2020年3月20日金曜日

帰国すると、そこは違う日本だった・・・




約40日ぶりのブログ! お久しぶりです!!


まずは、月初め(もう20日ですが・・)の、いつものやつです!


【YAWP!来泊ゲスト国籍 トップ10(2015年4月〜:計3239)】

 
日本       544名(+7) 
 アメリカ     496 (+2)
 イギリス     275
 ④オーストラリア  252 (+2)
 カナダ      236 (+2)
 ドイツ      151
 ⑦フランス     131
 ⑧韓国        95 (+1)
 ⑨タイ        93
 ⑩台湾        81



【新規ゲスト数(泊数:日数平均:稼働率(キャパ))月別まとめ】

2015】
4月:22( 81:3.68:22%(12))
5月:28(132:4.71:35%(12)
6月:11( 60:5.45:17%(12)
7月:65(205:3.15:59%(12)
8月:98(312:3.18:93%(12)
9月:79(278:3.52:93%(10)
10月:91(253:2.78:94%(10)
11月:74(227:3.07:84%(10)
12月:84(229:2.73:82%(10)
【2016】
1月:59(198:3.36:73%(10)
2月:55(194:3.53:78%(10)
3月:72(242:3.36:83%(10)
4月:83(275:3.31:85%(12)
5月:100(278:2.78:80%(12)
6月:26( 72:2.77:60%(10)
7月:45(139:3.09:61%(12)
8月:81(247:3.05:66%(12)
9月:64(215:3.36:90%(10))
10月:56(152:2.71:61%(10)
11月:42(112:2.67:45%(10)
12月:68(191:2.81:68%(10)
【2017
1月:50(190:3.80:79%(10)
2月:22( 81:3.68:58%(10)
3月:55(151:2.75:97%(12))
4月:75(238:3.17:79%(12)
5月:61(185:3.03:57%(12)
6月:19(126:6.63:84%(10)
7月:54(186:3.44:55%(12)

※以降、キャパは12で完全固定とし、()内は名目稼働率に変更。

8月:66(234:3.55:75%(75%)
9月:39(149:3.82:54%(54%)
10月:67(230:3.43:74%(93%)
11月:50(151:3.02:52%(65%)
12月:52(167:3.21:57%(63%)
【2018
1月:41(132:3.22:46%(57%)
2月:42(129:3.07:45%(62%)
3月:58(143:2.47:60%(60%))
4月:73(240:3.29:80%(85%)
5月:74(270:3.65:73%(91%)
6月:39(122:3.13:73%(90%)
7月:51(189:3.71:79%(85%)
8月:78(295:3.78:95%(95%)
9月:68(206:3.03:78%(97%)
10月:63(222:3.52:69%(85%)
11月:75(200:2.67:67%(78%)
12月:56(202:3.61:77%(85%)
【2019
1月:43(204:4.74:68%(84%)
2月:48(195:4.06:71%(79%)
3月:49(241:4.92:84%(88%))
4月:76(253:3.33:92%(97%)
5月:54(270:5.00:73%(83%)
6月:19(109:5.74:61%(77%)
7月:60(213:3.55:66%(82%)
8月:43(173:4.02:58%(62%)
9月:39(158:4.05:60%(73%)
10月:51(184:3.61:57%(70%)
11月:46(179:3.89:60%(72%)
12月:36(149:4.14:52%(57%)
【2020
1月:27(126:4.67:44%(54%)
2月:17(104:6.12:58%(73%)
          
計:3239(11088:3.42:64%(74%)※)

※稼働率のみ、直前一年間の平均

名目実績(泊数:日数平均:稼働率)131:7.71:73%



実質稼動58%! 名目では73%!

「・・え、ご時世にマジで?」と驚かれた方がいるかもしれませんが、これは、僕が長期休みに入る前の2月15日までの実績です。これでも例年に比べれば厳しかったのですが、それからのたったの一ヶ月間で、YAWP! backpackersも当然のように、経営が成り立たないレベルにまで落ち込んでいます。ありがたいことにゲストがゼロの日は発生しておりませんが、毎日1〜3人です。よって今月の稼働率は、10%台になることでしょう。過去最低は44%でしたが、いきなりの大幅な記録更新になることが確実です。

ちなみに先月は、YAWP!史上初の“はっきりとした値下げ”(通常は一泊1667円でミニマム3泊だが、ミニマム制限を解除)を断行し、1〜2泊のゲストが増えるかなぁと予想していたのですが、なぜだか長期泊だらけでして。泊数平均はなんと、7.71!! リピーターさん(新規ゲストとしてはカウントしない)が数人いたせいもありますが、仕掛けとは真逆の効果が出るというのは、不思議なもんですね。



さてさて。

話が変わるようで変わりませんが、僕は一ヶ月間、宿を閉め、その内の三週間は東南アジアへ旅に出て、最高に楽しい日々でした。しかし今回の記事は、その楽しい旅の思い出の報告ではありません。簡単に言うと「それどころじゃない!」からです。

2月の中旬までは、コロナウィルスの問題は発生してはいたものの、僕の中にも世間にも、たいして危機感がなかったのですよ。旅に出る直前に、とあるご近所さんとのやりとりで、

近「タクローさんの宿って中国人も来ているんですか?」
僕「いぇ、ほとんど来ませんよ(実際に普段から少ない)」
近「来たらどうするんですか?」
僕「もちろん普通にウェルカムしますよ」
近「えぇ!? それは無責任でしょう!!」

みたいなのが一度あり、僕は腹を立てたのですが。「日本政府が受け入れた渡航者を、宿が断る権利はないだろうが!」「文句があるなら政府に言えよ!」と(内心で)。しかしコロナ問題絡みでガッカリしたのは、その一件くらいでして。


それから一ヶ月、いろいろあったけどどうにか無事に日本に帰国した僕は、「なんだか日本中がそんなピリピリとした雰囲気になっている・・」と感じました。とある行きつけの飲み屋では、顔見知りの常連客さんから

常「あら久しぶりだね」
僕「しばらく海外に行ってたんですよ〜」
常「えっ・・・マジで・・? 大丈夫なの!?」
僕「東南アジアですよ。日本より感染は少ない」
常「いやでも、二週間は・・(ゴニョゴニョ)」

と言われたり。そのいまいち聞き取れなかったゴニョゴニョの中身は、どう考えても「家から出ちゃダメでしょ」とか、そういうのでしょう。他にも、約束していた友人とのサシ飲みが二件とも、「嫁が心配している」とかで消滅したり。しばらく海外にいたというだけで、帰国して早々、まるで病原菌のような扱いを受けております(涙)!! なんなんだよ、このネガティブムードっぷりは!!!

正直な話、僕は帰国後に、溜まった受信メールを開き(僕は旅の間はネットをしません)、そこがキャンセル連絡のお祭り状態だったことよりも、日本が急にそんな変な雰囲気になっていたことの方に、ガッカリしました。なんだか世界が変わってしまったように見えたというか、僕独りだけ蚊帳の外状態というか・・・


僕は超ポジティブな性格なので、ウィルス問題ごときには心の底から「どうってことねぇよ!!」なのです。逆に、こんなものに振り回され、ここまでナーバスになってしまう社会の方を、病的だと感じてしまいます。とはいえ今や世界中がパニック状態ですから、僕のこのスタンスは、相当にマイノリティサイドなのでしょうけどね。

人々がナーバスになりすぎて、株価の暴落が史上最大レベルの、とんでもないことになっております。世界経済のダメージの方が、間違いなく大・大・大問題です!「ワクチンがないのが不安」とか言う人がいるけれど、インフルエンザにはワクチンがあるのに、毎年100倍以上の死者を出しているんですよ! どう考えたって、そっちの方が、はるかに恐ろしいじゃないか!!


僕はウィルスが脅威だとは全く考えていませんので、生活は完全に普段通りで、マスクすらしておりません。仮に中国やイタリアからゲストが来たとしても、もちろんこれまでと変わらずに気持ちよく迎え入れます。とはいえ、「ウィルス、ヤバい!」の世論に対しては、なんというかダークマターのような得体の知れない巨大漆黒なイメージで、「こりゃ〜抗いようがないな・・」と諦めております。こんなブログを書いたところで、社会の病的な怯えは全く解消されないでしょう。なので、一人で勝手に「どうってことねぇよ!」主義を貫いております。先日、とある宿の主が「ゲストが咳をしている。ヤバい・・・」的なツイートをしており、僕はなんだか残念に思いましたが。それはゲストにすごく失礼ですし、“咳に怯える”程度の覚悟なら、騒動が落ち着くまでしばらく宿を閉めていなさいよ!!



今回のウィルスの問題で、観光業界は甚大なるダメージを受け、多くの宿が存亡の危機にあると思います。その上で、京都のスズキゲストハウスさんや、ひつじ庵さんが、次の仕掛けを考えて積極的に実行に移していたり、奈良の遊山さんや岐阜羽島心音さんは、融資についてを細かく報告してくれていたり。この機会にと、いつも以上にDIYに励む伊勢の紬舎さんなんかも、ステキだと思います。皆さん、ポジティブでいいですね。こういう宿主さんたちのことは、僕は大好きです。

その一方で、「クラウドファンディングで寄付を募る」といった策で、この苦境を乗り切ろうとしている宿々もあります。僕は元から大のクラファン嫌いですし(このブログでも何度もディスっています)、特に今は「苦しんでいるのは、皆も同じ」の念が強いので、それらの企画には正直「おいおい、マジかよ」と思いましたが。まぁ皆さん、そんな余裕すらないくらいに厳しいのでしょうね。

彼らの活動自体を、否定や非難をする気は全くありませんが。ただ、ゲストハウスファンの中には、「好きな宿が寄付クラファンに参加していてショック」といった、反応をしている方もいます。僕がアンチだから言うわけではないですが、安易なクラファンは、デメリットも大きいですよ。参加宿の皆さんは、それは知っておいた方がいいと思います。



前述のようにYAWP! backpackersは稼動が10%ほどに落ち込み、この状況がいつまで続くのかもわかりません。しかし僕は、大丈夫です。キャラクター的に、ガンガン攻めまくりの経営スタイルだと思われているかもしれませんが、僕はなにげに、イタリア代表ばりにディフェンシブなのですよ。“定期的・副収入有り”の、カテナチオ経営(笑)!!

最低でも、あと半年はもちます。仮にオリンピックが中止や延期になり、このまま稼動10%台が続いたとしたら、9月頃に閉宿、もしくは追加の融資申し込みの検討に入ろうと思います! それまでは、変わらずポジティブに、ノーテンキに楽しく宿の運営を続けます!!!


これまでの人生もなんとかなったし、今回だって、なんとかなるさ!!

日本全国のゲストハウス宿主の皆さん、共にしぶとく、がんばりましょう!!!




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