2020年11月30日月曜日

惚れたぜ、ハマったぜ、スウェーデン! vol.2



さてさて、【スウェーデンの素晴らしさを伝えたい!】シリーズ・第二弾!!

さっきデータを見たら、第一弾の閲覧数は全然伸びていませんでした(笑)・・が、気にせず独りよがりに突っ走ります!!!


今回は、ストックホルムでの六日間のイベントへの参加を、終えた直後の話です。



イベント最終日は、時間早めで昼過ぎには終了し、撤収作業を行い。僕以外の参加者たちが日本に帰る飛行機の便は、その日の夜だったのです。というわけで、撤収を手伝った後に、僕は彼らとサラリとお別れしまして。茶道や華道の方々は、何というか実直でストイックな印象の人が多かったのですが、一方でミュージシャンやアーティストたちは、良くも悪くも変人で、みなさんブッ飛んでいましたねぇ(笑)。

短期ながらも街中に溢れた日本人集団が一斉に去り、北欧の水の都・・に独り残された僕は、もちろんその夜からは旅の全てを自分でプロデュースしなければいけないわけでして。


まずは泊まるところを決めなきゃ〜と中心街を彷徨い、いくつかのホテルに突撃しましたが、フルだらけ。2軒のみ空き部屋がありましたが、値段を聞くとどちらも「3000クローナ」あたり(≒4万円ですよ!)。 三週間のパリまでの旅だぜぇ〜の初日に、それはムリだって!! 真夏のハイシーズンに、ストックホルムの物価はキツすぎた!!!

ここで「ホテルではなくホステルを探せばいいのでは?」と思う方は多いでしょうし、今となっては僕もそう思うのですが、、これは僕にとっての、“バックパッカー”としてのデビュー日。ホステル・・ってなんですの? ドミトリー? 個室じゃない部屋なんてあるんすか? な、旅人Level.1の段階です。チープ旅のHow toなんて、な〜んにも知らんかったとですよ。

というわけで、またまた僕はプチ・パニック状態に。パニックというよりも“途方に暮れた”に近いかな・・。日が暮れて、街の灯りもほとんどが消え。意を決した僕は、野宿することを決断!

到着初日の夜に、ホテルに辿り着けずオフィス街を彷徨った(前回の記事で書いた件)際に、噴水のあるキレイな公園を発見していたのですよ。「そうだ! あそこだっ!!」となった僕は、再びそのエリアまで移動しまして。

2008年に、意味なく再訪

すでに深夜でしたから、公園内に人は誰もおらず。とても静かで、木のベンチのサイズもちょうどいい感じ。8月とはいえ、ストックホルムの夜は寒いけれど、持って来ていた服を着まくればなんとかいけそうだな、と。・・で、ちゃんとグッスリ、眠れましたよ。僕は野宿を、日本ではかなりの回数をやっていたので、初体験ではなかったのがよかったのかもしれません。

同じく2008年。思い出のベンチに寝転んで


すでに真昼のように明るい、朝の6時頃に起きた僕は、一時間ほどボンヤリ・ウトウトした後に、「別に何も決めていないし、やることもないけど、とりあえずここは離れるかな」と思い身支度をしまして。すると何やら、ヴゥォンヴォンヴォ~ン!!と近づいて来るヤンチャな爆音が聞こえ。2台のハーレー・ダビッドソンのような巨大バイクに乗った、遠目でもわかるレベルのイカツい野郎ども(北斗の拳かよ!?)が、どうやら僕のいる公園の方に向かっている・・・

2台は実際に公園に入って来て、僕のいる場所にどんどん近づいて来る。二人ともデカくてマッチョな上に、無骨な黒革ジャンから覗く肌には、タトゥーだらけ!「おいおいおい!俺って朝の7時にキレイな街のキレイな公園ですげぇ怖そうな二人組に襲われんのか!??」と焦りまくった僕は、手提げバッグに入れていた現金を急いで靴下の中に隠しまして。


これは僕のただの思い違いで、そのまま横を素通り・・・することはなく、、二人は実際に僕の目の前に来てバイクを停めたのです。いやぁ〜、ガッチガチに緊張しましたよ! 僕は幼少期より、売られたケンカは基本的には買いましたし、そういうメンタルは強い方なんですが。デカゴツい北欧人×2を相手に、勝ち目はない!!

しかし、バイクを降りた彼らは、英語で僕にこう言ったのです。

「こんなところで寝て、体調は大丈夫かい? 俺ら近所のマンションに住んでいるんだけど、昨晩、君がここで寝ていることに気付いてね。“彼をウチに招き入れるべきか〜”と二人で話し合っていたら、朝になってしまって。改めて見たら君はもう起きていたから、無事を確認しに来てみたよ」

・・・と! ビックリで〜すッ!! 僕はこんな超親切な二人に対して、見た目だけで“怖い人”だと決めつけ、ビビりまくって警戒心MAX状態でいてしまったのです(しかたないですけどね)!!


僕は驚きと、緊張からの緩和のせいで、なんだか変なテンションで「オ、、オゥ、イェーイ! ノープロブレム!! よく眠れたんだぜヒャッハー!!」みたいな返しをしてしまいましたが。その後も少し話し、そこで僕は彼らから「ホステルならばけっこう安いよ」と教えてもらったのです。連絡先を聞いたり聞かれたりはしませんでしたが、最後はシェイクハンド&ハグ&「よい旅を!」の、気持ちの良いお別れをしました。


この出来事は、たったの5分ほどのやりとりでしたが、強烈に僕の記憶に残っております。僕が海外放浪バックパッカーになった人生最初の日に、いきなり野宿をした、その翌朝ですからね。仮に彼らが暴漢で、ボコボコにされて金とられて身ぐるみ剥がされていたりしたら、僕はさっさと帰国し「二度と旅なんかするかよ!ペッ!!」となっていたかもしれないのです(笑)。



スウェーデンの人々は、本当に親切で粋だ!! 前回に書いた通りに、このシリーズは三部作なので、ネタはまだあります!!

次回もしつこいくらいに、僕の“スウェーデン愛”を畳みかけますよぉぉ~~~!!!





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