2016年1月11日月曜日

今年もリラックスしまくります!


もう11日も経っちゃいましたので、新年あけまして〜は今さら感がありますし、言いません(すみません)。

代わりに今日はせっかくなので、「新成人のみなさん、おめでとうございます!!」と言っちゃいます!




さて2016年のブログ一発目、まずは特に工夫もなく、いつも通りのことを書こうと思います。



【YAWP!来泊ゲスト国籍(4〜12月:計552名)】

 ①アメリカ      74名(+14)
↑②オーストラリア   65 (+18)
↓③日本        58 (+10)
 ④イギリス      55 (+9)
 ⑤カナダ       44 (+7)
 ⑥ニュージーランド  24 (±0)
↑ ドイツ       24 (+3)
 ⑦台湾        23 (+2)
 ⑨フランス      18 (+1)
 ⑩スウェーデン    13 (±0)
↑ スペイン      13 (+1)


【新規ゲスト数(泊数:滞在日数平均:稼働率)の月別まとめ】

4月:22(81 :3.68:22%)
5月:28(132:4.71:35%)
6月:11(60 :5.45:17%)
7月:65(205:3.15:59%)
8月:98(312:3.18:93%)
9月:79(278:3.52:93%)
10月:91(253:2.78:94%)
11月:74(227:3.07:84%)
12月:84(229:2.73:82%)
計:552(1777:3.22:64%)


12月は、11月よりも総泊数はチョロっと多かったのですが、営業日が一日多かった分、稼働率は下回りました。それにしても、相変わらずオーストラリアからのゲストが多いですねぇ。この勢いだと、いずれアメリカを抜くのではないかと予想されます。

1月の今後は、フルの日が一日もない(涙)のですが、逆に極端に少ない日もなく。不思議なことに、見事にまんべんなく、ゲスト数5〜9人の間を毎日彷徨っております。よって平均では、7人くらいになるのかなぁ。あくまで現時点での、予約件数をふまえての話ですけれど。




さてさて、話は変わりますが、先日ネットをふらついていたところ、とあるおもしろいブログを発見し、たいへん興味深いコラム(↓)に遭遇しました。

日本のおもてなしに違和感。45度でお辞儀しながら「わかりかねます」


ニューヨーク在住の、高橋克明さんという方のこのブログ、外国人と日本人との考え方や価値観、感覚の違いについての話を主に発信されているのですが、とにかく納得のいくことばかりで、ムチャクチャおもしろいです!


上記のコラムでは、リンクを開くのが面倒な方のために要約しますと、彼自身の体験談として、

①ニューヨークのCDショップに、態度&言葉遣いのすごく悪い店員がいた。しかし、欲しいCDを伝えると、彼は一生懸命にそれを探してくれた。
②日本のCDショップに、態度も言葉遣いも完璧な店員がいた。しかし、欲しいCDを伝えると、彼女は「申し訳ございません、こちらでわかりかねます」の一言だった。

となります。


これ、僕にとってはまさにドンズバで、「わかる、わかる!」という感じでして。


上記の二人の店員は、タイプとしては(あえて極端にしてしまえば)

①が 態度×、熱意◯
②が 態度◯、熱意×

となると思います。しかしすべてのお店の店員さんがその2タイプに分けられるはずはなく、もちろん

③ 態度×、熱意×
④ 態度◯、熱意◯

のケースも、たくさん存在します。


日本にある商店の、店員さんの接客のレベルが世界一と言ってもいいくらい高いのは、間違いありません。上記の④の割合が、日本ほど高い国は、おそらく他にありません。逆に、上記③の “×・×”。これは海外ではしょっちゅう出くわします。特に旧共産圏の国々では、ほぼすべてのお店の店員さんがそんな感じでして、僕は途中であきらめて一切の期待をやめて一周まわってそれを楽しめるまでになりましたよ・・・。


ですが、日本には①がめったにないかわりに、②が多いのも事実です。僕も最近、とある時計屋さん(都内に数店舗あります)で、とある腕時計を見てみたかったのですが、たまたまその店には在庫がなく。若そうな女性店員さんは、「他の系列店には、まだあると思われます」と言うだけでおしまい。しばらく沈黙して、「・・・・え? 僕が自分で問い合わせるの?」と聞くと、「ネットでも購入できます」。「いや、ネットではなく実物を見てから買いたいんですけど」と言うと、「申しわけございませんが当店には在庫が・・」に後戻り。なんだかガックリで、買う気もすっかり萎えて店を後にしました。


僕は「けしからん!」と言いたいのではありませんよ。「あなた、本気で売る気あるの?」です。向こうからすれば、購入意志の強そうな僕は、おいしい客だったはずなのです。 仮にマニュアルでそうなっているのだとしても、そんなインフレキシブルな仕事っぷりなんて、つまらなくないですか? 日本の商店の店員さんって、「お客さまに失礼のないように」や「マニュアルに沿った、きちんとした接客を」といった意識ばかりが、先行しすぎのような気がします。特に大手の系列店ほど、その傾向が強いと思います。


「接客態度や言葉遣いなんて、なんならどうだっていいから、本気で売ろうとしてよ。気持ちのよい買い物をさせてよ。」


と、僕は思うわけです。上記のケースでは、僕が店員ならば

・速攻で系列店舗に電話をかけまくって、
・在庫が見つかれば、お客さんにその後の都合を尋ね、
・在庫のある店の場所を伝えるなり、店舗店員に至急に持って来させるなり、何時までに用意しますと言って再来の約束をお願いするなり、

とにかくその商品とお客さんとの対面が叶うまでを、完全サポートしますけどね。そして僕が客でしたら、店員さんがそこまでしてくれるのならばと、気持ちよく購入しますよ(実物がよっぽど気に入らなかった場合を除く)。



・・・と、まるで他人事のように書いてしまいましたが、もちろん僕もいっぱしのホステル “店員” です。そして上記の①〜④で言えば、僕は自分で言うのもなんですが、完全に①のタイプです。

僕は、態度も言葉遣いも、確実にレベルが低いです。というか、そのあたりの日本的な “ちゃんとしなきゃスイッチ” は、僕はそもそもONにしていません(スイッチはいちおう、あることはあります)。よって、そういう要素を店員に求める方々からすれば、僕はとても不愉快な存在だと思います。ウチに来るたくさんのゲストの中では、日本人の年配の方に、そういう方が多いように感じます。しかし「すみません」とは、僕は全く思いません。これは単なる、価値観、考え方の違いです。



昨年、安倍総理がアメリカにあるfacebook本社を表敬訪問した際に、対応したCEOのマーク・ザッカーバーグ(まだ31歳!)は、ポケットに手を突っ込んだままでした。これ、日本ではネット上でちょびっとだけザワッ・・となったのですが、僕は「えぇっ、何があかんの?」と、強く思いました。

アメリカでは、ポケットに手を入れて話すことは無礼でもなんでもなく、「私は今、リラックスしてあなたと接していますよ」と伝わり、むしろ好意的に受け取られます。相手に敬意を表して、常にシャキッと対応することが、世界中で単純に好評価を得られるというわけではないのです。相手のリラックス状態こそが喜ばしいという考え方の国も、たくさんあるのです。「なんで日本の店員さんって、あんなにキッチリシャッキリでいつもニコニコしてるの?」と、僕が外国人ゲストから言われることは、実は少なくありません。それを不愉快だという者はさすがにいませんが、「機械みたいで、なんだか気持ち悪い」と言うゲストは、それなりにいます。


というわけで僕は2016年も、いつでもユルユルのリラックス状態で、時には壁に寄りかかったり、ポケットに手を入れたりしながら、いい意味での不真面目さを常に保ち、世界中からやって来る旅人たちを歓迎し続けようと思います。


がんばりま〜す!




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