2020年11月28日土曜日

惚れたぜ、ハマったぜ、スウェーデン! vol.1




もっとTokyo、中止ですか。GoToトラベルも、大阪&札幌が除外決定ですか。ハァ。まぁ、仕方ないですね。

僕はGoToは「ゲストハウス業界に旨味無し」の認識ですから、“なくなったところでさほど影響はない”という捉え方ですが、とはいえ“世間での、旅行しようかしらねぇムード”が再び萎縮してしまうのは、非常に残念です。「政府の方針や社会の空気なんて、知ったこっちゃねぇ!」という人はそれなりにいるでしょうし、増えてもいると思いますが。自粛警察とか言われていた、例の過敏で面倒な人たちは、また奮い立って活動に励むのかな?

まぁ、コロナに関しては考えてもテンションが下がるだけなので、僕はしばらくは「どうでもいいや」で行こうと思います。感染予防を怠る、、という意味ではないですよ~。



さてさて。

僕は先の9月に、サイト<おかえりびと>にて“旅に恋するに至った経緯”の話をさせていただきました(↓)。

旅に恋した♡馴れ初め物語【その①〜YAWP!タクロウ編〜】

ここでは、スウェーデンでのイベント参加についてが軸になりましたが、「この国でこんな素晴らしいことがあった!ネタは長くなりそうなので、自分のブログで改めて」と書いたんですよね。で、先日「おっと、あれをまだやっていないな」と気付きましてね。別に誰かから指摘されたわけではないのですが。というわけで今回は、「スウェーデンってマジで最高だぜ!」という話題です。

件の記事に連なって語りますので、そちらを読んでいただいていない方には伝わりづらい話になりますから、まだの方は上記のリンクを先にご覧下さい。強引に、おかえりびとのサイトを開いてもらおうとしているわけではないですよ(笑)!



イベントヘ向けて僕が搭乗した飛行機には、他の参加者(アーティストやミュージシャンがほとんど)も、けっこうな数がおりまして。長いフライト時間ですから、周辺に座っていた方々とはそれなりに話をしまして。

ストックホルムに着いたのは、9時頃。快晴で気持ちの良い空気で、僕は「明日からはイベントで、自由行動は出来ないので、今日は街を探索しよう!」となりまして。しかし、他の参加者達は皆、ホテルへ直行すると言う。

よって僕だけが、独りで街の中心エリアに電車で移動しましたが・・・あれ? 人が全然いない。お店も軒並み、閉まっている。「ちょっと早過ぎたかな、ランチタイムの頃には賑やかになるのかねぇ」とか思いながら、ゴーストタウンのような静かな街をブラブラしていたところ・・なんと、辺りが急に暗くなって来まして・・・。要は、僕が乗る飛行機が空港に到着したのは朝の9時ではなく、夜の9時(朝のように明るいけど)だったわけです! 夏のスウェーデンは、日が暮れるのが超遅い!! 僕にとっては初の海外(アメリカを除く)で、時差のこととか、国による日照時間の違いとか、全く考えていなかった!! アホ過ぎた!!!

(ちなみに、2004年次の僕はデジカメを持っていなかった関係で、写真は2008年に再訪した際に撮ったものです)


というわけで、自身の置かれた状況に気が付いた僕は、「やべぇ! すぐにホテル行かなきゃ!」と焦りまして。中央駅の中にツーリストセンターのようなものを発見し、対応してくれたスタッフのオバちゃんに紙(事前に渡されていた、イベントのあれこれについて書かれた案内書)を見せ、「このホテルに行きたいんだけど場所とか知らないのねん」と伝えまして。当時はスマホの時代ではないですからね・・・(僕はいまだにスマホ未所有ですが)。

そちらで教えていただいた通りに、僕は地下鉄で移動し、いつの間にか日が暮れ切っている街に再び出ましたが・・・その場は普通のオフィス街で、大きなホテルなんて、どこにもない。一時間ほど辺りを彷徨い、23時が近づいて焦りはピークに。「ホテルのチェックインは0時までに」と、イベントの人から言われていたんですよ!! ヤバい! 旅の初日に、泊まる場所がなくなるかも!!


プチ・パニック状態に陥った僕は、とにかく誰かに助けを求めようと、暗い夜の街で「誰かいませんか〜」活動を開始。少しして、遠くに青年が歩いているのを発見し、「ヘイッ!ヘイッ!」と駆け寄りまして。

「急いでホテル行きたいんだけど辿り着けなくて困ってるの〜」を伝え、先ほどの案内の紙を見せたところ、彼は状況をすぐに理解し。彼曰く、「ここに大きく書いてあるのは、このプランを作成した事務所の住所だ。それは、このあたりにある。そして、ここに小さく書かれているのがホテルの住所だね」とのこと。つまりは、駅のツーリストセンターのスタッフは勘違いで、ホテルではなくイベントを請け負った会社の事務所の住所までの道順を、僕に案内してくれていたわけです! なんじゃそりゃ!!

その事務所(笑)。こちらも2008年に意味なく再訪

しかし、状況を把握できたとはいえ、ヤバいことに変わりはないわけで。「では、このホテルまでどう行けばいいかを教えてオクレ〜」と彼に言ったところ、彼は少し考え、「OK、ちょっとここで待ってて」との返し。そしてそのままサラリと、どこかへ行ってしまいまして。

僕はプチ・パニック継続で、なんだかよくわからない状況にもうお手上げの、諦めのような気持ちになりましたが・・・10分ほど経つと、カッチョいい車に乗った彼が、颯爽と現れまして。イケメンすぎる笑顔でこう言いました。

「ホテルまで連れて行くぜ! さぁ、乗った乗った!!」


いやぁ〜、大感動ですよ! しかもそのホテルはストックホルム郊外にあり、30分くらいはかかりました。しかし彼は“0時までにチェックイン”も理解してくれており、車を豪快にカッ飛ばし、23時55分頃に僕は無事にホテルに辿り着くことができたのでした。スウェーデン人・・なんという親切さや・・・

車中ではもちろん、僕がイベントに参加する旨の話もしていたので、数日後に彼は、わざわざ僕のブースを探し訪ねて来てくれましたよ。僕は彼の似顔絵を描きながら「お礼にメシを奢るぜ!」と訴えましたが、イケメンな笑顔でサッパリと「いやいや、そんなつもりでやったんじゃないからさ〜」な返しでした。今回のこの記事を書くにあたり、僕は彼の名前を思い出そうと試みましたが、出来事と顔と車しか覚えていない・・・(涙)。再会は、ムリだろうなぁ〜


というわけで、僕はスウェーデンに着いたその直後から、現地人のとんでもない親切を受け、「なんちゅういい国や!」となった、という話でした。

実はこれは、今回限りではないです。【スウェーデン人の素晴らしさを伝えたいのだ!】はシリーズとして、3回に分けて連続投稿します!! 別に、年間36回更新の達成のために数を稼ごうという・・・あ、正直それはちょっとあります(笑)!!!






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