2016年12月16日金曜日

キャンペーンを終えたので、総括する!


【2泊すると3泊目が無料!】キャンペーンは、昨日をもって終了いたしました。結論から先に申しますと、前回にもなんとなく書いた通り、“充分に成功した!”と言えると思います。今回は、YAWP!オープン以来初めての戦略的な仕掛けらしい仕掛けなので、ちゃんとデータを残しておこうと思います。



【宿泊者数】

12月 人数  無料泊数 実質人数
1日   5         5
2    5         5
3    7    4    3 
4   (休)
5   (休)
6   (休)
7    3         3
8    4         4
9    10   2    8
10   10   2    8
11   9    6    3
12   11   2    9
13   10   2    8
14   9    4    5
15   8    2    6
    
計    91  −24 = 67
     ↓         ↓
   稼働76%   実質稼働56%


期間の序盤はイマイチな集客でしたが、9日頃からの一週間は、フルかほぼフルの日が続き、賑やかでした。というか、3泊目を無料にしている以上、はじめ(&休み明け)の二日間にゲストが少ないのは当たり前ですよね。4〜6日に休みをとらなければ、もっと好調が続いていたのかもしれません。ちなみに、キャンペーンが終わって初日の今日の、宿泊者数は昨日と同じ、8人です。



【滞在日数と人数(期間内のみカウント)】
        
1泊:8人 
2泊:2人
3泊:14人
4泊:1人 
5泊;3人
6泊:3人

計 :31人  平均泊数 2.94


やはり、ちょうど3泊滞在したゲストが多いですね。3泊目が無料だと設定しているのですから、滞在を2泊にしたゲストは、そりゃ〜ほとんどいません。1泊分、もったいないですからね。

平均泊数は、思ったより長くないですね。1泊のゲストの内、4人はコロンビアから来たグループ(クラブワールドカップを観るため)で、彼らの存在が平均泊数を下げているというのはあります。



【総括】

キャンペーンの告知(11月26日)の時点で、12月前半の予約の入り状況は、11月と同じくらいか、それを下回るものでした。11月の全体稼働率が45%でしたので、それらを踏まえ、このままだと40%か、それ以下になると予想できました。

そこで今回、このような仕掛けをやってみたわけですが、結果は実質稼働率が56%ということで、40%を充分に上回ることができました。個人的には、50%を越えたら成功ということにしようと考えておりましたので、これには大満足です。

そして、こう言っては失礼かもしれませんが、ゲストの質というか、雰囲気というか、に影響があるかもと少々心配していたのですが、それは杞憂に終わりました。これまでの僕の旅人としての経験からこびり付いた感覚として、安すぎる宿にはヤンチャな旅人ばかり、というものがありましたが、そんなことはなかったです。いつもと特に変わらない、穏やかフレンドリーで、ナイスなゲストばかりでした。「安かったからここを選んだ」と言うゲストは、少なからずいましたけどね。一件、極めて自分勝手なゲストとのトラブルがありました(支払い前に好き放題したあげく、それを咎めると怒って出て行った)が、それは忘れます・・・。


12月の後半は、すでにフルの日がチラホラあり、悪くない予約状況なので、稼働は80%を越えそうです。前半が56%で、後半に80%越えすれば、月の全体稼働は70%に届くかもしれません。去年の12月は82%なので、それでもかなり落ちているんですけどね。11月の84%→45%に比べると、はるかにマシです。




・・・ところで、最近このブログで「稼働率が50%を越えないと、赤字です〜」的な記述が多いのを見て、友人の一人から「ていうか、何を基準に“赤字”としているの?」とのツッコミが入りました。そうですね、これは基準がはっきりしていないとわかりにくい話ですよね。まぁ僕は、これまでにも何度か、やんわりと書いているのですが・・・。

僕にとっての赤字か黒字かは、僕の月収が20万円を越えるかどうか、で線を引いています。20万円を越えなければ、赤字ということです。僕は個人事業主ですので、固定給というものは存在せずでして。僕の普段の生活っぷりでは、月収が20万円を下回ると、その月は貯金ができません。僕の住むアパートの家賃や、国民年金や健康保険等は、もちろんそこから出しています。

僕の月収の詳細を言うつもりはありませんが、稼働率等のデータを公表している以上、実は計算するとけっこう簡単に見抜かれてしまうんですよ(笑)。わざわざそんな面倒なことをする人は、いないと思いますが。


まぁ、ザックリとぶっちゃけると、ウチは客単価がだいたい一泊あたり2300円でして。それに月の泊数をかけると、それであっさり宿の月の売上げがわかります。そこにさらに副収入分が加算され、経費等を引けば、上記の通りに“(キャパ10計算で)稼働が50%=僕の月収が20万”になるわけです。キャパ10で50%ですから、ゲストの人数で表すと、一日あたりの平均が5人で、この数字になるということです。ここから稼働が10%上がると、月の泊数は30泊増えるということなので、30×2300で69000。つまり、+10%で僕の収入は、およそ+7万円だということです。

月によって経費に変化はありますし、もちろん休めば休んだ分だけ減りますしで、これはおおよその話なのですが。なので、仮に今月の稼働が70%になるならば、僕の月収は20+7×2で34万円、そこから休んだ三日間の分を引いて、だいたい30万ほどになるわけです。逆に、先月は稼働45%で、同じように計算すると、15万ほどになってしまいます(実際に、そんなもんでした)。

僕の過去の最高月収は、昨年8月。計312泊・稼働100%(キャパ10で計算すると)で、月収はおおよそ55万円だったわけです。一年以上前のことで、あまり憶えておりませんが。



このブログ、最近は「業界がヤバい!」「完全に供給過多!飽和状態!!」等といった、夢のない話ばかりですからね。たまには、こういうブッチャケもいいかと思いまして。しかしあくまでも、この最高月収は、昨年8月の話ですので。今年の僕の収入はガクっと大幅な前年比マイナスでして、なかなかヒドいもんです・・(涙)。月平均で、10万くらいは落ちているんじゃないかなぁ。それに、この数字はあくまで、ウチが持ちビルだからというのもあります。賃貸物件で、家賃に月20万とか吸い取られていたとしたら、この収入では僕は、確実に食えていません。


しかし“少なくとも、一度はいい時代があった”という意味では、僕はギリギリ、悪くない時期に開業したと言えるのかもしれません。




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