2017年10月18日水曜日

右か左か、保守かリベラルか。



今回の記事は、宿やホステル・ビジネスには一切関係がないです。総選挙の投票日が近いので、ド直球に、選挙の話です。


僕は、とにかく選挙が大好きなんですよ〜。投票に行かなかったことは、これまで一度もありませんし(日本にいる限りは)、投票日には、毎回朝まで選挙特番を観ます。僕が子供の頃、親父がまさにそんな感じでして、当時の僕は「何が面白いのか全く理解できん」だったのですが。血は争えませんね。

しかし今回の選挙は、すごく、すごくつまらない。公示前は、盛り上がりそうな気配があったのになぁ。小池さんは、もはや完全にレームダック状態ですね。



僕が常日頃から「物足りないなぁ」と感じていることに、【日本人は、政治を語らなすぎ】というのがあります。話題に上がるとしても、文句を言うだけで。消費税が上がれば文句を言い、年金の支給年齢が上がれば文句を言い、政治家の癒着や汚職が発覚すれば文句を言う。

では財源はどこから集めるべきとか、年金制度をどうするべきかとか、どうしたら不正を無くすことができるのかとか、そこまでは議論が深まらない。


僕はTV番組「朝まで生テレビ」が好きで、毎月欠かさず観ておりまして、出演できるチャンスがあるなら(あるわけないが)大喜びで参じたいと思っているくらいなのですが。ああいうポリティカルな議論を、日常でする機会が全くない。「残念」とか「情けない」とか、そういう上から目線の主張ではなく、なんというか、単純に「つまらない」。


僕は、日本人は自分の思想を、もっとハッキリ表に出していいと思うのです。皆さん、集団意識を持ちすぎで、同調傾向が強すぎます。意見が食い違ったっていいじゃないですか。主張をぶつけ合って、口喧嘩レベルにまでヒートアップしたっていいじゃないですか。先日、とある芸能人がSNS上に政治に対する自身の意見を発信したところ、「影響力を考えろ」といった批判コメントがあり。いやいや、逆でしょう。影響力がある人こそ、積極的に意見を言い、国民を議論に巻き込むべきなんですよ。


僕は、たとえ思想が真逆でも、性格的に気が合うのならば、友達にはなれます。極端に言えば、「日本は戦争を仕掛けて北朝鮮を滅ぼすべき」といった、僕と正反対の主張の者がいたとしても、それはそれで、アツい議論を交わせられれば僕は満足なのです。しかし何も考えていない、何も知ろうとしない、何も思想のない友人は、僕にとっては“つまらない”相手でしかないです。


今回の選挙は、やれ小池都知事は右だの、保守だの、リベラルを排除だの、そういうワードをよく耳にしますので、大きなチャンスだと僕は思っているのです。「日本人は、自身の思想をもっとハッキリ表明しちゃおうぜ!」のチャンスです。


この、右or左、保守orリベラルは、解釈は一つに定まっておらず、時代と共に変わっていたりするし・・なのですが。あまりそういうことに詳しくない方々に向けて、大まかにまとめると

【右】強くあれ!という考え方。
強い者(勝者)が国を引っ張って行くことを是とする。要は、金持ちが得をする社会になり、経済格差は広がるが、国全体の経済力は強くなる。外交面でも、日本が強い国であることを是とするので、憲法改正を目指し(憲法がアメリカから押し付けられたままなのは弱者)、自衛隊を肯定し、“対話”よりも“圧力”寄りになる。よって当然、戦争に巻き込まれる可能性が高くなる。

【左】弱さを許容しよう、という考え方。
弱き者(敗者)の救済を優先するため、税金は上がるがその分、福祉が充実する。要は、金持ちからお金を吸い取って貧乏人に配るわけで、経済格差は縮まるが、国全体の経済力は弱くなる。外交面では、“圧力”よりも“対話”を重視。憲法改正にも否定的で、反戦一辺倒かつ軍縮の傾向が強い。悪く言うと、平和ボケや理想論とも捉えられ、現実的な戦争の危機には対応できない。

【保守】大きな改革はせず、これまでの伝統や社会システムを今後も維持しよう、という考え方。

【リベラル】保守の逆。革新を求め、日本を根本から変えて行こう、という考え方。


・・・と、僕は捉えておりまして(基本的には間違えていないはずです)。【右】or【左】は、「日本のことを好きか嫌いか」と理解している人が多いようですし、僕もだいぶ前はそうだったのですが。僕の高校時代、社会科のとある教師がゴリゴリの日本嫌いで、スキあらば日本ディスりタイムをブチ込んで来る、偏りすぎ&洗脳したがりの愚か者でしたので、左=日教組=日本嫌い、という先入観で、そう思い込んでいました。


上記の分別で、相性がいいのが【右】&【保守】、【左】&【リベラル】の2ペアだというのは、誰でも簡単に理解出来ると思います。例えば経済の面で言うと、格差というのは放っておけば勝手に広がりますから、保守=維持=格差拡大≒右、なわけです。一方で、格差を無くす=制度を変える、ですから、左≒リベラルとなります。また、【右】の思想は強いリーダーを求めるため、天皇主権の回復を主張する人なんかも中にはいますが(極端な保守)、【左】の思想は「みんな平等!」なので、天皇制の廃止を主張する人がいたりします(極端なリベラル)。「知っている人には当たり前」な話ですが。


僕は、たとえ平和ボケや理想論と言われようとも、「憲法改正には断固反対!」「圧力ではなく、徹底して対話!」という思想の持ち主です。とにかく、世界中の戦争とは距離を置き、どこかで戦争が起きたとしてもどちらか一方に肩入れすることなく、ただ純粋に平和を訴える。日本はそんな国であるべき、との考えです。軍事的に強くなることがプライドなのではなく、平和のみを追求する姿勢を貫くことこそが、真の強さであり、プライドなのです。そして、その姿勢によって世界中から尊敬を得ることが、まさに戦争に巻き込まれることに対する抑止力になる、との主張です。

というわけで僕は、外交面においては完全に【左】です。そして僕は、おそらく最もシンプルかつ最強の福祉システムである、“ベーシックインカム制度”の採用を強く求めておりますので、内政面でも【左】ですし、【リベラル】です(ベーシックインカムについては、いずれまた書こうと思います)。今回の選挙では、【右】&【保守】のはずの希望の党が、ベーシックインカムを公約に掲げたため、この辺りは正直、ややこしいんですけどね。


僕は日本のことは大好きですし、天皇制には賛成ですので、そういう面で判別すると僕は【右】になってしまいます。しかし、天皇制の賛否の問題は最も深いところにあるイメージ(よっぽど偏った人以外は主張していない)ですので、僕は【左】&【リベラル】だと、ここでハッキリ言い切ってしまおうということです。



どこかのサイトでは、とある大学教授が、【保守】を親・権力、【リベラル】を反・権力と定義していましたが、それだと基本、野党はすべてリベラルになってしまうので、違和感があります。また、この【保守】or【リベラル】は、どちらかに大きく偏るものでもありません。自民党は保守ですが、もちろんそれなりに改革もしています。逆に、民主党(旧)はリベラル寄りとされていましたが、2009〜2012年に政権を握っていた際に、大改革を断行したわけではありません。

なので、【保守】or【リベラル】で思想をハッキリ分けるというのは、やや難しいことなのです。分けやすいのは、【右】or【左】の方です。抽象的な表現だと、“力”をとるか、“愛”をとるか。“力”をとると、「いつでもかかって来いや!」なヤンキーなイメージで、ケンカに巻き込まれる可能性が高くなるが、鍛えているのである程度は戦える。“愛”をとると、ケンカには外側から「あんたたち、やめなさいよ〜」と言うだけの、クラスの女子的な立場でいられるが、いきなり殴り掛かってこられたりしたら確実に負ける。


アメリカなんかはものすごく分かりやすく、イラク戦争を起こしたジョージ・ブッシュや、就任早々ミサイルを落としまくっているトランプは、共和党(【右】&【保守】)。一方で、「世界の警察をやめる」と宣言し、紛争に武力介入することを控えた(全くミサイルを落とさなかったわけではないが)オバマは、民主党(【左】&【リベラル】)。

“力”のトランプと、“愛”のオバマ。“強者が先導すべし”のトランプと、“弱者を救済すべし”のオバマ。この分かりやすい対比はもちろん国民も理解しており、金持ち層は共和党支持ですし、貧困層は民主党支持です。わかりやすい思想と、わかりやすい理解&支持で、土台がガッチリと固定されています。


YAWP! に泊まりに来る外国人ゲストと僕は、政治的な議論をすることが多い(欧米人は政治トーク好きです)のですが、彼らも自身の思想スタンスははっきりと出してきます。自由主義のバックパッカーばかりで、さらにウチのような安宿に泊まる者々(金持ちではない)ですから、ほとんどは【左】&【リベラル】ですけどね。僕にもしょっちゅう、「タクは右?左?」と聞いて来ます。



というわけで僕は、日本人ももっと分かりやすくなろうぜ、と主張したいのです。僕が今回、

俺は【左】&【リベラル】だ!!!

と、はっきり言い切ったのは、そういうのに周りを巻き込みたいからです(笑)。



ムチャクチャで理屈の全く通らない、傍若無人(というイメージ)な国がご近所にあり、危機感が刷り込まれているせいで、日本は今や【右】&【保守】寄りの者だらけ。こんな状況下では、【左】の反戦一辺倒のスタンスは受け入れられにくい、というのは理解していますが。しかし、それでも僕は、平和主義を貫きます。「ミサイルが降って来て家族が死んでも、それでもその平和主義でいられるのかよ?」といったロジックで【左】を否定する【右】の人がけっこういますが、論点のレベルが低いし頭が悪いと思うので、そういうのは僕は相手にしません(笑)。


今回の選挙は、自民党も希望の党も思想の面では似通っており、【右】&【保守】です。この、似た者同士が対決する構図では、どっちが勝っても大差はありません。安倍が好きか、小池が好きか。投票における、どちらがいいかの判断材料は、主にはそれだけです。どちらが勝っても、今後は集団的自衛権は行使されますし、憲法は改正に向かいます。

僕のような【左】&【リベラル】の者は、蚊帳の外におかれそうな状況なわけです。希望の党が完全に失速したおかげで、野党同士で票を食い合い、また自民が圧勝する、という分析が多く出ておりますが。これは、本当に残念だなぁ。あ〜ぁ。最悪。



僕らはまず、【右】か【左】かに分かれ、その上で投票先を決めるべきだと思うのです。

自民も希望も【右】なのですから、【右】の思想の人はそのどちらか(維新等も右ですが)に入れるという決定がまずあり、それから利権(しがらみ)にズブズブの自民か、フレッシュだけど得体の知れない新人だらけの希望かを、選べばいいと思います。

一方で【左】の人は、立憲民主党や共産党が受け皿となります。彼らは今回、選挙協力をしているので、同じ選挙区での重複の立候補はありません。


自民vs野党ではないのです。親自民vs反自民でも、安倍vs小池でも、安倍を好きvs嫌いでもありません。僕らは、政党の対立を【右】vs【左】(力 vs 愛)として捉え、投票に向かうべきなのです。


憲法が改正されそう、北朝鮮とアメリカが戦争しそう・・・そんな今だからこそ、僕らは「日本をこういう国にしたい!」という思想をより強く持ち、それをぶつけ合うべきだと、僕はここに主張します!




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