2017年11月28日火曜日

日本人よ、もっと政治に熱くなれ!!



もうすぐ12月なのに、暖かいですね〜。暖房つけっぱなし状態への突入は、しばらくおあずけです。ちなみに、だいぶ以前にも書きましたが、エアコンはつけっぱなしの方が電気を使わず、エコですよ。ウチは、こまめに消していた頃と比べ、電気代は半額くらいです。


宿は相変わらずまぁまぁの入りで、そんなに忙しくはないので、僕は本ばかり読んでいます。今、読んでいる三冊の内の一冊は、「未来の年表」(著:河合雅司)というものです。簡単に言えば、“日本がこれから迎えるであろう未来が、どれだけ悲惨であるか”を、綿密なデータ分析を元に解説した本でして。いやぁ、ヒリヒリします。あまりに救いが無いので、滅入って来ます。



日本の未来といえば、先日の衆議院総選挙の前に、僕は政治についてをこのブログで語りました。しかし、選挙が終わって一ヵ月以上経つというのに、放りっぱなしにしているなぁと思いまして。なので今回は、その話題にします。



一ヵ月前のその記事でも書いたように、僕のイデオロギーは完全に【左】の【リベラル】です。日本の政党は、これまではなかなかその【右】or【左】や【保守】or【リベラル】の線引きが曖昧でしたが、今回の選挙では比較的、分かりやすくなっていたのでよかったです。


僕は【左】の【リベラル】ですし、憲法9条の改正や、安保改正法案には反対しておりますので、もちろん自民党を支持していませんし、希望の党にも入れていません。

しかし、仮に“自民vs希望”の構図になっていたとしたら、しいては“安倍vs小池”の日本のリーダーを選択する選挙になっていたとしたら、希望に入れていたかもしれません。小池さんのことは、全く支持していませんが。国民を舐めまくりでやりたい放題&利権にズブズブの安倍よりは、はるかにマシだという理由のみで。

しかし、希望の党の勢いがあっさりとしぼみ、それに釣られるような形で、日本全体で熱が一気に冷めましたよね・・・。いつもたいして盛り上がりませんが、ここまで凄まじく盛り上がらなかった選挙は、これまでにあったかなぁ。あ〜ぁ・・・。




僕が、最近の選挙で最も熱が入ったのは、昨年の参議院選挙でして。無所属で出馬した、レゲエミュージシャンの三宅洋平という候補の演説を、公示後すぐにyou tubeで見つけて、なんというか、「ようやく現れた!」感があったんですよね。日本の将来を本気で憂い、「このままじゃ、ヤバいぞ!」「みんな、立ち上がれ!!」と全力で訴える若者が。

若者といっても、僕と同い年なんですけどね。もちろん僕も僕なりに現実を理解しており、彼が今すぐに日本を大きく変えるほどの力を持つわけではないのはわかっておりますが。しかし彼には、「“一石”を投じ続けていけば、いつかは変わるかもしれない」と思わせるだけの説得力、人間的な魅力がありました。


当時僕は、ちょうど夏休み中でしたし、三宅洋平には直接会ってみたいと思いましたので、二度、彼の演説を聴きに街に出ました。その演説は、思っていた以上に素晴らしいものでしたが、僕がそれよりも驚いたのが、会場の凄まじい熱気。僕は他の候補者の演説っぷりもそれなりに見ていましたが、聴衆は、いてもせいぜい20人ほど。一方で、三宅洋平の会場には優に1000人は超えており、しかもそのほとんどが“聴いている”のではなく“応援している”。歓声やらシュプレヒコールやらが入り交じり、なんというか、決起集会のような感じでして。

特に僕が参加した二度目の、最終日の品川駅前の演説では、僕の隣に立っていたのが、おそらく70〜80歳のお婆さんだったのです。はっきり言いまして、僕はちょっぴり、感動したんですよね。あぁ、日本の民衆の力は、捨てたもんじゃないなと。世の中を変えるために戦おうという人は、ちゃんと存在しているんだなと。


・・・で、その選挙の結果はというと、彼の得票は26万票ほどで、9位での落選でした。当選圏内最下位の6位の候補が51万票を獲得していますので、じつにダブルスコアでの敗戦だったわけです。

僕は、三宅洋平が落選したこと、そのものよりも、ここまで熱のある支持を受けた者でも、マス(一般大衆)を相手にするとこんなにも歯が立たないのかという、そちらの方に落胆しました。仮に選挙制度が【得票数×支持者の熱】で決まるとすれば(そんなことはありえないですが)、彼は間違いなく当選していたと思います。


なので僕は、昨年のその参議院選挙で、「政治に対して冷めている大多数の人々に、熱を注入しなければ、日本の根本的な諸問題はこのまま全く解決しない」と痛感したわけです。もちろん、そんなことはとっくにわかっていましたが、改めて。そして「熱のある者々が、内輪で隆起したところで、マスには全く届かない」と、改めて強く理解しました。だからこそ、僕は何度も「日本人はもっと政治を語るべき!」と訴えています。



先の総選挙に話を戻しますと、今回はまさにその「熱がないと日本は何も変わらない」の、象徴のような結果でした。希望の党が勢いを無くし、全くもって盛り上がらず。候補者たちの演説からは、外面のいい、都合のいい、薄っぺらい話しか聞こえて来ない。わざわざ立ち止まって聴いたことが、時間のムダだったと思わせるほどの、中身の無い演説ばかりで。「この人に投票したい!」と強く思わせてくれる候補が、一人もいない。僕は完全にアンチ安倍ですが、加計とか森友とか、そういう諸問題には比較的興味が無く。安倍はそもそも、その程度のチートな人間だという認識だからでしょうが。




ここであえて、話題を北朝鮮の問題に絞ります。今回の選挙で自民党に投票した人、安倍を支持した人の多くは、戦争が起きた場合に備え、「強いリーダーが必要だ」とか「自民党以外は頼りない」とか、そういう気持ちがあるのだと思います。しかし僕は、安倍だからこそ、日本は戦争に巻き込まれる可能性が高い、という考えです。評価の基準点が、完全に逆なのです。


僕はとにかく、【日本は、世界中のあらゆる戦争や紛争とは距離を置くべき】という、極めて左寄りな思想なので、安倍がいちいち北朝鮮問題に首を突っ込みたがることを、強く批判しています。そう言うと、「北はミサイル実験で日本の方に撃ちまくっているじゃん」と反論する人がいるでしょうが。北朝鮮は、アメリカとの関係上、戦略的にミサイルを撃ち続けている。しかし、北側にはロシア、西側には中国があるわけで、そんなヤバい&お仲間サイドな方向に撃つわけがないじゃないですか。撃つとしたら南か東に決まっているわけで、その真意は日本を狙っているわけではなく、ある意味では必然の選択なのです。僕はミサイルを撃つこと自体を、肯定しているわけでは全くないですよ。撃つと決めているのなら、そりゃあ矛先は南or東になるわいな、ということです。


なので僕は、日本人はそのあたりをもっと冷静になるべきだと思います。北朝鮮のミサイル実験自体には厳格に抗議し、一方で、アメリカの武力行使も支持しない。一貫して、あらゆる国に対して、「兵器を使うな!」「戦争するな!」を訴え続ける立場でいるべきです。しかし残念ながら、我が国の愚かなリーダーには、その要素が全くない。



しょうもない例え話(前も似たようなのを書きましたが)をしますが、とある学校のとあるクラスで、凄まじくケンカが強く、彼なりの正義感らしいが実はただのいじめっ子の、Aがいる。そして、そのAから目の敵にされ、いじめのターゲットになるのを恐れ、ナイフを持参するようになり(たまに振り回し)、必死に強がるBがいる。Aには、yesとしか言わない金魚の糞みたいな子分のCがおり、クラス全体としてはそのギスギスした関係に「おいおい、お前ら、ケンカすんなよ」という雰囲気がある。しかし子分のCに限っては、ボスのAに「あんな変な奴、一撃っすよ」「やっちゃいましょうぜ」「アイツが振り回すナイフが、俺に当たったらヤダし」と何やら言っている。


いじめられないためにナイフを持っているのに、そのナイフを理由に、ケンカを煽る者がいるわけで。この場合、Bがもしナイフで戦うことを決意したら、真っ先に刺されるのはCじゃないですか?「お前ら、ケンカすんなよ」のスタンスの者々を、わざわざターゲットにしますか? BにとってのCは、まさにうっとおしいだけの、邪魔者でしかないでしょう。


僕は今の日本を、このCのような存在だと認識しているわけです。なので、安倍のそのスタンスこそが、日本が戦争に巻き込まれる可能性を高くしている元凶だ、と考えるわけです。子分歴は70年を超えていますから、今さらボスと決別しろとも、対等な関係を築けとも、言うつもりはありません。普段、ボスにペコペコしまくっているのはまぁいいとしても、せめてボスが暴れそうな時くらいは、「暴力だけはやめてくださいっす!」と言えるようになってくれ、ということです。




先日、わが宿には珍しく、ルーマニアから来たゲストがおりまして、長期泊だったこともあり僕は非常に仲良くなりました。彼曰く、「俺の両親やその世代の人々は皆、“あの頃はよかった”と言う」とのことでして。あの頃とは、チャウシェスク大統領の独裁の時代のことです。

僕には子供の頃にどこかのニュースで観た、革命後にチャウシェスクが処刑された映像の記憶が強烈に残っておりまして、単純な連想で「この人は極悪人だったんだな」と思っていたのですが。しかしそれは、現地の人々の認識や評価とは、全く違っていたわけで。ウチに泊まったその彼自身は、独裁の時代には生きておらず、に懐古の意識もなくフラットな感じでしたが。


また、僕はロシアへの訪問の経験があり、現地人とも関わったことがありますが、彼らの中にも、「ソ連時代はよかった」という者がけっこうおりまして。日本人は、昔のソ連やルーマニアなどの、いわゆる西側諸国ではない国々、イデオロギーを共有できていない“考え方の違う”国に対して、「国民がかわいそう」とか「みんな不幸だろう」とか「許せない」とか、勝手に決めつけがちです。それは単に、無知や先入観から来るもので、実際には彼らは、幸せだったわけです。もちろん、すべての人がそうなわけではありませんが、それは僕ら、アメリカサイドの国だって同じことでしょう。僕は、共産主義を賛美しようというわけでは全くありませんよ(僕は資本主義支持です)。


なので僕は、北朝鮮だって、国民が総じて不幸だ、と決めつけるべきではないと考えます。金正恩は悪魔的な独裁者だ、政府は国民から搾取している、とイメージを一方的に確定させるべきではない。それは、“だから、崩壊さすべし”に繋がる、危険な先入観です。米朝関係の歪みは、そもそもの“北朝鮮は悪い国だ”“国民がかわいそうだ”という、決めつけが問題なのです。


“北朝鮮には対話戦略は通用しない”“対話は意味が無いので圧力で”というのも、おかしな話です。なぜ、短期間で結果を出そうとするのでしょうか。なぜ、あっさり諦めるのでしょうか。対話が不調に終わるのは、前提として“お前は悪い奴だ”という意識がこちらにあるのが、相手に見られているからです。対話とは、双方のリスペクトの元ですべきであり、意見が合わないのなら、お互いが納得できるまでとことん時間をかけるべきものです。拉致問題等もあり、日朝が複雑な関係なのは間違いありませんが、それでも相互リスペクトありきです。

元プロレスラーで参議院議員のアントニオ猪木氏は、事あるごとに北朝鮮へ出向き、政府の意向を無視して、とにかく対話への糸口を模索しています。なぜに氏の訪朝が、こんなにも何度も成功し、歓迎されるのかというと、その根底には氏の北朝鮮への確固たるリスペクトがあるからです。

猪木氏は、決して北朝鮮にゴマをすりに行っているのではなく、ちゃんと意見を伝え、なんなら苦言まで呈しています。双方にリスペクトがあるので、そんな対話が成立するのです。しかしいかんせん、彼は個人でそれをしているだけで、政府や大多数の日本国民からは厄介者扱いで。残念ながら彼の行動は、日朝の関係を動かすまでには全く至っておりません。

何にしても、猪木氏は「戦争を回避するために、自分のできそうなことは何でもやる」、とても行動力のある方なわけです。少なくともこの一点においては、素晴らしいと僕は思います。



今の日本は、どうにか世の中をよくしようと、熱意を持って行動に出る少数の者が、熱のない大多数の者々から批判され、バカにされる社会です。また、7月の都議会議員選挙のように、どこかの政党がブームを起こせば大勝利することがありますが、逆に今回の総選挙のように、失敗すると大惨敗します。

ブームに振り回され、“盛り上がればその気になる”というレベルでは、真の熱意とは言えません。本当の熱意、「日本を変えよう!」という強い力は、僕らが常日頃から持ち続け、語り合わなければ育ちません。



多くの国民が、政治に諦め、冷めているうちに、日本の社会や経済はこれからとんでもないことになりますし、平和や安全も脅かされます。日本はすでにその段階、危機的状況に突入し始めていると僕は思いますし、多くの学者や専門家もそう訴えています。


まぁ、国民の70%が北朝鮮への圧力外交を支持し、さらにその内の30%が「武力行使すべし」という考えだそうで、つまりは国民の20%強が戦争を歓迎しているわけですから、僕が何を訴えたところで、この国はもはや手遅れなのかもしれませんが・・・。




2017年11月16日木曜日

久しぶりに、価格調査をしようじゃないか。



10月とは打って変わって、今月はかなり空いています〜。ここのところは毎日、ゲスト数4〜6人の間をさまよっています。まぁ、明日にはたくさんのチェックインが予定されているので、問題ナシです。せっかくキャンペーンをしているというのに、結局混むのは週末ばかりですねぇ。


そんなわけで僕は、最近はなかなか暇なので、いい感じにノンビリしています。といっても、ここのところは映画DVDの新作で観たいものが全くなく、映画欲はさほどでもないので、本ばかり読んでいますね。僕は飽きっぽい(よって、TVドラマは全く観ず映画のみ観る)性格なので、読書も一冊を一気にではなく、三冊ぐらいを掛け持ちで、気分によってテキトウにチョイスするというスタイルです。大の読書家の両親のDNAなのか、僕も年を取るごとに読書の傾向が増しているような気がします。


今月はどうやら、実質泊数が150には届かず、赤字になってしまいそうですが、まぁそういう時期にはそれはそれで、ノンビリ・リラックスモードでいつも以上にユルく過ごせれば僕はハッピーです。先日は、久しぶりに世界一周時代の旅友が宿に遊びに来てくれまして、一緒に飲んでエンジョイでした。宿を営業している状態で、僕が葛飾区外に出ることはありません(何かあれば、いつでも駆けつけられるように)が、友人をはじめとする、どなたかがYAWP!にいらっしゃる分には、僕はいつでもウェルカムです(いちおう事前に連絡は下さい)。




さてさて今回は・・・う〜ん、何を書こうか。書き途中or完成済みのネタは3つほどあるんですけどね。なんというか今、その記事を更新する感じじゃない(というか、ビミョウな内容なのでお蔵入りさせるかも)。


というわけでいきなりですが、タイトルの通り、半年ぶりの価格調査をしま〜す。



【hostelworldに登録中の東京都内の ホステル or ゲストハウス
(ホテル、カプセルホテルは除く)
11月16日現在 最低価格まとめ】
(100円未満の端数は四捨五入)

価格(円)   軒数
1000   1
1300   1
1500   3
1600   2
1800   4
1900   4
2000  14
2100   8
2200   9 
2300   4 
2400   5 
2500  11 (←YAWP!)
2600   4   
2800   1   
2900   5  
3000   6
3200   2
3300   7
3500   3
3600   2
3700   2
3800   1 
3900   1
4000   1
4100   1

          10月21日   2月5日   5月13日 11月16日
価格平均値    : 2614円→ 2521円→ 2409円→ 2492円
価格中央値    : 2500円→ 2400円→ 2350円→ 2400円
最頻値      : 2000円→ 2000円→ 2000円→ 2000円
全軒数      :  55軒→  72軒→  86軒→  102軒
2000円以下の宿:10軒(18%→20(28%→26(30%→29(28%
ウチより安い宿 :22軒(40%→37(51%→50(58%→55(54%



ここで皆さんにまず注目していただきたいのは、全軒数です。5月中旬からの半年間で、86が102になっているので、増加分は16軒ということになります。しかし実は、この半年で閉鎖された(もしくは、hostelworldの登録をやめた)宿も、数軒ありまして。僕の記憶の上で、半年前にはなかった宿を数えたら20軒でしたので、4軒の既存宿が無くなったのでは?と思われます。

ちなみにこの“102軒”は、あくまでhostelworldに登録されている、ゲストハウスorホステルのみの数字です。hostelworldに登録していない宿はもちろん、カプセルホテルやビジネスホテル等も、数に入れていません。都内にゲストハウスorホステルは、もっとたくさんあります。150軒はすでに超えています。


そして、その102軒の平均価格なのですが、結果は2492円。おっと半年前の数字(2409円)よりも、じんわりと盛り返していますね。2月5日のデータと、全体的に似た感じです。う〜ん・・想定していたのと違う。僕的には、さらに下がっている、という実感なんですけどねぇ。


そういえば先ほど、各宿の価格を調べていた際に、僕は「オゥ・・新しい宿が次から次に・・まだまだ増えまくってるなぁ」としみじみ思っていたのですが、それと同時に、「ていうかこの新規さん、こんな強気の値段設定で集客できるの??」とツッコミたくなったことが何度かあったんですよね。というわけで、新規の20軒に限定してまとめてみると、


価格(円)   軒数

1000   1
1900   1
2000   3
2100   2
2200   1

2900   1
3000   2
3300   4
3500   1
3600   2 
3700   1 
4100   1 


価格平均値 :2795円
価格中央値 :3000円
  最頻値 :3300円


でして。なんと、2200円から2900円の間がスッポリ抜けている! 両極端!! 

その詳細を見てみると、2200円以下に設定している宿の多くは、企業経営の、大きな箱。すでに系列宿がいくつか存在しており、系列他宿と揃えるような形での、控えめの価格設定で。

一方で、2900円以上に設定している宿の多くは、おそらく個人経営の比較的小さな箱。もしくは、初めてゲストハウス業界に参入した会社の経営。


この業界の現状を充分に理解していて、わざとその強気の価格設定にしているのか、もしくは単なる調査・分析不足によるものなのかは、僕は知りませんが。まぁ、新規の宿はキレイですし、雰囲気も新鮮ですし、多少は強気でもいいとは思いますけどね。


要は、とにかく僕が言いたいのは、上記の都内全宿の価格まとめで、3000円以上に設定している宿26軒の内、11軒はこの半年の間に新しくオープンした宿だった、ということです。よってその、“新規宿が強気の設定しちゃってるよ〜”傾向が、全体の平均価格を以前よりも押し上げたのでは、と僕は分析するわけです。まぁ一方で、平均以下に設定している新規宿も8軒あるわけですし、ここは素直に、業界の景気が回復傾向にあると捉えるべきなのかなぁ。だとしたら、僕としても嬉しいんですけれど。


考えてみたら、以前ウチに相談に来ていた“ゲストハウス開業志望者たち”の多くは、僕の「一泊いくらを想定してます?」の質問には、軒並み3000円以上の回答でしたっけ。業界をまともに分析していない人からすると、「安宿」と聞いて連想できる価格設定は「3000円代」なのでしょうね。世間一般では、今のこの業界の価格相場が2000円台前半だというのは、ビックリな話なのでしょう。東京はまだマシな方で、地方では、1000円台前半で競争しているところすらあるんですけどね。



この二年間で、新規の宿はこれまでも、強気の価格設定をするところが多くありました。しかし今現在、2000円以下に設定している宿々の中には、オープン当初は3600円とか3200円とかだったところが、それなりにあります。

そんなのは、ネットでちょろっと調べれば、すぐにわかるんですけどねぇ。まぁ、他宿を心配していられるほどウチも余裕があるわけではないので、僕は僕で、今後もマイペースにローシーズンをがんばります〜。




2017年11月11日土曜日

孤独感を拗らせてしもうた!




11月!! 小春日和の穏やかな日々ですね〜。



まずは、月初めのいつものやつです!


【YAWP!来泊ゲスト国籍 トップ10(2015年4月〜:計1811)】

 ①アメリカ     29
名(+10
 ②日本       231 (+14)
 ③イギリス     207 (+5)
 ④オーストラリア  180
 カナダ      156 (+5)
 ⑥ドイツ       92 (+1)
 ⑦フランス      52 (+1)
 ⑧台湾        50 (+1)
 ⑨ニュージーランド  40 
 ⑩スウェーデン    39 



【新規ゲスト数(泊数:日数平均:稼働率(キャパ))月別まとめ】

2015】
4月:22( 81:3.68:22%(12))
5月:28(132:4.71:35%(12)
6月:11( 60:5.45:17%(12)
7月:65(205:3.15:59%(12)
8月:98(312:3.18:93%(12)
9月:79(278:3.52:93%(10)
10月:91(253:2.78:94%(10)
11月:74(227:3.07:84%(10)
12月:84(229:2.73:82%(10)
【2016】
1月:59(198:3.36:73%(10)
2月:55(194:3.53:78%(10)
3月:72(242:3.36:83%(10)
4月:83(275:3.31:85%(12)
5月:100(278:2.78:80%(12)
6月:26( 72:2.77:60%(10)
7月:45(139:3.09:61%(12)
8月:81(247:3.05:66%(12)
9月:64(215:3.36:90%(10)
10月:56(152:2.71:61%(10)
11月:42(112:2.67:45%(10)
12月:68(191:2.81:68%(10)
【2017
1月:50(190:3.80:79%(10)
2月:22( 81:3.68:58%(10)
3月:55(151:2.75:97%(12))
4月:75(238:3.17:79%(12)
5月:61(185:3.03:57%(12)
6月:19(126:6.63:84%(10)
7月:54(186:3.44:55%(12)
8月:66(234:3.55:75%(12)
9月:39(149:3.82:54%(12)
10月:67(230:3.43:74%(12)

計:1811(5857:3.23:69%※)
※稼働率のみ、直前一年間の平均



前回にも書きましたが、ありがたいことに10月は、めっちゃ混んでいました。名目総泊数は結局、291泊にもなりまして。いやぁ、忙しかった。実質総泊数が230ですから、無料泊分は61泊だったことになります。

ちなみに宿泊日数平均は、無料泊分を除いて計算したもので、実際の数字は4.34です。日本人(14人・18泊)を除いた外国人ゲストのみの泊数平均は、5.15です。

というわけで、特別キャンペーンをしているので当然と言えば当然なのですが、先月もYAWP!は長期泊の外国人ばかりだったよ♡Yeeah、ということです。




ところで、どこにも発信していませんでしたが、僕は昨日までの六日間(5〜10日)は、お休みをいただいておりました。11月は苦戦が予想されたので、休みなしで皆勤するつもりでしたが、10月が好調だったので、まぁいいかなぁ〜と。先月半ば頃の時点で、この六日間は予約が入っていなかったので、受付を打ち切って休みにしちゃいました。


しかしながら、いたっていつも通りの、何一つ変化のない休暇を過ごしてしまいまして。ひたすら、家と映画館で映画を観るばかり。ほんと、いつも通りすぎて我ながら呆れるほどです。観た作品(9本↓)は面白いものが多く、特に劇場で観た3本の内の2本は傑作だったので、その点ではすごくよかったんですけどね。



女神の見えざる手(劇場)
ゲット・アウト(劇場)


マイティ・ソー バトルロイヤル(劇場)
The NET 網に囚われた男


グリーンルーム
LION/ライオン 〜25年目のただいま〜


午後8時の訪問者
ノー・エスケープ 自由への国境


人生タクシー




僕は完全ワンオペで経営していて、エネルギーが枯れないようにほどよく休んでいますが、休みの間にしている活動がいつも同じで、同じすぎて、急に飽きてしまったということです(笑)。せっかくのプライベートな自由時間だったというのに、今回はなんだかすごく、つまんなかったんですよね〜。ディテール(映画そのもの)は面白かったのになぁ。全体が、そこはかとなく、つまらない。ハァ・・・。



僕の休みは平日で、さらにはみんな結婚しており子供もいるしで、気軽に遊びに誘える友人が一人もいませんでして。

考えてみたら僕は、カラオケも遊園地も、大相撲を観戦したりも、この二年は全て“外国人ゲストたちと一緒に”なんですよね。プライベートで、そういった遊びを全くしていない。映画も、誰かと一緒に観に行ったケースは昨年の冬、そちらも“外国人ゲストと”で。プライベートではここ二年間、常に独りでして。



最寄りの映画館(MOVIX亀有)のある、ショッピングモール・アリオ亀有で、毎年冬にスケートリンクが設置されるというのを、僕は最近知りました。僕はアイススケートは数年前に一度だけしたことがあり、すごく楽しかった覚えがありまして。なので率直に、「Oh、やりてぇなぁ〜」と思ったのですが、おっと残念、誘う相手がいない。


仲の良い友人はそれなりにいるのに、彼らとはたまに会っても、一緒に飲むだけで。遊び相手がいないというのは、なかなか寂しいもんです。僕は、彼女がいないのは期間が長過ぎて、もぅ別にいいかなって感じなのですが、誰かに恋することすら、ここしばらくない。よって、何かやりたいアクティビティが見つかっても、「あいつを誘いたいぜ!」の熱が全く沸き起こらない。う〜ん、つまらない。あぁ、僕の「つまらない」の一番の元凶は、これだったのか・・・。


僕は、楽しいこととは受身ではなく自ら生み出すもの、という価値観ですので、決して「誰か、俺を楽しくさせてくれ!」「誰か、俺を遊びに誘ってくれ!」という意ではないのですが。単純に、誘う相手がいないという現状は、なかなか虚しいないことだなぁと思いまして。友人たち、みんな、バリバリ仕事してますし。誰かに恋をするなんて、作為的に生じるもんじゃないですし。


しかしとにかく、映画ばかりの一色刷りの休暇は、ここらで一旦ストップさせようかなと思います。僕は、独りカラオケや独り野球、サッカー、プロレス観戦なんかはすでに経験済み(共に一度ずつ)なのですが、そろそろ独りアイススケート、さらには、独り遊園地すらアリな勢いです。ディズニーランドにでも行こうかな。けっこうマジで。


あ、すみませんです。すごく個人的な、しょうもない記事ですね(笑)。まぁ、僕もたまには、孤独感を拗らせることがあるということです。後々読み返して、「おいおい、何書いてんだよ〜俺!」と、反省するかもしれません(笑)


まぁ、もう宿は再開しているので、次の休みまではゲストたちとの日々を、エンジョイします!