2019年4月20日土曜日

日本の学校教育に、モノ申す!!②




気持ちのい〜ぃ季節!

僕は明日からの一週間は、ゴールデンウィークに向けての体力チャージ休み(笑)です。いろいろやるべきことがあってヒマではないのですが、それなりにちゃんと休みます! 「アベンジャーズ/エンドゲーム」が待ち遠しい!!



さてさて、今回は宣言通りに、学校教育にモノ申す!の第二弾なのですが。


その前に、前回と似たような感じで、チョロっとだけ関係のない話を。

先日、業界のとある人が「私が物件探しをした際は、こんなハチャメチャなことだらけだった」という内容の発信をしていたんですよ。それは、完全に笑い話として。僕は、それにこそ「わかる・わかる」でして。なんでこの業界の多くの人って、“物件探し=辛い”という捉え方をするのでしょうか?

僕もこの、高砂のビルに巡り会うまでの期間は二年を越えましたし、その間は、良いことも悪いこともいろいろありましたが、総じて言うと「楽しかった」です。それは結果的にサイコーの物件を手に入れられたからではなく、探している日々そのものが、ストレートに楽しい毎日でした。なので僕は開業志望者に向けて、ネットでちらほら見かける「物件探しって、辛いよ・・」という発信には反旗を掲げ、「いやいゃ、楽しいぜ〜!」とあえて言い切りたいと思います。



というわけで、主軸の話に戻り。


前回、僕は「現状の、日本の学校の英語教育は時間のムダ!」という話をしました。今回はそれに連なって、僕だったら日本の教育システムをどう変えるか、という話(スケールでかっw)をします。


ここでは例として、中学2年次の話に絞って、話を進めますが。

いきなりですが、現状の、文科省が指定する中学2年生の科目別授業数(週あたり)と、「僕だったらこう変える!」を、まず最初に書いちゃいます。

(現状) (僕なら)
国語:4 → 5
数学:3 → 4
社会:3 → 2
理科:4 → 2
英語:4 → 0
音楽:1 → 1
美術:1 → 1
技家:2 → 2
体育:3 → 3
道徳:1 → 0
総合:2 → 8(ニ連続×4)

ムダ!と言い切った通りに、英語はもちろん廃止。道徳なんてさらにムダなので、絶対に廃止。頭の固い、つまらないオッサン連中が押し付ける道徳教育では、子ども達の人間性はむしろダメになります(笑)。


上の、僕の案を見て、「総合8(ニ連続×4)? なんじゃそりゃ」と思った方は多いと思います。これは説明が長くなりますが、結論から言うと僕は、【全員に教えるべき単元と、興味がある生徒だけが学ぶ単元を、完全に分けるべき】という考えなのです。

例えば上記の社会の2授業(全員に教えるべき単元)は、近現代史〜公民(政治経済)のみです。公民は、現状では中2の終盤に、歴史の授業が終わってから入る単元ですが、それでは全然足りない。中1からの三年間、丸ごとみっちりやるべきです。主要産業の変化等、明治以降の日本と世界の発展の経緯を学びつつ、今現在の社会の仕組みを、生徒にとことん叩き込むべきです。もちろん経済の学びも含みますので、お金についての教育もみっちりやる。一方的にただ教えるのではなく、社会の諸問題について、生徒同士で議論もさせる。

一方で、明治維新以前の歴史や地理は、“興味がある生徒だけが学ぶ単元”として、総合学習の時間に移行する。その時間は、教師が黒板を使って全員に教えるスタイルではなく、基本は生徒それぞれの自主学習形式にする。当然、テストもない。完全に好きな学習だけを自分の意志でする時間だが、大学のゼミのレポートのように、期間ごとに研究(学習)の成果を提出・発表することを義務づける。

実は僕自身が学生時代、歴史は大嫌いで、地理が大好きでしたからね。戦国時代、あの大名があの大名と戦をして・・・とかマジでどうでもよくて。そんなのは、興味のないTVドラマのストーリーを延々と聞かされているようなもんで。なんで社会科の教師って、戦国時代らへんでなんだかテンションが上がり、熱く語りたがるんでしょうかね? 仏教徒を大虐殺した織田信長なんて、やったことはヒトラーとたいして変わらないじゃないですか。


なので、社会科で例えると、僕の目線で言えば

〈歴史〉
興味ないから学ぶ必要ない。普通に生活して普通にTVを見てネットして本を読めば、ある程度の時代の流れはわかる。好きな奴だけやればいいじゃん。

〈地理〉
すごく興味がある。自分から学びたい欲がある。しかし嫌いな人はやらなくてもいいと思う。

〈近現代史〜公民〉
僕自身も好きだが、これは個々の好き嫌い関係なく、全員にムリにでも教え込むべき。必修!

・・ということです。僕は地理好き&歴史嫌いだからこうなだけで、歴史が好きな人はそちらの学習をすればいいですし、どちらも好きな人は両方やればいい。なんせ、週に8時間もありますからね。学習の広がりや、深さは、これまた生徒次第で。中学の三年間、ずっとひたすら平安時代だけを研究してもいいですし、全時代を薄く広くやったっていい。平安時代にだけやたらと詳しい人と、歴史全般にそれなりに詳しい人、僕はどちらも魅力的だと思います。


僕のこの、【全員に教えるべき単元か、興味がある生徒だけが学ぶ単元か】の区別は、簡単言うと「知らないままで大人になると、苦労するかどうか」の違いです。政治経済の仕組みを全然理解していない大人(たまにいますよね)には、僕ははっきり言って「受動ではなく能動で生きろよ!」とイライラします。例えば資本主義と社会主義の違いとか、税制のこととか、世の中の基本のキを分かっていない人とは、もはや根本的に会話にならない。「いい天気ですねェ」くらいしか、話題がない(笑)!!



さらに、その区別軸で、主要5教科についてをバッサリ区分けすると、

(全員に教えるべき)
国語:現代文(週3は“読む”、週2は“書く”)
数学:全て
社会:近現代史〜公民
理科:生物(人体)、化学(酸とアルカリ)等の、知らないと死すらありえる単元
英語:なし。授業自体を廃止!!

(興味がある生徒だけ)
国語:古文、漢文
数学:なし
社会:地理、歴史(江戸時代まで)
理科:全体的に(知らなくても生活に支障をきたさない単元)
英語:授業自体を廃止・・だが、マスターしたい者は好きに学んでよい

という感じですね。


僕がこう改革したい一番の理由は、今の日本の学校教育では、全ての単元が並列でフラットすぎるからです。細かくコロコロと変わる、多すぎる単元を、抑揚なく淡々と進めすぎです。

学校教育は、一部の単元を分かりやすく抽出して、「これを知らないと将来ヤバいことになるぞ!」と、生徒にとことん深くまで叩き込むべきなのです。その一方で、「知らなくてもまぁ、大丈夫よ」という単元については、それもちゃんと生徒に伝える。「“押し付けられる”マスト知識(知らないとヘタしたら死ぬぞ)」と「“自分で学ぶ”エクストラ知識(知っていたら豊かな人生になるぞ)」の線引きを、生徒に鮮明に示すべきなのです。

このシステムでは、時間割も分かりやすく、全ての曜日の午後を総合学習(興味のある学習を各々で)にすることができます。教師も、管理者として教室にはいますが、“教える授業”ではないので楽チンです。日報等の作業はその時間に内職して、毎日残業ナシの定時で帰れるようになります(笑)。教師は“教えるべき授業”ではとことん教え、“生徒の学習欲に任せる授業”では、管理とサポート以外は気を抜いてもいいのです。現状の、教師という職業は、体力もメンタルもキツすぎるって!! もっと楽をさせたげて!!!



ということで、ここいらで話を締めようと思いましたが、上記で僕が、

(全員に教えるべき)
数学:全て

としたことに、「んんっ?」となった方がいるかもしれないので、最後にその点を。


ざっくりと言うと僕は、「英語:全員がマスターすべきスポーツ」「国語:人間力や創造力を養う」「理科・社会:生活に必要な知識を得る」というような認識でおりますが、数学はズバリ「脳を鍛える」のです。もっと具体的に言うと、「合理的思考力を鍛える」のです。

例えば料理をする際に、「最小の作業&最短の時間でやれ」と指示されたら、もの凄く頭を使いますよね。一般家庭で夕食を作るくらいならば、どうやろうがたいして変わらないでしょうが。これが例えば巨大レストランで、大量の料理をまとめて作る際には、ちゃんと考えないとハチャメチャになること必至です。

実は一流の料理人って、ほとんどが理系で、成績優秀なのだそうです。この距離感で、この順番で、この時間リズムで作業すると最も効率がいい・・という分析をできる脳を鍛える学問が、まさに数学なのです!! 数学は、「仕事のデキる大人になる」ために、絶対に必要なんですよ!!!


まぁこれは、僕自身が超が付くほどの数学好きだからこその、そういう特別扱い(笑)なのかもしれませんが。僕にとっては、数学の授業はむしろ待ち遠しく、勉強ではなくゲームという感覚だったもので。今でもたまに、数学の問題集を開きますよ。

今の学生達にも、そうやって楽しんで欲しいんだけどなぁ。例えば確率の授業で、モンティ・ホール問題の話とかすれば、超・面白いから生徒も絶対に食いつくのに。もっと工夫してくれよ〜、教師さん達!!!


次回の第③弾は、「宿題なんてムダだから廃止すべし!」という話と、僕の心に残る、二人の恩師の話をします!


さぁさぁ、休むぞぉ〜〜〜!!!!





2019年4月13日土曜日

日本の学校教育に、モノ申す!!①





宿は、経営的には絶好調!とまでは言えませんが、相変わらず好調です。稼働は、名目で90%くらいでしょうかねぇ。先月、このブログで「トラブル無しになぁ〜れ♡」と願をかけたにもかかわらず一時期、迷惑ゲスト大量発生で、メンタルがかなり疲弊しましたが(涙)。ついにAirbnbからも、変なゲストが来ちゃいましたよ。おそるべし、春・・・。



〈※ここで、いきなり追記。業界人にしかわからない話を少々〉

ところで先日、“ゲストハウス開業を夢見る”とある者(僕と同年代のオジさん)が、物件契約のハンコを押すまさにその寸前で破談になったという話を、ウットリと語っちゃっておりまして。ここの業界人って、純粋で優しいですねぇ。多くが、「がんばって」というリアクションで。

僕はまず、彼の話には「何だこの寸劇。ベタなTVドラマの脚本か?」「言っていることが以前と全然違うじゃん。超ウソくさっ!」と思いましたし、仮にその話が真実100%だとしても、「皆にもこの悲劇を伝えたい」となるほどの事案ではない。全くもって、大げさすぎ。

ゲストハウスを開業している者、というか商売を始めた経験のある者であれば、それくらいの受難は当たり前に何度も乗り越えているんだよ! 物件との出会いはもちろん運だが、その陰では、運を引き寄せる努力をみんなしているんだよ! たかだか二〜三度、契約に失敗したくらいで、何をそんなに大騒ぎしているんだ? 小学生かッ!!

厳しいようですが、これは彼への、僕なりのエールです。僕は建前無しの、ド直球キャラですからね。その程度で凹んで、励ましを求めてしまうようなヤワさなら、君はそもそも起業には向いていないよ。「がんばって」よりも、こう言われた方が、「なめんなよコノヤロォォー!」と火が着くでしょう? すんげぇ宿を開業して、ムカつく俺を見返してくださいな! 君がこのブログを読んでいるのかどうかは、知らんけどさ(笑)!!

〈※追記、了〉




さてさて、気をとり直して。

全然テンションが変わりますが、今回は宿業とは全く関係のない話題です。


しばらく前のこの時期に、僕は二度に渡って【日本の英語教育に、モノ申す!!】【さらに、たたみかける!!】という記事を書きました。あれから三年が経ちまして、中学・高校でいうとちょうどワンタームですから、久しぶりに教育がらみの内容です。


先日、ネット上で「小学校の英語教育が、会話重視のものに変わる」というニュースがあり、それについて、コメント欄で議論が交わされていたんですよ。そこでは、「英語よりまずは日本語の教育が先だろ」「それよりも日本の歴史や文化についてを、子どもにもっと教えろ」「翻訳機がどんどん発達し、それで会話できるようになるんだから、英語の勉強なんてムダだ」という意見が散見されました。

それには僕は、いちおう月並みに英語が話せる身として、「英語の勉強がムダ・・・なわけがないだろっ!」と、シンプルに突っ込みたいと思います。「日本語の教育が先だ」にも、全く同意いたしません。子どもの脳のキャパって、そんなに狭いんですか? 当たり前すぎる意見ですが、英会話の世界に飛び込むのは、早ければ早い方がいいです。もし僕に子どもがいたら、赤ん坊の段階から、僕は日本語と英語の両方で話しかけますよ。


また僕は、ゲストハウスを起業して4年が経ちまして、これまでに3000人弱のゲストをウェルカムしてきたわけですが、僕が過去に、ゲストと翻訳機で会話したことなんて、二度くらいしかないですよ。そもそも英語を話せないゲストは、月に一人いるかいないかという頻度ですし。韓国や中国からのゲストはもちろん、東南アジアからのゲストも皆さん、最低限の英会話は無難にこなします。話せないゲストとも、身振り等を駆使すれば、なんとかコミュニケーションは成立します。

ちなみに翻訳機、というかスマホのそういう機能、現状は全然ダメです。だいぶ前に、英語を話せないゲスト(たしか、メキシコ人)がスペイン語を翻訳した際(上記の二度の内の一件)に、機械から発せられた日本語は、ハチャメチャで全く意味不明でした。とてもじゃないけど会話は、成立しません。

日本語は、一つ一つの音が比較的はっきりしている言語なので、機械には聞き易いでしょうが。外国人の多くは、母国語をフニャフニャ〜と話しますので、機械が正確に聞き取れるわけがないです。

よって、「翻訳機があるから大丈夫」とか言っている者は、確実にアホです。世界ではもはや、英会話のスキルを持つことは基本中の基本です。むしろ世界の主流は、英語だけでなく、三ヵ国語、四ヵ国語と、たくさんの言語をマスターすべしという段階です。実際に、何ヵ国語も話せるというゲスト、ウチにしょっちゅう来ますよ。

そんな世界の流れの中、複数の言語をマスターしている外国人に、あなたは翻訳機を片手に会話を挑みますか? まずもってそれは相手にとって確実に“面倒くさい”ですし、会話にリズムが生まれず、つまらない。はっきり言って、バカにされます。

世界中で、英語を話せる人は増えまくっています。「英語の学習に意味があるか、ないか」という議論なんて、ナンセンスなのです。100%、疑念の余地なく、意味があるので。「英語を話せると、得をする」ではないのです。「英語を話せないと、世の中について行けなくなる」のです。それは単純かつ、明確な事実なので、この点をまず、英語教師は生徒に伝えるべきなのです。


しかし、英語の学習って、どうしても嫌われがちですよね。僕は三年前の記事にも書きましたが、その原因は「全く実用的でない教育方法で、生徒にムリヤリ押し付けているから」です。英語を学習すること自体には100%意味がありますが、日本では教育のレベルが低過ぎて、「しかしこんなやり方では、時間のムダ」という感じですね。


ちなみに僕は、いわずもがな、“今、英語を話せない大人たち”をディスっているわけではないですよ。ちょっと英語が話せるからと、調子に乗っているわけでもありません。今現在、大多数の日本人が英語を話せないという事実を、僕は「お上が押し付けた、しょうもない英語教育のせいだ」と捉えておりますし、要は“皆さんは被害者だ”という目線です。


他の教科と違い、英語の学習って、スポーツみたいなもんなんですよ。どんなに運動音痴でも、同じスポーツを毎日やり続けていれば、誰でもそれなりにこなせるようになりますよね。例えばサッカーでは、習い始めた当初は必死にボールを見ながらドリブルするでしょうが、ある程度練習を重ねると、ボール運びの感覚を身体で覚え、自然に前を向いて走れるようになります。年齢は関係なく、練習や経験の量に比例して、テクニックが身につきます。

英会話も、それと同じです。なので、黒板を使った英語の授業なんて、する必要は全くないのです。せいぜい小学校〜中1くらいまでに基礎文法だけを叩き込んで、以降は完全撤廃するべきです。当然、テストも廃止。その代わりに、毎日必ず英会話の練習タイム(日本語使用禁止の時間)を設けるべきですね。毎朝のラジオ体操のようなイメージで。

日本の学校では、ボケッ〜と機械的に黒板の板書をするだけの生徒が多いですが、特に英語においては、それは完全に時間の無駄です。実際にボールを触って(会話をして)、練習するのです。野球とはこういうスポーツだ、と教室で延々とレクチャーされたら、うんざりして嫌いになりますよね。ルール(文法)の理解はほどほどに終えて、グラウンド(実践の場)に飛び出て、実際にプレイ(会話)しましょうよ。単語のスペルとか、文型がどうとか、時制の統一とか、そんなのはどうでもいいんだよ! 聞けるようになるとわかるが、外国人だって、その辺はけっこうテキトウに話しているんだよ!! 英語の教科書なんか、破り捨ててしまえっ!!!


というわけで今回は、

英語の学習には意味があるの? → 絶対に、意味がある!!
日本の英語教育ってどうなの? → 現状は、クソだ! 時間のムダ!!

そして、
英語は学問ではなく、スポーツ。毎日やっていれば、確実にうまくなる。教科書を使うな。黒板を使うな。ノートに書くな。会話しろ

という話でした。僕に子どもがいたら、中学生になるまでにガッツリと“英語慣れ”させて、英語のテストでは白紙にデカデカと「I can speak English better than you. So, this exam is obviously ridiculous for me.(私はすでに、先生より英語を話せます。よってこんなテストはバカバカしいっす)」と書いておいでや! と言いますね。実はそれは、僕自身が学生時代にやったことなのですが(笑)。う〜ん、我ながら超・生意気。


ちなみに今回のこの“学校教育に、モノ申す!”は、三部作の予定です。一気に連続投稿するかどうかは、まだ未定ですが。次回は第二弾として、英語以外の主要教科、国語・数学・理科・社会についてを語ります。特に数学なんかは、学生たちの多くが、「これを勉強して将来のなんの役に立つの?」と、疑問を感じています。なので僕は、「なぜ、勉強するべきなのか」という話を、主には彼らへ向けて書こうと思います。





2019年4月2日火曜日

“与える喜び”を、独占するな!!





新元号、「令和」!


TVで発表の瞬間を見た際には、僕は「ダサッ・・」と思いましたが、PC等で見てみると、じんわりと来るカッコ良さですね。やるなぁ、有識者。しかしあの習字、ヘタじゃないですか(笑)?




まずは、月初めのいつものやつです!


【YAWP!来泊ゲスト国籍 トップ10(2015年4月〜:計2771)】

 ①アメリカ     431
名(+6)
 ②日本       424 (+9) 
 ③イギリス     261 (+3)
 ④オーストラリア  230 (+2)
 カナダ      217
 ドイツ      138 (+6)
 ⑦フランス     104 (+5)
 ⑧タイ        82 (+1)
 ⑨韓国        71
 ⑩台湾        70 (+2)


【新規ゲスト数(泊数:日数平均:稼働率(キャパ))月別まとめ】

2015】
4月:22( 81:3.68:22%(12))
5月:28(132:4.71:35%(12)
6月:11( 60:5.45:17%(12)
7月:65(205:3.15:59%(12)
8月:98(312:3.18:93%(12)
9月:79(278:3.52:93%(10)
10月:91(253:2.78:94%(10)
11月:74(227:3.07:84%(10)
12月:84(229:2.73:82%(10)
【2016】
1月:59(198:3.36:73%(10)
2月:55(194:3.53:78%(10)
3月:72(242:3.36:83%(10)
4月:83(275:3.31:85%(12)
5月:100(278:2.78:80%(12)
6月:26( 72:2.77:60%(10)
7月:45(139:3.09:61%(12)
8月:81(247:3.05:66%(12)
9月:64(215:3.36:90%(10))
10月:56(152:2.71:61%(10)) 
11月:42(112:2.67:45%(10)
12月:68(191:2.81:68%(10)
【2017
1月:50(190:3.80:79%(10)
2月:22( 81:3.68:58%(10)
3月:55(151:2.75:97%(12))
4月:75(238:3.17:79%(12)
5月:61(185:3.03:57%(12)
6月:19(126:6.63:84%(10)
7月:54(186:3.44:55%(12)

※以降、キャパは12で完全固定とし、()内は名目稼働率に変更。

8月:66(234:3.55:75%(75%)
9月:39(149:3.82:54%(54%)
10月:67(230:3.43:74%(93%)
11月:50(151:3.02:52%(65%)
12月:52(167:3.21:57%(63%)
【2018
1月:41(132:3.22:46%(57%)
2月:42(129:3.07:45%(62%)
3月:58(143:2.47:60%(60%))
4月:73(240:3.29:80%(85%)
5月:74(270:3.65:73%(91%)
6月:39(122:3.13:73%(90%)
7月:51(189:3.71:79%(85%)
8月:78(295:3.78:95%(95%)
9月:68(206:3.03:78%(97%)
10月:63(222:3.52:69%(85%)
11月:75(200:2.67:67%(78%)
12月:56(202:3.61:77%(85%)
【2019
1月:43(204:4.74:68%(84%)
2月:48(195:4.06:71%(79%)
3月:49(241:4.92:84%(88%))
          
計:2771(9170:3.31:76%(87%)※)

※稼働率のみ、直前一年間の平均

名目実績(泊数:日数平均:稼働率)253:5.16:88%



う〜ん・・・。僕は2月の初めに、3月の予約状況についてを

【すでに267泊が売れており、稼働(名目)は93%です。(※〜略)このペースなら、名目で95%を越え、実質でも90%は確実でしょう】

と書いたんですけどねぇ。しかし結局は253泊(名目)でして、いやぁ〜伸び悩んだ。ピークには、MAX288泊中279泊が売れ、稼働は97%にまで達していたのですが、最終的には88%・・・。

ノーショウと直前キャンセル、多すぎるって!!! 279−253=26で、単純に26泊が消えたわけではないですよ。消えた分は、全部で51泊です。その差の25泊は、空いた穴への新規予約を再受付して、なんとか埋まった分です。

ピークに受けていた279泊の予約の内、51泊がノーショウor直前キャンセル。率にすると18%なので、実はこれは、3月としては例年よりもマシだったりするのですが。Airbnbからのゲストはみんなちゃんと来ますので、この消えた51泊は全て、expediaからの予約です。expediaでは、先月はだいたい100泊くらい受けていましたから、おおよそ半分のゲストが来なかったことになります。なので「いっそのこと、expediaもやめちまおうかな〜」と、ちょっとよぎりましたが、普段はまぁここまで多くないので我慢します。


とはいえこれは、「絶好調ォォォ!!」とテンション爆上げ状態だったのが「好調ッ!」になった、というような話でして。実質の泊数241は、3月としては過去最高に匹敵する数字なので、充分にハッピーです。みなさま、本当にありがとうございます!!!

それにしても、これで三ヵ月連続の日数平均:四日越えです。12月から、直接予約を除く全ブッキングサイトで最低泊数を“3”と設定しているので、ここ最近の数値が高くなっているのは必然なんですけどね。もちろん、最低泊数を固定するのは、稼働が下がるリスクが大のギャンブルだったのですが。結果は問題なく、たくさんの長期泊ゲストにご来泊いただけました。これまたみなさま、本当にありがとうございます!!!




さてさて。今回は、前回のカオス報告に繋がる話題です。4月頭でキリがいいので、本当は別の記事をUPする予定だったんですけどね。


前回の記事での④、宗教話と日本への文句ばかりでキックアウトした彼の話なのですが、彼にはもう一つの特徴がありました。これはトラブルというわけでもない事案なので、あそこには書きませんでしたが。

彼は、どこかズレているといいますか、僕や他のゲストたちに、とにかくコーヒーや紅茶をガンガン持って来るのです。頼んでもいないのに、一日に4〜5度は当たり前。ゲストたちは「いらないよ」と言っているにもかかわらず、「いいから飲みなよ」と、おかまいなしで持って来る。「コーヒー嫌いだから」でも、おかまいなし。これも、クレームの要因になっていました。

これは彼なりの親切心でしょうし、悪気は全くないのでしょうが。僕はだいぶ前にも、似たような内容の記事(彼らの「いらないものは、いらない」を、理解する)を書きましたが外国人ゲストは、求めていないものを勝手に持って来られても、受け入れないのです。押し付けられたコーヒーに、「せっかく作ってくれたから、飲まなきゃ悪いなぁ」とは、ならないのです。そして、誰も飲まずに放置され冷えきったコーヒーを捨て、コップを洗うのは僕なのです。

これではコーヒー自体がムダですし、僕もムダに仕事を増やされているし、の状況でして。よって僕は彼に「マジで皆に押し付けないで」「それはむしろ迷惑だから」と言ったんですよ(かなり柔めに)。彼は「俺の親切心に、感謝どころか拒絶するとは、なんたる無礼だ!」とブチ切れていましたけどね(何にでもすぐキレるキャラだったので、いつも通りです)。



一方で、先日僕はゲストの皆に鍋を振る舞ったのですが(たまにやります)、参加者の一人が長期泊のフランス人で、彼はシェフでして。「お返しに俺もタクに料理を作りたい」と言うので、ちょうど4周年記念日に何をしようか考えていたタイミングと重なり、「じゃあパーティで皆に振る舞ってほしいよねん」という展開になり。

当日は「20時開始」と伝えていたのに、彼の料理は下ごしらえの段階で20時を迎え、僕は「お〜い、全然間に合ってないじゃんか〜笑」となったのですが、これは単に、文化の違いでして。フランス人って、【パーティ開始=料理開始】なんですねぇ。たしかに、【パーティ開始=いっただきま〜す!】が世界共通なわけはないです。フランスっていいですね、ゆっくりと食を楽しむ文化、余裕があって。そしてもちろんプロの料理人、彼はみんなからの「美味しい」の賛美に、嬉しそうにしていましたよ。



これらの話で僕が何を言いたいのかというと、「何かを人に与える」って、気持ちがいいですよね、ということでして。英語で言うとギブ&テイクですが、「ギブ=犠牲」「テイク=幸福」となってはいけないです。あくまでも「ギブ=与えて嬉しい」「テイク=もらえて嬉しい」なのであり、その幸福度は同等か、むしろ「ギブ」の方が上だと僕は考えます。

「ギブ」一辺倒になるというのは、実はその幸福の独占なのです。ましてや、前述の迷惑ゲストのように、「俺は与えてやってる、感謝しろ!」となってしまっては本末転倒でして。フランス人シェフの彼のように、「ギブを受けたからギブで返したい」となるのは、普通の感覚です。なので、その片方ばかりを一方的に押し付けられる状況は、むしろ不快です。

〈ギブ:0〉-〈テイク:100〉の関係で喜ぶ人間なんて、確実にロクなモンじゃないですよ。バトンのような感覚ですね。片方が掴んで離さないのではなく、バトンを渡す幸福は、双方で平等に分かち合うべきなのです。


しかし、ゲストハウスを開業したい!と夢見る若者の発信を見ていると、「宿泊料は無料にしたい」とか言っているケースがけっこう多いのです。ビジネス的な戦略としてではなく(そもそも無料で成立するわけがないし)、「みんなを幸せに!」的なキラキラを起源に、そんなことを言っている。ハァ・・・。

僕は彼ら(特に紀伊半島あたりのw)に対して、ここではっきり言います。

「それはゲストへの親切ではなく、むしろ不親切だ」
「ギブの喜びを、独占するな!」


旅先で“宿泊料・無料”とか謳っている宿を見つけたら、僕は確実に候補から外しますよ。宿主がキラついていそうで面倒くさいし、そんな宿に泊まっているメンバーなんて、変な人が多そうなので。また、「値段はそちらで決めてください」とかいうのも超・ウザい! そんなやりとり、想像するだけで煩わしい(笑)!! ちゃんとした宿に、決められた代金をきちんと支払うことの方が遥かに、僕にとっては「しあわせ」です(わかる人にはわかる、皮肉です)。

料金をはっきりと明記し、それに相当する商品やサービスを提供し、正当な対価として代金を頂戴する。店は「お金を貰えて、いいサービスが出来てハッピー」、顧客は「いいサービスを受けて、お金を払えてハッピー」。その対等さ、ギブの相互関係を分かっていない時点で、「あんたビジネス、向いていないね」と思ってしまいます。そもそも、「お金を払わなくていいですよ」→「嬉しいでしょ? 助かるでしょ? しあわせでしょ?」という発想自体が、さもしいんですよ。自分がそういう「無料なの?→ヤッター!」なタイプなんでしょうねぇ。


とはいえ、「無料にしたい!」とキラキラしている方々は、すごくピュアで性格自体はよさそうですから、実は僕なりに応援しているのですよ。なのでこの記事は、「眼を覚ましてオクレ」「これを理解した方が成功するよ」・・という思いが元です。


しかし僕は、「もう経営者ぶらない」と昨年末に宣言したのに、キーボードを打つ手がなかなか言うことを聞いてくれません。すんませんです・・・。


高砂から電車で13分。中山法華経寺!