2018年8月4日土曜日

Airbnbは、間違いなく優秀!!




暑いぃぃぃぃぃ〜〜〜!!

いつものユルい前置きを書く気がなくなるくらい、暑い!!!




まずは、月初めのいつものやつです!


【YAWP!来泊ゲスト国籍 トップ10(2015年4月〜:計2291)】

 ①アメリカ     369
名(+9
 ②日本       329 (+7) 
 ③イギリス     241 
 ④オーストラリア  213 (+2)
 カナダ      192 (+4)
 ドイツ      106 (+3)
 ⑦フランス      67 (+1) 
 ⑧タイ        66 (+2)
 ⑨台湾        60
 ⑩韓国        53



【新規ゲスト数(泊数:日数平均:稼働率(キャパ))月別まとめ】

2015】
4月:22( 81:3.68:22%(12))
5月:28(132:4.71:35%(12)
6月:11( 60:5.45:17%(12)
7月:65(205:3.15:59%(12)
8月:98(312:3.18:93%(12)
9月:79(278:3.52:93%(10)
10月:91(253:2.78:94%(10)
11月:74(227:3.07:84%(10)
12月:84(229:2.73:82%(10)
【2016】
1月:59(198:3.36:73%(10)
2月:55(194:3.53:78%(10)
3月:72(242:3.36:83%(10)
4月:83(275:3.31:85%(12)
5月:100(278:2.78:80%(12)
6月:26( 72:2.77:60%(10)
7月:45(139:3.09:61%(12)
8月:81(247:3.05:66%(12)
9月:64(215:3.36:90%(10)
10月:56(152:2.71:61%(10)
11月:42(112:2.67:45%(10)
12月:68(191:2.81:68%(10)
【2017
1月:50(190:3.80:79%(10)
2月:22( 81:3.68:58%(10)
3月:55(151:2.75:97%(12))
4月:75(238:3.17:79%(12)
5月:61(185:3.03:57%(12)
6月:19(126:6.63:84%(10)
7月:54(186:3.44:55%(12)
8月:66(234:3.55:75%(12)
9月:39(149:3.82:54%(12)
10月:67(230:3.43:74%(12)
11月:50(151:3.02:52%(12)
12月:52(167:3.21:56%(12)
【2018
1月:41(132:3.22:46%(12)
2月:42(129:3.07:45%(12)    
3月:58(143:2.47:60%(12))
4月:73(240:3.29:80%(12)
5月:74(270:3.65:73%(12)
6月:39(122:3.13:73%(12)
7月:51(189:3.71:79%(12)
          
計:2291(7400:3.23:64%※)

※稼働率のみ、直前一年間の平均



前回の記事で、僕は「稼働80%は確実に越える!」と威勢良く書きましたが、結果は79%・・・ガックリ。そんな、とんだホラ吹き野郎にさせられてしまったのは、月の終盤にノーショウが大量発生したせいです(またもやっ)! 特に先月のexpediaは、現地決済を選んだ予約ゲストが、なんと一人も来ず。全滅ですよ!! ウチももう、完全事前決済制にしようかなぁ。


なお、先月も16〜19日の四日間だけ、例のキャンペーンをしておりますので、名目での実績は203泊:3.98:85%です。三ヵ月連続の混みっぷり90%超・・・は、ならず。予約状況的には、95%くらいだったんですけどね。−10%は、ノーショウor直前キャンセルによるものです。まぁ、ここ数カ月がたまたま順調すぎただけで、ウチの本来の実力的には、こんなもんでしょう。




さてさて。

今回は宣言通りに、Airbnbについて書きます。今回は、といっても最近はこの話題が多すぎて、「またかよ」感があるかもしれませんが(笑)。


僕がAirbnbに登録してから、今日でちょうど二ヵ月が経過しました。この間、面倒なので細かい統計はしておりませんが、僕が採用している全OTAでの予約の入りっぷりは、感覚的には

Airbnb   :45%
expedia   :35%
hostelworld :10%
ホームページ:10%

といったところで、完全に2強2弱な印象です。Airbnbとexpediaは、予約の件数自体は同じくらいですが、Airbnbは長期泊&グループゲストの割合が高いので、確実に上位です。それに、前述も後述もしていますが、expediaやhostelworldのゲストは、しょっちゅう“来ない”ですし・・・。

ちなみに僕は現状、Airbnbからのゲストを一日に7人までとしておりますので、これはすなわち、“売っている分はほぼ、売り切れている”ということです。仮にキャパMAXの12人まで受け入れれば、確実にAirbnbのシェアは5割を越え、なんならば7割くらいにはなるでしょう。


というわけでウチは、登録したとたんにAirbnbにお世話になりまくっている、今日この頃なわけでして。なので、たった歴二ヵ月のルーキーながらも、僕の経験を元に、Airbnbの良い点・悪い点をここに書こうと思います。読者の方々に見やすいように、箇条書きで。業界人向けではなく、「Airbnbってなんですの?」という一般の方にも、わかるような感じで書きます。




【良い点】


① なんといっても、集客力。


6月に無届け民泊(闇民泊)が日本全国で4万件、一斉に追放された結果なのは間違いないですが、なんにしても、強い! まさかここまで、宿泊予約サイトの世界シェアを奪い済みだったとは!! 長く登録している者曰く、5月以前と比べて今は、5〜10倍くらいは集客できているようです。



② 手数料がメチャ安い。


ホスト(宿)がAirbnbに払うのは、宿泊代のたったの3%(ゲストも手数料を払うシステム)で、タダみたいなもんです。多くのブッキングサイトは、12〜20%くらいは持って行きますから、この数字は破格の安さです。超・良心的。ありがたい!

ちなみに某大手宿泊予約サイトでは、「ウチもAirbnbさんと同じ3%にします! だからウチに登録してください!」と、営業をかけているとのこと。あのぉ〜、同じサイト内で、既存の宿が最低13%とか吸い取られているのに、新規が3%って、アンフェアにもほどがありませんかね?



③ ゲストの質が良い。


個人的には、これが一番嬉しい。完全事前決済なので、ノーショウが皆無なのはもちろん、直前キャンセルも全くありません。実際に来てくれるゲストも、みなさん穏やかフレンドリーな、いい人ばかり。この二ヵ月(実質は一ヵ月強)、ウチには35人くらいがAirbnbからの予約でインしましたが、ストレスフルな迷惑ゲストは一人としていませんでして。中には、わざわざ自国から僕に、お土産を持参してくれたゲストまでおります(嬉し涙)。



④ 双方向の評価制が、すごくフェアでいい。


上記③の、原因の一つだと思われます。Airbnbはゲストが宿を評価できるのはもちろんのことながら、宿側からもゲストを評価できます。トラブルメーカーなゲストが来たら、レビューに「このゲストは最悪だった!」「他の宿も気をつけて!!」とか、書けてしまうわけです。なので、根本的には宿とゲストの間には、“相手によく思われたい”の共有があり、「ウチを選んでくれて、ありがとう」←→「泊まらせてくれて、ありがとう」の、美しい関係性が成立します(涙)。「俺は客だぞ!」「お客さまは、神様だ!」みたいな横柄な者は、このサイト上では絶滅危惧種だということです。



⑤ サイトが洗練されていて、使いやすい。


登録した時から思いましたが、Airbnbのサイトはもちろん日本語対応していますし、本部に問い合わせたくなるような疑問点は全くナシで、サクサクとなんでもできます。メチャ、わかりやすい。逆に、闇民泊が爆発的に増えていた要因の一つが、コレだとも思いますが(民泊代行業者は、こんな30分で終わるような超簡易な作業にも20万とかボッタくるようですね)。hostelworldなんて、いまだに日本語NGですし、英語は専門用語ばかりで、作業がいちいち難解で苦痛。そりゃあ、登録件数が伸びないですわ・・・。



⑥ サポート態勢が、極めてちゃんとしている。


本部に電話をかけると、確実にすぐに出てくれます。今まで何人かのスタッフと何度か電話で話しましたが、不快な対応をさせたケースはゼロです。こちらからの問い合わせにすら、「貴重なお時間を奪ってしまい、どうもすみません」という反応で。 社員教育、どれだけしっかりしとるねん! 素晴らしい!! hostelworldなんて、日本にオフィスはなく相手は外国人ですし、態度は最悪、メールしても返事は来ないしで、もはや連絡する気にすらなりません(笑)。



⑦ 代金受取りのシステムが、完璧。



完全事前決済なので、ゲストが宿に直接、宿泊代を支払うことはありません。なので、宿主が指定する銀行口座に振込みがあるわけですが、なんとAirbnb、一件一件を小分けにして、その都度やってくれます。 それも、ゲストがチェック“イン”した翌日に! 宿側はなにもやらなくていい上に、すぐに入金がある! 超・楽チン&安心です!! hostelworldは現地決済なのでノーショウ&直前キャンセル多発。expediaはノーショウの問題はもちろん、なんと、こちらがわざわざ請求書を作成&送信しなきゃ、振込みをしてくれんとですよ(めんどいッ)!!



⑧ ゲストの融通が利く。



ゲストが予約する際の記載事項が簡素なもののようで、「何時に到着する」といった細かい情報が自動的に宿側に届くわけではありません。性別や年齢層も、全くわかりません(その点は、hostelworldが優秀)。しかしその分、ゲストとホスト(宿主)との事前のメッセージのやりとりが濃密なので、直接質問すれば済みますし、その際に「この日は◯時〜△時まで、僕は用事があって宿にいないよ!ゴメン!」とか書けば、確実に「OK、大丈夫! わかった〜」といった返しが来ます。ゲストに「俺は客だぞ!」目線がないことが、こういう柔軟性にも繋がっているのですね。




【悪い点】



❶ 予約前の新規ゲストからの問い合わせが、多すぎる。


上記の⑧と、明らかに矛盾します(笑)。ゲストとホスト(宿主)の、対等な関係性を成立させているからでしょうが、友達とLINEをするような感覚でガンガン、メッセージが届きます。予約を完了してくれた上での質問や会話ならば、もちろんウェルカムなんですけどね。

予約を検討している途中のゲストから、畳み掛けるように質問(ほとんどは、サイトを見ればわかること)が来ると、正直ちょっとウンザリしてしまいます。そういう人ほど、結局予約には至らない、というのも“業界あるある”でして(笑)。検討してくれて&質問してくれてありがたい・・が真っ当な迎客スタンスだというのはもちろん理解しておりますが、そんなマインドを凌駕するほどの、素直な「質問が多すぎてめんどくさいよ〜」です。都合がよくて、すみませんです。



❷ キャンセルのペナルティが、重すぎる。



何か訳があって、受けていた予約をこちら(宿主)側からキャンセルする場合に、他のブッキングサイトでは代替えを用意すれば(もちろん差額は宿側持ち)、特に問題はなく。それも向こうが望んだケースでの話であり、ゲストに事情を理解していただき、キャンセルの提案を快く受け入れてもらえた場合には、宿側は実質“謝るだけ”になります。

しかし、Airbnbはホスト(宿主)側からのキャンセルをかなり厳格に禁止している印象で、たとえゲストが受け入れていようとも、Airbnbの規約からハミ出る理由によるキャンセルだった場合には、重い罰が科せられます。その内容は多岐に渡りますが、一番キツいのは罰金$100ですね。

例えば一人・一泊の予約、2000円の案件でも、宿側の都合でキャンセルするとAirbnbに1万円以上を没収されるということです。規約に反するかどうかの判断はAirbnbの裁量ので、仮に僕が“受け入れたくない”ゲストから予約を受けた際にも、それを断るには大きなリスクが伴います。ゲストとホストの当事者間でモメていないのであれば、問題ないじゃん・・・と思うんですけどねぇ。せっかくの“双方向の評価制”なんですから、もっと簡単にホストから断ることができてもいいじゃん、と・・・。

ただし、“罰を重くしないと、大量発生の恐れ有り”というのは僕もすごく理解できます。また、Airbnbのスタッフは印象として、個人的な理由でキャンセルしても、その内情を実直に訴えれば、他OTAサイトに比べて遥かに柔軟に対処してもらえるのではないか、とも思います。



❸ 値段が勝手に“ブレる”。


例えば僕がとある日を、一泊2400円で売りに出すと、Airbnbのサイト上ではなぜか、2362円と表示されます。違う日には、同じ2400円設定なのに、2389円。この、微妙に設定とはズレた(基本は、チョビッとだけ安い)金額で、日によって変わる仕様。なんなんですかねぇ、コレ? 意味が分からないのですが。

僕は、“同じ日に同じランクのベッドに泊まっているゲストは、全員が同じ支払い額だ”というポリシーを、貫きたいんですけどね。自動的に、“ゲストによって違う”にされてしまう。

まぁ、事前決済なので僕はお釣りを用意する必要がないですし、会話に支払い額の話題は出ておらず、「私より安く泊まっている! アンフェアだ!」みたいなクレームは今のところ全く受けていないので、別にいいのですが。単純に、僕のポリシー的に、気持ちがよくないのです。




・・・マイナス点は、この三つのみ!


 と、言いますか、❶は⑧と表裏一体で。❶を失えば⑧も失う、まさにプラマイゼロの関係でして。面倒に感じてしまうのは、僕が普段から友人や家族ともLINEやメールを一切しない性格だから、という要因もあるでしょうし。

また、❷は僕が〈直接予約:可〉にしているから発生するものであり、〈直接予約:不可(事前承認制)〉に設定してしまえば、あっさりと解決します。


そう考えると、上記❶❷❸は「あえて挙げるとすれば」のマイナス点であって、言ってしまえばそれは「マイナスだけれど、特に問題ではない」ことでして。なので、ここまで書いておいてなんですが、僕のAirbnbに対する評価は、「素晴らしいサイトだ!」としか言い様がありません。



ホント、このままの勢いで宿泊予約サイト界のシェアを独占してほしいくらいです。宿オーナーの多くは、大手宿泊予約サイトたちのサポート態勢には大きな不満を持っており、手数料も「搾取されている」感があります。その大きな要因、双方間のギャップとして、宿オーナー「顧客=ゲスト? 手数料を払っているのは宿側なのだから、ウチらも客の立場のはずでしょ?」←→宿泊予約サイト「いいえ、宿は顧客ではなく、あくまで“ビジネス・パートナー”です」というものがあります。向こうはそういう認識なので、電話は全く出ないし、平気でメールをシカトしたりできるんですね。


しかしAirbnbは、手数料が断トツで一番安いというのに、集客力もサポート態勢もシステム面も最強。闇民泊の問題にも、きっちりと落とし前をつけ済み! これはどう考えても、ケチの付け所がありませんよ!!



というわけで、あまり長くなりすぎるのもなんなので、二回に分けます。次回もAirbnbを賞賛する記事を書いちゃいますよ(笑)!






2 件のコメント:

  1. 大変参考になります。
    エアビーは使った側の感想としても、良いサービスだと思いました。

    エアビーのシェアについて。

    私がある行政書士さんのセミナーに参加した時の資料で使われていた統計データなんですけど、観光庁が実施している訪日外国人消費動向調査で民泊利用者数割合は9%という数字が出ていました。その調査ではユースホステル/ゲストハウスのシェアはH28年頃は11%くらいでしたが、その後急速に減少してH30年1-3月では5%・・・推移を見ると民泊利用者がユースホステル/ゲストハウスからシェアを奪って、追い抜いたように見えました。ホントかなー?と思っていましたけど、タクロウさんの記事で、ホントにそうだったんだと確信が持てました。

    観光庁の宿泊旅行統計調査の方は、宿泊施設に調査票を送ってその回答から全体を推計している調査なので民泊市場は把握できていないのですが、消費動向調査の方は、各空港で外国人観光客を捕まえて直接聞き取り調査している結果の集計なので、より民泊の実態に近い結果になっていたんだなと思います。6-9月の結果が楽しみです。

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    1. メチャメチャ有意義な情報を、ありがとうございます! そうですか、民泊:9%、ホステル:5%ですか。11%→5%は、かなりヤバい減少っぷりですね・・・。このままだとますます、民泊マーケット(Airbnb)でシレッと集客する、カッコウの托卵みたいなスタイルが、ホステル&ゲストハウス業界の生き残る術になるかもですね(笑)。

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