間違いないでしょう。二人にとって、愛し合っていた日々が本当に大切だからこそ、お互いに、その記憶を心の奥の奥に、しまいこんだのです。簡単に「久しぶり!」「元気〜?」とかいった連絡が出来るような、気軽な繋がりではないのです。


ではしかし、なぜセブは別れを決意したか?・・なのですが、これまた勝手な決め付けで、僕はこう考えます。「ミアの人生の物語における、自分の出番を理解した」と。彼は、ミアと結婚し一生を共にするのではなく、あくまでミアの成長を支え、ステップアップのきっかけとなる存在、との立場を受け入れたと思うのです。「好きだから、ずっと一緒にいたい」ではないのです。「好きだからこそ、出番が終われば、あえて去ろう」なのです。


僕も、出番を理解し、「好きなのにあえて別れた」経験は何度もありますので、このセブの決断に共感しまくりで、涙が止まらないです! そして極めてタチの悪いこととして、こんな形で別れた元カノのことは、その後もずっと好きでいてしまうんですよ!! ヘタしたら、僕がこれまで結婚できていないのも、長いこと彼女ができずに干上がっちゃっているのも、元凶はここにあるのかもしれません(笑)。


ラストシーン。きっとセブも、新しい彼女とかできなかったんだろうな〜と、僕は勝手に妄想で決めつけて、勝手に共感します。そして、勝手に自分の記憶の中の元カノを思い出して、いろいろと思いを馳せて泣けてしまいます。ほんとヤバいです、この映画。



逆に言うと、この映画を酷評する人は、

・恋人と別れても、友達に戻れるし連絡もする
・思い出を、宝物として心の奥にしまった、そんな相手がいない
・ちゃんと「さようなら」がないと、別れに気付けない
・“好きだけど、あえて別れる”の経験がなく、“別れる=冷めた”である

・・・そんな人たちだと思うわけです。こういうタイプは、たしかに若い世代ほど多いでしょうから、そういう意味では世代間ギャップがあるという分析は、納得できます。




僕は、学生時代に読んだ漫画「ツルモク独身寮」で、初めて恋愛を学んだと思います。あれは男1女2の三角関係でしたが、選ばれなかった方の彼女、ともみちゃんの最後の登場シーン&セリフ「知ってるよ、そんなこと・・・」に、当時ガキながらも僕は、感動してしまいまして。そして、そのシーン以降、ともみちゃんは漫画に一切出て来ない。話題にすらあがらず、完全抹消状態に。そんな潔い別れっぷり、恋の去り際の美学を、僕は「ツルモク」から学んだのです。


僕にとって、セブとはすなわち、ともみちゃんだったのです! この、「ちゃんと去る」感。僕としては、恋愛の傾向というか、恋愛に対する美学、と言ってもよさそうです(あえて、カッコつける)。恋人と別れても友達に戻れちゃう、気軽に連絡をとりあえちゃう者々とは、僕は根本的に美学が違う!!



「LA LA LAND」は、極めて優れた“語りがいのある映画”です!!

こんな感じで、一緒に熱い映画談義をしたいという方がいましたら、僕はYAWPでいつでもウェルカムですよ〜!!




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