2022年6月25日土曜日

幅広い世代との交遊は、楽しいですよ~!





最近、なんだかツイてます〜


僕はゴリゴリの服好きで、趣味がらみでのお金の使いどころは服と映画しかないような人間です。とはいえ購入にはけっこう慎重で、基本的にはよっぽど気に入ったアイテムしか買いません。毎月&年間の限度額もちゃんと決めているので、気に入ったとしても「今月の予算をオーバーするから諦めよう」ということがよくあります。

そんな消費スタイルでいるせいもあり、実は僕には、買わなかったことを後悔しているアイテムがそれなりにありまして。特に、強烈な心残りの物が3品あります。それら全ては最近の物ではなく、一つは2013年、一つは2014年、もう一つは2019年の当時に“買わない”を選んでしまった逸品達です。アイテム群としては、パンツ、コート、腕時計です。僕は量産系には興味がないので、これら全ては、日本or世界に数点しかない物です。


我ながら変態だなぁと思う話ですが、僕はこれらの“心残りなアイテム達”を、ヤフオクやメルカリ等で長年に渡ってず〜っと検索し続けておりましてね。毎日、とかではないですが。週に一度くらいの頻度では検索しているかな(笑)? そして今月の上旬、ついに上記3点の内の三つめの腕時計をメルカリで発見し、テンション爆上がりで即購入。それで買い物欲は完全に満たされていたのですが、つい先日再びメルカリでダラダラと検索をしていましたら、なんと一つめのパンツも発見!! 2品合わせると月の予算をオーバーしていましたが、九年もの間、しつこく欲し続けていた自分の情熱に免じて、すぐに購入!!!

ウットリ…


滞りなく無事に届いた2品は、中古だけれど状態もよく、言うこと無し! マジで大・満足、大・幸せです!! 僕は先月のブログ記事で、「物欲の熱が冷めた」と書きましたけどね(笑)。いや実際、4・5月に服は一着も買わなかったのですよ。ヤフオクやメルカリを開く頻度も、明らかに減っていたのですよ。しかし、そんなタイミングで自分的・幻の逸品を立て続けに二つ見つけてしまうという摩訶不思議! 僕の日頃の行いはたいして良くないと思うのですが、なんだか神がかっております!!! 残すは2014年の某ブランドのコートのみか! う〜ん、、もう忘れようかなぁ・・・



・・・話は変わり!!


僕の5月はGWと週末のみ宿をオープンし、「プライベートでもいろいろあった」と前回の記事に書きました。改めてしみじみと振り返りましたら「あれ? なんだかすごくバランスがよかったな」と思いましてね。5月の〈飲み会があった日〉〈グループor1対1〉〈相手の年代〉〈誘ったor誘われた〉をここにまとめると、

11日/1対1 /20代   /誘い
14日/グループ/20〜60代/イベント開催
15日/グループ/20〜30代/イベントの打ち上げ、的な
20日/1対1 /40代   /誘われ
25日/グループ/30〜50代/誘い

という構成。いやマジで、間隔といい相手の年齢層といい、めっちゃバランスよくないですか(笑)? ほんと充実してましたよ先月は!!

その後、6月に入ってからは

1日 /グループ/40代 /誘われ
3日 /1対1 /20代 /誘われ
4日 /1対1 /40代 /誘われ
18日/1対1 /30代 /誘い

と、なりまして。ドドドっと三連発で飲んだ後に二週間も空くという、バランスの悪さ(笑)!!


もちろん、その全てが楽しかったですけどね。上記の通り、20代の若者とのサシ飲みの席も二度あり、その内の一人は、なんとジャスト20歳です。僕は43歳ですから、親子みたいな歳の差だなぁ(笑)。

僕は、干支が一周する12歳差までは年上・年下共に友達感覚の範囲内というノリがありますが、それを越えるとさすがに“友達”という感じはしませんね。「では20代とは、どういう関係?」と聞かれると応えに困りますが・・・。塾講師時代に、僕を熱く慕ってくれた生徒たちの内の一番年上のアイツが、僕の12歳下だったので、それより年下の者々に対しては僕は、“生徒の世代”という目線になってしまうところがあります。

僕は50代の友人(?)たちともサシで飲むことがそれなりの頻度でありますので、要するに僕は「20代の若年層とも50代の熟年層とも分け隔てなく飲みまっせ!」な人間でして。同世代の友人たちにそんな話をすると、「お前ほど交遊の幅が広い奴、なかなかいねぇよ」と、いつも言われますね。


というわけでここからは、今の若者世代との会話というか感覚の違いというかの話です。先月末くらいから、僕は飲みの席でこの話題をよく出していましたから、最近共に飲んだ者からは「あぁ、その話ね」と思われそうですが(笑)。


結論から申しますと、「今の若者って、自分の意見をなかなか言わないねぇ〜」とすごく思います。意見を言わない、というよりも、否定的なことを言いません。僕が「これについて、俺はこう思う」を語っても、「僕の考えは違います」とか「それは間違いです」とか、そういう返しが全く来ない。「俺はこれが好き」と言っても、「僕はそれは嫌いです」という返しはない。皆、基本的に「たしかにそうですね」「それ、いいですよね」という、ツイッターやインスタでいうところの“いいね!”的なやりとりに終始します。そういう相互関係に着地します。

これって、ある程度は今の若者に共通する傾向なのかなぁ、と思います。「相手の意見、趣味嗜好を否定することは、相手を傷つける行為だ」という考え方というか。まぁ、僕が10歳以上離れた年上のオッサンなので、彼らなりに気を使っているから“いいね!”しか言わない、という一面はあるのかもですが(笑)。それに、僕はオッサン世代の中でも特に“意見がはっきりしている人間”なので、その我の強さが気後れをさせるというか、ぶつかり合いたい対象になりづらいのかもしれません(笑)。

僕としては、若者達からの素直な「オッサンのアンタがそう考えようが、ワイの考えはこうなんじゃい!」を聞きたいんですけどねぇ・・・。「そうですね!」「いいですね!」という反応を受け続けて、そりゃ〜気分を害するようなことはないですが、その壁をブチ壊し突撃して来ておくれよ〜という物足りなさは、ちょっとあります。


僕は、とあるAさんからお勧めされた映画を観て、それがイマイチだったならば素直に「俺的にはつまんなかったわ〜」とAさんに直接言ってしまう人間ですからね(笑)。その上で、「ここが良い!」vs「ここがダメ!」の、あーだこーだな熱い議論をしたい。それこそが楽しいんだけどなぁ。

実は先月の宿泊ゲストさんに、「人の好みを否定するくらいなら、観ない・やらない方がいい。お勧めされたものを観てつまらなかったら、何も言わない」という若者がいましてね。オジさん(僕)はそれを聞いて、なんだか寂しくなりましたよ・・・。少なくとも僕は、誰かに何かをお勧めして、相手がそれをすぐに実践してくれたら、その時点でめちゃくちゃ嬉しいです。好みや意見が合わなくたっていいじゃない。趣味や嗜好も、人それぞれでしょ。僕が親友と言えるレベルで仲良くしている数人の友人達は皆、ファッションには興味がないし、映画の方面もサッパリですよ(笑)。僕がイキってドヤった恰好で飲み会に行くと、「なんじゃお前、その変な服わっ!」と笑われますよ。そんなやりとりが楽しいし、それで全然かまわないんだけどなぁ〜



あ、そういえば。

僕は高校時代の三年間、ピュアに一途にずっと惚れ続けていた女性がいるのですが、その方と今度、飲むことになりました〜。卒業以来、25年ぶりの再会! 楽しみ!! 別に変な期待はしておりませんが(笑)、こちらも、「俺って最近ツイてるぜ〜」の内の一つです・・・






2022年6月16日木曜日

小池の愚策や参院選挙、千羽鶴や誤送金についてを、雑多に語る。




う〜ん・・・


前回の記事から、だいぶ空いちゃいましたね。こちら、5月末日の時点で八割方書き終わっていたのですが、その日に間に合わなかった(5月は2本書く気でいた)ので、そこでパタっと筆が止まりそのまま放置。熱量に波があるのは、僕の悪い傾向です。

最近はなんだか、な〜んもやる気にならないっちゃです。別に鬱とか、そういうのじゃないですけどね。5月は宿を再開しましたし、プライベートでもいろいろあって楽しかったのですが、今月はすこぶるヒマです。そもそも梅雨が嫌いなので、出かける気にならず誰かを遊びや飲みに誘うこともなく。一日の内、12時間は寝てます(笑)。起きている間はサッカーを2試合見て、映画を2本見て合間にYoutube見て、愛犬と遊んでメシ食って風呂入ればおしまい。生産性ゼロ・・・

先月の稼動実績は、ゲスト数18人、宿泊数26泊でした。営業日数が十七日間で、一日のキャパを7とすると(実際にOTAではそう設定していた)、稼働率はおよそ22%。コロナ前の従来通りにキャパを12人とすると、13%です。2019年には、平均で77%だったのですが・・・。そんな感じで数字だけを眺めると寂しくて泣きそう・・になりますが、ナイスなゲストばかりで久しぶりに旅宿らしく、賑やかでハッピーな毎日でした。今月からまた梅雨休みに入り、僕が「つまんないなぁ〜何もやる気にならんなぁ〜」となっているのは、その反動もあるのかもしれません。

そういえば先月25日には、ゲストハウス業界人がYAWPに集まりまして。いろいろあって結局、30〜50代のオッサンばかりの飲み会(笑)になりましたが。バックパッカーズジャパン現社長の藤城くんは、相変わらずこの業界の近況やビジネスについての造詣が深いですね。とても楽しかったですし、勉強になりました。ご存命だったら、向井さんも呼びたかったな・・・



さてさて。ここからはすでにほとんど書き終わっていた分(笑)。〈最近のアレやコレやに関する僕なりの感想のまとめ〉です。この企画は書き上げるまでにけっこう疲れるので、たぶんもう辞めます。閲覧数はいつも多めなので、気が変わって続けるとしてもあと二回、今年いっぱいですね。ブログ自体も辞めちゃうかもですが(笑)。


以下はあくまで「僕は個人的にこうである」という話なので、考えが異なる方々に対して「あなた、おかしいよ」と訴えるような意図はありません。この前置きは相変わらずのコピペです(笑)。ではでは、行きますよ〜!!




① 岸田総理の支持率、発足以来最高に

58%?63%?68%?・・・・し、信じられん。もちろん、「支持する」と答えた人々の気持ちが。彼って、何かやりましたっけ? 支持の理由で一番多かったのが“コロナの押さえ込みに成功しているから”だって? いやいや、ワクチンのあれこれで頑張ったのは、前総理の菅さんでしょ。ていうか押さえ込めてないし、国民の意識的に風化に向かっただけだし。日本の政治がしょーもないのは、国民のレベルが低過ぎるからだと、僕は再認識しましたよ!

先日は、来日したバイデンに対して「防衛費を倍増する」と約束。いやあのぉ〜、その財源は? それってただの「アメリカ軍需産業に、今後もますますお布施しまっせ」宣言でしょ? 中国が攻めて来るだの、北朝鮮からミサイルが〜だのに踊らされている人々がけっこう多いようで、「当然だ!」みたいな反応をネット上では多く見ましたけどね。

日本の空の大部分は、いまだにアメリカに支配されたまま(ご存知ない方は、“横田空域”等で検索を)で、戦闘機を買っても自由に飛ばせやしない。最新兵器を買っても、使用の権限はアメリカが握る。そんな、アメリカのコントロール下にある武器を、アメリカの言い値でホイホイと買う日本。アホとしか言いようがないんだが・・・。空域の権利の返還等を、なんで交渉すらできないの? それこそが真の国防、“国を強くする”ということだと思うんだけどなぁ。



② 小池の指示で、都内の新築物件にはソーラーパネルの設置が義務化へ

最近は存在感が希薄だった女帝さんの名前を久しぶりに聞いたなぁ〜と思ったら、こんな話題で爆笑しました。まさに愚策!!

僕の周囲のリアル社会でも、ネット上でもTVでも、この政策をポジティブに評価している人を見たことがないんですけど・・・。この人、なんでこんなにアホなの? これも「私は環境への意識が高いのよ〜!オホホ!!」というパフォーマンスかな?

ソーラーパネルって、5年でパワーが激減、10年で粗大ゴミだそうですね。そして、その処分方法が非常に厄介なのだとか。僕には“電力を作るにはこうするべき”の論はなく、思想の軸は“無駄のない生活を”ですから、根元からかなりズレておりますけどね。冬は暖房なし(厚着で乗り越える)、夏は扇風機のみ、古着しか着ない、洗濯は週に一度にまとめて、、等々、これでもいちおうエコな人間なんですよ(笑)。

どこかのTV番組で、専門家が「屋根にソーラーパネルを置く家庭では、電気の使用量が平均よりもずっと多いという統計が〜」と言っていましたよ。“ウチで作ってる→遠慮なく使いまくっちゃえ”ってこと? こりゃ本末転倒だわ! 政府も国民も、供給を増やすのではなく、需要を減らす努力をしろ!!



③ 参議院議員選挙に、水道橋博士や乙武洋匡氏、ガーシー氏が出馬宣言

前述の岸田の支持率も驚きですが、自民党支持率も上がっているようですね。いや・・・なんで? ウクライナのニュースを毎日見ての、「日本も戦争に巻き込まれるかも!団結せねば!」的なやつ? まぁ、自民と同等かそれ以上に、他の政党も果てしなくどうしようもないですけどね。特に立憲代表の泉はダメだ。政治家としても政治屋としても無能。あんなのがトップでは、立憲に上昇があるわけがない。

6年前の僕は、れいわ新選組から立候補した三宅洋平氏に夢を見させてもらいましたが、今回は彼のような“革命の芽”を感じる者はいないですね。いわゆるイロモノ系の出馬が多く、面白そうなので演説はいろいろと聞きに行こうと思いますが。

過去を暴く内容のYoutube動画を紹介した水道橋博士だけでなく、それをリツイートした4千人も名誉毀損で訴えるという、松井 大阪市長の脅しは明らかに権力者の暴走なので、博士の「スワップ(脅し目的の)訴訟禁止法を!」という活動には訴求力があり、彼はいい勝負をしそうな気がします。一方でガーシー氏の「不逮捕特権があるから政治家になりたい」というのは、その素直さが笑えるだけで、まぁ当選するわけがないですね。



④ ウクライナに千羽鶴を贈ろう、という活動に賛否

この話題が出た当初は、ウクライナ“本土”にだと勘違いした人が多かったようですが、こちらは正しくは“大使館”にだったそうで、これが認知され出してからは「それなら問題ないのでは?」派がマジョリティになった印象。

実は僕はそもそも、「千羽鶴は相手に迷惑」の意見です。それは僕が過去に、震災等があった際に参加した日本各地でのボランティア活動の経験から来るものです。特に東日本大震災のボラでは、本部に所属し長期で活動しましたが、凄まじい頻度で千羽鶴をはじめとする“全く必要のない”物々が届き、処分に困りまくる担当者の姿を見続けました。

僕がボラ活動から帰ってすぐ、学習塾での仕事に復帰した際に、小学生の生徒が「私のサッカークラブの皆で、被災地に送るために、もう使っていない服や靴や文房具を集めている」と言うので、僕は「絶対にやめるべき。送るなら現金か、新品の物を。被災者はゴミを送られても喜ばないよ」と直球で返してしまいまして。その子を泣かせてしまいまして。あれは大反省。もっといい感じに、うまく伝えられればよかった。

僕のこれは実体験から来る・・・というより、考えてみたら僕は千羽鶴的な物を誰かに贈りたい気持ちになったことも、「入院したら誰かから贈ってほしいなぁ」といった想像をしたことも、全くないですねぇ。喜ぶ人がいるのが、不思議なくらい。これは僕が、ドライなのかな・・・?



⑤ 山口県阿武町で、給付金4360万円を誤って一人の者に振込み

この話題は一時期、TVやネットで大騒ぎでしたね。僕は正直、「手続きをミスった奴が一番悪い」派です。この件で逃げようとした若者のことは「アホだなぁ」とは思いますが、怒りのような感情はないですね。まるで大罪を犯したかのような叩かれっぷりで、可哀想なくらいです。

もちろん、仮に僕がそんな大金をいきなり手に入れたとしたら、僕はすぐに返金しますよ。それは、モラルでも正義感でもなく、損得勘定で「逃げることで生まれる負の面の方が遥かに大きい」からですね。よってこれが4億なら悩みますし、40億なら確実に逃げると思いますっ(笑)!!

目の前に大金が落ちていたら「おぅ・・持って行ってしまおうか・・?」と、つい疼いてしまうのは、程度の差はあれど、みんな同じで普通のことでしょう。その一方で、大金持ちの人を見つけて、いかに奪い取ろうか騙し取ろうかを考えるような者は、普通じゃないです。根っからの犯罪者です。

ありもしない企業をでっちあげまくって、給付金10億だの2億だのを詐取しまくった連中の方が、山口の彼よりも1万倍くらい悪質だって!! アホな若者には温情を! 悪質な詐欺の連中には厳罰を!!



⑥ 映画監督や俳優による、女優への性加害が次々と明るみに


これは、難しい問題だと思います。やらかしたオッサン達、個人の単位ではなく、芸能界全体の問題なので。これに関して、「そういうのあるの知りませんでした〜」とシレッと言う芸能人がチラホラといましたが、全く信用ならないですね。被害者としてボコボコと湧き出て来た方々の中には、純粋な“被”ではなく、裏のアレコレがあった者もいることでしょう。園子温氏は裁判で戦うことを選びましたので、今はまだ一方的に悪と決めつけず、フラットに裁判結果を待つべきだと思います。

是枝裕和氏を中心とする6名の映画監督は、共同声明にて「自らが見過ごしてきた悪しき慣習を断ち切る責任がある」と発しましたが、これは素晴らしいと思いました。「悪い奴がいるんだね、ボクは違うけどね」にはせず、要は「この業界にはずっとこの問題が蔓延っていた。しかし改善を怠って来た。我々を含めて。反省します」と言っている。

ちなみに僕は昔、是枝さんと面識があったのですが、インタビュー等から受ける印象の通りの、すごく穏やかで優しい、紳士な方でしたよ。彼には裏表がなく、“やってない!”と僕は確信しますね。



⑦ 芸能界で自殺が相次ぐ

僕のこれまでの人生には、身近な家族や友人に自殺者は一人もおりませんでして(僕の知る限り)。よって、僕にとっては自殺といえば、芸能人の誰それが〜でたまにある、という対象なのですが、先日の上島竜兵氏の自殺は、その中でも過去イチでショックだったと思います。いやはや、ビックリしました。

昨年の神田沙也加さんの時にも語りましたが、僕は本当にこの、「死んでしまおうか・・」になる気持ちが全く理解できないのです。悲しみや怒りが、死にたいほどのレベルに達したことがない。神田さんのことはよく知りませんが、少なくとも竜ちゃんは、人を愛し、愛されまくっていた人でしょう? 僕は、ただでさえ理解できないこの事象が、ますます理解できなくなりました。

僕は自殺の可能性は完全にゼロの人間ですが「いつ死んでもいいかな」という念はおそらく、人一倍あります。放浪の旅先での「ヤベぇ、死ぬかもなコリャ」な経験は何度かありますが、いつも「まぁ、しょうがねぇや。それなりにいい人生だっただろ」と開き直れていたんですよ。わざわざ危険に飛び込むような、愚行は犯しませんけどね。



⑧ 練馬の中学校で、わいせつ行為をしたとして逮捕された男性教師が自殺

インスタにUPされていたという彼の遺書を読みましたが、いやはや、これは気の毒すぎます。元々、男子生徒どうしで下ネタの応酬があり、明るくノリのいいこの教師は、それを注意する流れで一人の男子生徒の股間を触ったと。そんな男子生徒と人気教師による悪ふざけが、どんどん飛躍して、わいせつ事件として逮捕に至ったと。

僕も高校時代に、体育の授業でレスリングがあり、四つん這いで踏ん張っている者をいかに裏返すかというレクチャーがあり、相手に僕が指名され。その体育教師、ボケで僕の股間をいきなりムギュッと掴みましたからね。その後ちゃんとレスリング技でひっくり返され、「ではこの技を、お前が俺にやってみろ」という流れになり、僕は股間攻撃への仇討ちとして、その教師にカンチョーをお見舞いしましたよ。あれはめっちゃウケた・・・

もちろん異性間だと大問題ですが(今は異性or同性の差がなくなったのでしょうね)、男子生徒が男の教師に股間を握られるくらい、みんなで笑える時代でしたけどね。あの頃は、いろんな意味で余裕があって、よかったな。

ていうか、死ぬなよ。この教師の一番の罪は、わいせつ?行為ではなく、この程度のことで自殺したことですよ。生徒たちの青春の1ページに、暗く重い荷物を背負わせるなよ。



⑨ ロッテ佐々木朗希投手が、ついに覚醒

父親(関西出身ではない)の影響で、「プロ野球では、どこのファン?」と聞かれれば僕は「阪神」と答えますが、サッカーほどは特に片方のチームを応援するとかはなく。同様にパ・リーグでも、やんわりと&しいて言えばでロッテを応援している感じですが(千葉県出身なのでね)、いやぁ〜今期の佐々木投手の登板試合は、欠かさず見てしまいますねぇ。まぁ、完全試合をやってのけたのを知り、その試合のアーカイブを見てから始まった、ミーハーな流れなのですが。

完全試合後の、「早く次を見たい!」のワクワク感。そしてあの空気の中で再び完全投球を続けた次試合。サイコーでしたよ。久しぶりに、野球で激しく興奮したなぁ。彼は、サクサクと投げるテンポの良さも、素晴らしい魅力ですね。

今年も8〜9月頃に、神宮か千葉マリンに行こうと思います。先日、高校時代の友人と飲んだ際に「今度観に行こうぜ〜」となったので、奴らと共に、になるかもな。そのあたりで、関西方面にまた行こうかという企てもあるので、独りで甲子園でもいいかもなぁ〜



⑩ サッカーW杯の組み合わせが決まる

日本はスペイン、ドイツ、コスタリカと同組! これは嬉しい!!

以前から書いていてクドいですけど、僕のスポーツ観戦は”凄いプレーを見たい”が欲の軸ですので、ブッチャケこの組み合わせならば日本のことは、コスタリカ戦でしか応援しませーん(笑)。1位ドイツ(2勝1分)、2位スペイン(2勝1敗)、3位コスタリカ(2分1敗)、4位日本(1分2敗)と予想します!! 実力通りにスペインとドイツに勝ち上がってもらい、ベスト16で両国にはベルギー、クロアチアと対戦して欲しい。

まぁ、ヨーロッパの国どうしの試合は、UEFAネーションズリーグのせいでだいぶ食傷気味ですけどね。僕はW杯の期間はガッツリと休み、もちろん全試合の観戦を目指しますよ。以前にも書いた、W杯やEUROの開催前の全試合勝敗予想は、今回もやります!! いつも評判も閲覧数も芳しくない(笑)のですが、あれは完全に自己満足でやりたいだけですので!!!



以上です!!


最近の小池女帝のもう一つの愚策、〈もっとTokyoキャンペーン〉については、別の機会に改めてクソミソに叩きまくってやろうと思います!!


5月にやった古着イベント




2022年5月9日月曜日

宿主人生のリスタート。楽しいぜ、ゲストハウス業!!





三年ぶりに行動制限のない、フリーでナイスなGWが終了しました。我がYAWP! backpackersは宣言通りに、4月28日に本格的な再開を果たしました! 28日より・・といっても、最初の数日間はゲスト数ゼロだったのですが(笑)。まぁ、予約の受付はしておりましたので、再開日もその日だったということで。

昨日までの、開いていた十一日間にフルの日はなく、ゲスト数は0〜5人の間を彷徨いまして、合計の宿泊数は15。ゲストの総数は10人でした。一日7人をMAXキャパと設定(利用ベッドが隣り合わせにならないように)しておりましたので、稼働率で言うと19%・・・。以前の盛況っぷりと比べると涙がチョチョぎれてしまう感じですが、僕は時代の変化を素直に受け止め、「こんなにもたくさんのゲストに来ていただけてありがたい!」と思っております。再開日の直前まで、全くと言っていいほど予約が入らず、僕なりにそれなりにヘコんでいたんですけどね。前日や当日のご予約が、けっこう多かったです。


さてさて。そんな我が宿は今日から四日間の休みですが、今週末に1階店鋪でイベントを開催する関係で、僕はけっこうやるべきことが多く。今日・明日は実家に帰りますが(毎年、母の日のあたりで帰っています)、明後日から準備に取り掛かります。イベントは、ヴィンテージ古着絡みの企画です。プランの立ち上げから、なかなか実現できず一年半も経ちまして、やっとこさでの開催。僕はこの二年間、本業に対するアイデンティティが薄らぎ、もはや“映画・サッカー・服好きのヒマなおじさん”になっておりましたが、宿を復活させたわけですし、このイベントをケジメに、ただの“ゲストハウスおじさん”に戻ります(笑)。

また今回、僕は宿の再開へ向けてかなり気合いの入った大掃除をしまして、開業から七年かけて増え続けた物々のほとんどを、潔く断捨離しました。これまでのゲストが置いて&忘れて行ったアイテム類(そもそも、なんで今まで残していたの?とは聞かないで笑)は全て捨て、ベッドシーツや食器の類も、半分以上を捨てました。二週間強、ゴミの日にはひたすら5袋(45L)以上を捨てましたので、全部でおそらく30袋は越えていたと思います。いやぁ〜、宿のゴチャゴチャだけでなく、僕の精神的にも、もの凄くスッキリしましたよ。

そのせいか、というか二年も休んでいたのだから当然にというか、、今回は特にリセットな感覚が強く「開業した、七年前に戻った!」みたいな気分です。なんだか、新鮮です。昔ハマっていたドラクエを、またイチから始めてみた時の、あの感じに近い。


僕は現在、43歳。50歳で宿主を引退すると決断しておりますので(以前からこのブログに何度も書いております)、それまでは残り七年。15年春の開業から、経過したのも七年。「そうか、今はちょうど折り返しの地点なんだなぁ〜」と気付きましてね。七年経過・・といっても、直近の二年は休業していたわけですが。なんにしても、僕の人生の宿主時代の計:十四年間の内、ちょうど半分経過の七年の地点で、リセットボタンを押して再スタートを切ることになったんだな、と。前期のアレコレを後腐れなくスッキリサッパリさせて、「さぁさぁこれから、後期が始まるぞ〜!」・・ってな感じなわけです。


ちなみに、50歳での引退後の僕は、しばらく世界を旅します。スマホ等は一切持たずネットに触らず、再びの世界一周は最低ノルマにして、願わくば三周以上したい(笑)。前回の世界一周は一年四ヶ月間だったので、×3で、四年以上は旅したいと考えております。そんでもって、その旅の帰国後、55歳くらいからは、鹿児島に移住し隠居生活でノンビリ暮らし、孤独に静かに枯れて行こうかなぁ、と。いちおう年金はちゃんと払っているので、しぶとく生き長らえて65歳は越えたいですが、不摂生な人間ですし、そのあたりからはまぁ、いつお迎えが来てもいいかな・・・(笑)

そんな人生設計をしみじみと考えていたら「今、持っている貴重なヴィンテージ服とかを、俺が着られるのって残り七年なのかよぉ・・・」と気が付いてしまい、なんだか物欲の熱が急激に冷めました(笑)。これも僕が「もう、ただのゲストハウスおじさんに戻ろう」となった一因です。服に限らず機器類なども、“七年後には必要なくなる”と考えると、新しく買い替えるのが無駄に思えて来ます。まぁ、全く買わなくなる、なんてことは有り得ませんけどね。信頼できる相手から、本当に気に入ったものだけを厳選して買い、それをボロボロになるまで使い続ける・・というのが理想ですね。


インバウンドが復活してくれないことには、ゲストハウス業での収入は雀の涙で、副収入があるとはいえそれだけではメシが食えませんので、今後の状況によっては“平日は他の仕事をする”みたいな展開があるかもしれません。僕はこのGWに改めて「やはりゲストハウス業は楽しい! サイコーだぜッ!!」となりましたので、残りの七年の内にどんなに強烈な苦境が再び訪れようが、意地でも廃業だけはしませんよぉぉぉぉぉ~~~~!!


ご来泊を、コップンカップ!!





2022年4月17日日曜日

なぜ、戦争が無くならないのか。






28日のYAWPの再開に向けて、リピーター(だった)ゲストさんたちから、チョロっと予約が入って来ました。よって再開するのは確定しましたので、僕は目下、宿の大掃除&DIY中です。開業以来の七年間、押し込むばかりで物が増え続けた倉庫スペースもいい加減に整理しよう、と思い立ち、中身を全出ししましたが、開業した頃の懐かしい物々のオンパレードでしてね。ゲストからいただいた手紙とか、ついつい読んでしまうので、なかなか掃除が捗りません・・・。当時の元カノがらみのアイテムもいろいろと出て来ましたが、これを機に全て捨てましたよ(笑)。

とはいえ、掃除をしているのは一日に三時間程度であり、ダラダラと自堕落な生活っぷりは、ほとんど変わっておりません。相変わらず映画ばっかり観ておりまして、今年はついに150本に到達。このペースだと、年間で500本越えかな? ヤバーーーい(悪い意味で)!!


そんな中で先日、アマゾン・プライムにて「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」という映画を観ました。その内容は、フランスのとある高校の一学年のクラスが荒れに荒れており、学級崩壊状態で。担任教師が打ち出した対策が「クラスの皆で、ナチスによるユダヤ人迫害について調べ、それを発表するコンクールに出場する」というもの。生徒達がその目標に向かって団結するまでの、いろいろを描くのかと思いきや、担任のその提案に彼らはすぐに同意し、あっさりと良好な協調関係の“いいクラス”に変貌。映画の主眼は生徒たちの成長ではなく、明らかに“ナチスへの糾弾”寄りでして、彼らが調べ、集める情報は“連中がどんなにヒドいことをしたか”の一辺倒。代表生徒の最後のスピーチでも「私達は戦争犯罪人を、未来永劫、憎み続ける!」的なことを熱く語る。

僕は「うはぁ〜、こりゃダメだ・・・」と思いながら映画評論サイトを開いてみたところ、全体平均点がかなり高い。☆1や☆2の数が、とても少ない。僕はそれでなんだかガッカリが重なり、“数少ない共感”を求める気分になってしまい、☆1のレビューの感想投稿をすべて読みましたが、その中にドンズバなものがありまして。

その投稿の内容は、「戦争の悲劇を伝えるのはもちろん大切だが、“あの悪い国の悪い人が悪いことをしました、許せないね”という教育では何も変わらない。なぜ戦争が起きたのか、なぜ防げなかったかを、教師は生徒に考えさせるべきなのだ」というもので。さらには「戦争は、悪魔が起こしているのではない。正義vs悪ではない。そこに至った歴史には、歪で複雑で深い背景が、必ずあるのだ」とも。僕はそれを読み、「その通りだ!!」と叫びたくなりましたよ。

こういう発信をすると、「お前はナチスの行いを肯定するのか?」とかいった攻撃をしてくるバカが現れそうですが、そのような連中のことは放っておきまして(最近、こんなことばかりを書いている気がしますが・・)。というわけで今回は、僕の頭の中にある「なぜ、戦争は無くならないのか」論を語ろうと思います。今回のロシア・ウクライナ戦争を主とする、ピンポイントな事案に対しての論説ではなく、もっと根本的な視点といいますか、「だって人間はこうだもの」「だって政府とはこういうもんだから」という話です。わかりやすく箇条書きにして、四つに分けます。前述の映画を観た流れもあり、“僕が教師ならば、生徒たちと戦争について議論する際には、こういう話をする”という感じにします。



①【人間の三大欲】


哲学者ニーチェは、人間には〈愛・陶酔・残酷〉という、本能的な三つの欲望、生きる喜びがあると提唱しました。僕は学生時代に、映画「時計じかけのオレンジ」から派生した関連本でこれを知り(この映画は、完全に三大欲がテーマです)、感銘を受けたと言うか「究極の真理だな〜これ」となりました。

〈愛〉とはすなわち“愛されること”です。誰かから「あなたのことが好きです」と言われて、嫌な気分になる人なんていないでしょう。恋人や友人や家族はもちろんながら、上司に気に入られたり、後輩に慕われたりも。その愛の重さや種類に差異があれば「面倒だな」となるケースもあるでしょうが、それでも、好かれることや慕われること自体を不快に思う人はいないでしょう。「孤独でも全然オッケー」で、嫌われ者を自認するヘソ曲がりの僕ですら、たまに誰かから愛されることがあれば、もちろん嬉しいです。

〈陶酔〉とは単純に五感の満足を求めることであり、“美しい景色を見たり、美味いメシを食べたり、心地よい音楽を聴いたり、快適なベッドで寝ること”です。これは、言わずもがな。毎日、不快な騒音の中で腐ったメシを食べ、堅い石の上で寝ることが幸せ・・なんて人がいるわけがない。

そして重要な三つめ。これが、〈残酷〉です。ニーチェは「人間が、相互愛と五感の満足を希求するだけの動物ならば、なぜにこうも争いが絶えないのか?」という難問に取り掛かり、導き出した答えが「人間にとって、他者を蹴落とし自分が優位に立つことは、本能から来る欲望であり、快楽なのだ」。残酷、と言うと殺人等のえげつないイメージを思い浮かべるかもしれませんが、これは簡単に言うと“勝負に勝つこと。相手を倒し、自分の方が優秀、強い、と知らしめること”です。スポーツや格闘技の対決を見て、自分が応援する側が勝つことに興奮するのも、その快楽の共有なのです。

極端に言えば、戦争だってそうです。とある著名な戦場カメラマンは「私が戦地に出向き続けるのは、平和のためではない。アドレナリンが出るのだ。麻薬中毒のようなものだ」とカミングアウトしております。また、日本のとある論客が先日、「戦争賛成!とかいう人間はもちろんロクでもないが、100%の気持ちで戦争反対!と言えてしまう人間のことも、私は同じくらい信用できない。戦争が起きた、と聞いて脳内の98%が悲しみでも、2%はワクワクしてしまう、それが人間というものだ」といった発信をしておりました。

ちなみにこれは人間特有の話ではなく、動物の中でも知能が発達している方のチンパンジーやイルカなどでも、弱い者いじめ、な行動の確認がされております。



②【民衆コントロールのためには、敵がいることは都合がいい】


北朝鮮に潜り込んだ実在する韓国人スパイを題材にした映画「工作 黒金星と呼ばれた男」では、北朝鮮の政府高官も、韓国大統領も、ハッキリとこう明言しております。「平和はいかん。敵がいる方が、都合がいいのだ」と。双方共に「その方が都合がいい」で一致しているので、いまだに朝鮮戦争の終結には至っていないのだ、とこの映画は訴えます。実話ベースとはいえ、これはあくまで映画の話ですが「まぁ、ほとんどの国の政府がそんなもんだろ」というのが、僕の捉えるこの世界の実像です。

国の権力者層が一番恐れるのは、“革命が起きて転覆し、処刑されること”です。民衆からの安定的な支持を保つ(水面下で支配する)ためには、反権力運動などが極力起きないように、政府は味方であると刷り込み、常に外側に顔を向かせて団結させておく必要があります。そのための最も手っ取り早い方法は、“わかりやすい敵を作ること”です。アメリカなんかは、特に顕著ですね。東西冷戦が終わってすぐに、“テロリスト”を次の敵と指定。映画業界も政府の意向に追随しますから、1990年前後から、テロと戦うヒーローものの作品が大量生産されました。「ダイ・ハード」とかね。

敵のいない平和国家を実現させてしまうと、外側に対するための団結の必然もなく、民衆の不満の矛先は内側、その国の支配層に向かいます。一方でいつ、ミサイルが降って来るかわからないような状況下にいると、もちろん生命の危機回避の方が優先度は高いので、「この難を乗り越えるために一致団結せねば!」と、人間の本能がそうさせます。

学校のクラスメイトに仲良さげな5人組がいるとして、あなたがその仲間に入りたければ、そこと関係の悪い誰かについて「◯◯ってムカつくよね~」とか言いながらすり寄れば、すぐに仲間として迎え入れてもらえますよ。大人になり人間的に成熟するにつれ、“敵を作ることで生まれる仲間意識なんて虚無だ”という目覚めがある者もいることでしょうが、社会全体で見れば、目覚めのない人間はまだまだ大多数のままですよ。僕も、キラキラ系への嫌悪を表明し、そこで共鳴のあったヤシロくんあたりと仲良くしていたりするわけで、人のことをどうこう言える立場ではありませんしね。



③【より強い武器を、先に手に入れた方が勝つ】


日本では800年頃〜1200年頃の400年近く、平安な時代が続きましたが、末期にそれが覆り、以降の400年間はずっと「誰が大将軍になるか」の覇権争い。なぜ、このような大きな波があったのかと言うと、戦乱の時代のスタート地点には、刀鍛冶の技術や乗馬の技術の発展があり、要は「持たる者が強く、持たざる者は弱い」の線引きが明確になったのですよ。僕は歴史に特に詳しいわけでもなく当然、専門家でもなんでもないわけですが(笑)。あくまでも、僕の主観による戦争史の認識です。

この“陸続きの近郊国との戦争(日本は島国なので内戦)”の時代は日本だけでなく、世界でも同じだったわけですが、1800年代から一気に、世界中で“遠くの他国との戦争”が勃発しまくります。もちろんこちらも、航空機や爆弾や銃器の技術発展があったからです。世界中で侵略を行い、植民地支配をしまくった大英帝国やフランスは、これらを作る技術の入手が他国よりも早かった、というのがまさに強さであり勝利の要因であり、支配欲の根源です。

織田信長が、欧州から伝来した鉄砲をいち早く戦法に取り入れ最強部隊を作ったように、“強い武器を先に手に入れた方が勝つ”のです。映画「エンド・オブ・ステイツ」で見られるような、小型ドローンの大群によるピンポイント爆撃攻撃(リンク→https://www.youtube.com/watch?v=YVtQWy22uRQ)は、すでに実戦に投入されているとのこと。何百ものドローンを事前のプログラミング通りに完璧に動かす、という技術は、オリンピックの開会式等で我々も見ましたよね。また、GPS機能の発達により、今では宇宙から地球上の“個人”を特定することができるのでそれを利用して、人工衛星からレーザー光線を発射し、狙った個人を一瞬で撃ち抜いて殺す、という技術の開発も進んでいるそうです。現状はどちらも中国がポールポジションにおり、アメリカは焦っているようですが。ドローンやGPSって、そっちの視点で捉えると、強烈に恐ろしいですよねぇ・・・



④【商品(最新兵器)の販売促進と、旧型の在庫の処分】


③に繋がる話。どこかの国が最新技術の兵器を開発した場合に、それが覇権主義に染まった国であれば「この技術を隠蔽・独占し、機を見て世界征服してやろう」となるでしょうが、現実的には「友好関係の国々に売りまくって儲けよう」が通常です。そして、最新兵器を売るためには、当然ながら「これはこういう商品で、殺傷能力はこうです」というデータの収集と開示が必要です。実際にその兵器が戦地で活躍する映像があれば、より説得力が増すことでしょう。

これは、けっこうよく言われていることです。兵器開発の先進国(主にアメリカやイスラエルなど)が戦争を定期的に起こし定期的に介入するのは、“最新兵器を売るために、実戦で使って見せたいからだ”と。パリコレのファッションショーみたいなもんです。また、こちらはあまり流布されている定説ではなく僕が以前に軍事に詳しい者から聞いて「なるほど、たしかに」と思った話ですが、最新兵器が作られ続ける=古い時代の兵器は無駄になる、なわけで、しかしそれらの古い兵器は火薬等をふんだんに含む危険物。原子力発電所の核廃棄物のようなもので、どこかの施設に保管し続けるのにはリスクしかなく、しかし処分の方法もなく、とても困るのですよ。

というわけで、“このままでは捨てられないし持ち続けられない→どこかで使おう”、となるのです。つまり、戦争で使われる兵器には最新と旧型とが混ざっており、兵士が最新兵器を使う際には詳細なデータ収集に勤しみ、旧型兵器はオラオラで撃ちまくって在庫処分という、そんな使い分けをしています。前述のように、最新兵器は“無人”が主流ですから、人間が直接使う武器の大量在庫は、今後はますますの無駄無駄無駄ですよ。広島と長崎に落とされた原爆も、二つは違うタイプのもの(長崎の方が威力は強い)で、アメリカにおける定説は「戦争を早期終結させるため」ですが、世界的には「爆撃のデータ収集と、ソ連への威嚇のため」という解釈が多数派です。軍需産業トップの米国企業、ロッキード・マーティン社の売上げは、なんと年間で5兆円ですよ。



以上! 「この世界で戦争が無くならない背景には、人間の本能の問題や、権力者層の都合と金儲けがある」という話でした!!


世の多くの人々は「戦争を起こすなんて有り得ない。それをするのは狂人。私は絶対にそんな人間ではない」と言うでしょうが、それが多数派である限りは、真の世界平和の実現はない、と僕は考えます。「戦争を起こす人間も、僕らと同じ。何かしらの狙いや都合があり、守りたい何かが必ずある。日本だって、いつかそうなる可能性はある。日本人が、そんな人物をボスに選び開戦を支持する可能性はある」というのが、僕のスタンスです。

“戦争は、特別な狂人が起こすので、それを排他する社会にしよう”ではないのです。“自分を含める誰しもが、そちらに向かってしまいかねない芽を持つので、各々がその危険性を自覚し、気をつけ続けよう”なのです。僕が誰かと戦争論をぶつけ合って、根元からの大きな相違を感じるのは、その点のことが多いです。


僕はもうすぐ宿を再開しますし、あまりくどいのもなんなので、今後しばらくはこの類いの話題は控えます。ロシア・ウクライナ戦争の背景について、より詳しく知りたいという方には、米国人のオリバー・ストーン監督が制作した「ウクライナ・オン・ファイア」という映画を観ていただきたい、と強く思います(削除されまくっているようですが、探せば見つかるはずです!)。


とにかく一日でも早く、世界中が平和になって欲しい!!!






2022年4月3日日曜日

“宿主”としての、アイデンティティ!!




春・・・なのに、なんだか寒いですねぇ。ちょっと前には、だいぶ暖かくなっていたのに。昨日も今日も寒いな。心地よい陽気に誘われ、軽装でお出かけして、ついでに花見でも・・という気分には、とてもなれない。

とはいえ、僕はこの二週間の内に、友人との飲みの席が七度もありまして(笑)。普段は地元・高砂に相手が来るのと、僕が相手方に出向くのとは半々くらいなのですが、この七度は全て出向いてのもの。よって僕はここ最近、二日にいっぺんのペースで、都心の繁華街へと繰り出しているわけです。3月の18日くらいまではとにかくヒマヒマで、「今日は何しよっかなぁ〜」な毎日だったのですが。


前回にお伝えした通りに、関西・中部方面へも行って来ましたよ。大阪→神戸→名古屋→犬山でしたが、日程的には二泊三日のため、けっこう忙しいスケジュールで。宿泊先はもちろんゲストハウスで、宿のマネージャーさんやスタッフさん、他の宿泊者達と、とても楽しい時間を過ごせました。3月19〜21日の三連休だったこともあり、泊まった二軒はどちらもフルでした(まん防の最中なのにさっ笑)。神戸ガロホステルのダイチ君が起業したジェラート屋(GELATERIA MONCTION)さんも、冷やかして来ましたよ。

メチャ美味しかったです!!




さてさて。今回は話題を四つほど。最後の一つが、主軸ですけどね。


まずは、相変わらずの<ロシア・ウクライナ戦争について>。三回連続になるので、簡単に。

僕の友人はバランス感覚のある者が多いので、数回のみの事例でしたが。呑みの席でこの話題になると、僕はとにかく“善悪二元論”を否定し、“日本では情報が西側に寄っている”危険性を訴えるわけですが。すると案の定、「お前はロシアの味方か!」という反応をされることがあります。そういう者は議論の根元が違うというか、悪く言えば“話にならない”ので、どうでもいいんですけどね。

前回も紹介したYouTuber、原貫太氏が相変わらず僕と同意見の発信をし続けてくれておりますので、彼の最近の動画2本をここにリンクさせます。僕も、“ナイラ証言”のことをこのブログに書こうかな、と思っていたのですが、ちょうど彼の動画でもこの話題が出ていて、とても分かりやすいので、こちらに任せます。

【世界が騙された】15歳少女の「ウソ」が人々を戦争に駆り立てた話

【戦争は嘘だらけ】プロパガンダはどう作られるのか?10個の法則を解説



次に、<インスタについて>。これも簡単に。

先日、一人の友人から「お前がブログで“インスタ始めました”と発信してたから、見てみようと思ったけれどアカウントが載ってないので諦めた」と叱られまして。あぁ、言われてみればそうだったなぁ~と、思いましたとです。というわけで、僕のアカウントは【takuro_yawp】です。

二ヶ月強で、30件ほど写真をUPしましたが、フォロワーが全く増えません・・・(笑)。ハッシュタグ検索をして“いいね”をしまくるとか、フォロワー獲得への策略はいろいろとあるのでしょうが、僕はそういうのを全くやっていませんからねぇ。最近の、直接出会った者々しかフォローせずフォローされずで、宿関係の者や、長い付き合いの友人との繋がりはインスタではほぼ皆無なので、まぁ、そんなもんでしょう。

インスタに限らず僕は、フォロワー増への欲求がかなり弱い方だと思うのですが、このブログを読み上記アカウントをわざわざ検索しフォローしてくださった方々のことは、僕からも、もちろんフォロー返ししますよ〜。これを書いた上で、改めて全然増えなかったら、またウケるけど(笑)。



三つめ。<米国アカデミー賞で、プレゼンターのクリス・ロックのジョークに俳優ウィル・スミスがブチ切れてビンタした件について>

うーん、ネットで見る限り、日本ではウィルへの擁護が多数派のようですね。本国アメリカではウィルへの非難が囂々のようですが。僕の意見は、完全にアメリカ寄り。

そもそもウィル・スミスって、スキャンダルだらけの“曰く付き”の人ですよ。僕のアメリカ人の親戚も「昔は大ファンだったけど彼には失望し、今は大嫌い」と数年前に言っておりました。日本で言うところの、アンジャッシュ渡部健みたいなポジションですよ。それを知っているorいないで、印象が大きく変わるのでは?

そんでもって、これは文化の問題でして(その是非は置いておいて)。クリス・ロックはブラックジョークが売りの、人気コメディアン。式典に呼んだアカデミー協会も、視聴者も、会場にいる映画人たちも、彼が毒を吐き倒すことは最初から分かっているし、それを期待していたんですよ。それに、アカデミー賞の式典で、毒舌コメディアンがプレゼンターを任されるのは通例のこと。過去にもさんざん、もっと強烈で際どいジョークが発せられています。要するにクリス・ロックは、自身に与えられた役割、プロの仕事を全うしただけです。

今回はその毒が、闘病の最中にいる者(弱者)を揶揄するようなものに“結果的に”なったから、問題が歪曲し大きくなっておりますけどね。クリスも、会場にいた者も、視聴者も、そのほとんどがジェイダ・スミスの病気の事実を知らなかったのでしょう? その“結果”には謝るべきだと僕も思いますが、クリスが大富豪の強者に対する(という前提で)ジョークを発したこと自体は、なんら問題はないです。アメリカ人視聴者に向けたエンタメショーなのだから、異国の者々が不快に思おうが、それは“文化の違い”でしかない。逆に言えば、日本のバラエティ番組を外国人が見て、不快に思ったり不謹慎だ!と憤ったりされても(よくあることです)、僕らは「それは文化の違い」と返すでしょう?

日本では「愛する妻を守った」的な美談として讃える者も多いようですが、アメリカでのウィルへの批判意見の中には、「自立する妻の意思表明の機会を阻害し、よりにもよって暴力で対抗した、愚かで恥ずかしい行為」というのがあり。この文化ギャップは、面白いですね。 



ラスト。こちらが今回のブログのメインです。 

YAWP! backpackersは、3月23日に開業七周年を迎えましたとはいえ、その内の二年はほとんどが休業中でしたが・・・。今年はそれを当日に思い出したので(去年は忘れてた笑)、「まぁ、何か発信するかな」と思い、久しぶり(10ヶ月ぶりくらい?)にfacebookのビジネスアカウントを開いたのですよ。すると、けっこう多くのメッセージが受信されておりましてね。 facebookのビジネスアカウントは、メールやコメントを受けても、わざわざ通知をしてくれないのです。個人アカウントでは通知があるので、これは、設定の問題かな?

というわけで、その10ヶ月分のメッセージのことは、僕は全く気付かず、ずっとスルーしていた状態だったわけです。いやはや、本当に申しわけない・・・。そのメッセージは、ほとんどが以前にYAWPに泊まってくれた海外のゲストからのもので、「タク、元気かい? いつかまた日本に必ず行くから、その時はもちろんまた泊まるよ!」的な内容。おぉ・・YAWPのことを忘れずに、今でも応援してくれているゲストたちが、世界中にこんなにもいるのか・・・と僕は、感動しましたです。ずっとスルーしちゃってたから、もう嫌われちゃったかもですが(笑)。

これにより、僕のアイデンティティ「俺はゲストハウス宿主なんじゃい!!」が、ようやく再燃しましてね。要因はそれだけではないのですが、とにかくなんだか、僕はやる気になっているわけです!!!「そうだ、俺は、宿主だったわ! 宿をやらねば、やるべき、やるぞよ!!」と。

というわけで僕は、YAWPの再開日を4月28日(金)と仮設定しまして、それに向けていろいろと動き始めたところです。とりあえずは4月28日〜5月29日の間の、金・土・日・祝日・祝前日のみ、開こうかと思います。計20日間の営業となりますので、目標としてはまぁ、40泊くらいでしょうか? 稼働率だと、17%・・・


もう、よくないですか? 旅好き、ゲストハウス好きの皆さんが、気持ちよく旅して、皆で呑んで、朝までバカ話したって。え、まだダメだって? 第7波? デルタクロン? なんすかそれっ(笑)?


宿タクロンは「日本でも、今春こそはいよいよ、あの楽しい日常が戻ってくるはずだ!」と勝手に思い込むことにします!!





2022年3月17日木曜日

岸田の無能っぷりや北京オリンピック、カンニング事件についてを、雑多に語る。




はぁ・・・


僕の私生活、1月の後半〜2月いっぱいは用事も多く、それなりに充実していましたが、今月は本当に「つまらん」。街に出かけたのは二度、友人との呑みは一度ありましたけどね。他はひたすら、引きこもり状態です。毎日、身体がダルいのは、花粉のせいかな・・? 以前には「3月18日から宿を再開したいので、それに向けてDIYや大掃除をする」とか宣言しておりましたが、やる気スイッチが全く入らず(すんまへん)。ブログも全く書く気にならず。SNSもほぼ開かず。ただただ部屋で、孤独に、映画とサッカーを観て犬と戯れるのみ。

“ゲストハウス地獄の門番”こと、館山のヤシロちゃんも最近は静かだしねぇ〜というのもあり、ブログ熱がちっとも沸かない日々だったのですが。先ほど彼のブログを開いてみたら、いきなり長文を2稿もUPしていやがったよコンチキショォォォーー!!

・・・ってなわけで、俺もそろそろキーボードを叩こうか、という気になりまして。〈最近のアレやコレやに関する僕なりの感想のまとめ〉です。前回の記事の文頭に書いた通り、2月の後半に半分以上は書き終わっていたのですが。僕は漫画家を志していた時代もそうでしたが、ある日にプッツリと筆が止まりそのまま放置・・は、あるあるなのです。12月〜2月の話題なので、ちょっと古い?ものもありますが、許しておくんなまし。


以下はあくまで「僕は個人的にこうである」という話なので、考えが異なる方々に対して「あなた、おかしいよ」と訴えるような意図はありません。この前置きは相変わらずののコピペです(笑)。ではでは、行きますよ〜!!



① ロシア・ウクライナ戦争、終わりを見せず

この件についてはすでに長々と語ったので、もう書かないつもりでしたが。開戦から三週間が経つというのに、いまだに停戦の合意には至らず。

僕は前回お伝えした通りに、この戦争に関するあらゆるニュース報道や記事に対しては、“極力、フラットな目線で捉えよう”と努めておりまして。ここ日本では、明らかに西側(ウクライナの現・親米政権)寄りに偏った情報ばかりが流布されており、それを真に受けて「プーチンは精神異常者で悪魔」「ゼレンスキーは正義の英雄」といった善悪二元論的な浅い解釈をしてしまう者も多い。特にゼレンスキーは、デマゴーグな傾向がかなり強いと感じるので、扇動に乗せられないように気をつけた方がいいと思います。

アフリカで難民支援活動をしているYouTuber、原貫太氏の考えが僕のスタンスと完全一致でしたので、ここに添付しておきます。
<【緊急】「戦争反対」の声を上げる人たちへ>
このブログを読む皆さんも、感情論を軸にする表面的な理解で「許すまじ」等と語るのではなく、Hot Heart & Cool Head(心は熱く、冷静に考えよ)の姿勢でいて欲しい !!

ティモシュチュクという有名な元サッカー選手が、“抗議の声を上げていない”との理由でウクライナ・サッカー協会から永久追放されたり。英国の強豪クラブ、チェルシーのオーナー(ロシア人)の資産が凍結され、今後の運営が困難になったり。

例えば過去に、アメリカがイラクに戦争を仕掛けたとき、そういった事案は生じていたか!?? 何よりも戦争が許せないのは当然だが・・・それらのいろいろも、おかしいって!!



② 日本の株価は下降を続け、GDPも下降、物価は上昇

率直に言いまして、岸田総理、ヒドくないですかね? 安倍のような、私腹を肥やせるためにやりたい放題かよ?のヒドいではなく、何もやってないんか?という方向のヒドい。ニュースを見ていても、岸田の話題は悲しいほどに出て来ないもんなぁ。政治に詳しい人が「いえいえ、今の彼は◯や□や△の政策を進めていますよ」的な発信をしていればぜひ見てみたいのですが、全く見つからず。むしろ、総裁選で公約に掲げていたアレコレは、どこ行っちゃったの?な状態。新しい資本主義、所得倍増、金融所得課税の強化、健康危機管理庁の創設・・・

彼は、反対意見が出ると引っ込めちゃう性格なのだそうで(笑)。よく言えば柔軟で、争いを好まぬ善人なのでしょうが、総理大臣の器だとはとても思えません。Mr.トーンダウンと名付けたい!!



③ 北京オリンピックでの、不可解な失格やドーピング問題

昨夏の東京は、ほとんどをスルーした僕ですが、北京はけっこう見ました。元々、オリンピックは冬期の方が好きです。ジャンプも滑走も、スケールが大きく速く、派手なのでね。

とはいえ、普段見ているサッカーと同様に、僕の欲は「凄いもの、美しいものを見たい」だけでして。メダルを取るのは誰だ?とかは、全く興味がないです。日本人を、特に応援するというのもない。凄いプレーをする選手がいれば、国籍を問わず、その映像に見入ります。日本では、出場者に対し「日本を背負って~」とかいう圧を押し付ける人が多いし、中には「税金で出場しているんだから、失敗は許さない!」的なクソ圧人間までいて、僕は心底「アホかよ」と思います。そんなもん、背負わなくていいって。

違反スーツで失格になった高梨選手の、号泣と「私のせいで皆の人生を・・」という発言。あれはホント、日本社会の悪い面が出た! 同様に失格になった他国の選手のように、判定員にブチ切れるくらいの方が健全ですよ。その一方でドーピング問題に揺れた、ワリエワ選手の涙にはとても切なくなりました。擁護しようにも言葉が見つからず、ただただ、かわいそうだった・・・



④ 前澤友作氏、民間人として宇宙旅行に

前澤氏に対しては、僕は普段は特に賛否のどちらもなく。ミーハーな感じといい散財っぷりといい、いかにもな成金で「下品だな」と思うことが多いものの、資産を溜め込んでムッツリと隠居されるよりかは、日本経済にとってはよっぽどいいかと。貴族の遊び(お金配り)に踊らされる大衆の方が、見ていて哀れです(笑)。

しかしながら彼が、宇宙旅行をするという夢を叶えた今回の件は、僕は素直に素晴らしいと思いました。それはなんと言っても、「僕も金があったらぜひ行きたい!!」からですね。別にそれで事故があって死んでもまぁいいか〜、というレベルで行きたい。宇宙旅行時代の到来に向けて、”真っ先に飛び出す”ファーストペンギンのような存在になった彼のことは、本当にありがたいですし尊敬します。



⑤ 大学共通テストで、スマホを使った問題流出事件が発生

数年前にヒットしたタイ映画「バッド・ジーニアス」なんかもそうですが、カンニングって、ちょっぴりエンタメ要素がありません(笑)? 今回の事件は稚拙過ぎるプランで容易にバレたから「アホだね」と思いますが、完璧な策を練って完璧に遂行するのであれば、むしろカッコいい。「そんなの映画やドラマだけだろ」とツッコまれそうですが、僕はあえて「いや、実はどこかに超スゴ・カンニングをやり切った猛者がいるはずだ!」と思い込みたい。

そういえば先日、地方のとある進学校で部活の合宿中に女子風呂を覗いた男子生徒達が全員、退学処分になった・・というニュース記事も見ました。そりゃ〜もちろん、よろしくない行為ですが、即・退学は厳しすぎじゃない? 友人たちとの麻雀の席(相手は全員、僕と同年代)でもその話題が出ましたが、皆「男子高校生なんて、そんなもんだろ!」でしたよ。僕らが昔、読んでハマっていた漫画〈行け!稲中卓球部〉なんて、いろんな策でもって脱がすやら、覗きやら更衣室に潜り込むやらの、おバカ行為のオンパレードですよ。当時の女子クラスメイトだって、それを読んで爆笑してたけどなぁ。

あ・・いえ、カンニングも覗きも、もちろんやっちゃダメです。でも、これらをやっちまってバレちまったアホな学生達に対して腹を立て、「常に清廉潔白であれ」と説教をするような“正しい大人”には、僕はなりたくないですねぇ。



⑥ 櫻井翔氏が、元日本兵の方に失礼な質問をしたことで大炎上

ニュース番組の戦争特集にて、嵐の櫻井翔氏が、現在103歳の元搭乗員・吉岡政光氏に対して「アメリカ兵を殺してしまった、という感覚は?」と質問。うーん・・・これは非常に難しい問題ですね。櫻井氏は台本どおりに進めただけだと思いますが。国vs国の戦争を、個人ベースに焦点を合わせ「人が、人を殺したのだ」と捉える感覚に、強い違和感が。

とはいえ、太平洋戦争を経験された方のお話はたいへん貴重なわけで、僕としても「兵士として、日本国民として、ではなく、個の人間としてはどういう感覚だったのだろうか?」を知ってみたいという想いはあります。でも、聞けないですよねぇ、簡単には・・・。つまるところは、この質問の台本を書いた者が、どこまで真摯に「戦争の悲劇を語り継ぎたい」と考えていたのか。そしてこれを聞くことはイコール、元日本兵の方の心に封印された内面に土足で踏み込む行為なのだ、という強い理解と覚悟があったのか、そこにつきますね。放送を見た限りでは、少なくとも櫻井氏の様子からは、覚悟は感じられましたよ。



⑦ 神田沙也加さんが、北海道で逝去。自殺と見られる

昨年末の当時は、テレビも雑誌もこの話題で持ち切りでしたから、その背景を僕もそれなりに知りましたが。はっきり言いますと僕は、苦しい病などの健康面が起因のケースを除き、あらゆる自殺案件に対して、完全否定する人間です。誰かが、自殺をしたくなったとして、その心に寄り添うという一面は、僕には全くありません。毎度、「その程度のことで死ぬなよ・・」としか思いません。「強烈に嫌なことがあったのなら、縁を切ればいい。辞めればいい。去ればいい。そうやって、“生きる”を選べ」と。恋人に裏切られた〜なんぞ、小石につまずくようなもんだわ!!

そんな僕の性質だからか、神田さんの自殺の要因とされる、役者の男とかその元彼女とかを、叩きまくる世間の方にむしろウンザリします。あの程度のクソ野郎なら、そこら中に掃いて捨てるほどいるって!! ロクな人間ではないのはたしかですが、あれで彼の未来が完全に閉ざされるのだとしたら、気の毒に思います。さらにその元彼女へのバッシングに至っては、とばっちり被害としか言いようがない!!!

人は誰しも、誰かに裏切られたり傷ついたり、誰かを裏切ったり傷つけたりしながら、孤独な人生を歩んでいる。死ぬなって!!!



⑧ 暴露系YouTuber、〈ガーシーch〉の勃興に芸能界が震撼!?

僕はYouTubeは基本的に、ファッション系ばかりを見ておりますが。このチャンネルは最近、雑誌やネット記事で取り上げられまくっていたので、僕も知りましてね。いやはや、面白いですよ。これを肯定しちゃうと、なんだか自分の内面の下世話感?が丸出しになるようで恥ずかしいですけどね(笑)。

簡単に言うとガーシー氏は「アテンダー」で、主に俳優やミュージシャンといった男性芸能人に対して、美女をあてがう(もちろん、オトナの関係♡)立場だったわけで。彼の話には反社がどうこうも普通に出てきますので、そっち寄りの人。本人も詐欺をやらかし、事件が発覚し一斉に去って行った“これまでオレがオンナの世話をしてやった野郎ども”に対して、明確な私怨でもって過去のヤバい話をさらけ出しまくってくれております。

とはいえ、そのほとんどは「◯◯は、AKBの△△を弄んだ」とか、そういうネタばかりで。実名をガンガン出すのでインパクトがありますが、僕としては「芸能界なんてそんなもん。酒池肉林のカオスでしょ」という感想です。ファンはショックでしょうけどね。僕には特に好きなアイドルはいませんので、名前を聞いてネット検索して「うはっ! 綾野剛に襲われたのはこの女か!」ってな感じでニヤニヤしているだけです。



⑨ 映画「ドライブ・マイ・カー」、米アカデミー作品賞にノミネートの快挙

昨年は349本、今年も今日の時点で108本も映画を観ている僕ですが、、この作品は観てませ~ん!! もう、DVDレンタルもリリースされておりますけどね。全然、触手が伸びない!!

公開当初は特に評判が良かったわけでもなく、集客に苦しんでいたというのに、アカデミー賞にノミネートされた途端に急にザワザワ。先日の日本アカデミー(権威は全く無し)も総なめ状態で、各賞を受賞。最寄りのTSUTAYAには、DVDが50本くらい並んでいる。僕は映画通ぶるつもりはないし映画通ぶっている奴らを嫌いなくらいなのですが、これに関してはなんだか冷めるというか、アマノジャクの気が出ましてね。仮に本家オスカーを穫ったとしても、僕は観ないだろうな・・・

そもそも邦画やアニメはほとんど観ない僕ですが、最近の邦画では「空白」が、特に素晴らしい作品でした。お薦め!!!




以上です!!


僕は「な〜んもやる気なし!」状態をずっと継続したいわけでもなく、春の匂いが気持ち良さそうなので、近日中に名古屋→大阪→神戸へと、ブラリ旅して来ます〜





2022年2月26日土曜日

ロシア・ウクライナ戦争について、僕が思うこと。

 



今回は、三ヶ月に一度のペースになっている“最近のアレやコレやに対する僕なりの意見〜”を書いていたのですが、話題たちの中に入れていた〈ロシア・ウクライナ戦争について〉が、数行ではとても済まないものだったので、記事の順番を入れ替えて先にそちらのみを語ります。


いきなりですが、まず最初に、“架空”の話をします。かなりデリケートで難しい問題ですが、あくまでも“架空”なので「そんな事態はありえないだろ!」等とは捉えずにで、よろしくお願いします。


〈架空の話〉

日本と中国の関係性を飛躍的に改善させる、素晴らしい出来事が立て続けに起こり、多くの日本人からの対中イメージは凄まじく良好に。その流れで、“親中”を理念の軸にする政党Aが結成され、選挙では日米安保同盟の破棄や在日米軍の完全撤退を公約に掲げ、結果、勝利します。

それが世論なわけですから、政党Aは公約の遂行を試みます。すると、、、怒ったアメリカは、日本への軍事攻撃を決断します。日本対アメリカの、戦争が勃発します。親中路線は日本人が選挙によって自らで進んだ道ですが、シーソーのようにアメリカへの敵対を表明したわけでもなく、攻撃される筋合いはないわけで、多くの日本人はアメリカに対して激怒します。戦力は圧倒的にアメリカが上なので助けを求めましたが、仲良くなったはずの中国はなんと、何もしてくれません・・・

日本にはもちろん、政党Aに投票しなかった者々も多くいます。政党Aが議員数で過半を越えたとしても、それは選挙制度の歪みによるもので、他政党の得票数を合計すると、政党Aを上回っていたかもしれない。そんな、親中路線を歓迎していなかった者々からすれば、アメリカに対する怒りと同時に、政党Aやその支持者に対しての「失政だ!」という憤りもあるはずです。

〈架空の話、了〉



今回のロシア・ウクライナ戦争を、日本(もちろん=ウクライナ)に置き換えて、かなり無理のある架空話を用いましたが、ザックリと簡単に言って「このような状況である」と、僕は捉えているということです。日本もウクライナも、二つの強大国に挟まれ、双方に振り回されまくる立場であるという点で、すごく似ております。ここで僕が最も訴えたいのは、上記の話の最後の段落です。


元々、ソビエト連邦に所属していたウクライナは、連邦が崩壊し独立に至ってからも、政権はずっと親露の傾向でした。しかし2014年に革命が起き、当時のヤヌコビッチ大統領は失脚しロシアに亡命、その後の大統領選挙に勝ったポロシェンコにより、一気に親米(西側)路線へと舵を切ります。それに対してロシアは、報復のような形でクリミアに侵攻し、半島を実効支配します(それを求めたのは、親露派が大多数を占めるクリミアの住民たちですが)。

2014年の革命を、裏で操ったのは誰か、どこの国か、、の話には諸説ありますし、これを語ると陰謀論めいてくるので割愛しますが。とにかく今のウクライナは、元は家族のような関係であったロシアに対して、明確に“お別れ”を告げた状態なわけですが、それが公正な選挙によって国民が選んだ結果だというのは間違いなく、フラれたロシアがブチ切れてミサイルを撃ちまくっていいはずがありません。ウクライナの人々が怒るのは当然です。


しかしながら先日、僕はこのような内容の発信を目にしまして。「ウクライナの友人から届いたメッセージを日本語に訳した」といった入りでしたが・・・その内容はというと

・ウクライナ人で親露の者なんていない。東部にそんな地域があるのは、過去にロシアが強引に入植を進めたからであり、それは侵略の足がかりにするために行ったことだ
・政府による親露派に対する迫害なんて、あるわけがない。それはロシアによるプロパガンダだ
・ロシア側から発せられる情報は嘘ばかり。それらを信じて騙されて、彼らの擁護なんてしないで

といったもので(たしかツイッターでしたが、削除された?のか、見つからず)。僕は直感的に、「これは・・・・危ないわ!」と思いました。「ロシアは嘘ばかり」に対する「気をつけなきゃ!」という意味の、危ない!ではないですよ。この発信そのものに対しての、「こういうのは冷静に、フラット意識を強めに捉えなきゃマズい!」という、危ない!です。

「ウクライナ人で親露の者はいない」・・・の時点でもう、僕は強い違和感を覚えます。8年前の選挙から親米の政党が実権を握っているからといって、ウクライナ人の中にも親露政党を支持した人、今でも支持している人は、それなりの割合で確実にいるはずです。戦争が勃発した今、その方達は、親米に偏りすぎてロシアの怒りを買うに至った現政権に対して、強烈な憤りの最中なはずです。 日本でも、「アメリカと仲良くするべき」という意見の者が多数派な一方で、「中国と仲良くするべき」という意見の者だってたくさんいるでしょう? それは、当たり前のことでしょう? 成熟した民主主義社会では、「人々にはいろいろな意見があって、誰でもそれを表明することができる」はずです。ウクライナは、そうではないのですか?

さらに言うと、プーチンは2000年の大統領就任当時から「ウクライナのNATO加盟だけは絶対に認めない。その際にはあらゆる手段を用いて踏みつぶす」と公に発言しております。ご丁寧にも西側諸国に、“デンジャーライン”と教えてくれていたわけですが、ウクライナ政府はなぜ、その一線を越える決断をしたのでしょうか? このラインを知っていたくせにNATO加盟を裏で後押ししていたのは、どこの国ですか?


こういうことを書くと、「お前はロシアの味方か!?」などと解釈するアホがそれなりに湧き出そうですが。僕はもちろんそんなつもりはなく、あくまでも、フラットな目線で世界を捉えようと、努めているだけです。世界的な重大事象の裏にはいろいろな要素(多くの国の思惑、企て)が複雑に絡み合っており、“ロシアは加害者で悪”、“ウクライナは被害者で正義”などと、単色で塗りつぶしていいものではありません


以前、YAWPに泊まってくれたルーマニア人のゲストは、チャウセスク政権による社会主義の時代について「あの頃の僕らは幸せだったのに・・・」としみじみ、語ってくれました。チャウセスクは、革命によって処刑されたこともあってか、西側諸国(日本を含む)における一般的な報道ではまるで、長年に渡り“恐怖政治”を行った“極悪な独裁者”という評価です。

ヨルダン人の僕の友人は、イラクの元大統領サダム・フセインのことを「彼は、英雄だ」と、キッパリと言い切りました。西側諸国(日本を含む)でのサダムに対する評価も、言わずもがなで皆さんご存知の通りに、“極悪な独裁者”ですね。

僕が中東のシリアを旅した際に、仲良くなった現地の学生たちは、アサド大統領について「彼がベストではないのは、わかっている。しかしこの国を一つにまとめられるのは彼しかおらず、ベターな選択なんだ」と語ってくれました。対する西側諸国(日本を含む)での評価もまた“極悪な独裁者”ですが、アサドはプーチンと親友で“一筋縄では行かない”存在なので、今でも現役です。


上に挙げた三つの例で、僕はもちろん「チャウセスクやサダム、アサドは実は、悪人ではないのだ!」などと言いたいのではありません。一つの国の中でも、いろいろな意見があるのは当然で、人それぞれで支持・不支持が分かれるのも当然で、「あの国の民意はこうだ」などと単色で塗っていいものではない!と言いたいのです。ちなみに上記三人に共通するのは皆、【アメリカ(西側諸国)と敵対していた】ことです。さらに言えば、プーチンはアメリカ前大統領トランプ(共和党)とズブズブでしたが(というか、プーチンにとっては扱いやすい相手で、手のひらで転がすような関係だったのでしょう)、ここ8年間のウクライナ政権はオバマ〜バイデン(民主党)とズブズブで、親米というよりも親・民主党。僕はトランプのことは全く支持しておりませんが、仮に彼が大統領のままであったならば、今回の戦争は勃発していなかったことでしょう。



旧ユーゴスラビアの内戦についてを深く学び、現地をしばらく旅したことがきっかけで、僕には「日本で流布されているメディア情報は、西側寄りに偏ったものばかりだ!」という強烈な目覚めが、すでにあります。世界情勢や戦争・紛争のアレコレについて、専門家の方々には足元にも及びませんが、世間一般よりは知っているはずだという、自負もあります。僕はもちろん「戦争を許せません」。どんな理由、どんな大義名分であれど、「戦争は絶対に許せません」

よって僕は、「ロシアの意図を理解できる」とか言うつもりは、全くないです。ロシアへの擁護や共感などは、全くしていないですし、するつもりもないです。しかし少なくとも僕は、プーチンの思惑や狙いを知りたいですし、彼を支持する方々の意見も聞いてみたいと思います。特に、親露のウクライナ人で、ウクライナ政府に怒っている方々の意見を、ぜひとも聞いてみたい。もちろん、ウクライナ国民の多くがなぜロシアとの別離を望んだのか、危険を顧みずになぜそこまでNATOへの加盟を強く願うのか、、も、より広く深く知りたい。

逆に言えば、「ロシア側から発せられる情報は嘘ばかりだから、耳を塞ぐ」などというスタンスは極めて愚かであると、僕は断言します。平和への第一歩は“相互理解”だという信念が僕にはあり、“Aが正義、Bは悪”、“Aが真実、Bは虚偽”というような短絡的思考、断定バイアスこそが、平和(相互理解)とは真逆に位置するものであると考えるからです。



何よりも、一刻でも早い戦争の終結、平和の実現を、心より祈念いたします。