2022年5月9日月曜日

宿主人生のリスタート。楽しいぜ、ゲストハウス業!!





三年ぶりに行動制限のない、フリーでナイスなGWが終了しました。我がYAWP! backpackersは宣言通りに、4月28日に本格的な再開を果たしました! 28日より・・といっても、最初の数日間はゲスト数ゼロだったのですが(笑)。まぁ、予約の受付はしておりましたので、再開日もその日だったということで。

昨日までの、開いていた十一日間にフルの日はなく、ゲスト数は0〜5人の間を彷徨いまして、合計の宿泊数は15。ゲストの総数は10人でした。一日7人をMAXキャパと設定(利用ベッドが隣り合わせにならないように)しておりましたので、稼働率で言うと19%・・・。以前の盛況っぷりと比べると涙がチョチョぎれてしまう感じですが、僕は時代の変化を素直に受け止め、「こんなにもたくさんのゲストに来ていただけてありがたい!」と思っております。再開日の直前まで、全くと言っていいほど予約が入らず、僕なりにそれなりにヘコんでいたんですけどね。前日や当日のご予約が、けっこう多かったです。


さてさて。そんな我が宿は今日から四日間の休みですが、今週末に1階店鋪でイベントを開催する関係で、僕はけっこうやるべきことが多く。今日・明日は実家に帰りますが(毎年、母の日のあたりで帰っています)、明後日から準備に取り掛かります。イベントは、ヴィンテージ古着絡みの企画です。プランの立ち上げから、なかなか実現できず一年半も経ちまして、やっとこさでの開催。僕はこの二年間、本業に対するアイデンティティが薄らぎ、もはや“映画・サッカー・服好きのヒマなおじさん”になっておりましたが、宿を復活させたわけですし、このイベントをケジメに、ただの“ゲストハウスおじさん”に戻ります(笑)。

また今回、僕は宿の再開へ向けてかなり気合いの入った大掃除をしまして、開業から七年かけて増え続けた物々のほとんどを、潔く断捨離しました。これまでのゲストが置いて&忘れて行ったアイテム類(そもそも、なんで今まで残していたの?とは聞かないで笑)は全て捨て、ベッドシーツや食器の類も、半分以上を捨てました。二週間強、ゴミの日にはひたすら5袋(45L)以上を捨てましたので、全部でおそらく30袋は越えていたと思います。いやぁ〜、宿のゴチャゴチャだけでなく、僕の精神的にも、もの凄くスッキリしましたよ。

そのせいか、というか二年も休んでいたのだから当然にというか、、今回は特にリセットな感覚が強く「開業した、七年前に戻った!」みたいな気分です。なんだか、新鮮です。昔ハマっていたドラクエを、またイチから始めてみた時の、あの感じに近い。


僕は現在、43歳。50歳で宿主を引退すると決断しておりますので(以前からこのブログに何度も書いております)、それまでは残り七年。15年春の開業から、経過したのも七年。「そうか、今はちょうど折り返しの地点なんだなぁ〜」と気付きましてね。七年経過・・といっても、直近の二年は休業していたわけですが。なんにしても、僕の人生の宿主時代の計:十四年間の内、ちょうど半分経過の七年の地点で、リセットボタンを押して再スタートを切ることになったんだな、と。前期のアレコレを後腐れなくスッキリサッパリさせて、「さぁさぁこれから、後期が始まるぞ〜!」・・ってな感じなわけです。


ちなみに、50歳での引退後の僕は、しばらく世界を旅します。スマホ等は一切持たずネットに触らず、再びの世界一周は最低ノルマにして、願わくば三周以上したい(笑)。前回の世界一周は一年四ヶ月間だったので、×3で、四年以上は旅したいと考えております。そんでもって、その旅の帰国後、55歳くらいからは、鹿児島に移住し隠居生活でノンビリ暮らし、孤独に静かに枯れて行こうかなぁ、と。いちおう年金はちゃんと払っているので、しぶとく生き長らえて65歳は越えたいですが、不摂生な人間ですし、そのあたりからはまぁ、いつお迎えが来てもいいかな・・・(笑)

そんな人生設計をしみじみと考えていたら「今、持っている貴重なヴィンテージ服とかを、俺が着られるのって残り七年なのかよぉ・・・」と気が付いてしまい、なんだか物欲の熱が急激に冷めました(笑)。これも僕が「もう、ただのゲストハウスおじさんに戻ろう」となった一因です。服に限らず機器類なども、“七年後には必要なくなる”と考えると、新しく買い替えるのが無駄に思えて来ます。まぁ、全く買わなくなる、なんてことは有り得ませんけどね。信頼できる相手から、本当に気に入ったものだけを厳選して買い、それをボロボロになるまで使い続ける・・というのが理想ですね。


インバウンドが復活してくれないことには、ゲストハウス業での収入は雀の涙で、副収入があるとはいえそれだけではメシが食えませんので、今後の状況によっては“平日は他の仕事をする”みたいな展開があるかもしれません。僕はこのGWに改めて「やはりゲストハウス業は楽しい! サイコーだぜッ!!」となりましたので、残りの七年の内にどんなに強烈な苦境が再び訪れようが、意地でも廃業だけはしませんよぉぉぉぉぉ~~~~!!


ご来泊を、コップンカップ!!