2019年3月22日金曜日

溜まったカオスを、一挙出し! ’2019




ん〜・・・すっかり春めいてきましたねぇ。気持ちがいいなぁ。
おっ、東京でも桜が開花しましたか。


おかげさまでYAWP! backpackersは、1・2月に続いて今月も長期泊のゲストが多く、人数の多さの割には忙しくありません。先日はなぜか南米からのゲストばかりだったので、「野球にでも行くかい?」と誘ってみたところ乗って来ましたので、皆でシアトル・マリナーズvs読売ジャイアンツを観に、東京ドームに行ってきました。イチロー、超カッコよかったです。最後に見れてよかった・・・。



さてさて。今年も無事にローシーズンを乗り越えたことを記念して(?)、今回はだいぶ前から「いずれ書く」と宣言していた、“この一年間に宿で起きた、トラブル”のまとめをします。昨年も2月末に、同内容の記事を書きました。なので本当はこちらも2月中にUPする予定だったのですが(一ヵ月ほど前に“次記事を書き終えている”としていたのは、これです)、先月はいろいろありましたからねぇ。

実は僕はこれを、定番にする思惑です。1月:映画総括、3月:トラブル総括、という感じで。ついでに、5月:ファッション、7月:サッカー、11月:インテリア、、と、これら僕の趣味絡みも毎年恒例の記事にしようかな、と考えております。9月にも何かできないかと、検討中です。このブログはスタートしてから5年弱になりますが、閉宿までのあと10年間は、続けるつもりですのでね。


実は、僕が過去に書いたトラブル報告関連の記事は、特に業界内でのウケがいいんですよ(笑)。他の宿でも似たような事例が、似たような頻度で発生しているはずですから、そこには「お互い、大変ですねぇ〜」という共感と、ストレス発散のような感覚があるのでしょう。 

(※ここから昨年のコピペ)
なお、僕はこのブログには「こんなヒドいゲストがいて、こんなヒドい目にあった」といった内容の記述は基本、書かないようにしております。僕が過去にそういった記事を書いたのは、迷惑なゲストにムチャクチャなことをされて、さらに僕がそれを注意した仕返しに、ブッキングサイトのレビュー等にクソミソに書かれたりヒドい採点を付けられたりしたケース、のみです。過去記事を読んでいただければ、わかると思います。

僕は、ちゃんと対価をいただいていますし、いちおうプロですからね。宿内で起きたトラブルは、僕から公に発信することはありません。相手に先に発信された場合、極端に言うとケンカを売られた場合にのみ、僕は反論に近い形でこのような記事を書くことがある、ということです。
(コピペ、了)

YAWP! は小さなゲストハウスですし、僕は博愛のキャラでもないので、“こんな迷惑者は、ウチに来ないでオクレ”と、はっきり言い切りたいのです。万人に愛される宿を僕は目指しておらず、こういうネタを笑ってくれる“ちゃんとした人”にだけ、来てほしいですねぇ。「悪く書かれたレビューに対して、反省ではなく反論するとは、なんて奴だ!」とか言って、キラキラ連中は僕に憤るかもしれません(笑)が、そんなのは完全無視してガンガン行きますよ〜!!




【ケース①】なんでも独占で、シェア精神ゼロ。「おメェに食わせるパンはねぇ!」


カップルのゲストでしたが、夜12時までには来ず。てっきりノーショウかと思いきや、深夜1時頃に現れまして。チェックイン・リミットを過ぎ、遅れる旨の連絡もなかったとはいえ、さすがに深夜に外に放り出すわけにもいかないので、受け入れることに。

イン後、「昼から何も食べておらず腹が減ってる」とのことで、もうリビングを閉めていたがパンを食べることを了承。そのパンは、僕が翌日の朝食にと、全ゲストに向けて準備済みだったシェア用の物です。

しかし彼らは、2時過ぎまで1時間以上も、なにやらモグモグ・ガチャガチャやっている。なんなんだ?と見に行ったら、パン(2パック12枚)を全部トーストして、サンドイッチのような物を作っている。

僕が「それ、明日のみんなの朝食なんだけど・・」と言うと、「無料で食べていいって、アンタさっき説明したでしょ?」と。その根拠で全てを独占、作ったサンドイッチは明日食べるそうで。もちろんパンだけでなく、シェア用のお菓子や飲み物等も、全て食べ飲みまくり。さらにはそれらを勝手に攫って行き、キープまで。トイレットペーパー等も、平気でロールごとパクる。一言でいうと、とにかくセコい!!!

彼らは朝イチで出かけるタイプだったので、他のゲストが起きた頃には飲食物は全て空の状態になっており。そして他のゲストから僕に「シェア用のパンとか、いつもないんだけど・・・」との苦情が発生。僕はさすがにウンザリして、彼らがいる時間にはパン等を少ししか置かない(&いなくなったら、たくさん置く)という対策を。すると、その状況に腹を立てた彼らは、なんと僕に「フリーの飲食物が少なすぎる。もっと買って来い!」と命令。さらには「サービスが悪いと、レビューに書いてやるからな!」と。僕は気が強いので「“サービス”の意味を、履き違えるな。文句があるなら宿を替えれば?」「レビュー? どうぞご自由に」と返しましたが、この流れはもはや、アメリカンジョークですね(笑)。

う〜ん、だいぶ前の出来事ですが、今思い出してもムカつきます。セコいゲストはたまにいますが、その一点においては確実に過去最強でした。「パンや飲み物を無料で提供する」と予約サイトに書いている以上、“それを狙った超セコい奴”のトラブルは起こりうるわけで、まぁしかたないです・・。




【ケース②】偏りまくった思想と、差別。ただただ、不愉快!!


このケースのみ、相手の国籍を書かないとわからない話なのであえて書きますが。中国人のゲストです。念のために言っておきますが、ウチに来た中国人ゲストで、トラブルを起こされたケースは過去に彼だけですよ。彼以外はみんな、穏やかないい人です。

すごくオシャベリ好きで、僕にガンガン話しかけてきた彼ですが、何かのきっかけで台湾の話題になりまして。すると彼は急に変なスイッチが入り、「台湾人は滅びるべきだ!」「中国政府は、台湾に戦争をしかけるべきだ!」と憤慨ヒートアップ。僕は驚き、「こりゃ面倒なゲストが来ちゃったな・・」と呆れまして。

中国-台湾間の政治的な問題は、僕なりに思う所はありますが、かといって当事者たちと積極的に意見を交換する気はなく。言わば「触ったら火傷する」案件なので、僕はひたすら彼の怒りの受け皿に。しかし、あまりにも一方的に偏った思想の押しつけだったので、僕は同意を一切せず、「君の言い分は君の言い分として理解するけど、もっといろいろな人の意見を聞いた方がいいと思うよ」と、それだけを伝え。

しかし、それが気に食わなかったんでしょうねぇ。彼は、ウチによこして来たバッドレビューに、中国と台湾の関係性の話を書いてきましたよ。宿へのレビューに、国際政治問題についてを書く男
(爆笑)!!

彼はそれ以外にも、とある病気の患者のホスピスがどこにあるのかを僕に聞いて来て、なぜそんなことを聞くのかと返すと、ウィルスがどうのこうのと・・・(これにはさすがに僕も怒りました)。本人に悪気は全くないようでしたが、言うならば“ナチュラル・レイシスト”な、不愉快極まりないゲストでした。




【ケース③】僕がゲストを監視している? もはや恐怖の、被害妄想と虚言。


朝10時、僕が宿に顔を出すと滞在中のゲストから「早朝7時頃に三人組のゲストが来た」「今はスーパーに買い物に行ってる」と言われ。少し経って彼女らが帰って来て、チェックイン時間の11時より前だがまぁいいだろうと、インの手続きを進め。そして彼女らの荷物をベッドルームに運ぼうとした所、あれ? 荷物がどこにもない。

聞くと、「ベッドルームにもう置いた」と。行くとたしかに置いてあり、というかベッド(もちろんメイク前)もすでに使っている。つまり、7時に来て勝手に部屋に入り勝手にベッドを決めて勝手に休んでいた、ということで。

7時に来た彼女らに気付き、玄関を開け、ベッドルームに案内したのは上記の滞在中ゲストでして。どちらもNG行動なため、「親切のつもりでやったのかもしれないが、宿にとっては迷惑だ」と注意し。すると彼は「たしかに部屋へ案内はしたけど、ベッドを使っていいとは言っていない」と。それを受け、三人にも「勝手にベッドを使っちゃアカン」と注意。しかし三人の内の一人は不満そうにフテくされながらスマホを弄り続け、全く聞いていなかったので、それも注意。「コラッ!」って感じではないですよ。かなり柔めです。

これでもって、僕としてはこのトラブルは終了し、気持ちはリセットで。以降は彼女らに対しての対応は通常通りに。僕は、一件のトラブルをずっと根に持つようなタイプではないです。この件は、腹が立つレベルでもなかったですし。

しかし、彼女らのアウト後、メチャクチャなバッドレビューを書かれてビックリ。まず、トラブルの件は「ベッドルームに案内した奴らが悪い」。僕がした注意には「何も悪くない私たちに対して、すごく高圧的な態度で、無礼だった」。さらには宿泊者名簿絡みのやりとりで、僕が「もっとちゃんと書いて」と言ったことに対して「私たちを嘘つきだと疑ってかかった」。僕が深夜1時まで受付で仕事をしていた(僕は毎日1〜2時頃まではいます)ことにも、「私たちを監視していた」。

そんな被害妄想の羅列だけではなく、しまいには「オーナーは自分の非を認め、私たちに謝罪した」との虚言まで追加(なんで俺が謝るんだよッ!)。しかも「私たちがこの宿でどんなヒドい目にあったか、皆さんに伝えたい。これらは完璧に、真実の話よ! 他の者々のレビューは嘘よ! 騙されないで!!」と、わざわざ念押しアピールまでしている・・・。

これには僕は、怒りではなく唖然・・・でして。この、強烈な被害妄想&虚言っぷりとリベンジの怨念に、なんだか背筋が震える恐怖感を覚えました。彼女らは10代の若者たちでしたが、これが彼女らのスタンダードならば、僕はその国の未来が心配です(笑)。

ウチが過去に受けた数百件のレビューは、90%以上が良いものなのですが、「それらに騙されないで!」ですか。ハァ・・・。君たち、その必死のアピールの甲斐なく、ウチの最近の集客は絶好調ですよ。残念でしたね(皮肉たっぷりに)。




【ケース④】口を開けば宗教の話か、日本人への文句。Youは何しに日本に来たの?


三週間、超・長期泊予定の、中年男性のゲストでしたが、航空トラブルで初日は到着できず。その旨は当日に連絡をいただき僕は了承しましたが、いきなりウチに“滞在中の評価”が入り、最低評価&「飛行機が遅れ、一日損した」とのコメント。この時点で僕は、「ヤベェ・・とんでもないゲストが来る」と戦々恐々に(笑)。これから初めて会う者(僕)に対して、事前にわけわからん悪評価を投げておくという人間性が、理解不能でして。

翌日、彼は無事にチェックインしましたが、その際にもなぜか飛行機のことで僕に怒っており・・・。さらには、頑なに「アメリカドルで支払う」と言って譲らない(彼はアメリカ人ではないのですが)。「お前が銀行に行って両替すればいいだろ」と、自分勝手を押し付けて来る。

他のゲストたちに対しても終始そんな感じで、シンプルにいうと“超・面倒くさい”。さらには、スキあらば宗教的な話をする。神が宇宙がどうのこうのと、話し出したら止まらない。他者の意見や話を聞く気は毛頭なく、奇妙な独演会を一方的にするので、他のゲストはだんまりで。そんなのは退屈だしイラつくしで、皆もちろんベッドに逃げますし、彼に関する苦情は過去最多と言える数、もらいました。

それに輪をかけて僕が腹が立ったのは、彼は毎日出かけて帰って来ては、その都度いちいち「ここが気に食わない」と、日本人や日本文化に対しての文句を言う。合気道(母国で習っているのだそうで)の道場に行ったら、道場主から正座での見学を命じられたとのことで、ブチ切れて帰ってきたり。そんなの、当たり前じゃん! どんだけ日本にディス・リスペクトなのよ!!

しまいには、「俺は◯◯人だぞ、お前ら日本人は俺を尊重しろ!」「日本人はアスホール(ケツの穴)だ!」とまで言い放ちましたからね。重なる苦情と、この無礼極まる態度に、僕の我慢も限界を越えましたので、キックアウトしました。




以上、ウチでこの一年以内に起きた、トラブルケース4件の報告でした!


というか思うのですが、虚言癖のある人ほど、他者に対して「あいつは嘘つき」とか言いたがる傾向がありますよね。③のレビューに“嘘”というワードがたくさんあるのは、そういうことなのでしょう。そして④のケースのように、自身にリスペクト精神がない者ほど、他者に対して「無礼だろ、お前!」となりますよね。さらには実は、②の彼も僕のことを「中国人の考えを理解しようとせず、差別的だ」とか評して来ておりまして。おいおいおい・・・。

彼らには、共通点がありますね。“自分こそがそうなのだ“”という事実に全く気付けない、もしくは自身のその負の面を必死に覆い隠そうとしている、という。う〜ん、こうなってはダメですね。別に、「鏡の法則」的な心理学の話をしたいわけでもないのですが(笑)。僕は心に余裕を持ち、客観的に自分を見て、「お前に言われたくねぇわ」と返されない人間になりたいです。



このブログを読む皆さんにはご理解いただけていると思いますが、僕は基本的には隠し事や、本音←→建前の切り替えのない、ド直球でバカ正直な性格です。1の出来事を10にする(大げさに言う)のはまだアリだと考えますし、僕もたまにやります(笑)が、ゼロを1にする(起きていないことをあったことにする)嘘つき連中のことは、本当に嫌いです。また僕は、“年齢や立場、国籍の違いに意味なんてない”という価値観ですので、一部の者々から「無礼者!」と見られることはまま、あるのですがその分、差別的なマインドは皆無ですし、僕なりに“人としての”最低限のリスペクトは、誰に対しても持ち合わせているつもりです。


ちなみに、この4件以外にもあと2件ほど、この一年以内のトラブルとしてすぐに思い出せる案件があるのですが、“向こうからバッドレビューを頂戴しない限り、僕からは出さない”のポリシーの通りに、ここには書きません。

というわけで今年度は、ウチで起きた大きなトラブルは計6件(ここに書いた4件+書かない2件)で、人数で言うと、10人。僕が一年間にウェルカムした合計はおよそ800人ですから、割合で言うと1%強。逆に言うと99%は“いいゲストさん”だったわけで、そう考えるとまぁ、“トラブルは決して多くない”と評価できるかもしれません。とはいえ、例年よりも数が少なかった分、一件一件の迷惑の重みは増している気がしますが。



これら、迷惑ゲストのほぼ全員は、Hostelworldからの予約でした。前回にお伝えした通り、YAWP!は先日、Hostelworldとの契約を解除いたしましたので、ここ最近は素晴らしいゲストさんしか来泊せず、いたって平和です。特に、Airbnbからのゲストは相変わらず、迷惑者が全くいません。チェックイン時間外の、変な時間に来るゲストもいません。Airbnb、サイコーーーッ!!! Hostelworldとの契約解除が、「今後はもう、迷惑ゲストの問題に悩まされないで済みそうだ〜」という安堵感に、完全に繋がっております!!


YAWP! backpackersは明日、3月23日で4周年です! この、“迷惑客なしの毎日”をできるだけ継続し、来年3月の報告では、「今年度はトラブルが一件もありませんでした!」と言ってみたいですねぇ。まぁ、さすがにそれはムリか・・・。





7 件のコメント:

  1. Hostelworldダメなんですね。あちこちで悪評を聞きます。

    私の宿をやりたい病(笑が酷かった数年前、OTAの比較みたいな記事で『Hostelworldはホステルやゲストハウスの利用に慣れてる人が使うから勘違い客(ホテルとホステルの違いがわからず過剰なサービスを要求してくる等)が少なくてとても良い!』とか書かれてる記事を見かけ、それを今の今まで信じていたので昨今の酷評に驚いていたりします。

    送客が少なくなった上に客の質まで悪いとなるともう切るしか無くなりますね。HostelworldのYAWP! backpackersのページが好きだったので、ちょっと残念です。

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    1. Hostelworldは、たしかに“ホテルと勘違い系”はいないのですが、若くていい加減なゲストが多すぎるんですよ。宿のルールは、確実に読んでおらず従う気もない。特にチェックイン時間を守らない率の高さには、辟易します。

      記事のトラブル6件の内の5件は、早朝や深夜の、変な時間に来ています。イン時間を守る気の全くない連中には、その時点で要警戒のスイッチが入りますね。

      「俺は朝8時に来た。3時間も待たせやがって!」とキレ出すゲストがいるくらいですからね。参っちゃいます・・・。

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  2. あるある、お疲れ様です。
    私も今朝、パブリックスペースの電気ポッドを手にお持ちのゲスト様、それはーーーー!

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  3. 4周年おめでとうございます〜!
    日程が合えば予約できたら必ず伺います。

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    1. ありがとうございます!
      今日は滞在ゲストたちと、みんなで飲み&カラオケします!!

      いつでもお持ちしておりますよ〜

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    2. それが楽しみのお一つですね〜。

      若い海外の女の子でも尾崎の歌歌ったりしてカラオケっておもろいです。

      と言うかよく知ってるね〜。

      あと母国語の歌が入っている場合、それ歌ってもらうと異次元状態(笑)。

      英語の歌、だいたいみんな舌使いが上手くないですか?

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    3. 最近は邦楽でも、歌詞の上にアルファベットを表示できる歌が増えて来たので、それを利用して外国人はアニメソングとかを歌っていますね。

      とはいえ90%は洋楽で、ボンジョビとかクイーンとか、ベタで古めな選曲が多いですね。僕もゲストと一緒のときは、洋楽のみです。

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