2019年2月18日月曜日

全国のゲストハウス・オーナーに、問いたい。




(今回は、あえての超・短文です)


いきなりですが・・・


とある二人のゲストハウス・オーナー、ⒶとⒷが、「ゲストハウスとは?」との質問に答えたとします。



Ⓐ(オーナーではあるものの、自身の宿に顔を出すことはめったにない)

「ゲストハウスとは、、、

出会いと交流が盛んで、人と人とが繋がり、イベント等をきっかけにコミュニティが生まれ、学びやワクワクを共有できる、自己実現の場です。コワーキングスペースとしての役割も担い、共通の思考やビジョンを持つ者々が集い、活動をシェアし、シナジー効果を生み出します。誰にでも立ち寄ることができ、そこが居場所となり、息苦しい社会から開放される空間でもあります。ゲストが、地域の暮らしや食や文化等の、価値のある体験をすることで、その地域の活性化にも貢献します。ゲストと地域住民、さらには自治体と企業が合わさることで、イノベーションを起こし、地方創生の起爆剤となります。また、アドレスホッピング(住所不定)のライフスタイルとマッチし、多拠点生活のベースとなり、地方にも家を持つという選択肢が生まれることにより、空き家問題の解決にも役立ちます。そんな、未来への可能性に溢れる、新時代のビジネス・モデルです。



Ⓑ(宿で毎日、朝から晩まで働き、ゲストと直に接している)


「ゲストハウスとは、、、


世界中の旅人たちが、旅の疲れを癒し、自由に居心地よく過ごせる、家のような場所です。





Ⓐか、Ⓑか。


Ⓐの彼は、この長文に、今後も「役割」だ「貢献」だと、さらなる追加をし続けることでしょう。

Ⓑの彼は、この一文だけを、今後も頑なに守り続けることでしょう。


僕は、世間一般の人々に、どちらに対してより魅力を感じるか、聞いてみたい。

日本中のゲストハウス・オーナーに、どちらのスタンスに共鳴するのか、聞いてみたい。




13 件のコメント:

  1. すごい今回色々あったゲストハウス界隈を考え、私もブログ色々書いてたんですが、もう何か、「ゲストハウス」って言葉に嫌悪感すら抱いてきちゃいそうな感じで、結局まとまんなくて下書きのままです。
    ホントもう問いたいです。
    そしてあまりにもう「ゲストハウス」って言葉が手遅れなほど汚染されてたら、いっそ日本ではその言葉は(A)のヤツラにくれてやって、我々は「ホステル」、「バックパッカーズ」という言葉のみ死守すれば良いのかな、とすら思ってます。

    私のゲストハウスの運営スタンスは(B)でしたし、次の宿が再会できたら、やはり(B)としてやっていきます。

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    1. ありがとうございます。

      マジで吐き気を覚え、理屈以上に生理的に無理なんだと気付き、Ⓐの者々に対しての完全決別宣言のつもりで、書きました。

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    2. "ホステル”パスというふうに、既にホステルも奴らの手に・・・。

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    3. まぁ、名称はもう、彼らの好きにしたらいいです(笑)。

      僕はただただ、これ以上の“汚染”が、業界内で拡がらないことを願います。

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    4. なんか、私は宿主のくせにバッパーじゃないんでよく分かんないですが、2000年代まではバッパーも結構気合い入った人しかいなかった気がするんですが、最近はタクロウさんが言う所の「自分探し系」とかのキラキラバッパーの増加が、国内でのキラキラゲストハウスの増加に拍車をかけてんじゃないか?という気がするんです。バックパッカーの低レベル化というか。私の勝手なイメージですが。
      一説には元バッパーだと就職活動のウケが良いから大学生がこぞって海外行ったからとか色々あるみたいですが。

      なんか、こうなってしまった原因も研究したい(笑)。そうすりゃ対策もできるような気もしてて。

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    5. ん〜、、その辺の分析欲も、僕としてはもうないかな・・・(すみません、ヤシロさん)。キラキラ組の助成金の事件といい、コリャもう、触らない方がいいかな、と。

      先ほど、この記事を読んだ友人から連絡があり、「お前の業界、マルチビジネスみたいになってんのな!」と爆笑されちゃいましたよ(笑)。僕は「いやむしろ、カルト宗教に近い・・」と返しておきましたが。

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    6. カルトにマルチ、確かにその通りです(笑)。
      怖いですね。同類に見られたくないですね(笑)。

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    7. び~、(笑)。
      もう長い事(笑)。

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    8. マサさんは、間違いないですね!

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  2. まあ、コレですが(笑)。
    http://yh-kyoto.or.jp/?p=9708

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    1. ウケました(笑)。キラキラにも方向性はいろいろあるようですが、この業界はそちらの方がマジョリティなのかもしれませんね・・・(涙)

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    2. エーは旅宿ではない。

      と言うかタクロウさん表現、上手いっす!(笑)

      地方創生、地域おこし、もうどんだけ税金ばらまいても、何年やっても、関わったものが誰も生活の成り立たない状況を見て、いい加減、気が付けよってところでしょうか?

      補助金目的で賢いハイエナが集まって、ハイエナは直接補助金食べずに、より補助金を増やす為、彼らにバラまかれた補助金目当てにウサギが集まって来て、結局、簡単な餌がそれを目当てに集まったより多くのウサギに化け、頭の良いハイエナに全部食べられて全滅。

      まア、勝手にやってくれれば良いんですが、旅宿を隠れ蓑にするのは許せない!
      絶対に!

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    3. おっしゃる通りです。

      ⒶとⒷ、共通するのは“”ゴタクを並べたところで、結局は金儲けである”だと思うのですが、Ⓑは実直に自身の商品(サービス)に目が向いているのに対して、Ⓐはマーケットの掘り起こしや、自治体からいかに金を引っ張って来るか、的なことばかりを考えている。

      例えば、とあるラーメン屋が「世界進出」を掲げたら、一般大衆は「要するに海外にチェーン展開して金儲けしたいのね」としか捉えません。しかしそのラーメン屋が「日本の食文化を世界に広めることに貢献〜」とか言い出し、自治体に助成金の申請をしだしたりしたら、普通は笑っちゃいますよね。

      しかしキラキラは、「世界に日本の食文化を!? 夢があってスゲぇ! カッコいい!! 応援しよう!!」となってしまうので、バカだ、というわけです。

      先日のサミットも、自身の提案(商材、企画)に周りを巻き込んで金儲けをしたい人たちが、キラキラを相手に営業活動しただけだった、ということです。だから、マルチみたいだと評されるのでしょう。

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