2022年9月29日木曜日

久しぶりに、宿業界に関する記事を書く!






だ~いぶ秋らしくなってきましたねぇ。昼はまだ暑めですが、夜は涼しくて過ごしやすい♡


僕は今週の火曜に、プロ野球の試合を観に神宮球場に行ってまいりました。ヤクルトの優勝マジックの減少ペースから、「優勝決定はこの日だ!」と予測した上でのチケット購入だったのですが。その1試合前に、優勝が決まっちゃいまして・・ガックリ。そして観戦した試合では、ヤクルトはレギュラーではない選手を多く起用。村上選手は出場しましたが、彼はホームランどころかヒットも無し。

あ、僕は別にヤクルトファンではないですけどね。観戦した席も、阪神サイドでしたし(笑)。まぁ、試合自体は充分に楽しめたので、よかったのですが。イチローの引退試合も1試合ズレましたし、僕の野球観戦は“特別な日”への遭遇運が低めですね。



さてさて。

今回はタイトルの通りに、ゲストハウス業界に関する話です。このブログはそもそも、閲覧者の大多数は“同業者”、もしくは“将来、宿の開業を夢見る者”なわけですが、17年頃のピーク時(一日200人超)から比べると、今はその四分の一(一日50人ほど)に落ち込んでおります。よって全国の宿主、宿スタッフの方々の多くがすでにこのブログには飽き、呆れ、失望し、“もう開くのや〜めた”となっているのだと思いますが(笑)。いまだに開き読んでくださっていて感謝です!・・な方々に向けて、書こうと思います。


日本におけるゲストハウス業界の老舗企業、といえばカオサングループやジェイホッパーズを思い浮かべる方が多いと思いますが、カオサングループが、なんと、先の8月末をもってゲストハウス(ホステル)事業から完全撤退!・・ということになりました。カオサングループは、全盛期には東京だけでも7軒の宿を経営し、そのほとんどがキャパ50を越える大箱で、まさに東京(だけでなく全国の)のゲストハウス市場レースの先頭を常に走っていらっしゃった企業さまです。長らく、この業界の繁栄のために我々、後追い開業勢を引っ張って行ってくれていた存在です。

そんな彼らの完全撤退のニュースを僕が目にした時は、、、ビックリしたのはもちろんですが、すぐになんだか呆然としました。ブッチャケ、同業の宿主達の間では、「カオサンさんが、このコロナ禍でも宿を一つも閉めずにやって行けているの、すごいよな。どういうスキームなんだろう?」という話題がよく出ていたんですよ。それが、いきなりの全宿閉業! 完全撤退!! 分散を集約し、利益率の高い宿だけ残す、というような選択ではなかったのが不思議です。なにか、事情があるのでしょうかね・・・?


実は僕は、カオサングループさんとはそれなりに縁深い関係でして。数人のゲストからは、「YAWPさんはカオサンの子会社なんでしょ?」と言われたことがあるくらいでして(もちろん違いますが!)。

YAWP! backpackersが開業したのは2015年の3月23日ですが、その前日に、僕は開業記念パーティーを開催しました。そこに、カオサンワールド浅草ホステルのスタッフである、ミズキさんという方が来てくれたのです。あの夜は40人ほどが参加した賑やかな宴で、皆でアホみたいに飲みまくりましたから、5人ほどのゲストが終電を逃しYAWPに泊まることになりまして。ミズキさんは、その内の一人。で、彼女はありがたいことに、えらくウチを気に入ってくれましてね。

僕はYAWPを、開業当初はどこのOTAにも登録せず、要するにネットでは簡単に発見することが出来ない、シークレット?な宿にしておりまして。これは、「いきなり混んでパニくりたくない」という理由による“試運転期間”という位置付け。とはいえ、そんな状況ではゲストの予約が入るわけがなく。本来であれば、OTAへの登録を済ませるまでは、“ゲストは毎日ゼロ”でもおかしくなかったわけです。


ところが、時は2015年。日本のインバウンド需要が飛躍的に伸び、その一方で供給は全く追いついておらず、都内のどこの宿も“常にフル”。まだ、飛び込み(予約なし)のゲストもそれなりにいた時代で、業界のトップランナーだったカオサングループの宿々には、“フルの日に飛び込みのゲストが来てしまう”事態が多く発生しておりまして。

ミズキさんが働いていたカオサンワールドだけでなく、ミズキさんが薦めてくれたおかげで他のカオサングループの宿々のスタッフさんからも、「ゲスト◯人、そちらに行きます〜」な連絡を、僕は毎日のようにいただいていたのです。YAWP! backpackersは、オープン当初〜Hostelworldへの掲載を決めた6月末までの三ヵ月間は、完全に、“他人(カオサンさん)のフンドシで相撲を取っていた!”のですよ!! その期間に僕がウェルカムしたゲスト61人、計273泊のほとんどは、カオサンさんからの“ほどこし”によるものだったのです!!

・・というわけで、カオサングループがこの業界からいなくなってしまった、というのは、過去に受けた恩への想いもあり、僕は本当にショックなのです。結局、恩返しはロクにできなかったなぁ・・・。ミズキさんだけでなく、カオサングループの宿々のスタッフさんとは僕は何度か飲みましたし、彼らはウチに泊まりに来てくれたりもしました。カオサン東京オリジナルのマネージャーだった大ちゃんとは特に気が合い、定期的に会い、しょっちゅう連絡を取り合う仲でした。ミズキさんも大ちゃんも、カオサンを退職し地方に移住してからは、やや疎遠になりましたが・・・(涙)。皆さん、元気にしているのかなぁ?


業界の斜陽はとっくにわかり切っていたことですが、カオサングループの撤退でそれが改めて浮き彫りになり、なんだかションボリ。バックパッカーズジャパン社経営の都内3宿(toco、nui、CITAN)はいずれも健在ですが、そちらもダメになってしまったら業界全体がさらにションボリすること請け合いなので、藤城くんには頑張って欲しいぜ(余計なお世話ですがッ)!!

・・・そんなことを考えていたら僕は、そろそろ「都内のゲストハウス&ホステルで、コロナ禍を乗り越え(?)て、今でも営業中の宿はどこなんだ!?」というのをちゃんと知りたい、という熱が湧いて来ました。この二年半、業界分析的なことは全くやらずにいたのですが。なんだか、変なスイッチが入りました。



検索したOTAは、Booking.comと、Hostelworldと、expedia。検索条件は、日が10/9(日)、11/5(土)、12/2(金)、12/29(木)。宿泊人数は1名で、期間は1泊、3泊、7泊(連泊縛りがある宿も多いと予測したため)。つまりは、OTA×3、日付け×4、期間×3で、合計で36周もしております。全てを抽出してやろう、と意気込んだこの作業に、4時間も費やしましたよ(笑)。


というわけで、以下にまとめます。宿名アタマの“ホステル”“ゲストハウス”表記をスルーした上での、あいうえお順です。



【2019年末の時点から、存在している宿】
(名称変更したが、OTAでのデータを引き継いだ宿を含む)

アッパーホテル両国
Hotel Adonis Tokyo
almond hostel & cafe Shibuya
&AND HOSTEL AKIHABARA
&AND HOSTEL KURAMAE WEST
&AND HOSTEL MINAMISENJU
UNPLAN Kagurazaka
UNPLAN Shinjuku
1泊1980円ホテル
Imano Tokyo Ginza Hostel
IMANO TOKYO HOSTEL
With B ホステル
江戸東京ホステル
オークホテル江戸
ゲストハウス 大森倉庫
obi hostel
Good Diner Inn Copain
ホステル 蔵
グリッズ 東京 浅草橋 ホテル&ホステル
グリッズ 東京 上野駅前 ホテル&ホステル
グレープハウス 高円寺
コマツヤ
GUEST HOUSE SaKURa
サクラホステル浅草
サクラホテル池袋
サクラホテル神保町
サトウサンズレスト
THE WARDROBE Hotel 下北沢
328 Hostel & Lounge
ジェイズバックパッカーズ
ゲストハウス シエ シミ
CITANホステル
ゲストハウス品川宿
墨田長屋
ゲストハウス 扇子
ターンテーブル
ホステルチャプターツー東京
hostel DEN
ゲストハウス東京麻布
東京ゲストハウス 板橋宿
Tokyo Guest House Ouji Music Lounge
東京セントラルユースホステル
TOKYO-W-INN Asakusa
東京ひかりゲストハウス
ゲストハウスtoco
TOP EDGE HOSTEL Koenji
Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE
Nomad Hostel Classic
バックパッカーズミニハウス
bnb+ Akihabara
bnb+ Ueno Okachimachi
bnb+ Kanda Terrace Ogawamachi
bnb+ Secret Base Mejiro
bnb+ Shinbashi
bnb+ Toranomon
ヒサヨズ イン
フォーカス蔵前
BOOKANDBED TOKYO 新宿
FromScratch TOKYO
ベースイン鶯谷
ベースイン駒込東京
ベースイン田端
Hostel Bedgasm
MANGA ART HOTEL, TOKYO
YAWP! backpackers
リトルジャパン
LYURO 東京清澄 by THE SHARE HOTELS
Ryoma Ikebukuro


【2020年以後に、新規で開業した宿】
(名称変更して、OTAのデータをリセットした宿を含む)

AKARENGA House
Hostel 1010 KitaSenju
H2O STAY Ōtorii
Girls Only Share House Tama
Cocts Akihabara
Samurai Stay Sugamo
Time Sharing Stay 浅草
TOKYO E JOY INN West Shinjuku Branch
bnb plus Ueno Park
HOSTEL BEACON 吾妻橋
BEE-HIVE巣鴨
54Journey 東京赤坂ホステル
54Journey 東京大手町ホステル
plat hostel keikyu haneda home
Lodging Tokyo Tj03
Wise Owl Hostels River Tokyo
Wild Cherry Blossom-HOSTEL


以上、計85宿!!


こちらと当ブログの昔の記事〈都内100軒以上の宿の、屋号名をまとめる!〉とを見比べると、変化の度合いが分かりやすいかと思います。あちらは五年も前の情報で、墨田長屋さんやコマツヤさん等の記載がありませんが、すでに都内の有名どころの人気宿はだいたい、勢揃いしておりましたので。今回のリストは主にBooking.comからコピペしたせいで、英語表記が多く、ちょっと比べにくくなっていて申し訳ないのですが(笑)。

ちなみに、この二年半の間に、ドミトリーをやめて完全個室制に移行した宿もいくつかありまして、今回のリストではそういった宿々は除外しております。ケイズハウス東京オアシスさん、あたりがそうですね。それを含めてしまうと、ホテルや一棟貸し宿、民泊との線引きが難しくなりますので。そして僕はあくまで、「ドミトリーがある宿=ゲストハウス」というイデオロギーを貫いておりますので。個室のみの宿はもはや別業種で、ウチとは競合相手ではないイメージです。


世界中の国々でコロナ禍の収束宣言が出され、日本でも全国旅行支援が始まろうとしており、世間でもようやく「もう、旅してもいいんだね~」感が出て来ました。よってこれまで休業していたところも、さすがにもう再開を決定しているでしょうから、このリストに記載している宿々がまさに、〈今、東京にあるゲストハウス&ホステル〉です。もちろん完璧と言うつもりはなく、抜けはあると思いますが(当該宿の方がいましたら、どうもすみませんです)。


計、85宿。コロナ禍が始まる前、2019年末の時点では、東京都内には300軒強のゲストハウス&ホステルが存在していました。上記のリストからお判りのように、この二年半の間に新規で開業した宿が17軒ありますので、つまりは、コロナの前から存在し今も残っている宿は、68軒。おおよそ五分の四の240軒が、廃業、ないしは完全個室に移行した、ということです。


改めて数字で確認すると今回の、長期に渡るコロナショックの残酷さに、愕然とします。今度こそ真のウィズ・コロナを実現し、日本の観光需要が本格的に回復し、宿業ならびに関連業界の復興が叶うことを、僕は切に願います。






2022年9月19日月曜日

国葬や円安、オリンピック汚職やLGBTについてを、雑多に語る。






「次は18日にUPします!」と宣言しちゃったので、間に合うように書いてはいたのですが、どうやら日を跨ぎそうです。まぁ、18日の深夜にUPしたという扱いで、許しておくんなまし(笑)。


YAWP! backpackersでは最近、欧米人ゲストの来泊が増えてきました。増えたといっても、三人ですけどね。また、外国の方々からの来月以降の予約もチラホラと入ってきました。じんわ〜りとですが、インバウンドの復調の気配がします。超うれしい♡



さてさて。今回は三ヵ月に一度の、〈最近のアレやコレやに関する僕なりの感想のまとめ〉です。次回の12月をラストに、この企画は止めます! 書くのがけっこう疲れるわりに、友人たちから「あの記事よかったぜ」的なことを言われるのが全くないもので(笑)。不思議と、閲覧数はいつも多めなんですけどねぇ~。映画の記事なんかだと、閲覧は少ないのにDMはけっこう来る。別に、褒めてもらいたくて書いているわけではないですけどね・・・

以下はあくまで「僕は個人的にこうである」という話なので、考えが異なる方々に対して「あなた、おかしいよ」と訴えるような意図はありません。この前置きは相変わらずのコピペです(笑)。ではでは、行きますよ〜!!



① 国葬「反対」の民意が、「賛成」を大きく上回る

以前にも言いましたが、僕は安倍氏が殺害された直後から、ブレずにずっと国葬には大反対です。ひろゆき氏あたりが、「世界中の首脳を日本に集められるこのような機会は、外交において極めて有効」的な発信をしておりましたが、その感覚はキモチ悪いなぁ。どんなVIPが日本に訪れようが、連中のその弔問が表面的なもので、裏では国際政治関係の駆け引きみたいなのに明け暮れているのだとしてら、なんだかゲンナリします。

エリザベス女王が亡くなり、イギリスによる国葬が安倍氏の国葬の八日前に。それもあり、各国首脳のほとんどは日本に来ない。有名どころではカナダのトルドー首相くらいしかいませんが(それもキャンセルになったりして・・)、しかし経費はイギリスのそれを大幅に上回り、16億とか。なんじゃそりゃ。

国葬の決定は麻生の圧力だったそうですし、支持率ガタ落ちの岸田は「なにもがもがうまぐ行がないぃぃ〜」と歯軋りしまくりなことでしょう。安倍とは違って、裏のアレコレとの繋がりが浅い岸田は“敵に回すとヤバい”存在ではないので、自民党内から引きずり降ろされる時は近いと感じます。



② 今冬から原発9基の再稼動をする方針を、政府が発表

けっこう意外に思われるかもしれませんが、僕は原発に関してはそんなにネガティブな考えではないです。「どんどん推進すべし!」などとは思っていませんが、一方で「全てを廃止すべし!」でもない。むしろ、空気を汚染しまくる火力発電所の方に否定的です。原発にはもちろん、東日本大震災による、強烈な負のイメージがありますけどね。ド強毒(原発事故)を一錠飲まされるか、弱毒(空気汚染)を延々と飲まされ続けるかの違い。震災の過去を猛反省して、事故を完璧に防ぐための努力を怠らないのであれば、原発の方がマシです。

僕はゲームは基本的にやりませんが、〈シムシティ〉シリーズは大好きでしてね。街の仕組みや税制は、あれで学んだと言ってもいいくらいです。で、そのゲームでは、街づくりのスタートは必ず“発電所の建設”。街を大きくしていく過程で、プレイヤーはほぼ間違いなく、必然に近い流れで、原発の建設を選択します。現実のシムシティをプレイする政治家たちと、やることは同じです。

太陽光発電も、パネルの廃棄問題があり、結局は毒。風力発電が一番マシですが、山に建てる場合は森林破壊、海だとコストかかりすぎで費用対効果としては最悪。結局のところ、僕らが電気を極力使わない生活を受け入れることのみしか、解決策はありません。



③ 円安がガンガン進行中!!

トヨタなどの大企業は世界規模で商売をしていますから、これをチャンスと海外で売りまくっているようですが。国内でのみ商いをしている中小企業にとっては、厳しいですねぇ。僕は古着アパレル業界隈に友人が多くおりますが、輸入業ですから、彼らは仕入れ値の暴騰に頭を抱えております。

海外マーケットで大儲けな大企業の社員はウハウハでしょうが、大多数の一般ピィポーは、どこもかしこもの値上げラッシュと、むしろ下がっている給料との板挟み状態。貧富の差がますます拡がりますね。宿業は本来、円安傾向は大歓迎でラッキータームのはずなのですが・・・。インバウンド解禁は・・? ねぇ、解禁の決定はいつ・・・?



④ 東京オリンピックでのスポンサー契約に、汚職が発覚!

はい、「やっぱりね」です。予想通り過ぎて、なんだか笑っちゃいます。僕はむしろ、「けっこう早く発覚したなぁ。なかなか頑張っているじゃないか〜ちゃんと機能しているじゃないか〜日本の検察は!」と感心しております。

森嘉朗が参考人聴取されたその日に、岸田や麻生らの首脳陣による、秘密裏の“氏が逮捕されたらヤバいよヤバいよ”会議が開かれたそうで(笑)。出版関係の契約相手は講談社でほぼ決定していたのに、「講談社、憎し!」の森が、KADOKAWAへの変更をゴリ押ししたとのことですね。で、KADOKAWAのボスが逮捕されちゃった。あれまぁ・・・

僕は安倍も小泉も嫌いでしたが、それを裏で操っていたのは森、という認識で。ここ20年の日本の政治を腐らせた諸悪の根源は、間違いなくこの男です。安倍がダース・ベイダーなら、森はダーク・シディアスです。度重なる失言等によリ、世間からの評価はすでに地に堕ちている彼ですが、今度こそ、検察によるフォースの鉄槌を期待します!!!



⑤ 台湾周辺が、過去最高級にピリピリしている

8月に、アメリカのペロシ下院議長が台湾に電撃訪問してから、中国は明らかにいきり立っており。長期の、実弾による軍事演習を敢行。なんと、ミサイルは日本のEEZ内にまで着弾(宣戦布告レベルの威嚇行為ですよ!)。日本では旧統一協会絡みのニュースばかりで、あまり報じられておりませんでしたが。台湾の方々は、けっこうな緊張感だったようですね。

僕は、好き嫌いでこの両国のどちらかに肩入れするようなことはありませんが、感情論ではなく論理として、なぜ中国がここまで頑なに「台湾は中国の一部」を主張するのか、全く理解が出来ません。世界中のほとんどの国&人が、「いや、違うって!」とツッコんでいるのにもかかわらず。

台湾には独自の政府があり、大統領(総統)も首相もいる。オリンピック等の大会では、異なる国として別々に出場(中国がクレームを入れるせいで、「台湾」とは呼ばれないし国旗も使えない)。昨年の東京オリンピックでNHKのアナウンサーが「台湾です」と言い切ったことは、現地ではトップニュースになったとか。渡航ビザは数年前に廃止になったが、今でも“通行証”という謎のシステムがあり、台湾人は中国政府の許可無しでは中国に入れましぇ〜ん・・等々、ツッコミどころのオンパレード。

中国は「台湾は台湾である」と認め、さらに「特別に友好な関係を築こう!」と訴えれば、世界中からのコンセンサスとリスペクトを得られると思うんですけどねぇ。以前に戦争絡みの記事で書きましたが、「国内統治のためには、敵がいる方が都合がいい」のでしょう。やれやれ。



⑥ 静岡県の幼稚園で、通園バスに閉じ込められた園児が死亡

事件そのものはもちろん、その後の幼稚園理事長らによるユルユルな記者会見により、大・大・大炎上しておりましたね。僕は決して逆張りなどではなく「う〜ん、、ヒートアップしすぎでは?」という感想です。大衆が「こいつらなら叩いても確実に大丈夫だ!」・・なターゲットを見つけ、よってたかって袋叩きにしている印象。

幼稚園の責任はもちろん重大ですが、僕は“偶然のミスが重なって起きた悲劇”と捉えておりまして、議論すべきは「再発を防ぐにはどうするべきか?」であり、その答えを「幼稚園のスタッフがちゃんとしていれば防げた」で締めるのは安易すぎると考えます。もっと根元の部分から、法制や教育やテクノロジーを絡めつつ、生産的に語り合うべきです。

こういう事件が起きると、ネットでは「涙が止まりません」やら「かわいそうに・・辛かったよね、生きたかったよね」やらのコメントが大量に溢れ出てきて、僕は正直「うわぁ〜・・」と思います(どういう意味の「うわぁ〜」かは、ご想像にお任せします)。それはまだいいのですが、「関係者に天罰が下れ」「園長がタヒねばよかったのに」といったコメントを書き殴る連中は、マジで人として最低だと思います。

件の記者会見で、副園長が「疲れて来た」と言った、というデマを拡散しまくった(正しくは「おつかいありさん」と言っている)連中も、人として最低!!



⑦ TKO木本氏が、投資詐欺斡旋の責任を取り芸能界を事実上の引退

だいぶ前、学習塾で働いていた時代に上司から「君は株のセンスがありそう☆」という謎の才能評価をされ(笑)、個人資産の運用を任されたことで一時期、僕も株に手を出したことがあります。いちおうプラスを生んでいるタイミングで、僕は退職したので損失の経験はないです。よってセンスはあったのかもしれませんが、はっきり言いましてあんなもん、クソつまんないです。あんなもんで生まれた資産には、喜びも愛情もない。さんざん振り回されて、ストレスが溜まるだけ。

その後の僕も、それなりの頻度で、何人かの友人から投資の誘いを受けたことはありますが、全てを門前払い・・・どころか「バカかお前は?」と返しまして。そして、そんな連中は、僕が知っている限りでは皆が、“出資を募っていた大元がトンズラして、お釈迦ポンッ!”という結末です(爆笑)。

怪しい投資話なんて、そこら中にゴマンとある。こちらが事業でちょっと稼げば、ウジ虫のように湧き出て来ます。騙す奴も騙される奴も仲介する奴も、全員がすべからくアホ。仮にそれがたまたま詐欺ではなく、運用が成功して貯金が増えたとして、お前らは幸せか? 時給800円の便所掃除のバイトに毎日勤しむオッちゃん・オバちゃんたちの方が、遥かに尊いわ!!!



⑧ りゅうちぇる氏が、“本当の自分”でいるために離婚


クドいですが、僕はリベラルな人間なので「離婚したって別にいいじゃないの。どんな理由であれ、他人がとやかく言うべきことじゃない」です。離婚の理由がLGBTに絡む問題なためか(本人は自身をゲイだと明言はしていませんが)、世間では賛否が分かれているようですね。

あえて作為的に下世話な方向で例えますが、これって、〈スキニーな人と結婚してはみたものの「実は俺は巨乳好きなんだ!」という理由で離婚する〉ようなもんでしょ? そんなハレンチな理由で別れたって、いいじゃないの。本性を隠し続け、我慢し続けストレス溜めて、我慢しきれなくなって風俗に通いまくるよりも、素直に打ち明けてスッキリサッパリした方がよっぽどいいですよ。

男性を愛する男と、巨乳を愛する男、たいして変わらん。LGBTに関しては、「彼ら彼女らに理解を示す私☆」という意識高いアピールに利用しているリベラル層が散見されますが、そんな連中に対しても僕は「うわぁ〜・・」です(笑)。「私たちとは違う彼らを、理解しよう」ではなく、「LGBTの方々も僕らも、同じですよ」と、僕は訴えたい。いろんな趣味嗜好の人が、当たり前に存在し共存できる社会に、日本も早くなってほしいな。



⑨ 香川照之氏と読売ジャイアンツ坂本勇人氏に、女性絡みのスキャンダル

〈客として最悪〉と〈人として最悪〉という印象で、どちらもクソ野郎ですが、香川氏の方がだいぶマシかと。それぞれの被害者の感情を一言で勝手に推察しますと、香川氏に対した女性は“怒り”、坂本氏に対した女性は“絶望”。坂本は本当に最悪中の最悪ですね。過去にいろいろとあった芸能・スポーツ界隈の醜聞の中でも、トップクラスに幻滅しました。元々、好意的には見ておりませんでしたが。

香川氏は正式に認めて謝罪し、仕事は軒並みの降板、ワイドショーでは連日の大賑わい。その一方で、坂本についてはあらゆるメディアがダンマリ。もちろん記者会見はなく、「何かありましたか?」・・な、お澄まし顔で毎日、野球をエンジョイ。ジャニーズ界隈も同様ですが、ネットで情報が拡散しまくるこの時代に、その対応はダサ過ぎるしマイナスでしかないって! 僕の「嫌悪100%。顔を見たらチャンネル変える」のリストには、GACKTと大仁田厚のみだったのですが、今回の件で坂本も記載に。DAZNで野球観戦する際には、彼の打席はスキップしています。

どんだけ金持ちなのか、才能があるのか、モテるのか、知ったこっちゃないけどさ。この二人は、“女性”という存在へのリスペクトが、根元から足りないんだよッ!! 彼女たちの尊厳を、踏みにじるな!! 僕は貧乏で凡才で非モテな、情けない人生だが、“女性”へのリスペクトの心だけは今後も絶対に持ち続けて生きますよ!!!




以上です!!


先月末に僕は千葉マリンに行き、佐々木朗希選手の圧巻の投球にエキサイトしたので、来週は神宮でヤクルト村上選手のホームランの新記録(きっと打ってくれることでしょう!)を見て来ます!!







2022年9月7日水曜日

2021年公開映画のランキングを、大幅に作り直す!





「8月は記事を3本書く!」と宣言したのに、結局2本止まりでした・・・。うーん。僕は自堕落な人間ですが、それは“ONとOFFの差が大きい(基本的には常にOFFだけども)”という意味であり、逆に言うと“やると決めたことはきっちりやる”タイプなんですけどねぇ。ダメだな。反省。

というわけで、今月は確実に3本書きます。というか、今回以外の2本も、すでに書き始めております。UPする日も決めちゃいます~。1本は9月18日、もう1本は9月29日とします。別に誰からも圧はかかっておらず、完全にセルフメイドのセルフ圧なのですが。



さて。YAWP! backpackersは、先月は16日以降もスッカラカンで、ゲスト1名×1泊のみ。十五日間の営業で計8泊、稼働率は8%(キャパ7として)でした。従来のキャパ12設定ならば、4%・・・

いやはや、厳しいですね〜。5月の22%の時点でヘコみましたが、7月がたったの2泊で3%(営業は十日間)という壊滅的な数字だったことで、8%でも「まだマシになったな」と思ってしまっているのが、我ながら恐ろしい。計8泊ということは、月商で2万円ほどですよ(号泣)。経費を引いたら、ゼロみたいなもんですよ(大号泣)。


また、先月は7月に続き、プライベートもヒマヒマでした・・・。友人と飲んだのは、月末に一度のみ。買い物も全くせずで「二ヶ月連続でアイテム増、無し」となりそうだったのですが、月末に贔屓の古着屋がいきなり&初のセールを開催していたため、そちらで一点、ヴィンテージのボトムを買いました。半額でしたが元値がバカ高いので、それなりの散財です。二ヶ月間も節約したから、まぁいいかな。

久しぶりの買い物ついでに、というかいつものお出かけコースの通りに、映画も観て来ました。〈彼女のいない部屋〉というフランスの作品でしたが、いやぁ・・マジでつまんなかった。怒りを覚えたほどではないので、★2といったところですが。これで今年は16本目、僕の「映画館に行きたぁ~い」欲のリズムである“月に二度くらいは”の通りに、観ていることになります。

およそ一ヶ月前の記事にもチョロっと書きましたが、今年公開の映画ってマジで不作だと思います。先日、実家に帰った際に母ちゃんから最近のオススメを聞かれました(母とたまに会えば、必ずある会話です)が、僕は2本くらいしか思い浮かばず。僕の鑑賞作のリストを眺めても、★1〜3がズラッと並び。というわけで今回はまず、僕が今年に劇場で観た映画の採点を一気に書きます。


★★★★★
スティルウォーター

★★★★
ライダーズ・オブ・ジャスティス
声もなく
英雄の証明


★★★
白い牛のバラッド
(長まわし&沈黙が多過ぎて眠くなった)
林檎とポラロイド
(雰囲気はいいけど淡々とし過ぎ)
息子の面影
(ひたすらに暗い。画面も人間も暗い。救いが無さ過ぎ)
ブラック・フォン
(どこかで観たような内容。まぁ普通)
ベイビー・ブローカー
(疑似家族モノはもういいって、是枝さん!)
NOPE/ノープ
(ジョーダン・ピール監督作は好きなのだが、今作は暗喩だの、あのシーンの意味は?だのの解釈が面倒)

★★
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
(東映まんが祭り的な、子供向けな脚本。大量のキャラの権利の問題をせっかくクリアしたのに、もったいない!)
THE BATMAN-ザ・バットマン-
(テンポが悪い上に長過ぎて、すげぇ疲れた。ダークナイトの足元にも及ばん)
わたしは最悪。
(主人公を全く好きになれず。終始イライラ)
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
(ワンパターン&ご都合主義。中身無し。全く期待してなかった&無料だったから別にいいけど笑)
彼女のいない部屋
(編集をいじくりまくって気取った感じにしてるだけ。もっと実直に!)


ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
(ディズニー+を観ている前提の話かよ。俺は観てないので「知らんがな」)


・・てな感じ。★5と★4に感想的なことを書いていないのは、来年1月にまとめる映画ランキング記事で、おそらく語ることになるからです。このままの勢いだと、★5★4だけでは、マイ・ベスト10の10本が揃わないかもしれませんが。それくらい、今年は良作が少なーーーーいっ!!

ちなみに上記でおわかりでしょうが、今年の上半期に巷で大ヒットした〈トップガン マーヴェリック〉は、僕は観ておりません。1986年の前作のことが、歴代ワーストレベルで大嫌いなんですよ。僕は「ヒットしている」とか「評価値が高い」とかいった要素で鑑賞するorしないの判断はしませんので、前作のトラウマを払拭するほどの興味は芽生えず。まぁ、DVDレンタルで100円になったら観ると思います(笑)。

あと、マーヴェル作品のアレコレは、このところガッカリ続きなので、僕は映画館で観るのは基本的にはもう辞めます。マルチバース、、マジで嫌い。あんなの、何でもありじゃん。チート&薄っぺらすぎて、ツッコミどころしかない。〈シビル・ウォー〉あたりまでは、キャラクターものという土台に甘えず、重厚濃密な脚本で素晴らしかったんだけどなぁ。劣化がヒドすぎる。〈ブラックパンサー〉は前作が良かったので、今秋公開の続編は観に行くかもですが・・・



・・さてさて。今回の記事は映画の話題は序盤だけで、ここからネタを変えるつもりだったのですが。「すでに長くて枕文じゃなくなってる」と思い、このまま映画ネタで突っ走ることにしました。興味のない方、ゴメンなさいです! 次回と次々回の記事は、個人的な趣味に寄ることはありませんので、許してくださいな!!


僕の今年の映画鑑賞本数は、昨日までに342本。そのほとんどはアマゾンプライムでの旧作(一般的に知られた作品はたいていをとっくに観ているので、ほぼ全てがマイナー映画)で、新作はひたすらにDVDを借りて観ております。DVDレンタルがリリースされるのは、劇場公開日からだいたい、三ヶ月〜半年後。今はもう9月ですから、昨年に劇場公開された映画の内、僕が興味のあるものはほぼ観終わったわけです。そして、僕が2021年の映画、鑑賞数135本を総括すると・・・「驚くほどの大豊作な年だった!」と言えます。大不作の今年とは、エライ違いだ。まぁ、なんでも波はあるもんですけどねぇ。

というわけで、年始に2021年の映画まとめ記事を書いたくせに〜なのですが、その後〜今日までの八ヶ月中に観た作品が傑作だらけだったために、僕の脳内のランキングベスト10が乱れまくっておりまして。よって今回は、それを再まとめ♡。1位、3位、4位、6位、8位が入れ替わっていますので、1月の記事を丸ごと消去してしまおうかというくらいの、「これが本当の2021年映画ベスト10なのだッ!」です。新たにランクインした5本以外の作品の論評をご覧になりたい方は、1月の記事〈2021年、映画総括!!〉をご参照ください!


今であれば下記の全作品がツタヤでDVDを借りて観られますし、アマゾンプライム等で探してもけっこう出て来るはずなので、ぜひぜひ観ておくんなまし!で行きますよ〜




〈ベスト10から陥落した作品〉

17歳の瞳に映る世界
グンダーマン 優しき裏切り者の歌
Mr.ノーバディ
ザ・ビーチ・バム まじめに不真面目
夏時間



【2021年公開映画ベスト10、改訂版!!】 


【10位】
藁にもすがる獣たち(2.19/韓国)

【9位】
皮膚を売った男(11.12/仏ほか、七ヵ国の合作)


【8位】

アンテベラム(11.5/米)

なんといっても脚本が秀逸。僕は“大どんでん返し”系の映画が大好物で、そのようにカテゴライズされている歴代作品は、ほぼ全てを網羅しておりますが。今作はそのリストの中でも、かなり上位に入る。

現代の黒人女性が、過去の時代に生きる奴隷の女性とリンクし、時空を超えて互いの記憶を交差させる・・?という複雑な構成なのですが。序盤から「あれ? なんか変だな?」というシーンの連発で、モヤモヤが重なります。

しかし、終盤の驚愕の展開によってそのモヤモヤは丸ごと吹っ飛ばされます! 伏線だらけなのに、見事に完全回収!! どんでん返し慣れしている僕は、たいていの映画が「さては・・」の予感の通りのオチなんですけどね。これは、全く思いつかなかったわ! このアイデアを考えた者を、僕は心からリスペクトします!!!



【7位】
サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~(10.1/米)


【6位】

ディナー・イン・アメリカ(11.5/米)

7位の〈サウンド~〉と同様に、バンドマンの恋物語ですが。こちらの方が好きです。アンバランスな主人公男女の、いつでも全力疾走で感情むき出しな言動が、愛おしくてたまらない。美男美女ではないのに、どんどんカッコよく可愛く見えてくる。

天然系でトロいパティは、皆からバカにされており、ずっと孤独で、普段は家で大好きなパンクを聴いて踊り叫んでいる。ある日、警察から逃げていた男をたまたま匿ったら、その男サイモンは溺愛する覆面バンドのボーカルだった、、というお話。

ゴリゴリのパンクロッカーであるサイモンは、ヤクも喧嘩もなんでもありで、発する言葉もいちいち汚い。世間的にはいわゆる“ロクデナシの不良”なわけですが、心根は善人であり、パティには本当に優しい。特に、二人だけの地下室でパティがラブソング(いい曲!)を歌って録音するシーンが、サイコーでした。



【5位】
ファーザー(5.14/英&仏)


【4位】

空白(9.23/日本)

邦画は基本的には観ない僕ですが、こちらは、2月に飲んだ映画好き友人から薦められて~をきっかけに鑑賞。いやぁ、マジでよかった。近年の邦画の内では、確実にマイベスト。語りたいので、近くまた飲もうぜッ(その友人たちへ)!

スーパーで万引きをしようとした?女子中学生を店長が追うと、そのコは逃げる途中で車に轢かれてしまい亡くなりまして。娘の無実を信じる父親が憤怒し、事件の関係者たちを責め、とことん執拗に詰めまくるという内容。

とあるシーンでの、とある人物の発した一言が、物語の流れを大きく変えます。映画〈スリー・ビルボード(2018年マイベスト!)〉の、病室でのオレンジジュースを思い出しました。人間の脆さ、愚かさ、優しさを凄まじい熱量で描き切った優良作です!!



【3位】

少年の君(7.16/中国&香港)

僕が観る映画の判断材料の、一番は“監督”でして。過去に惚れた監督は、キューブリック、イ・チャンドン、デイミアン・チャゼルあたりですが。このリストに今作の、デレク・ツァン監督が筆圧強めで刻み込まれました! チャゼルとツァンは、僕より年下!! アッパレだよ!!!

中国の、受験戦争や虐め、貧富の格差などの社会問題に対して、大ナタで強烈な一撃を食らわせつつも、素晴らしく感動的な人間ドラマに仕上がっております。クラスメイトの自殺により、次の虐めの標的になってしまった、優等生の主人公。過酷な日々を過ごすうちに出会った街の不良と恋に落ち、彼がボディガードを買って出る。しかし虐めはエスカレートし続け、ついにとある事件が起きます。

ネタバレはしませんが、学生期の最後の、主人公の決断だけが残念でした。「そっちかぁ、きれいにまとめちゃったな~」という不満。ここでもう一つの選択肢の方を選んでいたら、100点満点でした!!



【2位】
ブータン 山の教室(4.3/ブータン)


【1位】

ソウルメイト 七月と安生(6.25/中国&香港)

2016年制作の映画ですが、デレク・ツァン監督の新作〈少年の君(↑上記3位)〉が公開されるということで、それに先駆ける形で日本での五年遅れの初公開に。ツァンの監督デビュー作です。

僕は〈少年の君〉を先に観て、「この監督の才能、とんでもない!」となり、彼の過去作を調べたことで知りましてね。都内でも劇場はたったの1館&短期での公開だったそうで、超マイナーな作品ですが。とんでもない傑作で驚きましたよ。この映画を皆さんに観ていただきたくて、今回のこのブログ記事を書いていると言ってもいいくらいです。僕の人生のベスト10に入るかも。

幼馴染で大親友の二人の女性が、大人になり、それぞれの人生を歩みだす。一人は田舎の街に残り、就職し結婚し~という安定した道を。もう一人は故郷を飛び出し、都会に出て、そして海を越えて~という自由奔放な道を。

それぞれが悩みを抱え、お互いに「あっちを選んでいたらもっと幸せだったのかもな」という葛藤をし続けます。道は分かれたとはいえ親友同士なのでたまに会いますが、二人のギクシャクの度合いは次第に高まります。

・・・んいゃ、こんなストーリー紹介では、この作品の魅力は全く伝わらない!! 素晴らしい脚本と演技の、類稀なる大傑作なので、とにかく観て欲しい! 特に旅人界隈はマストで観てくれぃ!!!






以上!! 近年の中国映画の、クオリティの向上っぷりに感嘆です!!


映画って、本当にいいもんですねぇ~


【タクデミー賞】

作品賞   ソウルメイト 七月と安生
脚本賞   リー・ユアン(ソウルメイト
監督賞   デレク・ツァン(ソウルメイト、少年の君
撮影賞   ジグメ・テンジン(ブータン 山の教室)
編集賞   ヨルゴス・ランプリノス(ファーザー)
主演男優賞 カイル・ガルナー(ディナー・イン・アメリカ)
主演女優賞 チョウ・ドンユイ(ソウルメイト、少年の君
助演男優賞 キム・サンドン(夏時間)
助演女優賞 ペムザムちゃん(ブータン 山の教室


【2021年公開映画135本を、採点!(太字は追加分)】

★(10本+9本)
①ソウルメイト/七月と安生
③少年の君
⑲ショック・ドゥ・フューチャー
⑤空白
⑪クーリエ:最高機密の運び屋
⑥ディナー・イン・アメリカ
⑧アンテベラム
⑬マリグナント 狂暴な悪夢
⑱ただ悪より救いたまえ
⑩藁にもすがる獣たち
⑰夏時間(劇)
②ブータン 山の教室
⑯ザ・ビーチ・バム まじめに不真面目
④ファーザー(劇)
⑭グンダーマン 優しき裏切り者の歌
⑮Mr.ノーバディ(劇)
⑫17歳の瞳に映る世界(劇)
⑦サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~(劇)
⑨皮膚を売った男(劇)

★(22本+14本)
 ヤクザと家族 The Family
 やすらぎの森
 1秒先の彼女
 共謀家族
 アイダよ、何処へ?
 メインストリーム
 BECKY ベッキー
 MONOS 猿と呼ばれし者たち
 モスル ~あるSWAT部隊の戦い~
 ディア・エヴァン・ハンセン
 告白
 ダ・ヴィンチは誰に微笑む
 ローラとふたりの兄
 パーフェクト・ケア
 羊飼いと風船
 天国にちがいない
 ジャスト6.5 闘いの証
 ハッピー・バースデー 家族のいる時間
 ベイビーティース
 世界で一番しあわせな食堂
 ある人質 生還までの398日
 ノマドランド(劇)
 21ブリッジ
 グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告
 ジェントルメン(劇)
 アオラレ
 グリード ファストファッション帝国の真実
 ブラックバード 家族が家族であるうちに
 ゴジラvsコング(劇)
 プロミシング・ヤング・ウーマン(劇)
 ファイナル・プラン
 シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち
 すべてが変わった日(劇)
 明日に向かって笑え!(劇)
⑳キャッシュトラック(劇)
 モーリタニアン 黒塗りの記録(劇)

★(32本+20本)
 キング・オブ・シーヴズ 
 Swallow スワロウ
 ヒッチャー ニューマスター版
 パリの調香師 しあわせの香りを探して
 ノンストップ
 ステージ・マザー
 ファブリック
 クイーンズ・オブ・フィールド
 JUNK HEAD
 復讐者たち
 パンケーキを毒見する
 白頭山大噴火
 オールド
 サイコ・ゴアマン
 テーラー 人生の仕立て屋
 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
 TOVE/トーベ
 ハロウィン KILLS
 ファイター、北からの挑戦者
 アイス・ロード
 ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画
 チャンシルさんには福が多いね
 43年後のアイ・ラブ・ユー
 聖なる犯罪者(劇)
 KCIA 南山の部長たち
 プラットフォーム
 わたしの叔父さん
 私は確信する
 食われる家族
 ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実
 ミナリ(劇)
 水を抱く女
 ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット
 パーム・スプリングス
 ザ・バッド・ガイズ
 スプリー
 SNS -少女たちの10日間-
 ザ・スイッチ
 アメリカン・ユートピア(劇)
 クワイエット・プレイス 破られた沈黙
 カムバック・トゥ・ハリウッド!!
 コンティニュー
 RUN/ラン
 サムジンカンパニー1995
 フリー・ガイ(劇)
 ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結(劇)
 ドント・ブリーズ2
 モンタナの目撃者
 アナザーラウンド(劇)
 ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(劇)
 悪なき殺人(劇)
 キングスマン:ファースト・エージェント(劇)


★★(12本+9本)
 メタモルフォーゼ/変身
 スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち
 テスラ エジソンが恐れた天才
 ライトハウス
 ジャッリカットゥ 牛の怒り
 スパイラル:ソウ オールリセット
 プリズナーズ・オブ・ゴーストランド
 ラストナイト・イン・ソーホー
 マトリックス レザレクションズ
 新 感染半島 ファイナル・ステージ(劇)
 カポネ
 すばらしき世界
 DAU. ナターシャ
 ワン・モア・ライフ!
 クイーンズオブフィールド
 サンドラの小さな家
 僕が跳びはねる理由
 クライム・ゲーム
 孤狼の血 LEVEL2
 元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件
 ミッドナイト・トラベラー(劇)

★(2本+5本)
 ズーム/見えない参加者
 スカイライン -逆襲-
 殺人鬼から逃げる夜
 PITY ある不幸な男
 ダーク・アンド・ウィケッド
 5月の花嫁学校
 返校 言葉が消えた日






2022年8月18日木曜日

“すごくない”自分に、慣れ切ってしまった。






どーもです。東京では昨日までは猛暑な毎日でしたが、今後はだいぶ落ち着くようですね。実際に今夜は、ほどよい暑さで心地よい。今年の夏も、もう終わりですかね・・・


さてさて。YAWP! backpackersは梅雨休みを終えた7月15日から、8月15日までは、およそ一ヵ月の“けっこう開いてる”期間でした。三十二日の間に、営業日数は二十一日。同じく一ヵ月間開けていた5月には営業したのが十七日でしたから、今回の方が四日も多い(笑)。にもかかわらず、5月がゲスト数18人&26泊だったのに対し、この一ヵ月は9人&9泊のみです。全てのゲストが日本人で、1泊のご利用でした。

9泊・・というのは、コロナ前でしたら“一日”の数字だとしても少ない方で。それが今や、“一ヵ月”で9泊ですからねぇ。はっきり言いまして、ビジネスとしては崩壊状態です(号泣)。5月と比べると、ゲスト数で半分、宿泊数で三分の一でしたが、「あれ? 5月と7〜8月とでは、何が違ったんだ?」という分析をする気にもなりません。何か仕掛けたり、新しいことを導入したりすることは全くなく、良くも悪くも&相変わらずウチは“オープン以来の七年間、何も変わっていない”スタンスですから「まぁ、たまたまでしょ。業績不振が、業績ド不振になっただけさ」という感じです。5月の来泊ゲストから変なレビューを書かれた〜・・とかいったマイナス要素も、特にはないもんな(僕の知る限り)。


前回の記事に書いた通り、7月中(営業は十日間)のゲストは2名&2泊。よって8月5〜15日のお盆期間に、7名&7泊のご利用があったわけです。全員が、お独りでの来泊。7月は2名だけだった、、というのは当然ガックリですが、本来ならばド繁忙期であるはずのお盆に計7名というのも、さらに輪をかけてガックリです。平均すると、一日あたり0.6人ですよ。グァッ!! 観光業界にとって、8月は一年で一番の稼ぎ時。ウチでも例えば2018年には、計295泊で稼動95%、月商で70万以上を売り上げたんですけどねぇ。それが今や、月商2万。利益ゼロ・・・

ちなみに、このお盆にご宿泊いただいた(ありがとうございます!)7名のゲストさんの内、二人は「いつかゲストハウスを経営したい」の方でして。お一人はこのブログを知っており読んでおり・・で、「タクロウ氏の話を聞きたい」というテイ。もう一人はそうではなく、僕に相談しようとかいう気はなく、そもそも僕がそれ系の発信をしていたことも知らず。

しばらく休んでいたので当然ですが、僕がこのような相談を受けるのはすごく久しぶりだったので、なんだか懐かしかったです。とはいえ彼女も、“ゲストハウスを開く”という将来はそんなにリアルなイメージではなく、僕が何かを言う前から「まぁ、ムリですよね。コロナ禍があって宿業の難しさを理解しました」という前提で。なので僕もたいして掘り下げず、わざわざ「厳しいからやめた方がいいですよ」的なことも言っておりません。


しかしながら、「タクロウさんのブログの過去記事を読んで、とても勉強になりました」的なことを言われて、僕はなんだかモヤッとした感覚があったのですよ。そう言われて嬉しかったのはもちろんですが、それと同じ位かそれ以上に、あのような生産的な活動を全くしなくなった今の自分に改めて気付き、情けなくなった・・というか。

とはいえ、その上でも「よしッ!! また精力的に何かをしよう!」とはならないのがさらに、情けない話でして。なんというか僕は、マインド的にそのステージはすでに降りちゃっています。その一番の要因は、コロナなのかな? よくわからん。


高校時代の友人たちとの飲み会で、僕以外の皆が年収1千万超えと知っても、以前であれば「マジかよ! 負けとるがな! 俺ももっと稼がねば!」と思う芽はあったと思うのですが、今では「まぁ、人生はそれぞれだわ。俺は年収300万くらいが心地よいけど、嫁・子供がいるとそうはいかないよな。みんな、大変だねぇ~」となる。

一般的に、女性は自身の存在価値を、男性は社会的評価を求めると言われていて(女性は「愛してるよ」で喜び、男性は「すごい!」「頼りになる!」で喜ぶ)、僕もその論説は的を射ていると思うのですが。僕はもう、社会的評価はいらないかな・・・。「タクロウってすごい!」と他者から思われるために、何かをもっとがんばろう、という気には全くならない(笑)。

僕はそれこそ、嫁も子供もいない、独身一人暮らし生活ですからねぇ。努力して苦労してカッコ良い“オヤジの背中”を手に入れたとしても、それを見せる相手がいない。「がんばるオイラを認めてくれ!」の相手がいない。起業以来の五年間は基本的には順調で、知名度も評価もそれなりに得ていたであろう宿のビジネスがアッという間に廃れ、ズルズルと二年半。僕はいつの間にか、無職のプータローみたいな日常(笑)が当たり前になり、“すごくない”自分自身を鏡で見ることに、慣れ切ってしまいましたよ。

僕は若い頃にテレビに何度か出演したり、海外のイベントに呼ばれたり。さらには世界一周、そして起業。世間一般と比べればエキセントリック寄りな経歴で、他者から「すごいですね」と言われることの多い人生だったと思うのですが、もうそのラインに僕の居場所はないかな・・・。コロナ禍で失ったものはいろいろとありますが、僕にとって最もなのは“社会的評価への欲”。“向上心”は、元々ないけれど。


改めて世間を見渡すと、全くお客が入っておらずビジネス的に成功しているわけがない文房具屋やら布団屋やらが、街にはたくさんありますよね。また、所有アパートの家賃収入のみで生活している、なんて者も実はかなり多い。それらの店主や大家さん達は、社会的評価という面では満たされているはずがないと思うのですが、では彼らの“ビジネスにおける喜び”は、どこにあるのでしょうかね? 別に皮肉でも批判でも嫌味でもなく、素直で純粋な興味があります。


社会的評価を求めないステージに入った、、とはいえ、僕なりに最低限は稼いで、メシを食わなきゃなりません。僕は八年前にYAWPの開業のために1500万を借り、それを六年で完済し「コロナ禍の最中に借金返済に追われる」という危機的状況はギリギリで回避することが出来ましたが、昨年、ビル1階店鋪の改装のために改めて500万を借りましたので、実は余裕は全くないです。今は返済猶予の期間なので、痛みを先送りにしているだけです。

完済プランは、同じく満期六年。前回は1500万を返したのだから、三分の一の500万なんて余裕でしょ、と思われる方がいるかもしれませんが。不思議なことに、1500万を借りたあの頃の方が僕は「この程度の額、どうってことねぇ! 二年で返しちゃるわい!」とオラオラモードで(結局六年かかりましたが笑)、今は逆に「んあぁ、500万の返済が迫って来る・・。それまでにインバウンドが回復してなければオシマイかも・・・」という、ヤバいよヤバいよモードです。


コロナ禍を乗り越えるために、あの人は◯百万借りた、あの宿は◯千万借りた、あの宿会社は◯億借りた、という情報を僕はそれなりに知っておりますが(もちろん、ここに書く気はありません)。宿業界だけではなく、2020年春にスタートした実質的・無利子無担保融資の政策を受け、「とりあえず限度額まで借りておこう」という現状打破策を採用した企業はとても多いです。その返済猶予は、ほとんどが三年なので、実は2023年の春を境に、とんでもない重荷がドスンッ!とのしかかって来ます。来年の春からは、日本中の多くの場所で経営破綻が大量発生、倒産企業が増えまくることでしょう。


僕の返済開始までは、それよりかは期間があるので、まだマシですけどね。もともとの予定では、2020年の東京オリンピックの前までに借金を完済し(それは実現)、オリンピックでチャッチャと稼ぎ、以後は年の半分だけ宿を開き、残り半分は海外に行ったりで遊びまくりな経営スタイルに!・・というビジョンだったのですが。
(2016年10月の記事〈出口戦略についてを、考える!!〉)
(2018年9月の記事〈六ヵ月働いて、六ヵ月休む・・が理想!!〉)

それが、、、2020年から世界中がハチャメチャになり、僕は改めて500万の借金を背負い、「返せなかったらどうしよう」という将来へのストレスを抱え続けるハメになるとは。他者から“すごい”と思われたい〜という欲が、ここまで消えてなくなるとは。あ〜ぁ。ガックリ。


人生は、うまくいかないもんですねぇ〜






2022年8月5日金曜日

俺の前世は、カエルだったのか・・?





今年も日本の夏は、暑ぅ〜いですねー。やんなっちゃう。

僕の生活、6月は良いこと続きで大当たり大フィーバーな期間だったのですが、7月は一転し・・・。悪いことが起きたわけではないですけどね。簡単に言うと、“何もなかった”です。

前回の記事で、15〜18日の四日間にYAWPのゲストがゼロ・ゼロ・ゼロ・ゼロだったことをお伝えしましたが、あれがけっこうキャッチーだったのか、何人かの友人から「大丈夫?」という連絡をいただきました。僕がこのブログで、このレベルでの「経営難だよぉ〜」な発信をしたことは過去になかったですからね。開業してすぐに軌道に乗りましたし、以後は闇民泊問題やらがあっても「ゲストが毎日ゼロ」なんていう事態は起ませんでしたし。コロナ禍になってからは、長期休業しましたし。

次の週末、22〜24日も予約は一件入りましたがそれはキャンセルで消え、七日連続でゼロ。さらに次週の29〜31日になってようやく、1名1泊×二件のご宿泊がありましたので、“7月全体でゲスト・ゼロ”というミゼラブルな結果にはなっておりません。


「あぁ、よかったな。来ていただいたゲストにはホント感謝!」・・という想いが当然にありつつも、「逆に、ゲスト・ゼロで一ヶ月を完遂したら今後の自虐ネタになったかもな〜」とかいう邪念も少しあるのが僕の性格のヒネ曲がったところなのですが(笑)、そんなことを考えていたら「ていうか、ゲスト数だけでなく、7月の俺って何もしてなくね? ゼロだらけじゃね?」と気付きましてね。

くだらな過ぎて、こうやってブログに書いて誰かに伝えるようなものではないのですが、他に特に話題もないし、今回はそんな内容です。熱を込めてキーボードを打ってはおらず(笑)、繋がりの文章にするのはメンドイしで、回数ごとに箇条書きにしてまとめます。



↓↓↓↓↓7月の僕の生活!↓↓↓↓↓


【0回】

〈生活必需品以外の物を買う〉
いやマジで、何も買っていません。飲食物以外では、トイレットペーパーとバスマジックリンを補充したくらいしか記憶にないです。服やら雑誌やら雑貨やらは、一つも増えていない・・・。気に入ったのがたまたまなかった、とかではなく、そもそも服屋や本屋に一度も行っておりません。

〈ツタヤに行く〉
僕は青砥のツタヤに毎月、二〜三度行くのが定番でしたが、先月はゼロ。最後に行ったのは6月3日だったので、ここ二ヶ月は未訪ですねぇ。映画は相変わらず、アホみたいに観ておりますが。最近はDVDでリリースされる新作に、興味の湧くものがない・・・

〈漫画を読む〉
普段からめったに読みませんけどね。今は週刊誌で定期的に読んでいる作品は一つもないですし。買い集めているコミックスも、ここ数年はない。とはいえこの二年間は個人的に「昔、読んでいたアホなギャグ漫画を再読する」ブームが起き、“ターちゃん”や“THE MOMOTAROH”、“稲中”あたりの懐かしい作品をぐるりと駆け巡ったんですけどねぇ。もう、その熱も冷めたな・・。もんが〜

〈電話で誰かと話す〉
僕はブッチャケ電話嫌いなので、発信は普段から必要最少限しかしませんが、先月は着信もゼロ。これは“プライベートでは”の話で、仕事絡みを含めると、もちろんゼロではないですが。まぁ、僕にとっては特に珍しいことではないかな?

〈出会い〉
自己紹介して軽く会話する程度の関係性であれば何人かと関わりましたが、連絡先を交換したりアカウントをフォローするほどの出会いは、全くありませんでした。引きこもりニートみたいな隠居生活ですから、まぁ、そんなもんでしょう。

〈ツイッターでつぶやいたり、リツイートしたり〉
僕は宿主界隈とのやり取りは、ツイッターのDMを利用しておりまして、もはやツイッターはそのためのツールでしかなく。誰かからDMがあれば開きますが、DMの数自体が、凄まじく減りました。もはや届くのは月に0〜1通なので、ツイッターを開くのもその頻度です(笑)。どんな話題が流行っているか等、まったく追えておりません。これまで仲良くしてくれていた全国の宿主の皆さんは、変わらず元気に頑張っているのかなぁ・・・?

〈おかえりびとの記事を更新する〉
もう、一年もやっていません・・・。漫画も一年以上描いておりませんね。もちろん、サイトは存在したままですが、ずっと沈黙状態。YAWPが再開したことで、今はメンバーの6宿は全て営業しておりますけどね。なんていうか「また、活動しよう! 業界を盛り上げたい!」となるほどの熱はまだないですね。コロナのせいにしちゃいけませんが。はぁ・・・


【1回】

〈飲み会〉
月末に一度だけ飲みましたが、それはイベントに誘われて参加者たちと飲んだ・・という感じでして、いわゆる“友人との飲み会”は、ゼロでした。暑いので自発的には出かける気にならず、僕からは誰も誘わず。「誘われたら乗ろう」くらいの意気はいちおうあったのですが、全く誘われず(涙)。僕はこの二年間ですら常に月三〜五度くらいは友人たちと普通に飲んでおりましたから、成人になって以降の人生で、最少かもしれません。

〈サッカーを観る〉
僕はJリーグには興味がなく。今は欧州サッカーがシーズンオフ。シーズン中は毎日1〜3試合は観るので、最近の僕の「やることない!ヒマ!」の一番の要因がこれですね。観たのは地上波でやっていたパリSGvs川崎フロンターレですが、なんだかもっさりしていて、あんまり面白くなかったです。そろそろプレミアが始まりますが、DAZNではもう観られない(俺は昨年末に年の契約をしちまったのに!)。SPOTVとかいう謎のサイトと、はやく契約しなきゃです・・・

〈エアコンをつける〉
6月中にあっさりと梅雨が明け、7月に入ってからは強烈に猛暑な日が多かった印象ですが、僕がエアコンを初めてつけたのは7月29日です(笑)。“宿泊ゲストが来たから”つけたのであって、ゲストがゼロで完遂だった場合には、エアコン無し生活も僕は完遂していたことでしょう。もともと、エアコンのあの人工的な冷気があんまり好きじゃないです。電力がもったいないので、この夏も“一度つけたら、つけっぱなしにする”と決めておりまして、29日以降はずっとONのままリモコンに触らずです。(※追記 昨晩からすごく涼しいので、OFFりました)

〈facebookに投稿〉
参院選絡みのちょっとした文&写真を、一度UPしただけです。宿業界やアパレル界隈ではない、比較的縁の深い友人たちとのDM用に使いますので、ツイッターよりは開いているかな? 誰かの投稿を読むことは全くないですが・・・(どうもすみません)

〈このブログの記事を書く〉
“年に24稿”を自己ノルマと決めているのに、今年は7月までにたったの11稿。あと五ヶ月で、13稿を残し。やばい(笑)! 今月に3稿書き、以降は2・3・2・3という流れでガンガン攻めます!!


【2回】

〈ゲストの来泊〉
前述の通りです。15日に再開しましたが、再開後の七日間はゼロ(号泣)。29日に、ようやく1名さまの来泊がありました。しかし30日はまたゼロで、31日に1名。共に、1泊のご利用でした。営業日数は十日で(金・土・日・祝日・祝前日のみ営業のため)、総泊数は2。ベッドキャパを7とすると稼働率3%、コロナ前の本来のキャパである12とすると、なんと2%です・・・

〈映画館で映画を観る〉
僕が都心に出る際にはたいていで、19時頃から友人と飲み会。しかし13時頃に家を出て、有楽町か渋谷辺りで~ランチを食べ・映画を観て・古着屋に行く~というのが定番でして。先月は飲み会がなかったので、その流れも一度もなく。僕が観たのは、亀有のアリオで〈ブラック・フォン〉、有楽町ヒューマントラストで〈私は最悪。〉です。どちらも、イマイチでした。ていうか、今年は今日までに映画館で13本観ておりますが、なんか全体的にイマイチ続きだな・・・

〈服を売る〉
前々回の記事に書きましたが、僕は6月に“数年に渡ってずっと欲しかった物を二つも発見し、どちらも買っちゃった”、“散財の限度額を設けているのだが、二つとも買ったせいで越えちゃった”があり、その満足感と反省で僕は「服を買うのはしばらく止めよう」となりましてね。とはいえ根っからの服好きですから、関わりを経つのはムリなので、「売るべや!」モードに強引に切り替えまして。5着出品し2着が売れて、4万&6万で合計10万円ほどです。両方とも買値よりも高いっす。ウハハッ!

〈instagramに投稿〉
アパレル界隈の若者連中とのDMのやりとりのために使用しておりますが、一日で消えちゃうストーリーズ?とかいう機能にまんまと乗せられて(笑)、一日一度くらいは開いております。しかし、投稿することはほとんどないです。始めてみてからの半年間、これまでに40本くらいを投稿しましたが、そのほとんどは1・2月の間で、3月以降は月に1〜4本ですね。ズバリ、もうだいぶ飽きました(笑)。やはり僕は、SNS全般が向いていない。スマホ所有じゃないせいで出来ないことだらけなのもストレスですし(ストーリーズも見るしかできず)、このままやんわりとフェイドアウトかな・・・


【3回】

〈小説を読む〉
回、ではなく冊?編?です。僕は基本的に昼・夕は外食ですが、避暑を兼ねて、店が混んでいない限りは1時間くらいは居座り、のんびりと小説を読みます(どうもすみませ〜ん)。よって一日2時間、週に10時間以上は本を読んでいるわけですが、その割にはたったの三編ですね。そんなに遅読なタイプではないと思うのですが。不思議。なお、映画とは違って小説の類いには「俺は詳しい!この分野は強い!」みたいな自負がありませんので(実際にたいした数じゃないし)、批評も紹介もしないです。

〈体重を増やした〉
回、ではなくkgですが。はい、猛暑なのに太りました。というか6月に、とあるYouTubeで見たエクササイズを毎日やってみて、3kg以上痩せたんですよ。しかし先月はそれをパッタリとやめたので、わかりやすく元に戻りました。まぁ、そんなもんでしょう。「俺でもこれをやれば一ヶ月で3kgは痩せられるんだ〜!」という運動を知ることができただけで、大満足です(笑)。


【5回】

〈当日の予約を断っちゃった〉
「総ゲスト数は2名だった」と先ほど書きましたが、実は当日予約の申し込みは五件ありました。しかし、その内の三件は“営業していない日”だったので、断りまして。残りの二件は営業日でしたが、滞在ゲストがゼロだった日で、それも連絡があったのが23時やらの遅い時間。他にゲストがいる日ならば、僕はどうせ宿主モードON状態なので受け入れようか検討しますが(それでもさすがに深夜は・・断ることが多いです)。宿泊を希望された方には申しわけないですが、今後もしばらくは「遅い時間の当日予約は、お受けできません」状態が続くと思います。


【39回】

〈映画を観る〉
映画館での2本を含みます。前述のようにDVDを借りて観た数はゼロでしたので、残りの37本は、全てアマゾンプライムでの鑑賞です。今年は6月までに250本観ましたので、これでもペースは落ちた方。「ゲストの宿泊がない日は必ず最低でも1本は観る」と決めておりますので、マジで年500本をクリアするつもりです。


【80回】

〈水風呂に入る〉
この記事を書くにあたり、「俺って先月、何をしてたっけな・・?」と振り返ったところ、最も費やした時間が長く頻度が多かった!と気付いたのが“水風呂”でした。上記までとは違い、この数字は正確なものではないですが。寝起き後・夕方・寝る前、の一日3回入るのが常で、たまに2回だったりしたので、これくらいの回数かなと。音声だけでエンジョイなYouTubeを流しながらなので、一度の長さは一時間を越えます。つまり僕は毎日三時間以上、口までを水の中に置き、鼻で空気を吸い、眼をつぶり、じ~っとしているのです。前世は、カエルだったんじゃなかろうか・・・?



・・・はい、以上です! 先月の僕は、こんな生活っぷりでした!! うーん、ダメだコリャ!!! まぁ、独身一人暮らしで、誰からも何も言われませんからねぇ。自由・無責任・自堕落の極みって感じです。ここ数ヵ月はジリジリと貯金を減らし続けておりましたが、服を売った分、久しぶりに収支はプラスです。



最後に、数字繋がりでの番外編。7月ではなく6月のデータですが。観光目的の訪日が二年ぶりに解禁されて、しかし制限だらけで「本気で受け入れる気ぃあんの?」状態。その結果、実際に日本に訪れた外国人観光客の数を、皆さんはご存知ですか? なんと、なななんと、月間で1500人ですよ!!! せん・ごひゃく・にんッ!!!!!!

その一方で、7月から外国人観光客を“検査無し隔離無し”で全面的に受け入れ始めたタイなんかでは、欧米人の来訪数がとんでもないことになっています! 先日、ソイ・カウボーイ(歓楽街のメイン通り)のライブ映像を見ましたが、人・人・人で大盛況でしたよ!!

今はせっかくのド円安で、インバウンド的には大チャンスなのに、何をやっているんだよ日本政府は!!! 世界を見ろ、世界を!! コロナの陽性者数は日本が世界一・・と最近はよく聞きますが、それは「マトモに数えているのは、もはや世界中で日本だけ」という意味であり。日本のこのズレっぷりは、なかなか恥ずかしいです・・・






2022年7月18日月曜日

外界は騒がしくも、我が宿は静かなまま・・・





梅雨は明けたはずなのに、なんだか雨模様でどんより気味な毎日ですね・・・


いきなりですが最近の僕は、テンションがガッツリと低めです。YAWP! backpackersはゴールデンウィークから営業を再開し、たったの一ヶ月間だけ開いてまた再びの長期休み(梅雨の時期はコロナ関係なく、オープン以来七年間、休んでおります)をいただきましたが、先週金曜日から再・再開いたしました。しかしながら、初日(15日)は早速のノーショウ発生でゲストゼロ。二日目(16日)は当日キャンセルでゲストゼロ。三日目の昨日と四日目の今日はそもそも予約が入っておらずでゲストゼロ。ゼロ・ゼロ・ゼロ・ゼロで、、この三連休、関西方面を中心に世間は賑わっているようですが、ウチにはゲストが一人もおりませ~ん(号泣)!!

いやぁ、さすがにヘコみますわぁ〜。そもそも、先月は暑過ぎてやる気スイッチがなかなか入らず、僕がOTAでこの夏の予約の受付を始めたのが7月1日でしたから、予約が少ないのは自明の理ですけどね。来週末も今のところ予約ゼロで、今月はヘタしたら“それなりに開けていたのに一人も来客がな~い”という惨状になるかもしれません。まさかの稼働率0%(笑)!? 今月に入ってから再開前までの二週間には、電話での「今夜泊まれますか?」が二件と、外国人カップルのウォークインがあったんですけどね。掃除をしていなかったので全て、断っちゃいました・・・

現状、8月の予約はチョロっとだけ入っているので、僕がヘソを曲げて「やっぱりもっと休んじゃお〜っと!」になることはないですが(全部がキャンセルにならない限り)。ていうか僕がこんな発信をすると、コロナ禍の二年間を休まずに営業していた宿主の方々からは、「オィ! ウチらはその状況にずっと耐えて来たんだよ!」と怒られちゃうかもしれませんね。僕は相変わらずのヌルい経営スタイルで、どうもすみませんです!!



さてさて。僕はゲストハウス業に関しては、「外国人観光客の個人での訪日が完全解禁されるまでは、どぉ〜にもならんね」と開き直っていますし、そのラインの時期によっての生き残りシミュレーションは構築できておりますので、なんというか、想定内のヘコみなのですよ。僕の最近はそれよりもむしろ、日本社会の混乱っぷりの方に、ヘコみ?というかモヤモヤ?というかが強くあります。欧州サッカーがシーズンオフで、プロ野球もなんだかつまらんし、映画を観る以外にやることが全くなくて毎日ヒマだ〜、というのもモヤモヤの一因かと思いますが。飲み会も、ここ二週間は全くないなぁ。誰か、誘っておくれーーーッ(笑)!!


実は僕は、先日の参議院選挙の前、7日木曜日の夜の時点で、選挙についてのブログ記事を90%ほど書き終わっておりまして。「明日に最後のまとめを書いたらUPしよう」となり、寝て起きてネットを開いたら、安倍元総理が銃撃されたという、とんでもないニュースが飛び込んで来て衝撃を受けました。ブログ記事は普段通りのおちゃらけたノリで書いたものでしたので、なんだか気軽にUPしにくい状況になり結局、お蔵入りさせました。

僕は予想獲得議席数を、【自民:59、公明:14、維新:13、立憲:18、国民:5、共産:5、れいわ:3、社民:1、その他:7】とし、NHK党は0、参政党は1と当記事に書いておりましたが、これはだいたい当たったかな、と。NHK党のガーシー氏が当選したのが、一番の驚きでしたが。大きくハズれなかったのはもちろん、いろいろな雑誌やネット記事等での、専門家や有識者の発信を調べまくったからであって、僕が独自に取材や分析をしたわけではありません。


実は今回の僕は、過去イチかも?というくらいに投票先に迷いましてね。思想が明確にリベラルなので「保守寄りの政党(自民・公明・維新・参政)には入れない!」というのは最初から確定しておりましたが。保守政党には、僕は選挙権を手に入れてからの23年間、一度も入れたことがないですし(笑)。「今回は、リベラル政党の内で、どこに入れていいのかの決め手に欠ける!」ということで、僕は選挙期間中に二度あった日曜日には、都心の繁華街を転々としながら、立候補者達の演説を聴き廻りました。

長く立ち止まり、ご主張をちゃんと聴いたのは立憲の松尾氏、共産の山添氏、れいわの山本氏、無所属の乙武氏、参政の武田氏だけですけどね。他の方々のことは見つけても、完全スルーか短時間で聴くのみでした。別に、保守勢の主張には興味無し!というわけではないのですが(武田氏の演説は聴きましたし)。最近の選挙の度に思うのは、れいわ新選組だけが、演説の惹力も演出の娯楽性もオーディエンスの熱量も、他とは全く違うなぁ~と。僕は錦糸町で、山本太郎氏がメロリンQに扮して踊りまくったあの場におりましたが(ニュースになっていましたね)、すさまじい盛り上がり様でしたよ。あっという間の二時間でした。

東京選挙区で6位(最下位当選)争いをしているのが、山本氏・海老沢氏(維新)・荒木氏(ファースト)との分析情報が多かったので、この三人で唯一のリベラルである山本氏が厳しそうならば彼に入れよう、、と僕は考えていたのですが。演説会場の熱気と直に接して、僕は彼の勝利を確信しましたので、実は彼には入れておりません。では、誰に入れたのか?・・・は、皆さんのご想像にお任せします。「山本氏は4位か5位には入る!」と考えていたのが、結局6位での当選だったので、ちょっと焦りましたがね(笑)。



・・ここからは、敵を作りそうというか、賛否が分かれそうな話題にわざわざ飛び込む形となりますが。安倍元総理が殺害されたことは、当然ながら許し難き暴挙であり、犯人にはそれ相応の罰を受け、きっちりと罪を償って欲しいと、僕は思います。しかしながら、僕と同世代の彼がこのような犯行に至った経緯、何が彼の人生を躓かせ、何が彼の内なる狂気を育んだのか、という情報をTVやネット等で知る度に、僕はすごく切なくなります。以前にも京都アニメーションの事件が起きた際に書いたかと思いますが、僕はこのようなケースに直面すると「一歩間違えれば、俺もこうなっていたのかもな・・・」という、何とも表現が難しい、複雑な気持ちになるのです。

根っからの凶悪で、人殺しを楽しんでいるような者が相手であれば、僕だって「こいつは狂ってる! 社会から放逐、抹殺すべし!!」となると思うのですよ。しかし、僕がそのように捉える犯罪者は、滅多にいないです。ほとんどの犯罪者が犯行に至る背景には、深すぎる孤独や悲しみの蓄積がある。僕はそれを、おそらく他の誰よりも、繊細に感じとってしまうのです。Mr.Childrenの「タガタメ」という曲の、

〈左の人 右の人 ふとした場所できっと繋がってるから 片一方を裁けないよな 僕らは連鎖する生き物だよ〉

・・という歌詞が、心の底から身に沁みるのです。


この感情は、僕がそもそも“アベ嫌い”であったこととは関係がないです。しかし、安倍氏(&自民党)と統一教会が長きに渡りズブズブの関係であったのは、政治にそれなりに詳しい者々の間では“ずっと前から周知されていた”ことであり、TV等での「犯人の憎しみの矛先が安倍氏に向かったのが理解できない」という意見には、ズレを感じます(もちろん、犯人がやったことへの肯定は絶対にできませんが)。自民党も「無関係です」で逃げ切るのはさすがにムリ筋か、となって来たようで、これからどこまで“政治と宗教団体の癒着”の闇が明かされるのか、僕はとても興味があります。日本のマスコミ、メディアは、どこまで深くこの問題に切り込めるのでしょうか?

僕は客観的な目線でも、安倍氏のことを“国民の賛否が両極端に分かれた政治家”と認識しておりますし、よって“国益のために尽くした英雄”などと単純に捉えることはできないと評価しますので、早急な“国葬”の実施には大反対です。それは少なくとも、事件の背景の解明に、ケリがついてからにするべきです。

石井紘基氏の暗殺から20年、中川昭一氏の変死から13年。他にもライブ〇ア事件、押◯学氏の事件、等々、、真相究明が有耶無耶なままで葬り去られたこれらを、皆さんは覚えていますか? 実は僕は十年ほど前に、とある衆議院議員の秘書の方との縁がありまして、彼との何度かの呑みの席で、これら“不可解な死亡事件”の裏話を、いろいろと聞いております。プチ◯ンジェル事件については、「ヤバすぎて言えない」とのことで、何も教えてもらえませんでしたが・・。それらは一介の秘書の彼ですら知っていることなのですから、安倍氏をはじめとする権力中枢の政治家の皆さんが、“知らぬ存ぜぬ”なわけがないのです。

僕はここで「安倍氏がそれら、過去の事件と関わりがある」と言う気は、もちろんないです。また、「今回の銃撃は実は個人的な犯行ではなく、組織によるものだ」といった陰謀論的な捉え方も、全くしておりません(そういう人、けっこういるようですね・・)。「政治の裏側ってグッチャグチャだよ! 権力者層の多くは、闇のアレコレを抱えているよ!」という話です。メキシコなんかでは、選挙がある度に候補者の暗殺が多発しますが、日本では巧妙に隠されてきただけで、同じように裏ではいろいろとあるんですよ。僕が知っている話だって、その闇々のごくごく一部のみでしょう。そんな狂いまくったカオスな世界で、一人の政治家の死だけが“国葬”という形で特別に扱われるのだとすれば、僕は強い違和感を覚えます。



僕は以前から公言している通りに、反保守・アンチ自民党・安倍嫌い、な人間です。未曾有の悲劇が起きたからといって、今さらそれを覆い隠すようなズルさは、僕には全くありません。自分の思想・信条に対しての覚悟がない、卑怯な風見鶏のスタンスでは、政治を語る資格はありません。しかしながら、仮に今回の凶行の起因が政治信条にあったとしても、彼らへの対抗手段は常に言論であるべきで、暴力は絶対に許すべきではなく、ましてや当然ながら人を殺めていいはずがないです。思想の違いであろうが、個人的な恨みであろうが、武器を持ってしまったらその時点でおしまいです。

一部の論客が、「安倍氏は殺されるようなことをして来た」「その報いを受けた」といった内容の発信をしておりますが、僕はそのような意見にも、断固として異議を申したいと思います。







2022年6月25日土曜日

幅広い世代との交遊は、楽しいですよ~!





最近、なんだかツイてます〜


僕はゴリゴリの服好きで、趣味がらみでのお金の使いどころは服と映画しかないような人間です。とはいえ購入にはけっこう慎重で、基本的にはよっぽど気に入ったアイテムしか買いません。毎月&年間の限度額もちゃんと決めているので、気に入ったとしても「今月の予算をオーバーするから諦めよう」ということがよくあります。

そんな消費スタイルでいるせいもあり、実は僕には、買わなかったことを後悔しているアイテムがそれなりにありまして。特に、強烈な心残りの物が3品あります。それら全ては最近の物ではなく、一つは2013年、一つは2014年、もう一つは2019年の当時に“買わない”を選んでしまった逸品達です。アイテム群としては、パンツ、コート、腕時計です。僕は量産系には興味がないので、これら全ては、日本or世界に数点しかない物です。


我ながら変態だなぁと思う話ですが、僕はこれらの“心残りなアイテム達”を、ヤフオクやメルカリ等で長年に渡ってず〜っと検索し続けておりましてね。毎日、とかではないですが。週に一度くらいの頻度では検索しているかな(笑)? そして今月の上旬、ついに上記3点の内の三つめの腕時計をメルカリで発見し、テンション爆上がりで即購入。それで買い物欲は完全に満たされていたのですが、つい先日再びメルカリでダラダラと検索をしていましたら、なんと一つめのパンツも発見!! 2品合わせると月の予算をオーバーしていましたが、九年もの間、しつこく欲し続けていた自分の情熱に免じて、すぐに購入!!!

ウットリ…


滞りなく無事に届いた2品は、中古だけれど状態もよく、言うこと無し! マジで大・満足、大・幸せです!! 僕は先月のブログ記事で、「物欲の熱が冷めた」と書きましたけどね(笑)。いや実際、4・5月に服は一着も買わなかったのですよ。ヤフオクやメルカリを開く頻度も、明らかに減っていたのですよ。しかし、そんなタイミングで自分的・幻の逸品を立て続けに二つ見つけてしまうという摩訶不思議! 僕の日頃の行いはたいして良くないと思うのですが、なんだか神がかっております!!! 残すは2014年の某ブランドのコートのみか! う〜ん、、もう忘れようかなぁ・・・



・・・話は変わり!!


僕の5月はGWと週末のみ宿をオープンし、「プライベートでもいろいろあった」と前回の記事に書きました。改めてしみじみと振り返りましたら「あれ? なんだかすごくバランスがよかったな」と思いましてね。5月の〈飲み会があった日〉〈グループor1対1〉〈相手の年代〉〈誘ったor誘われた〉をここにまとめると、

11日/1対1 /20代   /誘い
14日/グループ/20〜60代/イベント開催
15日/グループ/20〜30代/イベントの打ち上げ、的な
20日/1対1 /40代   /誘われ
25日/グループ/30〜50代/誘い

という構成。いやマジで、間隔といい相手の年齢層といい、めっちゃバランスよくないですか(笑)? ほんと充実してましたよ先月は!!

その後、6月に入ってからは

1日 /グループ/40代 /誘われ
3日 /1対1 /20代 /誘われ
4日 /1対1 /40代 /誘われ
18日/1対1 /30代 /誘い

と、なりまして。ドドドっと三連発で飲んだ後に二週間も空くという、バランスの悪さ(笑)!!


もちろん、その全てが楽しかったですけどね。上記の通り、20代の若者とのサシ飲みの席も二度あり、その内の一人は、なんとジャスト20歳です。僕は43歳ですから、親子みたいな歳の差だなぁ(笑)。

僕は、干支が一周する12歳差までは年上・年下共に友達感覚の範囲内というノリがありますが、それを越えるとさすがに“友達”という感じはしませんね。「では20代とは、どういう関係?」と聞かれると応えに困りますが・・・。塾講師時代に、僕を熱く慕ってくれた生徒たちの内の一番年上のアイツが、僕の12歳下だったので、それより年下の者々に対しては僕は、“生徒の世代”という目線になってしまうところがあります。

僕は50代の友人(?)たちともサシで飲むことがそれなりの頻度でありますので、要するに僕は「20代の若年層とも50代の熟年層とも分け隔てなく飲みまっせ!」な人間でして。同世代の友人たちにそんな話をすると、「お前ほど交遊の幅が広い奴、なかなかいねぇよ」と、いつも言われますね。


というわけでここからは、今の若者世代との会話というか感覚の違いというかの話です。先月末くらいから、僕は飲みの席でこの話題をよく出していましたから、最近共に飲んだ者からは「あぁ、その話ね」と思われそうですが(笑)。


結論から申しますと、「今の若者って、自分の意見をなかなか言わないねぇ〜」とすごく思います。意見を言わない、というよりも、否定的なことを言いません。僕が「これについて、俺はこう思う」を語っても、「僕の考えは違います」とか「それは間違いです」とか、そういう返しが全く来ない。「俺はこれが好き」と言っても、「僕はそれは嫌いです」という返しはない。皆、基本的に「たしかにそうですね」「それ、いいですよね」という、ツイッターやインスタでいうところの“いいね!”的なやりとりに終始します。そういう相互関係に着地します。

これって、ある程度は今の若者に共通する傾向なのかなぁ、と思います。「相手の意見、趣味嗜好を否定することは、相手を傷つける行為だ」という考え方というか。まぁ、僕が10歳以上離れた年上のオッサンなので、彼らなりに気を使っているから“いいね!”しか言わない、という一面はあるのかもですが(笑)。それに、僕はオッサン世代の中でも特に“意見がはっきりしている人間”なので、その我の強さが気後れをさせるというか、ぶつかり合いたい対象になりづらいのかもしれません(笑)。

僕としては、若者達からの素直な「オッサンのアンタがそう考えようが、ワイの考えはこうなんじゃい!」を聞きたいんですけどねぇ・・・。「そうですね!」「いいですね!」という反応を受け続けて、そりゃ〜気分を害するようなことはないですが、その壁をブチ壊し突撃して来ておくれよ〜という物足りなさは、ちょっとあります。


僕は、とあるAさんからお勧めされた映画を観て、それがイマイチだったならば素直に「俺的にはつまんなかったわ〜」とAさんに直接言ってしまう人間ですからね(笑)。その上で、「ここが良い!」vs「ここがダメ!」の、あーだこーだな熱い議論をしたい。それこそが楽しいんだけどなぁ。

実は先月の宿泊ゲストさんに、「人の好みを否定するくらいなら、観ない・やらない方がいい。お勧めされたものを観てつまらなかったら、何も言わない」という若者がいましてね。オジさん(僕)はそれを聞いて、なんだか寂しくなりましたよ・・・。少なくとも僕は、誰かに何かをお勧めして、相手がそれをすぐに実践してくれたら、その時点でめちゃくちゃ嬉しいです。好みや意見が合わなくたっていいじゃない。趣味や嗜好も、人それぞれでしょ。僕が親友と言えるレベルで仲良くしている数人の友人達は皆、ファッションには興味がないし、映画の方面もサッパリですよ(笑)。僕がイキってドヤった恰好で飲み会に行くと、「なんじゃお前、その変な服わっ!」と笑われますよ。そんなやりとりが楽しいし、それで全然かまわないんだけどなぁ〜



あ、そういえば。

僕は高校時代の三年間、ピュアに一途にずっと惚れ続けていた女性がいるのですが、その方と今度、飲むことになりました〜。卒業以来、25年ぶりの再会! 楽しみ!! 別に変な期待はしておりませんが(笑)、こちらも、「俺って最近ツイてるぜ〜」の内の一つです・・・