2018年11月15日木曜日

“配色”は超重要。絶対に妥協しない!





ここ数日は冬の到来を感じさせる寒さでしたが、今日は小春日和で、気持ちがいいですね!!


・・・しかしその快適さとはうらはらに、宿では休みからの再開後はずっと、直前キャンセルorノーショウが大量発生中! 3月以来の、大ハズレ月です。調べたら、7人が直前(前日or当日)のキャンセルで、6人がノーショウ。たったの六日間の間に、13人ものゲストに穴を空けられてしまい、さらに彼らの内の8人は、5泊以上の長期予約。その結果、フルの予定だったのになんと、4人しかいない日まで発生!! 経営的に、マジで大ダメージですよ、コンチキショォォォーーーー!!!

また今月は、休む前の三日間にも、再開してから今日までも、なんだかトラブルが多いです。その内の一件は、メチャクチャやってくれた上に、注意したらウソと誇張だらけの報復レビューまでよこして来たので、今回のこの記事でバッサリと糾弾してやろうかと思いましたが。まぁ、他のトラブルも含めたまとめレポートを、いずれまた書くことにします(笑)。

夏の頃は比較的、平和だったんですけどねぇ。というか、去年も夏は平和で、10月末くらいからトラブル多発でしたっけ。僕の感覚だと、毎年のように3〜4月と10〜11月がそういうカオス時期なんですが、これって何でなのでしょうね・・・? 観光学部のゼミ大学生なんかは、ゲストハウス起業の動機といった、ありふれたくだらない研究ではなく、こういうディープなのを掘り下げて欲しいなぁ。「訪日外国人観光客の質や傾向と、気候環境との関連性」とかいって(笑)。




さてさて。話は変わり。

前回、前々回と、攻撃的な記事が続きましたので、今回はヌルく行きます。僕の性格の悪さをさらけ出し、わざわざ敵を作りまくるのは、我ながらアホな行為だなぁ〜と思いますし。スッキリはしますけどね(笑)。


僕は、YAWP! を開業してからの三年半は、良くも悪くも、一切の改善も改悪もしておりません。もちろん、例えば僕の働きっぷり(二年目からワンオペを確立した)や、細かなルール(15〜18時をシエスタ休みとし、その代わりチェックインは24時まで)の変更などは、それなりにあります。料金も、【2泊したら3泊目が無料】キャンペーンを二年目のローシーズンから開始し、それを今では、特別ではなくレギュラーのサービスのように乱用してしまっておりますが(笑)。「それって実質的には値下げだろ」と言われれば否定はしませんが、1or2泊の場合にはずっと同じ料金ですし、とにかく僕は【通常料金:2400円】を、変更したことは一度もありません。


というわけで、僕はYAWPの経営ポリシーを、我ながら「ブレずにやっている!」と自負しておりまして。ウチの大きな戦略的アドバンテージであろう、飲食物が無料であるとか、チェックアウトリミットが事実上存在しないとか、僕とゲストが毎日のように飲んだり遊んだりするスタイルとか、そのあたりはオープン当初からの、初志貫徹です。これらは言うならば、ウチのアイデンティティだと捉えておりますし、変えようか検討したことすら一度もないので、今後も確実にブレることはないでしょう。


そしてもう一つ、YAWPではブレずに続けていたことがあります。それは、“2階のリビングに、エアコンがない”ことです(3階のベッドルームには、あります)。

もちろん僕は、オープン前の時点で意図的にこれを決定しておりまして、「予算が足りなかった」とか、そういう情けない理由によるものではありません。そしてその意図とは、「エアコンから出る、あの独特のモァっとした空気が嫌い」「ちょっと暑いくらいのナチュラルな空間で、団扇をパタパタさせながらノンビリする感じが、旅っぽくて好き」というものです。

しかしウチのリビングにはエアコンはないものの、配管用の穴は壁に空いており、アース付きのコンセントも設置済みです。YAWPに来て、気付いた方もそれなりにいると思いますが。エアコンがないのに、穴だけある・・これを、不思議に思った方がいるかもしれませんね。

部屋と穴とコンセントと


先ほど述べた意図は、あくまでも“僕の好み”の問題で、実はこだわりというわけでもないのです。「これがウチのポリシーだ!」と確定しているのであれば、リフォーム工事の時点で僕は、穴やコンセントの設置を依頼していません。では、なぜ三年半も頑なにエアコンを設置しないのか。それは、、、

いわゆる典型的な、白いエアコンだけは絶対に嫌だ

からです!!!!


「ゲストの滞在の快適さ・・よりも、“色”が大事なのかい!」 と誰かにツッコまれちゃうかもしれませんが(笑)。はい、僕にとってはこれは、超重要なんですよ!! 宿の全てにおいて、配色のバランスには、僕は絶対に妥協しません!!!

リフォームの際にも、僕が建築士さんに一番“物申した”のは、実は色についてです。それも、「ここは赤、ここはオレンジ」といったざっくりとした注文ではなく、同じ赤でも微妙に違うサンプルを大量に作っていただき、全て確認し、そこから選んでいます(超・面倒くさかったと思います、すみませんでした)。レイアウトの案なんかは常に建築士さんと相談し、どちらかというと彼の意見に従うケースが多かったのですが、色に関してはほぼ全てを、僕の独断で決定しております。

僕はいちおう、元・絵描きですからね(笑)。絵で、お金を貰っていましたからね。ファッションも、色合わせ重視のスタイルですし。手前味噌ですが、僕は色彩センスに関しては、確固たる自信があるのです。強烈な、こだわりがあるのです。

他の宿に対しても、泊まったり予約サイトで見たりする際には、実は僕は配色のセンスが気になります(笑)。ホテルやホステルはクール&モダンな方向性ばかりで、全体的につまらないのですが、ゲストハウスは個性的なところが多いですから、その面でも「いいね!」と思うことがよくあります。特に東京ひかりゲストハウスさんが、さすがは元・美術教師のオーナーらしく、素晴らしいなぁ〜と思います。


というわけで、“色”に妥協する気が全くない僕だからこその理由:〈白はウチのリビングには絶対に合わない!〉によって、僕はこれまでずっとエアコンを設置しなかったわけです。エアコンがないとはいえ、その代わりにサーキュレーターや電気ヒーターは大量に用意しましたので、この三年半の間に「暑い!」「寒い!」の苦情は、それほど発生しておりませんよ。ベッドルームに行けば涼しく、暖かいですしね。



・・・そして、実を言いますと。

つっ・・ついに、現れたんですよ! “色”の面で僕が納得のいく、エアコンの新商品が。それは、ダイキンが発売した「risora」シリーズです。色だけでなく、サイズが極小でハイスペックなのも、素晴らしい。





こちらは発売が3月の末でしたが、存在を知った時点で僕はビビビッ!と来まして、家電量販店に行き実物を見て納得し、購入を決意していたのです。問題は価格の面だけで(さすがにエアコン1台に50万近くは出せません)。ネット検索等で「エアコン購入のベストな時期」の研究をし、10月末頃、という結論に達しまして。


というわけで実は、この4月〜10月は、僕はずっとこのエアコンの“値下がり待ち”状態だったのです! 購入資金も、とっくにキープしておりました。特に、酷暑だったこの夏にウチに滞在していただいたゲストの皆さんには、僕は内心では「もうすぐ買うけど、今はまだ高いから我慢してくだされ・・」だったわけで。どうもすみませんでした!!


・・で、予定通りに先月末に購入し、先週の休みの期間中に工事が入り、ついに「オラが宿のリビングにも、やっとエアコンが付いただぁ!」になったわけです。う〜ん、感慨深い。テカテカしていないマットな墨色で、色彩もサイズも、大満足・・・。






ありがとう、ダイキンさん!!



というわけでYAWP! backpackersでは、今後はリビングも快適な温度空間になります! 僕の好みには反します(笑)が、これでゲストが喜んでくれれば、僕も嬉しいです!!


エアコンについての僕のこだわりは、あくまでも“色”だったということです。今後も、何かを新しく設置する際には、“色”に納得しない限りは、僕は絶対に購入しません。


それは

僕の宿は、僕の作品でもあるからです!!!





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