2017年2月5日日曜日

ホステル平均価格、暴落中!



ここのところず〜っと晴れていましたが、ようやく今日、雨が降るようですね。




まずは、月初めのいつものやつです!



【YAWP!来泊ゲスト国籍 トップ10(2015年4月〜:計1353)】

 ①アメリカ     233名(+9)

 ②日本       151 (+7)
 ③オーストラリア  150 (+7) 
 ④イギリス     149 (+9)
 カナダ      118 (+3)
 ⑥ドイツ       69 (+3)
 ⑦台湾        45 
 ⑧フランス      41 (+1)
 ⑨ニュージーランド  34 
 ⑩インドネシア    28 
 


【新規ゲスト数(泊数:日数平均:稼働率(キャパ))月別まとめ】

【2015】
4月:22(81 :3.68:22%(12))
5月:28(132:4.71:35%(12)
6月:11(60 :5.45:17%(12)
7月:65(205:3.15:59%(12)
8月:98(312:3.18:93%(12)
9月:79(278:3.52:93%(10)
10月:91(253:2.78:94%(10)
11月:74(227:3.07:84%(10)
12月:84(229:2.73:82%(10)
【2016】
1月:59(198:3.36:73%(10)
2月:55(194:3.53:78%(10)
3月:72(242:3.36:83%(10)
4月:83(275:3.31:85%(12)
5月:100(278:2.78:80%(12)
6月:26(72 :2.77:60%(10)
7月:45(139:3.09:61%(12)
8月:81(247:3.05:66%(12)
9月:64(215:3.36:90%(10)
10月:56(152:2.71:61%(10)
11月:42(112:2.67:45%(10)
12月:68(191:2.81:68%(10)
【2017
1月:50(190:3.80:79%(10)

計:1353(4277:3.16:72%)
※稼働率のみ、直前一年間の平均




ゲスト国籍ダービー、②日本、③オーストラリア、④イギリスが、すべて1差のデッドヒート状態になっていますねぇ。完全に自己満足なのですが、ちょっとおもしろいです。


先月は全体での稼働が79%ということで、昨年1月の73%を上回りました!これはもちろん、無料泊の分を抜いた上での数字です。無料泊を入れると、

1月:50(241:4.82:100%(10)

になります。


要は見た目はなんと、稼働率100%だったわけでして、平均で毎日10人のゲストが滞在していたということです。なので、僕はもちろん忙しかったわけですが、チェックイン人数は一日平均、たったの2人でしたからねぇ。インが少ない&長期泊だらけだというのは、ゲスト数の割にはかなりの楽チンな状況だったのでした。



しかし2月は、やはり集客はイマイチです。なかなかフルになりませんねぇ。中国の春節の影響で、去年の2月上旬は毎日フルだったのですが。中国人の訪日の大波は、ビザを事実上解禁してから二年が経ち、どうやら完全にピークを過ぎたようですね・・。まぁ、このブログにも「いずれそうなりますよ〜」と以前に何度も書いていたわけで、これは予想通りなのですが。

よって僕は、冬休みを2月19日からとしていましたが、少し前倒しして、15日から休んじゃいます! 1月の利益が予想を大きく上回ったので、それでもまぁいいかな〜と。


他宿の価格破壊っぷりが、とんでもないことになっておりますしね。ウチの通常料金2500円(hostelworldからだと)がもはや、平均よりも高いというのは以前にお伝えしましたが、最近はそれに、さらに拍車がかかっております。2000円以下の宿が大量発生中でして、その数なんと、計20軒!  業界全体が、マジで疲弊しているぅ〜。



【hostelworldに登録中の ホステル or ゲストハウス
(ホテル、カプセルホテルは除く)
2月5日現在 最低価格まとめ】
(100円未満の端数は四捨五入)

価格(円)   軒数
 200   1 (←戦略的に、こうしているのでしょう)
1500   4
1800   4
1900   1
2000  10
2100   4 
2200   5 
2300   4 
2400   4 
2500   4 (←YAWP!)
2600   3 
2700   4  
2800   3  
2900   1  
3000   6 
3200   2
3300   4
3400   1
3500   2
3700   1
3900   1
4000   2
4500   1

価格平均値:2521円
価格中央値:2400円
最頻値  :2000円



同じ統計をした昨年10月の時点では、値段をウチ(2500円)より安く設定していた宿は22軒でしたが、それからたったの四ヵ月間で、なんと37軒にまで増えています。


僕と他宿の利回りは関係ないようで、実はなんとなく知っているところがあったりする(笑)のですが、例えるならば実は今は、3600円×稼働60%を損益分岐点(それを越えないと赤字ということ)に置いているところが、2000円で出しているような状況なのです。すると稼働は108%が分岐点になるわけですが、108%にすることはもちろん不可能ですので、そういう所はつまり、【どんなにゲストが入ろうと赤字確定】な、泥沼状態に陥っているわけです。もはや「他宿も道連れにしてやる!」とか「ウチが最初に潰れるのは嫌だ!」とか、そんなプライドだけで続けているようなもんでして。


もちろん「ここのところ、ずっと赤字だし今後もそうだろうけど、オリンピック期間で一気に元を取ろう」という考えの宿が、一番多そうですが。しかし東京オリンピックって、たったの17日間ですよ・・・。なのでその時期は一人1泊、5万円とかで売り出されたりして(笑)。キャパ100で、毎日フルで一日あたり500万、×17日で8500万。「よしっ、三年後のオリンピックまでの赤字の総額が8500万以内ならば、なんとかなるぞ!」「月のマイナスは、200万までは許容範囲内だな!」とか話し合われてたりして。すみません、妄想で遊んじゃいました。



そういう宿は、もちろん大企業がバックについているわけで、どんなに赤字が膨らもうとオリンピックまでは確実に続けるのでしょうね。それまでの三年半、企業トップの者々はとにかく「利益を出せ!」とガミガミと命令するだけで気楽?なもんでしょうが、現実を痛いほどにわかっている現場の方々、宿のマネージャーや従業員の皆さんは、精神的にも肉体的にもとてもキツい状況だと思います。


僕は、そんな現場スタッフの皆さんとは敵対する気はないですし、むしろ応援しています(応援、という表現も少し違う気がしますが)。実際に、ウチに泊まりに来てくれたりして仲良くなった方もそれなりにいまして、彼らの現状に対するストレスを、僕なりに理解しています。


去年は、予想を遥かに越える数のnewホステルオープンがありビックリ&ガックリしましたが、今年は何軒オープンするんでしょうかねぇ。そして、この値下げ合戦はどこまで突き進みますかねぇ。


大相撲観戦中に、寝るゲスト(笑)




0 件のコメント:

コメントを投稿