2017年4月12日水曜日

都内100軒以上の宿の、屋号名をまとめる!



本日、先月22日から二十一日間続いていたフルorフルオーバー(12人以上)が、ついに途切れました〜。といっても、今日もゲスト10人なので、まだ忙しいですけどね。

まぁ、17日頃からゴールデンウィーク前までは一気にゲストが減りそうなので、この機会に気持ちよくノンビリします。ついこの間まで長期で休んでいたので、しばらくは休まないつもりだったのですが、経営的には今月はすでに充分なので、23〜27日の五日間は閉めて本格的に休みます(実はけっこう前に決めていました)。



前回書いた「あぁ、疲れちゃった」は、記事を書いた辺りの頃がピークで、ここ数日は比較的元気でした。記事を書いて、ちょっとストレス発散できたのかもしれません。ただ、最近は雨の日が続き、シーツが洗えなくて本当に困りました。よりによってシーツが足りていない日に、一泊のゲストが多くインしたりしましたし。急遽、買いに行ったりしてなんとか間に合わせましたが、とにかく僕の最近の悩みの種は「シーツが足りない・・」だったのでした。


いっそのこと、こんな“混むとわかっている時期”には、ゲストの滞在は最低で二泊とかにした方がいいのかもしれません。空港に近いという場所柄、しかたのないことですが、「夜の10時にインして、シャワーを浴びてすぐに寝て、翌朝6時にはチェックアウト」みたいなパターンが最近、多いんですよね〜。彼らはインの手続き後に僕や他のゲストたちと顔を合わせることはなく、もちろん会話も全くなく、朝にはすでにいない。名前を覚えることもなく(お互いに)、僕が写真(facebookにupしてるやつです)を撮ることもない。

そして、そんな存在感の全くなかった“名の知れぬゲスト”に、極端に低いわけではないのですが、ビミョウなレビュー採点をされることがけっこう多いんですよ(涙)。例えば立地を低く付けた方には「あなたがウチを選んだ理由(早朝発の飛行機に間に合う)からすると、ウチは素晴らしい立地なのでは?」とか、いろいろツッコミどころが多かったりするのですが。まぁこれは事故みたいなもんだ、と割り切っていますが、残念に思うのは事実です。


要はハイシーズンに一泊のゲストが多発すると、シーツの洗濯が間に合わなくなったり、極めて薄い関係のゲストができたりして、あまり気持ちのいい感じではないので、時期によっては二泊以上限定にするのはそれなりに理にかなっているよね、と思うわけです。




まぁ、それはそれとして。話は変わりまして。


東京都内には、昨年、すさまじい数のホステル(ゲストハウス)がオープンしたのは既報の通りですが、その勢いは留まることを知らず、今年に入ってからもガンガン増え続けておりまして、今や全部で130軒くらい。僕はこれまでは一丁前に業界全体の分析的なことをいろいろやっておりましたが、もはや増え過ぎて、

ついていけません(笑)。

マーケット的にも僕の分析熱的にも、リミットオーバーの飽和状態で、わけがわからんのです。



ちなみに先日、業界最大手のカオサングループさんが、再び大型のホステルを都内にオープンさせました。名前は「カオサンワールド 両国」。どシンプルですね〜。実は、カオサンさんが両国に建設中だというのは以前から僕は知っておりまして、業界関係の友人と屋号名の想像で大喜利っぽい感じで盛り上がったことがあるんですよ。「カオサン東京 横綱」とか、「カオサン東京 ドスコイ」とか「カオサン東京 琴稲妻」とか(カオサンさん、どうもすみません)。カオサンさんは「カブキ」や「侍」や「忍者」等、以前はそういう和テイストの名前をつけていたのですが、最近はシンプル志向ですね。


というわけで、業界の全体の稼働率とか価格傾向とか宿ごとの評価とか、そういうのの分析は僕としてはもはや面倒になってしまったのですが、屋号名くらいはまとめることができるなぁと思いまして。なので今回は、都内にある130軒の簡易宿(ホステル・ゲストハウス)の屋号名を、カテゴリ別にテキトウにまとめます!


・hostelworldとbooking.comにおいて、「東京」で検索し、ホステル、もしくはゲストハウスのカテゴリに登録されている宿のみをカウント
・名称がホステルではなく、ホテルのものは除外(ー15軒ほど)
・ホテルともホステルとも名乗っていないが、明らかにドミトリールームがメインでない宿も除外(ー7軒ほど)
・東京23区内にない宿も除外(ー5軒ほど)
・ハチャメチャになりそうなので、英語はすべてカタカナで表記
・ハチャメチャになりそうなので、屋号の中にある地名はすべて漢字で表記
・グループ名(カオサンなど)と宿名(カブキなど)が混在する場合は、宿名で分別
・細かい研究はせず、表面的な理解で分けるので、間違いがあったらすみません(例えば、「EDOホステルは“江戸”ではなくEntertainment Dream Organizationの略です」とかあるかも笑)



というルールの元で、勝手に仕分けしますよ〜!!
ちなみに、並びはテキトウで順不同です。




【どシンプル】12

カオサン東京 オリジナル
カオサンワールド 浅草ホステル
カオサンワールド 両国
東京 ハウスイン
東京 ホステル
東京 バックパッカーズ
東京 隅田川ユースホステル
東京 上野ユースホステル
東京 セントラルユースホステル
東京 鎌倉ハウス
ゲストハウス 蒲田1
ジャパナイズ ゲストハウス



日本語ベース(被りがち)】16

カオサン東京 カブキ
カオサン東京 オリガミ
カオサン東京 侍カプセル
サムライズホステル 池袋
サクラホステル 浅草
オークホステル ゼン
オークホステル フジ
東京 ホステル富士
江戸 東京ホステル
東京 ひかりゲストハウス
ひかりハウス
イロリ 日本橋 ホステル&キッチン
東京ホステル エニシ
ゲストハウス わさび
ゲストハウス 扇子
オビ ホステル



【日本語ベース(宿っぽい名前)】11

浅草橋旅荘 庵
両国旅荘 庵
ホステル 花庵
会津屋 本店
浅草ホステル 東海荘
ゲストハウス 品川宿
東京ゲストハウス 板橋宿
赤坂の里
旅の宿 大森倉庫
やどや ゲストハウス
やどや ゲストハウス フォー バックパッカーズ



【日本語ベース(被らなそう)】15

東京 ゲストハウス トコ
ヌイ. ホステル&バーラウンジ
シタン ホステル
ブンカホステル 東京
ホステル ザブットン
エナカ 浅草 セントラルホステル
イザ 浅草ゲストハウス
浅草 ブットビ
イキダネ ハウス
トレインホステル 北斗星
ジャパンホステル 深夜特急
ゲストハウス 田家
かがりび 北千住 ゲストハウス
いちにち
キツネ シッポ



【英語ベース(宿っぽい名前)】17

エンブレムホステル 西新井
オークホステル キャビン
センチュリオンホテル・レジデンシャル 赤坂
センチュリオン レディースホステル 上野公園
ステイト
ザプライムポッド 銀座
マイキューブ マイステイズ 浅草蔵前
エースイン 新宿
スターイン
ベースイン 駒込東京
イースト57 浅草橋
パレット 高島平
ブック&ベッド 東京
ブック ティー ベッド 銀座
アンドホステル 上野
アンドホステル 浅草ノース
ジャポニカ ロッジ



【英語ベース(それ以外)】18

カオサン東京 ラボラトリー
レトロメトロ バックパッカーズ
スペースホステル 東京
グリッズ秋葉原 ホテル&ホステル
グリッズ日本橋 イーストホテル&ホステル
浅草 スマイル
ホステル アンプラン 神楽坂
ワイズ アウル ホステルズ 東京
ソフィアス ホステル
アーテンシェルター
ホステル ベッドガズム
ゲストハウス フェイテ
アストロステーション
プラネタイズ ホステル
ホステル アザレア
グッド ダイナー イン コパイン
グレープハウス 高円寺
ヨープ!バックパッカーズ



【日本語or英語、以外がベース】2

東京 ヒュッテ
オスタル レポソ 曳舟 ロッジ



【オーナーの名前や番地がベース(たぶん)】9

ケイズハウス 東京
ケイズハウス 東京 オアシス
328 ホステル&ラウンジ
イマノ 東京ホステル
イノ ホステル&パブラウンジ
サトウ サンズ レスト
ゲストハウス ジーイン 新大久保
ジェイズ バックパッカーズ
キース ハウス



【よくわかりません(たぶんオリジナル)】3

カイス
ヒュー ハウス
モア ホステル




まぁ、こんな感じですかねぇ〜。思いっきりテキトウですが(それなりに間違い&記載漏れがあると思います、すみません)。


そしてこの中で、僕が個人的に特に好きな屋号名をいくつかあげるとすれば(ウチを除く)、

ホステル ザブットン
レトロメトロ バックパッカーズ
東京 ヒュッテ

さんですね。逆に、“いかにも”な名前や、奇をてらい過ぎている名前、カッコつけすぎのナルシストっぽい名前は、僕はあまり好きではありません。「それは、この宿のことだ!」を、わざわざ言う気はありませんが(笑)。


僕の先入観としては、日本語ベースの屋号名が多数派かと思っていたのですが、英語ベースの方が若干ですが多いですね。日本語ベースは、“江戸”とか“富士”とか“侍”とか、似たような名前が多発されている(東京以外にもたくさんある)ので、勝手にそう思い込んでいたようです。


また、“YAWP!”という、極めて読みにくい名前をつけた僕が言うのもなんですが、東京には外国人にとって読みやすく、覚えやすい屋号名がすごく少ないですねぇ。英語の、誰でも知っているような短い単語を使っているケースが、全くといっていいほどない。バナナ・バックパッカーズとか、そういう名前のことです。海外だと、けっこう多いんですけどね。


ちなみに、僕はこの間、タイのメーホーンソンという街で“フレンドハウス”という宿に泊まったのですが、いろいろな人との会話で誤解が生じまくりまして。「その街ではどこに泊まってたの?」「フレンドハウス!」「へぇ、タイに友達いるんだ」的なズレが、発生しまくりました。

また、同じくタイのスコータイでは“If you want”という宿に泊まったのですが、これまた誤解を生みまくりの名前で。「Which hostel did you stay in Sukhothai ?」「If you want !」「Yes, I wanna ask you...」的なズレが、何度か発生しました。まぁ、これはこれで個性だと思いますし、こうしてネタになったから別にいいんですけどね(笑)。




宿の名前は、当たり前ですがものすごく重要です。“名は体を表す”というか、“名は宿の雰囲気を表す”です。落ち着いていてクールな人たちが集まる宿には、それっぽいオシャレな名前が、ゲスト同士の距離が近く賑やかそうな宿には、それっぽい楽しそうな名前が、ちゃんとついているもんです。



これからゲストハウスを開きたいという方には、上記のリストは

こんなに大量に宿があるんだ!
こんなに名前が被っているんだ!
こんな名前はステキだな!!

等々、けっこう今後の参考になるのでは、と思いますよ。



しかしながら今回、改めてたくさんの宿を見て感じたことなのですが、
“旅館業法的に明らかに許可が下りないでしょ、これじゃあ”
なところが、いくつか散見されました。要は無許可営業の、違法状態ですね。


これまた「それは、この宿のことだ!」を、今ここでわざわざ言う気はありませんが、行政の厳しい審査をきちんとクリアした僕からすれば、正直あまり愉快なことではないので、いずれ告発することがあるかもしれません。どこがちゃんと許可を取っているのかは、役所に行けばすぐにわかりますのでね〜。





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