2016年10月8日土曜日

さぁ、ネクストステップだ!!


12日間の秋休みが終わりました! 基本はノンビリ過ごしていたので、特に語れることはないです(笑)!!

というわけで、いつのまにかの10月。まずは月初めのいつものやつです!!

 

【YAWP!来泊ゲスト国籍 トップ10(2015年4月〜:計1137
)】

 ①アメリカ     187名(+10)

↑②イギリス     128 (+8)
↓③オーストラリア  126 (+4)
 日本       125 (+12)
 ⑤カナダ      102 (+5)
 ⑥ドイツ       54 (+4)
 ⑦台湾        43 (+1)
↑⑧フランス      31 (+2)
↓⑨ニュージーランド  30
 ⑩インドネシア    27 (+1) 
 


【新規ゲスト数(泊数:日数平均:稼働率(キャパ))月別まとめ】

【2015】
4月:22(81 :3.68:22%(12))
5月:28(132:4.71:35%(12)
6月:11(60 :5.45:17%(12)
7月:65(205:3.15:59%(12)
8月:98(312:3.18:93%(12)
9月:79(278:3.52:93%(10)
10月:91(253:2.78:94%(10)
11月:74(227:3.07:84%(10)
12月:84(229:2.73:82%(10)
【2016】
1月:59(198:3.36:73%(10)
2月:55(194:3.53:78%(10)
3月:72(242:3.36:83%(10)
4月:83(275:3.31:85%(12)
5月:100(278:2.78:80%(12)
6月:26(72 :2.77:60%(10)
7月:45(139:3.09:61%(12)
8月:81(247:3.05:66%(12)
9月:64(215:3.36:90%(10)

計:1137(3632:3.19:78%)
※稼働率のみ、直前一年間の平均


8月後半の寂しい入りはどこへやら、9月はなかなか順調でした。総泊数だけを見ると8月より少ないのですが、8月は31日間で、9月は24日間です。何よりも、すごくゲスト数が安定していた印象なので、どんな感じだったのかをまとめてみたところ、やはり8月とは全然違いました。


ゲスト人数【8月】【9月】
  1  :1回  0回
  2  :1回  0回
  3  :3回  0回
  4  :4回  0回
  5  :3回  0回
  6  :3回  4
  7  :0回  5
  8  :1回  3
  9  :2回  3
  10 :0回  ①
  11 :2回  2
  12 :⑥回  5
  13 :4回  1
  14 :1回  0回

( ◯囲みはフル設定 )


8月は、フル&フルオーバー(12人以上)が計11回。しかし、稼働50%以下(6人以下)の日が15回もあったわけです。対して9月は、フル&フルオーバー(10人以上)が計9回。稼働50%以下(5人以下)は、ゼロでした。8月が、どれだけアップダウンが激しかったのかが、よくわかります。

そしてこの表からは、先月はとにかく滞在延長希望者が多かった、というのもわかります。なんせ、フル設定の10人ちょうどになった回数が、1回しかなかったという珍現象!逆にフルオーバーの日が8回もありまして、要は予約が10人フルの日に泊まっていた、延長滞在者の泊数は、合計で15泊もあったわけです。もちろん、フルじゃない日にも延長滞在はありますので、この9月の合計215泊の内、30泊ほどは延泊分だったと思われます。希望者はたしか、8人くらい。最長は、なんと11泊の延長。本当に、ありがたいことです・・・。

フル設定が10人だというのに、それをオーバーした日が8回もあったわけですから、なんだか毎月、僕が律儀に出している“稼働率”の、意味があまり無くなってきましたね。8月の稼働率66%は、キャパ12での計算なので、仮に9月も12として算出すると、75%になります。キャパ10での90%と、キャパ12での75%は、利益は同じだというのにイメージが全然違いますよね。まぁなんにしても、7〜8月に受けたガッカリが、9月はいちおう解消されたわけで、とりあえずはよかったです。



さてさて、ここから全然話は変わります。前回は、ウチがオープンから一年半だ、という内容の記事を書きました。そしてその半年前、3月23日の一周年の記事では、僕は最後にこう書いています。


【僕は、ゲストハウス経営を夢見る方々に対して、今まではその芽を摘んでしまってばかりいたわけなのですが、今後はその夢を叶えるサポート体制も、整えて行きたいと考えているということです】

と。

これは、“ゲストハウスの起業を本気で考えているが、資金はあるけど頼れる人脈がない、イケてる宿のイメージが湧かない、業界の知識や経験がない。今後はそんな方々の、受け皿になれるサポートチームのようなものを結成する”、という意図のものでした。実際に、具体的に数人のメンバーと共に、動き始めておりました。


しかし、それは一旦やめました。理由は、ズバリ言いまして「この業界にはもう、余裕がないから」です。以前は僕には、「日本に魅力的な宿がたくさん増えて、業界全体が盛り上がれば嬉しい」という気持ちがありましたが、もはやそんな時代ではない。これからこの業界に参入しようという方の、起業の手助けだけをする、しかしその方が経営に行き詰まり、破綻してしまう。・・・そんな無責任なことは、僕にはできません。手伝うからには、もちろん成功して欲しいのです。しかし今は、その可能性が、限りなく低いのです。

なんだか諦めちゃったみたいで、我ながら寂しいですけどね。とにかく、これからこの業界に参入する方は、十中八九失敗すると、僕は思っています。宿の質にかかわらず、です。この夏、新規でオープンしたホステル&ゲストハウスは、しっかりとお金をかけた、カッコよく魅力的なところばかりです。スタッフさんたちもがんばっているようで、評判もすごくいいです。しかし僕の知る限りでは、どこも驚くほど成功していません。全く儲かっていません。


しかし今後もオリンピックの前までに、都内にはホステルがガンガン増え続けます。僕はそれなりにアンテナを立てていますので、これからどの企業がどこに、どの規模のものをオープンする予定なのか、ある程度は知っています。特にインパクトが大きいのが、都心の人気街の超一等地(駅前)に、某・超有名企業が立てる、超巨大なタワーホステルです。もちろん僕がかかわっている事業ではないので、ここでは詳細は伏せておきますが。それが完成した暁には、業界全体のシェアを、確実にごっそりと持って行かれます。toco や nui を運営するバックパッカーズジャパンさんも今、都内に巨大なホステルを建設中ですね。彼らは公称済みですので、ここに書いちゃいます。


残念ながら、それが現実です。これから個人で小さなゲストハウスを開業しても、勝ち目は限りなく薄いという環境が、着実に整いつつあります。僕の中でこの業界は、以前は「そろそろヤバいかもなぁ〜」程度の認識だったのが、この半年の間に「こいつぁ確実にヤバい!」に変わってしまったのです。



というわけで、僕は今後はおそらく、自分の宿を生き残らせるのに精一杯です。もはや他の方のゲストハウス起業の、手伝いなんてしている余裕はない。ブッチャケ言うと、僕は今後はオリンピックまでは、オペレーションが回る稼働率50%以上をなんとか維持できさえすればいい、とすら思っています。おそらく、「オリンピックまではがんばろう」と考えている宿オーナーは多いでしょうから、それが終われば撤退が大量発生し、以降はそれなりに安定するでしょう。



ただ、前述の“受け皿チームの結成”は、僕にとっても刺激になる、というか刺激にしたい、そういう要素もあったんですよね。オープンから一年半が経って、運営には完全に慣れきっており、細かく見ればいろいろなゲストが来て紆余曲折ありますが、大きく見れば似たような毎日が続いておりまして。簡潔に、正直に言ってしまうと、「こりゃあ、飽きちゃうなぁ〜」な状況でして。そしてそれはもちろん、今も変わっておりませんでして。


僕は受け身な性格では全くありませんので、思考は常に「なんか面白いことが起きないかな」ではなく「どんな面白いことをしようかな」です。なので、この慣れきった日常を打開するためには、自分で何かをしようと思うのです。



・・・と、かなり回りくどくなりましたが、というわけで僕は今後は、

YAWP! backpackersの日常を綴った、エッセイ漫画を描こうと思います。




・・・はい、宣言しました。


そもそも僕は、絵描きです。プロの漫画家を志し、10〜20代の頃にはずっと描き続けていた者です。ただ、本気で漫画を描くとなると、それはそれで疲れてしまう。僕はどちらかというと、ペン先に魂をブチ込むタイプでしたので、なんというか、本気の漫画では筆圧が強すぎる。そこで、僕のホステルオーナーという立場と、漫画を描くスキル、この二つを掛け合わせる形で、日常のエッセイ漫画をユル〜い感じで描くのがベストだと判断いたしました。


ブッチャケ言うと、これはストレス発散も兼ねます。というか、それが主意かもしれない(笑)。今、僕の環境の何がキツいのかと言うと、レギュラーの話し相手がいないのです。今は僕には、恋人はいません。友人は皆、結婚し、子供がいます。僕は、外国人ゲストとは毎日くだらない会話で盛り上がっていますが、英語ですし、グチったりすることも基本はないですし、ストレス発散的なおしゃべりではなく。要は楽しい会話は毎日していますが、グチりまくってスッキリ出来る、そんな環境が今は、僕の元にはないのです。


なので僕は、漫画を描いてスッキリすることにします(笑)。たまにいる、トラブルメーカーなゲストの滞在中は、これまでは僕はストレスを溜める一方でしたが、今後は「いいネタになるぞコリャ」と思うようにします。ただしもちろん、個人攻撃はしません。トラブルメーカーとはいえ、ちゃんと料金をいただいた正式なゲストなのですから、それが誰か特定できるような形で揶揄するようなことは、絶対にしません。

そして、国籍攻撃もしません。例えば、イギリス人にはこういう人が多い、とかの傾向はある程度は確実に存在しますけどね。これを解禁すれば、ネタは尽きないほど山ほどありますが。しかし、いい気がしない方が多く発生する可能性があるため、これもやりません。


しかし、“欧米人はこうだが、アジア人はこう”的なことは、じゃんじゃんネタにしようと思います。というか、それすら制限してしまうと、ただのお利口さんな爽やか漫画になってしまいます。ネタや切り口も一気に狭まります。なので、「ギリギリこのラインは許して頂戴な、ゲストさんたち!」ということです。僕なりのバランス感覚で、これはギリOKでしょ皆さん? ということです。


ストレス発散を兼ねるといっても、毒をまき散らしたいわけではないです。この仕事の日常を、僕の素直な喜怒哀楽を交えながら、ハッピーなノリで書こうと思っています。ムカついたりガッカリしたりな出来事も、笑いに変えてぶちまけてしまおう、ということです。



しいては、この漫画を機に、ホステル&ゲストハウス文化に興味を持つ日本人がもっと増えればいいな、と僕は思っています(日本語で描くので、基本は日本人向けです)。前述の通り、僕は魅力的な宿を増やす活動を通して、業界の発展に貢献する、という方針はやめました。しかし僕は僕なりに、業界を盛り上げるためにできそうなことは、独りで勝手にやってやろうじゃないか、ということです。あえてカッコつけてみますと(笑)。


とりあえず、月に1話、1話は4ページ、これを3年間継続することを目標にします。4(ページ)×12(ヵ月)×3(年)で、計144ページです。この数字が何を意味するのかは、今は言わないことにします(笑)。初稿は、今月末頃〜11月のどこかになるかと思います。

さぁさぁ、楽しみますよ〜!!



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