2018年1月24日水曜日

もはや、飽和ですらない。パンデミックだ!!




どうもです。


なんだかいつものユルい前置きを書く気分でもないので、いきなりの本題ですが、僕はこのブログ、昨年7月24日の記事“何処も儲からなくて・・・夏”にて/


〜2013年末まで   35軒
 2014年     +15軒
 2015年     +20軒
 2016年     +40
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
 2016年末   計110


でして、昨年の後半は僕の予想をはるかに上回る、新規オープンがあったわけです。

そして今年はというと、この7月末の時点で、さらに30軒ほど増えています。よって間違いなく、今年中には合計が150軒を越えます。/



・・・と書きました。そしてそれから半年が経ち、今回僕は、久しぶりに“どれだけ増えてんだろ?”調査をしたくなりまして。さらに遡ること昨年4月12日の記事“都内100軒以上の宿の、屋号名をまとめる!”にて僕は一度、宿リストを作っておりまして、当時のリストにはない名前をブッキングサイトで抽出するだけなので、簡単です。


その昨年4月の記事の時点では、僕は都内の全宿数を130軒とお伝えしました。そして今回、改めてブッキングサイトhostelworldとbooking.comを掘り下げ、当時に存在していなかった宿名をメモって行くと・・・


その数なんと・・・


なななんと・・・


+69軒!!!


8〜12月のたったの五ヵ月間に、40軒近くも増えたわけですね。新規の宿々さんはおそらく、この業界の現状、あまりの集客できないっぷりに、驚愕したことでしょう(笑)。

一方で、名前が見当たらなくなった宿も、6軒ほどありまして(おそらく、潰れたのでは?)。130+69−6=193で、現在東京都内にあるホステル・ゲストハウスの数は、193軒。もはや、200軒が目前です!!
(それなりに正確な数字のはずですが、もちろん見逃し等の可能性もあり、というかそもそも宿のカテゴリ分け自体が曖昧さを含むものなので、アバウトに捉えてください)


なので、最初に載せた昨年7月の記事の「今年中には合計が150軒を越えます」は、間違えてはいないものの大幅に、見通しが甘かった!! 甘すぎた!!!
この業界、供給過多の飽和状態は数年前から明らかでしたが、今や飽和という言葉すらハマらず。“オイラもゲストハウスやるだぁ病”の感染爆発、パンデミックです!!


その上で、冒頭の表を昨年末までのものに更新すると、


〜2013年末まで       35軒

 2014年    +15軒  50軒
 2015年    +20軒  70軒
 2016年    +40軒 110軒
 2017年    +80軒
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 2017年末       計190軒

  
・・・って、おいおいおいおいお〜い!!! 増加っぷりが、【+20】→【+40】→【+80】と、倍々ゲームになっているやんか!!!!! この調子で行くと、2018年は【+160】ってことかぃな!? さすがにそんなわけはないでしょうが、ヘタしたら有り得なくもない・・・。ちなみに、上に+69軒と書いたのに表では+80軒になっているのは、+69軒は昨年4月12日〜今日までの数字で、+80軒は2017年いっぱいの数字だからですよ(書かなくてもわかると思いますが)。ややこしくてすみません。


というわけで、同じく昨年7月に載せた業界の未来予測の画像も、改めての下方修正。自分で書いておいてなんですが、悲惨すぎて、泣けてきます・・・。ぐあぁ〜。






2017年の東京都内のホステル&ゲストハウスの稼働率平均は、45%! そして2018年は、35%!! これはあくまで推測の値ですが。最近はウチ以外の宿々のブログにも、「この一年で稼働が30%も落ちました」という一文を見つけたり、違う宿では「今冬の稼働平均は20%です(涙)」とあったりと、そんな「ヤバいよ!」な発信がじわじわと見受けられるようになっておりまして。業界では勝ち組とされている方々の発信にすら、最近ではかなりの危機感が見えます。ウチもそこまで厳しくはないものの、今月と来月はほぼ間違いなく稼働50%割れでして、すなわち、赤字です。

というかこの未来予測は、話題に挙げる度に下方修正しているので、現実はおそらく上記の表よりも、悪くなります。来年が35%だというのは、もはや「それで済めばいいな」というレベルの話です。



・・・といっても、現状や未来を悲観してばかりはいられません。

感染病には、解毒剤が必要です。僕は受け身な性格では全くありませんので、「いつかよくなればいいな」や「誰かがどうにかしてくんないかな」的スタンスには、なりません。傍観してるだけじゃあ、つまんないですし。というわけで、レッツ・シンキング(間違えた英語)。



【業界全体のために出来ること】
(他の宿々と協力&連携して、が前提)

・違法宿の駆逐
前述の都内193軒の内の、50軒以上はおそらく、役所に届けの無い無許可・違法宿です。役所に行けば簡単に判明しますので、違法宿のリストの作成を検討中です。

・闇民泊の撲滅
6月に民泊新法が施行されますので、それまでは今後の展開予測が難しいですが。施行後も悪しき現状が全く改善されないようなら、通報や訴訟も含めた、かなり荒っぽい対応をすべきかもしれません。個人的なアクションとしては、考えているアイデアがあることはあります。


【家族or個人で経営する小規模ゲストハウスのために出来ること】
(焦点がボヤけるので、企業経営の巨大宿やドミトリーホステルとは、きっちり区分けします)

・より強固なネットワークを作る
個々の宿がそれぞれで活動するよりも、まずはオーナー同士が団結して、小規模ゲストハウスそのものに対して新規顧客に興味をもってもらう。僕はイベント等の活動参加があまり得意ではないので(笑)、主にはSEO(ネットでより検索&閲覧してもらう)対策の話です。まずは、ハブとなるサイトの作成に動くべきですかね。

・世間一般(主に若者たち)へのプロモーション活動
小さなゲストハウスならではの魅力を、より発信します。“◯月◯日に〜で周知イベントをします”では普通過ぎるので、もっとインパクトのある仕掛けが必要ですね。これも僕は、アイデアがあることはあります。一部のチート&ポエマー連中がよくやっている、「そもそもゲストハウス好きな内輪の者々を集めた、中身の無い有料のセミナー」とは、全く違いますよ(笑)。

ちなみに、来来small guesthouseさん等、すでに行動を起こされているコミニュニティもあります。


【我が宿、YAWP! backpackersのために個人的に出来ること】

・ブッキングサイトの登録先を増やす
現状はhostelworldとexpediaの二つのみですが、以前に書いた通り、ウチの今年前半の合計泊数が1000に満たなければ(そうなる可能性が大)、7〜8月中にさらなるサイトへの登録に動こうと思います。

・広告媒体の制作
僕は元・絵描きなのに、というかそれ系の会社で働いたこともあるくせに、リーフレット等には、これまで全く手を付けておりませんでして。イラレ&フォトショの調子が悪いし、正直メンドいし、その割にたいして効果がなさそうだし(笑)。最低限、leavingゲストがサラッと取って行けそうな簡単な物は作ろうかな、と検討中。

・冬眠
今後、いろいろ手を尽くしても稼働が落ち続けるようなら、このパンデミックが落ち着くまで、しばらく宿を閉めてしまうのも一つの手です。賃貸ではない、持ちビルだからこその強み、奥の手中の奥の手ですね(笑)。



僕がネットワークを強化したいと思っている小規模ゲストハウスとは、

・もちろん、合法
・ベッドキャパが20以下
・個人、もしくは家族経営
・東京都23区内にある
・値段をコロコロ変えない
・胡散臭いセミナーやコンサルタントに関わっていない
・ゲストと直に接する宿主の存在自体が、宿の大きな魅力
・クールではなく、ホーミー&コージー

・・・なところです!!! 東京以外の宿々さんとは、たとえば大阪なら大阪で固まってもらって、いずれはコミュニティ同士で繋がり合えればいいな、と思います。



上記のような宿は、都内193軒の内に、何軒ありますかね〜。すでに、僕なりにそれなりに仲良くさせていただいている、業界ネットワークはありますが。というかブッチャケ、このブログの閲覧者の多くが、ゲストハウス開業志望者か業界関係者なのを、僕は知っておりまして(いつも、ありがとうございます)。今回の記事は、どちらかというと業界関係者向けですね。


さぁさぁ、小規模ゲストハウス・オーナーの皆さん、皆のアイデアでもって、この苦境を果敢に楽しく乗り越えましょうぞ!!!



ゲストたちと大相撲観戦!




2018年1月13日土曜日

2017年 映画総括!!



新年! 寒ぅ〜い!!


宿は一週間の正月休みを終えて、昨日から再開しております。明日まではヒマですが、明後日以降の二週間は毎日が6〜10人の予約の受けっぷりなので、フルの日はないものの、いい感じに程よい忙しさになりそうです。といっても、“三泊目無料キャンペーン”を開催している関係上、今月は赤字になることが濃厚です。今現在の予約状況で、実質総泊数が120ほどなので、150には届かないと思われます。相変わらずノーショウ等も発生するでしょうし。

ちなみに、本日ウチに泊まっている四人のゲストの内、二人は出戻り(年末年始にウチに泊まり、十日ほど京都などの地方をまわって帰って来た)なのですが、彼ら曰く「5つの宿に泊まったけれど、どこも超スカスカで、最も多いところでもゲスト6人だった」そうで。中にはベッドキャパが100近い巨大宿も含んだ上での、最多で6人。この冬、日本全国で、どれだけ稼働率が低いのでしょうか・・・(涙)。




さてさて、話は大きく変わります。今回は昨年の1月にもやりました、一年間に日本で公開された映画の、総括です。昨年は、僕は劇場で22本、DVDで98本、テレビで16本、合計で136本の映画を鑑賞しました。一昨年は計125本でしたので、全体の本数は増えましたが、劇場での鑑賞数は微減です。

これは旧作も含めた数字ですが、僕は基本的に、DVDは新作のみを借ります(というか旧作で興味のある作品のほとんどは、すでに観終わっている)ので、この136本の内の半分以上は、2017年に公開された作品です。なので、“劇場公開日が2017年内の映画”という括りで、私的ベスト10をここに発表しようと思います。


ちなみに、一昨年に公開された映画も、僕はもちろん昨年中に新作DVDでたくさん観ておりまして。それを含めての2016年のトップ10ランキングは、このように修正します。

NEW⑩ 人間の値打ち
NEW⑨ 帰ってきたヒトラー
  ⑧ ブルックリン
NEW⑦ オマールの壁
  ⑥ PK
  ⑤ 葛城事件
  ④ ローグ・ワン
  ③ ザ・ギフト
  ② シビル・ウォー キャプテン・アメリカ
NEW① この世界の片隅に

四本も後付けランクインさせたどころか、よりにもよって1位を変えちゃいました(テキトウですみません)。“この世界の片隅に”は、脳にガツンッと来る圧倒的な素晴らしさだった! “アニメは劇場で観ない主義”なんか捨てて、DVDを待たずにさっさと観ていれば良かったです!!




というわけで、ここからは2017年のランキングの発表!!


まずは、惜しくも選外となった映画を5本(公開日が早かった順)です


The NET  網に囚われた男(1.7/韓国)
皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(5.20/イタリア)
20センチュリー・ウーマン(6.3/米)
ジーサンズ はじめての強盗(6.24/米)
スター・ウォーズ 最後のジェダイ(12.15/米)

スター・ウォーズは、エンタメとして充分に満足できる面白さだったものの、どこか漂う「これじゃない」感、特に主人公の成長の描写の薄さが、マイナス要因でした。



それでは、ベスト10の発表!! タイトルの後の(〜/〜)は、日本での劇場公開日と製作国です。




【10位】

ナイスガイズ!(2.18/アメリカ)


僕はバディムービー好きですが、そのジャンルでは久々に現れた優良作。主人公二人組のキャラの違いや距離感、物語上の役割分担、すべてのバランスがいい。おませな娘やバカな悪党一味等の、脇役陣も魅力的。素晴らしい演技だらけで、皆、楽しそう。撮影現場の雰囲気は、相当に良かったのではないかと推測します。ポップで明るく痛快に難事件を解決、クスッと笑える小ネタも満載。超名作!というわけではありませんが、誰にでもおススメできる作品です。







【9位】

光をくれた人(5.26/米&豪&NZ)


好きな監督、デレク・シアンフランスの作品ということで、少々過剰評価かもしれませんが。この映画はとにかく、映像が美しい。テレンス・マリックの“天国の日々”に匹敵するレベルで、それだけでも鑑賞の価値有りです。物語には、感動どころかむしろ、イライラさせられましたけどね(笑)。いろいろあって暴走しだす妻を、ひたすらに支える夫。自分の幸せを追求する妻と、妻の幸せが最優先の夫。この作品を観た女性は、彼女をどう評価するのか、共感するのか不快に思うのか、ぜひ聞いてみたいです。







【8位】

希望のかなた(12.2/フィンランド)


これまた大好きな、アキ・カウリスマキ監督の新作。彼の映画は、大きな抑揚が無く、物語も演技も淡々としていますが、常にユーモアと強いメッセージが込められており、そしてどことなくチャーミングなんですよ。今作も、戦争難民という難しい問題にメスを入れながら、フィンランドの現状、社会情勢を映し出すことに成功。しかし決してネガティブな着地はせず、タイトルの通りに、優しく朗らかで希望のある物語です。この監督は、人間が好きなんですねぇ。






【7位】

わたしは、ダニエル・ブレイク(3.18/英&仏&白)


一方でこちらは、イギリスの労働者階級の人々の現状をさらけ出すことに成功。上記の“希望のかなた”も今作も、政府の冷たさをド直球で訴えており、人間どうしが支え合える愛や余裕が世界的になくなって来ていることがわかります。
主人公ダニエルは、孤独で貧乏ながらも本当に親切な“弱者を放っておけない”性格で、しかしそんな彼が政府にとことん虐げられる?ことで、観客はナチュラルに彼を応援する気持ちに。彼の温かさが作品全体も柔らかくしていますが、内用された毒にはアナーキー色が強く、名匠ケン・ローチ監督の「政府、クソ食らえ!」熱を強く感じます。







【6位】

ゲット・アウト(10.27/アメリカ)


5位か6位かで迷いました。どちらも、サスペンスとしてかなり優良。こちらは、サスペンスというよりもホラーに近いですが。物語は、黒人の彼氏を連れて実家に帰り両親に紹介する、という流れが軸で、てっきり黒人を受け入れない古いタイプの差別的な白人家族が、彼をヒドい目にあわせる話かと思いきや・・全然違った・・・。中盤から意外な展開が怒濤のように続き、「何じゃこりゃ?」って感じなのですが、全く破綻はせず、強引ながらも納得させられる力があり。珍作ですが、かなりの頭の良さを感じる、秀逸な脚本です。







【5位】

エンド・オブ・トンネル(1.28/アルゼンチン&スペイン)


単館での短期公開で、掘り出し物感があります。クライム・サスペンスとしては、2017年のno.1。事故で足が不自由になり車椅子生活の主人公が、悪党グループの銀行強盗の計画を知り、それを止めるために奮闘・・・ではなく、連中の金をこっそり奪い取ることを決意!観客は、悪党たちの銀行襲撃計画と、その裏をかこうとする主人公の計画を同時に見せられるわけで、とにかく展開が上手い。序盤から伏線を張りまくりで、終盤に畳み掛けるようにそれらを回収。
彼の計画にワクワク、実行にドキドキ、ピンチにハラハラシンプルに面白かった!







【4位】

スウィート17モンスター(4.22/アメリカ


昨年の“ブルックリン”でも書きましたが、僕はもちろん人間の成長を描いた映画が好きでして。この作品は、数年前に観た秀作“ローラーガールズ・ダイアリー”にも通じる、思春期まっただ中でヒネくれちゃったモラトリアム全開の少女が、いろいろあってちょっぴり大人になるまでの、成長記です。主人公がムチャクチャながらも魅力的で、もちろんそれがこの作品の最大の強みなのですが、それよりもいいのは脇役陣。いい意味で、彼女を放任するんですよ。この、説教臭くない感じ。周囲の優しさ、温かく見守ろう感に、しみじみとほっこりします。








【3位】

女神の見えざる手(10.20/フランス&アメリカ)


僕の大好物、どんでん返し系映画の中では昨年のベスト。アメリカの政策ロビイスト(政策を実現させるために根回しをする戦略家)の話で、銃規制の法整備のYESとNO、二派のぶつかり合いを描きます。政治の生々しい裏側、政治家の汚職・犯罪・暴露、何でもありの汚いやりとりが、シーソーゲームのように展開されます。といっても決して堅苦しいわけではなく、政治に興味が無い方でも、すんなりと入って行けると思います。2時間強がアッという間で、エンタメとしても優秀。クライマックスのカタルシス、「うぉ〜!きたきたぁ〜!!」感が凄いです。








【2位】

新感染 ファイナル・エクスプレス(9.1/韓国)


単純な“面白さ”でいえば、この映画が昨年のベスト。シンプルなゾンビ映画ですが、いわゆるステレオタイプなゾンビ描写(トボトボ歩きの鈍い動き)にはせず、動きがキレッキレで疾走感がハンパない。メインの舞台を、一台の新幹線の中、という設定にしたのも上手い(それにリンクさせた邦題も上手い)。主人公と一緒に逃げるメンバーも、キャラクターや人数構成(減り具合)のバランスがよく、本当の悪はゾンビでなく人間だ、という展開にしたのも素晴らしい。意外な伏線の気付きと、それの回収っぷりにも涙。韓国映画は、最近は当たり外れが大きいイメージですが、これは間違いなく傑作です。






【1位】

ラ・ラ・ランド(2.24/アメリカ)


この映画は、僕のこれまでの人生の映画ベスト10に入ったくらいでして、断トツの文句なしでの2017年のベスト。しかし過去にこのブログにて二度も熱く語っている(よろしければ下記のリンクを)ので、クドいのもなんなのでここでは割愛します(笑)!!

三年目に突入した今、思うこと。(3.27) 

改めて、映画「LA LA LAND」を語る!(8.20)








今年、2018年は「キングスマン2」はすでに観ておりまして(イマイチだった)、今後に間違いなく観に行くつもりなのは「スリー・ビルボード」「THE PROMISE/君への誓い」「ブラックパンサー」「ダウンサイズ」「レディ・プレイヤーワン」「デッドプール2」「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」「パシフィック・リム2」「ハン・ソロ」あたりですかね。すさまじい超大作ラッシュ。ロシア・ワールド杯がある分、昨年よりは鑑賞本数は減ると思いますが、相変わらず100本は越えることでしょう。う〜ん、楽しみ!!




最後に、
2017年公開映画、僕が観た計70本を総まとめ!!
(評価&公開が早い順、“劇”は劇場での鑑賞)

★★★★(7本)
 ⑤エンド・オブ・トンネル
①ラ・ラ・ランド
⑦わたしは、ダニエル・ブレイク
 ④スウィート17モンスター
②新感染 ファイナル・エクスプレス
③女神の見えざる手
⑥ゲット・アウト

★★★★(25本)
 ⑭The NET 網に囚われた男
  ショコラ ~君がいて、僕がいる~ 
劇 ドクター・ストレンジ 
  ホームレス ニューヨークと寝た男 
  エリザのために
  雨の日は会えない、晴れた日は君を想う
 ⑩ナイスガイズ!
⑱キングコング:髑髏島の巨神
劇 T2 トレインスポッティング
  メットガラ ドレスをまとった美術館
 ⑳カフェ・ソサエティ 
劇 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
⑰マンチェスター・バイ・ザ・シー
  トンネル 闇に鎖(とざ)された男
 ⑬皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ
⑨光をくれた人
劇 LOGAN/ローガン
 ⑮20センチュリー・ウーマン
 ⑲22年目の告白-私が殺人犯です-
 ⑪ジーサンズ はじめての強盗
  バイバイマン
劇 スパイダーマン:ホームカミング
⑯マイティ・ソー バトルロイヤル
⑧希望のかなた
⑫スター・ウォーズ/最後のジェダイ

★★★(23本)
  NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム
  ネオン・デーモン
  未来を花束にして 
  インビテーション
  グリーンルーム
  ペット 檻の中の乙女
  哭声/コクソン
  パッセンジャー
劇 ムーンライト
劇 はじまりへの旅
  LION/ライオン ~25年目のただいま~
  ジェーン・ドウの解剖
劇 セールスマン
  ハクソー・リッジ
  ディストピア パンドラの少女
  プリズン・エクスペリメント
  アメリカン・ヒーロー
  ボーイ・ミッシング
  ワンダーウーマン
  エイリアン:コヴェナント
  グッド・タイム
劇 ジグソウ:ソウ・レガシー
劇 ジャスティス・リーグ

★★(10本)
  マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ
  素晴らしきかな、人生 
  お嬢さん
  午後8時の訪問者
  ノー・エスケープ 自由への国境
  フリー・ファイヤー
  スプリット  
  ありがとう、トニ・エルドマン
  狂覗
劇 ダンケルク

★(5本)
  ダークレイン
  ストロングマン 
  人生タクシー
  コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~
  ウーナ


〈観たかったけれどまだ観ていない、DVDが待ち遠しい映画〉
ローサは密告された
ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ
ベイビー・ドライバー
わたしたち
ドリーム




2018年1月3日水曜日

例年通りの、脱力宣言!




2018年!

明けましておめでとうございます!!

今年もYAWP! backpackersならびにこのブログを、よろしくお願いいたします!!!




まずは、月初めのいつものやつです!


【YAWP!来泊ゲスト国籍 トップ10(2015年4月〜:計1913)】

 ①アメリカ     305
名(+4
 ②日本       255 (+10)
 ③イギリス     223 (+9)
 ④オーストラリア  190 (+6)
 カナダ      165 (+2)
 ⑥ドイツ       96 (+3)
 ⑦フランス      57 (+3)
 ⑧台湾        53 (+3)
 ⑨ニュージーランド  41 
 ⑩スウェーデン    39 



【新規ゲスト数(泊数:日数平均:稼働率(キャパ))月別まとめ】

2015】
4月:22( 81:3.68:22%(12))
5月:28(132:4.71:35%(12)
6月:11( 60:5.45:17%(12)
7月:65(205:3.15:59%(12)
8月:98(312:3.18:93%(12)
9月:79(278:3.52:93%(10)
10月:91(253:2.78:94%(10)
11月:74(227:3.07:84%(10)
12月:84(229:2.73:82%(10)
【2016】
1月:59(198:3.36:73%(10)
2月:55(194:3.53:78%(10)
3月:72(242:3.36:83%(10)
4月:83(275:3.31:85%(12)
5月:100(278:2.78:80%(12)
6月:26( 72:2.77:60%(10)
7月:45(139:3.09:61%(12)
8月:81(247:3.05:66%(12)
9月:64(215:3.36:90%(10)
10月:56(152:2.71:61%(10)
11月:42(112:2.67:45%(10)
12月:68(191:2.81:68%(10)
【2017
1月:50(190:3.80:79%(10)
2月:22( 81:3.68:58%(10)
3月:55(151:2.75:97%(12))
4月:75(238:3.17:79%(12)
5月:61(185:3.03:57%(12)
6月:19(126:6.63:84%(10)
7月:54(186:3.44:55%(12)
8月:66(234:3.55:75%(12)
9月:39(149:3.82:54%(12)
10月:67(230:3.43:74%(12)
11月:50(151:3.02:52%(12)
12月:52(167:3.21:56%(12)

計:1913(6180:3.23:68%※)
※稼働率のみ、直前一年間の平均




名目総泊数は190泊なので、無料泊分は23泊だったことになります。実際(無料泊を含む)の宿泊日数平均は、3.65です。日本人(10人・20泊)を除いた外国人ゲストのみの泊数平均は、4.05です。


先月は、実質総泊数は167でしたが、ブッチャけると予約状況としては、190代後半には達していました。僕は中旬に、それまでの滞在数と滞在予定数を元に計算し、「おっ、この調子なら200泊越えるかもYo!」となっておりましたので。しかし、15日頃から26日頃までの二週間弱に、ノーショウ&直前キャンセルがほぼ毎日、
怒濤のように発生しまくりまして。

直前のキャンセルが、新たな違うゲストの予約で補填されたケースもありますので、おそらく、この期間にノーショウ&直前キャンセルで消えた泊数は、40に近くなります。いやぁ、ほんっとヒドかった・・・。よってこの二週間は、僕は久しぶりにストレス溜まりまくりの日々でした。それに引きずられる形で、いまだに仕事テンションがいまいち上がりません。

中には、ノーショウで来なかった上に、しばらくしてから電話をかけ、「キャンセルしたつもりだったけど、なぜかできていなかった。なので、クレジットの引き落としはしないように」と、わざわざ言って来た方までおりまして。その理屈、さっぱり理解できない。もちろん、そんなワガママは僕には通用しませんし、ケンカになりましたよ(笑)。

日本人ゲストのノーショウも、ついに発生。これまで、日本人ゲストは全員ちゃんと来てくれていたんだけどなぁ。というか今回のこの大量のノーショウ&直前キャンセルは、ほとんどがexpedia経由での予約です。この問題、booking.comではさらに輪をかけてヒドいそうなので、他の宿でもテンヤワンヤだったのかもしれませんね。





さてさて、話は変わり、いきなりですがYAWP! backpackersは、先の3月でオープンから三年、そして今はhostelworldに掲載してまともな運営をするようになってから、ちょうど二年半のタイミングでして。


よって、ここいらで、この二年半の経営の数字的なまとめをしようかなと思います。年が変わったことですしね。初年度の4〜6月、“オープン〜hostelworldに載せる前”の三ヵ月間は、僕の中ではアイドリング期間のような位置づけなので、スルーします。なんとなくまとまりがいいので、半年ごとに区切って分析します。







これを見ると、総泊数比は半年ごとに【▼245】→【203】→【85】と三期連続で減少しておりましたが、2017年後期は【△146】と、どうにか盛り返しました。理由は言うまでもなく、7月からexpediaでの予約受付を開始したからです。hostelworld単独での集客がジリ貧状態だったので、その穴をexpediaによって埋めた形ですね。


年間で見ると、総泊数は2016年が2315、2017年が2088ですから、明らかに減ってしまっているわけですが、これも原因ははっきりしておりまして。休日が、2016年が65→2017年が95で、要するに「さらに休んだので、さらに減った」ということです。ゲストの総泊数を営業日数で割ると7.7くらいになりますので、2017年は2016年よりも30日も多く休んだ→30日×7.7泊≒230泊少ない、と計算すると、2016年と2017年の実質的な集客実績は、たいして変わらなかった、ということになります。


expediaに登録したというのに、「改善した」ではなく「変わらない」なので、全く良いことではないのですが。まぁ、それが現実です(涙)。この業界の昨今のたいへん厳しい状況の中で、むしろ、我ながらよくやっているとすら思います。


ウチは月150泊が損益分岐点なので、2017年の月平均174泊でも、いちおう黒字です。しかし今後もせめて、年間計が2000泊くらいはないと、僕の生活はカツカツの一歩手前で余裕なしです〜。今年も前半期に計1000泊を下回るようなら、さらなるブッキングサイトへの登録を検討するかもしれません。休みを減らす、という手段もモチロンありますが、ブッチャケ僕としては、むしろもっとたくさん休みたいのですよ・・。まぁ、今年は計100日以上は休まないようにします。最近は友人たちからも「お前、休みまくってんなぁ」とツッコまれる始末なのですが、怠慢ではなく無欲、と捉えていただけると幸いです(笑)。


そんな、「年間2000泊は維持しなきゃ but 100日休みたいのねん」のために、“ヤバくなったらサイト登録先を増やす”を繰り返して、再来年のオリンピックまでをしぶとく持ちこたえるしか無いかなぁ。昨年7月に、「この先二年はサイト登録先を増やさないつもり」と書きましたけどね。背に腹は代えられんとですたい。まぁ、その上で今年も変わらずユルくのんびりと、マイペースにがんばります。




さて、以降は業務連絡です。YAWP! backpackersの、2018年上半期の予定です。去年も年始の一発目は、そんな感じでしたので。


① 1月5〜11日までの一週間は、正月休みをいただきます。
普通に実家に帰ったり、映画を観に行ったりします。たぶん、独りディズニーも敢行します。

② 1月14日〜2月24日までは、再びの【2泊したら3泊目は無料!ただし3泊目が金曜or土曜or祝前日の場合は除く】キャンペーンを実施します。
他宿が、2000円以下設定だらけですのでね・・(涙)。

③ 2月25日〜3月8日までの12日間は、少し早めの春休みをいただきます。
とりあえず、確定申告を早めに終わらせます。今回は僕は、海外には出ません。

④ 3月9日〜6月14日は、がんばって働きます。
たぶん途中、4月の後半あたりに四日程度は休むと思いますが。夏休みに向けて、貯金せなあきまへんねん。

⑤ 6月15日〜7月11日までの27日間は、夏休みをいただきます。
僕はサッカー観戦マニアですので、ロシアW杯をひたすら観ます。全64試合、完全制覇を目指します。W杯は7月15日までありますが、ラスト2試合はド深夜ではないので、営業には支障無しです。



7月12日以降は、今のところ未定です。



このスケジュールだと、夏休み終了までの休みが計50日間で、ちょうどいい感じでして。サッカーを観まくる6・7月を楽しみに、1〜5月の営業をがんばろうと思います。去年の後半も、「早く新作スターウォーズを観たい!」で乗り切りましたのでね(笑)。



僕は今年、40歳の大台に乗ります。今後もノンビリとほどよく働き、ゲストと楽しい時間を過ごすことで、ささやかな“世の役に立ちたい”欲を満たす。しかし家庭は無く恋人もおらず友達もほとんどいない、孤独なオジさん・・・というキャラの色をじんわりと濃ゆくしながら、僕は少しずつ枯れて行きたいと思います(笑)。



ゲストたちにカレーを作ったりした年末