2021年9月11日土曜日

陰謀論ではなく、ただ、真実を知りたいだけだ。





2001年9月11日。

世界中の人々を震撼させた、あの、同時多発テロが起きました。今日は、あれからちょうど20年。僕のこれまでの人生においては、あの事件がおおよそ中間の折り返し地点の頃合いとなります。ある意味では、僕の中に「世界で何が起きているのか、この眼で直接見るべきだ」という目覚めを引き起こし、実際に僕が世界一周の旅に出ることになった、要因の一つであったと思います。


それに連なり、先日、たいへん興味深いニュースが。20周年の追悼式典の開催にあたり、遺族会が「政府が機密情報を開示しない限りは、バイデン大統領の式典への出席を拒否する」との声明を発表。それを受けてバイデンは、関連文書の機密解除を検討するよう、司法省などの連邦機関に指示した、とのこと。

このニュースを読んで、僕はてっきり式典当日(9月11日の今日)の前までに開示を実行するのかと思っておりましたが、なんだい、「今後六ヶ月のうちに」かよ。しかも、あくまで解除を“検討する”のかよ(笑)。今後の半年の間に、ギリギリ出してもよさそうな情報をチマチマとピックアップし、最終的には黒塗りだらけな状態で申し訳程度に公開する感じですかね?

事件の当時は共和党(ブッシュ)政権で、一方でバイデンは民主党ですから、関係性としては相反するわけで、ブッシュにとって都合の悪い情報でも出しやすい素地はありますけどね。おそらく、ムリでしょう。なぜならばこれは、国内のイデオロギー対立を超越した、“アメリカが世界中を敵に回す可能性のある”ヤバ過ぎる案件だからです。


僕はこのブログ記事で、「あれはアメリカの自作自演だ!」というような、陰謀論を語りたいのではありません。その一方で、“アルカイダが起こしたテロ事件”だとも、全く捉えておりません。「悪いのは◯だ!」「いや、△だ!!」・・というような単純な話ではなく、いろいろな国や組織の思惑が複雑に入り組んだ、すさまじいスケールで壮大に“作られたもの”という認識です。なんならば、「日本政府はどこまで事前認知、関与していたのか?」という目線すらある程です。


ちなみに僕は、2001年の当時は大学生で、あの日のあの時には家で独り、普通にTV(テレ東のロンブーの番組)を見ておりましたが、それがいきなり緊急ニュースに変わり、事件を知って凄まじい衝撃を受けたのを、今でも鮮明に覚えております。全局で緊急ニュースは続き、僕はそのまま寝ずに、翌日の昼過ぎまでそれを見続けました。衝撃が強過ぎて、眠れなくなったのです。なんだか急に強烈な不安感にも襲われ、ド深夜に実家に電話をかけ、アメリカの親戚の安否を確認したりもしました。あの日ばかりは両親も寝ておらず、変なテンションでしたね。

さて、事件の勃発を知り、ずっと起き続けた・・・その朝、僕としては2機の航空機の突撃よりも、衝撃を受けたニュースがありました。なんと! 崩壊した2棟のビル(WTC1号棟、2号棟)から、少し離れた場所にある47階建てのビル(WTC7号棟)が、いきなり完全崩壊したとのこと。こちらには、激しい損傷は特にはなかったというのに。

「・・・は? な、、なにそれ・・・・?」

と、しばらくの間キョトン状態になったことを、僕はこれまた鮮明に覚えております。航空機が突撃した2棟のビルの崩壊を見た時点では、僕はピュア度100%で「とんでもないことだ!悪魔の所行か!」と思ったんですよ。その後にブッシュが「アメリカはテロには屈しない」と演説した時にも、純粋に「テロは許せない!」と憤ったんですよ。それがあの、7号棟の崩壊のニュース映像を見た瞬間、「・・・これは変だ。何かがおかしい」という違和感のモヤモヤに、あっという間に脳内が支配されました。

あの2棟のビルが跡形も無く崩れ去った、およそ7時間後に、全く関係のない(隣接すらしていない)1棟の巨大ビルがいきなり崩壊したことを知っている(覚えている)者が、日本にはどれくらいいるのでしょうかね? 陰謀論がどうこうとあざけ笑う人の中には、たまに「そんなの都市伝説でしょ」的なことを言う人がいますが、そんな奴は無知&バカ過ぎて話にならない。明確な事実と、推論や意見とを、ごっちゃにしてはいけません。7号棟が崩壊したことは、紛れもなく実際に起きた出来事で、これはアメリカ政府もはっきりと認めております(というか、否定できるはずがない)。

さらには、イギリスのBBCの報道番組で起きた、“7号棟の崩壊が起きる10分以上前に「崩壊しました」との速報を流す”という、「予知能力かよ!」的なブッ飛んだ出来事も、BBC自身が認める、明確な事実なのです(生放送でしたから、否定のしようがない)。BBCは「エラーが起きたため」とかいうファジーな釈明をするだけで、真相究明の訴えからは逃げ続けておりますが。これらは分析や推論ではなく、もちろん都市伝説でもなく、紛れも無い事実なのです。ネットで検索すれば、あの日の出来事&時系列をファクトのみで正確に記すサイトは、いくらでもヒットしますよ。


7号棟の不可思議な崩壊の映像を見て、強烈な違和感を覚えた僕は、実は一時期まで、同時多発テロに関連する書籍や雑誌、テレビ番組等々、ありとあらゆる物に手を出しまくりました。とはいえ陰謀論的な方向に偏るつもりはなく、「真実を知りたい」という純粋な渇望から来る情報漁りでしたので、政府側の分析発表を裏付ける意図の発信の数々にも、ちゃんと目を通しております。その情報収集欲は日本の枠を越え、本国アメリカでのドキュメンタリー番組や告発番組すら、僕はいちいちチェック済みです。

雑誌やテレビにおける、<同時多発テロの疑惑追及?>のような特集は、2004〜2007年の頃がピークだった印象で、当時は週刊ポストや週刊新潮にも大々的に載りましたし、NHKや日テレでも特別番組を放送しておりました。それが、いつの間にか風化したというか、2010年を越えた頃には日本で話題に上がることは、ほとんどなくなりましたね。


僕のモヤモヤのきっかけはWTC7号棟のいきなりの崩壊だったとはいえ、“「あれはおかしい!」と立ち上がった、世界中の者々たち”が発信し提議され始めた疑惑の数々の情報を仕入れれば仕入れるほどに、「そうだな、これも明らかに変だ」「たしかにこれは物理的におかしい」といった認識事項が、山盛りに増えました。もちろん、反論記事を読んで「なるほどな」と納得ができたこともありますが、反論とはいえその説明は「起きてもおかしくない」「こうなった可能性は否定できない」といった内容のものがほとんどで、あらゆる疑惑に対してロジカルに完全論破ができているものは、僕はいまだに見たことがないです。

仮にとある事象が、十分の一の確率で起きるとして、その事象が一つだけ起きたのであればまだ理解の範疇ですが、十分の一の出来事が四つも五つも折り重なって、同時・同地域・同犯人グループ?の事件内で起きたわけですよ。全てが米政府(&疑惑を完全否定する者々)の主張の通りだとしたら、十分の一が累乗で掛けられて、その確率は一万分の一とか、なんならば一億分の一とかになるかもしれない。そんなの、現実的に有り得ないでしょう? 僕は疑惑の全てを是と判定しているわけではありませんが、アメリカ政府をはじめとする様々な支配組織が、何かしら(疑惑の大部分?)で何かの裏行為をやっていたというのは、どう考えても間違いない。

というわけでこの案件、僕は果てしなく語れまして(笑)、その気になればブログ10回分くらいは余裕でいけちゃうのですが、あまりやりすぎると陰謀論者っぽくなって引かれそうなので、わかりやすく

【実際に起きた出来事(事実であり、僕や誰かの意見や分析ではないので、議論の余地無し)】

【物理学者やパイロット等による、意見・分析(もちろん、相反する意見を発した学者もいる。あくまで、疑惑追求サイドの者々からの発信)】

【発信者は定まっていない(僕は把握していない)が、よく語られる説】

の三つに分け、“9.11テロの疑惑の数々”の内の、今の僕がサラッと思い出したもの(この記事を書くにあたり、ネット等で再確認をしてます)のいくつかを、以下に列挙します。僕なりの是否の判定や意見もフワッと載せますので、論戦を挑む方がいるようならば、受けて立ちますよ!「そんな情報、検索しても出て来ない。だからガセ」「一国の政府がそんなことするわけないじゃん」的な反論は、ただの単細胞なバカだと思うので放置しますが。僕が当時に見たドキュメンタリー番組等の記憶情報を含みますしね。YouTubeで探してみましたが、発見できず・・・

なお、長くなりすぎるのもなんなので、WTCの崩壊とは別(同時進行でしたが)の、ペンタゴンに航空機?が墜落した件における数々の疑惑については、ここには書きません。以下の()内は、僕の意見です。




実際に起きた出来事


① WTC7号棟が、なんの前触れも無くいきなり崩れ去る。米政府の公式見解は「その前のタワー2棟の崩壊で、瓦礫等の被害を受け棟内で火災が発生したため」。

(あのぉ・・火災が起きたのは事実かもですが、なんでそれが原因で、巨大ビルの丸ごとがたったの6秒でズドドーッと崩れ落ちるの? もっと近くにあるビル棟は、ケロリと建ち続けてたんですけど・・・。小学生レベルの理科の知識でも、おかしくない?となりそうなもんだが)


② 疑惑の追及を受けたWTC7号棟オーナーのシルバースタイン氏が「“火災の被害が大きいので、陥落させてもいいか?”と政府から申し出があり、了承した」と証言。これはあくまで彼の証言であり、米政府の発表ではない。

(その申し出が事実だとしても、了承した直後に、巨大ビルをストンと垂直に内側から壊せる技術って何? 爆破による解体だとしても、現地のあの大混乱の中、数時間で爆弾をビル中にセッティングできるわけがないやろがい)


③ そのシルバースタイン氏が、ビルのオーナーに就任したのは9.11の直前。すぐさま多額の保険金をかけていたため、彼はこの件により70億ドル(≒7500億円)を手に入れた。

(へぇ、そうですか。それはそれは、スーパーラッキーでしたねぇ)


④ 事件直前の数日の間に、株式市場ではアメリカン航空やユナイテッド航空の株に、異常に大量の売り注文が発生。それは通常の100倍にも及んでいる。アメリカの証券取引委員会は、この件については解明も発表もしていない。

(へぇ、そうですか。この2社だけ大暴落ですか。ん、WTCタワーやペンタゴンに突撃したのって、どことどこの航空会社の機体でしたっけ? こちらの空売りスキームでもって、100億以上を儲けた政治家がいるとの説もありますが、これについては事実かどうかは僕は知りません)


⑤ WTCに一機目が突入した際、ブッシュ大統領は、小学校での朗読会に向かう車の中だった。ちなみにその朗読会は、ブッシュ側からのオファーで、それも登校時間を早めるほどの謎の“朝イチ指定”。小学校の校長はブッシュの来校を待つ間に、一機目の突入を緊急ニュースで知り「当然、中止だろう」と思った。しかしブッシュは普通に来て、予定通りに朗読会を開始。二機目の突入を受けて朗読会は中止となり、ブッシュはその小学校の図書室から緊急声明を発表。

(これは、アメリカの告発番組で小学校の校長本人が訴え出ているのを見て、インパクトが強かったのでよく覚えている。一機目が突入した時点で、とんでもない緊急事態。すぐさまブッシュを保護し、シェルターにでも隔離するべきだろ。それが二機目まで、ノンキに朗読会だって? どう考えてもおかしい。ちなみに、この時のブッシュの緊急声明会見、「アメリカはテロには屈しない」では、多様な人種の小学生達を周りにズラッと並べてました。要するに、それが狙いね・・・)




【専門家による、分析と意見】


① 航空機に搭載されているジェット燃料が起こせる火災は、摂氏1000℃ほどが上昇の限界で、鉄鋼の融点である摂氏1500℃には到達するわけがない

(仮に何かの複合的要因があって起こりえたのだとしても、そのような業火で灼熱な状況下で、なぜ犯人のものとされるパスポートが焼けずにいくつも発見されるんだ? 見事な矛盾!)


② 大火災の発生は、ビル上部の一部、航空機の直撃を受けた地点のみのはず。その階層の鉄骨が融解したという可能性を仮に認めるとしても、鉄骨に損傷のないはずの下階層までもが、同等かつ均等なペースで連鎖崩壊するはずがない

※こちらをご覧あれ→<ある巨大詐欺の解剖 - 日本語字幕

(2棟の高層タワーが両方とも、引っかかることもなく傾くこともなく、ズットーンと真下に陥落。その間、わずか12秒、自由落下速度とほぼ同じである。皆さん、マジでリンク先の動画を見てみて!)


③ ジャンボジェットのベテランパイロットが、「1棟の高層タワーに、自分のコントロールのみでピンポイントに突撃するなんて、私でも無理なこと。軽く練習してみただけのエセパイロット(テロリスト?)が、なし得るレベルの技術ではない。仮に奇跡的に一機が成功したとしても、二機共に成功なんてありえない」と断言。

(「テロリストは遠隔操作でやったんだよ!」とかいうアホな反論を見たことがありますが、むしろ逆で、世界中の大都市には航空機の墜落を回避するためのバリアのような役割を持つ管制機関があり、危険を察知した際には当該機の操縦システムを強制的に奪うことができます。あれ・・この日は、その機関は何をやってたの・・? え、それはWTC7号棟の23階だったって? ん・・・・)



【よく語られている、疑惑というか説というか】


① そもそも、WTCに航空機は突撃していない。あれは、CGだったのだ!!

(現地の一般市民の多くが、目撃を証言している。なのでさすがにその説には無理があるかな、と。なお、目撃談の中には「あれは旅客機ではない。軍用機だった」というものが大量にあったそうだが、この点には僕はあまり注目していない)


② 1、2、7号棟、全てが似たような、直下型の崩壊。7号棟が爆破による解体なのであれば、全てが同様であると捉えるのが自然。実際に3棟とも、メンテナンス名目でのビル内丸ごと立ち入り禁止日が、事件の前にはちょくちょくとあった。その際に、少しずつ爆弾を仕込んだのだろう。

(「政府からの解体の提案を了承した」と、ポロッと言っちゃったシルバースタインは、超マヌケですね。これにより少なくとも、関係者の誰かは嘘をついていることが、確定したわけです。ビルオーナー自身が証言しているのですから、爆破解体の線が濃厚と見るのは、当然では?)


③ 2001年9月11日はユダヤ教における安息日で、教徒のほとんどは、その日は出勤していない。イスラム教徒のテロリストたちが、わざわざそんな日を選ぶというのはおかしい。

(う〜ん。安息日だったのは事実のようですが、ユダヤ教徒の中にも出勤して亡くなられた方がいる以上は、そのラインで疑惑追及するというのは、僕にはないです。論拠にも乏しいと思いますしね)



はい〜。・・・他にも有名・無名な疑惑の数々をつらつらと書き続けていたのですが、なんだか疲れた上に、急に「こんなもんでいいか!」となったので、この辺りで切りたいと思います〜。とりあえず、この記事で書いた疑惑の数々を完全論破し、20年に渡る僕の心中のモヤモヤをスッキリサッパリ払拭させてくれるだけのサイト等をご存知の方がいましたら、ぜひ教えていただきたいです。皮肉な意味ではなく、マジの素直な話で。

こんな戦闘力5のゴミみたいなブログに、影響力なんて全くないでしょうが、今後の僕がいきなりの不可思議な死!を遂げたら、読者の皆さんは「すわっ・・さてはあの記事のせいで暗殺されたか・・・?」と背筋が凍る思いをしてくださいです!! それこそ、陰謀論になっちゃうか(笑)!!



今回、改めていろいろと検索してみた結果に見つけた、最も的確かつ広域に疑惑のあれこれをまとめてくれているであろう、ブログサイトはこちら↓

<gooブログはじめました!>







2021年8月31日火曜日

パラ観戦の強行、フェスの中止やアフガン情勢、ドドンパについてを、雑多に語る。

 




今年も夏とは、そろそろお別れですかねぇ〜


僕は、先月よりは友人と会う機会が少なかったものの(冷夏でしたが、さすがにこの感染者数だと誘われが減りますね)、今月も変わらずに楽しく充実した日々でした。

いろいろあって、1階の店鋪を開いた日数は九日間だけで、夜営業もゼロでしたので、週イチ程度は出かけたとはいえ月の半分以上は何の予定も無く、ヒマヒマでしたけどね。新シーズンが始まった欧州サッカーと映画を、狂ったように観ております。どちらもこの一ヶ月の内で、30試合&30本を越えております(笑)!!

映画館にも四度行きましたが、その全てがとても混んでいましたねぇ。一度は、目当ての作品が満員でチケットを買えず、しかたなく他のを観たほどで。街の様子もコロナ前に戻ったようで、アパレル店や呑み屋も普通に混んでいました。僕の住む街:高砂は、相変わらず夜になると静か過ぎて怖いくらいなのですが、有楽町・錦糸町・渋谷・原宿・高円寺・吉祥寺、はエラく賑やかだったな。僕も出かけているわけですから、もちろん批判的な目線は全くありませんよ。「東京の繁華街はもう、そんな感じですわ〜」という、シンプルな報告です。



さてさて。

今回は、三ヶ月に一度のペースでやっている〈最近のアレやコレやに関する僕なりの感想のまとめ〉記事です。あくまで「僕は個人的にこうである」という話なので、考えが異なる方々に対して「あなた、おかしいよ」と訴えるような意図はありません。あ、この前置きは相変わらずののコピペです(笑)。ではでは、行きますよ〜!!




①【オリンピックの男子マラソンで、フランス人選手が給水所のボトルをわざとなぎ倒した?・・で炎上】


ぶっちゃけて率直に、「世の中にはバカな人が多いな〜」と思いましたとです、ハイ。件の選手はトップ集団の後方のあたりを走っていて、彼の真後ろにいた選手は二〜三人ほど。そして、テーブルにはボトルが横一列にではなく縦にも並んでおり。さらに、テーブル自体がその一台のみではなく、先にも数台置いてある。用意されたボトルの数は、明らかに選手の数よりもずっと多い。

件の選手が、ボトルをバタバタと倒してしまったのはたった一台のテーブルの、一番前に並んでいた列の、途中から。たしかに、直後に走っていた数人の選手はちょっとイラッとしたかもしれませんが、すぐ前方にある次のテーブルで改めて取ればいいだけのこと。実際に、出場選手の中で批難の声を上げた者は一人もいない。有森裕子さんなんかは、わざわざ「よくあることで、ランナーは何とも思いません」との擁護まで発信。

仮に件の選手に悪意があったのだとしても、やったことは極めて小さな、サッカーでいえば“ユニフォームを掴んだ”程度のこと。そして、それを受けた選手の被害は“ほぼゼロ”。真摯にマラソンに取り組む彼らアスリートたちを、「嫌がらせだ!」「卑怯だ!」的なレベルの低い目線で評するのは、ハッキリ言って失礼だと思いますよ。超スローモーションの動画も見ましたが、ちゃんと三度も掴もうとしており滑りまくっただけであり、全くもって謝罪する必要すらないです。こんなことでヒートアップして「永久追放しろ!」とか叩いている連中のことは、本当にバカだと思います。



②【オリンピック開会式、閉会式。そしてパラリンピック開会式】


オリンピック開会式・・・については7月末の記事で書きましたし、「利権臭がプンプン漂ってたな〜」くらいしか記憶に無いので、割愛。

閉会式は、、選手たちが入場した直後の演出、大量の光の粒がブワーッと集まってきて夜空に舞い上がって五輪マークを作る・・・のCG丸出しっぷりにガックリ。あれって仮に有観客だったとしたら、会場にいる人々にはただ、音楽だけ流れて場は真っ黒なわけで、意味不明ですよ。あそこだけ不自然な固定カメラ映像でしたし、プロジェクションマッピングでは不可能な技術(地面や壁、水蒸気などに写すのではなく、何も無い空間に立体映像を写すなんて物理的にムリっす)で、誰でも一発で「CGじゃんかよ」と判りそうなもんでしたけどねぇ。ていうかこのような、世界規模で注目を受ける大掛かりな式典を演出する際に、TVの視聴者しか見られないCG映像を挿入し、まるで会場で起きているかのように装うというのは、表現の世界では“チート”だし“情けない”ことだと思います。ハァ・・・

それに比べれば、パラリンピックの開会式はマシだった・・・という意見をネット等で多く見ましたが。僕もチャンネルを合わせてみたものの、退屈過ぎていつの間にか寝落ちしちゃいましたので、僕は「見ていない」の範疇に入るかと。まぁ、乙武さんが「感動した!」と発していたので、それはよかった、と思いました。

ちょっとズレますが、パラ開会式直前の番組で見た、2008年北京での、片脚のアスリートが己の腕力のみで、車椅子ごと綱昇りするシーン。あれにはパラアスリートに対するリスペクトを強烈に感じて、とても素晴らしかったです。あの演出を考えた中国人のセンス、アッパレだぜ!!



③【相変わらずの小池劇場に、ほんとウンザリ・・・】


小池さんよ~、都議会議員選挙、公示の直前に、過労で入院とはね~(ため息)。自民<国政復帰のためには円満でいたい>と、都民ファースト<いちおう、自分の直属の子分たち>との狭間で、「今回はどっちつかずの雲隠れ作戦か」と捉えておりましたが。選挙活動の最終日になって、いきなり都民ファを応援活動、それも酸素ボンベを携帯しながらだそうで。いやぁ、笑いましたよ。

“あざとい”に対する嫌悪アンテナの感度は人それぞれだと思いますが、この人は日本、いや世界トップクラスの“あざとい of あざとい”な印象で、否定的な者々からすれば「なんで気付けない人がいるのか、理解できん」のレベルなんですけどね。「パフォーマンスだけ達者」という評は、あらゆる方面から聞こえて来るのですが、その評も届かない人が多いんですかね。この人のどこが優れているのか、僕ら都民に対してどの点で貢献してくれているのか、この五年間にどんな有益な実績があるのか、語れる人がいるのならぜひ会ってみたいです。

都民ファーストの会が議席を減らしたくせに、まるで勝ったような扱いを受けていますが、これは「自民には罰を与えたいけど立憲とか頼りないしね〜」の層がこぞって入れただけかと。都民ファって、無免許で人身事故おこしたオバさんだけでなく、例のあの野々村議員レベルでなんじゃこりゃなトンデモさんが、けっこういるんですけどねぇ。もちろん他の党にもいるけど、明らかに都民ファが最多(笑)。

とはいえ、今回の選挙結果は「引き分け!」ってな印象で、いい意味でどの党も得をしておらず、慢心せず緊張感のある議会運営になりそうなので、僕は実は「よかった」と思っております。



④【パラリンピックも無観客となるが、学校連携観戦は実施】


不要不急の外出するな、イベントやるな、飲み会やるな酒飲むな、修学旅行に行くな、運動会するな、アレするな、コレするな、、、で、「パラリンピック観戦は教育的価値が高いので強行する」ってか。「矛盾」という言葉について小学校で教える際に、小池のこれを具体的事例として教科書に記載し、後世に語り継いでほしいッ!!

とはいえ、以前からクドいですが僕は「各々の好きにしましょうや」派で、それはかなり究極の方までに達しておりますから、「ぜ〜んぶ解禁して、行きたい人だけ行けばよし。やりたい人だけやればよし」というスタンスです。それは、僕ら大人だけでなく、子供たちも同様に。「同調圧力に乗らないと、いじめられる」とかで反論されたら正直、困っちゃいますけどね(笑)。

こんなご時世だし、なんならばもう学校にも、行きたくない子は行かないでいいですって。全ての人間が、それぞれの価値観の元に予防をして、他者には他者の考えがあると理解する。修学旅行も運動会も、やりたい人だけで開催すればいいのでは? 教師や親は、生徒・娘・息子の意志を尊重し、各々の求める環境の実現に努めてあげましょうよ。

児童、生徒たちの青春の思い出を、僕ら大人(主に小池)が勝手理不尽に奪い続けるのは、罪深きことだと思うんですけどねぇ。「人の命が最優先!」の一点張りで、感情論のみで憤怒する同調圧の塊みたいな人は、去年の病死の総数が大きく減ったとか、平均寿命がむしろ上がったとか、コロナ感染者数は激増だが死者数は激減している(共に前年比)とか、そういうファクトでは語れないもんなぁ。やれやれ。



⑤【ロックインジャパンは中止、フジロックは開催。愛知のフェスはハチャメチャ】


いや全部、開催すりゃいいって。そんでもって、行きたい人は勝手に行けばいいって。僕は行きませんがね。ていうか、たまに「意外ですね」とか言われたりもするんですが、僕はこれまでの人生で、フェスに参加したことは一度もありませ〜ん!

海外から好きなアーティストが来日した際には、ごくたまにライブに行きますけどね。Radioheadとか。フェスのことは“行ったことない=知らない”なので、批判的な感情は全くなく単純に、食わず嫌いです。フェス好きな友人はけっこうおりますが、彼らは総じて音楽うんぬんに対する熱というよりも、大勢ではしゃぐ、お祭りに参加したい熱の方が強めな印象。

特に先日の、愛知のHIPHOPフェスでのやりたい放題っぷりには、お怒りの人が多いようですね。僕は何とも思いませんでしたが、まぁ、あれはさすがに世間の炎上のライン越えかな。しかしながらフジロックの方は、一人の参加者が様子(ライブの壇上ではなく、観客の方)を中継している映像をYouTubeで見ましたが、そもそもスカスカな上に皆さんちゃんと距離をとっていて大人しく、「へぇ、真面目だなぁ」と思いましたよ。悪意のあるメディアは、たまにちょっと密が起きた際の写真を掲載し、叩きを煽っているようですけどね。



⑥【夫婦別姓を認めないのは合憲、と最高裁が判決】


最高裁の裁判官の間でも、意見は大きく分かれたようですが。う〜ん、理解不能。別姓を認めることの、何が問題なの? 選択的別姓制度は20年以上前に採択されておりますから、公称は別姓でもいいわけで、あくまで婚姻届における登録の問題でしかないわけですが。そんな紙切れ一枚のために、最高裁まで争うという原告の気概には、恐れ入ります・・・

広域には、家族論といいますか、古来から続く日本の伝統、家系の問題なのでしょうが。結婚を決意した、当事者の男女が共に「別姓のままで」を望むのなら、それでいいじゃないの。LGBTの方々の結婚なんかについてもそうですが、それを認めることで害を被る人がいるんですかね? 当人たちの幸せというプラスは確実に生むが、マイナスはどこにあるんですか? 保守思想が強めの人たち、日本会議の魍魎さん(笑)たち、新しい価値観はそんなに不快ですか?

実は僕も、家系的には本筋で、けっこう由緒あるっぽいんですけどね。従兄弟は全員がレディで日本国籍ですらなく、僕の上は姉ですでに嫁入り、よってこの筋での男の子孫は僕だけでして。しかし僕は、こんな感じで結婚せず&する気もなくの堕落な人生なのですが、親からの「家系を途絶えさせるな!」的なプレッシャーは皆無です。ウチの親父も元バックパッカーですし、リベラルで「自由に生きろ」な家庭なんですよ〜



⑦【アフガニスタン政権が崩壊、武装派組織タリバンが再びの台頭】


僕は中東情勢にはかなり詳しいと自負していますが、それはシナイ半島方面に偏っておりまして、アフガニスタンやパキスタンには訪問経験が無く、知識もそんなにありません。詳しい方がいたら、教えてほしいです。

アメリカが干渉しまくり、見事なほどの傀儡政権が出来上がっていたわけですが、その裏では汚職が進み、ガニ前大統領が肥やし続けた資産額はメディアによって違い、2兆だとか100兆だとか。2兆の時点で狂気の沙汰、腐り切っておりますが・・・。そして、金を吸い続けるだけでマトモに国を司る気の無い前政権を、アメリカが見捨てた(軍の完全撤退を決定した)途端に、政府軍はあっさりと白旗を揚げ・・・。そして、前政権寄りだった人々は、タリバンからの報復に戦々恐々。

僕が以前から指摘している通り、日本で僕らが目にする報道はたいていで“アメリカ寄り”ですから、「タリバンは凶悪なテロ組織だ」と刷り込みたがりな傾向を強く感じます。これが「腐敗しきった政権を打倒した、反政府軍」と表現を変えた場合には、あら不思議、なんだか英雄みたいになりますね。

海外のニュースサイトを読んでみると、やはり現地ではタリバン支持者も多くおり、この革命を好意的に報道している国もけっこうあるとわかる(もちろんアメリカに敵対気味の、東側寄りの国々ですが)。戦闘無しでの革命でよかったと思っておりましたが、自爆テロが起き(ISが犯行声明)、米軍も置き土産のように空爆で、一般人の死者が多数。結局のところ荒れまくっているのは、非常に悲しいです。

僕はここで、タリバンが政権を奪ったことへの是非をどうこう言いたいのではありません。フェアーな目線で、多角的に情報を入手するべし、というだけです。イスラム原理主義は、自由と平等のリベラル思想とは極めて相性が悪いですから、タリバンが理想とする国の実現を僕が応援するわけがありません。



⑧【富士Qハイランドの“ド・ドドンパ”、ケガ人続出で運行休止】


これには、実際にライド経験のある者とない者とで、反応が180度違うでしょうね。僕は、旧ドドンパを加えれば、歴は20年でおそらく30回以上は乗っています。なので、「ちゃんと乗ってれば大ケガなんてしないって!」「発射の衝撃はずっと同じなのに、20年以上、特に問題にならなかったじゃん!」と、やや怒り気味。そもそも僕は、富士Qハイランドのことが大好きで、独りでも行っちゃうくらいですからね。ヒドい骨折をして入院とかになったらさすがに凹むけど、「ムチ打ちくらいは全然かまわないぜ~」のドMメンタルで、ドSな富士Qを楽しめっての!!

富士Qはかなり抜かりなく、クドい程に注意喚起していますけどねぇ。日本全国にある遊園地、全てのジェットコースター(だけじゃなく、全てのアトラクションと言ってもいい)で、客が注意に従わず自分勝手な乗り方をしたら、どこかを痛める危険性は当然にありますよ。とはいえ僕も、例えば「手をバーから離さないで」と注意書きのあるコースターで、離しちゃったりしますけどね。それで怪我したとしても、完全に僕の自己責任で、「自分が悪い」としか思いません。

よく切れる高級な包丁を買って来て「指先も切れた」っつって訴えるような、そんなレベルのおかしな話ですわ。第三者委員会が入って、改めて安全検証をするそうですが。まぁそれはいいですけど、富士Qさんには今後もギリギリのラインで、果敢に攻める姿勢を貫いて欲しいなぁ。



⑨【メッシがPSGに移籍! C・ロナウドがマンUに移籍!!】


欧州サッカーの今年の移籍市場、激オモロですわ〜。面白すぎて期限最終日の今日(8月31日)も、ずっと速報をチェックしてます。

雨上がり決死隊の解散のニュースあたりでも思いましたが、日本人って、“解散”や“移籍”といった言葉に、ネガティブなマインドを被せる傾向がありますよね。これ、僕は全然違うんですよ。はい、ズレてます。

なんかのグループ等が解散し、メンバーたちが新しい道を歩み始めることには「次の展開が楽しみだ」としか思わないです。“活動休止”には「つまらんな」、“引退”には「寂しいな」となりますが。“移籍”に対しても、その後の化学変化が楽しみなだけで、強豪チームなんて毎年半分くらい変わってくれた方が面白いと思うくらいです。

というわけで、バルサファンの僕ですら、メッシの移籍には喜んでおります・・・が、フランスのリーグアン、今年からDAZNでは放映せずだそうで!! 観る術が無いやんか!!! チッキショオオオォォォォ!!!! こうなりゃその分、ロナウドの大爆発に期待します(別にマンUファンじゃないけど)!!!



⑩【日本ハム中田翔選手が、同僚を殴り無期限謹慎処分→巨人に移籍→すぐに復帰】


僕はサッカー観戦オタクなので、そちらが起点の話になってしまいますが。欧州サッカーでは、チームメイト同士でケンカした、殴り合った、なんてなゴシップネタ(チームの公式発表ではない)はたまに見るんですよ。気に食わない同僚に、練習中にエグいタックルかまして怪我させたとか(笑)。監督がブチ切れて選手をブン殴る、とかもあったな。しかし、それで謹慎した、なんてのは聞いたことがない。

被害を受けたとされる後輩選手は、中田選手への罰を求めたわけでもなく、むしろ「大ごとにしないで欲しい」とのことですから、ケンカの原因は一方的なものではなかったと思うんですけどね。先にキレたのは後輩選手だとか、下世話な週刊誌(笑)にちらほらと書いてありましたし。その真相は、僕らには与り知らぬわけで。知らないでいいし。

僕としては擁護する気はないのですが、選手だって人間なんだし、同僚と揉めてケンカすることくらいたまにはあるでしょ、ってな感想で、「ていうかそもそも、球団が発表する必要すらない」という意見です。“殴った”ことはよくないと思いますが、彼と後輩の間で何があったのか知りもしない者々が、一方だけを悪と決めつけ怒って叩きまくるのは、なんだかキモチ悪いです。球団がわざわざ発表したのは、「高給のベテランを体よく放出する、いい機会だ」と判断したからでは?




まぁ、今回はこんなもんですかね~。


ベッドなんちゃらとかいうサイトコントローラーの者に対して、最近は改めて「大嘘つきで無能なだけでなく頭もここまで悪いのか〜い」と呆れ返っていたのですが、ゲストハウス界の番人(at 館山)がブログできっちり苦言を呈してくれていましたので、ここで僕がくさすのはやめておきます〜






2021年8月17日火曜日

なんでもかんでも、炎上しすぎじゃない?

 



オリンピックが終わりましたねぇ〜。僕は結局、サッカーの日本vsスペインと、あとは野球の決勝トーナメント3試合(もちろん日本の試合)だけをライブで“狙って”“ちゃんと”観ました。他は・・テレビをつけて、たまたまやっていた競技をなんとなく観ただけで、愛犬と戯れつつだったりの“ながら視聴”でしたので、あんまり記憶に残っておりません。特に、水泳や陸上等の競争系は、全く観なかったな・・・

僕は元々、オリンピックへの興味はほとんどありませんので、これは“いつも通り”って感じなのですが。せっかくの東京開催だというのに、これまでと変わらずに熱が入らずで終わった要因はやはり、無観客だったから、という面が大きいかなと思います。あれじゃ、海外のどこかの都市でやっているのと、何も変わらんもんなぁ。期間中に都心に出ても、オリンピックやってるぜ!な雰囲気は皆無で。僕は夜型人間なので、中継時間との相性もむしろ悪かったですし(笑)。

まぁ、パソナや電通、大成建設らへんの政界ズブズブな利権団体を除いて、誰にとっても利の無い、まるで呪われたような大会で乱発されるしょうもないトラブルたちと、もう付き合わなくて済むというのはとても嬉しいことです。僕は開催に反対していたわけではないですし、その一方で開催されてよかったともすべきでなかったとも思わず、どちらかに偏ったスタンスではないです。「それなりに楽しめましたよ。選手の皆さん、ありがとう。しかし裏のゴタゴタにウンザリだったのでやっと終わってくれて嬉しいです」・・ってな感じ(笑)。パラリンピックはこれからなので、まだまだしぶとく、問題が湧き出るのかもしれませんがね。



さてさて。その、オリンピックに連なる話として。先日、名古屋市の河村たかし市長が、ソフトボールで金メダルを穫った後藤希友選手の表敬訪問の際に、彼女のメダルを勝手にガブリと咬んじゃったよオイッ!・・・で、大炎上していましたね。

僕があの映像を見た時には、怒りの気持ちは全く芽生えず、「うは〜っ!ムチャクチャなことするアホなオッサンだな!!」と大爆笑しました。不快、という念もなく、とにかく笑えた。しかし、世間で沸き上がった怒りの炎は、とんでもなく燃え上がったようで。「あれ?・・俺って、ズレてるのかな・・・?」と自分をボンヤリ見つめ直しましたよ。

写真でも笑ってしまう・・・

これは決して、河村市長への擁護ではないです。このオジサンが、“よろしくない行為を豪快にやっちまった”ことは間違いない。謝罪した方がいいだろうねぇ、とは、僕も思います。でも僕は、「世間がここまで怒ることかいな?」なんですよ。「後藤選手は大ショックだったろうに」といった、“当事者もこうであるはず”的な定点を勝手に作った上で、皆さんお怒りのようで、それにも強い違和感が。僕が後藤選手だったとしたら、あれには爆笑して、「ちょっとちょっと!買い取ってくださいよ!変なニオイするし~!!」とか言って場を盛り上げ、以降は「これがあの咬みつかれメダルでっせ(笑)」ってな感じで長く使える持ちネタにするけどなぁ。“アホなオッサンが調子に乗ってメダルを咬んじゃった”だけの三面記事レベルの案件が、まるで人でも殺したかのような狂乱の叩かれっぷりで。別に「河村市長がかわいそう」とは思いませんが、こんなくだらないことに感情的になって激しくヒートアップしている者々に対しては、全く共感できません。

後藤選手、怒ってましたか? そんな声明を出しましたっけ? 世間が河村市長を一斉に叩くことに、「いいぞいいぞ、もっとやれっ!」と溜飲が下がる思いになりましたかね? むしろ、あの程度のことでどエラく大きな火が着いちまって、かなり困ったんじゃないですか? おそらく彼女からのこの件に関する言及は今後もないでしょうから、真相はわかりませんが、世間には勝手に当事者ぶって代弁したがる人が多いようなので、僕も似たようなことをしてみただけです。同じ出来事に対したって、怒るか笑うかなんて、人それぞれでしょ。え、皆も怒るべき? それって何ですの? 正義感、的なやつの押し付けですか? いやはや、勘弁してよ。



そして、つい先日には。メンタリストのDaiGo氏が自身のYouTubeチャンネルで、「生活保護の人のために税金を納めているわけではない」「自分にとって必要がない命は、僕にとっては軽い。ホームレスの命はどうでもいい」といった発言をして、大炎上しました。実は正直な話、僕はこれにも、不快感を覚えておりません。前述の河村市長の件とは違い、これに関しては“世間が怒って当然”だと思いますが。もちろん、不快感を覚えていない=共感している、ではないですよ。彼の一連の発言には1ミクロンも共感できず、特に表現の面では極めてよろしくないと捉えてはいるのですが、僕としては別に不快ではなく、怒りも起きなかった、ということです。「考え、思想が俺とは全く違うんだな」というだけの、乾いた感情の範囲内に収まっております。

なんだか判りづらいスタンスだと思いますので、詳しく書きますと。僕にはアメリカ人の親戚や、友人・知人がそれなりにおりまして、彼らの多くは明らかに“富裕層に属する”者々です。そんな彼らとの会話では、「俺らが必死に働いて得た金が、税金として奪われて、怠け者の貧乏人に配られるのは許せん」といった内容になることが普通にあります。アメリカ社会は、実に判りやすいんですよ。富める者と貧しき者の間に、かなり明確な線引きがある。大多数の富裕層が共和党支持で、共和党が政権を握れば(最近ではトランプ)、富裕層を優遇する“金儲け主義”の方針になりますし、貧困層は民主党支持で、民主党政権(オバマ、バイデン)になれば格差是正に動きます。シンプルな例で言うと、民主党時代に着手していた公立図書館の建設計画が、共和党に変わると一転して中止になるのです。「本を買えないほどの貧乏人のことなんて知るかよ!ちゃんと働いて、買って読め!」なのです。

ちなみに、ハリウッドスターや大企業の社長レベルの大富豪になると民主党支持が多いのですが、彼らには、税金として奪われても痛みを感じないほどに、資産が有り余っているから、という面があり。そして、一般大衆からの人気を得ることの方に、より大きなメリットがあります。“平均よりも裕福~小金持ち”のあたりの層が一番、「社会福祉なんてクソ食らえ!自分の力で勝ち取れや!」の傾向が強いんですよ。そしてこれこそが、まさに“ザ・資本主義”です。


というわけで僕はなんというか、DaiGo氏については発言自体よりもマインドの方に着目し、「小金持ちの彼は、マッチョで典型的な保守思想なんだねぇ」と思ったわけです。そして、「アメリカほどではないにしろ、ある一定の層からは強い共感と支持を得るだろうね」とも感じました。彼の発言の過激さは、差別と捉えられてもおかしくないほどのヒドいもんで呆れてしまいますが、同様の思想(「なんで俺らが、怠け者の貧乏人の生活を支えなきゃならんの?」)を内心に持つ者はけっこう多くいると思いますよ。DaiGo氏の発言そのものにひたすら憤りまくっている人は、「このような感覚の持ち主は、普通じゃない!クレイジーでサイコだ!!」とはならずに、「資本主義の急所、この社会の根元に普遍的に燻る問題を、彼は本音を丸出し過ぎる発信によりあぶり出した。その表現っぷりはサイテーだったが」くらいのバランスで捉えた方がいいと思います。


クドいようですが僕は、河村市長のように他者の所有物にいきなり咬み付くほどの厚かましさもなければ、DaiGo氏と同様の思想も全く持ち合わせていない、二人に対する共感度はゼロの人間です。というか、このブログを普段から読んでくださっている方々は、僕が純度100%に近いほどのリベラル思想だというのはすでにご存知でしょう。「社会(政府)から金を吸い取られている」という意識は薄く、むしろ僕は、“福祉の恩恵を受けて得をしている”側の立場に近い方の人間です。たまたま身近に裕福な側の者がそれなりにいただけで、僕自身の実力や怠惰性を鑑みると、金持ちになるよりもホームレスになる可能性の方が高いでしょうし。野宿とか、過去に何度もしていますし(笑)。


直接の面識のない方からは意外に思われるかもしれませんが、僕はこのブログ等で、何かや誰かを批判する記事をそれなりに書いてはいるものの、実は怒りっぽい性格ではないんですよ。特に、何かの事象に血の気が上がり感情的にウガーッとなる、なんてことは、ほとんどないです。クドクド・ネチネチと、理屈っぽい批判をすることはあります(笑)が、沸々と煮えたぎる怒りを伴いながら、ということはめったにない。どちらかというと、「これは、よくないわ。しかしあんたら、何でそんなに怒ってんの?」と眺めてしまうタイプです。ひろゆき氏あたりと、感覚は近いかもです。

そんな感じで、炎上案件には自ら首を突っ込み、俯瞰の視点でニヤニヤしていることが多い僕ですら、最近は「いやぁ~さすがに、なんでもかんでも燃やしすぎじゃない?」と、残念に思うことが増えました。僕の個人的な線引きでは、河村市長のあれは「炎上する程のことかいね?」で、DaiGo氏のあれは「まぁ、炎上するわな」です。


発信者は、

・弱者を攻撃しない
・嘘をつかない(エンタメ、笑わせネタとしての、誇張はあり)
自分のダメさ、愚かさを自覚し、ドヤ顔で優秀ぶらない

そしてそれを受ける者は

・自分の正義感?を、常に疑う
・自分が不快に思っても、それが当事者と同じだと決めつけない
・「○○もそう言ってる」的な主張をやめる。それはバイアスありきで似たような批判意見を抽出してるだけ
・自分の日常生活やビジネスに影響のある相手、以外に対しては「ま、俺とは関係ねぇや」のドライな視点を持つ


これらの単純なスタンスを双方で保つだけで、世にある炎上案件のほとんどは消えてなくなる&起こりもしないと思うんですけどねぇ。これはもちろん、自戒の念も込めてですが。芸能人の不倫とか大麻とか、オッサンがメダル咬んじゃったとかに怒るのは、当事者や家族だけでいいじゃないの。俺ら、全く関係ないじゃん。どこかの店主が何かやらかしたとして、同業者が苦言を呈するのはわかりますが、そうでなければ近所でないのならどうでもいいし、近所だとしても行かなきゃいいだけじゃん。誰がマスクしてないとか密になってるとか、ワクチン打つ打たないとか、相手が目の前の人間でないのなら、どうだっていいじゃん。政治絡みのアレコレは、僕らの生活に大いに関わりますから、叩きまくっていいと思いますがね。



僕の好きな言葉の内の一つが、「愚行権」です。僕ら人間は根本的に、すべからく、愚かな生き物です。あらゆる発言も行動も、全てが完璧でミスをすることがなく、一切の不快な思いを誰にもさせることのない者がどこかにいるのだとしたら、逆に気持ちが悪すぎて、僕は関わりたくないですね。み~んな平等に、ほどよい頻度で愚かな失敗をして、笑われようぜ。たまにはウンコ漏らしたっていいじゃない、人間だもの!


ハァ・・いつからこんなに、ギスギスした世の中になっちまったんだろうなぁ・・・



【追記】

今回のブログでは、長すぎるかな、と思い削除した同列の話題「張本勲氏の発言が女子ボクシングを侮辱?(僕の反応は“炎上する程のことかいな”)」に関して、被害者?である入江聖奈選手のインタビュー記事を読みましたが、これがとんでもなく素晴らしかったです。


明るく賢く、謙虚で素直な入江選手。大好きになりました。身近にいて同世代だったら、僕は確実に惚れていますわ。張本氏に対してやみくもに攻撃しまくっていた連中は、これを読んで恥ずかしくならないかな(笑)?





2021年7月30日金曜日

祭典にイラつき続けるマイノリティ衆や、センスの欠片もない支配層の、退場を願う!

 


お久しぶりです〜。

前回の記事の閲覧数がけっこう多いので、勢いに乗ってガンガンと書こうかねェ!・・という熱意はあったのですが、、なんだかんだで今月も2本のみです。別に忙しくはないのですけどね。前半はサッカー(EURO2020)ばかり、後半は映画ばかり見ています。

いろいろ書きたいことはあるのですが、1本の記事、丸ごとを一つの話題でまとめたい、という感じでもなく。たまにはいくつかの話題を短く並立に、という展開でもいいかなぁ~と思いましたので、今回はそのようにします。話題→別の話題、の文章接続についてをその都度考えるのはおっくうなので(笑)、あえて箇条書きっぽくします。




終わってから三週間近く経ちましたが、EURO2020、メチャクチャ面白かったです。先月の僕の記事〈EURO2020を、妄想して楽しむ!!〉の答え合わせをしますと、決勝のカード〈イタリアvsイングランド〉も、優勝チーム〈イタリア〉も、共に予想的中! デンマークの躍進〈ベスト4〉も的中。・・・とはいえ、ベスト16での8試合での勝利チーム予想はほとんど外しましたので、ここでドヤ顔をするつもりはありませ〜ん! ていうか、件の記事は閲覧数が過去イチかも?と笑えるほどに少ないですし(号泣)、何人かの友人から直接「お前のブログで面白いのは毒吐き系であって、サッカーの予想とか知らんわボケ」的なことを言われちゃったりもしたので(笑)、EUROの話題は以上です!!



オリンピック、やってますねぇ。今日で八日目、ちょうど半分くらいですか。宿(YAWP)にはTVがないため、開会式後の四日間くらいは、僕は一度も見ることはなく。宿は休業中ですが、自宅にはネット環境がないため(TVはある)、僕は一日のほとんどをここで過ごしているのですよ。見たいTV番組があれば家に帰りますが、オリンピックに対してはそこまでのウォッチ欲は無いということです。ほぼ全試合をコンプリートしたEUROとは、えらい違いだ・・・

とはいえ、ネットのNHKのサイトでも見られることを知ってからのここ数日間は、一日に1時間位は見ておりますよ。「今回のオリンピックは見ない!」とか、そんな意固地な主義を設定しているわけでもないですし。少し前にこの場で「開催するorしないは、どっちでもいいっす」と書いたように、僕は別に反対派でもないですし。しかしながら、そういえば、僕は以前に「どうせ中止になるでしょ」とも何度か書きましたし、開催へ向けて歯止めが利かない流れになった段階でも「ボイコットを表明する国や選手が大量発生するのでは?」と書きましたっけ。はい、どちらも外しました(ボイコット表明はそれなりにありましたが、“大量”ではなかったですね)。これに関しては僕は、先見の明のなさを自覚し、反省しております・・・



ていうか、せっかくの平和の祭典の最中だというのに、世間はなんだかギスギスしすぎじゃないですかね? 開会式の出来にガッカリして叩いている者が多いようですが、あれはたしかに地味で退屈だったものの、いちおう破綻のないレベルには無難にまとまっていましたよ。現場のクリエイターさん達はこんなハチャメチャな状況の中、よくやってくれた方なのでは? ハチャメチャになった元凶の、利権大好き・ジジババ連中のことは不愉快極まりないですが、その念は別に開会式を見たことをきっかけに沸き上がったものではない(これについては、後述します)。

笑顔で楽しそうに入場して来る外国の選手団を見て「マスクしろ」「密になるな」。大坂なおみ選手が聖火リレーの最終走者だったことに「純な日本人じゃないだろ」「鬱病のくせにそんな大役は引き受けるのかよ?」。瀬戸大也選手が予選敗退をしたことに「普段の行いが悪いせいだ」「不倫するヒマがあるなら練習しろ」。・・・こういうことばかりを発している連中って、なんなんですかね? ヒマなのかな?

東京で開催されるのは、今を生きている我々にとっては、おそらく最後の経験になると僕は思いますが、いつの日かの僕らが2020東京オリンピックを振り返る際に、なにかといちいちイラついていた不快な記憶として蘇るのは、悲しいことじゃないですか? そもそも、オリンピックに出場できるほどのスーパーアスリートの方々に対しては、僕は常にリスペクト強めの目線でおりますが。批判の矛先探しに勤しむばかりの、ヒマな凡人連中(主にネット界の住民)と選手たちとでは、まさに、見えている世界が全く違いますよ〜



・・っってなことを書くと、「たかが運動会に踊らされるお前の方がバカ」とか言って来る人がいるかもですが(笑)。前述のように、僕はオリンピックの競技自体には、特に大きな興味はありませ〜ん。大好きなサッカーも、強豪国のほとんどが有力選手を招集できなかったことで、「こりゃ〜スルーでいいや」と判断しております。野球の決勝トーナメントくらいは予定を合わせて見ようかな、と思っておりますが。他の競技は、空いた時間にいくつかの競技をザッピングしながら見る、って感じです。

そんな距離感の人、けっこう多いと思うんですけどねぇ。開催の可否は「別にどっちでもいい」、競技は「空いた時間にテキトウに見るだけ」・・という。「俺は反対派だ!」「反対していたからには頑なに見ない!」「開催された途端にコロッと狂喜している奴らは愚か!」「中止を煽りまくっていたメディアが選手の活躍にはしゃぎまくっている二枚舌は許せん!」・・的な人たち、あなたたちは決してマジョリティではないですよ。反対表明も、民意の移りの軽さに対する怒りの発信も、勝手にやっていればいいさ~と思いますが。世の大多数は「別にどっちでもいい」「空いた時間にテキトウに見るだけ」「普段通りの日常の中、誰かが金を取れば“あら良かったわね”と思う」程度なのだろう、という冷静な視点は、必要だと思います。



週刊文春の最新号の、「開会式の裏側にあったドロドロを全て暴く!」的な長文記事を読みましたが・・。いやぁ〜、日本って本当に狂っていますね。何から何まで、利権、利権利権の利権まみれ! 凄まじい数の者々がツイッター等で発していることを僕も同様に思いましたが、、「MIKIKO氏が手がけるはずだった真の開会式を、見てみたかった!!」。クリエイティブにおいて、世界基準の進歩、時代の最先端を知り、要は「今の時代における世界的な“クール”とは何か」をきちんと捉えている新世代の旗手による芸術作品が、旧世代のジジババからの横やりにより、利権とお寒いダジャレだらけのダッサダサな「日本のお年寄り層にしかウケないもの」の泥沼に堕とされたという構図。あ、これは先日の開会式を作り上げた方々に対して言っているのではなく、僕の脳内にある攻撃対象は、主には電通です。


重複しますが僕は、実際の開会式を手がけた“最後に残った・選ばれた”クリエイターの方々に対しては、尊敬というか同情というかの念があります。さすがに最初は「やったぜオイラ、オリンピックの開会式に関われるぜ!」と思い快諾したのでしょうが、そこに蔓延る強烈な闇を知り、「こんなに不自由でクソつまらん案件、損しか無い。断りゃよかった・・・」というモヤモヤ状態で本番を迎えたことでしょう。野村萬斎氏も椎名林檎氏も、あの人もこの人も見事に離散したのは、「利権に振り回されてダッセェもんしか作れないくらいなら、辞めてやるよ! ペッ!!」だったのでしょう。

利権まみれ・・とはいえそれを「消防団を出せ(by小池)」「エビゾーを出せ(by森)」「imagineを唄え(byバッハ)」等々だけの口利きレベルで留め、表現や演出においてはクリエイター衆に全面委任するのであればまだ、MIKIKO氏らの実力ならば巧い具合に昇華させて、超クールでモダンな消防エビゾーのimagine団に仕上げてくれたと思いますけどねぇ(笑)。センスの方面まで、ダッサダサの魑魅魍魎たちが掻き乱していやがったとは・・・

日本には、ファッション界にもアート界にも音楽界にも、素晴らしいクリエイターがたくさんいますよ。僕らが外国人に対して、自信を持って「日本人の芸術センスって、粋でしょ?」と言わせてくれる者々、全世界の人々を「日本ってスゲェ!カッコいい!!」と魅了させられるほどの能力の持ち主が、確かに存在します。しかしその才能に投資する側の人間、この国のほとんどの資産を独占する支配層の連中に、センスの欠片も無いのであれば、そりゃ〜どうにもならんわ・・・。NHKの紅白歌合戦レベル、白戸家の犬レベルのしょっぱいクリエイトに、僕らの未来はずっと付き合わなきゃならんの? いやはや、マジで勘弁して。己のダサさ、時代の流れについて行けてないっぷりを自覚し恥を知り、さっさと引っ込んでくれよ!!!



例のウィルスに関しては、僕のスタンスは全く変わらずに“興味無し(個々が納得できるレベルで感染予防をすればよし。自粛しようが活動しようが、ワクチンを打とうが打たなかろうが、各々の判断で好きにしましょうや)”です。しかしながら、政治家連中のあざとい感じ、「オリンピックの盛況の勢いのまま総選挙になだれ込めば、勝機あり!」なニヤニヤ顔が透けて見えまくりなのには、呆れ果てますね。仮にこのオリンピックが大成功に終わったとしても、「菅さまのおかげだ! 自民党さまのおかげだ!」とのシュプレヒコールが沸き起こるわけがないだろうが! 国民を舐めるなッ!!「金メダルに感動☆」とかいうツイートをアホみたいな頻度で打っているヒマがあるのなら、今すぐ国会を開いて真っ当な仕事しろ!!!



前述しましたが、僕の最近はまた「映画を観たいぜ!」のスイッチが猛烈に入り気味で、DVDを借りまくり&アマゾンプライム観まくりです。EUROが終わって以降の三週間弱で、25本くらいは観たかな・・? 映画館で観たのは「ゴジラvsコング」だけですが。大迫力の怪獣プロレスに徹し、人間ドラマをいい意味で切り捨てた潔さが、とてもよかったです。



そういえばfacebookでは事後報告しましたが、実はオイラついに、YAWPビル1階テナントの夜営業をスタートしました。SNSでの事前告知、というか宣伝というかをほとんどしなかったのは、「このタイミングのナチュラルな状況で、どれだけの集客ができるか」を実験してみたかったからです。友人が来たりといった、開店ボーナス的な集客では、イレギュラーですからね。来てくれたお客さん達には、ガンボの味には満足していただけた(実際に「美味しかった」とたくさん言っていただきましたし、皆さん、米粒一つ残していなかった)ようなので、その点はすごく嬉しく思います。

自分でも食べてみたら、もちろん美味かった

しかし、準備万端なのにオープンしてから40分くらい誰も来ずの日があったりで、、なんというか、“飲食業での切なさ”を知りましたよ。宿泊業だと、予約を受けてから来客を待つ、二段階の方式ですからね。「今日、ヘタしたらお客さんゼロかもな・・・」の感覚を、その日に受け止めることはないどころか、チェックインゼロが確定していれば、それはそれで気楽&有意義に過ごせたりもします(笑)。今回の飲食はワンオペ営業で、僕はスマホを持っているわけでもないし、小説とか読むのも変かな?だしで、手持ち無沙汰でボケ〜ッとしておりました・・・

とりあえず今後は、緊急なんちゃらが終わるまでのしばらくの間、夜営業については似たような感じで、“不定期・短時間・酒類の提供無しで開きまっせ〜”・・な展開にします!!



今回のブログはこんなもんかねぇ〜と思い、ここまでをババッと確認読みしましたが、「序盤に“いくつかの話題を短く並立に”とか書いたくせに、話題のほとんどはオリンピック関連で、短文でもないじゃねぇか!! 」と自分でツッコんじゃいました。う〜ん、最初から“オリンピックについてを語る!”的な設計図で始めればよかったかな? まぁ、いいか・・・

どこかの動画で誰かが「戦後の日本にとって、1964年五輪は成人式。2021年五輪は、葬式」と言っておりましたが、これには僕も「うまい!」と柏手を打ちました。そうだわ、日本社会にこびり付く古くて腐りきったアレやコレやはこの機会に、スッキリと綺麗になるまで一掃して、イチからやり直そうや。



そんでは!!

暑い毎日が続きますが、皆さん、楽しく充実した日々をお過ごしくださいです!!

僕は館山に突撃し、お日焼けビキニギャルをナンパしようかと検討しておりましたが、現地の某ゲストハウスのオーナーがウェ〜イ✊野郎には憤怒で襲いかかって来るという噂を聞いたので、この夏はやめておきます(笑)!!!






2021年7月6日火曜日

“出来事”への嘲笑と、“存在”への嘲笑。

 



今回の話題は、差別の問題についてです。



〈おかえりびと〉内では書いたことがありましたが、このブログでは初めてですかね。もちろん極めてデリケートなテーマで、いろいろと多方面に気を使いながらにはなりますが、僕なりに臆せずに語ります。



サッカーチーム:バルセロナFCに所属する若手、ウスマン・デンベレ選手によって、過去にスマホで撮られた動画が、「日本人の容姿や言語を侮辱している!」「こいつはレイシスト(差別主義者)だ!」とのことで、ネット上で只今絶賛・大炎上中。

動画をリークした大元のニュースサイトによると、この件での出来事の詳細は

① FCバルセロナが、2019年のプレシーズンに日本に遠征に来た際のもの。デンベレとグリエーズマン(同じくフランス人のスター選手です)が、ホテルで同部屋だった。

② グリエーズマンがTVゲームをしようとしたが、言語設定が日本語だったので、ホテルのスタッフを呼んで設定の変更を依頼した。

③ スタッフ(日本人の中年男性)が3人、部屋に来た。しかし、なかなか設定を直せないままで時間が過ぎる。

④ デンベレが動画を撮影し出す。日本人スタッフ達の顔にズームし、「醜い顔だな。恥ずかしくないのか?」と発言。前に座っていたグリエーズマンは振り返り、苦笑い。

⑤ さらにデンベレは「どんな後進国の言葉なんだ?」「お前の国は技術的に進んでいるのか、いないのか」などと発言。

・・・とのこと。






僕もこのニュースを一昨日、初めて見た際には「えぇぇぇ? マジかよデンベレ・・・けっこう好きな選手だったのに、そりゃないぜ」とガッカリしましたが、実際の動画を検索し見てみると、印象が大きく異なり。デンベレのノリ?的にも、グリエーズマンの反応的にも、いわゆる差別的な雰囲気、差別主義者が持つあの独特な空気感というかは、発しておらず。僕は欧米で、強烈な差別を直に受けた経験がありますから、なんというか“その空気”への感度が強めのアンテナがあるのですよ。

ということで、興味を持ったので改めてこの件を掘り下げて行くと。フランス在住の日本人の、けっこう多くの方々が「語弊がある」「誤訳がある」「この報道には悪意がある」等の指摘をしているのを知りまして。彼らの発信をフワッとまとめると、件の話は上記の①〜③までは同じで、

❹ デンベレが動画を撮影し出す。“設定を直せなくて困惑する表情の”スタッフ達の顔にズームし、「なんちゅう顔だ(辛気くさい、的な意で)。たかがゲームのためにこんなに人を困らせて、恥ずかしくないのか?(グリエーズマンに向けて)」と発言。前に座っていたグリエーズマンは振り返り、苦笑い。

❺ スタッフ達が話す日本語を理解できないデンベレは、「なに言ってんのか、わっかんねぇよ」。そして彼らが設定をいつまでも直せないことを揶揄し、「おいおい、ここは後進国か?」と発言。


・・・ん、同じフランス語なのに、訳す者が変わるだけで、悪意的な要素をサッパリと取り除くだけで、全く印象が異なりますね。特に④の「醜い顔」との訳には、明らかに悪意があるとのことで、これは現地フランスでは造形を悪く言う表現というよりも、「暗い顔」や「不機嫌な顔」といった類いの、その時の表情における“悪い顔”という意味だそうで。そして、その次の「恥ずかしくないのか?」は、文法的にその前の顔の話には繋がっていないとのこと。グリエーズマンの反応からして、彼に向けて発したものである、とのこと。

日本人とはいえ、フランスに住んでおり日常をフランス語メインで暮らす彼らが、これらの間違いを指摘している。これにより僕は「うはぁ~、大元のニュースサイト、どんだけ悪意があんだよ。ヒド過ぎるだろ・・・」と呆れましたよ。記事の記者(イギリスの新聞社、デイリーメール)が、わかっていてワザとそう訳したのであれば、それこそが許し難き暴挙だと僕は思いますけどね。ていうかそもそも、このデイリーメールという新聞社は、普段からかなりの“イワクツキ”なんですよ!! 嘘、でっち上げ等々、何でもアリの報道姿勢で、本国イギリスでの評価と格は最底辺のレベルです(欧州サッカー好きには、それで有名です)。

しかしながら、、これに関わるネット記事を連鎖でいくつか開いて見たところ、どこもかしこもコメント欄では「デンベレ、許すまじ!!」の大炎上状態。苦笑いしていただけのグリエーズマンも豪快に巻き込まれ、クソミソに書かれ(気の毒すぎますって!)。前述のフランス在住の日本人の方々に対してさえ、「差別主義者を擁護するのか?」「フランスに媚を売ってんな」といった感じで袋叩き。いやいゃ・・彼らは日本で暮らす僕らよりも遥かに、フランスのリアルを知っており、特に会話表現の知識においては雲泥の差なわけで、彼らの意見は貴重としか言いようがなく、素直に受け止めるべきだと思うのですが・・・


あえて極端なことを言えば、デンベレがいわゆるゴリゴリのレイシストなのであれば、彼は自分の部屋に日本人スタッフが入ることを拒否しますし、入れたとしても無視しますし、無視しなかったとしても「臭ぇよ」「近寄んなゴミ」的な蔑みをします。世界に蔓延るレイシズムというのは、そのレベルでの強烈な、根深き問題なんですよ。世界にはそんなロクでもない人間が、実際にけっこうな数、存在するんですよ。しかし、件の動画を見る限りでは、デンベレは日本人スタッフの“不甲斐なさ”に対して、「仕事のできないコイツらを動画に撮ってやれ」的なノリで嘲け笑っている印象です。もちろん、それ自体が極めて無礼で、幼稚で愚かな言動、簡単に言うと“バカ”で、バカ界ドラフト1位のバカすぎるバカなのは間違いありません。しかしこれは、差別の問題とは違う。この点を、むやみに混ぜ合わせるべきではないと、僕は考えます。


外国人の中には、スラングまみれの乱暴な会話表現が当たり前の者が、たくさんいます。ウチは安宿、ゲストハウスですから、とりわけしょっちゅう出くわします。ファッ◯ンを=クソと訳すとして、「憧れだったクソ日本についに来たぜ!クソゲストハウスのクソ宿主に連れられて、お好み焼き?とかいうクソ料理を食べてみたらクソ美味くてビックリ。しかしクソ箸の使い方がマジでわかんなくてクソだった」みたいな感じで、会話の節々に「ファッ◯ン〜」を挟み込んできやがります(笑)。これはもちろん大げさに書いておりますが、「ファッ◯ン・デリシャス(クソ美味い)」や「ファッ◯ン・チョップスティック(クソ箸)」なんかは、いろんな輩の口から何度も聞いた覚えが・・・

彼らの発する「ファッ◯ン~」を主とするスラングは、もはや口癖のようなもので、意図も悪意もなく、単に会話をリズミカルにするための要素みたいなもんなのです。僕は彼らのそんな文化?に理解を示しつつ、いちおう日本人として、旅の入り口側で接する立場として、「日本人はスラングはめったに使わないし不快に思う人が多いから、それ、やめた方がいいよ~」と伝えますけどね。


普段からスラング多用で口の悪いデンベレは、その時に起こった“出来事”に対して他者を嘲笑しただけで、その人の“存在”を嘲笑したわけではないと、僕は捉えたということです。僕だって例えば、とある国で、出会った現地人たちに散々嘘をつかれ、何度も騙されそうになった経験を元に「あそこでは人間不信になりかけた。旅する人は気をつけて!」といったことを語ったりします。しかしそこに、差別の意識は全く無い。「あの国の人間は、みんな嘘つきだ。日本に来るな」とか、言ったことも思ったことも無い。「こんなムチャクチャな嘘をつかれたぜ〜!」という実際の出来事を、笑い話としてネタにしているだけです。

しかしこれにだって、受け取る側の性質によっては作為的な悪意を伴いながら、「お前はレイシストだ」と攻撃して来る可能性があるわけです。そんな攻撃をさせる隙を完全に無くすべきならば、僕は旅の経験談をほとんど話せなくなります(笑)。ただでさえ“つまんない男”なのに、“つまんない上にトークのネタがない男”へとクラスアップします。



“出来事”への嘲笑と、“存在”への嘲笑。この二つは、全く異なるものです。

例えば僕が宿で、納豆を食べていて、外国人から「お前ら日本人って、そんな臭いもんをよく食えるな」と笑われても、僕はそれを差別だとは受け取りません。

しかしとある日に、どこかの外国人から、いきなり「日本人は納豆臭いから、近寄るなよ」と言われたとしたら、僕は怒り狂います。

(この例え話、facebookに書いたら日本人からの反応がゼロだった(笑)ので、ここにも最後に載せちゃいました。やっぱり皆さん、こういった話題はデリケートで触れづらいんだろうなぁ・・・)


というわけで今回は、皆さんにもこれらの違いを理解してほしい、差別の問題を考えてほしい、という話題だったのでした!!差別はもちろん、世界中で撲滅させるべきなのですが、その一方では、なんでもかんでも・むやみやたらに「これは差別だ!」と火を付けたがる、連続放火魔のようなおかしな集団がいることも、事実なのです。

皆さんは、そんな連中が起こす扇動に巻き込まれないよう、振り回されすぎないよう、冷静な視点でニュースを見てくださいです!!!



【追記】

先ほど、フランス人の友人と、DMでこの問題について語り合いました。

彼曰く「フランス人同士ではこんな感じの会話は、けっこう普通。デンベレはたしかに口が悪いが、俺らの日常の範囲内。もちろん、いいことではないけど。これで日本人を不快にさせてしまったことには、申しわけないと思う。それにしても、最初の報道の誤訳がヒドすぎる」とのことです。

デンベレが発表した謝罪文と、似たような感じですね・・・





2021年6月25日金曜日

EURO2020を、妄想して楽しむ!!





【ラザニアと世界の料理 ロカンタ】の正式オープンから、一ヶ月が経過しました。前回も書きましたが、売れ残りの出る日はあるものの、毎日それなりに堅実に運営できております。皆さま、どうもありがとうございます。

それに関連しているような、していないような、、な記事が書き途中で2本あるのですが、それらは一旦寝かして、全く関係のないネタを割り込みで投入します!



さてさて。今回は(今回も)完全に自己満足したいだけの記事です。サッカーに興味のない方は、スルーしちゃってくださいな。現在、ヨーロッパ各地でノリノリで開催されている、EURO2020(オリンピックと同様に、一年の延期があったので、名称は2020です)の話題です。以前にも書いたことがありますが、僕としてはサッカーの国際大会で、一番楽しめるのがEUROなんですよ。ワールドカップは、選手のキレが全体的にいまいちなのと、チーム(国)ごとの実力差がありすぎるのとで、つまらない試合が多い。EUROは、ほとんどがエキサイティングで面白い。

僕は動画配信サイトの類いでは、DAZNにのみレギュラーで契約しているのですが。去年の夏から、チャンピオンズリーグが見られなくなりガッカリ。EURO2020も「チョー楽しみだな〜」とワクワク度MAX状態になっていたのに、やってくれないことを直前に気付いてガッカリ。全然ダメじゃんかよぉ、DAZN・・・


というわけで僕は、この大会のためにわざわざ、wowowと契約しましたよ・・・。ライブ配信中の動画を遡り再生できなかったり、いろいろと不便ですねぇwowowって。サッカーは15分遅れ(ハーフタイムを飛ばして追いつく)で、野球は1時間半遅れ(チェンジ後のインターバルを常に飛ばすと9回あたりで追いつく)で見始める僕としては、これは本当に困る。しかたなくライブは諦めてアーカイブで観ようとしても、配信開始までは試合終了後から1〜2時間は待たされる。まったくもぅ・・改善を求む!!いつでも観られて巻き戻せて、アーカイブも試合の直後にUPされるDAZNの方が、その点では、はるかに優秀ですねぇ〜

ま、いいか。wowowはどうせ、EURO2020が終わったらすぐに解約するし(笑)。とにかく僕は、「なんだよDAZNで観られないのかよ〜」のガッカリが開幕の前日にあり、「今回はもう諦めようかニャ」の葛藤が二日ほどあったため、少し遅れての観戦環境の整備となったのでした。なので、これから書く勝敗予想は、グループリーグが終わり決勝トーナメントが始まる前という、こんな中途半端なタイミングとなったわけです!


実は僕は大会の前に、決勝トーナメントに勝ち上がる国orグループリーグで敗退する国・・の予想をノートに書いておりまして。答え合わせな感じになりますが、まずはそれをここに記します。興味がなくてつまらない(笑)のに、頑張ってここまで読んでくださっている方々のために説明しますと、今回は出場24チーム(4チーム×6グループ)で、トーナメント勝ち上がりは16チームなので、当然1位2位は勝ち上がり、3位チームもグループを跨いで比べられ、成績の良い4チームが勝ち上がれるシステムです。


〈グループリーグ、僕の予想はこうだった〉

グループA
 予想             結果
①イタリア          ①イタリア
②トルコ           ②ウェールズ
③ウェールズ(勝ち上がり)  ③スイス(勝ち上がり)
④スイス           ④トルコ

グループB
 予想             結果
①ベルギー          ①ベルギー
②デンマーク         ②デンマーク
③ロシア(敗退)       ③フィンランド(敗退)
④フィンランド        ④ロシア

グループC
 予想             結果
①オランダ          ①オランダ
②オーストリア        ②オーストリア
③ウクライナ(敗退)     ③ウクライナ(勝ち上がり)
④北マケドニア        ④北マケドニア

グループD
 予想             結果
①イングランド        ①イングランド
②クロアチア         ②クロアチア
③スコットランド(勝ち上がり)③チェコ(勝ち上がり)
④チェコ           ④スコットランド

グループE
 予想             結果
①スウェーデン        ①スウェーデン
②スペイン          ②スペイン
③ポーランド(勝ち上がり)  ③スロバキア(敗退)
④スロバキア         ④ポーランド

グループF
 予想             結果
①フランス          ①フランス
②ドイツ           ②ドイツ
③ポルトガル(勝ち上がり)  ③ポルトガル(勝ち上がり)
④ハンガリー         ④ハンガリー


・・・というわけで、1位は全正解、2位はグループA以外で全て正解、でした。その一方で、3位4位は外しまくり。3位の中の勝ち上がり国も、だいぶ間違えましたねぇ。まぁ、「オラ、予想が的中しただぁよ〜!」をここで書いた所で、もうグループリーグは済んでいる“後出し発信”なわけで、読者の皆さんからすれば「はいはい、あっそう」でしょうけどね。まさにザ・自己満足(特にスウェーデン1位スペイン2位を当てたあたりに、ドヤッ)!!

しかしここからはちゃんと未来の話、決勝トーナメント15試合の勝敗予想&妄想をします!!これをやった上で試合を観ると、その試合が何倍も面白くなるという変態気質が、俺にはあるのだぁぁぁ〜!!ホント、自己満足にも程があるのですが、付き合わせてしまってゴメンナサイです〜!!!



〈ベスト16〉


ウェールズvsデンマーク

0−2、デンマークの勝利。
得点者:ヴェステルゴー、ホイビェア(PK)

デンマークが超アグレッシブな全員攻撃・全員守備で、圧倒する。ウェールズは、ダン・ジェームズの爆速カウンターが脅威を与えるものの、ベイルに存在感無し。



イタリアvsオーストリア

3−0、イタリアの勝利。
得点者:ジョルジーニョ(PK)、インモービレ、キエーザ

先発したキエーザがキレッキレの無双状態で、PK獲得&1得点。今大会のイタリアは、組織力がハンパないって。



オランダvsチェコ

2−2、延長でも決着つかずPK戦の末にオランダの勝利。
得点者:ソーチェク、シック(以上チェコ)、デリフト、マレン(以上オランダ)

オランダは2点を先制され苦しむも、終盤に追いつき、辛くもPK戦にもつれ込む。そしてGKステケレンブルフがいきなり覚醒し、シュートを止めまくる。



ベルギーvsポルトガル

0−1、ポルトガルの勝利。
得点者:ロナウド

個人的にはベルギーを応援しているが、双方でどこか噛み合わない、残念な塩試合に。ガチャガチャした展開からごっつぁんゴールを決めたロナウドが、国際試合での得点数、世界新記録を樹立。



クロアチアvsスペイン

2−1、クロアチアの勝利。
得点者;レビッチ(ク)、ジェラール(ス)、モドリッチ(ク、PK)

中盤の主導権争いが熾烈で、一進一退の攻防に。モドリッチの老獪さが、ペドリの若さに勝る。



フランスvsスイス

4−0、フランスの勝利。
得点者:エムバペ×2、グリエーズマン(PK)、デンベレ

フランスは、コンディションのピークをトーナメントに持って行っている印象。エムバペがエンジン全開となり、スイスDF陣をキリキリ舞い。



イングランドvsドイツ

1−0、イングランドの勝利。
得点者:ラッシュフォード

ホームの利があるイングランドだが、試合はドイツのペース。しかし終盤、途中出場のラッシュフォードが値千金の得点ゲット。



スウェーデンvsウクライナ

2−0、スウェーデンの勝利。
得点者:クアイソン、クルセフスキ

今大会のスウェーデン、攻撃はアグレッシブなのに守備は堅固なタフネス集団、かなりの好チームでっせ。よって得点差以上に圧倒すると予想。



〈ベスト8〉


フランスvsクロアチア

2−1、フランスの勝利。
得点者:グリエーズマン(フ、PK)、ペリシッチ(ク)、ジルー(フ)

2018W杯決勝の再戦となったが、またしてもフランスの勝利。75分から途中出場のジルーが、投入直後にヘッドで勝ち越し。モドリッチ、涙。



ポルトガルvsイタリア

0−1、イタリアの勝利。
得点者:ロカテッリ

拮抗した試合となり、延長までもつれ込む。組織力で劣る分を運動量でカバーしていたポルトガルだが、終盤は明らかにバテていた。サポーターいわく「ロナウドが走らないせいで負けた」。



オランダvsデンマーク

0−2、デンマークの勝利。
得点者:ホイビェア(PK)、ダムスゴー

決定機はオランダの方が多かったが、デンマークの身体を張りまくるDF陣を相手に、決めきれない。後半に首尾よく2点を取ったデンマークが、勝ち上がり。



スウェーデンvsイングランド

1−2、イングランドの勝利。
得点者:ケイン×2(イ)、ベリ(ス)

今大会ここまで無得点だったケインが、いきなりの大爆発。スウェーデンも好機を作り続けるが、得点には至らず、終盤に1点を返し一矢を報いるのみ。



〈ベスト4〉

⑬フランスvsイタリア

2−2、PK戦の末にイタリアの勝利。
得点者:エムバペ×2(フ)、ベロッティ、インモービレ(以上、イタリア)

開始直後にエムバペの個人技で得点が決まり、イタリアの連続無失点記録がストップ。さらにエムバペに得点を許し敗退必至かと思われたが、徐々に主導権を握ったイタリアが2点を返し、PK戦で勝利。


⑭デンマークvsイングランド

1−3、イングランドの勝利。
得点者:ケイン×2、マウント(以上、イングランド)、ドルベア(デ)

疲れの見えるデンマーク陣に、前戦の2得点&ホームアドバンテージで勢いに乗るケインが襲いかかる。成すすべ無し。



〈決勝戦〉


イタリアvsイングランド

2−0、イタリアの勝利。
得点者:ジョルジーニョ(PK)、キエーザ

試合前に「イングランドだけ、7試合中6試合がホームってズルすぎない?」の大バッシングが勃発。それに気を揉んだのか、いまいちなプレーに終始するイングランドを、イタリアが組織力で圧倒。PKの判定がビミョウで、試合後もそれで物議を醸す。



・・・というわけで、僕の予想は

優勝  :イタリア
準優勝 :イングランド
ベスト4:フランス、デンマーク
得点王 :C・ロナウド(6得点)


となりました!!


僕はこれまでのグループリーグを、36試合中31試合観ておりますので、上記はそれなりに「おっ、ここは好チームだな」「組織が仕上がってるな」「この選手、コンディションいいな」等の分析をした上で、膨らませまくった妄想です!!決勝トーナメントも、当然のように全15試合を網羅しますよ!!!



最後に、、、エリクセェェェ〜ン!!無事でよかった!!マジでよかった!!!あなたの華麗なプレーをまた見たいが、無理せずに過ごしてください。復帰できる日がくれば、応援します!!!





2021年6月16日水曜日

いじめの問題を取り上げる以上は、俺の暗黒時代の話をする。

 


ハロォハロ〜


YAWPビル1階のお店【ラザニアと世界の料理 ロカンタ】は、おかげさまで正式オープンから三週間が経過しました。スタート直後の二週間は全ての日で売り切れ、ちょっと怖いくらいの順調っぷりでしたが、先週からメイン料理をもう一品(固定ではない)出して商品数が増えたこともあり、最近は売り切れる日が少なくなりました。ラザニアはもちろんのことながら、他の料理(今週はグリーンカレー)もすこぶる美味でハオツィーのマシッソヨなので、一人でも多くの方に食べていただきたいです〜。



さてさて。

前回のブログ<世間のあれこれに好き勝手にモノ申す>で、僕の“ネタに取り上げようかな”リストには、記事に書いた11の話題以外では

・らっ、、ライズ・・・? こりゃカッコ良ぇ!オイラも自己愛ウットリな名前に改名しようかしら?(業界人にしかわからないネタ)
・赤羽 国土交通大臣が、ゲストハウス糸屋宿主を酔っぱらい扱い。あれはヒドかったね。
・圭ちゃんと眞子さま、がんばって結婚しぃやー(乾いた感じで)
・少年革命家ゆたぼん、中学校も不登校だぜ文句あっか?宣言で物議


がありました。そしてその上で、最近になって、格闘家の朝倉未来氏が「いじめの問題は、いじめられている側にも原因がある」との発言で炎上、という時事ネタがあるのを知り、「おっ、ゆたぼんの話題と合わせて、改めて1本書いてみるかな」と僕は思ったのでした。


というわけで今回は、学校&教育絡みです。このブログでは何度かお伝え済みですが、僕は学校の教師ではなかったものの、長らく学習塾で働いておりましたので、いちおう教育者としての経験がそれなりにあります。とはいえ、教育現場のリアルを知ったような顔でドヤ意見を言うつもりはありませんが。40代の独身、子育て経験無しで、いつまで経っても人生をライズできず情けないオッサンの戯言だと、捉えていただいてかまいませんです(トホホ・・)。



まず、大前提として。僕の少年〜青年時代は、小学校では毎日がすこぶる楽しく、ところが中学校はクソつまらなく、それがまたひっくり返って高校では再びの超ジョイフルな日々でした。計12年の内に、そんな極端なアップダウンが生まれた背景には、僕の人間性は全く関わっていないとは思いませんが、振り切って言ってしまえば“あれは環境に原因があった”でして。僕が通った中学校(公立です)では、特攻服で登校しちゃうレベルのヤンキーが大量発生、いじめも大量発生。授業はハチャメチャで、もはや学級崩壊。ブチ切れ&号泣して早期退職した若い女性教師もおりました。ヤニを吸っている野郎の率は、50%を越えており。男子トイレの大便器には常に吸い殻がプカプカと、窓ガラスも常に割られ、ドアも壊され。さながら、マッドマックスのようなカオス状態でした(笑)。

「こんなロクでもない場に通うことに、何の意味がある? 時間のムダだ」と、僕は毎日思っていましたよ。授業だって、熱意と工夫があって楽しかったのはO先生の理科くらいで、他はとことん退屈。当時の僕のノートは、ほとんどが落書きで埋められていました。

とはいえ、気の合う仲間さえいれば、そんな環境でも楽しい日々を送れていたのかもしれません。しかしながら当時の僕は、これまた振り切って言ってしまえば、“友達はいませんでした”。現に、僕が今現在でも友人関係を継続しているのは、その全員が高校に入って以降に出会った者々です。僕は、ある意味では高校入学の前までの15年間を、履歴から消去して生きているのです。


僕のその、“友達いなかったぜ〜”な物語をここで語りますと。僕は自分で言うのもなんですが、小学生時代には“クラスで一番の人気者”だったのですよ。集合写真ではいつでもド真ん中におりましたし、お誕生日会に呼ばれる頻度も凄まじく。毎日、誰かから遊びに誘われ、誰かの家に遊びに行き、誰かがウチに遊びに来る。そんな、友達たくさんでいつも明るい、絵に描いたようなワンパク少年でした。


そして、中学に進学し。僕の中学校は、学区的に近隣の二つの小学校から上がってきた生徒が半々くらいの比率でおり、要は、クラスには知っている者が半分、知らない者が半分、でスタートする形でした。もちろん、同じ小学校だった友人たちと僕は、入学当初は変わらずに仲良くしていたのですが、、、一学期の中間テストが5月末にあり、そこで僕は、学年トップを取ったのです。あの中学校ではわざわざ、各生徒の5教科合計点と順位を全員分、大判紙にプリントして廊下に貼り出しており。〈① 486点 中園拓朗〉と、僕の名が一番右に載っておりました(なぜか点数もいまだに覚えている)。

僕はまぁ、今でもこんな性格ですし(笑)、ガキだった当時の僕はさらに輪をかけて、周りに不快な感じでドヤったのでしょうかね? 僕が筆記テストに強いことは、旧知の友人たちはもちろん分かっていましたが、もう一つの小学校から来た者々はその貼り出された紙で知ったわけで。その日を境に、見事にあからさまに、連中は僕への“ハブり”を開始したのです。いやぁ〜、あれは本当に判りやすかった!!

そして、連中が生んだ「あいつ(タクロウ)、ムカつくからハブろうぜ」の波が、僕と小学生時代から仲良かった友人たちへも少しずつ伝染しましてね。一人、また一人と、、僕に近寄る者が減って行く。

今であれば、僕はその状況下でも巧く立ち回る術を探すだろうと思いますが。当時の僕は、これに落ち込むどころか、「頭の悪いお前らとは、俺は見ている世界が違う。バカはバカ同士でつるんでろや」というヒネクレな方向に進み。「友達ゼロでも全くかまいませ〜ん」という、強気な着地をしたのです。

ここで、「そんな状況でアンタ、よくいじめられなかったねぇ」と感じた、読者の方がいるかもしれません。実は当時、体育の授業で、剣道をする学期があったのです。これは、本当にラッキーでした。僕は幼少期より剣道を習っており、その時点で歴が6年。あれは動作が特殊で経験者が圧倒的に有利なスポーツなので、初心者とそれなりの経験者が対峙して、初心者が勝つことは確実にありえません。というわけでその剣道の授業は、完全に僕の一人勝ち、無双状態(経験者は道着を着るのが可だったので、見た目からして一人だけ違うw)。特に、僕が普段からムカついていた奴らのことは、ボッコボコのズタボロにしてやってスッキリ、ストレス発散しておりました。

竹刀を持つ・・・とはいえ、剣道もいちおう格闘技ですからね。そのおかげで周りからは、なんというか「あいつ(タクロウ)は格闘技やってるから、ケンカを売るのはやめとくか」的な空気があったと認識しています。棒状の物さえあればいつでもボコれますが、素手のケンカは別に強くなかったと思いますけどねぇ(笑)。そんな感じで僕の中学生時代は、いじめられるわけでも、暴力を振るわれるわけでもないが、皆からひたすらに“ハブられる”、そんな日常だったのでした。ハブりもいじめの一種だろ、、と誰かに思われるかもしれませんが、僕は「いつでもかかって来いや」のスタンスだったわけですし、そもそも「あれは僕へのいじめだった」と自分で評していないわけですから、全くの別物です。


・・・その一方で、僕が進学した高校は、自由な校風で、いわゆるスクールカーストのようなくだらないものもなく。難関校だったので、言ってしまえば周りの全員の地頭がよく、ヤンチャ寄りの連中にもどこかに気品があり(笑)。僕は暗黒だった中学時代の記憶を完全リセットで、気の合う者々とたくさん出会い、とことん楽しい毎日でした。笑わせ目的の弄り合いは普通にありましたが、僕の知る限りでは、陰湿ないじめの問題は全く起きていなかったです。もちろん、トイレもいつも綺麗でしたよ(笑)。



というわけで、話は戻り。少年革命家ゆたぼんくんの通っていた学校が、どのような環境だったのかは知りませんが、上記のような忌々しい中学生時代の記憶がちょっとだけ残っている僕としては、ゆたぼんくんの「学校なんてクソだ!行かねぇよ!ペッ!!」という気持ちは否定できず、むしろ「自分で決めたんなら、それでいいんじゃない?」の側です。学校ってのは、やりたくないことをやらされたり興味の無い話を聞かされたりでメンタルを鍛えられ、さらには「教師の質に差がありすぎる。本当にどうしようもない大人っているんだなぁ〜」と知ることができる(笑)点に、最も存在価値があると僕は思いますが。幼少期より、世間から散々叩かれ続けている彼は、そのあたりは充分に学べていることでしょう。

ただし彼が、「悩んでいるお前らも、行かなくていいって!」的な巻き込みアピールをしていることには、「それはやめようぜ〜」と思います。ゆたぼんくんの不登校はあくまで、個人的な決断であり、独りで勝手にやっていればいいだけです。日本全国の、学校がイヤで悩んでいる児童、生徒、それぞれにそれぞれの理由がある。逃げ道、もしくは乗り越える道を見つけて歩き始めるのは、あくまで本人の足であって、ゆたぼんくんのエスコートは全く必要ありません。それに彼は、不登校界の教祖様的なポジションを表面的に目指しているだけのように見え、とにかく軽くて薄っぺらい。各々の悩みを、本気で背負い込むほどの覚悟はないように感じますね。というわけで、僕は彼には「君の不登校の意志は、尊重するよ。ただしそれを正義ヅラでアピールすんなよな」と言いたいですね。


そして、「いじめの原因は、いじめられる側にも〜」の問題。炎上元の朝倉未来氏は格闘家ですから、当然、根本には強者の視点があるわけで。そして僕も前述のように、中学時代にいじめを受けなかった理由には“格闘技をやっていたから”“「売られるケンカは買ったるわい」のメンタルがあったから”という認識があり、視点は強者の方面、つまりは「いじめられっこ達よ、強くなれ!」の側に、どちらかといえば寄っています。

朝倉氏のその発信は、それはそれで正しい。彼は「いじめられっこは弱い。情けない」と言っているのではなく、「がんばって強い心を手に入れろ」とエールを送っている。彼のその発言を聞いて「そうだ、負けてたまるか!」と奮い立った者が一人でもいるのであれば、それは素晴らしいことです。「朝倉は、いじめの現場のリアルを全くわかっていない」とかいう批判意見をチラホラと見かけましたが、それには僕は賛同できません。強者の視点を元に解決するケースだって、きっとどこかにある。それなりに、ある。「いじめられっこは、それができないから悩むのに〜」とかいう意見の者は、なんでいじめられっこの全てを同じ性質だと決めつけてしまうんですかね?

あくまで僕の経験値を元に言い切ってしまえば、いじめが起きる一番の原因は、“いじめ気質の人間がそこに存在したから”ではなく、“いじめを生みやすい環境がそこにあるから”です。僕の通った中学ではいじめが大量発生だったのに、高校ではゼロ。僕が社会人になってからも、陰な空気で同僚の悪口陰口ばかりで実際に嫌がらせまでする職場があった一方、カラッと爽やかでスタッフ全員が互いを尊重し合う、陽の職場もあり。いじめとは、性格の歪んだ人間が先にいて、そいつがゼロ→イチで生み出しているのではなく、いじめをしやすい、したくなってしまう濁った沼のような環境が先にあり、その沼にアジャストする性質の者がそこに足を踏み入れることで、発生するのですよ。

なので、運悪くそんな環境に身を置くハメになった際には、大人も子供も、さっさとその場から離れるべきです。逃げるべきです。「では、そんな環境を生んでいるのは誰?」なんてのは、考えなくていい。風水のような捉え方(笑)で、社会には、陽の気が集まる場があるかわりに、陰の気が滞る場も必ず存在します。それを無くすまでの労力はとても、、というか無くすのは不可能ですので、そのための努力はする意味がない。濁沼に浸かっている方が心地がいい・・ってな愚か者は、ある一定数は常に存在しますので、そいつらの憩いの場として残しておいてあげればいいのです。


というわけで、仮に僕に息子がいて、いじめを受けて悩んでいたとしたら、僕はあっさりと「そんなしょうもない連中と関わる必要は無い。場が悪い。転校しよう」と持ちかけますね。まぁそもそも、何かしらの格闘技を習わせて「いつでもかかって来いやオラ」なマインドを鍛えておき、さらにはケンカで役に立つスキルをみっちりと教えておきますがね。「殴る時には、ペンや消しゴム等の小物を何か、拳に入れろ。威力倍増だぞ。ただし鍵は凶器使用の扱いになるからやめとけ」とか。「殴る前に相手に何かを投げろ、それで体勢を崩せて、先手を取れる。左で物投げ→右パンチのワンツーコンボを覚えたら完璧」とか。

これらは思いっきり強者の視点ですが、子供でも「オイラは周りの連中よりケンカの術を知っている」という自信があるだけで、見える周囲の色には少しは違いがあるでしょう? フワッとした「強くなれ!」を訴えるよりも、より具体的なケンカ殺法をこっそりと伝授する方が、メンタルタフネスの向上に繋がると僕は思いますけどね。いや、けっこうマジで。なんだか、話がおかしな展開に進んで、急に安っぽくなった気がしますが・・・それにこれって、女子生徒のケースでは何の参考にもならないような・・・まぁ、いいか(笑)。


児童、生徒諸君! いじめをする奴はダサいし愚かだけど、やっている奴そのものよりも、それを生む環境が何よりも悪い。しかしそんなクソな環境にいるのが楽しいと、本気で思えるようなバカが周りにいたとしたら、そいつとは関わっても何一つプラスを生まないので関わるべきではない。状況改善に向けて努力する必要もない。ただし、君たちが大人になってからも、そんな環境には何度も出くわすし、そんなバカともたまには出会うぞ。社会って、そんなもんだよ。長い人生なんだし、社会との付き合いに、少しずつでいいから、慣れて行っておくれよ。いい感じの、距離感を見つけておくれよ。


こんなまとめ方をしてみましたが、どうですかい? ゆたぼんくん!!!