というわけで、今月は確実に3本書きます。というか、今回以外の2本も、すでに書き始めております。UPする日も決めちゃいます~。1本は9月18日、もう1本は9月29日とします。別に誰からも圧はかかっておらず、完全にセルフメイドのセルフ圧なのですが。
さて。YAWP! backpackersは、先月は16日以降もスッカラカンで、ゲスト1名×1泊のみ。十五日間の営業で計8泊、稼働率は8%(キャパ7として)でした。従来のキャパ12設定ならば、4%・・・
いやはや、厳しいですね〜。5月の22%の時点でヘコみましたが、7月がたったの2泊で3%(営業は十日間)という壊滅的な数字だったことで、8%でも「まだマシになったな」と思ってしまっているのが、我ながら恐ろしい。計8泊ということは、月商で2万円ほどですよ(号泣)。経費を引いたら、ゼロみたいなもんですよ(大号泣)。
また、先月は7月に続き、プライベートもヒマヒマでした・・・。友人と飲んだのは、月末に一度のみ。買い物も全くせずで「二ヶ月連続でアイテム増、無し」となりそうだったのですが、月末に贔屓の古着屋がいきなり&初のセールを開催していたため、そちらで一点、ヴィンテージのボトムを買いました。半額でしたが元値がバカ高いので、それなりの散財です。二ヶ月間も節約したから、まぁいいかな。
久しぶりの買い物ついでに、というかいつものお出かけコースの通りに、映画も観て来ました。〈彼女のいない部屋〉というフランスの作品でしたが、いやぁ・・マジでつまんなかった。怒りを覚えたほどではないので、★2といったところですが。これで今年は16本目、僕の「映画館に行きたぁ~い」欲のリズムである“月に二度くらいは”の通りに、観ていることになります。
およそ一ヶ月前の記事にもチョロっと書きましたが、今年公開の映画ってマジで不作だと思います。先日、実家に帰った際に母ちゃんから最近のオススメを聞かれました(母とたまに会えば、必ずある会話です)が、僕は2本くらいしか思い浮かばず。僕の鑑賞作のリストを眺めても、★1〜3がズラッと並び。というわけで今回はまず、僕が今年に劇場で観た映画の採点を一気に書きます。
★★★★★
スティルウォーター
★★★★
ライダーズ・オブ・ジャスティス
英雄の証明
★★★
白い牛のバラッド
(長まわし&沈黙が多過ぎて眠くなった)
林檎とポラロイド
(雰囲気はいいけど淡々とし過ぎ)
息子の面影
(ひたすらに暗い。画面も人間も暗い。救いが無さ過ぎ)
ブラック・フォン
(どこかで観たような内容。まぁ普通)
ベイビー・ブローカー
(疑似家族モノはもういいって、是枝さん!)
NOPE/ノープ
★★
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
(東映まんが祭り的な、子供向けな脚本。大量のキャラの権利の問題をせっかくクリアしたのに、もったいない!)
THE BATMAN-ザ・バットマン-
(テンポが悪い上に長過ぎて、すげぇ疲れた。ダークナイトの足元にも及ばん)
わたしは最悪。
(主人公を全く好きになれず。終始イライラ)
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
(ワンパターン&ご都合主義。中身無し。全く期待してなかった&無料だったから別にいいけど笑)
彼女のいない部屋
(編集をいじくりまくって気取った感じにしてるだけ。もっと実直に!)
★
ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
(ディズニー+を観ている前提の話かよ。俺は観てないので「知らんがな」)
・・てな感じ。★5と★4に感想的なことを書いていないのは、来年1月にまとめる映画ランキング記事で、おそらく語ることになるからです。このままの勢いだと、★5★4だけでは、マイ・ベスト10の10本が揃わないかもしれませんが。それくらい、今年は良作が少なーーーーいっ!!
ちなみに上記でおわかりでしょうが、今年の上半期に巷で大ヒットした〈トップガン マーヴェリック〉は、僕は観ておりません。1986年の前作のことが、歴代ワーストレベルで大嫌いなんですよ。僕は「ヒットしている」とか「評価値が高い」とかいった要素で鑑賞するorしないの判断はしませんので、前作のトラウマを払拭するほどの興味は芽生えず。まぁ、DVDレンタルで100円になったら観ると思います(笑)。
あと、マーヴェル作品のアレコレは、このところガッカリ続きなので、僕は映画館で観るのは基本的にはもう辞めます。マルチバース、、マジで嫌い。あんなの、何でもありじゃん。チート&薄っぺらすぎて、ツッコミどころしかない。〈シビル・ウォー〉あたりまでは、キャラクターものという土台に甘えず、重厚濃密な脚本で素晴らしかったんだけどなぁ。劣化がヒドすぎる。〈ブラックパンサー〉は前作が良かったので、今秋公開の続編は観に行くかもですが・・・
・・さてさて。今回の記事は映画の話題は序盤だけで、ここからネタを変えるつもりだったのですが。「すでに長くて枕文じゃなくなってる」と思い、このまま映画ネタで突っ走ることにしました。興味のない方、ゴメンなさいです! 次回と次々回の記事は、個人的な趣味に寄ることはありませんので、許してくださいな!!
僕の今年の映画鑑賞本数は、昨日までに342本。そのほとんどはアマゾンプライムでの旧作(一般的に知られた作品はたいていをとっくに観ているので、ほぼ全てがマイナー映画)で、新作はひたすらにDVDを借りて観ております。DVDレンタルがリリースされるのは、劇場公開日からだいたい、三ヶ月〜半年後。今はもう9月ですから、昨年に劇場公開された映画の内、僕が興味のあるものはほぼ観終わったわけです。そして、僕が2021年の映画、鑑賞数135本を総括すると・・・「驚くほどの大豊作な年だった!」と言えます。大不作の今年とは、エライ違いだ。まぁ、なんでも波はあるもんですけどねぇ。
というわけで、年始に2021年の映画まとめ記事を書いたくせに〜なのですが、その後〜今日までの八ヶ月中に観た作品が傑作だらけだったために、僕の脳内のランキングベスト10が乱れまくっておりまして。よって今回は、それを再まとめ♡。1位、3位、4位、6位、8位が入れ替わっていますので、1月の記事を丸ごと消去してしまおうかというくらいの、「これが本当の2021年映画ベスト10なのだッ!」です。新たにランクインした5本以外の作品の論評をご覧になりたい方は、1月の記事〈2021年、映画総括!!〉をご参照ください!
今であれば下記の全作品がツタヤでDVDを借りて観られますし、アマゾンプライム等で探してもけっこう出て来るはずなので、ぜひぜひ観ておくんなまし!で行きますよ〜
〈ベスト10から陥落した作品〉
グンダーマン 優しき裏切り者の歌
Mr.ノーバディ
ザ・ビーチ・バム まじめに不真面目
夏時間
【2021年公開映画ベスト10、改訂版!!】
【10位】
藁にもすがる獣たち(2.19/韓国)
【9位】
皮膚を売った男(11.12/仏ほか、七ヵ国の合作)
【8位】
アンテベラム(11.5/米)
なんといっても脚本が秀逸。僕は“大どんでん返し”系の映画が大好物で、そのようにカテゴライズされている歴代作品は、ほぼ全てを網羅しておりますが。今作はそのリストの中でも、かなり上位に入る。
現代の黒人女性が、過去の時代に生きる奴隷の女性とリンクし、時空を超えて互いの記憶を交差させる・・?という複雑な構成なのですが。序盤から「あれ? なんか変だな?」というシーンの連発で、モヤモヤが重なります。
しかし、終盤の驚愕の展開によってそのモヤモヤは丸ごと吹っ飛ばされます! 伏線だらけなのに、見事に完全回収!! どんでん返し慣れしている僕は、たいていの映画が「さては・・」の予感の通りのオチなんですけどね。これは、全く思いつかなかったわ! このアイデアを考えた者を、僕は心からリスペクトします!!!
【7位】
サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~(10.1/米)
【6位】
ディナー・イン・アメリカ(11.5/米)
7位の〈サウンド~〉と同様に、バンドマンの恋物語ですが。こちらの方が好きです。アンバランスな主人公男女の、いつでも全力疾走で感情むき出しな言動が、愛おしくてたまらない。美男美女ではないのに、どんどんカッコよく可愛く見えてくる。
天然系でトロいパティは、皆からバカにされており、ずっと孤独で、普段は家で大好きなパンクを聴いて踊り叫んでいる。ある日、警察から逃げていた男をたまたま匿ったら、その男サイモンは溺愛する覆面バンドのボーカルだった、、というお話。
ゴリゴリのパンクロッカーであるサイモンは、ヤクも喧嘩もなんでもありで、発する言葉もいちいち汚い。世間的にはいわゆる“ロクデナシの不良”なわけですが、心根は善人であり、パティには本当に優しい。特に、二人だけの地下室でパティがラブソング(いい曲!)を歌って録音するシーンが、サイコーでした。
【5位】
ファーザー(5.14/英&仏)
【4位】
空白(9.23/日本)
邦画は基本的には観ない僕ですが、こちらは、2月に飲んだ映画好き友人から薦められて~をきっかけに鑑賞。いやぁ、マジでよかった。近年の邦画の内では、確実にマイベスト。語りたいので、近くまた飲もうぜッ(その友人たちへ)!
スーパーで万引きをしようとした?女子中学生を店長が追うと、そのコは逃げる途中で車に轢かれてしまい亡くなりまして。娘の無実を信じる父親が憤怒し、事件の関係者たちを責め、とことん執拗に詰めまくるという内容。
とあるシーンでの、とある人物の発した一言が、物語の流れを大きく変えます。映画〈スリー・ビルボード(2018年マイベスト!)〉の、病室でのオレンジジュースを思い出しました。人間の脆さ、愚かさ、優しさを凄まじい熱量で描き切った優良作です!!
【3位】
少年の君(7.16/中国&香港)
僕が観る映画の判断材料の、一番は“監督”でして。過去に惚れた監督は、キューブリック、イ・チャンドン、デイミアン・チャゼルあたりですが。このリストに今作の、デレク・ツァン監督が筆圧強めで刻み込まれました! チャゼルとツァンは、僕より年下!! アッパレだよ!!!
中国の、受験戦争や虐め、貧富の格差などの社会問題に対して、大ナタで強烈な一撃を食らわせつつも、素晴らしく感動的な人間ドラマに仕上がっております。クラスメイトの自殺により、次の虐めの標的になってしまった、優等生の主人公。過酷な日々を過ごすうちに出会った街の不良と恋に落ち、彼がボディガードを買って出る。しかし虐めはエスカレートし続け、ついにとある事件が起きます。
ネタバレはしませんが、学生期の最後の、主人公の決断だけが残念でした。「そっちかぁ、きれいにまとめちゃったな~」という不満。ここでもう一つの選択肢の方を選んでいたら、100点満点でした!!
【2位】
ブータン 山の教室(4.3/ブータン)
【1位】
ソウルメイト 七月と安生(6.25/中国&香港)
2016年制作の映画ですが、デレク・ツァン監督の新作〈少年の君(↑上記3位)〉が公開されるということで、それに先駆ける形で日本での五年遅れの初公開に。ツァンの監督デビュー作です。
僕は〈少年の君〉を先に観て、「この監督の才能、とんでもない!」となり、彼の過去作を調べたことで知りましてね。都内でも劇場はたったの1館&短期での公開だったそうで、超マイナーな作品ですが。とんでもない傑作で驚きましたよ。この映画を皆さんに観ていただきたくて、今回のこのブログ記事を書いていると言ってもいいくらいです。僕の人生のベスト10に入るかも。
幼馴染で大親友の二人の女性が、大人になり、それぞれの人生を歩みだす。一人は田舎の街に残り、就職し結婚し~という安定した道を。もう一人は故郷を飛び出し、都会に出て、そして海を越えて~という自由奔放な道を。
それぞれが悩みを抱え、お互いに「あっちを選んでいたらもっと幸せだったのかもな」という葛藤をし続けます。道は分かれたとはいえ親友同士なのでたまに会いますが、二人のギクシャクの度合いは次第に高まります。
・・・んいゃ、こんなストーリー紹介では、この作品の魅力は全く伝わらない!! 素晴らしい脚本と演技の、類稀なる大傑作なので、とにかく観て欲しい! 特に旅人界隈はマストで観てくれぃ!!!
映画って、本当にいいもんですねぇ~
【タクデミー賞】
【2021年公開映画135本を、採点!(太字は追加分)】
③少年の君
⑲ショック・ドゥ・フューチャー
⑤空白
⑪クーリエ:最高機密の運び屋
⑥ディナー・イン・アメリカ
⑧アンテベラム
⑬マリグナント 狂暴な悪夢
⑱ただ悪より救いたまえ
やすらぎの森
1秒先の彼女
共謀家族
アイダよ、何処へ?
メインストリーム
BECKY ベッキー
MONOS 猿と呼ばれし者たち
モスル ~あるSWAT部隊の戦い~
ディア・エヴァン・ハンセン
告白
ダ・ヴィンチは誰に微笑む
ローラとふたりの兄
パーフェクト・ケア
天国にちがいない
ジャスト6.5 闘いの証
ハッピー・バースデー 家族のいる時間
ベイビーティース
世界で一番しあわせな食堂
ある人質 生還までの398日
ノマドランド(劇)
21ブリッジ
グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告
ジェントルメン(劇)
アオラレ
グリード ファストファッション帝国の真実
ブラックバード 家族が家族であるうちに
ゴジラvsコング(劇)
プロミシング・ヤング・ウーマン(劇)
ファイナル・プラン
シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち
すべてが変わった日(劇)
明日に向かって笑え!(劇)
⑳キャッシュトラック(劇)
モーリタニアン 黒塗りの記録(劇)
ヒッチャー ニューマスター版
パリの調香師 しあわせの香りを探して
ノンストップ
ステージ・マザー
ファブリック
クイーンズ・オブ・フィールド
JUNK HEAD
復讐者たち
パンケーキを毒見する
白頭山大噴火
オールド
サイコ・ゴアマン
テーラー 人生の仕立て屋
007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
TOVE/トーベ
ハロウィン KILLS
ファイター、北からの挑戦者
アイス・ロード
43年後のアイ・ラブ・ユー
聖なる犯罪者(劇)
KCIA 南山の部長たち
プラットフォーム
わたしの叔父さん
私は確信する
食われる家族
ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実
ミナリ(劇)
水を抱く女
パーム・スプリングス
ザ・バッド・ガイズ
スプリー
SNS -少女たちの10日間-
アメリカン・ユートピア(劇)
クワイエット・プレイス 破られた沈黙
カムバック・トゥ・ハリウッド!!
コンティニュー
RUN/ラン
サムジンカンパニー1995
フリー・ガイ(劇)
ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結(劇)
ドント・ブリーズ2
モンタナの目撃者
アナザーラウンド(劇)
ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(劇)
悪なき殺人(劇)
キングスマン:ファースト・エージェント(劇)
★★(12本+9本)
スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち
テスラ エジソンが恐れた天才
ライトハウス
ジャッリカットゥ 牛の怒り
スパイラル:ソウ オールリセット
プリズナーズ・オブ・ゴーストランド
ラストナイト・イン・ソーホー
マトリックス レザレクションズ
すばらしき世界
DAU. ナターシャ
ワン・モア・ライフ!
クイーンズオブフィールド
サンドラの小さな家
僕が跳びはねる理由
クライム・ゲーム
孤狼の血 LEVEL2
元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件
ミッドナイト・トラベラー(劇)
スカイライン -逆襲-
殺人鬼から逃げる夜
PITY ある不幸な男
ダーク・アンド・ウィケッド
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