2019年2月13日水曜日

助成金の不正受給か? 業界内で、重大な疑惑が浮上!





本当は、次記事の投稿は10日後あたりのつもりでいた(もう、大筋は書き終わっています)のですが、急遽の予定変更です。



いきなりですが、仮に僕が「YAWP! backpackersは、宿泊費を無料にします!」とブチ上げたとします。それを聞いたゲストが、喜んでウチに来ると「たしかに無料だけれど、それは〜会に会員登録してくれた方、のみが対象です」と僕から言われます。

ゲストがしかたなく、その“よくわからない・胡散臭い”会に登録すると、実は僕にはその会から24000円が入金される仕組みになっています。「無料」をエサに客を釣り、その十倍以上の利益を、裏でコッソリとせしめます。


・・・こんなことを僕がやっていたとしたら、そしてそれが公にバレたとしたら、僕はもう宿を潰すしかないです。業界全体に泥を塗ったと自覚し、ゲストはもちろん、業界内の友人たちにも、合わせる顔がない。クドいですが、上記はあくまでも(仮)の話です。僕は100%、こんなチートな行為をしません。ゲストに対して、不誠実極まりない。「宿泊は無料ですが、あなたの会員登録で、ウチには多大な利益があるんですよ〜(´◡`) 」と、ちゃんと説明した上でならばいいのかもしれませんけどね。・・んなわけないッ(笑)!


しかし、こんなことを「実際にしているのでは?」という疑惑が今、とあるゲストハウス企業に持ち上がっています。この企業は、2017年に伊豆大島で開業したのを皮切りに、その後の一年半の間に立て続けにオープンを重ね、現在は日本に4軒、カンボジアに1軒の宿を経営しております。その内の、カンボジアの宿こそがまさに、「宿泊費・無料」を謳っておりまして。

で、実際にその宿の宿泊者から、被害報告が出ているのです。「電子マネーへの会員登録が、条件だった」と。そして、「宿が自分の名義情報を勝手に使い、商品券のようなものを56000円分購入していた」と。

※(僕はtwitterをやっていないので、スクショ画像です)


その旅行商品券(電子マネー通貨)は、伊豆大島(伊豆諸島・小笠原諸島)でのみ使える「しまぽ」という物だそうで。7000円で、10000円分の券が買えるとのことでして。もちろんその差額3000円は、僕らの税金を財源に、政府(東京都)が補填します。

いいですか? 要するに、この宿が、無料で泊まったゲストの名義で購入した56000円分(7000円×8)の券は、伊豆大島では80000円(10000円×8)の価値に変わるのです。そして彼らは伊豆大島に宿を持っていますから、客(無料泊のゲストの名義)が宿泊代としてこの券を使った、と装うことができるのです。56000円を払って80000円分の券を買い、それを客が使ったと偽って、政府にはちゃっかり80000円を請求。差し引き、24000円をせしめる!! 

商品券を、人の名前を勝手に使って安く買い、自分の店で高く使い、差額をゲット! 

この疑惑、これを不正と言わずして、なんと呼べばいいのでしょうか? クドいですが、この24000円の元は、僕らが払った税金ですよ? 宿業界の者々はもちろんながら、これは納税者全員が怒ってもいいレベルの案件です。


表向きは「無料」とアピールしているので、カンボジアの競合宿との集客争いという面においても、チート極まりない。なんという、卑怯なビジネスっぷりだ!!! 今回はたまたまその不正に気付いた宿泊者がいて、彼が告発してくれたことで表に出たわけですが、これまでにもその「会員登録が条件」には、疑問を感じ不快に思った者が多いことでしょう。

ゲストハウス業界のイメージを、失墜させるなよ!!!


告発した競合宿:シティゲストハウスさんに、敬意を表します!

(※追記)こちらのゲストハウスさんは、さらに細かい真相の究明を、証拠付きでされています。ぜひ直接、彼のtwitter→(https://twitter.com/city_guesthouse)をご覧になってください!


いったい彼らは、過去にこの不正スキームによって、どれくらいの不当な利益を得たのでしょうか? 異国の地でズルをすれば、バレないとでも思ったのでしょうか? 僕は「こんな不誠実な宿は、業界の恥。野放しにはできない! 早々に追放させたい!!」と、心の底から思います。なので今回、緊急の告発記事を書いたわけです。このブログは、多くの業界人に読まれていると、自認しておりますので。


ちなみに、この企業の代表取締役は、今週末から都内で開催される「ゲストハウスサミット」で、トークセッションへの登壇が決定している者です。僕は以前に宣言した通りに、サミットには参加しません(すみません!)が、当ブログを読んだ参加者のどなたかに、彼にこの疑惑についての質問をブツけていただけると、その場はますます盛り上がると思います!「従業員が自己判断でやった」と弁明したら、「お前は政治家か!」とツッコんであげてください(笑)!!(※追記:名前が削除されているので、彼の登壇は取りやめになったようです。エンタメ精神に欠けるなぁ〜、柚木くん!笑)


この問題については、僕は今後も注目し、いずれまた成り行きを記事にしたいと思います!!!


堰を切ったように、続々と被害報告が!


(※さらに追記)
無料どころか、【一人につき500円、紹介一団体につき3000円を支援】との記載まで。これは本当に悪質! 行政の厳しい対応を望む!!






【続報】
上記の疑惑はやはり事実であり、東京都が不正受給を公式に発表いたしました! 被害(に、あいかけた)総額90万(300セット×3000円)! 彼らの損失210万(都が300万の支払いを停止したため)!!

https://tcvb.or.jp/jp/news/chiiki_h30shimapo_press.pdf

彼らの刑事責任については、今後は行政の判断となりますので、僕としてはこれ以上、彼らを追いつめるつもりはありません!!




25 件のコメント:

  1. やーっばいですよねぇ。事実だとしたらどう落とし前付ける気ですかね、コレ。
    疑問を呈した方と、疑惑の宿名出して告発したシティゲストハウスさんと、さらに広めてくれるタクロウさんの勇気に、健全なゲストハウス業界を取り戻したい一人として、敬意を表します。

    「地域」「多拠点」とかいうフレーズが、発信者の意図と逆にNGワードとしてどんどん広がってるのはホント皮肉です。サミット、参加しようかな?(笑)

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    1. 僕にも放置と糾弾の線引きはありますが、この問題には放置では治まらない怒りを覚えました!!

      サミットに参加し、その帰りにウチに寄っていただき内容の報告をしてほしいです、ヤシロさん(けっこうマジで笑)!

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    2. 連日満員みたいでしたし、結構な金額が動いてるかもしれないですね。仮に登録100人で240万円ですか・・・。業界全体のダメージはデカイですね。多拠点だけでなくゲストハウスまで叩かれそう。多拠点に投資されてた方は大損ですね。問い合わせの電話も多いようですが、投資家が涙目で電話してるのでしょうか。因みに助成金は都からです。問い合わせ先も東京都です。

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    3. そりゃあ、「無料」と宣伝すれば満員になりますよね。その陰では苦しい思いをしている競合宿がいるわけで、その中には地元カンボジア人が経営する所もあることでしょう。この疑惑が事実だとすれば、今後はいろいろな方面から、石を投げつけられるでしょうね。

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  2. 宿名での無料参加じゃ名前でバレるし、一般参加だと5200円はちょっとアレに払いたくないし、なんて本気で考えちゃいました。
    件の社長さん、肩書に「財務省東京活性化サロンパネラー」なんて記載が。そんな人がこんな詐欺やったのが事実なら、コレもう行政まで巻き込んでの一大事件ですよ。

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    1. バレてもいいじゃないですか(笑)!

      行けば、ネタの宝庫ですよ、きっと!!
      (じゃあお前が行け、とは言わないで・・♡)

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    2. あ、僕はサミットには行きませんが、カンボジアに行くことを決めました! 件の宿に、突撃してやりますよ!! 行く時期は、もちろんまだ未定ですが(笑)

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    3. 詐欺は疑惑の段階ですが、無料宿泊は確かにHP上でうたってるので事実、これではカンボジアのゲストハウスに申し訳立ちませんね。キラキラはせめて日本国内に止めておけよと。
      とは言えマジですか!?行動力凄い!くれぐれもお気を付けくださいませ!

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    4. ライスと追加で私が振り込むから行ってきてください〜。

      糾弾!

      カンボジアでまっとうな商売してる方に申し訳たたないっすよ。
      日本にいる我々が動かないと!

      うちは満員で動けないっす。

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    5. ヤシロさんはオミットとコミットしかディスっていないので、サミットは大丈夫ですよ! 怒られない(笑)!!

      マサさんからの援助をフル活用で、突撃よろしくお願いします!!

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    6. ロッチのビックリマンよりバレバレです(笑)。

      いやご勘弁を。後ろから刺されたくないですもん(笑)
      月曜から新装開店ですし。

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  3. ここまで来たらもう悪質なマネロンですよ。酷すぎる。

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  4. おめでとうございます〜!

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    1. ???

      ありがとうございます〜(よくわからずにっ)!

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    2. あっ、いや、ヤシロさんへ(笑)。
      でもこのブログあっての糾弾もありえます。
      皆様の文才に頭が下がります。

      たぶんタクロウさんが訪問される頃にはオバキューみたいにドロン〜!で無いですよ。

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    3. あ、ウチの新装についてですか。ありがとうございます!
      特に何も変わらず、お客さんの受け入れ方が変わるだけですが(笑)。

      でも登壇中止、しまぽ停止、各種証言と状況証拠が固まりつつあるので、大島の宿もサミットも何かしらコメント出した方が良いと思うんですけどね。

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    4. 説明も無しに削除は酷いですよね。前売り券も散々売っていたでしょうし。
      シティさん此方を見てるそうなので、タクロウさん訪問したら喜ばれると思いますよ。

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    5. もちろん僕がカンボジアに行く際には、宿泊先はシティさんで確定です! Caravanには、突撃取材するだけです(笑)!!

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  5. シティゲストハウスのオーナーです。
    和佐と申します。
    読みました。魂伝わってきます笑。
    ほんとに許せないです。
    表向きは若者の旅人応援とかいいながら、やってることはking of black businessですから。

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    1. コメントをどうも、ありがとうございます!

      和佐さんの追求によって今回、業界内の毒があぶり出されたわけですので、感謝しております!!

      いずれカンボジアでは、お世話になります(時期は未定ですが)!!

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  6. 伊豆大島で宿泊施設で働いている者です、
    現在伊豆大島の施設は全体的に不況で大変ですが
    皆さんいろんな苦労を重ねながら頑張っています
    昨年くらいから彼等は伊豆大島に宿を始めて
    その様子などをSNSなどで発信していました、
    始めて間もないのに ずいぶん派手に人材募集、忘年会やら海外研修、拠点増設などを伝えていたのでゲストハウス経営というのはよっぽど簡単に稼げる商売なんだなと思ってました
    経営者の彼は何年で収益を億にするだのを
    平気でツイートしてたのですが
    それが島で一生懸命やっている人達にどういう感情を起こさせるかという事を全く分かってなかったようです
    正直今回の事は島ではざまぁみろと思っている人はかなり多い筈です、

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    1. そうなんですね・・。彼らは島では、そういう見られ方だったのですね。貴重なお話を、どうもありがとうございます。

      今回の事件は、今現在日本中で乱発生している、助成金を目当てに移住する“地域おこし”系の“なんちゃって起業家”、その問題が根本にあると思います。

      「助成金は金のなる木ではなく、僕らが収めた税金だ」という当たり前のことを、彼らが改めて気付くきっかけになれば、いいと思います。

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    2. あ、今回の件で大島に興味を持ちました(そういう人、けっこういると思います)ので、いずれ訪問させていただこうと思います!

      僕は東京都民のくせに、行ったことがないのです。もちろん商品券は買わずに、正規料金で楽しみます!!

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